ホテル・ラブベストの一室で、輝男と静流が向き合っている。
ほんのりと頬を赤らめ、乞うようなまなざしを震わせる静流を、輝男は神妙な面持ちで見つめる。
(確かに、大富にはかなり“借り”があるが……
どうしても、“コレ”だけはすんなりと受け入れられない……)
神妙な面持ちの奥で、苦悩めいたつぶやきを発する。
政略結婚を強いられた静流を自分の代わりに豪が助けたこと、泉を助けようとして痛め付けられた自分を豪が助けてくれたことを、輝男は次々と思い出す。
そんな豪が、ひそかに静流と付き合っていた事実に、正直、心中、穏やかでいられない。
もちろん輝男としては、豪にいつまでも“借り”を作ったままでいるつもりなど毛頭無い。
しかし、こんな形で“借り”を返すことは、どうしても承服できずにいる。
二人の男を同じように愛する少女を前にして、まっすぐ見つめたまま動き出そうとしない。
「輝男さん……」
輝男の耳に、心配そうに呼びかける声が聞こえてくる。
輝男がハッと我に返ると、心配そうに表情を曇らせる静流の姿が目の前にあった。
「何か悩んでいらっしゃいますか?」
「え? いや、別に何も…」
「やっぱり、私と豪さんのことで悩んでいるんですね?」
図星を指すような静流の言葉に、輝男は気まずそうに言葉を詰まらせる。
「ダメならダメで構いません。
輝男さんのような素敵な人がいながら、他の男の人にもフラフラと寄ってしまうような…」
「ダメだったら、今、こうして一緒にいたりはしないよ」
罪悪感をにじませる静流の言葉を、輝男の声が中途でさえぎる。
「俺の他に君が心を寄せる相手が、どこの馬の骨かわからないチャラチャラした正真正銘のクズ野郎だったら……
俺は君と縁を切るか、その男を散々に殴り倒していたさ。
でも、君が今、他に心を寄せているのは、もしかしたら俺以上に優しく、勇気のあるヤツかもしれないから」
努めて感情を抑えながら言葉を続ける輝男に、静流は恥ずかしそうに顔を赤らめながらうつむく。
わずかの間、気まずい沈黙が続いた後、ゆっくりと顔を上げる。
顔を赤らめ、乞うようなまなざしを震わせながら、輝男をまっすぐ見つめる。
「私、輝男さんには何をされても構いません。
ですから、輝男さんも、今は私の他には何も考えず、私だけを見て下さい」
切々とした調子で輝男に訴える静流。
自分を見つめて離さない静流の表情から、彼女の今の言葉が口先だけのものでないことは容易にうかがわれる。
輝男は何も言い返さないまま、静流の両肩を優しく抱く。
輝男の今の動きに、静流はそっと目を閉じる。
輝男もまた目を閉じると、ゆっくりと顔を近付ける。
次の瞬間、輝男と静流は唇を重ねた。
一旦、唇を離し、すぐにまた唇を重ねる。
柔らかな唇の感触が輝男の神経に伝う。
心地よい感触を味わっていると、静流の細い手が、輝男が身にまとう厚手のワイシャツの袖をギュッとつかんだ。
それを合図に、輝男は静流から唇を離すと、半開きになった唇の隙間に舌先を差し込ませる。
「んぅうっ……」
入り込むと同時にうねり出す舌先の感触に、静流は眉をしかめながらうめく。
しかしすぐに、静流もまた自分の舌先をうねらせて、輝男の舌先と絡み合わせる。
絡み合う舌の隙間から、唾液が跳ねるような音が小さく鳴る。
「んっ、んうぅっ……んぅ……んふぅ……」
ウットリとしたうめきが、甘い吐息を交えながら、輝男と静流の間から漏れる。
ディープキスを続けながら、ギュッと互いを抱き締め合う。
静流は、服の上から愛する男の引き締まった体を感じ取っている。
一方の輝男は、自分が抱き締めている相手の柔らかな肉感と人肌の温もり、そして、まるで石鹸のようなほのかな香りを感じ取る。
