明朝学園高校の体育館にボールの弾む音が響く。
白地に青のラインが入った半袖シャツに青の半ズボンという格好の男子生徒たちが、各々、三人一組となって、バスケットボールを追いかけている。
男子生徒の一人が外したボールをもう一人の男子生徒が受け取る。
輝男だ。
輝男はドリブルをしながら、相手方のゴールへと進む。
しかし、輝男はゴール間近まで来ると、チームメイトである男子生徒にボールを受け取る。
彼はボールを受け取って間も無く、ゴール目がけてシュートを決める。
すると、体育館出入口の真上にある観覧スペースから、ドッと歓声が上がる。
しばらくして、また、輝男たちのチームがバスケットボールを手にする。
今度は、チームメイトが輝男にボールを渡す。
相手方のブロックをはねのけながら、輝男は勢い良くゴールを決める。
またしても観覧スペースから歓声が上がった。
「やっぱり、天江君ってカッコいいわね!」
「顔がよくて、勉強ができるだけじゃなくて、スポーツだって抜群だもん!」
観覧スペースにいる女子生徒二人が、目を輝かせながら眼下のコートに立つ輝男を注視する。
輝男は真剣な表情で汗をにじませ、大きく息を吐く。
今、輝男たちは、学校恒例の球技大会の真っただ中にある。
明朝学園高校では毎年、一学期の終業式の前日、前々日に球技大会を行なっている。
今回、輝男は“3on3”のバスケットの試合にクラスメートの男子たちと参加している。
ちなみに、輝男たちが参加しているバスケットの試合は、球技大会二日目に行なわれている。
その前日には、同じ体育館でバレーボールの試合が行われ、グラウンドでは二日間にわたってサッカーの試合が行われている。
やがて体育館にホイッスルの音が鳴り響く。
「やったぁ! 2-Aの勝利よ!」
女子生徒の一人が嬉しそうに声を上げる。
“2-A”こと二年A組、すなわち、輝男たちのチームが勝ったのだ。
自分たちの勝利に、輝男はようやく安堵の顔を見せる。
汗をにじませながらも、心地良い疲労感を見せる。
健闘を果たした輝男たちに、観覧スペースの方から歓声が絶えず響く。
「ねぇ、見た、桜月! 天江君、ドリブルもパスもシュートも結構、イケてたでしょ!」
女子生徒の一人が横にいる桜月に声をかける。
桜月もまた、他のクラスメートたちと一緒に輝男の試合を見ていたのだ。
クラスメートと思しき女子生徒が半ば興奮気味に言うと、
「あれくらい、他の男子でも上手くやれるわよ」
何故か、桜月は素っ気無い返事を返す。
「確かに、天江君も頑張ってたけど、他の男子も、天江君と同じくらいか、それ以上に頑張ったんだから。
今回の勝利は、天江君一人の手柄じゃ無いのよ」
信じられないくらいに冷淡な言葉を続ける桜月に、傍にいた女子生徒たちは思わず唖然とする。
「ちょっと、桜月ったら、冷た過ぎない?」
「そうよ。天江君はうちのクラスのエース……いや、学年一のエースかもしれないのよ」
「ヤダ、もう、皆ったら、天江君のことを持ち上げ過ぎよ。
顔がよくて勉強もスポーツも抜群だけど、中身がダメダメだったら話にならないんだから」
「もう、桜月ったら、どうして、天江君のこととなるとそんなつれないの?」
「アタシ、男の人に抱かれるなら、天江君がいいな」
「私なんか、天江君以外の人には、絶対、“初めて”はあげないって決めてるんだから」
「何、言ってるの、この娘は? とっくの昔にバージンじゃなくなってるくせに」
「ひどい! アタシ、まだ、ホントに誰にも体は許してないんだから!」
輝男のことで賑やかに話をするクラスメートたちの輪の中で、桜月は一人、呆れたようにため息を付く。
何度も輝男に抱かれ、二度もデートした桜月だが、そのことはおくびにも出さない。
むしろ、輝男に対するつれない言動をクラスメートたちに示してはばからない。
あえて冷たい態度を取ることで、自分と輝男の関係を隠そうとしているのだろう。
それでも、試合を終えてコートを後にする輝男の姿を何気無さを装いながら注視する。
◇ ◇ ◇
屋上手前の階段の踊り場に、輝男と桜月は並んで腰を下ろしている。
二人とも、手に持っているジュース缶を合わせて乾杯する。
輝男が缶ジュースを半分ほど飲むと、
「輝男君、お疲れ様」
桜月の優しい声が、彼の耳にかかる。
振り向くと、穏やかな笑顔で自分を見つめる桜月の姿があった。
「今日の球技大会、とてもカッコ良かったよ」
「見に来てくれたのか、ありがとう」
輝男は笑顔を見せながら桜月に言葉を返す。
「皆、輝男君たちの勝利をとても喜んでたわ。しかも、天江君に抱かれたいとか言って……」
桜月は輝男に言葉をかけつつも、若干、トーンを下げていく。
「……まったく……皆も、冗談にも程があるわ……」
桜月はそう言いながら、輝男の股をスラックス越しに撫でさする。
「お、おい、日向……」
輝男は桜月の今の行為に、顔を赤らめながら戸惑う。
困惑する輝男を、憂いを帯びた形相を赤らめながら見つめる桜月。
「天江君はどうなの……? 皆が抱いて……って言ってきたら……」
桜月の今の問いかけに、輝男は恥ずかしそうに顔を赤らめながら、気まずい表情を見せる。
「そ、そりゃあ……上手く理由をつけて断るさ……
好きだ、抱いてくれと言われても、そっくりそのまま受け入れるわけにもいかないし……」
輝男は桜月に向かって、しどろもどろに言葉を返しながら、
(桜月のヤツ、結構、嫉妬心が半端無いな……)
自分をまっすぐに見つめる憂い顔の桜月に内心、嘆息する。
そして、過去の記憶を次々と浮かび上がらせる。
遊園地デートを終えた夜、神楽、そして理華と続けざまに噛みつき――
期末考査後、放課後の教室で迫りかけた理華と激しく言い争い――
(瑠奈とは心を許し合ったけど、他の女の子となるとそうはいかないか……
そもそも、雨宮先生にも噛みつくくらいだから、他の同級生となるとなおさら……
……って言うか、瑠奈の件って、桜月にとっては例外中の例外なのか……?)
