制服姿の輝男が、軽やかに自転車を走らせながら、明朝学園高校の正門を通り抜ける。
構内に入った輝男は、向かって左側の隅にある自転車置き場に自転車を停める。
生徒玄関へと歩を進めようとする輝男の頬に、温かな日差しと心地よい微風がかかる。
(こんな暖かい日に学校なんて、正直、面倒くさいなぁ……)
本音めいたつぶやきを心の中で発すると、
(色んなことがあったけど……あっという間だったな、春休み……)
まるで一瞬の出来事であったかのように、昨日までの春休みを振り返る。
五年近くも離れ離れになっていた幼なじみとのまさかの再会、そしてセックス――
豪とも関係を持っていることを明かされた静流との逢瀬――
美少女たちとの思い出を心の奥底に抱えながら、黙々と歩を進める。
すると、第二棟の外壁に掲げられた臨時の掲示板に、十数人もの生徒たちが群がっている。
生徒たちの行き来が絶えない掲示板の方へ、輝男も歩を進める。
掲示板には、大きな表が三枚貼られている。
一年、二年、三年…と学年ごとに分けられ、更にその下に、各クラスにどの生徒が入ることになっているかが記されている。
輝男が掲示板に目を通そうとすると、
「よぉ、天江」
「何だ、お前か」
横にいた小中高大が、輝男に呼びかける。
「クラスわけだが、俺はどのクラスに……」
そう言いながら、“三年生”と大きく見出しが表記されている表に目を向ける。
見出しのすぐ下、“三年A組(担任 雨宮理華)”と記されたクラスに目を向けると、
天江輝男――
小中高大――
輝男と小中の名前が、“三年A組”のところに表記されていた。
「また、小中と一緒のクラスかぁ……」
ウンザリした面持ちでため息を付く輝男の横で、
「また、お前と一緒かぁ、よろしく頼むぜ」
小中は、にやけ顔でからかうかのように言葉をかける。
「その上、校内一の美人である理華先生がまた担任だなんて、この上ない限りだぜ」
担任となる理華の名前を認めて歓喜を隠せない小中に、輝男は呆れ顔でため息を付く。
小中を無視するかのように、女子のところに目を向けてみると、
黒山 葵――
日向桜月――
輝男と深く関係を持っている少女二人の名前がしっかりと記されていた。
(まさか、桜月と葵も一緒だなんて……!)
桜月のみならず、葵まで同じクラスとなったことに、輝男は内心、驚きを禁じ得ない。
それでも、平素の表情を装いながら掲示板の前を去り、生徒玄関へと向かう。
◇ ◇ ◇
第一棟の二階、“3-A”と横書きに記された札が掲げられているドアの内側――三年A組の教室内で、輝男たち生徒が整然と席に着いている。
黒板と教卓の間に立つ理華は、神妙な面持ちで正面に見える輝男たちを見据える。
「今日はこれで終わりとなります。
明日からは通常の授業が行われますが……
授業の他にも、進学、就職に本腰を入れて取り組まなければいけません。
その上、最上級生となったわけですから、一年、二年の後輩たちに恥ずかしくないような振る舞いも心掛けなければいけません。
皆さんにとっては、耳が痛くなる話かもしれませんが、避けようの無いこととしてしっかりと受け止めて、今後の学校生活を過ごす上での指針として肝に銘じておいて下さい」
担任として生徒たちへの心構えを諭す理華に、輝男は他の生徒たちと共に黙って耳を傾ける。
それでも、一瞬、チラッと横の方を振り向く。
輝男の視線の先には、離れた席で理華の方をまっすぐ見つめる桜月と葵の姿がある。
(桜月も葵も同じクラスだなんて……嬉しいと言うか何と言うか……)
桜月と葵を一瞥しながら、内心、そうつぶやくと、輝男の脳裏に、桜月や葵と何度も校内でセックスした時の光景が浮かび上がる。
思わず顔を赤らめると、すぐにまた正面の方を振り向く。
わずかの間の輝男の動きに、理華や他の生徒たちはまったく気付くことはない。
一時間が経った。
校舎内はシンと静まり返り、ひと気はほとんどない。
下校の途に着いたのか、教室内にひしめいていた生徒たちの姿はどこにも無い。
否、校舎第一棟の一階と二階の間の階段の踊り場で、四人の生徒たちがいる。
「ハァ……。どうして俺だけ、よりによって"イシテツ"のクラスなんだよ……?」