舌の絡み合いを続ける静流の顔は、更に赤みを増していく。
「んっ、んぅ……んふぅ……んん……」
輝男の耳に、艶を帯びたうめき声が聞こえてくる。
やがて、輝男と静流がディープキスをやめた。
輝男の目には、紅潮した静流の美貌が呆けたかのようにこちらを見つめているのが認められる。
すると、静流の後ろにあるベッドの上に、彼女をそっと押し倒す。
真上から静流とキスを交わすと、彼女のまとうブラウスのボタンを一つ、また一つと外す。
ブラウスの下からは、色白の素肌と白のブラジャーが姿を現した。
そのままボタンを全部外し、ブラウスをはだけさせる。
静流はわずかでも抵抗を見せず、ブラジャーに覆われた形良いDカップバストを輝男の前にさらけ出す。
輝男の左右の手が、静流の胸をブラジャー越しに揉みしだく。
「あっ、あぁ……」
切なくかすかな喘ぎを漏らしながら、下着越しの愛撫に応じる。
輝男はそのまま、下着越しの愛撫を二、三回、繰り返す。
輝男の手のひらは、ブラジャーの質感とその下にある柔らかく大きな肉感を併せて味わう。
やがて輝男の手は、ブラジャーのカップを左右ともずり上げた。
ブラジャーの下から、裸の胸がブルンと弾み出る。
今度は、左右の大きなふくらみを直に揉みしだく。
円を描き、パン生地でもこねるかのように愛撫を繰り返す。
「あっ、イヤッ、あぁっ……」
切なくも艶やかな喘ぎが、静流の口から漏れる。
(静流さんのオッパイ、相変わらず柔らかくて大きい……)
輝男は静流の大きな柔肉を堪能しつつも、
(大富も、もしかしたら、もう何度も静流さんのオッパイを……)
静流が関係を持っているもう一人の男のことをついつい考えてしまう。
考えたくはないが、静流と豪がセックスに耽っている光景が、わずかながらでも顔を覗かせてくる。
しかし、迷いを振り払うかのように、裸の胸元に顔をうずめる。
愛撫を続けながら、胸先にある小さな桃色の蕾を口に含む。
「あっ、ヤダッ、あっ、ハァッ……」
胸先から来るみだらな刺激に、静流は切なそうに喘ぎ、身悶える。
輝男は、かすかに聞こえる喘ぎを耳にしながら、愛撫を続け、胸先を貪り続ける。
輝男の指は、何度もたわわな肉の果実に食い込んでいる。
静流の裸の胸は、どんなに強く揉んで形を歪ませても、すぐに元の美しい形状に戻っていく。
手のひらと指腹を通して静流の胸の柔らかく瑞々しい肉感を味わう一方で、彼女の胸先の頂を舌で舐め回す。
片方を舌で舐め回し、もう片方を指でこねくり回す。
胸先に刺激をもたらす輝男の動きに、静流はイヤイヤと身悶え、荒い吐息と切なそうな喘ぎを交互に発する。
(静流さんのオッパイ、温かくなってる……)
輝男は手のひらを通して、静流の美巨乳がジンワリと熱を帯びてきているのを感じ取る。
その一方で、静流の胸先の頂がピンと固さを増していくのを認める。
「あっ、あぁ……んんっ、んうぅっ……」
絶えず胸を貪る輝男に、静流の喘ぎは艶やかさを増していく。
すると、輝男はようやく静流の胸元から顔を離す。
ゆっくりと体を起こし、眼下にある静流を見下ろす。
静流は、紅潮した美貌を弱々しく呆けさせている。
半ばうつろなまなざしを真上にいる輝男に向ける。
荒い息遣いだけが輝男の耳に流れ込む。
すると、
「て、輝男さん……お願いです……私も……」
呆けたように見上げながら、静流が輝男にそう懇願する。
床の上には、男女、二人分の衣服と下着が無造作に脱ぎ散らかされている。
すぐ傍のベッドの上では、輝男が生まれたままの姿で、文字通り体を横たわらせている。
彼の目の前には、一糸もまとわぬ裸の股が、こちらを見つめるかのように横たわっている。
輝男は、目の前にある片方の太ももを持ち上げ、左右の脚の付け根の奥に顔をうずめる。
