※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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芸能事務所女社長・深雪 対峙の果てに…

 輝男は今、生まれたままの姿でバスルームにいる。

 バスチェアに腰を下ろすと、目の前にいる全裸の女性が、湯桶に溜まったお湯を優しくかける。

 深雪は正面、背中と、輝男の裸体にお湯をかけてゆく。

 輝男の裸体がお湯にまみれると、自分の左右の手にボディーソープをかける。

 手にかかるボディーソープを自分の裸の胸にこすり付ける深雪を見て、輝男はドキッと顔を赤らめる。

 

 (まさか……!?)

 

 内心、不安げにつぶやく輝男に、Dカップの美巨乳を泡立たせた深雪が迫って来る。

 正面から密着すると、腰を上下にゆっくりと動かす。

 輝男の引き締まった胸板に、深雪の裸の胸が優しくこすり付けられる。

 スポンジ代わりに自分の胸をこすり付ける深雪に、輝男は顔を赤らめたまま言葉を失う。

 何とも言えないといった面持ちの輝男に対して、深雪は嬉々とした笑みを絶やさない。

 

 「どう? 気持ちいいでしょ?」

 

 嬉しそうに呼びかける深雪に、輝男は何も言い返せないといった様子である。

 それでも、胸板に押し潰されながら上下に動く大きな柔肉の感触は、心地良い刺激としてしっかりと神経に伝わっている。

 四、五回ほど正面からDカップバストをこすり付けると、一旦、輝男から身を離す。

 しかし、すぐに後ろに回ると、今度は背中からギュッと抱き付いて来る。

 抱き付きながら腰を上下に動かし、泡立ったままの左右のふくらみをこすり付ける。

 

 (確かに、柔らかくて、大きくて、スベスベして……とっても気持ちいい……

 でも、それを口にしたら負け…な気がする……)

 

 内心では、芸能事務所の女社長にして義母の昔のライバルによるみだらな献身に歓喜しつつも、それを表立たせることをギリギリのところで食い止めている。

 顔を赤らめたまま黙り込む輝男に、深雪はなおも自分の胸をこすり続ける。

 柔らかな肉の摩擦が絶えず神経を伝うも、輝男は必死に感情を抑えている。

 立ち込める湯気と間近から襲って来る柔肉の感触に取り巻かれながら微動だにしない。

 そこへ、深雪がそっと耳元に口を寄せる。

 

 「後になって後悔しても手遅れよ……

 考え直すなら今の内だから……」

 

 深雪のかすかなささやきが、輝男の耳元に流れ込む。

 

 「もし、あなたが私の下で芸能界デビューし、一人前のモデルや俳優として活躍すると言うのなら……

 毎日、いつでもこんなことをしてもらえるのよ。

 うちの事務所には数え切れないくらいのイケメンがいっぱいいるけど、こんな恩恵に預かれるのは一人、二人、いるかいないかだから……」

 

 誘惑のささやきを続ける深雪の美貌は、自ずと妖艶に赤らんでいる。

 輝男は、今の深雪のささやきにも、顔を赤くしつつも微動だにしない。

 しかし、深雪は構わず、輝男の背中を泡立った美巨乳でこすり続ける。

 柔らかく押し潰された左右のふくらみが上下に動く様子が、背中越しにハッキリと伝わる。

 

 「ハァ、ハァ……ヤダ……私の方が変な気分になって来ちゃった……」

 

 輝男の身に自分の胸をこすり続けた深雪は、恍惚とした調子でつぶやく。

 自分の胸を輝男にこすり続け、彼にみだらな刺激をもたらす深雪だったが、知らず知らずの内に、自身にもみだらな刺激が伝わったようだ。

 切なく漏れる甘ったるい吐息が、背後から輝男の頬にかかる。

 深雪は輝男の背中から離れると、再び輝男の前に立つ。

 目の前の輝男は、胴、背中にボディーソープの泡がこびり付いている。

 バスチェアに腰を下ろしたままの輝男を見ると、深雪は輝男の前で身を屈め、目線を下に向ける。

 見下ろす先には、裸の股からいきり立つ剛直がある。

 

 「あなたと違って、オ〇ン〇ンはホントに正直ね……」

 

 剛直を見つめながら、クスッと笑みをこぼす深雪。

 

