なお、地の文は今回に限り、いつもの三人称ではなく一人称となります。
ちなみに、ノクターン版では文化祭前の話になってますが、ハーメルン版では文化祭後の話となっております。
俺は明朝学園高校三年A組・天江輝男。
あと半年余りで大学入試を控えている現役受験生でもある。
今回、特別に俺のとある一日を簡単に紹介したいと思う。
ぶっちゃけた話、口外するのもためらわれるような内容なのは、あらかじめご了解願いたい。
下手に公けになたら色々とヤバいので……
10月X日――
その日は、義妹(いもうと)のフェラチオで始まった。
俺がグッスリ寝ている間に、いつの間にか布団に潜り込み、パジャマズボンとその下のトランクスを脱がして、俺のモノをくわえ、しゃぶっていたのだ。
股の辺りから生じる生温かい感覚をおぼろげに認め、目を開けた途端、俺自身を愛しそうにしゃぶりくわえる義妹の姿に、ハッと驚きながら目を覚ましたのだ。
「おはよう、お義兄ちゃん」
「まったく、お前ってヤツは、油断も隙もありゃしない……」
屈託の無い笑顔を見せる義妹の瑠奈に、俺は呆れながらため息を付く。
しかし、瑠奈は構わず、そのままフェラチオを続ける。
甘くくぐもった声を漏らし、唾液が跳ねるような水音を鳴らす。
やがて、瑠奈が俺自身から口を離すと、
「お前、いい加減にしないか。これで何度目だと思ってんだ?」
当然のように、呆れながら苦言を呈する。
しかし瑠奈は、俺に叱られているのに、悪びれた様子を見せない。
「一日の始まりを迎えるお義兄ちゃんを少しでも元気づけてあげようとしているのに」
瑠奈はそう言いながら、固く突っ立つ俺自身を片手で握る。
「お義兄ちゃんだって、瑠奈の目覚ましフェラを何度も喜んで受け入れてるくせに」
そう言うと、固くいきり立つ俺自身の先端を指でピンと弾く。
「それに、お義兄ちゃんのオ〇ン〇ンは、お義兄ちゃんと違ってとっても素直なんだから」
俺自身を見つめながら嬉々として言う瑠奈に、俺は恥ずかしそうに口をつぐんでしまう。
近親相姦に及んでいるのを忘れて、本能のままに充血する自分自身が恨めしく思う。
そんな俺に構わず、瑠奈はパジャマズボンと下のショーツを脱ぐと、直立する剛直の真上にまたがろうとする。
「おい、待て!」
慌てて瑠奈を制止すると、机の引き出しにしまっておいたコンドームを取り出し、自分自身に密着させる。
「もう、お義兄ちゃんったら、どうして瑠奈とヤる時はいつもゴム付きなの?
瑠奈、今日は安全日なのに」
「安全日だろうが、そうでなかろうが、生でヤるわけにはいかないんだよ」
生でヤって万が一、義理の妹、それも中学二年、十四歳の少女を孕ませてしまったら絶対にシャレにならない。
固くいきり立つ剛直をコンドームに包ませると、そのまま瑠奈と事に及ぶ。
義妹がフェラチオだけで満足するはずがないからだ。
瑠奈に前かがみの姿勢を取らせて、後ろからいきり立つ俺自身をねじ込ませる。
瑠奈の桃尻に裸の腰をぶつけさせ、背後から犯す。
引っぱたくような肉と肉の衝突音と、
「あっ、あんっ、あんっ、あぁんっ!」
歓喜に満ちた瑠奈の喘ぎが室内に響く。
「おい、あんまり声を出すな! 義母さんにバレるだろ!」
「ママなら大丈夫よ! それに、瑠奈、すごく気持ちいいんだもん!」
頭から恥じらいをかなぐり捨てて歓喜の声を上げる瑠奈。
例え、義母さんが承知しているとはいえ、朝っぱらから近親相姦に及んでいることに対して、少しはやましさを覚えてもいいのに……
「す、すごい……!