一方、輝男の股の真ん前では、やはり生まれたままの姿をさらす静流が、文字通り体を横たわらせている。
彼女の目の前には、裸の股から突っ立つ一物が見える。
細い色白の左手で一物をつかむと、その先端にチュッとキスをする。
すぐに口を開け、陰茎をくわえ込むと、ゆっくりと口を動かす。
「んっ、んぅ……んうぅ……んん……」
かすかなうめき声を漏らしながら、口を前後に動かす。
静流がフェラチオを始めていると、輝男は静流の大事なところに舌を這わせる。
肉の花弁を舐め回し、内側に舌を差し込まそうとする。
静流は、自分の大事なところを荒そうとする舌の動きを認めると、フェラチオをペースアップさせる。
口の動きが速まり、唾液が跳ねるような音が、
「んうぅ、んっ、んうっ、んくぅっ……」
艶やかにトーンアップしたうめきと重なって響く。
輝男は、静流の艶やかなうめきを耳にしながら、彼女の大事なところを舐め回し続ける。
やがて、静流の内側から小さな豆のようなものが出て来ると、上下に舐め通し、口を含む。
「んっ、んうっ……!」
真下から増していくみだらな刺激に、陰茎をくわえたまま、驚いたかのようにうめく静流。
しかし、すぐにフェラチオを再開する。
輝男と静流は、ベッドの上で互いの大事なところを貪り合っている。
静流の股からは、舌なめずりでもするかのような水音が増していく。
静流の大事なところは、内側からジンワリと蜜を染み出していく。
加えて、芳醇なメスのにおいを漂わせて来る。
輝男は鼻をつくようなメスのにおいを嗅ぎながら、内側からこぼれて来る蜜を舐め取ろうとする。
唾液が跳ね、舌なめずりするかのような音が、男自身を貪る静流の耳にも届く。
紅潮しきった顔で口を前後に動かす動きを更に速める。
「んっ、んぐっ、んうぅっ、んくぅっ……!」
陰茎でふさがれた静流の口元から、息詰まるようなうめき声が漏れる。
静流の口内では、輝男自身が固さ、大きさを増していく。
柔らかく、生温かい口腔は、さっきから固くなっていく肉の棒をこすり続けている。
陰茎を取り巻く生温かい感触が、心地良い刺激となって輝男の神経を伝う。
口淫がもたらす刺激を認めつつも、静流自身が吐き出すみだらなしたたりを味わい続ける。
濃厚な味わいが舌に触れ、芳醇なメスのにおいと合わさって輝男の動きを増していく。
ざらつく舌の感触がもたらすみだらな刺激が、内側から静流の中を突き上げる。
立ち込める刺激を感じ取りながらも、愛する男のモノを貪り続ける。
「んぐっ、んぐ、んうぅっ、んっ、んぅっ……!」
唾液が跳ねるような音と共に、息詰まるような艶やかなうめきが漏れる。
フェラチオに耽っている静流だが、その美貌は息苦しそうに歪んでいる。
一方、途切れるどころか、更にあふれるばかりの蜜の流れを貪り、砂ぶっている輝男もまた、苦しそうに顔をしかめている。
(ヤバい……! 俺の中がわき立っている……!)
静流の大事なところに顔をうずめたまま、内心、苦悶の声を上げる。
静流の貪欲なフェラチオが、輝男自身を限界まで充血させ、彼の中の昂ぶりをいたずらにわき立たせている。
淫欲のほとばしりが煮えたぎっているのを認めながらも、静流の大事なところから離れようとしない。
漂うメスのにおいを存分に嗅ぎ、あふれる蜜を貪り、味わい尽くさんとする。
すると、もう我慢できないと言わんばかりに、静流が輝男自身を離した。
「プハァッ……」
荒く息を吐く静流の片手は、固く隆々とした剛直をそっと握っている。
唾液と先端から漏れた別の液に表面をまぶされた輝男の剛直は、膨張し、硬直しきった姿をいきり立たせている。
間も無くして、輝男もまた、静流の秘裂から顔を離した。
輝男に貪られ続けた秘裂は、蜜で濡れぼそり、ひくついている。
