※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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淫欲の連鎖(1)

 静まり返った明朝学園高校の校舎。

 廊下やあちこちの教室には、生徒たちの姿はほとんどいない。

 誰もいないとある教室内の時計の針は四時を指している。

 今日一日の授業を終え、放課後に入って久しい。

 部活動やその他、課外活動に入っている者を除いて、ほとんどの生徒は下校の途に着いている。

 三年A組の教室も、生徒たちは皆、部活や下校等で既にいない……はずだった。

 誰もいないはずの三年A組の教室内で、一人の女子生徒が、直立しながら机の上に身を伏している。

 机の淵にしがみ付く彼女は、何故か、制服のスカートの下から裸の美尻をさらけ出している。

 しかも、彼女のすぐ背後には、裸の下半身をさらす一人の男子生徒が、美尻目がけて何度も腰を打ち据えている。

 

 「あぁっ……んんっ……す、すご……は、激しい……!」

 

 葵は机の上にしがみ付いたまま、背後からの動きに押されるようにのけ反り、息詰まるような喘ぎ声を上げる。

 彼女の背後では、輝男が荒く息を弾ませながら、葵に向かって何度も腰を強く打ち据える。

 輝男と葵の間には、固く大きな一物が、葵の秘裂に突き刺さったまま前後に動いている。

 剛直を通して、輝男の腰が葵の美尻に何度もぶつかり合う。

 肉と肉の衝突音が、輝男と葵の耳に流れ込む。

 背後から律動を繰り返す輝男は、机の淵をつかむ葵の左右の手がわなわなと震えているのを認める。

 

 「大丈夫か? 葵」

 

 背後から犯し続けながら、輝男が心配そうにたずねると、

 

 「だ、大丈夫……むしろ……気持ちいい……」

 

 葵は机上に突っ伏したまま、震える声で歓喜の念を返す。

 

 「天江君……いつも、真面目で優しいけど……

 エッチの時は、ホントにケダモノのように容赦無いんだから……

 天江君に抱かれて、エッチしていると……嫌なことも何もかも、皆、忘れられそうで……

 他では味わえない気分を存分に味わえて……あぁっ…!」

 

 輝男とのセックスがもたらす効果を言い続けようとした途端、痙攣でも起こしたかのようにのけ反り、喘ぐ。

 途端、背後にいる輝男は、額から冷汗をにじませ、グッと歯を食いしばる。

 

 (葵の中、とてもキツくなってる……!)

 

 内心、苦悶の声を上げる輝男。

 彼は、ギュッと締め付けを増していくヴァギナの肉圧を痛感しているのだ。

 しかし、強まる肉圧に動きを減退させる代わりに、激しく小刻みに律動をペースアップさせる。

 

 「ヤ、ヤダ……お、奥に……当たってる……!」

 

 自分の中、奥深くに突き当たる輝男自身の感触に、葵はたまらず声を上げる。

 輝男は繰り返し腰をぶつけながら、左右の手で葵の両手首をつかむ。

 葵の左右の腕を後ろに引っ張りながら、叩き付けるかのように腰をぶつける。

 小刻みに剛直が抜き差しを繰り返す秘裂から、蜜のようなものがこぼれ続ける。

 肉と肉の衝突音に水音が混ざる中、

 

 「も…もっと……もっと強く……!」

 

 葵は艶やかな声を震わせながら、更なる責めを求める。

 しかし、間も無くしてビクンと体をのけ反らせると、

 

 「あぁっ、ダメ……! イ、イくぅっ……!」

 

 震える声で自らの限界を告げる。

 限界にさいなむ葵に呼応するかのように、彼女の中は更に肉圧を強め、輝男自身を強く締め付けようとする。

 肉圧に加え、混ざり合う熱とぬめりが、絶えず律動する輝男自身に絡み付き、得も言われぬ刺激を輝男にもたらす。

 

 (ダメだ……! 俺もこれ以上……我慢できない……!)

