朝陽がタワーマンションを見下ろす。
マンション内のリビングで、私服姿の輝男と制服姿の瑠奈が向き合っている。
「お義兄ちゃんとこの学校って、昨日から映画のロケやってるんだってね?」
「あぁ、そうだが」
「一緒に見に行ってもいいかな?」
「やめとけ。行っても、ロクなことがないぞ。
……って言うか、お前、これから部活があるんだろ?」
バッグを片手に持っている瑠奈に向かって、たしなめるようにして言う輝男。
彼の言う通り、瑠奈はこれから部活で学校に行くところである。
もし、仮に今日、瑠奈の部活が休みであっても、同じことを言っただろう。
昨日、映画ロケ撮影を見学しようとして横柄で粗暴な助監督らに脅されたことが、克明な形で輝男の脳裏に刻み込まれている。
容易には消え失せない不快極まりない記憶が、輝男の中にしがみ付いたまま離れようとしない。
それでも、あの時に味わい、今も心にのしかかる不快感を、平素の表情でもって押し隠そうとする。
「そう言えば、ずっと気になることがあったんだが……」
「何?」
「義母さんって、昔、何、してたんだ?」
「え……?」
突然、義兄の口から出た疑問に、瑠奈は思わず唖然となる。
「ずっと義母さんと一緒にいるけど、義母さん、昔のことは何も言ってくれないから……」
輝男はそう言うと、向こうのキッチンで洗い物をしている真純の後ろ姿を見つめる。
いつも変わらず、朝食を終えた皿や茶わんを洗っている。
和やかな表情で洗い物を続ける義母を、義息と義娘は向こうからジッと見つめている。
「お前、俺より、義母さんとの付き合いは長いだろ?
お前も、義母さんの昔のことはわからないのか?」
「うん……。何度か聞こうとしたけど、ママ、何も言ってくれなくて……」
「まさか……俺たちに言えないようなことでも……」
「ヤダ、もう、お義兄ちゃんったら……
あの真純ママが、アタシたちにやましい隠し事なんかするはず無いじゃない」
最愛の義母のことで懸念めいたつぶやきを発する義兄に、瑠奈は呆れ顔で言葉を返す。
「そうだな……。俺としたことが考え過ぎだったよ」
唇を尖らせながら義母を庇う義妹に、輝男はすぐに疑念を取り払い、詫びの言葉をかける。
すると、
「じゃあ、行って来ま――す」
瑠奈は義兄と義母に挨拶しながらリビングを出た。
リビングを出る義妹の後ろ姿を見ると、ジーンズのポケットから振動音が鳴り出した。
ポケットからスマートフォンを出すと、すぐに電話に出る。
「もしもし」
『おい、天江、昨日、頼んだ、“いずみん”のサインはどうしたんだよ?』
電話の向こうから、不安げに呼びかける男の声が聞こえて来た。
電話相手の声を聞くと、輝男はハッと何かを思い出した。
昨日、映画の撮影で学校に来ていた人気アイドル女優・泉梓にサインをもらったこと――
昨日の記憶を思い出すと、輝男はすぐに口を動かす。
「あぁ、すまん。サイン、もらったこと、すっかり忘れてたよ」
『……ったく、そりゃ無いぜ』
「これから、彼女のサインをあげるけど、大丈夫か?」
『大丈夫も何も、早くしてくれよ!』
電話の向こうからせかす男――すなわち、小中高大の声に、輝男は呆れ顔でため息を付く。
◇ ◇ ◇
一時間ほど経った頃――
中心街にあるショッピングビル手前の待合所で、輝男と小中が向き合っている。
二人とも私服姿だ。
輝男は、持っているデイバッグの中から一冊のノートと黒のサインペンを取り出す。
昨日、泉梓からサインをもらうために、小中から押し付けられたものだ。
ノートの表紙には、梓によるサインが表紙いっぱいに記されている。
そして、サインの傍には、“小中くんへ”の一文字が小さく記されている。
輝男は、小中から押し付けられたノートとサインペンを彼に返す。
小中はノートを受け取った途端、表紙いっぱいに記されている梓のサインに目を輝かせる。
「すげ――! 本物だ――!
