明朝学園高校三年A組の教室内で、輝男が弁当を食べている。
彼の真向かいには、小中が机を挟んで、同じように弁当を食べている。
教室内の時計の針は一時を指している。
昼休みのさ中、教室内では、各々の生徒が仲間内で昼食を取ったり、雑談を交わしたりしている。
「留学の件はチャラになったけど、その代わり、今までのように受験勉強でヒーヒー言わなきゃいけない羽目になったじゃないか」
「あぁ」
話を切り出す小中に、輝男は弁当を食べながら相槌を打つ。
「ぶっちゃけた話、留学でアメリカに行くのと、こっちで必死に受験勉強やるのと、どっちがしんどい?」
「両方、しんどいと言えばそれまでだけど……
向こうで毎日、親父に首根っこつかまれるよりは、こっちで受験勉強に苦しんでた方が僅差でマシだけどな……」
「お前もお前で結構、大変なようだな……」
輝男の返答に、小中は同情でもするかのように深くため息を付く。
「でも、こうも毎日、勉強漬けだと、死ぬほどストレスが溜まっちゃうんじゃないか?
少しくらいは息抜きしないと、さすがのお前でも体と心が持たないぜ」
「随分と見くびってくれるな。俺のことを心配するなんて。
そう言うお前だって、受験勉強でストレスとか溜まってるだろ?
まさか、ずっと溜めまくってるわけでもあるまい」
「そっちこそ、俺のことを見くびってるじゃないか。
ちゃんとストレス発散のための対策は、抜かりなくやってるぜ」
小中はそう言葉を返しながら、自信に満ちた笑みを輝男に見せる。
「その対策って何だ?」
「知りたいか?
まぁ、お前なら、いくら頑張ってもマネできないかもしれないけどな」
平素の表情を見せる輝男と、ドヤ顔の小中が机を挟んで向かい合い、言い合う。
そんな二人を、向こうの席から一つのまなざしがとらえる。
(どうしよう……中々、言い出せないわ……)
桜月はモソモソと弁当を食べながら、内心、懸念めいたつぶやきを発する。
何気無い態度を装いながら、小中と一緒にいる輝男を注視する。
すると、
「…さん……日向さん……」
傍から、桜月に呼びかける声が聞こえて来た。
桜月は今の呼びかけにハッと我に返り、声が聞こえて来た方を振り向く。
振り向いた先には、真向かいで同じく昼食を取っている女子生徒二人の姿があった。
「どうしたの? 何だか、浮かない顔をしてるけど」
向かって左側の女子生徒がたずねると、
「やっぱり、日向さんも疲れが溜まってるんでしょ?
大学受験の勉強やら何やらで……」
向かって右側に座るもう一人の女子生徒が言葉をかける。
桜月はクラスメート女子二人とまっすぐ向き合いながら、
「まぁ……そんなところかな……」
素っ気なく言葉を返し、昼食を再開する。
「だよね――。あたしたちも毎日、勉強してるけど、志望校に受かる確率はかなり低いって言われてるし」
「もう、どうすれば、志望大学に入れるか教えてよ…って話だよ」
真向かいにいる女子生徒二人は、弁当を食べながら、自分たちの受験勉強に対する不満や愚痴を言う。
桜月の横にいる葵は、真向かいのクラスメートの愚痴を軽く聞き流しながら、我関せずと言わんばかりに黙々と弁当を食べる。
しかし、何気ない態度を装いながらも、真横の桜月、そして、向こうにいる輝男に目を向ける。
(日向さんもそうだけど……私も今の内に天江君に抱かれないと……
今を逃せば、ずっとストレスを溜め込んだまま、受験本番に臨まなければいけなくなるかも……
天江君だって、日々の受験勉強に加えて、この前の留学の件で相当、心が折れてるはず……
きっと、誰かの癒しを渇望しているわ……)
内心、愛欲と癒しを渇望する思いをつぶやきながら、輝男をまっすぐ見つめる。
