※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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桜月と二人きりの夜(2)

 桜月はベッドの上でへたり込んでいる。

 さっきまで激しいセックスに耽り、絶頂に至ったが、今は絶頂の余韻が薄らいでいる。

 しかし、色白の素肌に覆われた細く引き締まった裸体には、淫行の証しである白濁があちこちにこびり付いている。

 頬に掛かった白濁のかけらを指ですくうと、

 

 「わざわざ、外に出さないで、中に出してもよかったのに……」

 

 半ば残念そうにぼやく。

 桜月の目の前には、輝男がやはり生まれたままの姿をさらしている。

 

 「万一のことが頭に浮かんじゃって、中に出したらヤバいと思って……」

 

 輝男がそう懸念を口走ると、

 

 「心配しないで。今日は大丈夫な日だから。

 だから、私の中に好きなだけいっぱい注いでもいいわ」

 

 安堵をうながすかのような柔らかな笑みで、桜月が言葉を返す。

 輝男は桜月の今の言葉に、嬉しさと申し訳無さが半々といった気まずい顔を見せる。

 一呼吸、間を置いた後、桜月はまたも輝男に言葉をかける。

 

 「ねぇ、お風呂、入れるかな?」

 

 「あぁ、もう沸いてあるはずだよ」

 

 輝男がそう返答すると、桜月は脱ぎ捨てたワイシャツやスカート、下着を拾い、それらでもって身を隠した。

 

 「じゃあ、先にお風呂に入るね」

 

 桜月はそう言いながら部屋を出た。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 バスルームから、シャワーの流れる音が響く。

 高々と掲げられているシャワーヘッドからお湯の雨が降り注がれる。

 真下では、桜月がお湯の雨を気持ち良さそうに受けている。

 ホッと安堵の吐息を漏らす桜月。

 さっきまで桜月の体にこびり付いた白濁のかけらは、すべて洗い落とされている。

 桜の裸体に当たるお湯は、玉のような粒か一すじの流れとなって、胸元から腹、大事なところ、そして、太もも、足首へと至っていく。

 桜月の耳には、お湯の雨が流れる音が小さく聞こえるだけであった。

 しかし、次の瞬間、後ろからカチャッと物音が聞こえて来た。

 後ろを振り向いた瞬間、

 

 「キャッ!」

 

 桜月は顔を赤らめながら悲鳴を上げた。

 羞恥に満ちた表情で我が身を抱き締め、あられもない姿を隠そうとする。

 桜月の目の前には、裸体をさらす輝男が立っていた。

 

 「ヤダ、もう……! 私、まだ、お風呂に入っているのに」

 

 桜月はたまらず、不機嫌に言葉をかける。

 しかし、真正面からぶつけられる桜月の不機嫌に、輝男はまったく動じない。

 逆に笑みさえ浮かべている。

 

 「せっかくだから、一緒に入ろうと思って」

 

 そう言葉をかける輝男からは、美少女の入浴を邪魔し、割って入ろうとする下卑た淫欲は認められない。

 むしろ、仲良く一緒の時を過ごそうと言う、平素と大して変わらない気持ちが見受けられる。

 突然の輝男の闖入に恥ずかしがり、機嫌を悪くする桜月だったが、努めて彼を拒み、追い出そうとしない。

 結局は、輝男をそのまま受け入れようとするが、

 

 「あら? オ〇ン〇ン、ベタベタに汚れちゃってるじゃない」

 

 桜月は輝男の陰茎が液のようなものでまぶされているのに気付いた。

 さっきまでの激しいセックスの果てに、自身が発した白濁のかけらと桜月の中で生じた愛液が輝男の陰茎で混ざり合い、その表面を汚しているのだ。

 限界時に比べたら若干、萎えているが、それでも固く大きな姿をさらしている。

 

 「綺麗にしてあげるから、そこに座って」

 

