※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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天江輝男を癒し隊・ベストラブ ▼

 ベッドの上で、桜月が仰向けに寝そべる。

 見上げる先には、生まれたままの姿をした輝男がこちらを見下ろしている。

 彼の裸の股からは、固くいきり立つ剛直が桜月をにらんでいる。

 桜月は、緊張しながらも顔を赤らめる輝男と、股から突っ立つ剛直を交互に見る。

 

 (こんなことできるのも、今だけ……

 少なくとも、お互い、大学受験を無事に合格するまでは……)

 

 輝男を見つめながら、内心、名残惜しそうにつぶやくつぶやく。

 自分や輝男、そして、他の同級生たちの置かれている状況を考えれば、本来であれば、これから行なう行為など言語道断なのかもしれない。

 しかし、この後、待ち受ける困難を考えると、今の内に思いっきり愛欲に果てることで、明日への活力を得ようという考えを強める。

 更に言えば、自分を愛し、求める男のすべてを受け止め、自らの心の支えにすると同時に、相手と体を重ねることで、自らを相手にとっての心の支えにしていこうという思うを募らせる。

 目の前の男のことで色々と思いを巡らせていると、当の男が左右の太ももを開かせる。

 付け根に見える濡れぼそりひくついた裂け目に、剛直の先端があてがわれる。

 輝男は一旦、動きを止め、緊張した面持ちで桜月を見下ろす。

 

 「桜月、行くぞ」

 

 「うん……」

 

 桜月と言葉を交わした後、ゆっくりと自分自身を桜月の中に潜り込ませる。

 途端、桜月はビクンと体をのけ反らせ、

 

 「うっ、うぅ……!」

 

 ベッドのシーツをギュッとつかみ、歯を食いしばりながらうめく。

 上半分のみとはいえ、固く膨張した異物を受け入れるには、桜月の中は窮屈に感じられる。

 

 「大丈夫か? 痛くないか?」

 

 輝男が心配そうに呼びかけると、

 

 「うん、大丈夫……。そのまま続けて……」

 

 苦痛を隠し切れない弱々しい形相で、うながすように言葉をかける。

 正直なところ、少なからぬ苦痛を痛感しているが、今のこの時を大事にしたい思いから、必死に苦痛に耐えようとする。

 桜月の健気な思いに応えてか、輝男は少しずつ、自分自身を桜月の中、奥へ奥へと突き進ませる。

 

 「あぁ……あぅ……んぁ……」

 

 固く大きな異物が潜行するたびに、桜月は息詰まるようなうめき声を漏らし、身悶える。

 桜月の顔は紅潮しきっており、裸体を覆う素肌も、熱を帯びたかのように薄赤色に変色し始め、汗をうっすらとにじませる。

 

 (どうなってるんだ? 桜月の中、今まで一番、キツイ……)

 

 輝男は自らを突き進ませながら、桜月の中の極めて窮屈な感触に、内心、驚嘆の声を上げる。

 

 輝男自身が入ると同時に、ギュッとヴァギナが強く狭まったのか?

 

 それとも、今の時分で、輝男自身がヴァギナの許容限度を超える程度に固く膨張しきっているのか?

 

 いずれに原因があるのかわからないまま、桜月の中の狭苦しい感触に難儀する輝男。

 すると、またも一旦、動きを止め、一、二回、大きく深呼吸する。

 そして、意を決したような面持ちを見せると、勢い良く自分の腰を桜月に目がけてぶつける。

 突然の猛進に、桜月はベッドのシーツをつかむ力を増し、大きく体をのけ反らせる。

 

 「あぁっ……! あぁ――――――……!」

 

 喉を突き出し、腹の底から悲鳴を上げる桜月。

 一瞬、弓なりにのけ反った後、力尽きたかのようにグッタリとする。

 ハッキリと汗をにじませ、荒い吐息を何度も繰り返す。

 輝男は、桜月の目元にうっすらと涙がにじんでいるのを認める。

 

 「桜月……」

 

 輝男が心配そうに呼びかけると、

 

 「輝男君……すごい……。思いっきり……奥に…当たってる……」

 