幸いと言うべきか否か、今の葵のまなざしに、周りの者たちはまったく気付いていない。
◇ ◇ ◇
校舎にチャイムの音が鳴り響く。
チャイムの音が鳴り止んでしばらくすると、教室から生徒たちが次々と出て来る。
教室内の時計は三時半を指している。
今日一日の授業を終え、ほとんどの生徒たちは下校の途に着こうとする。
三年A組の裏手ドアから、他のクラスメートたちに紛れて輝男が出て来る。
前方に見える階段へと歩を進めようとすると、
「天江君」
背後から輝男に呼びかける声が聞こえて来た。
輝男が振り返ると、一人の女子生徒が輝男のすぐ目の前に立っていた。
亜麻色のボブショートをし、はつらつとした容姿を輝男に見せている。
「苑田……?」
目の前に立つ苑田栄子を見て、輝男は半ば訝しげに呼びかける。
「あ――あたしのこと、ちゃんと覚えてくれたんだ」
「ま、まぁね」
嬉しそうに言う栄子に半ば苦笑しながら言い返すと、
(小中と付き合ってる…って言うか……
この前の文化祭の後、小中と教室でヤってたなんて言えないよな……)
栄子を見つめながら、内心、ため息交じりにつぶやく。
輝男の脳裏には、文化祭一日目の後、桜月と一緒に、小中と栄子がB組の教室でひそかにセックスしているのを覗き見したことが克明に浮かび上がる。
すると、
「ねぇ、天江君、この後、何か大事な用事でもある?」
栄子は輝男をまっすぐ見つめながら、彼にそうたずねる。
栄子の問いかけにハッと我に返ると、
「え? いや、今のところは別に……」
曖昧とした調子で返答する。
すると、栄子はすかさず輝男の腕にギュッと抱き付くと、そのまま廊下の奥へと走って行く。
「おい、何、するんだよ、苑田!?」
「ほんの二、三十分でいいから、ちょっと付き合って」
戸惑いながらたずねる輝男に、嬉々として答える栄子。
そんな二人を、三年A組の裏手ドア手前から一つのまなざしが見つめる。
(輝男君、それに苑田さん……一体、どうしたの……?)
桜月は困惑した様子で立ち尽くしながら、奥へと消えて行く輝男と栄子を見つめる。
◇ ◇ ◇
数分後、輝男と栄子は屋上手前の踊り場で向き合っている。
「俺をこんなところに連れて来て、一体、何のマネだ!?」
戸惑いに満ちた面持ちで栄子をにらみながら、輝男がたずねる。
一方の栄子は、目の前の輝男に対して悪びれた様子を見せない。
「もうちょっと待って。あと、もう一人来るから?」
栄子がそう言い返すと、輝男の耳に、こちらに近付く足音が静かに聞こえて来た。
輝男が後ろを振り返ると、一人の女子生徒が階段を上がってこちらに近付いて来た。
間も無くして踊り場に着くと、栄子と挟むようにして輝男と向き合う。
黒のストレートロングヘアを備えた整った美貌を前にして、輝男は思わず驚く。
「長峰じゃないか。どうして、君が?」
戸惑いを増しながら、目の前で笑みを浮かべる長峰寿里と向き合う。
「どうしてって……栄子と一緒に天江君とエッチするために決まってるじゃない」
何の迷いもなく用件を言ってのける寿里に、輝男は驚き、かつ、呆れながら言葉を失う。
何も言い返さない輝男を見て、栄子が口を挟む。
「天江君、ただでさえ受験勉強で死ぬほどつらい思いをしているのに……
加えて、この前、お父さんのせいで無理矢理、アメリカに留学させられそうになったって言うじゃない……
受験勉強とお父さんの件で、相当、心がボロボロになったんじゃないかと思って、心配してたんだよ」
心配そうに言って来る栄子の言葉に、輝男はハッと我に返る。
輝男が我に返ると同時に、栄子は寿里の横に添って、二人一緒に輝男とまっすぐ向き合う。
「小中や河原から話を聞いたのか……?
