「皆、お疲れ様。新旧生徒会長の引継ぎも無事に終わって……」
明朝学園高校の保健室内で、真白が和やかな表情で言う。
椅子に腰かける真白の真向かいには、葵を挟んで、輝男と七海が長椅子に並んで座っている。
「黒山さんも天江君も、これで名実共に生徒会の仕事は終わったけど……
もっと大変なことが、これから待ち構えているわね」
「えぇ……。でも、これを乗り切れなければ、次へ進めませんから」
真白は輝男の今の言葉を聞くと、何故か深くため息を付く。
「しかし……まさか、宇藤君が新生徒会長になるなんて……」
何とも言えない表情でため息を付く真白を、葵は真正面から鋭く見据える。
「先生、彼は不適格だと言うのですか?」
「別にダメだと言ってるわけじゃないわ。
ただ、聖さん、黒山さんと立派な才女が立て続けに生徒会長をやった後だから……
彼が無事、彼女たちの後釜としての役割を担えるかどうか……」
「ぶっちゃけた話、今回の生徒会長選挙は、どの候補も大差無いと言うか……
誰が生徒会長になってもおかしくなかったですから」
「まさか、この前の『高校生クイズ甲子園』で優勝した勢いで立候補し、当選したわけでもあるまいし……」
葵、輝男と言葉を交わしながら、真白はまたもため息を付く。
そしてすぐに、真向かいに座っている葵をまっすぐ見つめる。
「黒山さんとしては、宇藤君はちゃんと生徒会長の役割を務められると思う?」
神妙な面持ちを見せながら、ただならぬ問いかけを葵にかける。
生徒会顧問からの今の問いかけに、葵はすぐに口を開く。
「真面目に生徒会長の仕事を務められれば、誰が生徒会長になろうと私は一向に構いません」
葵はそう言い返すと、横にいる七海の方を振り向く。
「ただ、百川さん一人を残すのは、正直、心苦しいかと……
私も天江君もいなくなった生徒会で、果たして今まで通り頑張れるかどうか……」
厳しい表情を見せつつも、可愛い後輩を心配する言葉をかける葵。
葵の目には、どこか浮かない形相でうつむく七海の姿が映る。
輝男も、七海の方を振り向き、憂鬱を隠せない七海の顔を覗き込むように見る。
真白は、輝男たち三人の様子を真向かいから見つめると、
「大丈夫よ。百川さんも生徒会の仕事は長いんだから。
万一のことがあっても、他の子たちの分まで、私がちゃんと面倒見てあげるから」
穏やかな笑みを見せながら、自信を請け負う言葉をかける。
七海の様子に心配を隠せなかった輝男と葵も、真白の今の言葉に、表情を幾分、和らげる。
しかし、七海だけは、依然として浮かない形相でうつむく。
二、三分後、輝男は保健室から出て来た。
そのまま向こうに見える生徒玄関を歩を進めようとすると、
「待って下さい」
後ろから呼び止める声が聞こえて来た。
輝男が振り返ると、憂鬱な面持ちで立ち尽くす七海の姿があった。
「どうしたんだ? 百川」
「先輩、すみませんが、ちょっと付き合って下さい」
「何で?」
「大事なお話があるんです……」
七海は、憂いを帯びた面持ちを見せながら、消え入るような声で輝男に言って来る。
七海の今の用件に、輝男は思わず首を傾げる。
彼の中では、どうも皆目見当がつかないようだ。
一階と二階の間の階段の踊り場で、輝男と七海が向き合っている。
七海は後ろの壁に背もたれしながら、心配げに表情を曇らせ、救いを求めるかのようなまなざしで輝男をまっすぐとらえる。
「大事な話って、一体、何なんだ?」
輝男がたずねると、七海は意を決したかのように口を開く。
「実は……宇藤君のことで……」
「え? 宇藤の?」
「はい……」
弱々しくうなずく七海は、過去の記憶を脳裏によみがえらせる。
……
一昨日の放課後――
七海は下校すべく、階段に差し掛かった。
そのまま下階へ降りようとした途端、七海の足が止まった。
七海の眼下では、二人の男子生徒が向き合いながら話をしていた。
七海の目には、小中ともう一人、長身で短く整った黒の頭髪に平々凡々とした容姿をした男子生徒の姿が映る。
宇藤大樹(うどう・だいき)だ――
「宇藤、大事な話って何だよ?」
小中がたずねると、宇藤は緊張した面持ちで口を開く。
「じ、実は……俺、大好きな女の子がいるんすけど……
中々、上手く告白できなくて……」
徐々に顔を赤らめながら、先輩である小中に恋の悩みを打ち明ける。
「誰なんだ? その大好きな女の子って?」
またもたずねる小中に、宇藤は顔を真っ赤にしながら口をつぐんでしまう。
しかしすぐに、意を決したかのように口を開く。
「同じクラスの……百川七海なんです……!」
文字通り、勇気を振り絞るかのように、恋心の対象を告げる宇藤。
途端、会話を覗き見していた当の七海は、急ぎその場を離れ、間近の壁際に背もたれしながらへたり込む。
(う、嘘……!?)