 桜月は顔を横に向け、荒く息を吐きながらそうつぶやく。

 桜月の言葉通り、輝男自身は、桜月の中、最奥に深々と突き当たっている。

 桜月は、深くつながったままの状態で正面を向き直し、輝男と目を合わせる。

 苦痛と恍惚が混ざり、紅潮しきった桜月の美貌に汗がにじむ。

 弱々しい表情で見つめる桜月の頬を、目元からこぼれた涙が伝う。

 輝男は、桜月をまっすぐ見下ろしたまま、微動だにしない。

 やがて、桜月の呼吸が完全に落ち着くと、ゆっくりと口元を動かす。

 

 「もう、大丈夫か?」

 

 「うん、いいよ。動いて……」

 

 「あぁ……。でも、桜月も力を抜いて」

 

 そう言葉を交わすと、輝男は腰をゆっくりと動かし始める。

 スローペースの律動に、

 

 「あぁ……ハァ……あぅ……んっ…ハァッ……」

 

 桜月は、荒い吐息を交えながら切なそうな喘ぎを漏らす。

 そのままゆっくりと前後運動を続けると、桜月の中が少しずつほぐれていくのを感じ取る。

 

 (桜月の体の中も、俺のことを受け入れてるみたいだ……

 ……でも、できれば、ずっとこのままでいたい……

 桜月の中、狭くてキツイけど……でも、とても温かい……)

 

 律動を繰り返しながら愛しい同級生美少女の中の感触の感嘆する。

 桜月の中の四方の肉壁から染み出る熱に煽られ、輝男自身は徐々に動きをペースアップさせる。

 熱と共に染み出たぬめりが、輝男自身に絡み付き、動きを加速させる。

 

 「あぅっ、んっ、んくぅっ……! んうぅ……!」

 

 ペースアップする律動に、桜月は身悶えながら艶やかにうめく。

 輝男はそのまま律動を繰り返すと、

 

 「桜月、どうだ?」

 

 汗をにじませながら桜月を見下ろし、彼女にたずねる。

 桜月は悩ましく身悶えながら、

 

 「うん……。気持ちいい……」

 

 言葉少なくも、歓喜の念を返す。

 

 「お願い……そのまま続けて……」

 

 弱々しくも桜月が言葉を続けると、輝男は更に腰の動きをペースアップする。

 水音混じりの抽送音が聞こえたかと思うと、すぐに腰と腰がぶつかり合う音へと変わった。

 腰をぶつける輝男の動きに押されるように、桜月は前後に肢体を揺らす。

 揺れる主(あるじ)の動きに合わせて、胸元から盛り上がる美乳がプルンと震える。

 絶えず震える美乳と、

 

 「あぁ……あんっ、ハァッ、あっ、んっ、んうぅっ……うっ、ハァ…んぁ……」

 

 艶を増す桜月の喘ぎが、輝男の視聴覚を直撃する。

 輝男は奮い立ったかのように、激しい律動を桜月目がけて繰り返す。

 

 「あんっ、イヤッ、ヤダッ……! す、すごい……激しい……!」

 

 吹っ切れたかのように、本能のまま、淫欲のままに暴れる輝男に、桜月は成されるがままと言った様子で身悶え、喘ぎ、そして、歓喜する。

 震え続ける美乳、恍惚の度合いを増す美貌を一瞥すると、突然、歯を食いしばり、額に冷や汗をにじませる。

 

 (桜月の中、また強く…キツくなってる……!)

 

 繰り返される律動に応じるかのように、ヴァギナがギュッと締め付けを増していく。

 四方から強まる肉圧に、輝男は少なからぬ苦痛と刺激を痛感する。

 それでも、ヴァギナを突き破らんばかりに激しく律動を繰り返しながら、真上から桜月の身に被さっていく。

 真上から迫り出す輝男を認め、桜月は彼の背中に両腕を回す。

 細く引き締まった桜月の両腕は、想像もつかない強さで輝男の背中をギュッと抱き締め、彼を主(あるじ)の方へ引き寄せる。

 すぐに、輝男と桜月は上下に身を重ねた。

 輝男の引き締まった胸板に、桜月の美乳が苦も無く押し潰される。

 重なり合う二つの体の間で、汗と熱が混じり合う。

 輝男と桜月は、ごく至近距離で顔を見合わせると、すぐに唇を重ねる。

 キスを交わし、舌を絡ませ合う。

 その間にも、輝男の腰は、まるで別の生き物のように桜月の股に繰り返し激しくぶつかる。

 水音混じりの肉と肉の衝突音が、ディープキスに耽る二人の耳に流れ込む。

 桜月の中を蹂躙せんばかりの剛直の猛進に、当の桜月は、まるで無関係を言わんばかりに輝男とのディープキスを続ける。

 今はただ、最愛の男との淫欲、愛欲以外のものをすべて、頭の中から取っ払うばかりだ。

 唾液が跳ねるようなかすかな音に混じって、

 