 「そんなこと、言わないで下さい……」

 

 輝男は羞恥に顔を赤らめ、弱々しく言い返す。

 輝男の羞恥の声を聞くと、深雪は、分の左右のふくらみで輝男の剛直を挟み付けた。

 深雪のDカップバストをまとう泡はわずかしかないが、構わずに自分の胸を上下に動かす。

 既に固く大きくなっている輝男自身を美人社長の美巨乳が強くこすり付ける。

 生々しい音を鳴らしながら左右から襲って来る肉の摩擦に、輝男自身は更に大きく、固くなる。

 

 「み、深山…さん……やめて……! そんなことしたら……」

 

 深雪のパイズリに、輝男は紅潮しながら戸惑いの声を上げる。

 しかし、深雪の身を引き離そうとせず、彼女に成されるがままの状態でいる。

 

 「どうせだったら、泉梓をここへ呼んで来ればよかったわ。

 あなたとは小さい頃、ずっと一緒で仲良しだった友達なんでしょ?」

 

 「彼女とはもう、何の関係も無いですよ」

 

 「嘘おっしゃい。この前の春休みに一、二回、会ったんでしょ?

 その時、エッチの一つや二つ、ヤりまくってたくせに」

 

 「どうして、僕がそんなことを……!」

 

 パイズリを続けながら挑発的に言って来る深雪に、輝男は困惑しきった調子で言い返す。

 春休みとその後の温泉旅行で泉を抱いたことを必死に押し隠そうとする。

 深雪は輝男の今の言葉を聞くと、パイズリをペースアップさせる。

 

 「ここへ泉を連れて来させたら、彼女もきっと喜んであなたとエッチしてくれるかもよ。

 もちろん、人気アイドルとのスキャンダルなんてご法度だけど、あなたと泉に限って言えば例外的に…」

 

 「どんな手を使っても、俺は考えをひるがえませんから。

 もし、泉梓を本当に連れて来させるのなら、俺はそのまま、彼女を連れて逃げますから。

 泉梓にすぐに芸能界から足を洗ってもらって、昔の彼女に戻します」

 

 強まる一方の肉の摩擦にさいなまれながらも、輝男は厳然とした意志を見せ付けようとする。

 芸能事務所美人社長のハニートラップを真正面から受けながらも、芸能界に身を置く幼なじみを憂う思いを決して捨てようとしない。

 しかし、厳しい表情を見せ、熱気を帯びた素肌に汗をにじませつつも、

 

 (ヤバい……! このまま暴発してしまう……!)

 

 自らの中で煮えたぎる昂ぶりに、内心、苦悶の声を上げる。

 輝男の体は、彼の意思に関係無く、絶え間ないみだらな責め苦に欲望を沸騰させつつある。

 肉の渓谷の隙間からは、固くいきり立つ剛直の先端がはみ出ている。

 深雪はパイズリを続けながら、ペロッと舌を出し、輝男自身の先端を舐め回す。

 左右の大きな柔肉に加えて、ざらつく舌の感触が、固く膨張しきった剛直を幾重にも取り巻く。

 剛直の先端を唾液でまぶすと、深雪はそのまま輝男自身をくわえる。

 生々しい肉の摩擦音と、

 

 「んっ、んん……んぅ……」

 

 ウットリとした深雪のうめき声が重なって聞こえる。

 深雪のパイズリフェラに、輝男は身を震わせ、歯を食いしばる。

 

 「ダ、ダメだ……出る……!」

 

 荒く息を弾ませながら、たまらず苦悶の声を上げる輝男。

 しかし深雪は、輝男自身をDカップバストでこすり続け、回すように口を動かしながらしゃぶり続ける。

 年下の素人高校生のモノを執拗に貪り続けていると、

 

 「んっ、んうぅっ……!」

 

 胸と口で輝男自身を抑えたまま、彼自身が吐き出す熱いほとばしりを口内に流し込まれた。

 一瞬、苦しそうなうめき声を上げるも、輝男自身をくわえたまま離そうとしない。

 間も無くして、深雪の喉がゴクッと鳴る。

 図らずも深雪の口内で果ててしまい、輝男は途方に暮れたような面持ちでため息を付く。

 ふと、目の前を見ると、妖艶な笑みを赤らめながら、深雪がこちらをまっすぐに見つめていた。

 口元からは、白濁のかけらがこぼれている。

 