クラスメートからのまさかのカミングアウトに、七海は思わず動揺を隠せない。
それでも、すぐに腰を上げると、周りに悟られないように、下の踊り場にいる小中と宇藤をこっそり覗き見する。
「お前、百川七海と言えば、あのオッパイのおっきいメガネっ娘じゃねぇか!
俺だって、あの娘のこと、前から目ぇ付けてたんだぞ!」
「え――! そんなぁ――!」
「冗談だよ、冗談」
「……ったく、冗談が過ぎますよ」
わざとらしく怒り、食って掛かりながらからかう先輩男子に、宇藤は困惑した面持ちでため息を付く。
「お前、百川とはクラスも同じなら、今度からは生徒会でも一緒じゃないか?」
「でも、彼女を前にすると、どうしても今一歩、踏み出せなくて……
もし、告白して嫌われちゃったらどうしよう……って」
「……ったく、生徒会長にまでなったヤツが、そんなことでビクつくなよ。
本気で百川のことが好きだと言うのなら、当たって砕けるくらいの覚悟でぶつかって来いよ」
「そりゃ、もっともかもしれませんけど、いざやるとなるとどうしても怖くて……
先輩、何かいいアドバイスがあったら教えてもらえませんか」
「自慢じゃないが、俺はこれでも百戦百敗だ!
お前にしてやれるいいアドバイスなんて無い!」
「やっとカノジョができたばかりだと言うのに、そんな冷たいことを言って……」
ドヤ顔で言う小中に、宇藤は呆れ果てた言葉を返す。
いずれにせよ、恋心を募らせながらも、肝心なところで自信を持てずにいることに変わりは無い。
そんな宇藤をひそかに見つめながら、七海はどうしたらいいかわからないと言ったような困惑の表情を見せる……
……
一昨日の放課後のとある一幕を思い返した七海は、うつむかせた顔を恐る恐る上げる。
顔を上げた先には、努めて平素の表情を浮かべながらこちらをまっすぐ見つめる輝男の姿がある。
「百川、君は宇藤のことが嫌いなのか?」
努めて感情を抑えながら輝男がたずねると、
「いいえ、彼のことは決して嫌いじゃないです。
同じクラスの同級生としては割と仲よくしている方なんですが……
恋愛対象となると……」
七海は、クラスメートに対する印象を端的に言い、すぐにまた顔をうつむかせる。
偶然にせよ、思わぬ相手から自分に対する恋心を知らされ、戸惑いの色を濃くさせる。
どうしたらいいかわからないと言った様子で立ち尽くし、口をつぐむ七海を見ると、
「百川……」
輝男は抑えるような口調で呼びかける。
七海がすぐに顔を上げると、
「彼に正直な気持ちを言うしかない。
下手に曖昧な返しをすることで事をややこしくさせるより、ストレートに気持ちを返した方が却ってためになるかもしれない。
どういう結果になるかわからないが、アイツもバカじゃなければ、君の言うことはちゃんとわかるはずだ」
クラスメートからの恋心に対するアドバイスを言い聞かせようとする。
これが最も適切なアドバイスかどうか、当の輝男自身、確信が持てない。
それでも、余計な無理強いをさせず、あくまで、七海本人の意思、彼女の素直な気持ちに任せるような言葉をかける。
しかし、目の前の七海は、最愛の先輩からの今のアドバイスに安心した顔を見せない。
心配し、不安がるように表情を曇らせている。
またも重くうな垂れる後輩女子を見ると、
「怖いのか? 宇藤から告白されるのが……
もし、万一、告白を拒む返事をして、彼の気を悪くさせたらどうなるのか?