まさか、君たちも俺のことを心配してくれたなんて……でも…」
輝男は神妙な面持ちで言葉を返すも、ためらいの気持ちが若干、見え隠れする。
「天江君、今、気持ちが相当、モヤモヤして、色々と溜まってるんじゃないかと思って……」
「だから、あたしたちで天江君を癒してあげよう…ってわけ」
「とても嬉しいけど、君たちのその気持ちだけで結構だよ」
輝男は丁重ながらも、寿里と栄子のせっかくの申し出を断ろうとする。
すると、栄子が間を置かずに、真正面から輝男に抱き付いて来た。
自分に抱き付いて離さない同級生女子に、輝男は戸惑いの形相を赤らめる。
「お、おい、苑田!」
「天江君があたしを抱いてくれなきゃ離さないから」
「何、言ってんだ!? 君には小中がいるだろ!?
この前の夏休み、一緒にクイズ番組で頑張って優勝を手にしたアイツが……」
同級生にしてボーイフレンドでもある小中の存在を思い返しながら、輝男は必死に栄子に制止をうながす。
すると、真正面から乾いた布ずれ音が聞こえて来た。
輝男が正面を向くと、寿里が制服のブレザーを脱ぎ、スクールネクタイを緩め、下のワイシャツのボタンを一つ、一つ、外していく。
「長峰、君まで……」
上着を脱いでいく寿里に向かって、輝男が困惑の声を上げる。
「天江君もそうだけど、私も栄子も色々と溜まってるから……
それに、今を逃せば、もう二度と天江君に抱かれるチャンスなんて無いし……」
「君だって、河原と言う素敵な彼氏がいるだろ?
なのに、君は大事な人を裏切ってまで、俺に身を投げ出すなんて……」
「心配しないで。私たちとあなたが内緒にすれば済むことだから。
もちろん、私にとって涼太は素敵な彼氏だけど、あなたも正直、捨てがたいから」
輝男と違い、いささかのためらいも見せずに言葉を交わす寿里。
はだけられたワイシャツの下から、色白の素肌と、ミントブルーのブラジャーに覆われた形よいDカップバストが姿を現す。
すると、栄子が抱擁を解き、輝男と至近距離で向き合う。
「天江君が小中君や河原君と仲良くしてるのは知ってるよ。
でも、今はあたしたちだけを見て。
お互い、心に溜まってたモヤモヤを思いっきり吐き出さないと……
天江君だって、後々になって、あの時、あたしたちとエッチしておけば…と後悔してからじゃ手遅れだから」
輝男をまっすぐ見つめ、言葉をかけながら、制服のブレザーを脱いでいく栄子。
寿里と同様、すっかりその気でいる栄子に、輝男は顔を赤らめながら言葉を失う。
しかし栄子は、そんな輝男に構わず、ワイシャツのボタンを一つ、また一つ、外していく。
上半分だけボタンを外したワイシャツの隙間から、シンプルな白のプラジャーとその下にあるふくらみがチラッと見える。
「どうなの? 天江君」
ワイシャツをはだけた格好で寿里が不敵な笑みを見せると、
「心配しないで。あなたが困るようなことは絶対、させないから」
屈託のない態度を見せつつも、誘うかのような言葉を栄子がかける。
誘惑し、迫る二人の同級生女子――それも、友人とも言うべき同級生男子二人の“カノジョ”――を前にして、輝男は言葉を詰まらせながら立ち尽くす。
(このまま受け入れたら、いくら内緒にしても、小中と河原に合わせる顔がない。
でも、俺とヤらない限り、彼女たちは決して引き下がらない……
正直、心を癒されたい気持ちに変わりはないけど……)
疲れた心を癒されるどころか、どうしようもないジレンマに、困惑の念を募らせる。
屋上手前の踊り場の壁際で、輝男が壁を背にして仁王立ちする。
輝男の足元には、制服のスラックスとトランクスが無造作に脱ぎ捨てられている。
素裸の下半身、裸の股に、寿里と栄子が膝立ちの体勢で群がっている。
輝男の裸の股から突っ立つ肉の棒を、寿里と栄子が左右から舐めていく。
舌なめずりの音が、肉の棒から小さく響く。
輝男はなおも戸惑いながら顔を赤らめ、眼下にいる二人の同級生女子に深く嘆息する。
寿里と栄子は、輝男自身を隅々まで舐め回し、根元の部分を口に含む。
寿里の舌が輝男自身の根元に舌を這わせると、陰茎の先端を栄子がくわえ、しゃぶる。
「んっ……ん……んうぅっ……」
