玄関手前で立つ輝男は、ドアを挟んで向かい合う私服姿の雨宮理華を前にして驚愕していた。
桜月に近親相姦をバラされた上、当の桜月と義妹である瑠奈が激しく争った後での担任の予期せぬ来訪に驚愕するばかりである。
「先生、どうしたんですか?」
驚愕する輝男に対して、理華は落ち着いた様子で笑みを見せる。
「さっき、お義母(かあ)さんから電話が来て、
『もし、よかったら、また、うちにお邪魔しに来て下さい』って言われて、それでお邪魔しに来たの」
理華はそう言うと、そのまま玄関に足を踏み入れる。
すると、輝男は慌てながら、担任の入室を制止しようとする。
「ちょ、ちょっと待って下さい、先生!」
「あら、どうして入れてくれないの?」
「いや、その……僕、これから、大事な用事で家を空けるから……」
適当な嘘をしどろもどろに言って、何とか理華を追い返そうとする。
しかし、理華はまったく引き下がる気配を見せない。
「天江君、用事があるのなら、別に構わないわよ。
……確か、日向さんもお邪魔しているはずだから……」
理華の平然とした言葉に、輝男はギクッと言葉を詰まらせる。
すると、輝男の後ろから、静かに歩み寄る足音が聞こえて来た。
輝男が後ろを振り返るより先に、
「……あ、雨宮先生……」
桜月が恐縮しきった面持ちで姿を現し、自身の担任でもある理華に一礼した。
桜月の一礼に、理華は柔らかな笑みを見せる。
◇ ◇ ◇
リビングのテーブルに、輝男と桜月、そして理華が真正面に向き合う。
理華は手元にあるコーヒーカップをつかみ上げ、ブラックコーヒーを口にする。
輝男の横では、桜月が縮こまったかのようにコーヒーをチビチビと飲んでいる。
そして、輝男はコーヒーを半分ほど口にしながら、
(このタイミングで先生をよこすなんて……義母さん、一体、何を考えるんだ……?)
内心、不安と苦悩、苛立ちを交えた思いを独白する。
コーヒーカップを卓上に戻すと、理華は輝男と桜月をまっすぐに見つめる。
二人の目に映る担任教諭は、学校で見せる知的さ、厳しさとは程遠い、柔らかな笑みを浮かべている。
単純に考えれば、何も心配することなど無いかもしれない。
しかし、瑠奈の件が尾を引いている状況では、容易に気を晴らすことはできない。
緊張、そして不安をにじませる輝男と桜月を見据えると、
「あなたたち……この様子だと、もう、すっかりデキちゃってるわね」
笑みを浮かべながら、半ばからかうように言葉をかける理華。
理華の今の言葉に、輝男と桜月は、顔を真っ赤にしながら愕然とする。
「ち、違います! 僕と日向さんはそう言う関係じゃ…」
輝男は狼狽しながら必死の弁明を試みようとするが、
「下手な言い訳はやめなさい。
こうして、日向さんが無断外泊して、この家にい続けるのが何よりの証拠じゃない」
キッパリとした理華の言葉が、輝男の弁明を中途でさえぎる。
すると、輝男の横にいた桜月が、理華に向かって深々と頭を下げた。
「申し訳ありません。天江君と一緒にいたいがために校則違反を犯してしまって……」
桜月は一切の弁明もせずに、担任に向かって詫びの言葉をかける。
しかし、理華は怒るどころか、柔らかな笑みを絶やさずにいる。
「そんなに謝らなくていいわよ。別に、あなたたちを咎めるつもりはないから。
あなたたちくらいの歳だと、ついつい、そういうことをしたい欲求があるから。
好きな人と二人きりでいて、いっぱいエッチしたいだけだったんでしょ」
理華の今の言葉に、輝男と桜月は羞恥に顔を赤らめ、言葉を失ってしまう。
顔を真っ赤にして言葉を詰まらせる二人を前に、理華は言葉を続ける。
「天江君のところはいいとして、もし、日向さんのところで、今回の件で不都合が起きるのなら、先生の方で上手く処理するか心配しないで」
「せ、先生……そこまでして下さるなんて……」
自分たちを庇おうとするかのような理華の言葉に、桜月は驚き、申し訳無いかのように気まずい顔を見せる。
授業のみならず、普段の学校生活においても厳しい態度を崩さない理華の今の言葉に、半ば、信じられないといった様子を見せる。
すると、理華は桜月に向かってフッと笑みを緩める。
「大事な可愛い生徒のためですもの。それくらいのことはしてあげるわ」
そこまで言うと、理華はほんのりと頬を赤らめた。
頬を赤らめながら、まっすぐなまなざしで輝男と桜月を見据える。
「それに、日向さん……あなたは、私の可愛い教え子の一人であるけれど……