 

 自分の中で沸々とわき立つ衝動を認め、内心、苦悶の声を上げる輝男。

 すると、

 

 「き、来て……早く……あっ、あぁっ……!」

 

 もう耐えられないと言わんばかりに、葵が体をのけ反らせながら絶頂の声を上げた。

 葵が果てると同時に、限界まで締まった四方の肉壁が、輝男の剛直をギュッととらえた。

 四方からの強烈な肉圧に、輝男自身は、成すすべなく淫欲のほとばしりを吐き出した。

 両腕を後ろに引っ張られたままの葵は、グッタリと首(こうべ)を横たわらせ、熱い濁流が自らの中に流し込まれるのを甘受する。

 

 (今日の天江君……いつになく熱い……)

 

 熱っぽい顔を呆けさせ、目元にうっすらと涙をにじませながら、歓喜にも似た思いを心の中で叫ぶ。

 愛しい男の愛欲の証しを受け止めたことが、嬉しくてたまらないようだ……

 

 

 十分ほど経った頃……

 

 輝男は制服のスラックスをはき直し、脱いでいたブレザーを羽織っていく。

 

 「黒山、気は済んだか?」

 

 制服を着替え直しながらたずねる輝男に、

 

 「うん……」

 

 葵は背を向けながら返答する。

 葵もまた、制服を着替え直している。

 互いに背を向け合う輝男と葵は、共に同じ光景を脳裏に浮かばせている。

 

 昼休み、桜月相手にひそかにセックスをしていた輝男に向かって詰め寄り、放課後にセックスする旨を要求する葵――

 

 あの時の求めに応じるかのように、さっきまで放課後の教室内でひそやかなセックスに興じていたのだ。

 制服を着替え直した輝男は、後ろにいる葵の方を振り返る。

 輝男の目の前には、さっきまでのセックスの余韻に浸るかのように、紅潮が収まらぬ美貌を見せながら、グッタリと机の上にもたれる葵の姿があった。

 

 「大丈夫か? まさか、具合が悪くなったわけじゃ…」

 

 「心配しないで……。ちょっと疲れちゃっただけ」

 

 不安そうにたずねる輝男に、葵は気だるそうに返答する。

 

 「悪いけど、先に帰るから。じゃあ」

 

 輝男はそう言うと、葵を置いて、一人、教室を出ようとする。

 教室正面入口のドアから出て来た途端、驚きながらその場に立ち止まってしまう。

 驚く輝男の目の前には、一人の女子生徒が窓際にもたれながら立っていた。

 

 黒のストレートロングヘアに、整った美貌――

 

 キチンと着こなしている制服の下から自己主張する大きな胸のふくらみ――

 

 目の前にいる女子生徒を見た途端、輝男の脳裏にある光景が浮かび上がる。

 

 昼休み、屋上手前で偶然、目撃してしまった同級生男女二人のひそやかなセックス――

 

 あの時、背後から犯され、恍惚とした形相をした女子生徒が、今、不敵な笑みを浮かべながら輝男と向き合っている。

 

 「な、長峰……!」

 

 目の前で向き合う長峰寿里(ながみね・じゅり)を認め、驚きの声を上げる輝男。

 驚きを隠せない輝男に対して、寿里は余裕綽々と言わんばかりに不敵な笑みを見せ続ける。

 

 「私のことを覚えていたのね、天江君。去年の修学旅行以来かしら……」

 

 「あぁ……あれからしばらくだったけど、元気そうだな……」

 

 余裕に満ちた寿里の言い様に対して、輝男は動揺の収まらない調子で言葉をかける。

 すると、寿里はフッと笑みを浮かべて、

 

 「さっきは随分と激しくヤりまくってたみたいじゃない」

 

 平然とした調子で言葉をかけながら、右手にあるスマートフォンをかざした。

 

 「どういうことだ? これは?」

 

 「どうもこうも……余りにもすごかったら、一部始終、撮っちゃった」

 