段の上で腰を下ろす丸刈り、長身の男子生徒――河原が、落胆しきった面持ちでため息を付く。
そんな河原を、傍に立つ一人の女子生徒が、半ば呆れたかのような面持ちで見つめる。
「そんなことを言ったら、二年連続で"イシテツ"のクラスに入ってるあたしたちはどうだって言うの?」
亜麻色のボブショートヘアの女子生徒――苑田栄子が、河原のボヤキに言葉を返す。
すると、もう一人の女子生徒が河原のすぐ真横に腰を下ろす。
「元気出して。河原君には私がちゃんと付いてるんだから」
長い黒のストレートヘアーをした長峰寿里が、河原に笑みを見せながら言葉をかける。
励ましの言葉をかけつつも、さりげなく河原の腕に自らの両腕を絡ませる。
河原と寿里、そして栄子は、三人とも高校生活最後の一年を"イシテツ"こと石上鉄也が受け持つクラスで過ごすことになったのだ。
石上のことが苦手な河原を、寿里と栄子は彼女たちなりに励まそうとしている。
一方、踊り場の壁に背もたれしながら立っている小中は、河原たちのやり取りを傍観している。
その表情はどこか面白くなさそうだ。
「河原、お前、可愛いカノジョがいるだけでもかなりマシじゃねぇか。
俺なんか……」
ガールフレンドに励まされている友人を見て、つい嫉妬の念をわき上がらせる小中。
すると、
「小中君、他人(ひと)のことをやっかむ暇があったら、自分もカノジョを見つけなさいよ」
栄子が小中の方を振り向くなり、半ばからかうかのような笑みを浮かべながら言葉をかける。
「コイツがカノジョを見つけるなんて、東大に入るよりもはるかに絶望的だぜ」
「もう、涼太ったらいくらなんでも言い過ぎよ」
河原と寿里が続けて言うと、ドッと笑い声がわき上がった。
「うるせぇ! どいつもコイツも俺をバカにしやがって!」
自分をからかい、笑う同級生たちに、小中は顔を真っ赤にして怒りの声を上げる。
あからさまな悪意は無いが、それでも弄らずにいられない気持ちが、河原たちを駆り立てたのだろう。
一方、同じ頃、誰もいなくなったはずの三年A組の教室内に、輝男の姿がある。
「まさか、君たちと一緒のクラスになるなんて、思いもしなかったよ」
机上に腰を下ろしながら、正面にいる者たちに言葉をかける。
「私たちと一緒なのが、嫌だと言うの?」
輝男の正面に立つ葵が、いつも見せる鋭く厳しい表情で輝男に言葉を返す。
「いや、全然、嫌じゃないよ」
不機嫌そうにたずねる葵に、輝男は即応する。
「考え過ぎよ。こうして同じクラスになったことを普通に受け止めなきゃ。
例え、たまたまであったにせよ、私は、天江君や黒山さんと一緒のクラスになったことを嬉しく思ってるから」
葵の横にいる桜月が、にこやかな顔で輝男に言葉をかける。
桜月の今の言葉に、輝男はやっと表情を和ませる。
「そうだよな……。俺もちょっと考え過ぎてたよ……
でも、君たちとは二年の時に、色々とあったし……」
輝男がそう言葉をかけると、桜月と葵は共に同じ光景を浮かばせる。
校内、ラブホテル、修学旅行――
二年の時に輝男と幾度も繰り広げたセックスが、二人の脳裏に克明に浮かび上がる。
同じ男を相手に繰り広げた愛欲を思い出し、顔を真っ赤にして言葉を詰まらせる。
すると、
「あなたたち、まだ帰ってなかったの?」
向こうの方から、輝男たちに呼びかける声が聞こえて来た。
輝男たちは、教室の正面入口ドアの方を振り向く。
振り向いた先には、不敵な笑みを浮かべながら教室内に入る理華の姿があった。
輝男は机上から腰を上げると、理華の方へ数歩、歩み寄る。
「先生、まさか、今回のクラス替え、先生の差し金じゃないんですよね?」
「あら? どうしてかしら?」
「ど、どうしてって……その……」
担任を問い詰めようとした輝男だが、すぐに顔を赤くして口ごもってしまう。
正面にいる理華と、傍にいる桜月、葵――
何度も体を重ね、愛欲に耽った同級生、担任を前にして、言うべき言葉が中々、出てこない。
言葉を詰まらせる輝男を見ると、理華は不敵な笑みを絶やさずに口を動かす。
「あいにくだけど、私には、好きなように生徒たちをクラスわけできるだけの権限なんて無いから」
平然とした調子で輝男からの問いかけに返答する理華に、
(本当かしら……?)