 「んっ……ん……んぅ…んふぅ……」

 

 艶やかなうめき声が輝男の耳に流れる。

 肌を重ねて密着することで、桜月の温もり、息吹、汗、発散されるかぐわしいにおいが、さっきよりも輝男の身に深く染み渡る。

 その上、中で強まる肉圧、剛直に絡み付いてやまない熱とぬめりが、輝男の理性を一層、麻痺させていく。

 輝男は桜月とのディープキスをやめると、そのまま体を起こす。

 体を起こされた拍子に、桜月が彼の身に正面からもたれかかる。

 そこへ、輝男が勢い良く腰を突き上げて来る。

 

 「あぅっ!」

 

 突き上げを受けて、桜月は跳ねるように体を揺らしながら喘ぐ。

 そのまま輝男は突き上げを繰り返す。

 輝男自身は、上下運動を繰り返しながらヴァギナを突き破り、桜月の中、最奥に突き当たる。

 減退する兆しを見せない輝男の動きに、桜月は力一杯に彼を抱き締める。

 

 「あぁっ……ハァ、ハァ……あぁ……うっ…ハァッ……」

 

 熱に浮かされたような桜月の喘ぎが、輝男の耳にかすかに流れる。

 

 「もっと……もっと強く……」

 

 強くうながすかのような桜月の呼び声が、輝男の耳元にささやかれる。

 もっとも、桜月に言われる前から、輝男は腰の突き上げを徐々にペースアップさせる。

 引っぱたくような肉と肉の衝突音だけが、輝男と桜月の間に響く。

 桜月は、忘我の境地に達したかのように、恍惚の極みにある美貌を赤め、呆けさせている。

 限界を忘れ、愛する男の容赦無い突き上げを甘受していると、

 

 「え……?」

 

 突然、何か異変に気付いたかのように、ハッと我に返ったかのような顔を見せる。

 いつに間にか、何者かが背後から桜月に抱き付いてきたのだ。

 たわわな肉の果実が一対、桜月の背中に押し潰される。

 桜月が後ろを振り返ると、葵が不敵な笑みを浮かべながら抱き付いているのが認められた。

 

 「葵…さん……?」

 

 「葵……」

 

 一糸もまとわぬ葵の乱入に、桜月も輝男も共に声を上げる。

 

 「ごめんなさい。さすがにそのままジッとしていられなくて」

 

 形ばかりの詫びの言葉をかけながら、柔らかく大きなふくらみで桜月の背中を優しくこすり付ける。

 

 「でも、心配しないで、あなたたちの邪魔をするつもりはないから。

 ただ、日向さんをもっと気持ち良くさせたいだけ」

 

 そう言うと、桜月の肩を抱き、輝男から引き離す。

 密着、抱擁を解かれた輝男のすぐ目の前に、葵に後ろから抱き付かれた桜月の体がある。

 薄赤色に染まった裸体からは、汗が色濃くにじみ出ている

 熱っぽく染まった桜月の美乳は汗ばんで久しく、先端の桃色の蕾は固く突っ立ったまま震えている。

 

 「さぁ、天江君、そのまま思いっきりイかせちゃって」

 

 不敵な笑みを赤らめながら、葵が桜月の背中越しにささやく。

 輝男は桜月の腰を左右から抑えると、吹っ切れたかのように強く腰を突き上げる。

 

 「あんっ! イヤッ! あぁっ! んぅっ! んぁっ!」

 

 輝男の突き上げに、桜月は跳ねるように身を上下に揺らしながら、上ずった喘ぎを繰り返す。

 輝男の二の腕をつかんで我が身を支えながら、胸元から美乳を震わせ続ける。

 上下に揺れる体、震える美乳から、汗が飛び散って止まない。

 そんな桜月の背後では、葵が自らの美巨乳を優しく摩擦させる。

 愛する男の容赦ない律動と友人による背後からの肉の摩擦に、桜月は得も言われぬ気分に陥る。

 

 「輝男…君……葵…さん……ダメ……あたし…変になっちゃう……」

 

 前後からの二重の責め苦に、桜月は異様な感覚にさいなまれる。

 戸惑いにも似た桜月の今の訴えに、輝男は言葉を返そうとしない。

 無我夢中で自分の腰を強くぶつけるも、

 

 (桜月の中…かなり熱くなって……俺に食らい付いて放さない……!)

