※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

210 / 242
傷心の輝男とセーラー服の小春

 都心の中心部にある閑静な住宅街。

 その奥に荘厳なたたずまいをした白亜の豪邸がそびえ立っている。

 豪邸の正面手前に、一台の黒の乗用車が横付けで停車している。

 “大富 豪太郎”と刻まれた表札を備えた玄関ドアの向こう側、一階のリビングで、制服姿の輝男は、背広を着た大富豪太郎(おおとみ・ごうたろう)と並んで立っている。

 二人の向かい側には、四十代前半くらいの女性が立っている。

 切れ長の目が特徴的な歳相応の美貌をし、長く艶やかな黒髪を後ろに垂らしている。

 スマートな長身をシンプルな上着とロングスカートでまといつつも、服の下から大きなふくらみを見せ付けている。

 

 「仕事に行ったはずなのに、急に戻られましたから、ビックリしましたよ」

 

 大富小夜子(おおとみ・さよこ)は、突然、家に戻って来た夫に向かって声をかける。

 そしてすぐに、夫の横にいる輝男に目を向ける。

 

 「輝男さんも、本当なら学校に行ってらっしゃるはずなのに、こんなところにいるなんて」

 

 半ば戸惑ったかのように言葉をかける小夜子。

 輝男は、彼女の今の言葉に、気まずい顔をうつむかせるだけだ。

 豪太郎は、厳格な面持ちで横にいる輝男を一瞥する。

 横から輝男を見ると、すぐに妻をまっすぐ見つめる。

 

 「どうやら、かなり深い事情があるらしい。

 すまんが、しばらく預かってくれるか?」

 

 「えぇ。私なら構いませんわ」

 

 夫の申し出に、小夜子は笑みを浮かべながら応諾すると、

 

 「輝男さんも、何か深いわけがあるみたいですし……

 しばらくは、うちでゆっくりしていらっしゃいな」

 

 輝男に笑みを見せて、しばしの滞在をうながす。

 

 「本当にすみません」

 

 輝男は申し訳無さそうな表情を小夜子に見せると、深々と頭を下げる。

 

 「とりあえずは、うちでゆっくりとするといい。

 だが、親御さんには、私の方でこちらに迎えに来るように言っておくから。

 そのことは、しっかり肝に銘じおいてくれたまえ」

 

 「はい」

 

 豪太郎が言うと、輝男は一言、応諾の返事を返す。

 間も無くして、豪太郎はリビングを出た。

 大富邸の正面に横付けされている乗用車に豪太郎が乗り込むと、車はすぐに走り出す。

 

 

 テーブルの席に、輝男は力無く腰を下ろす。

 ふと、顔を上げ、リビングを隈無く見渡す。

 簡素ではあるが整然としたたたずまいが、輝男の目に映る。

 

 (小春の家に来たのは初めてだけど……

 大きい不動産会社の社長の家としては、思ったほど派手派手しさは無いな……)

 

 リビングを眺めながら内心、感嘆としていると、紅茶を注いだカップを二つ載せたトレイを持って、小夜子が歩み寄って来た。

 輝男の手前にカップを置くと、真向かいの席に腰を下ろす。

 

 「一体、何があったのですか?」

 

 小夜子は神妙な面持ちを見せながら、心配そうにたずねる。

 輝男は、カップに注がれた紅茶を一口、二口、飲むと、

 

 「色々とあって、向こうに居たたまれなくて……」

 

 気まずい調子で一言、言い返すと、そのまま口をつぐんでしまう。

 思い詰めたような沈痛な面持ちでうつむく輝男を、小夜子はまっすぐに見つめる。

 

 「その様子ですと、相当、気持ちがモヤモヤしていらっしゃいますね……

 まずは、気持ちを落ち着かせたらどうですか?」

 

 落ち着いた調子で呼びかける小夜子に、輝男はゆっくりと顔を上げる。

 

 「すぐにでも理由を聞きたいところですが……

 どうやら、色々と言いづらいか、話せば長くなるような事情ではないかと……」

 

 言葉を続ける小夜子に、輝男は沈痛な面持ちを見せたまま黙り込む。

 

 「もしかしたら、私も主人も、あなたに対して、何一つ、手助けできないかもしれませんが……

 お話を聞くくらいなら、いくらでもして差し上げますわ」

 

