※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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担任と義母・雨模様の中で…

 曇天を突き破るようにして、雨が勢い良く降り続ける。

 雨に濡れる窓の内側、とあるリビングに輝男の姿がある。

 椅子に腰を掛けながら、スマートフォンで誰かと電話をしている。

 

 『なぁ、これから、お前んちに遊びに行ってもいいか?』

 

 「あいにくだけど、俺、今日は色々と立て込んでるから」

 

 『ちぇっ、お前ってホントに付き合い悪いよな』

 

 「ところで、小中、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」

 

 『何だ?』

 

 「お前、“佐倉春花”って知ってるか?」

 

 輝男は神妙な面持ちを見せながら、電話の向こうにいる相手――小中高大に向かってたずねる。

 

 『“佐倉春花”……?

 あぁ、確か、十年以上も前に突然、芸能界をやめた人気アイドルのことか?』

 

 「アイドル?」

 

 電話の向こうから言って来る小中の言葉に、輝男は思わず驚く。

 

 『俺が幼稚園の年少組の頃の話だったから、よくわからないんだけど……

 親父が大ファンだったらしいんだ』

 

 言葉を続ける小中に、輝男は電話越しに黙って聞き入る。

 

 『結構、美人でスタイル抜群で、その上、巨乳で人当たりもよくて……

 歌も上手ければ、グラビアもかなり売れてて……

 今で言えば、“泉梓”みたいな人だったようだ』

 

 電話越しに説明する小中の話を聞きながら、輝男は脳裏にある光景を浮かばせる。

 

 自分が急患センターに搬送された時、泉梓の事務所社長が、真純に向かって“佐倉春花”と呼びかけた時のこと――

 

 忘れようにも忘れられない記憶の一コマを思い出していると、

 

 『天江……天江……』

 

 電話の向こうから呼びかける声に、ハッと我に返る。

 

 『お前、さっきから返事が無いけど、どうしたんだ?』

 

 「あ、あぁ、すまん。ちょっと考え事をしてて」

 

 『お前、もしかして、佐倉春花に興味でも持ち始めたか?』

 

 「ま、まぁね……」

 

 『かなり人気があったから、ネットで検索すれば、画像とか見つかるかもしれないぞ』

 

 「そ、そうか……? ありがとう」

 

 やや覚束なく返事をすると、輝男は通話アイコンをタップして電話を切った。

 スマートフォンを片手に、物思いに耽るかのように重くうつむく。

 

 (まさか……? 義母さんが昔、アイドルだったなんて……?)

 

 先日の晩、“佐倉春花”について、義母にたずねようとした時のことを思い出しながら、内心、苦悩の念をつぶやく。

 すると、

 

 「……くん……輝男君……」

 

 傍から、輝男に呼びかける声が聞こえて来た。

 輝男はハッと我に返り、顔を上げる。

 

 「どうしちゃったの? ボゥッとして」

 

 目の前に立つ理華が、心配そうに呼びかける。

 理華は、スパゲッティカルボナーラとケチャップを添えたホットドッグそれぞれ二皿を載せた盆を両手に持っている。

 理華が食事を持って来たのを認めると、輝男は慌てて、卓上に開いたままの問題集、参考書、ノートをしまう。

 

 

 外から雨音が聞こえる中、輝男と理華は、テーブル越しに向き合いながら食事をしている。

 リビングに掛かっている時計の針は、十二時半を指している。

 

 「勉強に付き合わせてもらった上に、食事までごちそうになって申し訳ないです」

 

 「何、言ってるの? それくらい、私にとっては大したことじゃないわよ」

 

 二人は美味しそうにメニューを口にしながら言葉を交わす。

 輝男はさっきまで、理華と一緒に英語を中心に大学受験の勉強をしていたのだ。

 三分の二程、食事が進むと、理華は輝男をまっすぐに見つめる。

 その表情は、何故か神妙なものとなっている。

 

