箱根湯本・もがみ屋の食堂の一角に、輝男たちの姿がある。
輝男と真純、瑠奈、そして、小春、小夜子、静流は、既に浴衣に着替えながらテーブル越しに向き合っている。
テーブルには、グツグツと煮込んだ辛味の効いた鍋料理を中心に、刺身や山菜料理が並べられている。
「はい、輝ちゃん、あ――んして」
小春が、箸と唐辛子の煮込んだ汁を注がれた肉や白菜の盛られたお椀を左右の手に持ちながら迫る。
嬉々とした面持ちで鍋料理を食べさせようとする小春に、輝男は思わずたじろぐ。
「や、やめてくれよ。ちゃんと自分で食べるから」
気まずそうに輝男が遠慮すると、
「まったくもう、こんなところでも抜け駆けしないでよ!」
「わざわざ、そんなことをしなくても、輝男さんは逃げたりしませんわ」
瑠奈と静流がすかさず、小春に苦言を呈する。
輝男の遠慮と瑠奈、静流の苦言に、小春は憮然とした顔で引き下がる。
しかしすぐに、一同は和気藹々と食事を進める。
「うん、ホントに美味しい」
「わざわざ、このような手配をして下さって、本当に申し訳ないですわ」
「いいえ。せっかくですから、皆さんご一緒になさった方が、更に料理も美味しくなるでしょうから」
美味しそうに舌鼓を打つ瑠奈と感謝の言葉をかける真純に、静流は柔和な笑みで言葉を返す。
真純と瑠奈の横では、輝男が鍋料理を中心に箸を進ませている。
「しかし、温泉に入った後で、こんな熱い鍋を食べるなんて……
何だか体が熱くなっちゃいそうだ……」
辛味の効いた鍋料理を口にしながら輝男がつぶやくと、
「せっかくだから、思いっきり精をつけてもらわないと」
真純が横からにこやかな笑みを浮かべながら言葉をかける。
義母の今の言葉に、輝男は一瞬、驚いた後、顔を赤らめる。
「か、義母さんったら、変なことを言わないでくれよ」
恥ずかしそうに言って来る義息に、真純はクスッと笑みをこぼす。
輝男の真向かいでは、小春が鍋料理と刺身を交互に食べながら、輝男の方をチラチラと見る。
「ねぇ、輝ちゃ…」
と、輝男に呼びかけようとすると、
「小春」
横から自分に呼びかける声が聞こえてきた。
振り向くと、小夜子が箸を持つ手を止めて、娘の方をまっすぐに見ていた。
「小春、あなた、今日、輝男さんと十分に楽しいひと時を過ごしたみたいだけど……
こうして一緒に輝男さんと仲良く、楽しんでいられるのも今日、明日限りかもしれないんだから」
小夜子は神妙な面持ちを見せながら、小春に向かって言い聞かせようとする。
「輝男さん、この温泉旅行が終わったら、いよいよ大学受験に本腰を入れなければいけないのよ。
自らを元気づけるためにも、こうして温泉旅行を満喫しているんだから」
「それが、アタシとどう関係あると言うの?」
「あなたが輝男さんのことが大好きなのは、母さんも十分に認めているわ。
そのおかげで、あなたが不品行を収め、気立てのよい娘になったことにも、心から感謝しているけど……
でも、本当に輝男さんのことが大好きだと言うのなら、輝男さんの邪魔になるようなことは絶対にしないで」
教え諭すかのような母の言葉に、小春は自ずと神妙な面持ちを見せる。
「輝男さん、これから人生で一番、大変な時期に差し掛かろうとしているんだから……
もし、万一、失敗するようなことがあれば、今後の人生を棒に振るかもしれないのよ。
輝男さんが悔いの残らない充実した人生を送って欲しいと願うのなら、今までのような過剰なアプローチは控えなさい。
本当なら、豪も今頃は、私たちと一緒に温泉旅行を満喫するはずなのに、我慢して予備校通いをしているんだから……
あなただって、来年の今頃は大学受験で色々と苦労しなきゃいけなくなのよ。
だから……」
「もう、わかってるわよ、ママ。
お願いだから、もうこれ以上、その話はしないで。ご飯が不味くなる」
小春は憮然とした表情で母親の苦言をさえぎると、食事を再開する。
美味しそうに料理を食べている輝男たちは、今の母娘二人の会話を知る由も無い。
◇ ◇ ◇
宿泊室の窓から、雲一つ無い夜空が広がって見える。
クッキリと光る満月が見つめる中、部屋には三人分の布団が敷かれている。
「何だか、このまま寝ちゃうのも退屈だわ」
「何を言ってるの? こういう旅行の時こそ、規則正しい就寝を心がけないと」
敷かれた布団の上で、瑠奈と真純が言葉を交わす。