 そこまで言うと、ようやく柔らかな笑みを輝男に見せる。

 目の前にいる輝男の様子から、彼が苦悩と心痛の極みにあることをすぐに理解したのだろう。

 少しでも輝男の心を解きほぐそうと、手を差し伸ばすかのような言葉をかけ、笑みを浮かべる。

 そんな小夜子を、輝男はまっすぐに黙って見つめる。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 大富邸リビングに掛かっている時計の針が、四時数分前を指している。

 リビングには、輝男の他には誰もいない。

 一人、ソファーの上に仰向けになりながら、ボンヤリと天井を見上げる。

 

 (義母さんや瑠奈、それに桜月や葵、理華さん、今頃、かなり心配してるだろうな……)

 

 沈痛な面持ちで天井を見上げながら、内心、そうつぶやく。

 義母や義妹、同級生や担任に対する申し訳ない気持ちをわき上がらせると、脳裏に、昨晩の出来事が克明によみがえる。

 

 自身の海外留学を巡る、父との激しい衝突――

 

 (俺がこんなことをしても、親父が俺の海外留学を撤回してくれるなんてあり得ないのに……)

 

 今更のように、自分の愚挙を後悔する輝男。

 本当ならば、学校に行って、自分の海外留学のための手続きを済ませてなければいけないはずである。

 しかし、実際には学校に行かず、当て所も無く遠くへと逃避行し、今、こうして大富家の厄介となっている。

 

 (俺がどうあがいても、親父は嫌でも俺をアメリカに行かせようとする。

 でも、俺はここを離れるわけにはいかない。どうすれば……?)

 

 如何ともしがたい苦悩が輝男の中で渦を巻いている。

 突破口も打開策も見い出せないまま、いたずらに時だけが過ぎていく。

 すると、リビングのドアが外から開かれた。

 

 「ただいま――! あぁ、疲れた――! ママ、おやつある―――?」

 

 ドアの向こうから、学校の制服である薄いブラックのセーラー服をまとい、長い金髪を後ろに束ねた小春が、声を上げながらリビングに入って来た。

 と、同時に、ドアの開く音を聞いて、輝男が腰を上げた。

 途端、輝男と小春は、互いの目の前にある者を見て、一瞬、唖然となる。

 一瞬の沈黙の後、

 

 「あ――――――!!」

 

 耳をつんざくような叫びがリビングに響く。

 

 「な、な、ななな……何で、輝ちゃんがうちに……!?」

 

 そこにいるはずの無い者が、リビングにいるのを見て、小春は思わず驚愕し、狼狽の声を上げる。

 

 「お、おい、落ち着け、小春」

 

 驚愕し、狼狽しながら立ち尽くす小春を見て、輝男は静粛をうながす

 小春は驚きを隠せないまま、改めて輝男と向き合う。

 

 「どうして、輝ちゃんがここにいるの!?」

 

 なおも信じられないと言った様子で驚きながら、輝男にたずねる。

 小春からの問いかけに、輝男は気まずそうな表情を見せる。

 

 「話せば長くなるから……。後で親父さんがおふくろさんに聞いてくれ」

 

 「もしかして、アタシにプロポーズするために、わざわざうちに来たわけ?」

 

 肝心なことをはぐらかす輝男に、小春は自分勝手な解釈を返す。

 

 「それだけは絶対に違うから」

 

 輝男はすぐに、呆れながら小春に言い返す。

 すると、小春は神妙な面持ちを輝男に見せる。

 

 「わかってるよ……。よっぽど嫌なことがあって、向こうには居たたまれなかったのね。

 …でなきゃ、ちゃんと学校やってる平日のこの日に、遠く離れたこの家に輝ちゃんがいるわけないじゃない。

 多分、遠出してその辺、うろついていたのをパパかママに見つかって、この家に連れて来られたんでしょ?」

 

 「まぁ……そんなところだな……」

 

 ため息交じりに一言、言い返す輝男を、小春はまっすぐ見つめる。

 輝男の目に、いつになく真剣な顔を見せる小春が否が応にも映る。

 

 「その様子だと、相当、つらい思いを抱えてるみたいだね」

 

 「いや、大したことじゃ…」

 

 「このアタシに嘘をつくわけ!?」

 

 半ば怒気を孕んだ小春の呼びかけに、輝男は一瞬、驚き、言葉を詰まらせる。

 そんな輝男を、小春は真剣、かつ、厳しい形相で鋭く見つめ続ける。

 