お、お義兄ちゃんのオ〇ン〇ン……瑠奈の中……子宮に…何度も当たってる……!」
保健体育の授業で習い覚えたばかりの単語を添えて、歓喜の念を告げる。
俺も瑠奈もこれから学校に行かなければならないため、延々とやっているというわけにもいかない。
瑠奈に余計な負担をかけたくないために、瑠奈には成されるがままの状態にさせている。
かくいう俺は、眠気覚ましのため、早めに片を付けるために、ペースを上げて前後運動を繰り返す。
こんなことを言うのも何だが、比較的手狭な瑠奈の中は、俺自身を受け入れると同時にギュッと収縮を強めていく。
俺自身を締め付ける瑠奈の中は、熱とぬめりを染み出し、俺自身に執拗に絡み付く。
瑠奈の中の温かさ、潤みに、俺は自ずと荒く息を弾ませ、腰の振りを小刻みにさせる。
「あぁ……あっ、あっ……! ダ、ダメ……イく……イっちゃうよぉ……!」
瑠奈が苦しそうに声を震わせ、限界が間近いことを告げる。
俺は瑠奈の両手首をつかみ、義妹の両腕を後ろを引っ張る。
桃尻を突き上げられ、両腕を引っ張られた状態でラストスパートをかける俺の動きを甘受する。
「あっ、あぅっ! んっ、んうぅっ! ハァ、うっ、ハァッ……!」
瑠奈の喘ぎと息遣いに余裕が見られなくなった。
加えて、瑠奈の中の締め付けも限界に差し掛かろうとする。
「き、来て……お義兄ちゃん、来て……イくぅ―――……」
背後から犯され続けながら、瑠奈がビクンと体をのけ反らせ、限界の声を上げる。
間も無くして、俺が背後から強い一突きを食らわせると、
「あっ、あぁっ……!」
瑠奈は、痙攣でも起こしたかのように体を大きくのけ反らせ、果てた。
瑠奈に遅れること数拍、俺もまた瑠奈の中で果てた。
こうして、これで何度目になるかわからない朝の目覚まし義兄妹相姦は終わりを迎えた。
◇ ◇ ◇
二時間ほど経った頃――
俺はいつも通り、学校で授業を受けている。
今日の一時限目は英語の授業だ。
薄手のグレーのジャケットと黒のひざ丈スカートをまとい、伊達メガネをかけている理華さんが、いつも変わらぬ厳しい表情で授業を進める。
俺は他の皆と一緒に、真剣な表情で授業に臨んでいる。
しかし、先生の美貌と、服の下から盛り上がる胸元のふくらみを見ると、幾度も理華さんを抱いた時のことをつい思い出してしまう。
周りに悟られないよう、すぐに顔を伏せ、教科書とノートに視線を集中させる。
するとすぐに、理華さんが俺に教科書の英文の朗読と翻訳を指示する。
まるで、今の俺の心境を見透かしたかのように思えて恐ろしく感じる。
続けて二時限目は、“イシテツ”こと石上先生が受け持つ数学の授業だ。
二時限目の授業も、他の皆と同じように真剣に授業に臨む。
“イシテツ”は、理華さんに勝るとも劣らない厳しい表情を見せ、一切の雑談も余談も交えずに授業を進める。
机の上の教科書と正面に立つ“イシテツ”と交互に見ながら、俺はついつい余計なことを想像してしまう。
理華さんと“イシテツ”の濃厚なラブラブセックス――
今年に入ってから結婚前提の付き合いをしているはずなのに、理華さんはそのことを俺や他の皆の前では決しておくびにも出さない。
もちろん、“イシテツ”もそのことを話題にするような人ではない。
しかし、あの二人に関して変な噂がささやかれていない以上、関係はひそやかだが上手くいっているのかもしれない。
俺は、何も無かったかのように授業を受け続けているが、頭の中からは理華さんが“イシテツ”に愛され、抱かれてる姿がどうしても離れずにいる。
数時間後、昼休みに入ると、俺は小中、そして、隣のB組から来た河原と一緒に昼食の弁当を食べる。
弁当を食べながら、河原が話題を振ってくる。
彼は嬉々とした調子でとんでもないことを言ってきたのだ。
河原は昨日の放課後、誰もいなくなった教室で小中と苑田栄子がセックスしているのを目撃したと言うのだ。
実は俺も、文化祭一日目の終わりに、桜月と一緒に小中と苑田のセックスを目撃しているのだ。
もちろん、それは偶然、見かけたことだし、俺と桜月しか知らないことだ。
文化祭一日目の件のことを隠し抜こうとする俺の傍で、小中は顔を真っ赤にして狼狽し、河原の目撃談を必死に否定しようとする。
河原も負けじと、その件で小中を執拗にからかう。
俺は必死に無関心を装いながら、昼食の弁当を食べ終える。
◇ ◇ ◇
快晴の空が見下ろす昼休みの屋上で、俺は葵と二人きりでいる。
他に誰もいない孤独と静寂の中、俺は葵とキスを交わし、制服の下からはだけ出されたEカップの美巨乳を愛撫する。
「あっ、あぁっ……」
いつもは鋭く厳しい形相を見せ付ける葵も、俺と二人きりで事に及ぶ時は、人が変わったかのように恍惚とした形相を赤らめる。
俺も葵も大学受験を控えている身だが、勉強で忙しい合間を縫ってひそかなセックスに興じている。
受験勉強で溜まったストレスの発散にはもってこいかもしれない。
ただし、屋上での青姦は、最近になって始めたことだ。
他の場所でヤるのと同様、少なからぬリスクを伴うが、青空の下でヤると大きな解放感にとらわれたような気がするそうだ。
実を言うと、昨日の昼休みも、桜月と一緒に同じ屋上で青姦をし、最後までイった。
……葵も桜月も、青姦をしたいくらいに相当、溜まってると言うだろうか……?