 輝男は桜月にうながされるがままに、バスチェアに腰を下ろした。

 輝男の目の前で身を屈めると、桜月はスポンジにボディーシャンプーをかけて泡立たせた。

 泡立ったスポンジが、輝男の陰茎が撫でるように洗う。

 ゆっくりと、優しい調子だが、しっかりとこすっていくスポンジの感触が、陰茎を通して輝男の神経に心地良い刺激をもたらす。

 桜月は輝男の陰茎を片手に持ちあげながら、表面を隅々まで洗っていく。

 

 「随分と慣れた手付きみたいだけど」

 

 「そうかしら? こういう風にすればいいんかな…と思ってやっただけだけど」

 

 桜月は輝男とそう言葉を交わしながら、陰茎の全身を洗い、泡まみれにさせる。

 三分の二くらいに溜まった湯桶で、陰茎を覆う泡を洗い流す。

 泡が落とされると、輝男の陰茎は、心なしかさっきよりも固さと大きさを増しているように見える。

 ピンと固く突っ立つ姿に、桜月は思わず顔を赤らめる。

 

 「ヤダ、もう、輝男君ったら……。オ〇ン〇ン、洗っただけなのに……」

 

 勃起した剛直を見つめながら、桜月が恥ずかしそうにつぶやく。

 

 「桜月のやり方が上手くて、とても気持ちよくなったせいだよ」

 

 輝男は笑顔を見せながら、桜月に言葉を返す。

 そして、

 

 「お返しに、今度は、俺が君の体を洗ってあげるよ」

 

 桜月に向かって、感謝を込めた提案をして来る。

 

 「ありがとう。でも、せっかくだけど、私、もう、体を洗ったから」

 

 「そうか……。じゃあ、自分で洗うか」

 

 桜月が丁重に断りの返事をすると、輝男は別段、気を悪くする様子を見せず、そうつぶやく。

 

 

 数分後、桜月は浴槽に入りながら、自分の体を洗う輝男の姿を見つめている。

 ボディーシャンプーで泡立ったスポンジで、自分の体をゴシゴシと拭く。

 隅々まで体を洗う動きと、無駄がほぼ無い引き締まった体を、その目に焼き付かせる桜月。

 しばし、輝男を黙って見つめるその表情は、自ずと赤みを増している。

 湯気に煽られたせいもあるが、別の要因も無いわけでは無い。

 

 (エッチしている時は、ついつい気が向かなかったけど……

 輝男君って、結構、いい体、しているのね……

 あれじゃあ、抱かれたいと思っても仕方が無いかも……)

 

 ときめくような面持ちで顔を赤らめながら、桜月は心の中でつぶやく。

 目の前にある若者の裸体に、思わず感嘆の念を漏らす。

 やがて、全身を洗い終えた輝男が、シャワーのお湯で仕上げをする。

 体にこびり付く汗と汚れ、そして泡を洗い落とすと、桜月のいる浴槽の方を振り向く。

 すると、輝男の目に、すっかり紅潮した状態で言葉を失っている桜月の姿があった。

 

 「お、おい、桜月、大丈夫か? 随分とのぼせたみたいだけど……」

 

 輝男が心配そうに呼びかけると、

 

 「う、うん……大丈夫……」

 

 桜月は顔を真っ赤にしたまま、ポツリポツリと返事をする。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 バスルームを出た輝男と桜月は、再び、輝男の自室にいた。

 輝男はバスタオルで腰を覆い、桜月はロングタオルで裸体を包んでいる。

 二人はベッドの淵に横並びに腰を下ろしている。

 わずかに沈黙が続いた後、桜月が輝男の方をゆっくりと振り向く。

 

 「ねぇ、輝男君……」

 

 桜月はか細い声で輝男の名を呼ぶと、輝男の股をタオルの上から撫でさすった。

 

 「もう一回……シない?」

 

 輝男をまっすぐに見つめながら、消え入るような声で呼びかける。

 輝男は桜月の今の呼びかけに、ニコッと笑顔を向ける。

 