 「すぐに事情を説明してくれない程、つらいこと、嫌なことがあったんだね……!」

 

 問い詰めるかのような今の小春の言い様に、輝男はなおも言葉を詰まらせる。

 わずかの間、重苦しい沈黙が続いた後、輝男がゆっくりと口を開く。

 

 「許してくれ……。今は、君には何も言えない……

 君の推測に間違いはないが、余計なことで君に迷惑はかけたくない……」

 

 沈痛な面持ちで小春をまっすぐ見つめながら、申し訳無さそうに言葉を返す。

 輝男の今の言葉に、小春はまっすぐなまなざしと沈黙でもって応じる。

 わずかでも真剣な表情を揺るがせない小春の姿が、輝男の瞳に否応無く焼き付かれる。

 やがて小春は、輝男をまっすぐ見つめながら、フッと表情を和らげる。

 

 「わかったわ……。とりあえず、今は何も聞かないであげる」

 

 そう言うと、両手で輝男の右手をつかみ、こちらの方へグイッと引っ張る。

 

 「その代わり、せっかくうちに来たんだから、今の内に思いっきりエッチしよう!」

 

 嬉々とした表情で言うと、輝男を引っ張りながらリビングを出る。

 

 「お、おい、エッチって……おふくろさんや豪が帰って来たらどうするんだ!?」

 

 小春に引っ張られながら二階へと上がる途中で、輝男は困惑しながらたずねる。

 

 「どうせ、ママは用事でいないんだし……

 パパは仕事、兄貴は予備校で、夜にならなきゃ帰れないから」

 

 輝男の困惑を苦も無く振り払いながら、小春は輝男と共に二階に上がる。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 輝男は今、大富邸二階にある小春の自室の真ん中に立っている。

 室内はキチンと整理整頓されており、ベッドや机、本棚、クローゼットが配置されている他は、余計な装飾は一切、認められない。

 

 「お前、意外ときれい好きなんだな」

 

 「“意外と”は失礼でしょ?」

 

 室内を見渡しながら感想を言う輝男に、小春はすぐさまツッコミを入れる。

 それでも、本棚には、参考書の他にファッション雑誌が十冊近くは収められている。

 一通り、室内を見渡すと、輝男は小春とまっすぐに向き合う。

 目の前にいるセーラー服姿の小春は、乞うようなまなざしを震わせ、頬をほんのり赤らめる。

 

 「まさか、本当に輝ちゃんとうちでエッチするなんて、夢にも思ってなかったよ……」

 

 「俺、何度も会ってるけど、学校の制服姿なんて初めてだから……」

 

 学校の制服を着たままの小春に、輝男は思わずドキッとなっている。

 間も無くして、二人は共にまぶたを閉じ、すぐにキスを交わす。

 唇を重ね、半開きになった唇の隙間に舌を差し込ませる。

 絡み合う舌先から、唾液の跳ねるような音がかすかに聞こえる。

 

 「ん……んん……」

 

 優しく抱き締め合う二人の間から、かすかなうめき声が漏れる。

 輝男は、父親との激しい確執をしばし忘れ、小春とのディープキスに耽る。

 小春は輝男と舌を絡ませ合いながら、背中に回した両腕の力をギュッと強める。

 背後から強める腕力を認めると、輝男は小春とのディープキスをやめる。

 一旦、唇を離すも、すぐにまた唇を重ねる。

 そのままの状態で、輝男は、横にあるベッドの上に小春を優しく押し倒す。

 押し倒された拍子に、小春の両腕が輝男の背中からほどける。

 体を起こし、真上から小春を見上げる輝男。

 小春は、ときめきと緊張が混ざり合った美貌を赤らめ、自分を見つめる輝男をまっすぐ見上げる。

 輝男は左右の手を伸ばすと、制服の上から小春の胸を揉み始める。

 小春の胸の左右のふくらみは、制服を着ていてもハッキリと盛り上がっている。

 制服越しにジックリと愛撫する輝男の手に、

 

 「あっ、ヤダ……」

 

 か細くも切なそうな喘ぎでもって応じる。

 輝男は左手で制服越しの愛撫を続けながら、右手でセーラー服のスカーフをほどく。

 スカーフをほどいて間も無く、制服のスカートの中に忍び込み、ショーツの真下から指で突く。

 

 「んっ、ヤダ、もう……そんなとこ……」

 