でも、教え子であると同時に、素敵なオ〇ン〇ンを私と共有する仲でもあるのよ……」
理華は半ばウットリとした調子で、桜月にそう語りかける。
理華の今の言葉に、輝男は驚愕し、桜月は更に顔を紅潮させる。
二人とも、理華の今の言葉が意味するところをすぐに理解したのだ。
「せ、先生、変なことを言わないで下さい!」
輝男は顔を真っ赤にしながら声を上げ、理華に反論を試みる。
しかし、理華は輝男を無視するかのように、桜月をまっすぐに見つめる。
「あなたにだけ教えてあげるけど、先生もあなたと同じように、天江君に何度も抱かれたんだから」
理華は半ば艶めかしい笑みを浮かべながら、桜月に向かって禁断のカミングアウトをする。
理華の今の告白に、桜月は顔を真っ赤にしながら言葉を失う。
その横では、輝男が文字通りに頭を抱えてしまう。
(り、理華さん……何、考えてんだよ……!)
否定しようのない事実であるが絶対に隠さなければならないことを自ら明かした担任に、内心、驚愕と落胆の念を募らせる。
少なくとも、今の理華の言動に対して、理解に苦しんでいるのは明らかだ。
一方、輝男の横では、桜月が愕然としながらも、口元を動かそうとする。
「ど、どうして……私に……そんなことを……?」
気持ちが整理していないのか、しどろもどろながらも問いかけようとする。
困惑し、愕然とし、動揺しきっている桜月を前に、理華は落ち着き払ったような笑みを浮かべる。
「あなたとだったら、一緒に仲良くやれそうな気がしてね……
天江君と彼のたくましいオ〇ン〇ンを一緒に仲良く愛し合う仲としてね……
本当だったら、ずっと隠さなきゃいけないことなんだろうけど、あなたを見込んで秘密を明かしたわけだし……」
桜月は担任の今の言葉に、愕然としたまま言葉を返すのを忘れてしまう。
普段、学校で見せる姿とはまったく違う姿を見せたばかりでなく、何やら禁断の領域に足を踏み込ませようとしているからだ。
担任教師と教え子の禁じられた関係――
そして、一人の男を巡り、複数の女性が共存、共有する関係――
先の近親相姦の件と重なって、理解しがたい状況が次々と桜月の中で重くのしかかり、頭の中で激しく渦を巻いている。
自分が好意を寄せ体も心も許した男の驚くべき秘密を突き付けられ、どう応じていいのか正直、わからないと言った様子である。
桜月の横では、輝男が愕然としたまま何も言えずにいる同級生を、横から不安げに見つめている。
「せ、先生、もうやめて下さい! このままじゃ、日向は……」
輝男は理華が桜月を手ひどく揺さぶっていると認識し、声を上げて咎めようとする。
しかし、
「悪いけど、黙ってて。私は日向さんと話をしているんだから」
理華は輝男の苦言を迷うことなくはね付けた。
輝男の苦言を退けると、桜月に向かって言葉を続ける。
「日向さん、あなたとしては、もちろん、すぐに受け入れられることなどできないかもしれないけど……
でも、これだけはちゃんと理解して。
あなたが好きになり、何度もこの身を委ねた人は、あなたが思っている以上に素敵な人だってことを……
あなたや私の他にも、何人もの女の子と関係を持ちながらも、そのいずれとも大事な関係を持ち続けている。
私やあなたの関係とまったく同じように。
天江君にとって、私や日向さんとの関係は、単なる体だけのものでもなければ、いつでも簡単に切り捨てられる都合のいい程度のものでもない。
そうでしょ? 天江君」
理華はそこまで言うと、ようやく輝男の方に視線を向けた。
理華の言葉と彼女のまなざしを受けると、
「はい……」
輝男はわずかでも揺るがない面持ちでゆっくりとうなずく。
横にいる桜月は、輝男の表情を覗き見する。
彼女の目には、これまでにない真剣な表情を見せる輝男の顔がハッキリと映る。
覚悟を決めたかのような面持ちを、桜月はすぐに認める。
しかし、神妙な面持ちを見せながらも、輝男に向かって一言も言葉をかけることはない。
そんな二人を見つめると、理華はスッと席を立った。
「さ、用件は済んだから、これで失礼するわ」
柔らかな笑みを浮かべながら、理華が言葉をかける。
退去を告げる理華に、輝男は唖然とする。
「え? もう、帰るんですか? 一時間ぐらいしかいなかったのに」
「本当はあなたたちと一緒に3Pでもしたかったんだけど、そんな雰囲気じゃ無いし……」
理華はそう言うと、輝男と桜月の真ん前に歩み寄った。
「日向さん、なるべく、早い内にお家に帰りなさい。
それから、天江君、日向さんともこれからも仲良くやっていきなさい」