 「天江君の……ドロッと温かくて……美味しかったわ……」

 

 「…ったく、あなたって人は……」

 

 見当違いな称賛をする深雪に、輝男は深く嘆息しながら呆れ果てる。

 すると深雪は、さっきまで輝男自身を貪っていた唇で輝男とキスをする。

 

 「今度はあなたの番よ……」

 

 一瞬のキスの後、まっすぐに見つめながら、ささやくように呼びかける。

 

 

 「あぁっ……あぁんっ……」

 

 バスルームに艶やかな喘ぎが響く。

 タイル張りの壁に両手を付けている深雪が、押されるように体を前後に揺らしながらのけ反る。

 背後からは、輝男が直立しながら腰をぶつける。

 輝男の腰と深雪の美尻がぶつかり合い、肉と肉の衝突音を鳴らす。

 二人の間には、いきり立つ剛直が秘裂に埋もれながら行き来を繰り返す。

 同じように直立の体勢を取る深雪を、いわゆる“立ちバック”で犯し続ける輝男。

 突き出た美尻を左右から抑え、引っぱたくように自分の腰をぶつけ続ける。

 

 「うぅっ、んっ、んぅっ……!」

 

 遠慮を知らない背後からの律動に、深雪は艶やかにうめく。

 何度ものけ反り、前後に揺れる身に合わせて胸元から美巨乳が震え続ける。

 

 「ヤダ……すごい……! さっき、イったばかりなのに……

 あの時と変わらずに固く、大きくなってるなんて……!」

 

 自分の中を行き来する男自身に、信じられないと言わんばかりに驚嘆の声を上げる。

 輝男自身は、深雪の中で行き来を繰り返しながら、徐々に固さ、大きさを増していく。

 

 「そんなに私の中が恋しいのね……

 でも、このままだと今日限りになってしまうのよ……」

 

 熱に浮かされたような声で、背後から犯す輝男に未練をうながそうとする。

 今の深雪のささやきに、輝男は荒い息遣いとペースアップした律動で応じる。

 引っぱたくような衝突音が、輝男と深雪の間で響き、

 

 「あぁっ、イヤッ、ヤダッ! あっ、あぅぁっ……!」

 

 悲鳴交じりの喘ぎが、深雪の口から漏れる。

 固く膨張した剛直は、収縮を強めるヴァギナを何度も突き破り、深雪の中、最奥に突き当たる。

 

 「んうぅっ……! いいっ……ふ、深い……激しい……!」

 

 貪欲な輝男の動きに、言葉にならない声を上げる深雪。

 強まる一方のヴァギナと剛直の摩擦と、立ち込めるバスルームの湯気が、深雪の理性と思考を麻痺しかける。

 すると、背後から、深雪の胸元を左右の手がつかんだ。

 絶えず震えるDカップバストをつかむと、輝男が背後からジックリと揉みしだく。

 輝男の手のひらに、湯気と淫欲で火照った美巨乳の温もりと汗が染み込む。

 そのまま、パン生地でもこねるかのように愛撫しながら、小刻みに腰をぶつける。

 

 「んぁっ、ハァ、ハァッ……あぁ……ぅあ……

 気持ちよ過ぎて……何も考えられない……」

 

 背後からの二重のみだらな刺激に、深雪は恍惚の念を熱っぽく告げる。

 芸能事務所の女社長として活躍する元アイドル、人気女優が、今は、自分の立場を忘れ、淫欲に狂う一匹のメスに成り果てている。

 したたかで狡猾な女社長を愚かなメスに変えさせた少年は、言葉をかける代わりに、荒い息遣いを彼女の頬に吹きかける。

 そして、背後からの愛撫と剛直による律動をそのまま続ける。

 

 「あっ、ヤダッ、すごい……激しい……! もっと……もっとぉ――――――!」

 

 理性をかなぐり捨てたメスの咆哮が、バスルームに高らかに響く。

 

 

 お湯の溜まった浴槽に、輝男と深雪は共に浸かっている。

 深々と腰を下ろしている輝男の膝の上に、深雪が腰を下ろしている。

 お湯に浸かりながら、輝男は勢い良く腰を突き上げる。

 お湯の跳ねる音が響くと、

 