 制服と下着越しに胸と大事なところを同時に攻められ、小春はたまらず身悶える。

 悶え、喘ぐ小春に構わず、輝男の左手は、小春の左右のふくらみを制服の上から交互に揉みしだく。

 一方、右手は、小春のショーツを真下から指で突いている。

 

 「あぁ……ヤンッ……あっ、ハァ……」

 

 輝男の執拗な動きに、小春は悶えながら切なそうに喘ぐ。

 

 「ねぇ、輝ちゃん……お願いだから、制服脱がせて……」

 

 「いや、このままでいいよ」

 

 「どうして? 服が汚れちゃったらヤバいよ」

 

 「セーラー服着てるんだから、一度でいいから、セーラー服のまま最後までエッチしてもらいたくて……」

 

 「こっちは趣味じゃなくて、ちゃんとした学校の制服で着てるんだから」

 

 輝男の申し出に、小春は顔を赤くしながら不機嫌に言葉を返す。

 しかし、抗議の声を上げるも、それ以上の行動には出ない。

 

 

 小春は、ベッドの上でセーラー服姿のまま四つん這いになっている。

 小春の背後では、制服のブレザーを脱ぎ、スクールネクタイを外した輝男が、膝立ちの体勢を取っている。

 尻を突き上げている小春のスカートを、輝男は苦も無くめくる。

 スカートの下から、プリッとした肉付きの美尻を覆うピンクのショーツが姿を現す。

 輝男の手が、小春のショーツをスルッと脱がす。

 小麦色の素肌に覆われた美尻の真ん中に、輝男は顔をうずめる。

 裂け目の向こうに見える肉の花弁に、輝男の舌が触れる。

 

 「あっ、あぁ……」

 

 上から下、下から上…と、なぞるように舌を動かす輝男に、小春は声を震わせながら喘ぐ。

 肉の花弁を一通り、舐め終えると、内側に舌を差し込ませる。

 

 「うっ、んぅっ……」

 

 わずかだが異物が内側に入る感触に、小春は一瞬、体を震わせ、のけ反る。

 間も無くして、美尻から舌なめずりする音が響き出る。

 輝男は裸の美尻に顔をうずめながら、肉の花弁を貪り、砂ぶる。

 貪るような物音に水音が混じっていく。

 

 「うぅっ……あぁっ……ハァッ……」

 

 小春は四つん這いの体勢を保ったまま、背後から貪る動きを甘受する。

 一方の輝男は、向こうから聞こえる喘ぎを聞き入りながら、小春の大事なところを貪り続ける。

 やがて、小春の内側から、芳醇なメスのにおいが吐き出されていく。

 メスのにおいが嗅覚に刺さると、輝男の舌の動きは更に貪欲になる。

 肉の花弁からは、濃厚な蜜が染み出て来て、強度を増したメスのにおいを伴ってこぼれていく。

 蜜を舐め尽くそうと、輝男の舌が隅々まで動き回る。

 舌なめずりの音がトーンアップして、小春の耳に流れ込む。

 

 「あんっ、ヤダ……輝ちゃん…ったら……おかしく…なっちゃう……」

 

 自分の中からこぼれ続ける蜜の流れと、それを貪らんとする動きを感じ取り、苦悶と恍惚が混ざった喘ぎを上げる小春。

 そんな小春の大事なところからは、蜜が途切れること無く流れ出ている。

 輝男は蜜を舐め尽くそうとするが、逆に蜜は流れる量を増していく。

 

 「あぁ……ハァ……んぅ……うぅ…ハァッ……」

 

 艶やかな喘ぎと荒い吐息が、小春の口から交互に漏れる。

 輝男のクンニに、小春は四つん這いのまま上半身を伏せる。

 伏せる上半身と入れ替わるかのように、美尻が更に上向きながら突き出る。

 小春の今の動きに、輝男はようやく彼女の美尻から顔を離す。

 

 「お願い……来て……」

 

 上半身をうつ伏せにしながら、弱々しい声で小春が呼びかける。

 輝男は、小春の背後で制服のスラックスを脱ぎ、続けて下着のトランクスも脱ぐ。

 輝男の裸の股からは、ある程度、固く大きくなっている剛直が突き出ている。

 小春の美尻を抑え、蜜で濡れぼそった秘裂に剛直の先端をあてがう。

 

 「行くぞ……」

 

 「うん……」

 