 平然とした態度を崩さずに、ただならぬことを言ってのける寿里。

 彼女の今の一言に、輝男は驚愕し、血の気が引いたような顔を見せる。

 

 「ま、まさか……!?」

 

 寿里が言わんとしたことをすぐに理解し、驚愕の余り言葉を詰まらせる。

 しかしすぐに、寿里からスマートフォンを奪おうと手を伸ばす。

 輝男が差し伸ばす手を、寿里は巧みにかわしていく。

 スマートフォンを両手に握り締めると、改めて輝男と対峙する。

 平然と不敵な笑みを浮かべる寿里に対して、輝男は、驚愕の念と困惑が入り混じったような形相を見せる。

 最もあってはならない事態に襲われ、今までにない不安に身を引き千切られるような思いでいっぱいのようだ。

 

 「心配しないで。

 天江君が私の言うことを聞いてくれたら、さっきの黒山さんとのエッチ動画はチャラにしてあげるから」

 

 あからさま優位に立っていることを示すかのように言って来る寿里に、輝男は困惑しきった形相で言葉を詰まらせる。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 静寂に包まれた放課後の校舎。

 ひと気の無い屋上入口手前に、輝男と寿里の姿がある。

 輝男は、不安の消えない曇り切った形相を見せながら、壁に背もたれしている。

 手にしている缶コーヒーを飲みながら、真向かいで缶ジュースを飲む寿里を見つめる。

 

 「天江君とは、去年の修学旅行に一度だけエッチしてそれっきりだったけど……

 何故だかわかんないけど、今でも忘れられないでいるの……

 それだけ印象的…って言うか、エッチがとても上手くて最高だったのかもね……」

 

 寿里は輝男と向き合いながら、しみじみとした調子で述懐する。

 寿里の脳裏には、去年の修学旅行にルームメイトたちと一緒に輝男とセックスした時の光景が、克明に浮かび上がる。

 感慨深げな表情をしたかと思うと、半ば残念そうな面持ちを見せる。

 

 「……でも、まさか、あの黒山さんとエッチしちゃう関係になってたなんて……」

 

 寿里は深くため息を付き、残念そうにつぶやく。

 寿里の今のつぶやきを聞くと、輝男は神妙な面持ちで寿里を見つめる。

 

 「そんなことより、大事な用件って何だ……?」

 

 努めて感情を抑えながら問いただそうとする輝男。

 輝男の今の問いに、寿里はまっすぐに射貫くかのようなまなざしで応じる。

 輝男をジッと見つめながら、ゆっくりと口を動かす。

 

 「久しぶりに私とエッチして……

 エッチしてくれたら、あなたと黒山さんのエッチは見なかったことにして、誰にも言わないから」

 

 寿里が告げた用件に、輝男は思わず唖然となる。

 

 「君とエッチだなんて……!」

 

 まさかの用件に、輝男はすぐに戸惑いの声を上げる。

 

 「私とは嫌なの?」

 

 「嫌も何も、君は河原と付き合ってるそうじゃないか」

 

 「うん。私、涼太と二年の三学期から付き合ってるけど、それがどうかしたの?」

 

 「いくら何でも、他のヤツと付き合ってる娘とエッチするなんて……」

 

 「あっちはあっち、こっちはこっちよ」

 

 寿里はそう言い返しながら、輝男のためらいを難無くはね付ける。

 しかし、輝男としては、寿里の今の要求をすぐに承服するわけにはいかなかった。

 女の子とエッチすること自体はやぶさかではないが、他の男と付き合っている少女を抱くことに対しては、ためらいがちになる。

 特に、普通に仲よく付き合っている間柄であればなおさらである。

 互いに仲良くし、愛し合う男女の仲を裂くようなことは、輝男としても望ましいことではない。

 ためらいを隠そうとしない輝男を前にして、寿里は表情を厳しくさせる。

 飲みかけの缶ジュースを右手に持つと、左手で制服のブレザーのポケットを手探りする。

 間も無くして、寿里の左手にスマートフォンが握り締められる。

 