かすかなうめき声を漏らしながら、口を前後に動かす。
二、三回、フェラチオを繰り返すと、栄子は輝男自身から口を離す。
寿里と入れ替わるようにして、輝男自身の根元に舌を這わせ、口を含む。
間を置かずに、寿里が輝男自身を深くくわえ込み、口を前後に動かす。
「んん……んぅっ……んむぅっ……」
艶やかなうめき声を漏らしながら、同級生のモノを懸命にしゃぶっていく。
寿里の口元から漏れる唾液が跳ねるような音が、輝男の耳に流れ込む。
すると、寿里は輝男自身を口から離した。
「どう? 気持ちいいでしょ?」
笑みを浮かべながら輝男を見上げ、言葉をかける寿里。
「あぁ……とても気持ちいいよ」
「もっと、気持ちよくしてあげる」
輝男が言い終えるとすぐに、クスッと笑みをこぼしながら言葉をかける。
背中に手を回し、ブラジャーのホックを外す。
緩まったブラジャーの下から、なだらかな丸みを帯びた、色白で形よい良いDカップバストが姿を現した。
栄子を押しのけるようにして、肉の棒を自らの左右のふくらみでギュッと挟む。
嬉々とした表情で輝男自身をパイズリする寿里。
左右からの肉圧と強めの摩擦が、陰茎を通して輝男の神経にみだらな刺激となって伝わる。
「何だか、随分と慣れてみたいだけど……」
「そうかな?」
「やっぱり、“アイツ”にもしてあげているのか?」
「ご想像にお任せするわ」
なおも戸惑いを隠せない輝男を相手に、寿里は嬉々として言葉をかける。
すると、真正面から伸ばされた左右の手が、輝男の頭をつかんだ。
輝男の目の前には、栄子が不機嫌そうに頬を膨らませながら、輝男の頭をつかみ、にらむ。
「もう、何、寿里相手に見取れてるの?」
思わず嫉妬の念をさらしながら、栄子が言葉をかける。
そのままワイシャツのボタンをすべて外し、Cカップはあろう美乳を覆うシンプルな白のブラジャーをさらけ出す。
「あたしにも……シて」
顔を赤らめながら、栄子が輝男にすがり付く。
輝男はすぐに、栄子の胸をブラジャー越しに揉みしだく。
「あっ、あぁ……」
優しく、ジックリと揉む愛撫に、栄子はたまらず声を上げる。
「去年の修学旅行の時より上手くなってるみたい……」
去年の修学旅行の折、一度だけ輝男とセックスした時のことを思い出し、感嘆の声を上げる。
輝男の手が、栄子のブラジャーをずり上げる。
色白で形良いCカップバストがプルンと弾み出る。
栄子の裸の胸を、パン生地でもこねるかのように揉みしだく。
「あんっ……いい……いいよぉ……」
輝男の愛撫に、栄子は頬を赤らめながら歓喜の言葉をかける。
柔らかい肉感とスベスベした肌触りが、輝男の手を離れがたくさせる。
(小中も、こうして苑田のオッパイを揉んだりしてるんだろうか……?)
同級生女子を貪りつつも、友人も同然のクラスメートのことについつい思いを馳せてしまう。
すると、股の方から、電流が流れるような刺激が襲ってきた。
栄子への愛撫を続けながら、股の方へ目線を下げる。
輝男が見下ろす先には、強めにパイズリをペースアップさせる寿里の姿があった。
左右のDカップバストから成る肉の渓谷の狭間から、肉の棒の先端部分が大きくはみ出る。
寿里の胸中で自分自身が固く膨張していくのを認めると、輝男は自分の中でわき立つ昂ぶりを認めてしまう。
「お、おい、長峰……!」
なおもパイズリを続ける寿里に、輝男は困惑しきった様子で呼びかける。
「すごい……こんなに大きくなって……。涼太といい勝負だわ」
嬉々とした寿里の声が、肉の摩擦音と重なって輝男の耳に流れ込む。
大きな胸でもって自分の陰茎を離すまいとする寿里に、輝男は途方に暮れたかのような顔を見せる。
しかしすぐに、栄子の唇が輝男の唇をふさいだ。
輝男は栄子とディープキスをしながら、彼女の胸への愛撫を再開する。
「ん……んん……んうぅ……」
絡み合う舌先から、切なそうなうめき声が荒い吐息と共に漏れ出る。
ディープキスと愛撫による二重の刺激に、栄子はすっかり感じ入っているようだ。
恍惚の度合いを増す栄子の真ん前で、輝男は苦悶に顔を歪め、冷や汗をにじませる。
(ダメだ……このままじゃ暴発する……!)