二人にそれぞれ言葉をかけると、理華は一人、リビングを出て行く。
「二人とも、また学校で会いましょうね」
去り際の理華の言葉が、輝男と桜月の耳に流れ込む。
玄関ドアが開き、そしてすぐに閉まる音が聞こえると、輝男は大きくため息を付く。
「一体、何しに来たんだ……? 変なことを言って、状況をややこしくさせただけじゃないか……」
輝男は困惑しきった面持ちで愚痴をこぼす。
理華の今の来訪は、輝男にとって何のプラスにもならないばかりか、大きなマイナスをもたらす結果となった。
近親相姦に加え、教師と教え子の禁断の関係まで暴露されたのだ。
おまけに、唯一の正常な関係ともいえる同級生に対して、禁断の泥沼に引きずり込むような言葉がかけられたのだ。
今後のことを考えると、不安や苛立ちがいたずらに募り、頭を抱えずにはいられない気持ちになる。
すると、
「……教えて……」
後ろから淡々と申し出る声が聞こえて来た。
輝男が後ろを振り返ると、
「天江君……あなたが関係を持ってる人……全部、教えて……」
桜月がうつむきながら、淡々と言葉をかけて来た。
必死に感情を押し殺し、輝男の方をわずかでも一瞥しない。
「他にもいるんでしょ?
私やお義母(かあ)さん、義妹(いもうと)さん、それに雨宮先生の他に……」
淡々と言葉を続ける桜月に、輝男は沈痛な面持ちを見せる。
そのまま唇を固く閉ざすも、結局、すぐに開いてしまう。
沈黙し、隠そうとしても、結局は隠しきれないと観念でもしたのだろう。
「……俺、君や義母さん、瑠奈、それに雨宮先生の他にも……
保健の那須先生に、生徒会長の聖先輩も、二、三回は抱いた……」
淡々と白状する輝男に、桜月は彼の方を振り向き、席を立った。
「他にはいないの?」
「俺が抱いたのは、今ので全部だ……。本当にこれで全部なんだ……」
まっすぐに向き合う桜月に、輝男は顔色一つ変えず、正直に吐露した。
輝男の今の白状を聞くと、桜月は重い表情を浮かべながらうつむいてしまう。
輝男の目には、桜月が苦悩のどん底に突き落とされたかのように見えてならない。
「すまん……。俺、君をだますわけでも裏切るわけでもなかった……
……でも、俺には、誰か一人だけを愛して、それ以外は適当に扱うことなど、どうしてもできなかったから……
優柔不断だの、二股、三股、四股…だのとそしられるのは覚悟の上だ。
それでも、俺は、俺のことを心から大切に思い、俺自身が大切に思う人と、いつまでもずっと仲良くつきあっていたい。
……まったくの独りよがりで、自分勝手な言い分でしか無いけど……」
輝男は半ば申し訳無い気持ちを見せながら、自分が関係を持つ女性すべてに対する思いを正直に言ってのける。
確かに、今の彼の言い分は、十中八九、共感を受け、大っぴらに認められるものでは無いかもしれない。
しかし、優柔不断のそしりを承知の上で、彼なりの思いやりを伝えようとする。
その相手が、信じがたい事実を前にして困惑し、愕然とし続ける同級生であるとしても……
気まずい沈黙がリビングを覆う。
輝男の今の言葉に、桜月はうつむいたまま唇を固く閉ざす。
輝男は不安に表情を曇らせながら、沈黙を続ける桜月を見つめる。
「桜月……ダメならダメでも構わない。
俺を取り巻く状況がどうしても受け入れられないのなら、君が俺と縁を切っても、俺は別に構わないから……」
罪悪感をあらわにしながら、曇り切った表情で言葉をかける。
自分にその気が無くても、傍から見れば、桜月をだまし、裏切ったことに変わりはない。
愛しい人を傷つけたことに対して、今の輝男にできることは、こうして詫びの言葉をかけるだけだ。
しかし、桜月は重くうつむいたまま、唇を固く閉ざし続けている。
どのくらい、時間が経ったのか……
桜月は重い表情を見せながらうつむいたまま、ようやく、固く閉ざされた唇を開く。
「……いいよ……別にいいよ……」
淡々としているが、承諾に似た言葉が、桜月の口からポツリと漏れる。
桜月の今の一言に、輝男は驚く。
嬉しいという気持ちよりも、本当なのかという信じられない思いの方が表出している。
そんな輝男に構わず、桜月は再び、顔を上げ、輝男とまっすぐに向き合う。
「輝男君が、私のことも、大切な人の一人として接してくれるというのなら……
輝男君が、他の人とどれだけ関係を持とうと別に構わないわ」
桜月は自分との関係を保つことを条件に、輝男を取り巻く状況を受け入れようとする。
「本当にいいのか?