 「あぁっ、うっ、んっ……! ハァッ、あんっ、あぅっ……!」

 

 切なくも妖艶な喘ぎが重なり合う。

 浴槽の中では、裸の股から直立する輝男自身が、深雪の秘裂に深々と突き刺さり、彼女の中で上下運動を繰り返す。

 肉圧を増すヴァギナの動きに構わず、輝男自身は何度も深雪の中、最奥を目指す。

 繰り返される突き上げに、深雪の身は跳ねるようにのけ反る。

 胸元から盛り上がるDカップバストは、お湯に濡れ、湯気で火照り、にじむ汗を噴き出している。

 背後から突き上げを繰り返し、犯し続けている輝男も、顔と素肌を熱っぽく汗でにじませ、絶えず荒い吐息を繰り返す。

 深雪の腰を左右から抑え付け、お湯の温かさと深雪の中の熱とぬめりに助けられて、荒々しい動きを繰り返す。

 

 (深雪さんの中……温かくて気持ちいいけど……

 締まり具合が半端無い……! とても長くは……!)

 

 収縮を強めるヴァギナの感触に感嘆しながらも、限界が近付いているのを痛感せずにいる。

 四方から取り巻く肉圧と絡み付く熱とぬめりは、剛直を通して輝男の中にみだらな刺激を染み込ませる。

 輝男が突き上げをするたびに、輝男の中で沸騰が強まっていく。

 ちょっとでも油断すれば、すぐに暴発してしまいかねない状態を認め、ギリギリまで堪えようとする。

 もちろん、深雪を真下から犯し続けることをやめない。

 輝男の耳には、肉と肉の衝突音の代わりに、お湯の跳ねる音が大きく響く。

 そして、

 

 「あっ、あぁっ……! あぅっ、んぅっ……ハァッ、ハァ……あぅあっ……!」

 

 熱っぽくも妖艶な深雪の喘ぎが、重なって流れ込む。

 すると、

 

 「イヤッ、ヤダ……! イっちゃう……また、イく……!」

 

 輝男に腰を抑え付けられ、真下からの突き上げにのけ反りながら、艶を帯びた声で限界を訴える。

 深雪の中では、上下運動を繰り返す剛直を拒み、あるいは締め付けるかのように、限界まで収縮を強める。

 肉圧を増す四方の肉壁の表面から、蜜が勢い良く染み出て、隙間を縫って秘裂からこぼれていく。

 イヤらしい蜜と温かいお湯が溶け合う中、

 

 「あぅっ、んっ、んんっ……! んくぅっ……!」

 

 艶やかな喘ぎを繰り返しながら、深雪は上下に身を揺らし、浴槽の淵を両手でつかみ、前傾体勢を取る。

 湯船に浸かり、腰を下ろした状態で、真下からの突き上げを甘受し、裸の胸を揺らしていく。

 一方の輝男は、真下から腰をぶつけながら、震え続ける裸の胸を、またも背後から揉みしだいていく。

 

 「天江君…ったら……ホントにオッパイが…好きなのね……」

 

 背後からジックリと愛撫する輝男に、深雪は恍惚とした声をかける。

 輝男は深雪の今の呼びかけを耳にすると、

 

 (ダメだ……! もうこれ以上……我慢できない……!)

 

 自分の中でわき立つ昂ぶりが限界に近付いて行くのを痛感する。

 額に汗をにじませ、グッと歯を食いしばる。

 それでも、背後からの愛撫と真下からの突き上げを止めようとしない。

 

 「み……深山…さ…」

 

 絞るような声で輝男が呼びかけると、

 

 「来て……早く……私の中…全部……あぁっ、ダメッ……!」

 

 深雪は言葉を返しつつも、中途で痙攣でも起こしたかのように体をのけ反らせる。

 間も無くして、輝男が湯船の中から勢い良く一突きを食らわせると、

 

 「あぁっ……あぁ――――――ん……!」

 

 深雪は反り返るように体を大きくのけのけ反らせながら、腹の底から絶頂の声を上げた。

 輝男は深雪の美巨乳をつかんだまま、彼女の今の叫びを聞くと、彼女の中に深々と突き刺さった剛直から、熱い淫欲の奔流を一滴残さず吐き出した……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 深雪は再びベッドの上にいる。