 「ねぇ……まだ傷は痛む?」

 

 心配そうにたずねる理華に、輝男は食事の手を一旦、止める。

 泉を助けようとして、彼女を犯そうとした連中に痛め付けられたことを言っているのだ。

 

 「今は何とか和らいでますよ。ずっと家にこもりきりだったせいもありますし」

 

 余計な心配をかけさせまいと、落ち着いた表情で言葉を返す輝男。

 

 「そうね……。家で安静にしてなさいって言われてたしね……

 でも、そのおかげで嫌でも勉強に集中しなければいけなくなったわけだし」

 

 「それに、先生たちがこの前、見舞いに来てくれたおかげもありますから」

 

 「おだてても何も出ないわよ」

 

 理華と輝男はそう言葉を交わすと、ドッと笑い声を上げた。

 重くなりかけた雰囲気を和らぐ笑い声が収まると、二人は昼食を再開する。

 

 

 時計の針は三時半を指している。

 輝男は椅子にもたれながら深くため息を付く。

 彼の前には、テーブルの上に広げられた問題集、参考書、ノートが無造作に並べられている。

 昼食を終えた輝男は、今しがたまで勉強をしていたのだ。

 そこへ、左右の手にコーヒーカップを持った理華が歩み寄る。

 

 「輝男君、一休みしましょう」

 

 理華はそう言いながら、輝男の前に片方のカップを差し出す。

 間も無くして、輝男と理華は、テーブル越しに向き合いながらホットコーヒーを飲む。

 輝男がコーヒーを半分ほど飲むと、

 

 「ねぇ、輝男君……」

 

 理華が神妙な面持ちで輝男に話しかけて来た。

 輝男が理華の方をまっすぐに見つめると、

 

 「お義母さん、もう、“あのこと”を話してくれたかしら?」

 

 理華は神妙な面持ちを崩さずにたずねてきた。

 

 「いいえ、何も」

 

 輝男の返答を聞くと、重い表情でため息を付く。

 

 「そう……。中々、言い出せずにいるのね……」

 

 沈痛な調子でつぶやく理華を、輝男はまっすぐ見つめる。

 

 「実は、あなたのお見舞いに行った時、他言無用を前提で、真純さんが色々と話をしてくれたの……

 いつかは、あなたにも言うから……って言ったんだけど……」

 

 憂いを帯びた面持ちで言う理華に、輝男は自ずと重い表情を見せる。

 

 (もしかして、“佐倉春花”のことを……?)

 

 理華の今の言葉から、義母が話した内容に思いを馳せる。

 憂いを帯びた担任の表情から察するに、かなり陰鬱な内容であることは容易にうかがわれる。

 わずかな沈黙の後、輝男は和らいだ表情を理華に見せる。

 

 「気になさらないで下さい。僕なら大丈夫ですから。

 義母(はは)はまだ何も言ってくれませんけど、いつかは色々と話してくれますから。

 それに……義母(はは)が何を抱えていようと、義母(はは)が僕にとって大切な人であることに変わりはありません」

 

 安心をうながすかのように、自ずと笑みを見せながら言葉をかける。

 輝男の今の言葉に、理華はようやく表情を和らげる。

 

 「よかったわ……。それなら、私も一安心ね」

 

 安堵の表情で言葉を返すと、理華は飲みかけのコーヒーを飲み干す。

 間も無くして、空になったコーヒーカップがテーブルの上に置かれる。

 

 「じゃあ、先生、また勉強…」

 

 「悪いけど、今日はこれでおしまいね」

 

 思わぬ理華の一言に、輝男は思わず唖然とする。

 言葉が出ない輝男に、理華はほんのりと頬を赤らめながら、笑みを浮かべる。

 

 「今日、一生懸命、勉強したお礼に、エッチしてあげる」

 

 何ら迷いのない調子で言ってのける理華に、輝男は思わず呆れ顔を見せる。

 

 「ま、またですか……? それに俺…」

 

 「何、言ってるの?