あの“いずみん”が、俺のためにサインしてくれたんだ―――!」
サインが記されたノートを手に、思わず狂喜乱舞する小中。
人前であるのを忘れてはしゃぎ回るクラスメート男子に、輝男は困りきった顔を赤らめる。
困惑の念と恥ずかしさ、そして、呆れ果てる気持ちを混ぜ合わせながら、興奮冷めやらぬ小中を見る。
やがて、小中はある程度、気持ちを落ち着かせると、輝男に向かって両手を強く握る。
「ありがとう、天江! 持つべきものはやっぱり親友だよ!」
「そ、そうか……喜んでもらえて何よりだよ……」
調子いいくらいに感謝の念を叫ぶ小中に、輝男は引き気味に言葉を返す。
小中は、受け取ったノートをバッグの中にしまうと、再び、輝男と向き合う。
「ところで、天江、これから何か用事でもあるか?」
「どうしたんだ、一体?」
「暇だったら、一緒に付き合ってくれないか?」
「何をするつもりだ?」
「せっかくだから、一緒にナンパでもしないか?」
小中がそう言うと、輝男は唖然とした顔で言葉を失う。
呆れてモノも言えない輝男に向かって、小中は言葉を続ける。
「こんな温かな春の日に何もしないなんて、もったいないじゃないか。
ここは一つ、可愛いカノジョでもゲットしようと思ってさ……」
根拠が極めて怪しい自信に満ちた面持ちで小中が力説すると、
「悪いが、やるなら一人でやれ」
輝男は、吐き捨てるような口調でクラスメート男子に言葉をかけ、踵を返そうとする。
「お、おい、お前、力を貸してくれないのか?」
「あいにくだけど、俺も俺で大事な用事を抱えてるから。悪く思うな」
当てが外れて落胆する小中に、輝男は冷淡な言葉を返す。
実際には、特別、予定など無いのだが、これ以上、小中と付き合っても不毛な結果に終わると判断したのだ。
それに、輝男にとって、小中はただのクラスメートでしかない。
小中に対してそこまでして深く付き合う必然性を、まったく見い出せずにいるのだ。
結局、輝男は、小中を置き去りにするようにして、その場から去って行く。
◇ ◇ ◇
輝男は中心街の歩道を歩いている。
用件を済ませ、そのまま帰途に着こうとする。
すると、
「先輩」
後ろから少女の呼び声が聞こえてきた。
後ろを振り返ると、後ろ髪を長く垂らし、メガネをかけている私服姿の少女がこちらを向いていた。
輝男は、目の前の少女を見ながら一瞬、首を傾げると、
「も……百川?」
半信半疑と言った様子で少女に呼びかける。
「どうしちゃったんですか? まさか、先輩、私のことを忘れたんじゃ……」
少女――すなわち七海が訝しげに言うと、
「あぁ、ごめん。いつも三つ編みを結ってるから、つい、誰だかわからなくて……」
輝男は苦笑いを浮かべながら詫びの言葉をかける。
そして、改めて、目の前に立つ私服姿の七海を見つめる。
特徴的な大人しそうな容姿、メガネ、そして、服を着ていてもハッキリとわかる大きな左右のふくらみを、しっかりと目で追う。
(まったく、俺としたことが、可愛い後輩を忘れそうになるなんて……)
七海と向き合いながら、内心、自己嫌悪に似た気持ちを吐く。
輝男と七海は、近くにあるファーストフード店の席で、テーブル越しに向き合う。
二人ともジュースを飲み、ショコラパイを食べている。
「私、学校に行って、映画のロケを見に行こうとしたんですけど、立ち入り禁止だって言われて……」
「俺、昨日、見に行ったけど、撮影現場を覗き見するどころか、手ひどく追い返されたよ」
「中澤大亮さんも来てたから、サイン、もらいたかったです……」
そう言うと、七海は悲嘆に表情を曇らせ、深くため息を付く。
「中澤大亮?」
「知らないんですか? 今、若手人気ナンバーワンのイケメン俳優さんなんですよ。
今度の映画で、泉梓の相手役をやることになって……」
七海は輝男にそう説明すると、面白くなさそうな表情で深くため息を付く。