 「あぁ、いいよ……」

 

 輝男はそう応諾すると、そのまま桜月とキスをした。

 唇を重ねながら、桜月がまとうタオルの結び目をほどく。

 唇が離れると同時に、桜月の体からタオルが布ずれ音と共に脱げていく。

 

 「きれいだ……」

 

 輝男の口から、歯が浮くような一言が自ずと漏れる。

 彼の今の言葉を証明するかのように、シミ一つ無い色白の素肌と細く引き締まった裸体が、目の前に突き出されている。

 ほんのりと赤らむ頬、乞うようなまなざし、そして、程良く盛り上がっているふくらみが、輝男の目に否応無く焼き付かれる。

 すると、今度は、桜月が輝男の腰からバスタオルをほどく。

 バスタオルの内側からは、ビンと突っ立つ一物が姿を現した。

 

 「ヤダ、もう……さっきと全然、変わらない……」

 

 桜月はバスルームで見た時とまったく同じ形態の一物をマジマジと見つめる。

 

 

 輝男はベッドの上で腰を下ろしている。

 彼が見下ろす先には、身を屈めながら、陰茎の先端にチュッとキスをする桜月の姿がある。

 桜月は口を開けると、そのまま輝男の陰茎をゆっくりとくわえ込む。

 

 「あ……んん……」

 

 かすかにうめきながら、輝男自身を口内に受け入れていく。

 陰茎を三分の一程、くわえると、そのまま口を前後に動かし始める。

 

 「んん……んむ……んうぅ……」

 

 愛おしむようにしゃぶり続ける桜月の口元から、甘くぐもった声が漏れる。

 桜月のうめきと唾液が跳ねるような音が、輝男の耳に流れ込む。

 と、同時に、生温かく柔らかい感触が、陰茎を通じて輝男の神経を直撃する。

 桜月の口内では、生温かく柔らかい口腔が撫でるように輝男自身に接触する。

 輝男は真上から桜月の頭を撫でると、

 

 「桜月……いいよ……気持ちいい……」

 

 ため息交じりに称賛の言葉をかける。

 輝男の称賛を聞いてか否か、桜月は口の動きを少し速める。

 肉の棒をしゃぶる唾液の音と、

 

 「んんっ、んむっ、んうぅっ、んぐぅ……!」

 

 フェラチオを続ける桜月のうめき声がトーンアップして聞こえて来る。

 

 (ヤバい……! ますます、固くなってる……!)

 

 輝男は内心、驚嘆の声を上げる。

 桜月の口内では、既に固く大きくなっている輝男のモノが更に硬度と大きさを増している。

 

 「んぐ、んぐ……んぐっ……!」

 

 限界まで膨張する勢いを受けてか、輝男自身を飲み込んでいる桜月が息詰まったかのようなうめきを上げる。

 すると、桜月は輝男の剛直を口から離した。

 荒く息を吐く桜月の目の前には、輝男の剛直が天を向くように反り返っていた。

 桜月の唾液と自身が漏らした液が、たぎる淫欲をコーティングしている。

 

 「また汚れちゃって……綺麗にしてあげるね」

 

 ウフッとほほ笑みながら言うと、桜月はペロッと舌を出した。

 桜月は、輝男の剛直にまみれている唾液と別の液を、舌でもって拭い取っていく。

 上から下、下から上、360度…と、わずかな見逃しも無しに、固くそそり立つ肉の棒を舐め回す。

 丁寧な舌遣いに、輝男は気持ちよさそうにため息を付く。

 舌を使っての桜月の献身に、欲望が昂ることはあっても、減退することは決して無い。

 桜月は剛直の先端も舐め回すと、再びチュッとキスをする。

 

 「桜月、ありがとう……。でも、これ以上、やると……」

 

 輝男が申し訳無さそうに言うと、桜月は舌を引っ込ませ、上目遣いで輝男と向き合う。

 

 「うん、わかってる……」

 