それがとても怖いんだな?」
自ずと神妙な面持ちを見せながら、胸の内を言い当てるような言葉をかける。
七海は表情を曇らせたまま、ハッと顔を上げる。
覚束なげな七海の瞳に、こちらをまっすぐ見つめる輝男の神妙な顔が映る。
「君の気持ちはよくわかるが、これは君自身の問題だ。
一つや二つ、アドバイスをしてあげることはできても、それ以上のことはしてやれない。
自分の素直な気持ちに従って、事に臨むしかない。
君とて、それくらいの勇気はあるはずだろ?」
「あ、はい……」
背中を押すような先輩の言葉に、七海は頼りなげに一言、言葉を返す。
輝男はそんな七海に構わず、彼女に背を向け、一人、その場を去ろうとする。
しかし次の瞬間、七海は背後からギュッと抱き付き、輝男の動きを止める。
「も、百川……!」
まさかの行為に驚き、輝男が後ろを振り返ると、
「お願いです……先輩、行かないで…下さい……」
七海は輝男の背中に顔をうずめながら、震えるような声で輝男にすがり付く。
輝男は、背中を通して、七海の身が震えていることを認める。
同級生からの予期せぬ恋心に戸惑い、万一の事態に対する不安が、七海の身を震わせている。
輝男は改めて七海と向き合うと、今にも泣き出しそうな顔をうつむかせ、身を震わす後輩の姿を認める。
(ちゃんとアドバイスしたつもりが、却って不安を強めてしまうなんて……)
思いもしない事態を前に、輝男は言葉を失い、途方に暮れる。
輝男が途方に暮れながら立ち尽くしていると、七海が恐る恐る顔を上げる。
「このままじゃ、心がもっとモヤモヤして、正常じゃいられません……
先輩……何もかも忘れさせて下さい……」
乞うようなまなざしを震わせ必死に哀願する七海に、輝男はなおも言葉を失う。
それでも、言葉を返す代わりに、彼女の華奢な肩を優しく抱く。
輝男の瞳には、自分をまっすぐ見つめながらすがり付くあどけない美貌がしっかりと焼き付かれる。
◇ ◇ ◇
静まり返った放課後の校舎――
屋上手前の踊り場で、輝男と七海は向き合っている。
優しく抱き締め合いながらまぶたを閉じ、そっと唇を重ねる。
何回かキスを交わした後、半開きになった唇の隙間から舌先が入り込む。
絡み合う舌先から、唾液の跳ねるような音が聞こえて来る。
抱き締め合ったままディープキスを続ける輝男の耳に、
「うっ、うぅ……んっ、んぅ……」
甘ったるい吐息を伴ったかすかなうめき声が聞こえる。
後輩女子のうめきを聞き入りながら、密着する体から発散される石鹸のようなほのかなにおいと人肌の温もりも堪能する。
やがて、輝男と七海が唇を離す。
ディープキスをやめると同時に抱擁も解く。
目を合わす余裕も見せずに、輝男の左右の手が、制服の白のワイシャツ越しに七海の大きな左右のふくらみをつかみ、揉みしだく。
「あっ、ヤダ……」
真正面からの愛撫に恥じらいの声を上げる七海。
輝男は二、三回、ワイシャツ越しの愛撫を続けると、七海のスクールネクタイをほどき、ワイシャツのボタンを一つ、また一つと外す。
ボタンをすべて外され、はだけられたワイシャツの下から、形よいFカップバストを覆う淡いピンクのブラジャーと色白の素肌が見えた。
輝男が手を止め、思わず美巨乳に見取れていると、
「イヤ、もう……恥ずかしい……」
七海は両手で顔を覆い、恥じらいの声をか細く漏らす。
輝男は今の声を合図に、七海の胸を下着越しに愛撫する。
鷲づかみするように大きなふくらみをつかみながら、優しく、ジックリと揉んでいく。
「あっ、イヤッ……」
七海は両手で顔を覆ったまま、愛撫に応じるかのように首をイヤイヤと横に振り、恥じらいの声を上げる。