「どう? 気持ちいい?」
仁王立ちする俺の前でひざまずきながら、葵が俺自身をパイズリする。
ついこの前まで“鬼の生徒会長”だった葵がもたらす強めの肉圧、摩擦は、すぐに俺自身を充血させ、固くいきり立たせる。
しかし、パイズリを続ける葵の頭を、俺は真上から強く抑え付ける。
左右のたわわな肉の果実に挟まれた一物を、そのまま葵の口内の奥にねじ込ませる。
「あっ、あぐぅぁっ……!」
葵が餌付くようなうめき声を上げると、
「葵、そのまま続けろ」
有無を言わせぬ口調で言葉をかける。
俺は荒く息を弾ませながら、葵にパイズリイラマチオをさせる。
固く膨張した俺自身の根元の部分を美巨乳でしごきながら、先端部分の猛進を甘受する。
餌付くようなうめき声を聞き入りながら、葵の頭を抑え付け、腰を振り続ける。
俺自身、受験勉強のストレスを溜めているせいもあるが、葵もまた、並々ならぬストレスを吐き出すために、いつもより容赦ないセックスを求める。
こんな強引なシチュエーションは、葵以外の女の子相手だといささか気が引ける。
葵のように抜群の美貌と体を持ちながら、誰に対しても厳しい態度を見せる女の子だと、妙に嗜虐心が沸いてしまうのかもしれない。
葵も葵で、俺にこんなことをさせられて、嫌悪と怒りをあらわにしたことは一度も無い。
一見、ドSのように見えて、意外とMなところもあるのかもしれない。
間も無くして、俺自身の先端が葵の喉の奥に突き当たると、たまらず、いきり立った剛直から白濁が吐き出された。
喉の奥に流し込まれた熱いほとばしりを、葵はそのまま飲み干す。
間を置かずに、屋上のフェンスに両手をかけ、前屈みになる葵に、俺は背後から腰をぶつける。
剛直を突き出したのみでスラックスをまとう俺の腰が、葵の色白の桃尻に何度もぶつかる。
葵の口内で果てたにもかかわらず、少しも萎えない俺自身は、葵の中を激しく行き来し、最奥に突き当たる。
もちろん、ゴムをつけての律動だが、そんなことを忘れてしまうくらいに、四方からの肉圧が俺自身を締め付ける。
「うぅっ、イヤッ……キ、キツイ……!」
剛直とヴァギナの摩擦が強まる様に、葵はたまらず苦悶の声を上げる。
葵の中の肉圧が増すのを痛感しながらも、四方の肉壁から染み出る熱とぬめりに助けられて動きを加速させる。
秘裂から漏れ出る蜜が、肉と肉の衝突音に水音を加えさせる。
叩き付けるかのような音と、
「あぁっ……もっと……もっとぉ――――――……」
我を忘れたかのような恍惚とした葵の叫びが、俺の耳に重なって聞こえる。
入口手前に場所を移すと、体勢を変えてアスファルトの地面に腰を下ろす。
剛直でつながったまま向き合うと、俺は葵に向けて腰を突き上げる。
一方の葵は、俺の両肩をギュッとつかみながら、俺の突き上げにあらがうかのように真上から腰を振って来る。
二人の腰が上下にぶつかり合う中、葵は何度ものけ反り、制服の下からさらけ出すEカップバストをブルブルと震わせる。
色白の素肌にうっすらと汗がにじみ出ている。
葵の美貌も恍惚に紅潮している。
俺は、葵の恍惚とした顔と揺れ続ける美巨乳を見ながら、真下からの突き上げを繰り返す。
葵もまた、真上から小刻みに腰を振り、剛直を挟んで俺とぶつかり合う。
しかし、やがて、
「あぁっ、ダメッ……! イくっ……イっ…あぁっ……!」
真下からの強い一突きに、葵は体を大きくのけ反らせながら思いっきり果てた。
後を追うようにして、俺もまた葵の中で勢いよく果てる。
絶頂に達した葵は、一気にグッタリと力が抜け、真正面から俺にもたれかかる。
俺に抱き付きながら、荒い吐息を俺に吹きかける。
熱っぽいぬくもりと汗のにおいが俺の身に染み付き、何とも言えない気分に陥る。
葵は、俺にしがみ付いたまま、絶頂の余韻を徐々に落ち着かせる。