「正直言って、泉梓の相手役なんてもったいなさ過ぎるわ……
中澤くん、真面目でお芝居も上手いのに、泉梓なんかの脇をやらされるなんて……
彼女、素人以下の芝居しかできないばかりか、性格も悪過ぎる上に、みだらでおぞましい噂が絶えないし……
同年代、同世代の女優さんで、他に素晴らしい女優さんなんかいくらでもいるのに、どうして、泉梓なんか……」
柄にも無く、泉梓の悪口を言い連ねる七海。
他人を悪しざまにけなすなど、普通なら絶対にしないはずである。
そんな七海のまさかの言動に、輝男は表情を苦くさせる。
「百川……理由がどうあれ、相手が誰であろうと……
他人を闇雲にけなすようなことは言わないでくれ……」
自ずと表情を厳しくさせながら、泉梓への嫌悪感を隠そうとしない可愛い後輩に苦言を呈する。
輝男の今の言葉を聞くと、七海はすぐに気まずい表情を見せ、
「す、すみませんでした、先輩」
愛しい先輩に向かって深々と謝る。
深く陳謝する七海を見つめながら、
(泉梓……一体、どれだけ嫌われているんだ……?)
厳しい表情の奥で愕然とした思いをつぶやく輝男。
彼の脳裏には、昨日、垣間見た梓の憮然とした態度に対する桜月の非難が克明に浮かぶ。
元々、他人の悪口など好まない性分だが、もしかしたらずっと顔を合わせていない幼なじみかもしれないアイドル女優を、普段、他人をけなすことに無縁の後輩が公然とけなす様に、否が応にも気分を害せずにいられない。
どこか気まずい空気の中、輝男と七海はジュースを飲み干し、ショコラパイを食べ終える。
やがて七海は、輝男をまっすぐに見つめる。
「あの……先輩、これから、何か大事な用事でもありますか?」
「いや、別に無いけど……」
輝男が返答すると、七海は何故か頬をほんのりと赤らめる。
「あの……もし、よろしければ、一時間だけでもいいんで、付き合ってくれますか……」
恥ずかしそうに申し出る七海に、輝男は思わず首を傾げる。
「一体、どうしたんだ?」
輝男がそうたずねると、
「せっかく、会えたんだし……それに、今、先輩と私……二人きりですから……」
七海は恥じらいの余り、口調がしどろもどろになる。
途端、輝男はハッと何かに気付くと、すぐに顔を赤らめる。
「お、おい、百川……」
ためらい気味に呼びかけると、そのまま言葉を詰まらせる。
一方の七海は、恥じらいに顔を赤らめながらも、輝男をまっすぐに見つめる。
「先輩はどうなんですか……?」
七海の今の問いに、輝男は顔を赤らめたまま言葉を詰まらせる……
◇ ◇ ◇
さっきまで輝男と七海がいたファーストフード店があるショッピングモールの奥のトイレ。
そこの個室に、今、輝男と七海がいる。
固く閉ざされたドアの内側、狭い密室で、二人はキスを交わす。
唇を重ね、舌先を絡ませ合う。
ディープキスを続けながら、そっと互いを優しく抱き締め合う。
輝男は、唾液の跳ねるような音をかすかに聞きながら、石鹸のような後輩のかぐわしいにおいを嗅ぐ。
そして、舌を絡ませ合いながら、背中に回した手で、スカートの上から尻を撫で回す。
愛しい先輩による痴漢行為に、七海は嫌な顔をするどころか、
「んんっ……んふぅ……んぅ……」
絡み合う舌先の隙間から、切なそうなうめき声を漏らす。
甘ったるい吐息が輝男の頬に当たり、相手が感じ入っているのを教えてくれる。
後輩のざらつく舌の感触を受け取ると同時に、手のひらを通して、スカートの質感とその下にある柔らかな肉感を併せて感じ取る。
やがて、二人はディープキスをやめた。
二人の間をつなぐ唾液の糸が千切れると、輝男は改めて七海を見つめる。
輝男が見つめる中、七海は頬の赤みを増し、乞うようなまなざしを震わせている。
はかなくも自分を切に求めて止まない後輩の姿に、輝男はドキッと顔を赤らめる。
(か、可愛い……!)