すると、部屋の入口ドアが外側から開かれた。
ドアの向こうから、浴衣姿の小春が部屋の中に入って行く。
「あれ? 輝ちゃんは?」
「さっき、涼みに行くと言って出てちゃったわよ」
「そんなぁ……。どこに行ったか知らないの?」
「知らないわよ。その辺でのんびりくつろいでるんじゃないの」
当てが外れて落胆を隠せない小春に、瑠奈は素っ気なく言葉を返す。
◇ ◇ ◇
もがみ屋の奥にある小区画の露天風呂に、輝男が一人、湯船に浸かっている。
左右と後方に分厚い木壁が敷かれ、正面からは快晴の夜空と満月が見える。
正面に見える夜空と満月を眺めながら、輝男は深くため息を付く。
今日で二度目の入浴となるが、気持ち良さそうに安堵の表情を見せる。
温かなお湯と眼前の光景に、輝男は自ずと和らいだ気分になる。
余りの気持ち良さに言葉を失い、そのまま湯船に浸かり続ける輝男。
すると、後ろの方から静かに歩み寄る足音が聞こえて来た。
後ろを振り返った途端、輝男は驚きながら顔を赤らめた。
輝男の目の前には、同い年くらいの少女が、長い黒髪を後ろに束ね、生まれたままの姿で立っているのが見えた。
特徴的なクッキリした目元と胸元から盛り上がる大きな左右のふくらみ、そして、細く引き締まり、均整の取れた色白の裸体に、輝男は顔を赤らめながら見とれてしまう。
「ねぇ、一緒にいていいかしら?」
「う、うん……」
全裸の泉梓=海原泉の呼びかけに、輝男は言葉少なく応諾する。
輝男と泉は、並んで腰を下ろしながら湯船に浸かっている。
満喫するかのような表情を浮かべる泉の横で、輝男は恥じらいとためらい、そして、戸惑いが入り混じった顔を見せる。
「いずちゃん、俺と一緒にいて、大丈夫なの?」
「心配しないで。ここは私の貸し切りになってるんだから。
それを承知で、輝ちゃん、今、ここにいるんでしょ?」
「あぁ、さっき、電話でここに来てって言ってくれたから……」
二人はそう言葉を交わすと、正面に見える夜空と満月を一緒に眺める。
「輝ちゃんとお風呂に入るのって、いつ以来だろう……?」
「幼稚園の時、家の風呂に一緒に入って以来だな」
「今、こうして一緒に露天風呂に入れるなんて、私、想像だにしてなかったわよ」
「俺なんか、君と一緒に露天風呂に入るどころか、こうしてまた会えるなんて思っても見なかったよ。
あれでもう最後だと本気で思ってたから」
幼なじみ二人はそう言葉を交わしながら、幼い頃、一緒にいた時の光景、この前の春休み、ラブホテルで体を重ねた時の光景を脳裏によみがえらせる。
やがて、二人は会話を忘れ、心地良い露天風呂の湯と眼前の光景を十二分に満喫する。
どのくらい時間が経ったのだろう……
正面の光景を見据えながら、泉がゆっくりと口を開く。
「ねぇ……輝ちゃん……」
「何だい?」
「せっかくだから……また…シない?」
やや恥ずかしそうに言葉をかける泉に、輝男は思わず彼女の方を振り向く。
「そんな、まさか……!」
恥じらいに顔を赤らめる輝男は、幼なじみの今の言葉に言葉を詰まらせてしまう。
しかし泉は、目の前でためらう輝男に引き下がるどころか、湯に浸かり切る輝男の股座を手探りする。
泉の細い手が肉の棒に触れる様に、輝男は紅潮を増して硬直する。
「ちょ、ちょっとヤバいよ、いずちゃん……」
人気アイドルにして今をときめく若手女優の一人となっている泉に向かい、ためらいの声を上げる輝男。
輝男のためらいに、泉は顔を近付けさせ、湯の底で陰茎を撫でさすっていく。
「あの時、輝ちゃんとまた出会って、この旅館に泊まってると知ったら……
また、輝ちゃんに抱かれたいと思って……
どうしても、せっかくの機会を無駄にしたくなかったから」
「いや、でも、俺と君は……」
「輝ちゃんはどうなの? 泉とはもうエッチなんてしたくないわけ?」
乞うようなまなざしを震わせ、頬を赤らめながら、泉は輝男をジッと見つめ、たずねようとする。
間近に迫るすがり付くような面持ちとお湯に濡れほのかに熱を帯びたたわわな双乳に、輝男は紅潮しきったまま身を固くする。
すると泉は、真正面から輝男に向かって唇を重ねる。
一瞬のキスの後、再び輝男とまっすぐに向き合う。
「お願い……輝ちゃん……」
ときめくような面持ちで自分を求めて止まない幼なじみに、輝男は返す言葉が中々、出て来ない……
◇ ◇ ◇