 「どうしても嫌だと言うのなら、黒山さんとのエッチ動画を皆に流しちゃうから。いいのね?」

 

 厳しい表情で輝男をにらみながら、脅しめいた言葉をかける寿里。

 輝男は、寿里の今の脅しに動揺するどころか、厳しい表情で寿里をにらみ返す。

 

 「俺、河原とは一年、二年と同じクラスだったから、アイツのことはよくわかってる……

 ……例え、君の頼みとはいえ、アイツを裏切り、傷付けるようなことはしたくない……!」

 

 輝男は、かつて、同じクラスで一緒だった時の河原のことを思い出しながら、寿里に向かって言葉を返す。

 

 「この際、俺が泥をかぶるようなことがあっても、俺は甘んじて受け入れる……!

 だが、黒山や河原がそのことで深く傷付くようなことだけは、絶対に受け入れられない……!

 俺は、君とアイツの仲を引き裂いてまでも、君を抱くつもりはない……!」

 

 輝男は厳しい表情を崩さずに、毅然とした思いを言い連ねる。

 ひそやかな淫交を盗撮された窮状の中にあって、犯人を責める代わりに、巻き添えを食ったであろう同級生を憂う思いを当の犯人にぶつけようとする。

 わずかでも揺るがない輝男の厳しい表情に、寿里は表情を揺るがしてしまう。

 厳しい面持ちを弱めさせ、端整な美貌を曇らせる。

 

 「天江君ったら……思ってた以上に思いやりがあるのね……

 そんなことを言われたら、本気で好きになってしまうじゃない……!」

 

 動揺の念を言い返すと、輝男とまっすぐ向き合ったまま言葉を詰まらせる。

 わずかな沈黙の後、寿里は再び口を動かす。

 

 「私、一年、二年と…黒山さんとは同じクラスだったけど……

 一度もテストで勝てなかったばかりか、黒山さん、生徒会長にまでなって……

 その上、エッチまであっちの方がダントツってことになったら、散々に打ちのめされそうで……

 それが口惜しくて……」

 

 「だから、腹いせとばかりに俺に抱かれたいとでも言うのか」

 

 沈痛な調子で葵に対するわだかまりを言う寿里に、輝男は軽蔑するかのような調子で言葉を返す。

 輝男の今の言葉に、寿里はジュース缶とスマートフォンを握る左右の手をわなわなと震わせる。

 

 「軽蔑されても、嫌われても構わない……

 でも、私、今、輝男君に抱かれてくれないと、どうしてもうずきが鎮まらないの……」

 

 声を震わせながら沈痛な思いを言い続けると、寿里はようやく顔を上げた。

 輝男は、目元にうっすらと涙をにじませ、乞うようなまなざしを震わせる寿里を見て、思わず驚く。

 

 「私、涼太とはこれからも付き合うから……

 だから、もう一度だけでいいから、私とエッチして……

 他の皆には絶対に秘密にするから……」

 

 すがり付くかのような面持ちで切々と訴える寿里。

 愛欲がわき上がって止まない彼女の姿に、輝男は言葉を返すことも突き放すこともしない……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 ブレザーを脱ぎ、スクールネクタイを外した寿里が、壁に背もたれしている。

 真正面には、やはりブレザーを脱いでいる輝男が、壁のように立っている。

 輝男と寿里はすぐに唇を重ね、半開きになった唇の隙間で舌先を絡ませ合う。

 ディープキスをしながら、ワイシャツ越しに寿里の大きな胸を愛撫する。

 輝男の手のひらは、ワイシャツの質感とその下にある大きく柔らかい肉感をジックリと堪能する。

 

 「んっ、んうぅ……」

 