輝男が内心、驚嘆の声を上げると、七海はひざまずくように身を屈めた。
そのまま輝男のジーンズのファスナーに手をかけ、ジーッと下ろす。
ファスナーが下ろされると、まっすぐに立つ肉の棒が姿を現した。
さっきのディープキスと尻を撫で回す行為である程度、昂っているが、硬直と膨張とは程遠い状態にある。
七海は片手で肉の棒をつかむと、その先端にチュッとキスをする。
口を開け、肉の棒をくわえ込み、前後に口を動かし始める。
「んっ、んっ、んんぅ……」
スローペースなフェラチオをする七海の口から、かすかなうめき声が漏れる。
誰かが近付き、来るかもしれないという危険と背中合わせの状況下、輝男は成すすべがないと言わんばかりに立ち尽くし、可愛い後輩によるみだらな奉仕を甘受する。
不安と歓喜が輝男の中で混ざり合い、陰茎に神経を集中させる。
柔らかく、生温かい口腔が陰茎を撫でる様は、すぐに刺激となって輝男の神経を侵す。
七海は赤らむ顔をウットリとさせながら、口の動きをペースアップさせる。
陰茎でふさがれた七海の口からは、唾液の跳ねるような音と、
「んっ、んくぅっ、んぅっ、んんっ、んうっ……!」
艶やかなうめき声がトーンアップして漏れる。
優しく撫でるような口内の動きも、ハッキリとこすり付けるそれへと変わっていく。
(な、七海ちゃん……上手い……)
少しずつ動きを増しながら心地よい刺激を与え続ける七海のテクに、輝男は感嘆し、深くため息を付く。
七海の口内に包まれた輝男自身は、七海の巧みなフェラのせいですっかり固く、大きくなっている。
「んっ、んぐっ、んうぅっ! んぐ、んぐぅっ!」
フェラチオを続ける七海の口からは、息詰まるようなうめき声が漏れて来る。
すると、ようやくと言った様子で、七海が輝男自身を口から離す。
表面が唾液にまぶされた剛直は、ビンと突っ立ちながら固く大きな姿をさらけ出している。
剛直を離すと同時に荒く息を弾ませた七海だが、徐々に呼吸を落ち着かせる。
「先輩、気持ち良かったですか?」
「あぁ、とても気持ちよかったよ」
輝男は七海にそう言葉を返すと、
「今度は、君を気持ち良くさせてあげるよ」
にこやかな顔で言葉を続ける。
愛する先輩の今の言葉に、七海は恥じらいに顔を真っ赤にするも、すぐにスッと腰を上げる。
自らスカートの中に手を入れ、白と水色の縞模様のショーツをスルッと脱がす。
右脛にショーツを引っかけると、輝男に背中を向け、壁に両手を押し当てながら直立する。
輝男は、剛直をさらけ出したまま、背後から七海のスカートをめくる。
プリッとした肉付きの色白の美尻をさらけ出すと、身を屈め、真ん中の部分に顔をうずめる。
美尻の真ん中、秘裂の内側に見える肉の花弁に、輝男の舌が差し込まれる。
「あぁっ……」
舌が触れ、花弁を舐め回す感触に、七海はのけ反り、切なそうな喘ぎを上げる。
輝男は、美尻の真ん中から一旦、顔を離すと、
「あんまり大きな声を出すと、ヤバいぞ」
そっとささやくようにして注意をうながす。
可愛い後輩と愛欲に耽りながらも、不特定多数が利用するトイレ内で事に及んでいることを、決して忘れていない。
「は、はい……」
七海の応諾を聞くと、再び、七海の美尻に顔をうずめる。
輝男の舌は七海の肉の花弁を舐め回し、内側に入り込んだりする。