 

 桜月の中の感触に内心、驚嘆の念を叫ぶ。

 桜月のヴァギナは、限界までギュッと締め付けを強め、熱を増していく。

 四方からの肉圧にあらがうかのように律動を繰り返し、桜月の中、最奥に何度も突き当たる。

 しかし、繰り返せば繰り返すほど、輝男の中の昂ぶりはいたずらにわき立つ。

 

 (ヤバい……! このままじゃ、いつ果ててもおかしくない……!)

 

 自分の中で欲望が暴発寸前にあるのを認め、内心、戸惑いの念を言う輝男。

 限界が間近いことを認めつつも、名残惜しい気持ちを隠そうとしない。

 そんな輝男の内心を隠すかのように、彼の腰は、桜月の腰を激しく小刻みに打ち据える。

 

 「イヤッ! ダメ! お、お腹……壊れちゃう……!」

 

 桜月は泣くように声を震わせながら、輝男に向かって苦痛を訴える。

 すると、背後から伸ばされた手が、桜月の美乳をつかみ、揉み始めた。

 

 「あ、葵……さん……?」

 

 背後からの愛撫を認めると、半ば戸惑ったかのようにつぶやく。

 

 「日向さん、イきたかったら、遠慮なくイっていいから……」

 

 背後にいる葵は、なおも自分の胸をこすり付けながら、桜月の耳元に艶やかにささやく。

 背後からの優しい肉圧と自分の中を突き破らんばかりの猛進に、桜月の中で恍惚の念が強く頭をもたげてくる。

 そのまま、ヴァギナと剛直の摩擦と背後からの肉の摩擦に挟まれると、

 

 「ダ、ダメ……イっちゃう……イく……」

 

 その身と声を震わせながら、これ以上、抗し切れないかのように自らの限界を訴える。

 

 「あ、葵……!」

 

 熱に浮かされたかのような声で、輝男が葵に呼びかける。

 汗にまみれ、熱っぽい顔を神妙にさせながら、葵をまっすぐ見つめる。

 輝男のまなざしを認めると、葵はすぐに桜月から身を離す。

 再び一対一となった輝男と桜月。

 桜月の腰を抑えたまま、彼女をベッドの上に寝かせる輝男。

 自らは膝立ちの体勢を取り、桜月の腰をグイッと引き上げる。

 そして、激しく小刻みに腰を打ち据える。

 

 「あんっ! イヤッ! ハァッ、あっ、んうぅっ!」

 

 桜月はベッドのシーツをギュッとつかみ、大きく悶えながら、艶やかな喘ぎを上ずらせる。

 輝男の目には、恍惚に赤らむ桜月の美貌と、彼女の肢体から飛び散る汗、そして、大きく震え、揺れるCカップバストが否応無く映る。

 輝男は荒く息を弾ませながら、繰り返し腰をぶつける。

 剛直が深々と突き刺さり、行き来を繰り返す桜月の秘裂からは、濃厚な蜜がトロトロとこぼれ続ける。

 限界まで締め付けるヴァギナに自分自身を強くこすり付けると、

 

 (桜月とは何度もエッチし、抱いたけど……

 今日の桜月は、今まで一番可愛くて色っぽい……)

 

 今、自らが抱く同級生美少女に対して、感極まったような思いを吐露する。

 すると、

 

 「ダメ……もう、ホントに…ダメ……。来て……早く来て…輝男…君……」

 

 輝男の内心を見透かしたかのように、桜月が震える声で痛切に呼びかける。

 

 「さ、桜月……桜月……桜月……!」

 

 「て、輝男……輝男…君……好き…好き……大好き……!」

 

 共に限界が近付く中、輝男も桜月も、共に愛する者の名を叫び、呼び合う。

 間も無くして、輝男が力強く腰を打ち据える。

 そのまま、輝男自身がヴァギナを突き破り、桜月の中、最奥に突き当たると、

 

 「あぁっ! あっ……んぁあ――――――……!」

 

 桜月は、喉を突き出すようにして体を大きくのけ反らし、腹の底から絶頂の声を上げた。

 桜月の今の叫びを聞くと、輝男は溜まりに溜まった熱いほとばしりを、桜月の中に一滴残さず吐き出した。

 

 「あ、熱い……輝男君の熱いの……いっぱい……」

 