 舌先が絡み合う隙間から、切なそうなうめき声がかすかに漏れる。

 唾液が跳ねるような音を聞き入りながら、ワイシャツ越しの愛撫を続ける輝男。

 何回か愛撫を続けた後、二人はディープキスをやめる。

 二人の間をつなぐ唾液の糸が千切れると、ほんのりと頬を赤らめ、半ば呆けたような顔をした寿里が至近距離から見える。

 慣れた手付きで寿里のワイシャツのボタンを一つ、また一つと外す。

 ボタンをすべて外され、はだけられたワイシャツの下から、淡い水色のブラジャーに覆われた形よいDカップバストが姿を現す。

 そのままブラジャーのフロントホックを外し、色白の美巨乳をさらけ出す。

 輝男の左右の手が、寿里の裸の胸をジックリと揉みしだく。

 

 「あっ、あぁ……」

 

 直に愛撫する動きに応じるかのように、寿里の口から切ない喘ぎが漏れる。

 

 (長峰のオッパイも、桜月や葵のと比べても甲乙つけがたいな……)

 

 柔らかくハリのある美巨乳の肉感に、輝男は内心、感嘆する。

 円を描くように揉みながら、指先で胸先の小さな蕾をこねくり回す。

 

 「んっ、んうぅっ……」

 

 胸先から襲って来るみだらな刺激に、寿里はたまらずうめく。

 すると、輝男は寿里の胸先に口づけし、舌を這わせてきた。

 

 「あぁん、ヤダ……」

 

 胸先を貪ろうとする輝男に、艶やかな声で羞恥の念を上げる。

 輝男は、桃色の小さな蕾を舌で舐め回し、口に含み、指でこねくり回しながら、ジックリと愛撫を続ける。

 

 「ヤダ、もう……オッパイ、揉んでるだけなのに……気持ちいい……」

 

 寿里は切なそうに嘆息しながら、歓喜の念を艶やかに発する。

 輝男の手は、寿里の左右のふくらみがジンワリと熱を帯びてきているのを感じ取る。

 加えて、彼の舌と指先は、胸先の蕾が固く立っていくのを認める。

 

 

 制服のスラックスと下着を脱いだ状態で、輝男が仁王立ちしている。

 彼のすぐ真ん前には、ワイシャツをはだけたままの寿里が、膝立ちの体勢で身を屈めている。

 寿里の細い手が、輝男の肉の棒をつかんで離さない。

 陰茎の先端にチュッとキスをすると、ペロッと舌を出し、表面を隈無く舐め回す。

 上から下、下から上、360度舐め回したかと思うと、根元の部分を口に含む。

 そして、口を開けると、陰茎をゆっくりとくわえ込む。

 スローペースで口を前後に動かす寿里を、輝男は成すすべがないと言わんばかりに見下ろす。

 

 「んっ、んうぅっ、んんぅ……」

 

 甘くくぐもった声が、寿里の口元から漏れる。

 寿里のフェラチオは徐々にペースアップし、一分しない内にその動きはハッキリと速まっている。

 陰茎でふさがれた寿里の口元からは、唾液が跳ねるような音と、

 

 「んっ、んうぅっ、んっ、んっ、んむぅっ……」

 

 艶やかにトーンアップしたうめき声が併せて漏れ出る。

 

 (長峰のヤツ、フェラチオが上手いな……。修学旅行の時も気持ちよかったけど……)

 

 輝男は修学旅行の時、寿里にフェラチオされたことを思い出しながら、今の彼女のフェラチオに感嘆する。

 柔らかく、生温かい口腔が陰茎に絶えずこすり付ける感触が、みだらな刺激となって輝男の神経を伝う。

 寿里は口で輝男自身をしゃぶりながら、片手で根元の部分を絶えずしごく。

 輝男は、股の方から襲って来る二重の刺激に歯を食いしばったかと思うと、深くため息を付く。

 すると、寿里が一旦、輝男自身を口から離した。

 寿里の手に握られている輝男自身は、表面を唾液でコーティングされながら固く突っ立っている。

 