「うっ、うぅっ……んうぅっ……」
貪欲に責める舌の動きに、七海は必死に声を殺してうめく。
羞恥に堪える後輩に、輝男は更に気持ちが昂ったのだろう。
内側に差し込ませた舌をうごめかせると、突き出て来た小さな豆のようなものを口に含む。
ドアで閉ざされた狭い密室に、舌なめずりする音が小さく響く。
「んっ、んんぅ……うっ、んぅ……!」
七海は羞恥に顔を真っ赤にし、歯を食いしばりながらうめく。
すぐにでも嬌声を上げたいところだが、それを必死に我慢しようとする。
その代わりに、壁に押し当てた左右の手をわなわなと震わせている。
大事なところを舌で荒らされ、深く感じ入っている様を示そうとする。
その七海の大事なところでは、濃厚な蜜が肉の花弁を覆い、秘裂を潤っていく。
加えて、芳醇なメスのにおいが七海の中から吐き出され、輝男の嗅覚を直撃する。
輝男はそのまま舌を舐め回し、流れ出る蜜を拭い取ろうとする。
しかし、蜜を舐め尽くすことなどできないのは、何度も経験しているが故にわかりきっていることだ。
輝男が意図するしないに関わらず、舐め回す舌の動きは、七海自身が分泌するイヤらしい蜜の勢いを増す。
貪るような水音が七海の耳に届き、
「ああっ、ダメ……輝男……さん……」
艶やかに声を震わせながら、愛する先輩に痛切に呼びかける。
七海の今の呼び声を聞くと、輝男は美尻から顔を離す。
七海の美尻の真ん中は、輝男のクンニのせいでひどく潤っている。
輝男が体を起こして、直立すると、壁に両手を押し付けたまま、七海が後ろを振り返る。
「お願いです……来て……」
乞うようなまなざしを震わせながら、七海が切なそうに訴える。
七海の今の訴えに、輝男は黙ってうなずく。
七海は依然として、トイレ個室の建物寄りの壁に左右の手を押し当てている。
七海の後ろでは、輝男が剛直をさらけ出したまま仁王立ちしている。
スカートをめくり上げ、色白の裸の美尻をさらけ出させる。
潤みが目立つ美尻の真ん中に、輝男自身の先端が当たる。
輝男は七海の美尻を左右からつかむと、自分自身を中に入り込ませる。
秘裂のぬめりに助けられて、輝男自身は思ったよりも容易に中に入って行く。
「うっ、うぅっ……」
固く、大きな異物の侵入に、七海はたまらずうめく。
輝男は一旦、動きを止めると、ジーンズのポケットからハンカチを取り出す。
右手に持ったハンカチを七海の目の前に差し出す。
「七海ちゃん、使うか?」
輝男がたずねると、七海はすぐにハンカチを受け取る。
七海もまた、今、自分たちのいる状況がどんなものか理解しているのだろう。
七海がハンカチを口にくわえたのを認めると、輝男は行為を再開する。
ゆっくりと腰を進ませ、剛直を七海の中へ潜り込ませる。
(七海ちゃんの中……今の時分でキツく……熱くぬめっている)
執拗なクンニでさいなまれてさほど時間が経ってないせいか、七海の中を潤う熱とぬめりをしっかりと痛感する。
まるで条件反射のように侵入と同時にその身を狭めるヴァギナの感触に感嘆すると、輝男は意を決したような顔で腰を思いっきりぶつける。
「んん――――!」
ハンカチをくわえたままの七海は、輝男の猛進にたまらずのけ反り、うめく。
(て、輝男さん……奥に……当たってる……!)