 若干、艶を帯びた声で、一言、そう言い返す。

 輝男に見せるその笑顔は、何かを期待しているかのようにときめき、ほんのりと赤みを増している。

 

 

 輝男はベッドの上で仰向けに寝そべっている。

 彼の股の上に、桜月がまたがっていく。

 桜月の真下には、天を向くように反り返っている剛直がある。

 桜月の秘裂が輝男の剛直の先端に当たると、桜月はそのまま腰を沈めた。

 

 「あぁ……あぁ……!!」

 

 固く膨張しきった剛直を飲み込みながら、息詰まったような喘ぎを発する。

 輝男は桜月の動きにグッと歯を食いしばる。

 

 (桜月の中……いつに増して温かくて……狭い……)

 

 輝男が内心、感嘆の声を上げると、

 

 「あぁんっ!!」

 

 桜月は真上から腰をぶつけ、のけ反りながらけたたましく喘ぐ。

 輝男の胸板に左右の手を押し付けて我が身を支えると、小さく腰を上下に動かし、前後にくねらせる。

 限界ギリギリまで膨張した剛直を受け入れて、そのまま大きく体を動かすのは、さすがに厳しいのだろう。

 

 「あぁ……んん……あぁん……うぅっ……あぅ……」

 

 微小な動きであっても、桜月の口からは感じ入ったような艶やかな喘ぎが漏れて来る。

 輝男は熱っぽく顔を赤らめながら、桜月の喘ぎを聞き、視線の先にある彼女の顔を見る。

 桜月の赤らんだ美貌は、徐々に恍惚の度合いを増している。

 

 「どう? 輝男君、気持ちいい?」

 

 「あぁ、とても気持ちいいよ」

 

 輝男がそう答えると、桜月は腰の動きを徐々にペースアップする。

 

 「ハァ……あぁ……ハァ……んんっ……あっ、んうぅっ……」

 

 艶やかな喘ぎを繰り返しながら、桜月は大きく腰を上下に動かす。

 桜月が腰を動かすのに合わせて、胸元のCカップバストがハッキリと震えている。

 

 (俺は何もしてないのに……

 桜月の方から、自ら進んで俺を受け入れ、みだらに体を動かし、喜びに浸っている……!)

 

 騎乗位で自分自身を貪る桜月の姿を見上げながら、輝男は心の中で強く感嘆する。

 途切れることのない桜月の喘ぎに混じって、肉と肉の衝突音が輝男の耳に流れていく。

 

 「うぅっ、んん……! あんっ、あぅっ……!」

 

 輝男の股の上で、桜月が時折、痙攣したかのようにのけ反り、喘ぎ、うめく。

 狭まるヴァギナと限界まで膨張した剛直がぶつかり、強い摩擦を引き起こしているのだ。

 苦痛をまぎらすかのように、上下運動だけでなく、腰をくねらせる前後運動も繰り返す。

 上下運動と腰のくねりを繰り返す桜月の動きに、輝男は歯を食いしばり、汗をにじませる。

 

 (ヤバい、このままじゃ……いつイってもおかしくない……!)

 

 輝男はギュッと狭まるヴァギナがもたらす摩擦と、その摩擦によってたき付けられる沸騰感に苦悶している。

 すると、腰を振り続けている桜月の目の前で、輝男が体を起こした。

 

 「て、輝男君……?」

 

 桜月は腰の動きを止め、輝男の熱っぽい顔をまっすぐに見つめる。

 

 

 ベッドの上で、輝男と桜月は共に上半身を起こしながら向き合っている。

 指を絡ませながら左右の手を握り合い、互いの腰を上下にぶつけ合わせている。

 そして、二、三回、キスをすると、そのまま舌を絡ませ合う。

 唾液が跳ねるようなディープキスの音と、上下に腰がぶつかり合う乾いた音が、みだらな二重奏を響かせている。

 

 「うぅ……んふ……」

 