すると、静流が輝男の方を振り返った。
恍惚とした美貌を赤らめ、乞うようなまなざしを震わせている。
「輝男さん……来て……」
か細くも艶やかな声で、愛する男を切に求めようとする。
静流のまなざしと懇願に、輝男は黙ってうなずく。
輝男と静流は、共にベッドの上で腰を下ろしながら、互いに向き合っている。
半ば緊張し、半ばときめくかのような面持ちを赤らめ、おずおずと股を開く静流。
輝男は、すがり付くかのような静流の形相と、胸元から盛り上がるDカップの美巨乳、なだらかな括れ、そして、茂みの奥に見える湿りを目で追っている。
静流の体を一通り眺めると、開かれた静流の股の付け根に、固く膨張した自分自身をあてがう。
蜜で濡れぼそった秘裂に、輝男自身の先端が当たり、亀頭がヌルッとのめり込む。
「あぁっ……」
固く大きな異物が入り込む感触に、静流はたまらずうめく。
輝男は、静流の左右の太ももを持ち上げると、
「静流さん、行くぞ……」
意を決したような面持ちで静流に呼びかける。
「はい……」
覚束ないながらも、輝男をまっすぐに見つめながら、静流が返事をする。
輝男は、静流の太ももを抑えたまま、一気に腰をぶつける。
輝男の動きに合わせて、剛直が静流の中へ勢いよく突っ込むと、
「うぅっ……あっ、あぁっ……!」
静流は、左右の手でベッドのシーツをギュッとつかみながら、のけ反り、艶やかな悲鳴を上げる。
静流の今の叫びを聞くと、輝男は自分の腰を前後に動かし始める。
二、三回、ゆっくりと前後運動を仕掛けると、徐々に腰の動きを速める。
「あぁっ! んっ、んうぅっ……うっ、あっ、ハァッ……!」
速まる律動に応じるかのように、静流はその身を上下に揺らしながらのけ反り、喘ぐ。
静流の胸元からは、大きさ左右のふくらみが絶えず震え続ける。
深く感じ入った面持ちを赤らめ、裸の胸を震わす静流の姿を、輝男は真正面から認める。
みだらに耽ろうとする静流の姿を見ると、更に激しく小刻みに腰を振り続ける。
輝男と静流の間からは、引っぱたくような肉と肉の衝突音が、水音混じりに響く。
「て、輝男さん……す、すごい……激しい……!」
真正面からの律動に押され、その身を揺さぶられながら、艶を帯びた声で歓喜の念を叫ぶ静流。
一方の輝男は、静流の太ももを持ち上げ、彼女の中に自分自身を行き来させると、
(静流さんの中、熱く、潤ってる……!)
表面に熱を帯び、蜜に覆われているヴァギナの感触に感嘆する。
そのまま律動を繰り返すと、
(静流さん……すごい…キツイ……!)
行き来を繰り返す剛直をとらえんとするかのようなヴァギナの収縮に、内心、驚嘆の声を上げる。
既に輝男自身、固く膨張しきっているせいもあるが、輝男としては、今の時分で静流の中がかなり窮屈になっていると感じているようだ。
真正面から自分を犯す動きを甘受する静流は、息詰まったかのように荒い息遣いを繰り返す。
(輝男さん……何で、こんなに固く、たくましくて……激しいの……?
私の中……いっぱい……破けちゃいそう……!)
自分の中で荒々しく動く輝男自身に、たまらず、苦悶の念を独白する。
ベッドのシーツをつかむ手がわなわなと震え、色白の素肌は、熱を帯びたかのように薄赤色に染まっている。
次の瞬間、痙攣でも起こしたかのように体を大きくのけ反らせると、
「あぁっ! んっ! ハァッ、あっ、んうぅっ……あぁんっ!」
苦痛とも歓喜とも取れる喘ぎをけたたましく上げる。
狭まる一方のヴァギナと固く膨張した剛直による摩擦が、静流に苦痛と刺激をもたらしているのだ。
静流の動きに合わせて、たわわな肉の果実が震え、素肌からは汗が飛び散る。
(静流さん……更にキツくなってる……!)