湯船に浸かりながら腰を下ろす輝男の真ん前に、泉が至近距離から向き合う。
輝男の腰の上にまたがり、緊張とときめきの混ざり合う幼なじみの顔を凝視する。
頬を赤らめながらクスッと笑みをこぼすと、またもキスを交わす。
輝男の二の腕にしがみ付き、柔らかく大きな左右のふくらみを胸板に押し付けながら、唇を重ね、舌を絡ませ合う。
静寂に包まれた露天風呂に、唾液の跳ねるような音が小さく響く。
「んんっ、んっ、んうぅ……」
絡み合う舌の隙間から、切なそうなうめき声が漏れる。
一介の名も無き高校生と、今をときめくん人気アイドル――
まったく別々の人生を歩むことになった幼なじみ二人は、今だけは、互いの立場を忘れ、愛欲を貪り合う。
甘い吐息が輝男の頬にかかり、胸板ににじむ汗が泉のたわわな肉の果実に染みる。
泉は輝男とディープキスを続けながら、ゆっくりと体を上下に動かす。
互いに腕を握り合う中、Dカップはあろう大きく柔らかなふくらみが、輝男の胸板にこすり付けられる。
輝男は、ざらつきながらうねる舌の感触に加えて、自分の胸にすり付けられる柔らかな肉感を痛感する。
ディープキスを続けながら、自分の胸でかすかな摩擦を加えていく泉は、
「んっ、んふぅっ……んっ、んぅ……」
自ずとうめき声を艶やかにさせる。
やがて、輝男と泉はディープキスをやめた。
半ば呆けたかのような顔を赤らめる輝男に対して、泉はウットリとした面持ちを紅潮させる。
「ねぇ、輝ちゃん、気持ちいい?」
恍惚とした面持ちで泉がたずねると、
「うん、とても気持ちいいよ」
熱に浮かされたかのような声で即答する。
輝男の返答を聞くと、泉はまたも腰をゆっくりと上下に動かす。
胸板に押し付けられた美巨乳は、風呂の湯気で汗ばみ、熱を帯びながら、繰り返し胸板をこすり続ける。
腰の動きに合わせて、泉の股も前後にゆっくりとスライドされる。
泉の股の下では、陰茎が真下に押されながら、絶えずすり付けられる。
いわゆる“素股”での刺激に、輝男自身は否応なしに大きさ、固さを増していく。
しかし、輝男の正面には、恍惚の度合いを増していく泉が、自分をまっすぐに見つめながら自慢の胸をこすり続ける。
柔らかな摩擦は、十分な刺激となって輝男の全神経を伝っている。
股から突き出る陰茎を充血させるだけでなく、輝男の中の昂ぶりを容赦なくわき立たせる。
「輝ちゃん……そろそろ、泉のこと、欲しくなったでしょ?」
美巨乳による摩擦と“素股”を繰り返しながら、ウットリとした声で泉が呼びかける。
改めて幼なじみの顔を見ると、乞うようなまなざしを震わせ、歳相応の美貌を紅潮させている。
泉の今の呼びかけに、輝男はためらうかのように、一瞬、言葉を詰まらせる。
わずかな沈黙の後、輝男の口元が動く。
「いずちゃん……俺、もう、我慢できない……」
努めて感情を抑えながら、絞るような声で、幼なじみにして人気アイドル、女優でもある泉に言葉を返す。
真正面から突き付けられるたわわな肉の果実と真上からのしかかる股座の肉圧は、輝男の淫欲を果てしなく昂らせている。
もう二度と無いと思った幼なじみとの逢瀬を十分に果たしたい思いが、輝男に今の言葉を言わせたのだ。
輝男の今の言葉を聞くと、泉はクスッと笑みをこぼした後、再び輝男と唇を重ねる。
柔らかな唇の感触と立ち込める湯気が、輝男を容赦無くのぼせ上らせる。
「泉も……そろそろ我慢の限界……」
言葉少なく輝男に声をかけると、
「いいよ、輝ちゃん……来て……」
ときめくような面持ちを紅潮させながら、切なそうな調子で言葉を続ける。
貸し切り状態の露天風呂に、お湯が跳ねるような音と、
「あぁっ、ハァッ、あんっ、んあっ……!」
艶やかな喘ぎ声が重なって響く。
湯船に浸かり切る輝男の真正面で、泉が腰を上下に揺らしている。
輝男の真ん前には、その身を揺らし続ける泉の恍惚とした形相と、震え続ける左右のふくらみが見える。
湯の中では、泉の左右の手が輝男の左右の太ももをつかみ、輝男の腰が真下から泉に向けて突き上げを繰り返す。
輝男の股から突っ立つ陰茎は、泉の中に深々と突き刺さり、輝男自身の突き上げを一助している。
泉の中では、輝男自身が最奥目がけて何度も猛進を繰り返す。
「んっ、んうぅっ……!」
突き上げに押されながら、艶やかなうめき声を繰り返す泉。
「輝ちゃんの……この前と変わらない……!