栄子とディープキスし、彼女の美乳を堪能しつつも、股からわき立つ昂ぶりに苦悶の念を募らせる。
輝男の股の方では、寿里がパイズリを続けながら、固くいきり立つ剛直の先端に舌を這わせる。
「ハァ、ハァ……何だか変な気分……」
裸の胸で輝男自身を抑えながら、まるでとろけたような調子でつぶやく。
フェラチオ、パイズリ…と執拗に輝男自身を貪っている内に、寿里もまたみだらに感じ入った様子である。
輝男は栄子の裸の胸をつかんだまま、彼女とのディープキスをやめる。
「な、長峰……やめろ……! このままじゃ……!」
困惑しきった調子で声を上げ、寿里に制止をうながす。
すると、寿里はすぐに、輝男自身を自分の胸から離した。
栄子もまた、輝男の手から離れ、寿里の真横に着く。
二人の目の前には、固く膨張しきった剛直が、天を向くように突っ立っている。
「すごい……! こんなに大きくなって……!」
栄子が目を丸くしながら驚嘆の声を上げると、
「よっぽど溜まってたか、私たちがどうしても欲しくてたまらなかったのね」
寿里は不敵な笑みで輝男の剛直を見つめながら、嬉々として言葉をかける。
二人の今の言葉に、輝男は気まずそうな表情を見せながら顔を真っ赤にする。
友人たちの“カノジョ”である同級生女子二人のせいで昂ぶり、いきり立った自分自身に、恥ずかしい思いを募らせずにいられない。
困惑する輝男の前で、寿里と栄子が直立しながら見つめて来る。
「どうするの? まさか、このまま終わり…ってわけじゃないよね?」
不敵な笑みを浮かべながら、寿里が挑発でもするかのように言って来ると、
「あたしだったら、いくらでもOKよ。あたしも天江君が欲しいから」
栄子もまた、頬を赤らめながら笑みを浮かべ、輝男に言葉をかける。
今の二人の言葉と、本能のままにいきり立つ自分自身に、輝男は紅潮したまま言うべき言葉が出て来ない。
「あぁっ、イヤッ、あぁんっ……」
「いいっ……。もっと……もっとぉ――――――……」
屋上手前の踊り場で、栄子と寿里が揃って嬌声を上げる。
二人は共に、壁に両手を付け、直立している。
しかし、制服のスカートを足元に脱ぎ捨て、足首に各々、ショーツを引っかけている。
栄子と寿里の背後では、輝男が片手の人差し指、中指と剛直を、それぞれ彼女たちに差し込ませている。
栄子の美尻の真ん中では、片手の二本指が、小刻みに行き来を繰り返している。
栄子の横にいる寿里は、固くいきり立つ剛直を秘裂に突き刺され、荒々しい前後運動を甘受している。
「うぅっ! すごい! お、奥に……当たってる……!」
ヴァギナを突き破り、何度も最奥に突き当たる輝男自身の猛進に、寿里は艶やかなうめき声を上げる。
「ヤダッ! そんなにしたら……天江君の指で……イっちゃう……!」
小刻みに行き来し、中をかき回す指の動きに、栄子はその身と声を震わせる。
輝男は二人の嬌声を聞くと、細やかな指の動きと激しい律動、そして、荒い息遣いで応じる。
「うっ! んうぅっ!」
固く膨張した剛直の行き来に、寿里はビクンとのけ反りながら艶やかにうめく。
「いい……すごい……。気持ちいい……」
遠慮無しの律動に、恍惚とした声を上げる寿里。
すると、
「あぁ、あぁ……お、お願い……! あたしにも…天江君のオ〇ン〇ン……ちょうだい……!」
指責めにさいなまれ、身を震わせている栄子が、弱々しく、すがり付くかのような声で輝男に懇願する。
しかし輝男は、栄子の哀願を無視するかのように、寿里の中で自分自身を繰り返し行き来させる。
(長峰の中、締まってる……!)