 自分の中に流し込まれる熱い奔流に、桜月は涙を流しながら歓喜の念をつぶやく……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 輝男は、ベッドの上で汗だくの体をさらしながら呆然としている。

 心地良い疲労ともいうべき面持ちで、眼下にあるものを見下ろす。

 輝男の見下ろす先には、火照り切った体を横たわらせて呆けている桜月の姿がある。

 桜月は、恍惚と疲労の混ざった顔を赤らめたまま、ビクとも動かない。

 涙と汗が混ざり合い、桜月の頬を伝ってシーツに落ちる。

 均整の取れた裸体の隅々に、汗が色濃くにじみ出ている。

 そして、左右の太ももの隙間からは、濃厚な白濁が一すじの流れとなってこぼれ出ている。

 これ以上は無いくらいの淫欲、愛欲に果てた最愛の少女をしばし眺めていると、

 

 「お疲れ様」

 

 傍から優しく呼びかける声が聞こえて来る。

 振り向くと、ベッドの外から、葵が一糸もまとわぬ体で輝男と向き合っている。

 

 「受験本番間近だから、悔いの残らないように思いっきり力を振り絞ったって感じね」

 

 輝男の心境を見透かしたかのように、クスッと笑みをこぼしながら言葉をかける葵。

 輝男は図星を指されたかのように、葵をまっすぐ見つめながら言葉を詰まらせる。

 葵は、火照りが収まらず、汗の乾かない輝男の裸体と、少なからぬ疲労を隠せない彼の端整な顔をジッと見つめる。

 

 「どう? まだまだ、ヤれるかしら?

 ダメならダメでも構わないけど……」

 

 輝男をまっすぐ見つめながら、あえて挑発するかのような言葉をかける。

 輝男は葵の今の言葉を聞きながら、彼女の美貌、細く引き締まった裸体、そして、なだらかな丸みを帯びた形良いEカップバストを凝視する。

 何も言い返さないが、何かを求めるかのような面持ちで葵をまっすぐとらえる……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 バスタオルに裸体を包まれた桜月が、部屋の壁際に背もたれしながらうずくまっている。

 さっきのセックスで果てて、力尽きたかのようにグッタリと静止している。

 静寂そのものといった形相からは、絶頂の余韻がかすかにうかがわれる。

 すぐ傍のベッドの上では、共に生まれたままの姿をさらす輝男と葵が向き合っている。

 互いに優しく抱き合い、目を合わせると、そのままキスを交わす。

 キスを終えると、葵は輝男から離れ、彼の股に顔を近付ける。

 輝男はあぐらをかくように腰を下ろすと、身を屈める葵を見下ろす。

 葵は輝男の股をまっすぐ見つめると、股から突っ立つ肉の棒をとらえる。

 葵の瞳に映る肉の棒には、白濁や愛液のかけらが色濃くこびり付いている。

 さっきまで繰り広げられた濃密な性交の残滓に、葵は嫌な顔一つ見せない。

 ペロッと舌を出すと、筋を沿うようにして肉の棒の表面を舐め始める。

 下から上、上から下…という風に、表面にこびり付く残滓を拭い取るかのように、何度も繰り返し、舌を這わせる。

 自分と桜月の愛欲の交わりの痕跡をかき消すかのような葵の今の行為を、輝男はため息交じりに見つめる。

 ざらつく舌の感触が、かすかな刺激となって輝男の神経を伝う。

 成されるがままの輝男に構わず、葵は輝男自身を隈無く舐め回す。

 舌なめずりの音が輝男の耳に絶えず流れ込み、ざらつく舌がもたらす刺激と重なる。

 何度も自らを犯した肉の棒を、葵は隅々まで舐め回し、先の淫交の残滓を跡形も無く拭い取っていく。

 弱めに突っ立ち、萎えかけていた肉の棒も、葵の舌技のせいで固さと大きさを増していく。

 葵はそのまま根元の部分にも舌を這わせ、口を含む。

 ほんの二、三ヶ月前まで生徒会長を務め、今は現役の受験生でもある葵が、今は自分の立場を何もかも忘れ、愛する男を相手に一対一で淫欲、愛欲に耽っている。

 やがて、葵は輝男自身から口を離し、身を屈めたまま、輝男と向き合う。

 

 「せっかくの機会だから、どうしても聞きたいことがあるんだけど……」

 

 神妙な面持ちで輝男を見上げながら、葵が話を切り出す。

 