 散々、痛め付けられてケガした次の日に、日向さんとエッチしておいて……」

 

 ためらいの念を口走ろうとした輝男を、理華の言葉が中途でさえぎる。

 途端、先日、桜月と自室でセックスに及んだ時のことを思い出し、羞恥に顔を真っ赤にする。

 

 (ま、まさか、知ってたなんて……!)

 

 桜月とセックスしたすぐ後に理華たちが見舞いに来たことを思い出し、内心、驚愕の念をつぶやく。

 羞恥の余り、何もできずにいる輝男のもとへ、理華がゆっくりと歩み寄る。

 

 「大ケガをして家に引っ込まなきゃいけない身であっても、エッチをする体力や気力は十分、あるみたいね」

 

 「でも、そんなことをしたら…」

 

 なおもためらいの念を口走ろうとする輝男の唇を、理華の柔らかな唇がふさぐ。

 担任教諭の柔らかなキスに、輝男は顔を真っ赤にして身を固くする。

 

 「もしかしたら、私とエッチしたせいで、傷が完全に癒えるかもしれないじゃない」

 

 艶やかな笑みを浮かべ、乞うようなまなざしで見つめながら、理華がそっと声をかける。

 輝男は顔を真っ赤にしたまま、理華の今の言葉に何も言い返せずにいる。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 ベッドを横にして、輝男と理華が向き合う。

 同時に目を閉じると、唇を重ね、舌を絡ませ合う。

 互いを優しく抱き締めながら、ディープキスを続ける。

 輝男の耳に、唾液が跳ねるような音と、

 

 「んっ、んぅ……んふぅ……」

 

 絡み合う舌から漏れるかすかなうめき声が聞こえる。

 輝男は理華への抱擁を解くと、舌を絡ませ合いながら、彼女の胸に触れる。

 輝男の手が、ブラウスの下から盛り上がる左右のふくらみを揉む。

 

 「んっ、んんっ……」

 

 ディープキスを続ける理華は、輝男の愛撫に応じ、驚いたかのようにうめく。

 それでも、舌を絡ませ合いながら、愛しい教え子の愛撫を甘受する。

 何回かブラウス越しの愛撫を繰り返した後、輝男は理華とのディープキスをやめた。

 二人の間をつなぐ唾液の糸が千切れると、理華をそっとベッドの上に押し倒す。

 押し倒された理華は、すがり付くかのような面持ちを赤らめながら、震える瞳で輝男を見上げる。

 輝男は理華をまっすぐに見下ろしながら、ブラウスのボタンに手をかける。

 一つ、また一つとボタンが丁寧に外される。

 ボタンをすべて外されたブラウスの下から、大きな左右のふくらみを覆う淡いピンクのブラジャーが姿を現す。

 輝男はすかさず、左右の手で担任の胸をブラジャー越しに揉みしだく。

 

 「あっ、あぁっ……」

 

 下着越しの愛撫に、理華は艶やかな喘ぎで応じる。

 輝男の手のひらは、ブラジャーの質感とその下にある大きく柔らかな肉感を同時に堪能する。

 二、三回、下着越しの愛撫を繰り返した後、輝男はブラジャーのカップをずり上げる。

 色白で形良いDカップバストが、輝男の目の前にブルンと弾み出る。

 輝男は理華の胸元に顔をうずめる。

 柔らかく大きな裸の胸を左右の手で揉みながら、先端の蕾を口に含む。

 

 「あっ、うっ……」

 

 輝男の口が胸先に触れる感触に、理華はビクンとのけ反り、喘ぐ。

 輝男は愛撫を続けながら、胸先を舐め回し、指でこねくり回す。

 

 「あんっ、ヤダッ、ハァッ、あぁっ……」

 

 胸を執拗に責める輝男に、理華はイヤイヤと身悶えながら、切なくも艶やかな喘ぎを発する。

 輝男は担任教諭の喘ぎを聞き入りながら、たわわな肉の果実を堪能し続ける。

 