(どう考えても、疑わしいわ……!)
桜月と葵は、内心、疑念を募らせる。
すると理華は、輝男の方へ至近距離にまで歩み寄る。
「今日はもう用事は無いはずなのに、どうして、日向さんや黒山さんとこの教室にいるのかしら?」
数センチも無い距離から、不敵な笑みを絶やさずに問い詰めようとする理華。
「まさか、良からぬことでもしようとしたわけじゃないでしょうね?」
「ちょ、ちょっと何、言ってんですか? 変なことを言わないで下さい。
日向たちとはちょっと話をしてただけですから」
輝男は思わずたじろぎながら、理華の追及に応じようとする。
輝男の今の返答に、理華はほんのりと頬を赤らめながら、クスッと笑みをこぼす。
「大した用事じゃないのなら、ちょっと先生と付き合ってくれないかしら?」
「な、何のことですか?」
輝男がたずね返すと、まっすぐに笑みを見せながら、輝男の股をスラックス越しに撫でさする。
「今後の学校生活や進路について、相談と言うか、教育的指導をしようと思ってね」
やや艶を帯びた声で理華がただならぬささやきをすると、
「天江君、もう帰りましょう!」
突然、葵が割って入り、輝男の腕を引っ張りながら急ぎ足で教室から出て行った。
まさかの事態に理華が唖然とすると、
「すみません、先生。もう、帰りますので」
桜月は担任に別れのあいさつをするなり、輝男たちの後を追っていく。
一人、取り残されたかのように教室内に立つ理華は、気分を害するどころか、ヤレヤレと苦笑いを浮かべ、ため息を付く。
◇ ◇ ◇
校舎屋上の入口手前で、葵は憮然とした面持ちを見せながら、両腕を組んで仁王立ちしている。
「さっきの先生の目……明らかに獲物を狙っているケダモノの目だったわ!」
教室内で輝男にささやきかけた時の理華を思い出しながら、不機嫌に声を荒げる。
「ケダモノ……って、いくら何でも言い過ぎだよ」
傍の壁に背もたれしながら、輝男がため息交じりに言葉を返す。
「でも、先生、輝男君とエッチする気、満々だったのは間違い無いし」
「日向、君まで」
横にいる桜月の一言に、輝男は呆れ顔でため息を付く。
たまらず自分に迫って来た担任に、否が応にも嫉妬の念をわき立たせてしまった同級生二人に、言葉を失ってしまう。
桜月や葵、そして理華は、輝男にとっていずれも同じくらいに愛しい存在だ。
しかし、当人同士がどうしても嫉妬の念を押し殺せないことが、もどかしく思えてならない。
すると輝男は、桜月と葵が、共に自分をまっすぐ見つめながら頬を赤らめているのに気付いた。
「さ、桜月……それに葵も……」
輝男が戸惑いながら言葉をかけると、
「輝男君……いいかな……?」
「私、三学期が終わってから、ずっとご無沙汰だったから……」
二人は輝男をまっすぐ見つめながら、艶を帯びた声で言葉をかける。
うながすように呼びかける美少女同級生二人に、輝男は顔を赤くして言葉を失う……
輝男は仁王立ちしながら、眼下にあるものにため息を付く。
輝男が見下ろす先には、スラックスのジッパーから露呈された肉の棒に群がる桜月と葵がいた。
膝立ちの体勢を取る二人は、左右から輝男の陰茎に舌を這わせ、口を含む。
桜月が肉の棒の表面を舌で舐めると、葵は付け根の部分に舌を這わせ、口を含む。
桜月はそのまま、陰茎の先端をくわえると、ゆっくりと口を前後に動かす。
「んっ、んうっ、んぅ、んん……」
かすかなうめき声を漏らしながら、輝男自身をしゃぶり続ける桜月。
桜月の口内の柔らかく生温かい感触に、輝男は心地良さそうにため息を付く。
フェラチオを続ける桜月の表情はウットリとしたものとなり、頬は赤みを増していく。
スローペースのフェラチオを何回か繰り返した後、桜月は輝男自身を口から離した。
桜月の口から解放された輝男自身は、唾液にまみれながら固く突っ立っている。
「どう? 気持ちよかった?」
ウットリとした赤ら顔で輝男を見上げながら桜月がたずねると、
「とても気持ちよかったよ」
輝男はすぐに歓喜の念を返す。
輝男の返事に、桜月が嬉しそうな笑みを見せると、
「今度は私の番よ」
横にいた葵が言葉をかけながら、固く隆々とした陰茎をくわえる。
葵は、桜月よりも速いペースで口を前後に動かす。
陰茎でふさがれた口元から、唾液が跳ねるような音と、
「んんっ、んっ、んうっ、んむぅっ……!」
艶やかなうめき声が漏れて来る。
葵の貪欲なフェラチオに、輝男は顔を赤らめながら言葉を失う。
(何が葵をここまでさせるんだ……?