 絡み合う舌の隙間から、艶やかなうめきが漏れる。

 輝男と桜月は舌を絡ませ合いながら、互いの胸を何度もすり合わせる。

 桜月の胸の柔らかな肉感が、胸板を通して輝男の神経に伝わる。

 一方の桜月は、自分の左右のふくらみが輝男の胸板に押し潰されるのを甘受している。

 二人は一旦、口を離すと、再び唇を重ねるキスを繰り返す。

 その間にも、二人の腰はまるで別の生き物のようにぶつかり合い、くねらせている。

 肉と肉の衝突音を響かせながら、輝男は絶えず、桜月の中に突き上げを試みる。

 やがて、二人はキスをやめ、そのまままっすぐに向き合った。

 輝男の熱っぽい顔と桜月の恍惚とした美貌が、互いの瞳に焼き付かれる。

 

 「こんなに気持ちのいいキスって、ホントに初めて……」

 

 桜月が嬉しそうに言うと、

 

 「君とは何回もエッチしたけど、今のヤツが一番、最高かも」

 

 輝男は柔らかな笑みを浮かべながら言葉を返す。

 そして、輝男はまたも桜月とキスをすると、そのまま彼女を優しく押し倒した。

 真上から重なりながら、激しく腰をぶつける輝男。

 

 「うぅ……んんっ……んうぅん……!」

 

 桜月はキスで唇をふさがれながらも艶やかにうめく。

 激しく小刻みに繰り返される律動に、桜月のヴァギナは熱と愛液を増しながら狭まっていく。

 

 (桜月の中……熱く…ぬめってる……! ますます…締まってる……!)

 

 輝男は腰を振り続けながら、感嘆と苦悶の混じった思いを独白する。

 桜月は肉と肉がぶつかり合う水音混じりの音を聞きながら、輝男とギュッと手を握り合う。

 

 (て、輝男君……すごい……! こ、このままじゃ……あたし……!)

 

 目元にうっすらと涙をにじませながら、驚嘆の念と苦悶を続けて独白する。

 桜月の細く締まった肢体がわなわなと震えている。

 このままの状態を長く続けるのは難しそうだ。

 すると、輝男は桜月とのキスをやめた。

 輝男の唇が離れると、

 

 「ダ、ダメ……輝男……君……! あ、あたし……イく……イっちゃう……!」

 

 桜月は輝男をまっすぐに見上げながら、震える声で限界を訴える。

 桜月の今の言葉を聞くと、輝男は腰を振り続けながら、

 

 「お、俺も……そろそろ……ヤバい……!」

 

 息詰まるような調子で、自らも限界を訴える。

 苦痛をこらえるかのように歯を食いしばり、額から汗を垂らし、胸元に汗をにじませている。

 桜月は体中に噴き出る汗を忘れて、輝男と手を握り合いながら彼の凶暴な動きを甘受する。

 トーンアップする肉と肉の衝突音と、

 

 「あ、あ、あ、あ、あ、あ……!」

 

 涙交じりに上ずった喘ぎを繰り返す桜月の声が重なる。

 輝男は、自身の股の震えと限界まで狭まるヴァギナの感触を感じ取っている。

 

 「さ、桜月……! 俺……もう……!」

 

 輝男が震える声で自らの限界を叫ぶと、桜月は細い両脚を輝男の背後に回し、そのまま絡めた。

 輝男は桜月の脚の動きを察し、彼女をまっすぐに見つめる。

 苦悶と緊張、そして、不安が混ざり合った顔を見せる輝男に、

 

 「いいよ……。このまま私の中に……全部……」

 

 桜月は恍惚とした美貌をほほ笑ませ、半開きした目に涙をにじませながら言葉をかける。

 

 「桜月……いいのか……?」

 

 なおも念を押すようにたずねる輝男に、桜月は無言でうなずいた。

 そして、輝男が二、三回、桜月に向かって腰を打ち据えると、

 

 「あっ……あぁ――――――んっ……!!」

 