 (理華さんのオッパイ、柔らかくて大きくて、温かくて……何度、揉んでも、決して飽きない……)

 

 数え切れないくらいに美巨乳を堪能しつつも、決して飽くことのないモチモチとした肉感、滑らかな肌触りに、改めて感嘆する。

 愛撫を続ける輝男は、自ずと赤ん坊のように理華の胸元に吸い付く。

 

 「もう……まるで赤ちゃんみたい……」

 

 顔を真っ赤にしながら呆れるようにつぶやく理華だが、実際のところは満更でもなさそうだ。

 胸先に吸い付き、先端の蕾を指でこねくり回す一方で、自らの指を大きな柔肉に深々と食い込ませる。

 何度も強く揉んで形を歪ませても、理華の美巨乳はすぐに元の美しい形状に戻る。

 決して衰えることのないハリのある肉感を、手のひらを通して十分に味わう。

 

 「あぁっ、ヤダ……あぁ、ハァ……んぅ……」

 

 終わりを知らない愛撫に、理華の喘ぎは艶やかさを増す一方だ。

 やがて、輝男は理華の胸元から顔を離す。

 体を起こし、真上から理華を見下ろす。

 眼下には、恍惚とした美貌を赤らめ、呆けたような表情をした理華が認められる。

 輝男は、体を下の方へ向けると、理華がはいているロングスカートに手を触れる。

 スカートを緩ませ、そのまま下の方へ脱がせる。

 スカートの下からは、色白の素肌に覆われた細く引き締まった左右の脚と、その付け根に密着する淡いピンクのパンティーが見える。

 輝男はすぐに、パンティーをもスルッと脱がす。

 執拗な愛撫によるみだらな刺激で感覚が麻痺しかけた理華は、輝男の今の行為に未だ呆けたままでいる。

 しかし、輝男が左右の脚を開かせ、裸の股座に顔をうずめると、

 

 「え? ヤダ、ちょっと……!」

 

 理華はようやくハッと我に返り、羞恥の声を上げる。

 しかし、輝男は構わず、茂みの奥にある秘裂に舌を這わせる。

 理華は、左右の手で輝男の頭を真上から抑えながら、

 

 「あぁっ、あんっ、んんっ……!」

 

 真下から来るみだらな刺激にイヤイヤと身悶え、艶やかな喘ぎを繰り返す。

 輝男は、かすかに舌なめずりの音を鳴らしながら、秘裂の向こうに見える肉の花弁を舐め回す。

 一通り舐め回し、内側に舌を差し込ませたかと思うと、内側から突き出た小さな豆を口に含む。

 

 「んぅっ! うっ、イヤッ、あっ……!」

 

 増す一方の刺激に、理華はのけ反り、艶やかに喘ぐ。

 貪るように舌を動かす輝男は、内側から染み出る蜜を認め、舐め取ろうとする。

 動きを増す輝男の舌に、理華は悩ましく身悶え、のけ反り、喘ぎと吐息を繰り返す。

 

 「あぁっ、ハァッ、あっ、んんっ、ハァ……んうぅ……」

 

 艶やかな喘ぎと切ない吐息を耳にしながら、輝男は蜜を貪り、中から漂うメスのにおいを嗅ぐ。

 かぐわしいにおいを存分に嗅ぎながら、蜜を舐め尽くそうと舌を動かす。

 しかし、蜜は途切れるどころか、流れる勢いを増すばかりだ。

 トーンアップする舌なめずりの音と切ない吐息、艶やかな喘ぎが、輝男と理華の耳にみだらな三重奏となって聞こえる。

 すると、輝男はようやく理華の股から顔を離した。

 理華は股を開かされたまま、輝男と上下に顔を向き合わせる。

 理華の秘裂は、輝男の執拗なクンニのせいで濡れぼそり、ひくついている。

 