今、こうして、俺自身を貪っている彼女が、この学校の生徒会長だなんて……
絶対、誰も信じられないだろう……)
フェラチオがもたらす心地よい刺激以上に、戸惑いの念が輝男の中で渦を巻いている。
他の誰よりも真面目で、鬼のように厳しく、怖い“鬼の生徒会長”と言われている葵が、今、一人の同級生男子の陰茎を自ら進んで貪る様に、戸惑いや疑問がいたずらに募っていく。
葵をひそやかな淫行に駆り立てるものに思いを馳せていると、目の前で桜月が制服のブレザーを脱いでいくのを認めた。
桜月は、白のワイシャツと赤のスクールネクタイを輝男の前に見せ付ける。
「輝男君、お願い……」
頬を赤らめ、ウットリとほほ笑みながら、桜月が呼びかける。
輝男はすかさず、桜月のワイシャツのボタンを一つ、一つ外す。
葵がフェラチオに耽っている傍で、桜月のワイシャツをはだけさせる。
はだけられたワイシャツの内側から、形良いCカップバストを覆う白のブラジャーが姿を現した。
輝男の左右の手が、桜月の胸をブラジャー越しに揉みしだく。
「あっ、あぁ……」
優しくつかむように愛撫する輝男の手の動きに、桜月は恍惚とした喘ぎを上げる。
間も無くして、輝男はブラジャーのカップをずり上げ、裸の胸をさらけ出させる。
色白の美乳がプルンと弾み出る。
右の美乳を片手で揉みしだくと、左の美乳を口に含み、赤ん坊のように吸い付く。
「あぁっ……あっ……」
胸先から襲って来るみだらな刺激に、桜月はのけ反りながら切なそうに喘ぐ。
ジックリと優しく愛撫しながら、桜月の胸の柔らかな肉感を味わおうとする。
すると今度は、右の胸先を舌で舐め回し、左の美乳をこねるように愛撫する。
「あんっ、ヤダ……」
裸の胸を貪る輝男に、桜月は艶やかな喘ぎで応じる。
桜月の喘ぎを聞き入りながら、左右交互に愛撫と胸先への貪りを繰り返す。
滑らかな肌触りと柔らかな肉感は、何度揉んでも飽くことがない。
そして、輝男の舌は、桜月の胸先が徐々に固く突っ立っていくのを感じ取る。
フェラチオと絶え間ない愛撫に桜月が感じ入っていると、
「んんっ、んぐっ……!」
息詰まるようなうめき声が、股の方から聞こえて来た。
桜月の美乳を愛撫し続けながら、目線を下の方へ向ける。
輝男が見下ろす先には、小刻みに口を動かし、フェラチオをペースアップさせる葵の姿があった。
陰茎でふさがれた口元からは、唾液と別の液が混ざり合ったものが、かすかに漏れてきている。
加えて、唾液が跳ねるような音と、
「んっ、んぐっ、んぐ、んうぅっ、んむぅっ……!」
息詰まるようなうめき声がトーンアップしながら聞こえて来る。
葵の口内では、輝男自身が更に固く、大きくなっている。
柔らかく、生温かい口腔は、さっきから輝男自身と摩擦を繰り返している。
(葵のヤツ、かなり攻めて来たな……!)