俺、てっきり、俺が何股もかけていることに呆れて、君の方から絶交を申し込まれるものと…」
「確かに、普通に考えれば、輝男君が二股どころか、数股もかけていれば、呆れて背を向けるのが普通かもしれないけど……
私だって、その気になれば今すぐにでも、輝男君と絶交するくらい容易にできるわ。
でも、そのまま輝男君と絶交するのも、何だか口惜しい気がして……
他の女の子が輝男君と仲良くしているのに、私だけが怒って背を向けるなんて……
まるで、自分から負けを認めるみたいで悔しい気がしたから……
私だって、輝男君のことを好きでいる気持ちは、他の娘に負けてはいないから」
自分が好意を寄せる男の秘密に呆れ、失望する代わりに、不退転の決意と“ライバル”に対する嫉妬を当の輝男に向かってぶつける。
「輝男君も、私との関係をこれからも大事にしていきたいんでしょ?」
「あぁ……もちろんさ」
輝男の返事を聞くと、桜月はようやく笑顔を取り戻した。
「じゃあ、輝男君、これからも仲良くしていこうね」
「あぁ」
「他の娘もそのつもりだろうけど、私だって絶対、負けないから」
笑顔を見せながらも、愛する者のための強い決意を包み隠そうとしない。
そんな桜月の笑顔を、輝男は愛おしそうに見つめる……
◇ ◇ ◇
星々が遠くきらめく夜空が、輝男の住むタワーマンションを見下ろす。
「瑠奈、お前、今度、日向に会ったら絶対に謝れ」
「嫌!」
瑠奈の自室で、輝男と瑠奈は険しい表情で向き合っている。
「あの泥棒猫こそ、瑠奈に謝って、お義兄ちゃんから手を引くべきよ!」
「そんなことより、お前の方から日向にケンカを吹っ掛けたことを謝る方が大事だろ」
「どうして瑠奈が謝らなきゃいけないの!?
アイツ、瑠奈からお義兄ちゃんを奪うつもりなんだから!」
言葉を交わすたびに、瑠奈の声は怒気を孕んでいく。
愛する義兄の同級生に対する並々ならぬ敵意に、輝男は困り果て、深くため息を付く。
「思い違いもほどほどにしろ。俺は誰のものにもなるつもりはないから」
呆れながら言葉を返すと、
「お前が俺のことを強く好きでいることはよくわかってる。
でも、お前だって、いつまでも俺とこのような関係でい続けられるわけでも無いだろ。
お前もいつか、俺以外に素敵な人と巡り会う時が来るから。
俺を愛する以上に、その人と素敵な恋をするはずだ」
瑠奈に向かって、やがて訪れるだろう他者との恋愛をほのめかす。
しかし、瑠奈は、承服してないと言わんばかりに不機嫌な顔を見せる。
「そんなこと無いもん。お義兄ちゃん以上に素敵な人なんて、いるはずが無いから」
「いや、いるはずだ。お前がまったく、そのことに気付いていないだけだから」
そう言うと、輝男はまたも、深くため息を付く。
思いの外、強情な義妹にお手上げと言った様子だ。
「とにかく、日向には絶対に謝れ。日向との件では、お前に非があるのは間違い無いんだから」
輝男は改めて、瑠奈に桜月への謝罪を求める。
すると、瑠奈はほんのりと頬を赤らめ、輝男を上目遣いで見つめる。
「……謝ってもいいけど……その代わり、瑠奈とまた、エッチして……」
瑠奈の今の申し出に、輝男は呆れ顔で唖然とする。
しかし、呆れ果て、唖然とする輝男に構わず、瑠奈は輝男に抱き付く。
「お義兄ちゃんが瑠奈を抱いてくれるなら、いくらでも謝ってあげるから」
瑠奈は輝男の胸元に顔をうずめ、義兄の体をギュッと抱き締めながら言う。
輝男は義妹の今の言葉に、困り果てた顔で言葉を失う……