 「もう、輝男君ったら、自分ばかり……」

 

 ムッと不機嫌な顔を真っ赤にしながら、すねるように言葉をかける理華。

 はだけられたブラウスのみという格好で、体を起こし、輝男と真正面に向き合う。

 

 「今度は、私の番だから……」

 

 乞うようなまなざしを震わせながら、理華が艶やかに呼びかける。

 

 

 輝男は生まれたままの姿でベッドの上に仰向けになっている。

 裸の股からは、固く隆々とした輝男自身が突っ立っている。

 理華の胸と大事なところを次々と貪ったせいで、ある程度、充血しているようだ。

 それでも、万一の事態を想定してか、厚めのコンドームが剛直に密着している。

 そこへ、やはり、生まれたままの姿の理華が、輝男の腰の上にまたがる。

 愛しい教え子のクンニで濡れぼそった秘裂に、剛直の先端をあてがう。

 

 「輝男君、あなたは何もしなくていいから。あたしに任せて」

 

 赤ら顔をほほ笑ませながら、理華が呼びかける。

 輝男からの返事を待たずに、理華の腰が深々と沈んでいく。

 

 「あぁっ、あっ……!」

 

 輝男自身を飲み込みながら、体をのけ反らせ、艶やかな喘ぎ声を上げる。

 そのまま勢い良く腰を落とし、輝男の腰に真上からぶつかる。

 体を大きくのけ反らす理華の真下で、

 

 (理華さん……キツく……ぬめってる……!)

 

 輝男は内心、苦悶の声を上げる。

 自分自身を受け入れると同時に収縮を仕掛け、四方の肉壁の表面が愛液でぬめっているのを認めたのだ。

 

 「あっ、あぁっ、あんっ、んあっ……」

 

 艶やかな喘ぎを発しながら、上下に腰を振り続ける理華。

 

 「て、輝男君……の……あたしの中……いっぱい……」

 

 うわ言のように歓喜の念をつぶやくと、真上から腰をぶつけ、前後に腰をくねらせる。

 水音混じりの衝突音と艶やかな喘ぎが、輝男の耳に絶えず流れ込む。

 恍惚の度合いを増す理華の美貌と、上下に揺れ、前後にくねる括れた腰、そして、絶えず上下に波打つ美巨乳が、輝男の目に容赦なく焼き付かれる。

 

 「り、理華さ……んうぅっ……」

 

 熱に浮かされたかのような声で呼びかけようとした刹那、苦痛に似たうめき声にさえぎられてしまう。

 上下前後と、理華の中で弄ばされ続ける輝男自身が、四方を取り巻く熱とぬめり、肉圧に抗し切れず、硬度と大きさを増して来たのだ。

 

 「あぁっ、イヤっ、か、固い……」

 

 輝男の上にまたがったままの理華がビクッと震え、苦悶の声を上げる。

 自分の中で固く膨張する剛直に、たまらず苦悶したのだ。

 すると、理華は腰の上下運動をペースアップさせる。

 

 「あぁっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あんっ……!」

 

 リズミカルに上ずった喘ぎを繰り返しながら、小刻みに上下運動を繰り返す。

 輝男と理華の間で、引っぱたくかのような肉と肉の衝突音が響く。

 

 (り、理華さんの動き……半端無い……!)

 

 上下運動を繰り返しながらヴァギナの締め付けを強める理華に、輝男は冷や汗を流し、歯を食いしばりながら、内心、苦悶の声を上げる。

 強まる一方の肉圧とぬめりは、コンドームに包まれているとはいえ、輝男の剛直に少なからぬ刺激と苦痛をもたらす。

 更には、輝男の中でくすぶる昂ぶりをいたずらにわき立たせていく

 自らの中で沸々とわき立つ沸騰感に、輝男はグッと歯を食いしばる。

 そんな輝男の心境に構わず、理華は上下運動と前後のくねりを交互に繰り返す。

 