葵の動きに、輝男は内心、感嘆する。
自分自身が絶えず充血し、内側で沸騰感がわき立つのを認めながらも、自分に刺激を加え続ける葵の動きを甘受する。
葵を一瞥すると、真正面に向き合う桜月とキスを交わす。
キスしながら、右手を桜月のスカートの中に入り込ませる。
右手の人差し指と中指は、ショーツの隙間を縫って、桜月の秘裂に入り込む。
輝男の右手の二本指は、すかさず桜月の中を小刻みに行き来する。
「んっ、んんうっ……!」
唇を重ねたままの桜月は、自分の中を荒らさんとする指の動きに、たまらず苦悶のうめきを上げる。
すぐに輝男とのキスをやめると、
「ヤ、ヤダ、もう……輝男君ったら……」
恥ずかしそうに顔を赤らめながら、抗議めいた言葉をかける。
しかし、痴漢のように自分の中に入り込む男の指をのける代わりに、輝男の腕にギュッとしがみ付く。
輝男は、桜月が自分の動きを甘受するのを認めると、右手の指で桜月の中を荒らしながら、左手で、桜月の左右のふくらみを交互に愛撫する。
「あぁっ、ヤダッ……あぁんっ……」
真下から襲う指の動きと真正面からの愛撫という二重の責めに、桜月は恥じらいを込めて喘ぐ。
輝男は、左の手のひらで桜月の美乳の柔らかな肉感と微熱を感じ取り、右手の二本指で桜月の中の湿りを認める。
桜月の中に入った指の動きを更に小刻みにさせる。
桜月の中からかすかな水音が鳴り出し、輝男の指は、熱とぬめりをその身に絡み付かせる。
桜月は、輝男の腕をつかむ握力をギュッと増しながら、顔を真っ赤にしてイヤイヤと首を振る。
「ヤダ……ダメだ…ってば……。そんなにしたら……」
震える声で羞恥の念を訴える桜月。
彼女は、自分の大事なところが蜜で潤っていくのを痛感している。
桜月の中を指で責め、絶えず片手で美乳を揉み続ける輝男だったが、次の瞬間、額に冷や汗を垂らし、歯を食いしばる。
(ヤ、ヤバい……体の中がわき立っている……!)
昂ぶりを増す一方の沸騰感に、輝男はたまたず、内心、苦悶の声を上げる。
葵はなおも、速いペースで輝男自身を貪り続けている。
「んぐっ、んうぅっ……!」
陰茎をくわえたまま、眉をひそめ、息苦しそうなうめき声を上げる。
既に葵の口内では、これ以上は無理なくらいに輝男自身が固く膨張している。
と、次の瞬間、葵はたまらず輝男自身を口から離した。
唾液と先端から漏れた別の液に表面をまぶされた輝男の剛直は、天を向くように固く膨張した姿をさらす。
葵がフェラチオをやめると同時に、輝男は桜月への愛撫をやめ、右手を彼女のスカートの中から引き抜いた。
輝男の右手の二本指には、桜月の中で生じた蜜のかけらが絡み付いている。
指に絡む蜜を見ていると、
「天江君ったら、日向さんばっかりかまけて……!」
目の前で直立している葵が、憮然とした面持ちを赤らめながら、嫉妬と怒りの混ざった言葉をかける。
「でも、君のフェラチオのせいで、俺、とても気持ちいい気分になれたし」
「今度は、私を気持ちよくさせてくれなきゃダメだから!」
怒気を孕んだ声で葵がすがり付くと、
「輝男君……お願いだから、最後まで……
さっきから体が疼いてしょうがないの……」
葵の横にいる桜月が、乞うようなまなざしを震わせながら、輝男に愛欲を求める。
自分を求めて止まない美少女同級生二人に、輝男は言葉を失う……
桜月と葵は、横に並びながら両手を壁に押し付けている。
彼女たちの足元には、制服のスカートが無造作に脱ぎ捨てられている。
二人とも色白の美尻を突き出し、片脚に白いショーツを引っかけている。
桜月だけでなく、葵もまた、ワイシャツをはだけ、裸の胸をさらしている。
桜月と葵は後ろを振り返り、素裸の下半身に上半身白のワイシャツといういで立ちの輝男を見る。
「輝男君……」
「お願いだから……来て……」
桜月も葵も乞うようなまなざしを震わせ、顔を紅潮させる。
二人が再び正面を向き直すと、輝男は右手で葵の美尻を抑え、左手で桜月の美尻をつかむ。
葵のフェラチオで固く膨張した剛直が、蜜で濡れぼそった桜月の秘裂にあてがわれる。
と、同時に、右手の二本指が葵の秘裂に入り込む。
次の瞬間、剛直は桜月の中に深々と入り込み、右手の二本指は葵の中で小刻みに動き始めた。
「あぁっ……!」
同時に襲って来た剛直と指の動きに、桜月と葵は声を揃えて喘いだ。
始めから剛直を勢いよく前後に動かす横で、グチュグチュと音を鳴らしながら指を小刻みに動かす。
「あんっ、ヤダッ、すご……激しい……!」
背後からの律動に、桜月は痙攣でも起こしたかのようにのけ反りながら、息詰まるような喘ぎを発する。
輝男は、何度も強く桜月の美尻に自分の腰を強く打ち据えながら、
(俺自身がすっかり固く、大きくなったせいか……桜月の中、いつにも増して…キツイ……!)