 「どう? 気持ちいいかしら?」

 

 顔を赤らめ、ウットリとした笑みを浮かべながら寿里がたずねると、

 

 「とても気持ちいいよ」

 

 輝男はため息交じりに即答する。

 輝男の即答に、寿里はクスッと笑みをこぼす。

 

 「もっと気持ちよくなって」

 

 そう言い返すと、寿里は再び輝男自身をくわえ込んだ。

 そして、さっきよりも動きを速めて陰茎を強くしゃぶっていく。

 唾液が跳ねるような音がトーンアップし、

 

 「んっ、んぐっ、んうぅっ、うっ、んむぅっ……!」

 

 半ば息詰まるようなうめき声が、寿里の口元から漏れる。

 寿里の口内では、強まるフェラチオのせいで、輝男自身が固さ、大きさを増していく。

 輝男もまた、寿里の口内からわき上がる刺激をすぐに認め、歯を食いしばり、顔をしかめる。

 

 「な、長峰……このままじゃ……」

 

 自らの中でわき立つ昂ぶりを認め、たまらず苦悶の声を上げる輝男。

 やがて寿里は、大きく息を吐きながら輝男自身を口から離す。

 唾液に加え、先端からの別の液が、固く膨張した剛直の表面をまぶしている。

 自分のせいでいきり立つ剛直を見て、寿里はクスッと笑みをこぼす。

 

 「天江君ったら、こんなになっちゃって……

 そんなに私とシたくてたまらないのね」

 

 半ばからかうかのように言うと、ワイシャツの胸ポケットから小さな一包を取り出した。

 一包を破り、中にあった黒のコンドームを口にくわえると、フェラチオの要領で輝男自身に密着させる。

 

 「これでもう心配ないわね」

 

 笑みを浮かべて言って来る寿里に、輝男は思わず閉口してしまう。

 

 

 壁に背もたれする寿里の右脚を、輝男は大きく上げさせる。

 寿里の右足首には、ブラジャーとお揃いのショーツが引っかかっている。

 右脚を上げられた拍子に、スカートがめくり上がり、裸の股が姿を見せる。

 輝男は、コンドームに包まれた剛直を寿里の秘裂にあてがう。

 輝男の今の動きに、寿里は彼の左右の二の腕をギュッとつかむ。

 顔を赤らめ、半ば緊張し、半ば乞うかのような面持ちを見せる寿里に、

 

 「長峰、行くぞ……」

 

 輝男は意を決したような面持ちで声をかける。

 

 「いいよ、来て……」

 

 寿里はすぐにうなずきながら応諾の返事をする。

 寿里の返事を聞くなり、輝男は一気に腰をぶつける。

 輝男の猛進に、寿里は彼の腕をつかむ握力をギュッと強めながら、

 

 「あっ、あぁっ……!」

 

 息詰まるような喘ぎ声を上げながらのけ反った。

 寿里の今の喘ぎを合図に、輝男は勢い良く前後運動を仕掛ける。

 

 「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……!」

 

 真正面からの律動に押されるように、寿里はその身を前後に揺さぶられながら、声を殺すようにして喘ぐ。

 

 「な、長峰……! すごい……締まる……!」

 

 突入と同時に収縮を仕掛けるヴァギナの感触に輝男が声を上げると、

 

 「あ、天江君の……固くて…たくましいの……お、奥に……当たってる……!」

 

 ヴァギナを突き破り、最奥に何度も突き当たる輝男自身の感触に、寿里がうめく。

 間も無くして、輝男の耳に、寿里の喘ぎと肉と肉の衝突音が重なって聞こえる。

 額に汗をにじませながら強く腰を振り続ける輝男は、絶えずのけ反りながら、Dカップバストを震わせる寿里の姿を真正面から見る。

 

 「あぁ、いい……! すごい……! 気持ちいい……!」

 