 「うぅっ、あっ、んうぅっ……」

 

 輝男の上にまたがったまま、恍惚としたうめきを発する理華。

 すると、突然、輝男が勢い良く体を起こした。

 更には、体を起こした拍子に、理華を押し倒してしまう。

 今度は、理華がベッドの上で仰向けになり、膝立ちの体勢を取る輝男を見上げる。

 

 「理華さん、せっかくで悪いけど、やはり、俺……」

 

 申し訳なさそうに言うと、輝男は理華の腰を抑え、剛直でつながったままの自分の腰をぶつける。

 

 「あぅっ!」

 

 自分の中に深々と突き刺さる肉杭に、理華はビクンとのけ反りながらうめく。

 それを合図に、輝男は激しく小刻みに前後運動を仕掛ける。

 輝男の律動に押されるかのように、理華の体は前後に揺れる。

 揺れる理華の胸元では、色白で形良いDカップバストがブルブルと震えている。

 理華は輝男の律動にのけ反り、身悶えながら、

 

 「あぁっ、イヤっ、ヤダッ、す、すごい……激しい……」

 

 艶を帯びた声で歓喜の念を上げる。

 輝男は、未だ傷の痛みが消え失せていないのを忘れて、荒い息遣いと共に腰を振り続ける。

 輝男と理華の間からは、引っぱたくかのような肉と肉の衝突音が絶えず響く。

 理華はベッドのシーツをギュッとつかんで、我が身を支えながら、

 

 「あぁ、いい、いいわ……輝男君……とても…すごい……」

 

 荒く甘ったるい吐息を交えながら、歓喜の声を上げる。

 しかしすぐに、痙攣でも起こしたかのように体をのけ反らせると、

 

 「あっ、ヤダッ、お、奥に……当たってる……!」

 

 たまらず苦悶の声を上げる。

 狭まる一方のヴァギナを突き破り、理華の中、最深部に、輝男自身が突き当たったのだ。

 傷の痛みもわき上がる沸騰感も忘れて、愛しい担任教諭の中を荒らし続ける輝男。

 担任のヴァギナは、限界まで締め付けを強めるも、剛直の動きはまったく減退する様子を見せない。

 

 「うぅっ、イヤッ、お、お腹……壊れちゃう……」

 

 汗をにじませ、歯を食いしばりながら、苦悶の声を上げる理華。

 ヴァギナと剛直の摩擦が、理華に少なからぬ苦痛をもたらしている。

 一方の輝男も、摩擦がもたらす衝撃を直に感じ取っている。

 しかし、輝男の場合、苦痛を覚える代わりに、抑えに抑えていた沸騰感の上昇となって表れている。

 

 (り、理華さん……熱く、絡み付いたまま離さない……! このままじゃ……)

 

 内心、苦悶の声を上げると、

 

 「り、理華さん……俺…」

 

 震える声で理華に直接呼びかける。

 すると、

 

 「て、輝男君……あ、あたし……イく……イっちゃう……」

 

 理華は悩ましく身悶えながら、切なそうな声で自らの限界を告げる。

 今の理華の言葉を聞くと、輝男は腰の動きを更に激しく小刻みにさせる。

 引っぱたくかのように自分の腰を繰り返しぶつけ、限界に至る締め付けにあらがおうとする。

 

 「あぁっ! うっ! あっ、んっ、んあっ!」

 

 輝男の動きに、理華は激しく身悶え、裸の胸を自ずと揺らせる。

 輝男は律動を繰り返しながら、真上から被さるように理華に迫る。

 迫る輝男を認めると、理華は両腕を伸ばし、輝男の体を絡め取る。

 理華に抱き締められ、引き寄せられながらも、ラストスパートをかける律動を繰り返す。

 肉と肉の衝突音、ベッドのきしむ音、そして、

 

 「あんっ、あっ、んうぅっ、うっ、んんっ、んあっ……!」

 