◇ ◇ ◇
部屋の床に、男女、二人分のパジャマと下着が、無造作に脱ぎ散らかされている。
すぐ傍のベッドの上では、輝男が生まれたままの姿で腰を下ろしている。
輝男の目の前では、瑠奈がやはり生まれたままの姿で身を屈めている。
輝男の股から突き出る肉の棒が、瑠奈の細い手につかまれる。
瑠奈は、肉の棒の先端にチュッとキスをすると、小さく口を開け、三分の一ほどくわえ込む。
「んっ、んっ……」
小さくうめきながら、ゆっくりと義兄のものをしゃぶっていく。
瑠奈は一旦、口を離すと、陰茎の表面に舌を這わせる。
上から下、下から上…を何度も繰り返しながら、陰茎を隈なく舐め回す。
それだけに飽き足らず、陰茎の根元にも口づけし、ペロペロと舐め回す。
ジックリと陰茎を弄ぶ瑠奈に、輝男は大きくため息を付く。
一通り、陰茎を舐め終えると、瑠奈は大きく口を開け、再び、義兄のモノをくわえ込んだ。
今度は、三分の二ほど口内に飲み込んでいった。
そして、そのままの状態で口を前後に動かす。
「んんっ、んぐっ……んうっ、んむっ……」
甘くぐもった声が、瑠奈の口元から漏れる。
瑠奈のうめきに混じって、唾液が跳ねるような水音が聞こえて来る。
輝男は義妹によるフェラチオを甘受しながら、
(瑠奈……上手くなってる……)
内心、感嘆の念を上げる。
瑠奈は少しずつ口の動きをペースアップさせる。
瑠奈の口内では、柔らかく、生温かい口腔が、義兄の陰茎を優しく撫で、あるいは、強くこすっている。
口の動きが速まるにつれて、
「んぐっ、んうぅっ! んぐ、んぐ、んぐ……!」
瑠奈のうめきは、息詰まるかのようにトーンアップしている。
口だけでなく、そこからはみ出た個所を、片手でもって強くしごく。
まだ、幼さの残る美少女――それも義理の妹――による懸命なフェラチオに、輝男の陰茎がまたたく間に充血していく。
瑠奈の口内では、既に輝男の陰茎が膨張し、硬度を増している。
「プハァッ……」
瑠奈はたまらず、輝男のモノを口から離す。
瑠奈の目の前には、固く膨張した剛直が、唾液にまぶされながら、天を向くように突っ立っている。
「もう、準備万全ね」
瑠奈は輝男を上目遣いで見つめながら、エヘッと笑う。
ベッドの上で、瑠奈は四つん這いの体勢でいる。
背後で膝立ちになる輝男に向かって、瑠奈が後ろを振り返る。
「お義兄ちゃん……来て……」
乞うようなまなざしを震わせながら、瑠奈がそう懇願する。
輝男は、固く膨張した剛直を、瑠奈の美尻にあてがう。
美尻の中央に剛直の先端が当たると、
「あっ……」
瑠奈はか細く声を上げる。
瑠奈の今のうめきを聞くと、輝男は一気に腰を突進させた。
義兄の猛進に、瑠奈はベッドのシーツをギュッとつかみ、
「あっ、あぁんっ……!」
体を大きくのけ反らせ、息詰まったかのような喘ぎを発する。
輝男は瑠奈の今の喘ぎを合図に、腰を大きく前後に動かす。
「あっ、あっ、あっ、あっ……あぁんっ……!」
背後からの律動にその身を押されながら、瑠奈は上ずった声で喘ぎを繰り返す。
輝男は、荒く息を吐き、汗をにじませながら、繰り返し、腰を振っていく。
輝男の腰と瑠奈の美尻がぶつかり合う乾いた音が響き、
「あっ、あっ、あぁっ……! いいっ、すごい! すごく……いいよ……!」
瑠奈の口から、うわ言のように歓喜の念が漏れる。
輝男はなおも激しく腰をぶつけ続けると、
(瑠奈……もうキツキツになってる上に……熱とぬめりが半端無い……!)