葵の呼吸が落ち着くと同時に、昼休みの終了を告げるチャイムが鳴る。
俺と葵は、すぐに制服を元の状態に着替え直し、何も無かったかのように教室へと戻る。
教室へ戻る道すがら、
「あなた、稲田さんとは予備校で知り合ったと言うけど……
どうやって、稲田さんと仲良くなったの?」
この前の文化祭で知り合った千早のことで葵がたずねてくる。
「まぁ、話せば長くなるって言うか……」
「すぐには言えないことなの?」
「そういうわけじゃないさ」
「だったら教えて」
同じ男を愛する縁を持つ千早のことでしつこく食い下がってくる。
ただならぬ事情を抱えている千早のことをどこまで言えばいいか、正直、俺自身、即断しかねるところだ。
そんなやり取りをしながらも、俺と葵は三年A組の教室前に着く。
◇ ◇ ◇
午後の授業を終えると、他の皆と一緒に下校の途に着く。
しかし、そのまま帰らず、その足でGTT・青春校に向かう。
GTT・青春校で、他の受講生たちと一緒に東大受験のための講義を受ける。
今日の分の講義が終わる頃には、窓の外は漆黒の夜空に彩られていた。
予備校の講義を終え、俺は他の受講生たちと一緒に予備校を出る。
今度こそ、家に帰るだろうと思ったのだろうが、俺はすぐには帰らなかった。
何故なら……
駅隣のビル内のショッピングモール奥の男子トイレの個室で、俺は仁王立ちしている。
制服のブレザーとカバンを扉の内側のフックに引っかけ、鍵をしっかりとロックする。
密閉された狭い密室には、俺の他にもう一人、人がいる。
「んっ、ん……んうぅ……んむっ……」
スラックスからさらけ出した陰茎を、稲田千早が愛しそうにくわえ、しゃぶり続ける。
唾液が跳ねる音に甘くくぐもった声が重なる。
ショートヘアをしたクールな美貌が特徴的な千早は、男物の衣装を着せたら紅顔の美少年と見まがうくらいだ。
俺と一緒に男子トイレに入る時は、キャップを被りサングラスをかけ、女の子とわからないように薄手のジャンパーと濃紺のジーンズを着用して同行する。
さっき、男子トイレに入った時は、先に入っていたサラリーマン風の男性と出くわしたが、千早を見てまったく怪しむ様子を見せずにそのまま去って行った。
千早は俺と一緒に個室に入ると、キャップもサングラスも外し、ジャンパーも脱いでいく。
そして、膝を屈すると、進んで俺のモノをフェラチオする。
俺自身を前後にしゃぶる動きがペースアップする。
千早自身は声を殺してうめいているが、唾液の跳ねるような音は、フェラチオの動きに合わせてトーンアップする。
「おい、あんまり、大きな音を出すとバレちゃうぞ」
俺が不安げに呼びかけると、千早は俺自身を口から離した。
唾液にまぶされた一物は、固くピンと突っ立っているが、完全に膨張しきっているわけではない。
千早はほんのりと頬を赤らめながら、上目遣いで俺を見つめる。
「気持ちいい?」
千早が一言、たずねると、
「あぁ、気持ちいいよ」
すぐに正直な気持ちを返答する。
千早はペロッと舌を出すと、筋を沿うようにして陰茎を舐める。
上から下、下から上、360度、隈無く舐め回す。
俺は千早からの奉仕を甘受しつつも、脳裏に良からぬことを思い浮かべる。
前の学校で無実の罪で陥れられた際、今、俺相手にしていることを、無理矢理に強いられたことを……
死ぬよりむごい辱めを強いられたのであれば、男自身を無理矢理にくわえさせられたり、不本意なフェラチオや容赦ないイラマチオも受けていたはずである。
しかし、目の前の千早は、過去の恥辱に苦しむ様子をまったく見せず、徐々に恍惚の度合いを増しながら、俺自身を貪ってくれる。
桜月や葵と同じように、千早も、溜まりに溜まったストレスを俺とのセックスで吐き出そうと言うのか……?