 「天江君、色んな女の子と付き合い、皆と関係を深めているけど……

 率直な話、あなたにとって一番の本命は誰なの?」

 

 顔色一つ変えず、最も痛いところを突くかのような問いかけを迷わず言ってのける。

 葵の今の問いかけに、輝男は思わず、一瞬、驚愕する。

 一瞬の驚愕をとらえると、葵はそのまま話を続ける。

 

 「私が思うに……

 数ある女の子たちの中で、あなたが一番大好きなのは……日向さんじゃないかと思うの……」

 

 まっすぐに見据えながら確信めいたかのような言葉をかける葵。

 葵の今の言葉に、輝男は言葉を詰まらせながらも、彼女を見つめ返す。

 ほんの数秒程度ながらも、気まずい沈黙が輝男と葵を覆う。

 

 「……図星……?」

 

 必死に感情を押し殺しながら向き合い、何も言って来ない輝男を見据えながら、一言、そうつぶやく葵。

 すると、固く閉ざされた輝男の口元が開く。

 

 「葵……君が今、そんなことを知って、どうするんだ?

 俺たちにとって今、一番大事なのは、無事に大学に受かるかどうかじゃないか。

 俺が誰が一番、大好きか…だなんて、今の優先事項からすれば後の後になるだろ」

 

 呆れたような面持ちで葵を見つめながら、わずかな迷いもなく言葉を返す。

 輝男の今の返事に、葵は神妙な面持ちを崩さず、輝男をまっすぐ見つめる。

 葵の表情とまなざしを認めると、間を置かずに言葉を続ける。

 

 「確かに、俺は色んな女の子と付き合ってる。

 それこそ、二股、三股…では済まない程度かもしれない。

 でも、その中の一人だけを特別扱いして、他をないがしろにしようなどとは、未だかつて一度も考えたことなどない。

 君や桜月はもちろんのこと……

 七海ちゃんや小春、静流さん、それに千早……

 皆、俺にとって同じくらいに大切な人たちなんだ。

 もし、この中の誰か一人を一番の大本命としたら……

 他の娘、皆を冷たく切り捨てることになる。

 俺のことを慕い、俺との絆を大切にしたいと思う人たちを、俺の勝手な都合でポイ捨てすることなど、俺にはどうしてもできない。

 二股、三股かけてる、あるいは優柔不断だとそしられてもこの際、構わない。

 誰か一人を除く他の女の子すべてを飽きたオモチャのように捨てるくらいなら……

 周りから何と言われようと、俺との絆を大事にする人たちとの関係をずっと続ける。

 誰一人、排除せず……

 少なくとも、今は、誰が俺の一番の本命かは決めていないし、そもそも考えてもいない」

 

 自ずと真剣な表情を見せながら、率直な思いを葵に言い聞かせようとする輝男。

 今は葵を相手に言っているが、恐らくは、桜月や小春、千早、その他の少女たちを相手にしても、同じことを言ったかもしれない。

 輝男の今の言葉を、葵は神妙な面持ちを崩さずに黙って聞き入る。

 数拍置いた後、沈黙を続ける葵に向けて、輝男は口を開く。

 

 「葵、君はどうなんだ?」

 

 輝男がそう問いかけると、葵はすぐに口を開く。

 

 「どういう結果になろうと、私はあなたとの関係をこれからも大事にするわ。

 例え、一番の本命が他の誰かになろうとも……

 それに、あなただけじゃなく、私と同じようにあなたのことを心から慕う人たちとも……

 少なくとも、日向さんや百川さん、稲田さんとは、これからもずっと……」

 

 そこまで言うと、柔らかな笑みを輝男に見せる。

 目の前に突き付けられた笑みに、輝男は思わずドキッと赤らめる。

 いつも人前では鋭く厳しい形相を崩さない葵が、愛する男の前で、これ以上は無いくらいの心からの笑顔を見せてくれるのだ。

 

 (ヤバい……! 今の葵……今までで一番可愛い……!)

 

 これ以上は無い葵の素直な気持ちを前に、内心、ときめく思いを強める。

 すると葵は、体の向きを反転させ、輝男の目の前に美尻を突き付ける。

 

 「天江君……お願い……」

 

 後ろを振り返りながら、恥ずかしそうに頼み込む葵。

 輝男の目に、間近の美尻と、奥から頬を赤らめ、すがり付くかのような面持ちを見せる葵の姿が否応なしに映る。

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