 しかし今度は、一糸もまとわぬ体を上下に揺らし続ける。

 

 「あぁっ、あんっ……んぅっ、うっ……んぁ……!」

 

 悩ましく腰を振りながら、艶やかな喘ぎを繰り返す。

 深雪の真下では、全裸の輝男が仰向けに寝そべっている。

 輝男と深雪の間には、固く直立する剛直が、深雪の秘裂にくわえ込まれている。

 バスルームでセックスに耽り、果ててさほど時間が経ってない頃、深雪は騎乗位でもって輝男自身を貪っている。

 

 「どう? 輝男君、気持ちいいでしょ?」

 

 深雪がウットリとした声で呼びかける。

 恍惚とした美貌を赤らめ、なだらかな丸みを帯びた形良いDカップバストを震わせながら、眼下の輝男を見下ろす。

 見下ろす先には、赤ら顔を呆けさせた輝男が、自分の上にまたがる深雪を成すすべもなく見上げている。

 

 (すごい体力と気力だ……。もう二度も果てたのに、まったく萎える気配を見せない……)

 

 騎乗位による交わりを甘受しながら、旺盛な女社長の肉体に驚嘆を禁じ得ない。

 十以上も年上だが、相手の少年に勝るとも劣らないくらいの気力を容赦なくぶつけて来る。

 輝男の目には、恍惚とした深雪の美貌と、ハッキリと震える美巨乳、そして、うねるように揺れる括れた腰が否が応にも焼き付かれる。

 加えて、深雪の中は、波打つように動きながら、輝男自身をとらえ、徐々に自らを狭めていく。

 

 (また……強く…締め付けてくる……!)

 

 食らい付くかのような肉圧が、剛直を通して、輝男に刺激と苦痛をもたらす。

 一方の深雪は、うねるように上下運動を繰り返しながら、時折、腰を前後にくねらせる。

 上下運動と腰のくねりを交互に仕掛けながら、

 

 「天江君……遠慮しないで、イきたかったら、いつでも存分にイきなさい……」

 

 艶を帯びた声で、うながすかのように呼びかける。

 悦楽に浸るかのように、恍惚とした美貌を妖艶にほほ笑ませている。

 途端、輝男は突然、体を勢い良く起こした。

 輝男が体を起こした拍子に、深雪は転倒するかのようにベッドの上に仰向けに倒れる。

 

 「ちょ、ちょっと何を…」

 

 突然の事態に、思わず戸惑いの声を上げる深雪。

 輝男は深雪の腰を抑えると、下半身を上向きに屈曲させる。

 そのままの状態で、剛直を通して繋がった腰を力強くぶつける。

 

 「あんっ! ヤダッ! あぁっ、んうぅっ!」

 

 深雪はベッドのシーツをギュッとつかみながら、激しく身悶え、上ずった喘ぎを上げる。

 深雪の喘ぎを聞き入りながら、輝男は屈曲位の体位で深雪を犯していく。

 深雪の股と輝男の腰の間からは、引っぱたくかのような衝突音が響く。

 

 「あぁ……あっ、うぅっ……ハァ、あぅ、んぁっ……!」

 

 肉と肉の衝突音と妖艶な喘ぎが、みだらな重奏を奏でる。

 みだらな重奏と中で絡み付く熱とぬめりに、輝男自身は際限なく加速し、深雪の中を荒らし続ける。

 あらがうかのようにヴァギナが収縮を強めるも、輝男自身は動きを止めようとしない。

 逆に、何度もヴァギナを突き破り、最奥に先端を突き当たらせる。

 

 「イヤ、ダメ……! そんなにしたら……お腹、壊れちゃう……!」

 

 荒々しい輝男の動きに、深雪は苦悶の声を震わせ、ようやく苦痛を訴える。

 紅潮しきった美貌には、恍惚と苦痛が混じり合い、目元には汗と涙が混ざり合っていく。

 苦痛を訴える深雪に、輝男は荒い息遣いのみで応じる。

 しかし、すぐに、深雪の腰を下ろさせる。

 弱々しく大股開きする深雪に向かって、小刻みに腰をぶつける。

 正常位で犯して来る輝男に、深雪は身悶え、胸元のDカップバストを震わせる。

 

 「あぁんっ、イヤッ……こ、このままじゃ……イ、イっちゃう…イくぅっ……」

 

 泣くような声を上げながら、深雪が限界を訴える。

 

 (お、俺も……って言うか、今日はもうこれ以上……

 俺の運命、どう転ぶかわからないけど、この一発に……!)