二、三回、下着越しの愛撫をすると、ブラジャーをずらし上げる。
なだらかな丸みを帯び、上品な和菓子のような形よい形状を見せるFカップの美巨乳がブルンと弾み出る。
輝男は裸の胸をつかむと、円を描くようにして揉みしだき、あるいは、パン生地でもこねるようにして揉む。
「うっ、うぅ……」
七海はなおも顔を覆い、声を殺すようにしてかすかなうめき声を漏らす。
校舎の片隅で愛する先輩とエッチしている状況に、いつも以上に恥じらいの念が強まっているのだろう。
そんな七海に構わず、優しく愛撫を続けながら、彼女の胸元に顔をうずめる輝男。
胸先にある桃色の小さな蕾に吸い付き、指でこねくり回す。
(七海ちゃんのオッパイ……相変わらず、柔らくて大きくてスベスベしてる……)
後輩女子の美巨乳を貪りながら感嘆の念を漏らすと、
「あっ、ハァ……あぁ……」
甘ったるい吐息を交えた切なそうな喘ぎが、輝男の耳に流れる。
七海は、恥じらいに赤らむ顔を覆う左右の手を下ろし、輝男の頭を優しく抱き締める。
柔らかな抱擁に甘えながら、左右の大きな柔肉を揉み続ける輝男。
「ヤダ……何だか……変な気分……」
延々と胸を揉まれ、胸先からも刺激を受け、呆けたように異様な感覚を訴える七海。
恥じらいに紅潮していたあどけない美貌は、徐々に恍惚の度合いを増している。
一方、輝男は、たわわな肉の果実がジンワリと熱を帯び、胸先の蕾がピンと固くなっていくのを感じ取る。
(七海ちゃん、感じ入ってるな……)
内心、そうつぶやく輝男の耳に、
「あんっ、ハァ……んうぅっ……」
七海の艶やかな喘ぎが流れ込む。
すると、
「せ、先輩……」
抱擁を解いた七海が弱々しく呼びかける。
七海とまっすぐ向き合うと、半ば恍惚とした七海が、乞うようなまなざしで輝男を見つめる。
「あ、あの……私にも……」
恐る恐る呼びかける七海に、輝男は黙ってうなずく。
屋上手前の踊り場の冷たい床の上に、輝男は仰向けに寝そべる。
輝男の真ん前には、めくり上げられた薄手の黒いひざ丈スカートとその下にある色白の美尻が突き出ている。
美尻の真ん中に顔をうずめ、秘裂の向こうに見える肉の花弁に舌を這わせる。
真向かいでは、七海が前のめりするように身を屈めながら、スラックスから突き出た肉の棒を片手でつかみ、くわえている。
輝男が肉の花弁を舐め回すと同時に、上下に口を動かし、陰茎を貪る七海。
生温かく柔らかい口腔で包み込み、撫でるようにこすり付けながら、根元の部分を片手で丁寧にしごく。
いわゆる“シックス・ナイン”に耽る輝男と七海の間から、唾液の跳ねるような音と、
「んっ、んんっ、んうぅ……」
かすかなうめき声が漏れ出る。
輝男は、七海の大事なところを一通り舐め回し、内側にも舌先を差し込ませる。
七海は、背後から襲って来るみだらな刺激を認めながらも、愛する先輩のモノをくわえたまま離さない。
七海の美尻からは、舌なめずりし、砂ぶる音がトーンアップして響く。
七海の方も、陰茎を貪る動きをペースアップし、
「んんっ、んうぅっ、んむぅっ……」
うめき声を艶やかにトーンアップする。
やがて、七海の中からは、芳醇なメスのにおいが吐き出され、輝男の鼻にかかる。
漂う芳醇なにおいを嗅ぎながら、内側から突き出た小さな豆を口に含む。
強まる一方の執拗なクンニに、七海はなおもフェラチオを続ける。
彼女の口内では、輝男自身が固さ、大きさを増していく。
「んぐっ、んっ、んうっ、んくぅっ……!」
息詰まるような七海のうめき声を聞き入りながら、肉の花弁から染み出る蜜を舐め取ろうとする輝男。
背後から感じ取るざらつく舌の感触に、七海はたまらず眉をひそめる。
(ダメ……! そんなにしたら……!)