 一言、二言、言葉を交わした後、輝男は、自分自身を小春の中に潜り込ませる。

 

 「うぅっ……あっ……!」

 

 輝男自身が中に入り込み、小春はビクンと体をのけ反らせながら、喘ぐ。

 小春の今の喘ぎを合図に、輝男は小春に向けて腰をぶつける。

 小春の中に、輝男自身が深々と入り込む。

 

 「んんっ……! 輝ちゃん……ふ、深い……!」

 

 奥深く目がけて猛進する輝男自身に、小春はたまらず声を震わせる。

 輝男はそのまま前後運動を繰り返す。

 既に小春のヴァギナでは、四方の肉壁に愛液が染み出ている。

 熱とぬめりに助けられて、輝男自身は加速しながら行き来を繰り返す。

 

 (小春の中、温かくて気持ちいい……)

 

 熱を増すヴァギナの感触に感嘆しながら背後から律動を繰り返す輝男。

 輝男と小春の間からは、水音混じりの肉と肉の衝突音が響く。

 

 「あっ、あぁっ、あっ……んぁっ……!」

 

 背後から犯す輝男の動きに、小春は途切れること無く喘ぎ続ける。

 そのまま輝男が前後運動を続けると、

 

 「あんっ、ヤダ……輝ちゃん…また固く……大きくなってる……」

 

 自分の中で起きた異変に、小春は艶を帯びた声を上げる。

 小春の中では、輝男自身が行き来を繰り返しながら固さ、大きさを増していく。

 と、同時に、

 

 「お、おい、小春……すごい…締まってる……」

 

 背後から犯し続ける輝男は、小春の中が締め付けを増すのを痛感し、たまらず声を上げる。

 輝男自身が硬度を増し、膨張する動きと小春のヴァギナの収縮が同時進行しているのだ。

 更に言えば、小春は、学校の制服である薄いブラックのセーラー服で輝男に背後から犯されている。

 清楚なセーラー服と快活な小春というアンバランスな組み合わせに、輝男はいつも以上に気持ちを昂らせる。

 

 「す、すごい……激しい……。メッチャ気持ちいい……」

 

 恍惚に顔を赤らめ、呆けたように歓喜の声を上げる小春。

 

 「お、俺も……。何もかも忘れられそうだ……」

 

 輝男は荒く息を弾ませながら、小春に呼びかける。

 水音混じりの衝突音がトーンアップし、剛直が行き来する秘裂の隙間から、蜜が絶えずこぼれ続ける。

 背後から犯す動きは、ペースアップすることはあっても決して減退することはない。

 

 「うっ、うぐぅっ……!」

 

 小春はベッドのシーツをギュッとつかみながら、歯を食いしばり、たまらずうめく。

 剛直とヴァギナの摩擦が、小春の神経に少なからぬ苦痛をもたらしているのだ。

 

 「あぁん、いいっ……! もっと……もっとぉ―――――!」

 

 苦痛にうめいて間も無く、小春は更なるみだらを求めて咆哮する。

 

 

 小春はセーラー服を着たまま、ベッドの上で腰を上下に振り続けている。

 小春の眼下では、輝男が、熱に浮かされたような顔を見せながら仰向けに寝そべっている。

 自分の上にまたがる小春のスカートをめくると、直立する自分自身を小春の下の口がくわえているのが見える。

 

 「あぁっ、あっ、うぅっ……ハァ、んっ、んぅっ……」

 

 小春は艶やかに喘ぎながら、騎乗位で輝男自身を貪っている。

 スカーフをほどき、着崩したセーラー服を着たまま、悩ましげに腰を上下に振り続ける。

 

 「どう? 気持ちいい?」

 

 「あぁ、とても気持ちいいよ。

 嫌なことも何もかも、皆、忘れられそうだよ」

 

 「よかった……。もっと気持ち良くなって……」

 

 艶を帯びた声で呼びかけると、小春は上下運動をうねらせる。

 

 「んんぅっ、んくぅっ……」

 

 艶やかなうめき声が、輝男の耳に流れ込む。

 

 (小春の中、ますます締まって来る……!

 しつこいくらいに絡み付き、食らい付いて来るかのようだ……!)