腰を振り続け、美尻にぶつけながら、中のヴァギナが締め付けを増すのを痛感する。
すると、ようやく、寿里の中から自分自身を引き抜かせる。
ぬめりにまみれた剛直が、間を置かずに栄子の中に差し込まれる。
「あっ、あぁ……!」
深々と突き刺さる肉杭に、栄子は大きくのけ反り、息詰まったかのような喘ぎを発する。
と、同時に、蜜が漏れ出る寿里の秘裂に、もう片方の手の人差し指、中指が入り込む。
小刻みに行き来を繰り返し、中をかき回す輝男の指に、寿里は何度ものけ反ってしまう。
「んうぅっ……! あ、天江君ったら……指もすごくて……激しい……!」
輝男の指責めに、歓喜の声を震わせる寿里。
一方の輝男は、二人の喘ぎと歓喜の声に構わず、剛直と指でもって犯し続ける。
(苑田の中も、長峰の中に勝るとも劣らずだな……!
初めはさほどでもないけど、一度、相手を受け入れたら、食らい付くかのように絡み付いてくる……!
それに、すごく温かくて気持ちいい……
二人とも、俺を受け入れようと言う気持ちでは、桜月や葵に負けてないみたいだ……!)
肉圧を増しながら締め付けて来る栄子の中の感触に、内心、感嘆の声を上げる。
そのまま腰をぶつけると、水音混じりの衝突音が輝男と栄子の間から響く。
「あぁんっ、いい……。そのまま……イかせて……!」
「お願い……! 天江君のオ〇ン〇ン……また欲しい……!」
剛直で犯され続ける栄子と指責めにさいなまれている寿里が、輝男に向かって同時に懇願する。
踊り場の冷たい床の上に、輝男が裸の下半身をさらけ出しながら腰を下ろす。
輝男の腰の上には、
「あっ、あぁっ……ハァッ、あんっ、ハァ……」
荒い吐息を交えながら艶やかに喘ぎ、腰をくねらせる寿里がまたがっている。
上下に腰を揺らしながらくねらせる寿里の秘裂には、直立する剛直がくわえられている。
寿里は上下運動を繰り返しながら、突き上げて来る輝男の腰とぶつかり合う。
腰をくねらせる寿里の動きに合わせて、左右のふくらみが震え、上下に揺れている。
その横では、
「あぁんっ、イヤッ、あんっ、んぁっ……」
輝男に背を向けながら四つん這いになっている栄子が、輝男の二本指に中をかき回されている。
輝男と寿里の間から肉と肉の衝突音が響き、栄子との間からはかき回すような水音が鳴り出す。
(ヤバい……!
長峰も苑田も……温かくて、強く締め付けて来て……頭の中が真っ白になりそうだ……!)
剛直と指でもって同級生女子二人を犯す内に、彼女たちの中の感触に、得も言われぬ快感を覚えてしまう。
共に締め付けを増し、肉圧を強めながらも、熱とぬめりを剛直と指に絡み付かせる。
熱とぬめりに煽られるかのように、突き上げと指責めを奮い立たせる。
「んうぅっ! ヤダッ、ダメッ……!」
ペースアップする突き上げに、寿里が喉を突き出しながらのけ反らせると、
「ヤダ……イ、イく……イっちゃう……」
名残惜しそうに声を震わせながら、自らの限界を訴える。
すると、
「あぁ……あぁ……イヤッ、ダメ……! あ、あたし……もう……」
四つん這いのまま、指で責められている栄子が、身を震わせながら、泣くような声を上げる。
輝男の指が差し込まれた栄子の秘裂からは、蜜がとめどもなくあふれ出て来る。
輝男はあふれる蜜を指で感じ取りつつ、苦悶に歯を食いしばる。
「ダ、ダメだ……! 俺も……!」
絞るように声を上げながら自らの限界を訴える。
輝男の中では、昂ぶりがマグマのように煮えたぎっている。
寿里は、なおもうねる腰を真上からぶつけながら、輝男の今の呼びかけを聞くと、
「い、いいよ……。私の中に……天江君の熱いの……全部……!」
恍惚とした調子で、うながすように言葉を返す。
「イ、イヤッ、ダメ……! お願い……あたしも……!