自分の中から絶えず蜜がこぼれるのを認め、それを貪る動きを痛感しながら、内心、苦悶の声を上げる。
やがて、くわえ続けた輝男のモノを勢い良く口から離す。
荒く息を吐く七海の目の前には、唾液にまぶされながら固くいきり立つ輝男自身がある。
一方の輝男は、少し遅れて七海の美尻から顔を離す。
美尻の真ん中は、輝男のせいで蜜で濡れぼそり引くついている。
輝男はすぐに体を起こそうとするが、先に七海が輝男から離れ、彼の制服のスラックスに手をかける。
スラックスとその下にはいているトランクスをまとめて脱がせ、下半身を素裸にする。
剛直だけが直立する裸の下半身をさらされ、輝男は思わず言葉を失う。
その間に、七海は自らのスカートを脱ぎ、裸の下半身をさらしながら輝男の上にまたがる。
七海の右足首には、淡いピンクのショーツが引っかかっている。
「ごめんなさい、輝男さん……。私、もう、我慢できない……」
申し訳なさそうに言葉をかけながら、ゆっくりと腰を沈める。
「あぁ……! んぁ……!」
固く大きな異物を飲み込もうとして、思わず苦しそうなうめき声を上げる。
「な、七海ちゃん……」
輝男が心配そうに呼びかけると、
「だ、大丈夫……です……」
安心をうながすかのように弱々しく言葉を返す七海。
そして、意を決したかのように勢い良く腰を落とす。
「あっ、あぁんっ……!」
喉を突き出すようにしてのけ反りながら、息詰まるようにして喘ぐ。
すぐにガクッとうな垂れ、荒い吐息を真下の輝男にかける。
七海のあどけない美貌には汗がにじみ出て、メガネのレンズの奥の瞳からは涙がにじみ出ている。
少なからぬ苦痛を隠せない七海を、輝男は半ば不安げに見上げる。
間も無くして、七海は呼吸を落ち着かせると、腰を上下に動かし始める。
「あっ、あぁ……あっ、んぁ……」
切なそうな喘ぎをか細く漏らしながら、上下運動をゆっくりと繰り返す。
輝男の目には、七海の恍惚とした形相と重たげに揺れる左右のふくらみが映る。
「せ、先輩……気持ちいい……ですか……?」
「あぁ、とても気持ちいいよ」
輝男は七海に言葉を返しながら、
(七海ちゃんの中……キツイけどとても温かい……)
熱を帯びながら狭めて来るヴァギナの感触に感嘆する。
一方の七海は、最愛の先輩自身を貪る喜悦に、恍惚の度合いを増していく。
上下運動を繰り返しながらも、無意識の内に腰を前後にくねらせる。
(せ、先輩の……また、固く……大きくなってる……
気持ち良過ぎて、頭の中が真っ白に……何も考えられない……)
自分の中で輝男自身が固さ、大きさを増していく様に、内心、感嘆の声を上げる。
胸の内に抱えている憂鬱をしばし忘れ、愛欲に身も心も委ねようとする。
しかし次の瞬間、七海は突然、跳ねるように体を大きくのけ反らせる。
「んうぅっ!」
たまらずうめき声を上げる七海に向けて、輝男は繰り返し腰を突き上げる。
真下からの突き上げに押され、七海の体が上下に揺さぶられる。
七海の動きに合わせるようにFカップの美巨乳が大きく波打つ。
「すまん……。俺、もう、我慢できない……!」
形ばかりの詫びの言葉をかけながら、輝男は何度も腰を打ち据える。