輝男は律動を繰り返しながら、四方から肉圧を増す静流の中の感触に驚嘆する。
歯を食いしばり、汗をにじませ、少なからぬ苦痛を感じている様を示そうとする。
それでも、腰の動きを止める気配を見せない。
荒く息を吐きながら、何度も腰を力一杯にぶつける。
静流は輝男の今の動きに、ビクンと大きくのけ反ると、
「イヤ……! 輝男さん……奥に……当たってる……!」
自分の中の最奥に、固く膨張した剛直の先端が突き当たるのを認め、驚嘆の声を上げる。
更に輝男が一突きを食らわせると、押された拍子に、静流はベッドの上に仰向けに転倒する。
倒れた静流の真上に、輝男がかぶさるように迫って来る。
静流は輝男の背中に両腕を回すと、力一杯に自分の方へ引き寄せる。
上下に裸体を密着させると、輝男は真上から静流とキスを交わす。
引き締まった胸板が汗ばんでいるDカップバストを押し潰している。
輝男と静流の間では、熱と汗が混ざり合っていく。
それでも、静流の秘裂には、固く膨張しきった剛直が突き刺さっっている。
剛直が大きく行き来を繰り出すと、静流は輝男とのキスをやめ、体をのけ反らせる。
「す、すごい……!」
真下から輝男を抱き寄せたまま、減退することのない律動に歓喜の声を上げると、
「も……もっと……もっと強く……!」
我を忘れたかのような熱っぽい声で更なるみだらを求める。
静流は汗まみれの裸体をベッドの上に横たわらせている。
何者かの手で左脚を上げさせられ、両脚の付け根に剛直を抜き差しされている。
なおも自分の中で猛進を繰り返す男自身に、
「あぁっ! んっ! うぅっ! ハァッ……んあっ……!」
ベッドのシーツをギュッとつかみながら、艶やかな喘ぎをトーンアップさせる。
静流の向かいでは、輝男が彼女の左脚を上げながら、自分自身を彼女の中に抜き差しさせている。
間も無くして、輝男は自分の腰を静流に強くぶつける。
剛直が突き刺さった秘裂の隙間からは、蜜がこぼれ続け、肉と肉の衝突音に水音を加える。
「ど、どうだ……? 静流さん……」
荒く息を弾ませながら、自らが犯す相手に具合をたずねると、
「す、すごい……気持ちいい……です……
もう……何も……考えられない……」
当の相手は、うわ言のように歓喜の念を告げて来る。
すると、輝男は動きを一旦、止めて、静流の左脚を下げる。
左脚を下ろされた拍子に、静流の体勢はうつ伏せに変わる。
輝男は膝立ちの体勢で静流の美尻を引き上げる。
背後からの輝男の動きに、静流は自ら四つん這いの体勢を取る。
輝男が左右からつかむ静流の美尻。
その真ん中には、隙間から蜜をこぼしながら、輝男自身が突き刺さっている。
そこへ、輝男が勢い良く腰をぶつけて来た。
「あぁっ……!」
猛進を再開した輝男に、静流はベッドのシーツをつかみながら、けたたましい悲鳴を上げる。
輝男はすぐに、腰の動きを激しく小刻みなものへとペースアップさせる。
水音混じりの肉と肉の衝突音とベッドのきしむ音、そして、
「あっ、ハァッ、あんっ、んうぅっ、うっ、あぁっ……!」
静流の艶やかな喘ぎが、みだらな三重奏を響かせる。
背後からの律動に押されるように、静流の裸体が前後に揺さぶられる。
胸元から垂れる左右の大きなふくらみは、主(あるじ)の動きに合わせてブルブルと震える。
まるで、ケモノの交尾のように犯される大手ホテル・グループ会長令嬢の姿に、輝男はいきり立ったかのように律動を繰り返す。
輝男もまた、熱を帯びたかのように素肌を薄赤色に染めている。
にじみ出る汗は、輝男の動きに合わせるように飛び散る。
荒く息を弾ませながら、背後から静流を犯し続ける輝男だが、
(ヤバい……! 締め付けが半端ない……!
それに、熱もぬめりも、絡み付いたまま離さない……!)
限界まで締め付けようとするヴァギナの肉圧と、自分自身に絡み付く熱と愛液を痛感し、内心、苦悶の声を上げる。
肉圧と熱、ぬめりに少なからぬ刺激を感じ取る一方、淫欲にかまけて忘れかけていた沸騰感が、ここに来てグツグツとわき立っている。
強まる一方の剛直とヴァギナの摩擦は、淫欲の昂ぶりをいたずらに増し、そのまま暴発へ追いやるかのようである。
しかし、自らの限界にあらがうかのように、背後からの激しく小刻みな律動を繰り返す。
静流は、背後から執拗に犯し続ける輝男に、シーツをつかむ握力を増し、我が身を支える手足をわなわなと震わせる。
額から汗をにじませ、歯を食いしばると、
「イ、イヤッ、痛い……動か…ないで……!」
イヤイヤと首を振りながら、苦痛の声を上げる。
限界まで狭まるヴァギナを突き破らんとする輝男自身の動きに、苦痛をこらえきれないようだ。
輝男は、静流の苦痛の声など聞こえなかったかのように、激しく小刻みな律動を繰り返す。
すると、静流の手元がガタガタと震え、バランスを崩しながら倒れ伏した。
うつ伏せた静流の美尻を引き上げると、輝男はなおも腰をぶつけ、剛直を静流の中、奥深くへと突き進ませる。
「あぁっ、んっ、んうぅっ、ハァッ、うっ、あぁっ……!」
絶え間ない律動に、静流はうつ伏せたまま、息詰まるような喘ぎを繰り返す。
途端、体を一瞬、のけ反らせると、
「ダ、ダメ……私……もう……ダメ……!」
震える声で自らの限界を告げる。
目元にはうっすらと涙がにじみ出て、汗に混じって頬を伝っていく。
静流の今の言葉を聞くと、輝男はラストスパートをかけるかのように、激しく小刻みに腰をぶつける。
荒い息遣いを繰り返しながら、素肌から汗を飛び散らせる。
彼の下では、うつ伏せに倒れたままの静流が、背後からのみだらな責めを甘受する。
限界にさいなまれていることを示すかのように、ベッドのシーツをギュッとつかむ手元をガタガタと震わせる。
「す、すごい……! 深い……! 激しい……!