一通り、舐め終えた千早は、体を起こして、俺とまっすぐ向き合う。
さっきまで俺自身を貪った唇で一瞬、キスをすると、
「いいよ……来て……」
消え入るような声で俺を求める……
千早はトイレ個室の壁に左右の手を当て、直立する。
足元には、ジーンズやショーツが無造作に脱ぎ捨てられている。
俺は、制服のスラックスと下にはいているトランクスを脱ぎ、裸の股から突っ立つ剛直にコンドームを装着する。
目の前の桃尻を抑え、裸の腰をぶつけると、
「あぁっ……」
千早は息を潜めるように喘ぎながらのけ反る。
他に誰か来るかもしれない危険な状況下、息を殺し、声を潜めながら、背後から犯す動きを甘受する。
俺は荒く息を弾ませながら、いわゆる“立ちバック”で千早を犯し続ける。
秘裂に差し込まれた剛直は、千早のヴァギナを絶えず行き来する。
「うぅっ……天江君……ふ、深い……!」
俺に背を向けながら、震える声で呼びかける千早。
彼女は、俺自身が自分の中、最奥に何度も突き当たるのを痛感している。
律動を繰り返す俺は、千早の中がギュッと締め付けを強めるのを認める。
異物――詳しく言えば男自身が入り込むと同時に、それを拒み、あるいは締め付け、とらえるかのように、四方から肉圧が増していく。
そのまま腰を振り続け、ぶつけると、
「んんっ、イヤッ……い、痛い……!」
千早は必死に声を殺しながら、苦痛の念をたまらず漏らす。
剛直とヴァギナの摩擦が、千早に少なからぬ苦痛と刺激をもたらしている。
「苦しいか? 千早」
俺が心配そうに呼びかけると、千早はすぐに首を横に振る。
「痛いけど……でも、気持ちいい……
天江君が私の中に入って、得も言われぬ刺激をもたらしてくれる……
何もかも忘れられるような……」
小声で歓喜の念を告げる千早。
俺と千早のセックスは、桜月や葵たちを相手にするような淫欲や愛欲、そして受験勉強のストレス発散に加えて、彼女が過去に受けた悲惨なトラウマの克服、解消をも目的の一つとしている。
千早の今の言葉を受けて、目的が果たされつつあるのを感じ取る。
俺はそのまま、背後から小刻みに腰をぶつけ、千早の中で何度も俺自身を猛進させる。
すると、
「あ、天江…君……ちょっと…聞いていいかな……?」
「何だ?」
「く…黒山さん……や…日向さんとは……どれだけエッチ…したの……?」
背後から俺に犯されながら、千早が俺にたずねてくる。
俺の顔を見るためにうちの学校の文化祭に来た際に知り合った桜月と葵のことが、千早の頭の中から離れられずにいる。
彼女たちも自分と同じように俺と深く関係を持っていることを知り、今のような問いをかけたのだ。
俺は叩き付けるような律動を繰り返しながら、
「どれだけヤったかなんて……いっぱいし過ぎてて、一々、数えたことなんてないよ」
そのまま正直な返答を返す。
俺の今の返答に、千早は背を向けたまま何も言い返さない。
もしかしたら、彼女たちが自分よりいっぱい俺に抱かれていることに、正直、ガッカリしているのかもしれない。
そんな千早の心境に呼応してか否か、彼女の中の締まりは強くなっている。
気まずい雰囲気を取っ払うかのように、律動を強くペースアップさせる。
ペースアップした律動を受け手、千早は何度もビクンとのけ反る。
そして、
「あぁっ、いい……すごい……激しい……! もっと……もっと……」
熱に浮かされたかのようにみだらな懇願を吠える。
俺は、ふたの閉められた洋式便座の上に腰を下ろす。
俺の腰の上に、千早が真正面に向き合うようにして腰を下ろす。
俺の裸の股から突き上がる剛直は、千早の秘裂に差し込まれている。