 ヴァギナを荒らさんとする輝男の容赦ない動きに、寿里は恍惚の声を上げる。

 輝男は荒く息を弾ませながら、寿里目がけて何度も腰をぶつけ続けているが、

 

 (こんなこと、桜月や葵……それに河原には知られたくない……

 一度限りとはいえ、お似合いの相手がいる娘をこうして犯すなんて……)

 

 内心、素敵な彼氏のいる同級生美少女を犯すことに対する罪悪感をにじませる。

 当の相手から強く求められたとはいえ、とても心置きなく…とは言えない気分にさいなまれる。

 すると、寿里がギュッと輝男に抱き付き、彼と唇を重ねる。

 一瞬のキスの後、まっすぐに顔を合わせると、

 

 「今だけは何も考えないで、私だけ見て」

 

 恍惚の度合いを増す美貌と乞うようなまなざしで輝男に言葉をかける。

 今の寿里の言葉に、輝男は吹っ切れたかのように腰の動きをペースアップさせる。

 小刻みに動く輝男の腰が、引っぱたくような肉と肉の衝突音を響かせる。

 

 「あぁんっ、イヤッ、激しい……! もっと……もっとぉ――――――……」

 

 荒々しさを増す輝男の動きに、寿里は艶やかな咆哮で応じる。

 

 

 さっきまで背もたれしていた壁に、寿里は左右の手を押し当てている。

 裸の美尻をさらされながら直立する寿里目がけて、背後から腰が強く打ち据えられる。

 寿里の背後に立つ輝男が、彼女の美尻を左右から抑え、何度も強く腰をぶつけているのだ。

 輝男と寿里の間には、固く膨張した剛直が秘裂に突き刺さっている。

 数センチ程度しか見せない肉杭は、寿里の中を激しく小刻みに行き来している。

 

 「あっ、んっ、んうぅ……ふ、深い……!」

 

 背後からの猛進を甘受しながら、息詰まるような喘ぎを発する寿里。

 しかし、彼女の今の喘ぎも、美尻と腰がぶつかり合う乾いた音にかき消されてしまう。

 いわゆる“立ちバック”で寿里を犯し続ける輝男は、激しく小刻みに腰を振り続けながら、荒く息を弾ませる。

 熱を帯びた輝男の形相に、苦悶の色が濃く浮かんで来る。

 

 (長峰の中……熱とぬめりが半端ない……!

 それに…俺に食らい付いて離さないみたいだ……!)

 

 ヴァギナの表面を覆う熱と愛液が前後運動を繰り返す剛直に絡み、ヴァギナの肉圧がギュッと狭まっていくのを、否が応にも痛感する。

 しかし、輝男は臆する代わりに、収縮を強めるヴァギナを突き破り、寿里の中、最奥に何度も突き当たる。

 

 「あぁっ、イヤッ、ヤダッ……! い、痛い……!」

 

 荒々しさを増す輝男の動きに、寿里は何度ものけ反りながら苦痛の声を上げる。

 がむしゃらに猛進する輝男に対して、寿里の方はというと、何度も最奥に突き当たる輝男自身の感触とヴァギナと剛直の摩擦に、苦痛の念を強めていく。

 収縮一途のヴァギナと固く膨張しきった剛直の摩擦がもたらす苦痛が生半可なものでないことを示すかのように、寿里の額から絶えず冷や汗がにじみ出て、彼女の身を支える左右の手足がわなわなと震えている。

 

 「あ、天江君…の……固くて……大き過ぎて……お腹…壊れちゃう……!」

 

 苦痛にさいなまれていることを示すかのように、声を震わせながら苦悶の念を言うと、

 

 「お願い……もっと……もっと強く……!」

 

 一転して、我を忘れたかのように更なるみだらを求める声を上げる。

 寿里の今の懇願に応じるかのように、輝男は小刻みに腰をぶつけると、美尻を抑えていた左右の手を前の方へ伸ばした。

 はだけられたワイシャツの下で震えている汗ばんだDカップバストを、輝男の手が背後からつかむ。

 剛直による律動に加え、背後からの愛撫で、寿里を二重に責める。

 