窮屈に感じる桜月のヴァギナの感触に、内心、驚嘆の声を上げる。
桜月の中は、わずかな隙間も無い状態で輝男自身の往来を受け入れている。
剛直に犯され続ける桜月の横では、葵が手足を震わせながらイヤイヤと首を横に振る。
「ヤダ、もう、指だなんて……! でも……オ〇ン〇ンより、激しい……!」
指で犯されることに不満を抱きながらも、自分の中をかき回す指の動きについつい感嘆してしまう。
「あぁっ、イヤッ、お、奥に……当たってる……!」
「お、お願い……このままじゃ……変に…なっちゃう……!」
恍惚とした桜月の声と葵の艶やかな苦悶の声が、肉と肉の衝突音とかき回すかのような水音と重なり、輝男の耳に流れ込む。
みだらな四重奏を聞き入る輝男の右手の指は、葵の中からわき上がる熱とぬめりを感じ取る。
淫欲のしたたりが指に絡み付くのを認めながら、剛直との摩擦を繰り返しながら収縮を強め、肉圧を増すヴァギナの感触を併せて感じ取る。
すると輝男は、桜月と葵の中を荒らしていた剛直と二本指を同時に引き抜いた。
間も無くして、桜月のぬめりが絡み付いた剛直が、葵の中に差し込まれる。
葵への猛進と同時に、左手の中指、人差し指が、桜月の中へ突っ込む。
小刻みに動きながらヴァギナをかき回す輝男の二本指に、
「うぅっ、あっ、ヤッ、ヤダッ……!」
桜月はビクンと体をのけ反らせながら、苦悶の喘ぎを可愛らしく上げる。
桜月の横では、
「あぁっ、んうぅっ、す、すごい……激しい……!」
葵が恍惚に顔を赤らめながら、自分の中を深々と突き進む輝男自身の動きに、歓喜の声を上げる。
指責めのせいで熱とぬめりを帯び、ある程度、狭まっている葵のヴァギナを突き破り、彼女の中の最奥に何度も突き当たる。
「お、奥……奥に……当たってる……!」
水音混じりの肉と肉の衝突音を聞き入りながら、声を震わせる葵。
一方、桜月の中は、絶えず小刻みに往来する輝男の二本指に、熱とぬめりをわき上がらせ、収縮を強める。
剛直とは大いに違うが、異物が動き回る感触に、条件反射のように応じているのだろう。
絶え間無い指責めに、桜月は我が身を支える手元をわなわなと震わせる。
「ヤ、ヤダ……ダメ……イっちゃう……輝男君の指で……イきそ……」
輝男に背を向けたまま顔を紅潮させ、震える声で自らの限界を訴える。
桜月の今の訴えをかすかに聞き入ると、輝男の左手の二本指は、四方から絡み付く熱とぬめりを認める。
指が突き刺さった秘裂の隙間からは、蜜のようなものがこぼれ続ける。
熱とぬめり、そして肉圧を増す桜月の中の感触を認めると、
「も、もっと……もっとぉ……!」
背後からの律動にその身を押され、美巨乳を震わせる葵が、艶やかな声で更なるみだらを求めている。
輝男の左手の二本指と彼の剛直は、それぞれ別の生き物のように美少女を犯し続けている……
冷たい床の上に、桜月と葵が並んで仰向けに寝そべる。
二人は共に、悩ましく身悶え、裸の胸を震わせる。
「あっ、あぁんっ、ハァッ、あぁっ……!」
「あぁっ、イヤッ、うっ、んうぅっ……!」
共に艶やかな喘ぎを繰り返す彼女たちの真向かいでは、輝男があぐらをかきながら腰を下ろしている。
裸の股から突っ立つ剛直は、桜月の秘裂に突き刺さり、彼女の中を激しく往来している。
一方、輝男の右手の二本指は、葵の中をさっきよりも激しく、小刻みにかき回している。