 

 激しく小刻みに腰をぶつけながら、自らも限界に差し掛かったことを痛感する輝男。

 暴発寸前の昂ぶりに我を忘れかけつつも、今、自分を取り巻く状況を冷静に鑑みる思考も忘れていない。

 

 芸能界デビューという魔手を見事に振り払うか?

 

 それとも……?

 

 ある意味、究極の岐路に差し掛かった状態で、ラストスパートをかける輝男。

 そんな輝男の心境に関係なく、ベッドの上ではみだらな重奏がトーンアップしている。

 引っぱたくような肉と肉の衝突音と、

 

 「あっ、んぅっ、ハァッ、ハッ、ハァ……あぁ……んっ……」

 

 切なくも艶やかな喘ぎが、途切れること無く輝男の耳に流れ込む。

 間も無くして、輝男が深雪に向けて腰を強く打ち据えると、

 

 「あぁっ……あぁ――――――……!」

 

 深雪は喉を突き出すようにして体を大きくのけ反らせ、絶頂の咆哮を上げた。

 輝男は深雪の咆哮を聞きながら、自らの中にあるありったけの欲望を深雪の中にすべて流し込んだ……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 六本木にある大型複合ビルを、快晴の空と高々と昇る朝陽が見下ろす。

 窓をすり抜けて差し掛かる日差しが、眠る輝男の頬に当たる。

 閉ざされたまぶたが開き、輝男がゆっくりと目を開ける。

 寝ぼけまなこで体を起こすと、すぐに自分が生まれたままの姿でいることに気付く。

 しばらく呆然とした後、ハッと何かに気付いたかのような顔を見せる。

 

 (俺、あのまま寝ちゃったのか……)

 

 内心、そうつぶやく輝男の脳裏に、ある光景が克明に浮かび上がった。

 

 ベッドの上、バスルーム、そしてベッドの上…と、幾度も繰り広げた深雪とのセックス――

 

 いつ終わるかわからないみだらな狂宴を思い出した輝男は、ふと横を振り向く。

 振り向いた先には、横たわりながら安らかな寝顔を見せる深雪の姿がある。

 布団の下に隠れているが、深雪もまた、一糸もまとわぬ裸体をさらしている。

 輝男は、穏やかに眠り続ける深雪をジッと見つめていると、

 

 (ホントにきれいな寝顔をしている……

 黙っていれば、ホントに素敵な美人なのに……)

 

 相手が何者であるかを思い返しながら、内心、感嘆の念を漏らす。

 深雪を見つめる輝男の表情は、自ずと穏やかになっている。

 自分を執拗に狙い、激しく衝突した相手ではあるが、今は怒りも不快感も嫌悪の念も、輝男の表情と内心からはまったく認められない。

 一方の深雪は、自分を抱き、犯した少年が自分を愛しそうに見つめているのも知らず、穏やかな寝顔を見せ続ける。

 時折、静かな寝息を漏らすだけである。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 小雨が降りしきる夜空がタワーマンションを見下ろす。

 マンション内の一室では、輝男が腰を下ろしながらコーヒーを飲んでいる。

 すぐ傍の机上には、教科書や参考書、ノートが広げられている。

 勉強の手を一旦、止め、休憩しているのだ。

 コーヒーを飲み、ホットドッグを食べている輝男を、真純は、真正面から曇った表情で見つめている。

 

 「輝男さん、昨日のことなんだけど……」

 

 真純が重い口調で呼びかけると、輝男は飲食の手を止める。

 

 「あぁ、昨日のことね?