 桜月は体を大きくのけ反らせながら、絶頂の叫びを上げた。

 桜月の今の叫びを聞くと、輝男はギュッと締まり切った蜜壺に淫欲の濁流を流し込んだ……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 窓には、黒一色の空だけが映る。

 輝男と桜月は、窓の外を見つめるようにして、ベッドの上で横たわっている。

 輝男は背後から桜月の裸体を優しく抱き締める。

 そして、そのまま桜月の秘裂に陰茎を差し込む。

 

 「もう、まだヤるの? 輝男君のエッチ」

 

 桜月は自分の中に輝男が入るのを感じながら、やや恥ずかしそうな笑みを浮かべる。

 輝男は自分自身を桜月の中に入れると、彼女の耳元にそっとささやく。

 

 「嫌だったら、今日はもうやめるよ」

 

 輝男がそうささやくと、

 

 「……あと、もう一回だけならいいよ」

 

 桜月は、輝男に背を向けたまま、小声で答える。

 桜月の承諾を聞くと、輝男はゆっくりと桜月の美尻に腰をぶつける。

 

 「あっ、あぁ……」

 

 輝男の腰の動きに合わせて小さく動く陰茎に、桜月はか細く喘ぐ。

 輝男は、桜月の美尻に繰り返し腰をぶつけながら、背後から、桜月の胸元に手を回す。

 輝男の片手が、桜月の美乳を左右、交互に繰り返し揉みしだく。

 律動と愛撫の二重の責めに、

 

 「あぁ……んぁ……」

 

 桜月は切ない吐息を交えながらか細く喘ぐ。

 輝男はそのまま、腰を振り続け、背後から愛撫を繰り返す。

 さっきと比べて動きは優しいが、その代わり、かかる時間はさっきよりも長い。

 桜月の柔らかく、温かな胸のふくらみと、同じように温かい膣内を延々と味わいたいかのようである。

 

 「輝男君って、オッパイが好きなのね……。何度も揉んでるのに、飽きないんだから……」

 

 「君のオッパイが柔らかくて、温かくて、可愛いから……」

 

 ささやくように言葉を返しながら、桜月の美乳を愛撫し続ける。

 やがて、輝男の手のひらは、桜月の裸の胸が、ジンワリと熱を帯びて来ているのを感じ取った。

 固く突っ立つ胸の頂を指でこねくり回す。

 

 「あっ、あぁ……あん…あ……」

 

 桜月の喘ぎが艶やかさを増す。

 執拗な愛撫と、延々と繰り返される律動に感じ入っているようだ。

 桜月の胸を揉み続ける一方で、輝男が陰茎の動きを少しずつペースアップしている。

 熱を増し、愛液が染み出ている蜜壺の中で、陰茎はムクムクと大きく、固くなっていく。

 すると、輝男は愛撫の手を止めた。

 後ろから桜月を抱き締めると、そのまま彼女の体をうつ伏せに倒した。

 

 「て、輝男…君……?」

 

 輝男の今の動きに、桜月は半ば戸惑ったように言葉をかける。

 輝男は桜月に言葉を返す代わりに、腕立て伏せでもするかのように体を起こした。

 彼の股から突き出ている剛直は、真上から桜月の秘裂に突き刺さったままだ。

 すると、輝男はそのままの体勢で、桜月の美尻に自分の腰を打ち付けた。

 

 「あんっ、あんっ、あんっ、あぁんっ……!!」

 

 桜月はビクンと体をのけ反らせながら、けたたましく喘ぐ。

 そして、枕をギュッと抱きしめながら、真上から犯す動きを甘受する。

 輝男は桜月の喘ぎを聞きながら、激しく腰の振りを繰り返す。

 腰と美尻がぶつかり合う音と、

 

 「あんっ! んあっ! あぅっ! んんっ! あぁっ!」

 

 トーンアップした艶やかな喘ぎが、密室内でみだらな二重奏を響かせる。

 