最愛の先輩の突き上げに、七海は自ら腰を振るのを忘れて成されるがままとなる。
「ヤダ……! すごく……深い……!」
突き上げる剛直が自分の中、最奥に突き当たるのを認め、驚嘆の声を上げる七海。
荒く息を弾ませ、腰の突き上げを繰り返す輝男に、
「もっと……もっと強く……!」
恍惚とした声で更なるみだらを求める。
冷たい床の上に、七海が仰向けに寝そべる。
ワイシャツをはだけ、裸の胸をさらしながら、
「あぁっ……あんっ、あぅっ、んぁっ……!」
艶やかな喘ぎを上げながら、のたうち、身悶える。
七海が悶えるたびに、胸元から盛り上がるFカップバストがブルブルと震える。
七海の真向かいでは、膝立ちの体勢を取る輝男が、七海の腰を引き上げて自分の腰をぶつける。
輝男と七海の間で、剛直が抜き差しを繰り返し、鈍い抽送音を鳴らす。
「ど、どうだ……!? 七海ちゃん……!」
律動を繰り返しながら、熱に浮かされたような声でたずねる輝男。
「あぁ…うっ……! い、いい……気持ちいい……です……!」
のたうち、悶えながら、途切れ途切れに言葉を返す七海。
あどけない美貌は既に紅潮しきっており、色白の素肌も薄赤色に熱っぽく染まっている。
絶えず震え続ける美巨乳は汗ばんで久しい。
七海の今の返答を聞くと、輝男は腰の動きを小刻みにさせる。
輝男と七海の間で、引っぱたくような肉と肉の衝突音が響く。
「あんっ! あぁんっ! あっ、イヤッ!」
ペースアップする律動に、七海はのけ反りながら、苦痛と歓喜が混ざった声を上げる。
「あぁっ……イヤッ、ヤダッ……!
そ、そんなに激しくしたら……イ、イっちゃう……!」
苦悶の声を震わせ、痛切に訴えるも、腰を思いっきりつかまれた状態では逃れようが無い。
七海の今の哀訴など聞こえなかったかのように、輝男は繰り返し腰をぶつける。
(七海ちゃんの中……かなりキツくなってる……!
狭くて、熱くて、潤って……俺に食らい付いて離さないみたいだ……!)
律動を繰り返しながらも、締め付けを強め、表面を覆う熱とぬめりを増すヴァギナの感触に感嘆する。
四方からの肉圧を痛感しながらも、ヴァギナを突き破り、七海の中、最奥に自分自身を突き進ませる。
「んうぅっ!」
輝男の猛進に、七海は大きくのけ反り、うめく。
そのままグッタリと横たわると、
「ダ、ダメ……ホントに……イっちゃう……」
目元に涙をにじませながら、弱々しい声で限界を訴える。
七海の今の哀訴を聞くと、ラストスパートをかけるかのように、真正面から腰を強くぶつける。
トーンアップした肉と肉の衝突音を聞き入りながら、七海はイヤイヤと身悶える。
「あんっ、イヤッ、あぅっ……! す、すご……は、激しい……!」
容赦無く攻める最愛の先輩の動きに、艶やかな喘ぎと感嘆の声を上げる。
震え続ける美巨乳からは汗が飛び散り、剛直が行き来を繰り返す秘裂からは蜜がこぼれていく。
一方の輝男は、可愛い後輩を犯し続けながらも、歯を食いしばり、額に汗をにじませる。
一瞬、目を開けると、恍惚しきった状態で身悶え、美巨乳を震わす七海の姿がハッキリと映る。
(ヤバい! 俺もこれ以上、我慢できない……!)