千早が真正面からギュッと抱き付くと、俺は、千早目がけて腰を突き上げる。
「うぅっ、んっ、んうぅっ……んくぅっ……」
真下からの突き上げに、千早は左右の細腕の力を強め、俺の身を締め付ける。
細腕からは想像もつかないような腕力と中からの肉圧を併せて痛感しながら、真下からの突き上げをペースアップさせる。
俺と千早の間で、引っぱたくような音が響く。
「あっ、あんっ、うっ、んんっ、ハァッ、ハァ、ん、あぁ……」
声を上げてはいけないとわかっていながらも、千早は無意識の内に喘ぎ声を上げてしまう。
「あ、天江君……天江君の…もっと固く……大きくなってる……」
俺を強く抱き締めながら、自分の中で固く膨張する俺自身に驚嘆の声を上げる。
俺が絶えず腰を突き上げると、押されるようにして千早がのけ反る。
「あぁ、すごい……深い……いっぱい……」
歓喜と恍惚の余り、言葉にならない言葉を艶やかに発する千早。
そして、
「お願い……もっと強く……激しく……!
日向さんや黒山さんとシてる時より……もっと……」
無意識の内に桜月や葵への対抗心をさらしながら、うながすかのように言葉を続ける。
俺との愛欲において、桜月や葵より大きく出遅れたことが、千早にとって少なからぬしこりとなっているようだ。
俺は千早の今の言葉に応じるかのように、上下運動を強く繰り返す。
千早の中では、俺自身が最奥に何度も突き当たる。
やがて、俺に抱き付く千早の腕がわなわなと震える。
と、同時に、締め付けを増すヴァギナの肉圧と中の温かい感触が、俺の中の昂ぶりをわき立たせる。
「ダ、ダメ……もう……来て…早く……来て……」
千早は声を震わせながら、途切れ途切れに限界を訴える。
ラストスパートをかけるかのように、突き上げを繰り返す俺の腰に千早の腰が繰り返しぶつかってくる。
俺に抱き付きながら、腰を小刻みに振り、真上から俺の腰にぶつかる。
肉と肉の衝突音に水音が混じり、
「あぁ……んっ、んうぅっ……ハァ…んぁ……」
息詰まるようなかすかな喘ぎが重なる。
俺はがむしゃらに千早の中を荒らし続けるも、自分の中の沸騰を抑え切れずにいる。
限界まで締め付ける肉圧と俺自身に絡み付く熱とぬめりが、千早の中から離れがたくさせる。
しかし、俺が真下から一突きを食らわせ、千早が真上から腰をぶつけると、ギュッと狭まるヴァギナを突き破って、固く膨張した俺自身が最奥に突っ込む。
途端、千早は俺を力一杯に抱き締めながら、
「あっ、あぁっ……!」
喉を突き出すようにして体を大きくのけ反らせ、絶頂の声を上げた。
千早が果てて間も無く、俺は千早の中で激しく果てた。
剛直にコンドームを密着させたことも、千早の中で思いっきり吐き出したことも、俺の頭の中からはすっぽりと抜けている。
千早と同様、受験勉強のストレスもその他諸々のことも、俺は根こそぎ忘れかけようとしている……
◇ ◇ ◇
千早とのひそやかなセックスを終えたおよそ二時間後――
俺は既に家に帰り、自室で黙々と勉強をしている。
今日だけで三回もセックスしたが、そのことをおくびにも出さず、勉強に集中する。
義母さんが差し入れを持って来てくれた以外は、孤独と静寂のみが辺りを取り巻いている。
先日のこの時間には、義母さんが息抜き代わりのセックスの相手をしてくれたが、さすがに今日はしないようだ。
俺も勉強に集中しながら時を過ごす。
日付が変わってしばらくした後になって、俺はようやく勉強を終え、寝床に着く。
こうして、俺のとある一日は終わりを迎えた。
……しかし、こんな調子で、俺は大学に受かることができるのだろうか……?