七海の内心の叫び通り、輝男の剛直は、ヴァギナを突き破るようにして、彼女の中、最深部に突き当たっている。
大きく深呼吸をすると、輝男は腰を前後に動かし始める。
前後に動く輝男の腰、そして、中を大きく行き来する剛直に、
「うぅっ、んん、んむ―――」
七海はハンカチをくわえたままうめく。
口をふさがれたまま背後から犯される後輩の姿に、犯す側の輝男は妙な興奮にとらわれる。
声をかけることこそないが、荒く息を弾ませ、律動を繰り返す。
輝男の律動は、すぐに腰と美尻の衝突に変わっていく。
輝男と七海の間で、水音混じりの衝突音が響く。
「んんっ、んん――――んぐぅ―――」
七海は律動に押されるようにのけ反りながら、うめき声を上げる。
ハンカチをくわえたままの七海の顔は、恍惚に赤らんでいる。
彼女の身を支える左右の手と足は、わなわなと震え続けてる。
そんな七海に背後から腰をぶつけ続ける輝男は、
(七海ちゃんの中……更にキツくなってる……!)
剛直を通して、ヴァギナが更に収縮を強めていくのを痛感する。
輝男は絶えず腰をぶつけ続けながら、美尻をつかむ左右の手を放す。
輝男の両手は、背後から七海の胸を鷲づかみにする。
パーカーの内側にあるTシャツの上から、Fカップはあろう左右のふくらみを揉みしだく。
「うぅ―――んむ―――」
背後からの愛撫を認め、七海が艶やかなうめき声を上げる。
剛直で中を荒らされ、背後から胸を揉みしたがれる二重のみだらな責めを、七海は成すすべなく甘受する。
一方の輝男は、服の上からでもわかる柔らかく大きな肉感と、増す一方のヴァギナの肉圧と熱、ぬめりを併せて感じ取る。
腰をぶつけ続ける輝男は、汗をにじませ、歯を食いしばり、荒く息を弾ませる。
締め付けを増すヴァギナの窮屈さと、熱とぬめりがもたらす生ぬるく心地よい感触が、輝男の神経に歓喜と疲労を併せて伝わらせる。
すると、七海は壁に当てていた右手を離し、口にくわえたハンカチを取る。
「あっ、ハァッ、あぁっ、ハァッ……んうぅ……」
たまらないと言わんばかりに、かすかな切ない喘ぎと荒い吐息を交互に繰り返す。
「な、七海ちゃん……どう……?」
背後から律動を繰り返しながら輝男がたずねると、
「と……とても気持ちいい……です……」
七海は声を震わせながら即答する。
再び左右の手を壁に押し当てると、ビクンと体をのけ反らせる。
「て、輝男さん……すごい……もう……何も……考えられない……」
弱々しく声を震わせながら歓喜の念を口走る。
狭まるヴァギナと固く膨張する剛直の摩擦が、七海の神経を麻痺させているのだろうか……?
なおも腰をぶつけ、愛撫を続ける輝男に、
「もっと……もっと強く……」
艶やかに声を震わせながら七海が求める……
ふたが閉ざされた洋式便座の上に、輝男が腰を下ろす。
固く閉ざされたままの個室の真ん中で、輝男は、七海を自分の腰の上にまたがらせている。
七海は、たくし上げられたTシャツの裾を噛み、その下にあるブラジャーもずり上げさせている。
裸の胸をさらす七海と輝男の間には、固く膨張した剛直が秘裂に突き刺さったままになっている。
七海のスカートによって上手く隠れている剛直は、輝男の腰の動きを合わせて上下運動を仕掛ける。
輝男の腰の突き上げにその身を押されると、
「んんっ!」
裾を噛んだままの七海が、艶やかなうめき声を上げる。
突き上げに押される身に合わせて、胸元からFカップの美巨乳がブルンと波打つ。
そこへ、背後から伸ばされた左右の手がガシッとつかむ。
輝男は腰の突き上げを繰り返しながら、たわわな肉の果実を二つ、ジックリと揉みしだく。
輝男の手のひらは、柔らかくもほんのりと熱を帯びた肉感を堪能する。
輝男と七海の間で、肉と肉の衝突音が絶えず響き、
「んんっ――んうぅ―――んんぅ―――」
裾を噛み続ける七海の艶やかなうめき声と重なる。
輝男はみだらな二重奏を耳にしながら、
(七海ちゃんの中、更に熱く……俺に絡み付いて離さない……!
さっきよりもとても気持ちいい……!)