絶頂間近の後輩の姿に、輝男は、自分の中の昂ぶりが大いに沸騰するのを痛感する。
自分自身に絡み付く熱とぬめりに煽られて激しい動きを繰り返すも、彼の体は、本人の意思に関係無く暴発へと突き進む。
「せ、先輩……もっと……もっと突いて……!
あんっ、ダメッ、イくぅっ……!」
七海は、我を忘れたかのように更なるみだらを求めつつも、すぐに限界の声を上げる。
七海としてはもう少し愛欲に耽りたいが、体の方はそれを許さないようだ。
「な、七海ちゃん……もう……な、七海…」
繰り返し腰をぶつけながら震える声で呼びかけるも、中途で言葉が途切れる。
「て、輝男さ…あっ、あぁっ……!」
七海は最愛の先輩に呼び返そうとするが、中途で言葉を詰まらせ、そのまま体を大きくのけ反らす。
途端、輝男は勢い良く、七海の中から自分自身を引き抜いた。
外界へ脱出した途端、剛直の先端から熱い奔流が噴き出た。
白濁色のほとばしりは、力尽きたかのように横たわる美巨乳のメガネっ娘の身に振りかかる。
素肌、へそ回り、胸元、喉元、頬、更にはメガネのレンズ――
七海の身のあちこちに、淫欲の痕跡が容赦無く刻まれる。
「あぁ……あっ、あぁ……!」
自分の身が淫欲で汚されているのも知らずに、絶頂の余韻に声を震わせ、わななく七海……
◇ ◇ ◇
校舎の窓から、薄暗くなった空が見える。
ひと気も無く、静寂を増す校舎内の階段を、輝男と七海が並んで歩く。
平素の表情を見せる彼らからは、さっきまでひそやかだが激しいセックスに興じた姿は認められない。
屋上手前から二階まで下りて行くと、
「百川、宇藤の件だが、大丈夫か?」
輝男は七海の方を振り向かず、一番の心配事をたずねる。
「心配しないで下さい。私の方でちゃんと上手くやりますから。
決して、先輩を思い煩わせることはしません」
七海は正面を見据えたまま、わずかでも迷わない口調で輝男に言い返す。
七海の今の返事を聞くと、輝男はホッと安堵の表情を見せる。
いずれを選ぶかわからないが、不安や迷いを振り払ったのを認め、安心した気持ちになる。
すると、空いている輝男の左手を、七海の右手がギュッと握り締めた。
一瞬、横にいる七海の方を振り向くと、ときめくような面持ちをうつむかせながら歩を進める七海の姿を認めた。
何も無かったかのように正面を向き直すと、
(七海ちゃんの手、柔らかくて温かい……)
自分の手を握り締める七海の手の感触に感嘆の念を漏らす。
しかし、すぐに、
(しかし、どうして、俺と深くつながった相手が他の男に好かれてしまうんだ?
理華さんに静流さん、それに七海ちゃん……)
別の思いを心の中でつぶやく。
何度も体を重ね、深い関係を結んだ少女、女性が、別の男からも自分に負けないくらいの思慕を寄せられることに、何とも言えない思いにとらわれる。
理華と石上――
静流と豪――
そして、七海と宇藤大樹――
いずれも、あからさまな横取りではなく、率直な恋慕、愛を伴っているが故に、輝男としては、闇雲に阻み、台無しにしてやろうと言う気持ちになれないのが、ある意味でもどかしい。
もちろん、理華にせよ、静流にせよ、七海にせよ、これからも彼女たちの関係を大事にしたい。
しかし、そのために彼女たちをがんじがらめに束縛しようと考えたことなどない。
自分と深く関係を持つのと同じくらいに、彼女たちが本当の意味で幸せを得て、有意義な将来、人生を送ることを、輝男は強く望んでいる。
(まさか、神様が俺に下した神罰でもあるまい……)
理華、静流に続き、七海もまた、他の男から恋愛感情を寄せられていることに対して、輝男は心の中でつぶやく。
それでも今は、七海と手をつないだまま、生徒玄関へと近付いて行く。