 「さ、桜月……また、締まってる……!」

 

 輝男がうめくようにつぶやく。

 さっきまでのゆったりとした律動が地ならしでもしたのか、ペースアップして間も無く桜月のヴァギナは狭まって来た。

 狭まるヴァギナの動きに反比例するかのように、輝男の陰茎は更に大きく、固くなっている。

 桜月は枕を抱く力を増しながら、苦痛に耐えるかのように顔を真っ赤にする。

 

 「い、痛い……う、動いちゃ…イヤ……!」

 

 途切れ途切れに苦痛を訴える桜月。

 今の行為を含めて、今夜だけで三回も輝男とセックスをしているのだ。

 すっかり感度良好となり、輝男の激しい動きに対する反応が、桜月に得も言われぬ苦痛をもたらしている。

 しかし、輝男は桜月の哀訴に言葉を返す代わりに、体を起こしながら、彼女の美尻をグイッと引き上げた。

 剛直は依然として、美尻の真ん中、蜜が垂れ続ける秘裂に突き刺さっている。

 輝男は両脇から桜月の美尻をつかむと、さっきよりも激しく小刻みに腰をぶつけて来た。

 

 「あ、あぁんっ! あんっ! んんっ! あ、はぁんっ!!」

 

 歓喜と悲痛が混ざり合った喘ぎが、桜月の口からけたたましく発せられる。

 輝男は腰と美尻がぶつかり合う水音混じりの音と、桜月のけたたましい喘ぎを共に聞き入る。

 桜月の手が枕からスルッと抜ける。

 激しさを増す輝男の動きに、感覚が麻痺でもしたのだろうか……?

 しかし、すぐに、ベッドのシーツを力強くつかむ。

 細く引き締まった肢体をわなわなと震わせながら、背後からのみだらな責め苦を甘受する。

 

 「あぁんっ! ダメ! イヤ! ヤダ! こ、壊れちゃう……! お腹の中……破けちゃう……!」

 

 桜月は声を上げながら、涙交じりに苦痛を訴える。

 桜月のヴァギナは既に輝男自身を拒み、あるいは締め付けるかのように狭まってきている。

 輝男は桜月の中が限界まで狭まっているのを、身をもって痛感している。

 しかし、桜月の中で難儀していながらも、動きを減退させたり、その身を引き下げようとしない。

 むしろ、狭まる肉壁をぶち破らんばかりに、激しく小刻みな律動を繰り返す。

 

 「うっ、うぅっ……! ハァッ、あぁ……ハァッ……んんぅっ……!」

 

 荒い吐息を交えた桜月の悲痛な喘ぎを聞きながら、輝男は股の辺りを震わせる。

 狭まるヴァギナと固く膨張しきった剛直による摩擦が、輝男をまた容赦無い沸騰感に追い込む。

 輝男は荒く息を吐き、体から汗を噴き出しながら、

 

 「さ、桜月……イくぞ……!」

 

 うめくような声で、自らの限界を訴える。

 

 「あ、あたし……もう、ダメ……!」

 

 桜月もまた、息も絶え絶えに自らの限界を訴える。

 輝男は限界を訴えながらも、腰の振りを止めようとしない。

 ラストスパートをかけるかのように、繰り返し桜月の美尻に自分の腰を激しく打ち据える。

 そして、大きく一突きを食らわせると、

 

 「あぁ……イ、イく――――――!!」

 

 桜月は体を大きくのけ反らせながら、腹の底から絶頂の叫びを上げた。

 桜月が絶頂に達すると同時に、締まり切った蜜壺に輝男は今日、二度目の暴発を行なった……

 

 「あぁ……熱い……。輝男君の…熱いの……あたしの中に……一杯……」

 

 桜月は消え入るような声で、自分の中に流し込まれる淫欲の濁流に対する感嘆の念をつぶやく。

 火照りの収まらぬ体をグッタリとさせながら、涙のにじむあどけない美貌を恍惚に呆けさせる……

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