泉を求めて激しくなってる……! この前よりもっと……」
自分の中で暴れ続ける輝男自身の感触に、泉がうわ言のように歓喜の念を上げる。
泉の今の言葉に、輝男は腰の突き上げをペースアップさせる。
「あっ、あんっ、んうぅっ、あぅっ、あぁっ……!」
加速する突き上げにのけ反りながら、上ずった喘ぎを繰り返す泉。
温かなお湯と熱を帯びていくヴァギナの感触は、心地良い感覚を輝男にもたらし、彼の動きを激しくさせる。
「ダメだ……! いずちゃん……気持ち良過ぎて…止まんない……!」
激しく小刻みに突き上げを繰り返しながら、熱っぽく苦悶の声を上げる輝男。
引っぱたくように真下から腰がぶつかって来ると、お湯の跳ねる音も、それに合わせてトーンアップする。
「ヤダ……! 輝ちゃんの……泉の中で……ますます固く…大きくなってる……!」
幼なじみによる容赦無い突き上げを甘受しながら、恍惚の念を叫ぶ泉。
彼女の中では、熱とぬめりに絡み付かれ、肉圧にさいなまれる剛直が、限界まで固さ、大きさを増していく。
一方の輝男は、生温かい熱とぬめり、そして、締め付けを増す肉圧を感じ取りながらも、うっすらと目を開ける。
視界が開いた先には、恍惚とした形相を赤らめ、汗ばみ、薄赤色に染まったDカップバストを揺らし続けながら、自らも腰を上下に揺らしていく泉の姿が見えた。
真下からの突き上げを甘受するだけに飽き足りず、自らも腰を動かし、襲い来る剛直を貪らんとしている。
剛直が突き刺さった秘裂からは、蜜のようなものがこぼれていくが、お湯によって難無く溶け込んでしまう。
同様に、水音混じりの肉と肉の衝突音も、高まる一方のお湯の跳ねる音にかき消されてしまう。
それでも、今、淫交に耽り切る幼なじみ二人は、構わずに淫欲、愛欲のただ中にい続ける。
「いずちゃん……すごく、締まってる……!」
「いいよ……すごい……輝ちゃん……! もっと……もっとぉ―――……」
輝男と泉は、締め付けを増す肉圧と激しさを増す猛進を互いに感じ取りながら、互いを求めて止まない。
磨き抜かれた木目模様の床に、泉は仰向けの状態で寝そべっている。
長いこと湯に浸かり切っていたせいか、色白の素肌は熱っぽく薄赤色に染まり、汗がハッキリとにじみ出ている。
しかし、次の瞬間、真正面からぶつかって来る何者かの腰に押され、その身を前後に揺さぶられる。
二、三回、腰を打ち据えられると、泉の腰が左右から抑えた手でグイッと引き上げられた。
泉の真向かいには、膝立ちの体勢を取る輝男が、引き上げた泉の腰目がけて自分の腰をぶつける。
輝男と泉の間には、輝男の剛直が依然として泉の秘裂に突き刺さっている。
剛直を通して、輝男は激しく小刻みに自分の腰を泉に打ち据える。
引っぱたくような衝突音が水音混じりに響き、
「あぁんっ! イヤ! ヤダッ! すごい……激しい……!」
泉は身悶えながら、苦痛と歓喜が混ざり合った声を上げる。
絶えず身悶える泉に合わせて、胸元の美巨乳がブルブルと震える。
輝男は、汗をにじませ、荒く息を吐きながら、幼なじみに向けて腰をぶつけ続け、犯し続ける。
彼女が人気アイドルにして今、注目の若手女優の一人であるのを忘れて、本能のおもむくままに淫欲、愛欲をぶつける。
「て、輝ちゃん……奥に当たって……あぅっ! お、お腹……壊れちゃう……!」
貪欲に動き続ける輝男に、泉は、恍惚と苦痛の混ざった声を上げる。
狭まる一方のヴァギナを突き破り、泉の中、最奥に、自分自身を何度も突進させる。
(いずちゃんの中……熱く絡み付いて止まない……!