頭の中で色々と思いを巡らしていると、
「……くん……天江君……」
自分に呼びかける声が、かすかに届いて来た。
輝男はハッと我に返ると、依然として自分を見つめる桜月に気付いた。
「どうかしたの? もしかして、何か考え事?」
「いや、別に何も無いよ」
心配そうにたずねる桜月に、輝男は平素の表情を装いながら言い返す。
そして、そのまま、桜月をまっすぐに見つめる。
「それより、桜月……また、シないか?」
輝男の今の申し出に、桜月は思わず驚く。
「ずっとご無沙汰だったからな。そろそろ恋しくなって来て……」
輝男がそう言葉を続けると、桜月は顔を思いっきり紅潮させながらうつむく。
「……実を言うと私も……。期末考査が終わってから、ずっと輝男君に抱かれたくて……
体がうずいて仕方なかったの……」
うつむきながら恥ずかしそうに口ごもる桜月を、輝男はほほ笑ましげに見つめる。
「じゃあ、シようか……」
「え、いいの? でも……」
「大丈夫さ。もう、皆、帰ってて、今は静かだから」
懸念をはね付ける輝男の今の言葉に、桜月は輝男をまっすぐに見つめながら瞳を閉じる。
輝男もまた目を閉じると、そのまま桜月とキスをする……
◇ ◇ ◇
桜月は壁に背もたれしながら、輝男と何度もキスをする。
唇を重ねるだけのキスは、すぐに舌を絡ませ合うものに変わった。
唾液が跳ねるような小さな音に、
「……んっ……んふ……んぅ……」
切ない吐息を交えたうめきが重なる。
輝男は桜月とディープキスを続けながら、彼女の胸元に手を触れる。
輝男の手で桜月のスクールネクタイが緩められ、ワイシャツのボタンが一つ、また一つ…と外される。
輝男と桜月がディープキスをやめた。
二人の間をつなぐ唾液の糸が苦も無く千切れ、顔を赤らめた桜月が呆けたように輝男を見つめている。
桜月の白の半袖ワイシャツははだけられ、内側から色白の素肌と美乳を覆う同色のブラジャーが姿を現した。
輝男はまた桜月とキスをしながら、彼女の胸をブラジャー越しに揉みしだく。
「……ぅぅ……んん……」
キスでふさがれた口元から、かすかなうめきが聞こえて来る。
輝男はキスをやめると、桜月の胸を下着越しに揉むことに集中する。
「……ぁ……ん……ヤダ……」
輝男の愛撫に感じ入ったかのように、桜月が声を殺しながら喘ぐ。
輝男の手のひらは、ブラジャーの質感とその下にある柔らかな肉感を同時に味わう。
やがて、輝男の手が桜月のブラジャーのカップをたくし上げた。
色白で形良い桜月の裸の胸がプルンと弾み出る。
輝男はそのまま、桜月の美乳を直に揉みしだく。
「あっ……うぅっ……」
桜月の口から艶やかな喘ぎが発せられたかと思うと、すぐに手の甲を噛んで声を押し殺そうとする。
恥じらいの気持ちをさらす桜月の胸を揉み続けながら、輝男は彼女の胸元に顔をうずめる。
胸先の小さな桃色の蕾に舌を這わせ、あるいは口に含む。
「うっ、うぅっ……」
桜月は手の甲を噛んだまま、胸先から来る刺激に艶やかにうめく。
固く締まった指が胸の肉に食い込み、胸先が舐められ吸い付かれる感触が、絶えず桜月の神経をさいなむ。
桜月はかすかに身を震わせ、声を押し殺すようにうめきながら、自分の胸を貪る輝男の動きを甘受する。
「うぅっ……ふぅっ……んくぅ……」
声を殺すような桜月のうめきが、輝男の耳に絶えず流れる。
桜月のうめきだけでなく、彼女の柔らかな胸の肉感、固さを増す胸先も、輝男にみだらな刺激を注いでやまない。
すると、輝男は桜月の胸元から顔を離した。
輝男の目の前には、半ば恍惚とした顔を紅潮させている桜月とさらけ出された裸の美乳、そして、フルフルと震えながら固く突っ立つ桃色の頂があった。
桜月は、の甲を噛むのをやめると、呆けたかのように荒い吐息を繰り返すばかりである。
桜月は屋上入り口横の手すりにしがみ付きながら、前屈みの体勢を取っている。