 

 複雑にうねりながらも四方から肉圧を増すヴァギナの動きに、輝男は内心、驚嘆する。

 一方の小春は、ストレートな上下運動、腰のうねり、前後にくねる動きを交互に繰り返しながら、自分自身の中にある輝男自身を貪り続ける。

 すると、

 

 「あぁ、ダメ……。もう、我慢できない……!」

 

 輝男にまたがり、腰を振り続けながら、熱っぽい声でそうつぶやく。

 途端、小春は勢いよくセーラー服を脱ぎ出した。

 輝男の目には、ピンクのブラジャーに覆われたGカップの美巨乳と、すっかり汗ばんだ小麦色の素肌、そして、恍惚に赤らむ小春の美貌がハッキリと映る。

 上半身、下着のみの小春が、真上から小刻みに腰をぶつけて来る。

 

 「あぁっ、あんっ、ハァッ、あぅっ、ハァ、んぁっ!」

 

 上ずった喘ぎを繰り返し、ブラジャーをつけたままのGカップバストを震わせる。

 そこへ、輝男が勢い良く腰を真下から突き上げて来た。

 

 「んぅっ!」

 

 真下からの突き上げに、小春はたまらずうめき、のけ反る。

 しかし、輝男は構わず、真下から繰り返し腰を突き上げる。

 輝男の動きに合わせるかのように、固く膨張した剛直が、狭まるヴァギナを突き破り、小春の中、最奥に何度も突き当たる。

 

 「あぁんっ、すごい! お、奥に……奥にメッチャ当たってる……!」

 

 我を忘れたかのような猛進に、小春もまた、我を忘れたかのように歓喜の声を上げる。

 上下にぶつかり合う二つの腰の間から、引っぱたくような音が響く。

 輝男は、限界まで狭まる肉圧を痛感しながらも、小春に向けて突き上げる動きを止めようとしない。

 体中から汗をにじませ、荒い息遣いを繰り返す。

 一方の小春は、真下からの突き上げにあらがうかのように、小刻みに激しく真上から腰をぶつけ続ける。

 素肌ににじむ汗が四方に噴き出て、ブラジャーで締め付けられたままの大きな左右のふくらみが上下に波打つ。

 

 「ヤダ、もう……。そんなに激しくしたら……イっちゃう……」

 

 腰を振り、うねるように揺らしながら、震える声で限界が間近いことを告げる小春。

 小春の中は、これ以上は無理なくらいに締め付けを増している。

 自分自身を拒み、あるいは強く絡め取るかのようなヴァギナの動きに、輝男自身は容赦なく上下運動を繰り返す。

 そんな輝男の表情は苦悶に歪み、絶えず、汗を噴き出している。

 

 (ダメだ……! 俺もこれ以上……我慢できない……!)

 

 内心、苦悶の声を上げる輝男。

 彼の中では、昂ぶりがマグマのように煮えたぎり、いつ暴発してもおかしくない状態にある。

 輝男は真下から左右の手を伸ばすと、小春のブラジャーをずり上げる。

 Gカップの美巨乳がブルンと弾み出たかと思うと、すぐに輝男の左右の手につかまれ、揉みしだかれる。

 

 「あぁ―――ん、いい―――。メッチャ気持ちいい―――」

 

 限界間近であることを忘れ、突き上げと愛撫という二重の責め苦に歓喜の声を上げる小春。

 輝男はそのまま、真下から腰を突き上げ、小春の美巨乳をジックリと揉みしだく。

 

 「こ、小春……! お、俺……もう……!」

 

 愛撫と突き上げを続けながら、熱に浮かされたかのように輝男が呼びかけると、

 

 「き、来て……早く来て……。ア、アタシも……イく…イっちゃう……!」

 

 愛撫と突き上げを甘受し、腰を真上からぶつけながら、小春が震える声で言葉を返す。

 間も無くして、輝男と小春の腰がぶつかり合うと、

 

 「あぁっ! あっ…あぁ――――――ん!!」

 

 小春は輝男の上にまたがり、彼に胸を揉まれたまま、喉を突き出すようにしてのけ反り、絶頂の声を上げた。

 小春の中、最奥に突き当たった輝男自身は、小春が果てて間も無く、溜まりに溜まったほとばしりを一気に吐き出した……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 小春は汗の乾かぬ裸体をさらしながら、ベッドの上で身を屈めている。