このままじゃ、イっちゃうよぉ――――――……」
間を置かずに、指で責められ続ける栄子が、痛切な調子で輝男に訴える。
しかし、間も無くして、輝男が真下から寿里に向けて腰をぶつけると、
「あぁっ……イ……イくぅ――――――……」
寿里は輝男の上にまたがったまま、体を大きくのけ反らせ、絶頂の声を上げた。
寿里が果てると同時に、彼女の中に深々と突き刺さった輝男自身の先端から、熱い奔流が噴き出された。
しかし、全部、吐き終えない内に、寿里の中から剛直が引き抜かれた。
「あぁんっ……イヤァ―――――……」
輝男が寿里の中に欲望を吐き出す横で、栄子は抑えきれないとばかりに、肉の裂け目からイヤらしい水を噴き出し、のけ反った。
そこへ、寿里の中から抜け出たばかりの輝男自身が、栄子の秘裂に深々と突き刺さった。
栄子自身が吐き出す奔流をふさぎながら、彼女の中に自らの熱い奔流を最後の一滴まで流し込む。
うめきながら身を震わせ、腰を打ち据える輝男の真ん前で、
「あぁ……熱い……」
冷たい床の上に突っ伏しながら、栄子が恍惚の声を上げる……
◇ ◇ ◇
屋上手前の踊り場で、輝男が制服に着替え直す。
心地良い疲労ともいうべき面持ちを見せる輝男の前で、寿里と栄子も制服に着替え直す。
「どう? 少しはスッキリした?」
「スッキリしたと言えばスッキリしたけど……でも、完全にはスッキリできていない……」
栄子の問いかけに、輝男は半ば浮かない顔で曖昧な返答をする。
「まだ、タカのことを気にしてるのね?」
「あぁ……」
栄子からの問いかけに答えながら、脳裏に小中の姿を思い浮かべる輝男。
同じ学校の同級生にして友人の“カノジョ”二人と事に及んだことに、罪悪感を隠そうとしない。
栄子は輝男の浮かない顔を見ると、
「気にしないでいいよ。タカや河原君には絶対に内緒にするから」
屈託のない笑顔で輝男に安堵をうながす言葉をかける。
「でも、もし、私たちが必要になったら、いつでも相手をしてあげるから」
栄子の横で着替え終えた寿里が、不敵な笑みを浮かべながら輝男に言って来る。
輝男は寿里の今の言葉に、気まずそうな顔を赤らめる。
「悪いけど、勘弁してくれ。
大事な友達の“カノジョ”とヤるだけでも、十分、やまし過ぎるのに。
それでなくとも、俺たちはあともう少しで、大学受験本番なんだから」
罪悪感をにじませながら断りの返事を言う輝男に、寿里と栄子はついつい笑みをこぼす。
笑みをこぼす二人に、輝男は顔を赤らめたまま言葉を詰まらせる。
すると、
「天江君」
後ろから鋭く呼びかける声が聞こえて来た。
輝男が後ろを振り返ると、眼下の階段のど真ん中に立つ桜月と葵の姿を認めた。
桜月は、いつに無く重々しい表情で輝男をまっすぐに見据えている。
そして葵は、怒りに表情を険しくさせながら、輝男、そして、寿里と栄子を鋭くにらむ。
念のために言っておきますが、今回、輝男の“お相手”となった寿里と栄子は、あくまでも“ハーレム要員”(桜月、葵)にとってのお邪魔虫的存在以外の何物でもありません。
今回のラストを鑑みて、仮に後々まで尾を引くようなことが無いにしても、ちょっとした修羅場は避けられないかも……(苦笑)
本来であれば、受験勉強のストレスやプレッシャーに加え、海外留学にまつわる父親との確執で傷心の極みにある輝男を少しでも癒すべく、桜月と葵が輝男と3P…という展開になるはずだったんですが、そうは問屋が卸さない…みたいな感じで、寿里&栄子とまさかの3Pという話になった次第です。
それでも、NTR要素全開なお話(?)となったことは否定のしようがありませんが……(死)