勢いを増す肉圧と熱に、内心、歓喜の声を上げる。
ヴァギナを潤い、輝男自身に絡み付く熱いぬめりは、輝男の神経を伝い、彼の中の沸騰感を昂らせる。
延々と愛撫と突き上げを繰り返す輝男だが、自らの昂ぶりが煮えたぎっていくのを否応なしに感じ取る。
輝男は、円を描き、あるいは、パン生地でもこねるかのように美巨乳を揉み続け、激しく上下運動を繰り返しながら、
「な、七海ちゃん……俺……!」
荒く息を弾ませながら、自らが犯す後輩に向かって切々に訴える。
すると、七海は噛んでいた裾を口から離し、
「せ、先輩……私……もう、ダメ……!」
裸の胸を揉まれ、中を蹂躙されながら、声を震わせて自らの限界を訴える。
七海の今の訴えを聞くと、輝男は、激しく小刻みに真下から腰をぶつけ続ける。
「あっ、あぁっ、あっ、ハァッ……あぅ……」
口をパクパクと動かしながら、かすれたような喘ぎを繰り返す七海。
これ以上は無理なくらいに狭まるヴァギナと固く膨張しきった剛直の摩擦が、更に神経麻痺をひどくさせているのだろうか……?
苦痛とも刺激とも取れる異様な感覚に七海がさいなまれる中、輝男は突き上げを繰り返し、飽くことなく形良いFカップバストを揉み続ける。
七海の裸の胸は、熱を帯びたように薄赤色に染まっている。
火照りが目立つ素肌には、汗が色濃くにじんでいる。
輝男は七海を犯し続けながらも、汗をにじませ、歯を食いしばり、身を震わせている。
これ以上は我慢できないことを否応なしに見せ付ける。
「ダ、ダメだ……俺……」
搾るような声で輝男が自らの限界を訴えると、
「は、早く来て……。私……今日は……大丈夫ですから……」
七海は弱々しく声を震わせ、輝男を受け止める旨を告げる。
間も無くして、輝男が真下から一突きを食らわせると、
「あぁっ、ヤダッ、イくぅっ……!」
押されるようにビクンとのけ反りながら、声を震わせて限界を告げる。
すると、
「七海ちゃん……イくぞ……!」
七海の耳元に、終わりを告げる輝男の声が、荒い息遣いと共にささやかれる。
それでも輝男は、ギリギリまで真下からの突き上げと背後からの愛撫を続ける。
「き、来て……早く…」
七海は、艶やかに声を震わせながら輝男に言葉を返そうとすると、
「あっ、あぁっ……」
次の瞬間、真下からの強い突き上げに体を大きくのけ反らせ、絶頂の声を上げた。
七海が果てて間も無く、彼女の中に締め付けられている輝男自身が、熱いほとばしりを一滴残さず吐き出した……
◇ ◇ ◇
星々が遠くきらめく夜空が、タワーマンションを見下ろす。
マンション内の自室で、輝男は黙々と勉強を続ける。
午前中、七海とひそやかな淫交に耽ったことなどおくびにも出さず、机上に並べられている東大入試問題集と参考書に目を向けながら、ノートにペンを走らせる。
時が経つのを忘れて、東大入試のための勉強に没頭する。
しばらくした後、机上に置かれたスマートフォンから振動音が鳴り出す。
シャープペンシルを走らせる手を止め、スマートフォンを手に取る。
「もしもし……」
輝男が電話に出ると、
『輝ちゃん、久しぶり……』
電話の向こうから聞き慣れない女性の声が聞こえて来た。
電話の向こうから聞こえて来る未知の声に、輝男は思わず首を傾げる。
『すみません、どちら様ですか……?』
電話相手に向かって訝しげにたずねると、
『ヤダ、忘れちゃったの……?
私よ……泉……。小さい頃、一緒だった海原泉……』
電話の向こうから、女性の声が自らの名を名乗り出た。
途端、輝男は驚きの余り、一瞬、言葉を失う。
「嘘……? “いずちゃん”……!?」
輝男はスマートフォンを手にしたまま、信じられないと言わんばかりに驚きの声を上げる。