 途切れることのない妖艶な喘ぎが、ベッドの上でみだらな三重奏を奏でる。

 上下に密着した二つの裸体の間で、汗と熱が混ざり合う。

 たわわな肉の果実は、真上にある引き締まった胸板に押し潰されていく。

 

 「り、理華さん……理華さん……」

 

 「き、来て……早く……も、もう……」

 

 相手を切々と呼ぶ声と限界を訴える声が、ほぼ同時に発せられる。

 間も無くして、輝男の腰が理華に向けて強く一突きを食らわせると、

 

 「あっ、あぁ――――――……」

 

 理華は体を大きくのけ反らせながら、絶頂の声を上げた。

 一呼吸、間を置いた後、ギュッと締まり切った理華の中で、輝男もまた勢い良く果てた……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 闇夜を降り続く雨が彩る。

 天江家のリビングで、輝男と真純がテーブル越しに向き合う。

 平素の表情を崩さない輝男の前で、真純が神妙な面持ちを見せる。

 

 「輝男さん、私、あなたに教えなければいけないことがあるの……」

 

 真純の今の言葉に、輝男は顔色一つ変えず、唇を固く結ぶ。

 一呼吸、間を置いた後、真純はゆっくりと口を開く。

 

 「あなた、この前、“佐倉春花”のことを聞いてきたけど……

 あれは実は……義母さんの昔の名前なの……」

 

 神妙な面持ちを揺るがさずに、意を決し、勇気を振り絞るかのように、隠し通した過去を告げる真純。

 輝男は、義母の告白に、表情を揺るがさず黙って聞き入る。

 

 「義母さん、昔、“佐倉春花”という名前でアイドルをしていたの……

 でも、十三年前、二十歳の時にやめちゃったけど……」

 

 自らの過去を端的に告げると、やや表情を曇らせる。

 そのままアイドルをやめた理由まで言おうとしてか、つい暗い顔を愛しい義息に見せる。

 人生で最も忌むべき一章を言わなければならないプレッシャーが、真純の心を暗く沈み込ませようとする。

 しかし、輝男は無言のまま、真純をジッと見つめる。

 一分、二分…と何も言おうとしない義息に、真純はつい、半ば戸惑ったような顔を見せる。

 

 「どうしたの? 輝男さん」

 

 「どうしたの……って?」

 

 「あなた、義母さんのことを聞かないの?

 どうして、アイドルをやめたとか、どんなことをしたのか……って」

 

 まるで読みが外れたかのように、戸惑いながら義息にたずねる。

 

 「義母さんは昔、アイドルをやってた。それがわかっただけでも、俺にとっては十分だよ」

 

 深く追求する代わりに、納得したような言葉を義母にかける。

 

 「別に悪いことをしたわけでもないんだから、深く問い詰める必要も全然無いし……」

 

 そう言葉を続けると、和らいだ表情を義母に見せる。

 

 「昔は何をやっていたにしても、今の俺や瑠奈にとっては、かけがえの無い大切な人……

 俺たちの素敵な義母さんだから……」

 

 笑みを浮かべながら率直な気持ちを告げる輝男に、真純は思わず感極まったかのような表情を見せる。

 

 「ありがとう……輝男さん……」

 

 笑みを浮かべつつも、涙の粒をこぼす真純。

 輝男は、“佐倉春花”であった頃の義母を襲った非運を知りながらも、それを問いただす代わりに、深い絆で結ばれた家族であることを改めて言い聞かせようとする。

 輝男にとって大事なのは、忌まわしい過去よりも、温かな絆の中で生きる現在(いま)であり、そして未来でもある。

 そんな輝男の気持ちを知ってか、真純は涙を流しながらも笑みを見せる。

 忌まわしい過去を承知の上で更なる絆を結び、これからも同じ家族として受け入れようとする義息に、自らもそれに応じようとする。

 雨の降りしきる春の夜、過去を乗り越え、更に絆を強める一組の母子の姿がそこにあった。

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