 両親とも用事で家を留守にするっていうんで、河原の家で勉強会してたんだ。

 小中、河原と一緒に勉強してたら、河原のヤツ、息抜きだとか言って、缶ビール持って来てさ。

 そうしたら、小中のヤツ、誰も何も言わない内から進んで自分から缶ビール飲んじゃって……

 河原も小中も、酒に酔った勢いで、“俺ら男ばかりじゃ味気無いから女の子たち呼ぼう”なんて言ったら、ホントに長峰、苑田…と女の子たち来させたんだ。

 もう、その後はホントに大変で、勉強会どころじゃなかったよ」

 

 義母に向かって、苦笑混じりに昨晩の出来事を述懐する輝男。

 内容はまったくのデタラメだが、事実であるかのように平然とした調子で言ってのける。

 すると、

 

 「輝男さん……あなた、嘘ついているのね……」

 

 真純は沈痛な面持ちで輝男をまっすぐ見つめながら、重々しく言葉をかける。

 

 「本当は……深山深雪と会ってたんでしょ?」

 

 真純が続けて言うと、輝男は一瞬、愕然とした後、重い表情で口をつぐんでしまう。

 わずかの間、重い沈黙が続いた後、輝男が口を開く。

 

 「俺、あの人に直に会って、俺のことを諦めてくれるように必死に訴えたんだ。

 容易には聞き入れてくれないし、相当な危険も覚悟したけど……

 ……でも、やっと、あの人も俺のことを諦めてくれて……

 俺の件は無かったことにして、お互い、一切、関わりを持たないようにしてもらったから……」

 

 神妙な面持ちで深雪の件を端的に言う輝男。

 しかし真純は、義息の今の言葉に納得していないのか、沈痛な面持ちを見せ続ける。

 

 「あなたのことを信じないわけではないけど……

 彼女があなたのことを簡単に諦めるなんて、すぐには信じられないわ」

 

 「俺より義母さんの方が、あの人のことをよくわかってるのは知ってるよ。

 でも、この件は、俺自身の手で解決しないと意味が無いんだ。

 もし、俺じゃなくて、義母さんが深山さんと会ってたら、余計、状況は悪くなってたかもしれない。

 正直、ダメ元で事に臨んだけど、望み通りに事が運んでホントによかったと思う。

 だから、もう、義母さんも安心して」

 

 最愛の義母の懸念を振り払うかのように言葉を返す輝男。

 そして、義母を安堵させるかのように、穏やかな笑顔を見せる。

 最愛の義息の笑顔に、真純は神妙な面持ちを見せながら、黙って見つめる……

 

 

 同じ夜空の下、都心の一角にそびえ立つとある高層ビルに、雨が絶えず降り注がれる。

 ビル内のオフィスの一角で、スーツ姿の深雪が、雨に濡れる窓の外を眺めている。

 唇を固く閉ざし、物憂げな面持ちで一人、その場にたたずむ。

 

 (春花、あなた、素敵な義息(むすこ)を持って本当に幸せね……

 この芸能界では、私の方が完全な勝者だけど、一人の人間としては敗者と認めざるを得ないわ……)

 

 他に誰もいないオフィスの片隅で、沈痛な思いをつぶやく。

 深雪の脳裏には、一昨日の晩、真純と対峙した時のことと、昨晩、輝男と夜通しセックスに耽った時のことが克明に浮かび上がる。

 

 (どれだけ栄光をつかみ、高い地位に就いても、傍にいて、心の支えとなってくれる者が一人もいなければ……

 その辺の名も無き負け犬よりも、ある意味、みじめで哀れでしかない……

 私が心から望み、求める人ほど、私のことを頑なに拒むなんて……)

 

 芸能界入りを勧める自分に反発する輝男を思い返しながら、続けて悲痛な思いをつぶやく深雪。

 他の者には決して見せない寂しさ、弱さを、孤独の中でさらけ出していく。

 物憂げな面持ちを見せながら目線を下げ、スーツの上から自分の腹を撫でさする。

 一人ぼっちで寂しさに深く嘆息する深雪。

 芸能事務所社長として辣腕を振るう彼女の意外な姿を、輝男も真純もまったく知らない。

 

 

 それから三ヶ月後、深雪の妊娠が明らかとなり、その一ヶ月後、芸能事務所スタッフと結婚。

 更にその五ヶ月後、無事に子供を出産した。

 しかし、既に現役をやめて久しいせいか、元アイドルにして人気美人女優でもある深雪の妊娠、出産は、テレビやネットではまったく取り上げられなかった。

 だが、関係者の間では、ひそかに幾つものデマや噂がささやかれていたが、当の深雪本人以外は、誰も真実を知らない……

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