葵の中からは、グチュグチュ…と水音がトーンアップし、蜜が絶えずこぼれ続けている。
剛直による律動に勝るとも劣らない指責めに、葵は絶えず身悶え、熱を帯びたEカップバストを揺らす。
「桜月、葵……どうだ……?」
腰をぶつけ続け、指をかき回しながら、荒い吐息を交えて具合をたずねる輝男に、
「う、うん……とても気持ちいい……」
「天江君の指……激し過ぎて……頭の中…真っ白になっちゃいそう……」
艶やかな声を震わせながら、共に歓喜の念を上げる桜月と葵。
しかし、次の瞬間、葵はビクンと痙攣を起こし、一拍置いた後、桜月もまた体を大きくのけ反らせる。
「ダ、ダメ……イっちゃう……!」
「ホントに……もう……これ以上……!」
限界を訴える葵の横で、桜月は限界間近の苦悶の声を上げる。
輝男は剛直と二本指を通して、桜月と葵がヴァギナを限界まで狭めているのを認める。
すると、またも剛直と二本指を引き抜き、葵の中に剛直をすかさず差し込んだ。
引っぱたくかのような音を鳴らしながら、輝男と葵の腰がぶつかり合う横で、桜月の秘裂に深々と差し込まれた輝男の左手の二本指が、音を鳴らしながら桜月の中をかき回す。
「あぁっ……! んうぅっ……! すごい……気持ちいい……!」
狭まるヴァギナを突き破らんとする剛直の動きに、葵は裸の胸を震わせながら歓喜の声を上げる。
その横では、桜月が指責めに身を震わせ、恍惚と苦悶が混ざり合った形相を赤らめている。
「あぁんっ、んうぅっ……ダメ……もう、ホントに……」
桜月の震える声を耳にすると、
(お、俺も……そろそろ……)
輝男は額に冷や汗をにじませ、歯を食いしばりながら、内心、限界の声を上げる。
指と剛直で交互に責めながら二人の同級生美少女を共に犯したせいで、二重の刺激が輝男の中に注ぎ込まれ、暴発寸前にまで輝男の淫欲を昂らせている。
腰をぶつけ続け、指を激しく、小刻みにかき回しながら、
「さ、桜月……葵……俺……」
荒く息を弾ませながら、自らの限界を途切れ途切れに訴えようとする輝男。
間も無くして、輝男が自分の腰を葵に向けて強く打ち据えると、
「あっ、あぁっ……イ、イヤァ――――――……」
葵は体を大きくのけ反らせ、絶頂の声を上げた。
葵が果てて間も無く、横にいた桜月もビクンと体をのけ反らせると、
「ダ、ダメ……あっ、あぁ――――――……」
何度も痙攣を起こしながら、やはり絶頂の声を上げた。
桜月が果てると同時に、二本指が差し込まれた桜月の秘裂から、濃厚な蜜が噴水のように噴き出た。
葵と桜月が立て続けに果てたのを認めると、締まり切った葵の中で、輝男は濃厚な白濁を吐き出した……
◇ ◇ ◇
どのくらい時間が経ったか……
既にひと気が無くなって久しい校舎を、輝男と桜月、葵が並んで歩いている。
桜月と葵は、輝男を挟むようにして、彼と一緒に歩を進める。
キチンと制服に着替え直した彼らの姿からは、屋上手前の一角で、ひそやかだが激しいセックスに興じた姿は、わずかでも認められない。
輝男たちが向かう先には、生徒玄関が見える。
「天江君、また今年一年、頑張ろうね」
「高校生活最後の年、お互い、悔いが残らないようにね」
横から桜月と葵が言葉をかけると、
「あぁ……」
輝男は笑顔を見せながら、彼女たちに応諾の一言を返す。
輝男たちはようやくにして、三学年最初の日を終え、下校の途に着く。