て、輝男…さん……もっと……もっと強く……!」
苦痛の声を上げ、限界を訴えて間も無いのに、歓喜に声を震わせながら更なる愛欲を求める静流。
静流の訴えを聞く輝男の中では、淫欲の昂ぶりが暴発寸前にまで追い込まれている。
締まり切らんとする肉圧に、輝男はとどめの一押しを痛感してしまう。
「ダ、ダメだ……静流さん……!」
輝男が声を震わせ、苦悶の念と限界を併せて告げると、
「き、来て……早く……来て…下さい……!」
静流は声を震わせながら、途切れ途切れに求める。
静流の今の求めに、輝男は自分の腰を二、三回強く打ち据えることで応じる。
そして、
「し、静流……静流さん……!」
輝男が震える声で愛欲の対象に呼びかけると、
「あぁっ……! て…輝男さ――――――ん……!」
静流は体を大きくのけ反らせながら、自分を犯す男の名を叫んだ。
途端、ギュッと締まり切った静流の中で、輝男の淫欲が勢い良く暴発した。
静流は力尽きたかのようにグッタリとうつ伏せになると、
「あぁっ……あ、熱い……」
目元から涙をこぼしながら、うつろな声でつぶやく。
恍惚の極みにあったかのような形相を赤らめ、涙を流している。
今の静流の涙は、悲哀よりも恍惚と歓喜の念の方が色濃く出ている。
愛する男の熱いほとばしりを一滴残さず受け止めたことに、得も言われぬ思いをわき上がらせているかのようである……
◇ ◇ ◇
中心街の表通りを、輝男と静流が並んで歩いている。
既に私服に着替え直した二人は、互いの手を優しく握り合っている。
どこにでもいる高校生くらいのカップルを思わせる二人は、ついさっきまでラブホテルで激しいセックスに興じていたことなどおくびにも出さない。
そのまましばらく歩いていると、静流は恥ずかしさと気まずさが入り混じった面持ちをうつむかせる。
「輝男さん……こんな私ですけど、これからも、今までのように愛して下さいますか……?」
半ば申し訳無さそうにささやく静流の声が、輝男の耳にかかる。
輝男は静流の今の言葉を聞くと、不思議と和やかな表情で彼女の方を振り向く。
「俺はいつまでも、君との絆を大事にするよ。
例え、どんなことがあっても……」
振り向きざまにかけた言葉が、静流の耳にハッキリと流れ込む。
静流が輝男の方を振り向くと、その瞳にはわずかでも揺るがない笑みが映っていた。
「ありがとうございます……」
静流は感謝の言葉を返すと、クスッと笑みをこぼす。
安堵の気持ちを見せる静流に、輝男は和やかな笑みを見せ続ける。
「俺たちは、来年、高校を卒業して大学に行き……
やがて、大学を出て社会人として頑張らなきゃいけない。
もしかしたら、ずっと一緒にいられるかもしれないし、それぞれ別々の人生を歩むかもしれない。
それでも、互いを思い続ける限り、互いを忘れない限り……
俺たちの関係はいつまでもずっと生き続ける。
俺はそう信じてる……」
その後に待ち受ける人生に思いを馳せながらも、今、自分たちを結ぶ絆を大切にしたい思いを、輝男は静流に言い聞かせる。
心の底から伝えようとする思いに、静流は黙って耳を傾ける
そんな二人の頭上を、桜の花びらが舞う。
春風に揺れた桜並木から、何枚かの花びらが散っていったのだ。
空を舞う桜の花びらを、輝男と静流は穏やかな笑顔で見つめる。
春の昼下がり、一時の安らぎを噛みしめる若い男女の姿がそこにあった……