自分自身を取り巻く瑠奈の中に対して、内心、驚嘆する。
瑠奈のヴァギナは、義兄の剛直を受け入れたことでギュッと狭まり、熱と愛液で表面を覆い尽くしている。
浸透する熱と愛液が、図らずも、輝男自身にとって潤滑油の役割を果たしている。
熱とぬめりに煽られながら、輝男の剛直は激しく小刻みに義妹のヴァギナを荒らす。
激しさを増すばかりの義兄の動きに、瑠奈はシーツをつかむ握力を増し、くたっと上体を倒れ伏す。
「い、痛い……お義兄ちゃん……動かないで……!」
さっきとは打って変わって、息詰まったかのような調子で苦痛を訴える。
男のモノが蹂躙を続ける苦痛が、義兄に抱かれている嬉しさを凌いでいるようだ。
しかし、輝男は言葉を返す代わりに、激しく腰を打ち据える動きで応じる。
水音混じりの肉と肉の衝突音と、
「あぁんっ! イヤ! あんっ! んんっ、あぁっ!」
苦痛混じりの喘ぎが、輝男の耳に重なって聞こえる。
瑠奈は火照りきった裸体をベッドの上で横たわらせる。
しかし、彼女の左脚は、大きく上げられた状態にある。
大きく開かれた瑠奈の股座に、男の裸の腰が何度も強くぶつかる。
瑠奈はまたもベッドのシーツをギュッとつかむと、
「あんっ! あぁんっ! あぁんっ!」
目元にうっすらと涙をためながら、けたたましく喘ぐ。
そんな瑠奈を、輝男は彼女の細い左脚をつかみ上げながら見下ろしている。
自分の両脚を瑠奈の右脚と交差させ、その隙間から、固くそそり立つ剛直を秘裂に抜き差しする
輝男はいわゆる“松葉崩し”の体勢で瑠奈を犯し、彼女の中、奥深く目指して、自分自身を突き進ませる。
「うっ、うぅっ……お、お義兄ちゃんの……瑠奈の中…奥に…当たってる……!」
瑠奈は途切れ途切れに声を上げる。
熱を帯び、淡い朱に染まる裸体からは汗が噴き出ている。
目元にたまっている涙は、一すじの流れとなってこぼれ落ちていく。
激しく律動を繰り返す輝男は、瑠奈の小柄な肢体がわなわなと震えているのを認めた。
「ダ、ダメ……る、瑠奈……イっちゃう……!」
瑠奈はか細い涙声で自らの限界を訴える。
輝男は、激しく小刻みに振り続ける腰が震え出したのを認める。
(ヤ、ヤバい……俺も……!)
狭まる一方のヴァギナがもたらす強い摩擦に、股の辺りがグツグツと沸き立つのを感じ取った。
輝男は秘裂に剛直を突き刺したまま、瑠奈の体勢を仰向けに変えさせる。
正常位の体勢で律動を続行する輝男は、肉と肉の衝突音と、
「あんっ! あんっ! あぅっ! イヤッ! んぁっ! んんっ!」
苦痛とも歓喜とも取れるけたたましい喘ぎを共に聞き入る。
みだらな二重奏を聞きながら、ラストスパートをかけるかのように小刻みに腰を振り続ける。
「る、瑠奈……! お、俺…もう……!」
汗だくになり、息詰まるようなうめき声を義妹にかける。
瑠奈は義兄の今の言葉に、大きくその身を悶えさせながら、
「き、来て、来て……! る、瑠奈……も、もう……ダメ……!」
震える声で義兄を求め、自らの限界を告げる。
しかし、次の瞬間、
「あぁ―――んっ! イ、イく――――――!!」
痙攣でも起こしたかのように大きく体をのけ反らせると、腹の底から絶頂の悲鳴を上げた。
瑠奈が悲鳴を上げると同時に、輝男は、膨張しきった剛直を、瑠奈の中から一気に引き抜いた。
そして、絶頂にわなわなと震える瑠奈の裸体目がけて、奔流の如き白濁が放たれた。
「あぁ……あぁ……」
絶頂の余韻に震える瑠奈の目元や頬、小ぶりの胸元、腹等に、義兄による愛欲の痕跡が、否応無しに刻み込まれる……