 「長峰……君のオッパイ、柔らかくて温かいし……

 中も……かなりキツイ……!」

 

 愛撫と律動を繰り返しながら、美巨乳とヴァギナの感触に声を上げて感嘆する輝男。

 

 「よ、喜んでもらえて光栄だわ……。あぁ、すごい……気持ちいい……」

 

 寿里は愛撫と律動を甘受しながら、艶を帯びた声で恍惚の念を返す。

 と、次の瞬間、寿里は痙攣でも起こしたかのようにビクンとのけ反った。

 

 「あぁっ、ヤダッ……イくぅっ……!」

 

 声を震わせて、限界が近付いた旨を告げる。

 彼女の今の言葉が間違いない証拠に、彼女の手足の震えが更に増している。

 寿里の今の訴えが聞こえなかったかのように、輝男は背後からの愛撫と律動を繰り返しているが、

 

 (お、俺も……昂ぶりがわき立ってる……!)

 

 汗をにじませ、歯を食いしばるその奥で、迫り来る限界を痛感する。

 沸々とわき立つ限界をまぎらすかのように、自分自身を、寿里の中、奥深く目がけて何度も突進させる。

 そして、熱を帯びたかのように薄赤色に染まり、ハッキリと汗ばんでいる左右のふくらみをジックリと揉みしだく。

 これを逃したら二度と無いと言わんばかりに、柔らかな美巨乳を揉み続け、その肉感を手のひらに染み込ませようとする。

 愛撫と律動を強める輝男の脳裏に、ある光景が浮かぶ。

 

 (河原……アイツ、本当にいいカノジョを持って幸せだ……!)

 

 二年の時、教室で楽しく語り合い、今日の昼休み、寿里とひそかにセックスしていた河原の姿を思い浮かべ、感嘆の念をつぶやく。

 すると、

 

 「あぁっ、イヤッ……! イ、イっちゃう……イくぅ……!」

 

 声を震わせ、限界の時を告げる寿里の声が輝男の耳に届く。

 寿里の今の声に応じるかのように、輝男は背後から腰を強く一突きさせる。

 途端、寿里は体を大きくのけ反らせ、

 

 「あっ……あぁっ……!」

 

 息詰まるような喘ぎを上げ、絶頂に達した。

 そして、一拍置いた後、収縮しきった寿里の中で、輝男は思いっきり果てた……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 どのくらい、時間が経ったのだろうか……

 

 制服を着替え直す輝男は、目の前にあるものをまっすぐに見つめる。

 輝男の視線の先には、制服に着替え直した寿里の姿がある。

 彼女の右手には、表面を液で濡れたコンドームがある。

 コンドームの中には、濃厚な白濁が四分の三程、溜まっている。

 

 「もう、天江君ったら、黒山さんとヤったばかりなのに、こんなにいっぱい出しちゃって……」

 

 白濁の重みで垂れているコンドームを突き付けながら、半ば、からかうようにして言葉をかける寿里。

 

 「そんなこと、言わないでくれ……。……って言うか、自分でも信じられないよ……」

 

 自らが吐き出した淫欲の証しに、輝男は深く嘆息する。

 葵、寿里と立て続けにセックスして、少なからぬほとばしりを吐き出したことに、我ながら呆れ果て、驚嘆を禁じ得ない。

 そのまま輝男と寿里が向き合っていると、

 

 「あなたたち、こんなところで何をしているの!?

 もう、下校時間はとっくに過ぎてるわ!」

 

 向こうの方から鋭く呼びかける声が聞こえてきた。

 横から聞こえてくる鋭い呼び声に、輝男と寿里は、驚きながら、声が聞こえてきた方を振り向く。

 二人が振り向いた先には、手前の階段の踊り場で仁王立ちしながらこちらの方を鋭くにらむ理華の姿があった。

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