病みつきになっちゃいそうなくらいに……気持ちいい……!)
絶えず腰をぶつけ続ける輝男は、熱と肉圧を増す幼なじみのヴァギナの感触に感嘆とする。
感嘆とする余り、剛直とヴァギナの摩擦がもたらす少なからぬ苦痛も、まったく意識に入ってこない。
泉もまた、二度と無いと思った幼なじみとの愛欲のひと時に、今、自分をさいなむみだらな苦痛など、まったく頭に入っていない様子だ。
「す、すごい……激しい……! もっと……もっと強く……突いて……!」
震える声で更なる責めを求めようとする泉だが、次の瞬間、痙攣でも起こしたかのようにビクンと体をのけ反らせる。
「あぁんっ、ヤダッ、イく……イっちゃう……!」
名残惜しむかのように、切なそうに声を上げながら、自らの限界を訴える。
泉の今の叫びに応じるかのように、彼女のヴァギナはギュッと限界まで強く締め付けようとする。
絡み付く熱とぬめり、容赦ない肉圧、そして、限界を訴える叫びに、輝男の中の昂ぶりが一気にわき立つ。
幼なじみとの淫欲に耽りたい思いから何とか抑えていた暴発が、これ以上、押し止めることができない状態にまで差し掛かっている。
自らもまた、限界の暴発が迫ってきているのを痛感すると、輝男は壊れるくらいに腰をぶつけ続ける。
腰を抑えられ、引き上げられている泉は、真正面からの肉の衝突に、ただ身悶え、美巨乳を震わせるだけだ。
逃れたくても逃れられない状況にありながらも、悲痛と嫌悪の形相を見せる代わりに、これ以上は無い恍惚とした形相を見せる。
身悶え、揺れる火照った裸体からは、汗があちこちに飛び散っていく。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……!」
上ずり、リズミカルに繰り返される喘ぎが、肉と肉の衝突音に混じって輝男の耳に流れ込む。
「いずちゃん、俺……」
限界にさいなむ輝男が震える声で呼びかけると、
「き、来て……早く……あぁっ、イくぅっ……!」
泉もまた、震える声を上げながら、幼なじみを切々と求める。
「い、いずちゃん……泉……イくぞ……!」
小刻みに腰をぶつけながら泉に向かって呼びかけると、
「あぁんっ! も、もう、ダメ…」
泉は喉を突き出しながらのけ反り、限界の声を上げる。
途端、
「輝ちゃん!!」
向こうから、愕然と呼びかける叫び声が聞こえて来た。
輝男は、突然、向こうから聞こえて来た叫び声に、歯を食いしばりながらビクンと身を震わせた。
と、同時に、
「あっ、あぁんっ!!」
泉は、輝男とつながったまま、一、二回、痙攣でも起こしたかのようにビクンと体をのけ反らせた。
泉が絶頂の声を上げて間も無く、熱い淫欲のほとばしりが泉の中に一滴残さず流し込まれた。
愛欲の末に果て、その場にグッタリと倒れ込む泉。
恍惚と疲弊の入り混じった顔を赤らめ、うつろに吐息を繰り返す。
一方の輝男は、心地良い疲労ともいうべき面持ちを火照らせながら、荒い吐息を繰り返す。
にじむ汗を拭うのを忘れ、余韻に浸るかのような泉を見下ろす。
「大丈夫……?」
輝男が心配そうに呼びかけると、
「うん……大丈夫……」
泉はゆっくりと輝男の方を振り向き、熱っぽい笑みを浮かべながら言葉を返す。
幼なじみの今の返答に、輝男は若干、安堵の表情を見せる。
しかし、すぐに入口の方に目を向けると、次の瞬間、驚愕に満ちた面持ちで視線の先にあるものを凝視する。
輝男が見つめる先には、生まれたままの姿をさらしながら、愕然とした面持ちで立ち尽くす小春の姿があった。
小春は信じられないと言わんばかりに、目の前にあるものをしっかりととらえる。