 目の前には、ワイシャツをはだけさせ、グレーのシャツをさらし、下半身素裸でいる輝男が腰を下ろしている。

 下のシャツからは、汗が濃いシミとなって大きく浮かび上がっている。

 自分と同じように汗の乾かぬ体をさらす輝男の股に、小春は顔をうずめる。

 輝男の股から突き出る剛直は、固く突っ立った状態で蜜や白濁のかけらを表面にまぶしている。

 小春の舌が、輝男自身に絡み付く蜜や白濁のかけらを拭い取っていく。

 

 「おい、小春、こんなことをしたら、また……」

 

 輝男が戸惑いの声をかけると、

 

 「まさか、オ〇ン〇ン、汚れたままにしていいわけ?」

 

 小春はあっけらかんとした調子で言い返す。

 剛直の表面を一通り舐めると、大きく口を開け、輝男自身をくわえる。

 輝男自身を飲み込むと、ゆっくりと口を前後に動かす。

 

 「ん……んん……んうぅ……」

 

 かすかなうめき声を漏らしながら、フェラチオを仕掛ける小春。

 輝男は深くため息を付きながら、小春の“お掃除フェラ”を甘受する。

 ふと、傍の窓に目を向けると、空が徐々に暗くなっていくのがハッキリと見える。

 

 (予定通りなら、この後、俺は親父や義母さんと顔を合わせなければならない……

 正直、顔を合わせるのはつらいけど……でも、避けることなんてできない……)

 

 夢のような一時の交わりから現実に引き戻され、輝男は内心、苦悩の念を漏らす。

 元はと言えば、自分に海外留学を強要する父親への反発から家を飛び出し、偶然、大富豪太郎に拾われたおかげで、今、大富家に身を寄せている。

 しかし、それもほんの数時間程度のことでしかない。

 この後に待ち受ける事態のことを思うと、嫌でも気持ちが重く沈んでしまう。

 そんな輝男の心痛など知ってか知らずが、小春は輝男自身に食らい付いたまま離さない。

 フェラチオをペースアップさせながら、口内で舌をうねらせ、剛直にねっとりと絡み付かせる。

 唾液の跳ねるような音と、

 

 「んんっ、んふぅっ……んむぅ……」

 

 艶やかな小春のうめき声が、輝男の耳に重なって聞こえる。

 

 「ありがとう、小春……。でも、もう、これでいいよ……」

 

 ため息交じりに感謝と遠慮の言葉をかける輝男。

 しかし、小春はフェラチオをやめようとしない。

 父親との確執が心に重くのしかかる輝男の意思に関係無く、彼自身は小春の口内でまたも固く大きくなる。

 すると突然、閉ざされたドアの向こうからノックをする音が聞こえて来た。

 外からのノックに、輝男は驚き、小春もまた、すぐに輝男自身を口から離した。

 

 『小春――入るわよ――。輝男さんもそこにいるんでしょ?』

 

 ドア越しに呼びかける外からの声に、輝男と小春は慌てふためいてしまう。

 しかし、間も無くして、ドアは外から開かれた。

 ドアの向こうから小夜子が部屋の中に入る。

 娘の自室に足を踏み入れた小夜子は、開襟したワイシャツにスラックスといういで立ちの輝男と、深々とベッドに潜り込んでいる小春を認める。

 小春は、さっきまで着ていた制服を布団の中に隠したのだ。

 小夜子は、恥ずかしさと気まずさの混ざった形相を赤らめる輝男を一瞥すると、横で寝込む小春に目を向ける。

 

 「小春、あなた、どうしたの?」

 

 母親が半ば呆れたかのようにたずねると、

 

 「そ、それが……。午後の授業の途中から急に具合が悪くなって……

 今、寝込んでたところなの……」

 

 小春は赤らむ顔だけを突き出しながら、しどろもどろに弁明をする。

 布団の内側に裸体を隠しながら、母親に向かって必死に嘘の弁明を試みる。

 

 「そうなの……」

 

 小夜子は娘の今の弁明に、一瞬、不敵な笑みを見せながら、淡々と言い返す。

 母親の今の返事に、小春は気まずい形相を青ざめる。

 

 (ヤバい……。完全にバレちゃってる……)

 

 内心、絶望しきったかのようにつぶやく小春。

 そんな小春に構わず、小夜子は再び輝男に目を向ける。

 

 「輝男さん、参りますわよ」

 

 小夜子が神妙な面持ちを見せながら言うと、

 

 「はい……」

 

 輝男もまた、神妙な面持ちを見せて、一言、言葉を返す。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。