細い左右の脚を大きく開かせているが、右脚にはブラジャーとお揃いのショーツが引っかかっている。
輝男は桜月の後ろに立つと、彼女の制服のスカートをめくり上げる。
スカートの下からは、プリッとした肉付きの色白の美尻が姿を現した。
輝男は身を屈めながら、桜月の美尻の真ん中に顔をうずめる。
輝男の舌が美尻の真ん中にある秘裂に触れる。
「うぅっ……」
ざらつく舌の感触に、悪寒が走ったかのように震えながらうめく桜月。
桜月の今のうめき声を合図に、輝男は桜月の秘裂を貪り始める。
秘裂の内側に見える肉の花弁に、隈無く舌を舐め回す。
「あっ……あぁんっ……んんっ……んっ……!」
桜月は背後から襲って来る刺激ののけ反りながら、艶やかな喘ぎを繰り返す。
桜月の大事なところを舐め回す輝男は、彼女の奥から漂うメスのにおいを否応無く嗅ぐ。
嗅覚を突き刺すメスのにおいは、輝男の動きを加速させる。
隈なく舐め回したかと思えば、秘裂の内側に舌を差し込ませ、かき回そうとさえする。
「あぁっ、んんっ……イヤ……ヤダ……あんっ……!」
激しさを増す舌の動きに、桜月は手すりをギュッとつかんだままイヤイヤと身悶え、艶やかに喘ぐ。
カァー…と顔を真っ赤にさせ、その身をわなわなと震わせている。
桜月の体の微妙な変化に、彼女の大事なところを貪り続ける輝男は、まったく気付こうとしない。
むしろ、メスのにおいに混じって桜月の中から流れ出る蜜を舐め取るのに夢中である。
ジュルッとすするような音が桜月の耳に流れ込み、
「んんっ、うぅっ……」
痙攣でも起こしたかのような動きを桜月に強いる。
輝男は艶やかさを増す桜月の喘ぎを聞きながら、彼女が放つ濃厚な蜜とメスのにおいを同時に味わう。
舌で舐め取り、鼻で嗅ぎ取りながら、
(桜月の蜜とにおい……病みつきになっちゃいそうだ……)
内心、感嘆の声を上げる。
すると、輝男はようやく桜月の美尻から顔を離した。
輝男による執拗なクンニが終わり、桜月は紅潮した顔を呆けさせながら、肩で大きく息をする。
輝男の目の前には、裸の美尻が蜜を垂らし、左右の細い脚がわなわなと震えているのが認められた。
美尻の真ん中では、蜜で濡れぼそった秘裂がハッキリとひくついている。
すっかり“出来上がっている”美少女の下半身を見ると、何も言わず制服のスラックスのジッパーを下ろした。
ジィ……と、ジッパーが下ろされる音が桜月の耳に入る。
輝男はジッパーの内側からピンと突っ立つ陰茎をさらけ出すも、桜月はそれに振り向こうとしない。
手すりにつかみ、前屈みになって、後ろに美尻を突き出す体勢を取り続けてながら、荒い吐息を繰り返すばかりだ。
桜月の表情は、緊張と期待が混ざり合いながら紅潮している。
「桜月、行くぞ……」
輝男は小声でそう言いながら、桜月の裸の美尻をつかんだ。
濡れぼそった秘裂に、陰茎の先端が軽く当たる。
「うぅ……」
桜月の口から、思わずうめき声が小さく漏れる。
輝男は今のうめき声を聞くと、一気に腰を深々とぶつけた。
「あぁっ……あ、ハァッ……!」
輝男の猛進に、桜月はのけ反りながら声を上げる。
桜月の今の悲鳴を合図に、輝男は大きく腰を前後に動かす。
「あぁっ……! あんっ! んんっ……! んあっ! ハァッ! ハァ……あ、ハァッ……!」
勢い良く律動を繰り返す輝男に、桜月はその身を押されながら、息詰まるかのように喘ぐ。
輝男の剛直は初めから桜月のヴァギナの中で大きく動き、四方の肉壁に強くこする。
「うぅっ……! あぅ……んんっ……! す、すごい……!」
息詰まるような喘ぎを繰り返したかと思うと、途切れ途切れに歓喜の念を上げる。
輝男自身がもたらす強い摩擦が、桜月にみだらな刺激をもたらしているようだ。
「さ、桜月……気持ちいい……か?」
輝男が激しく腰を振り続けながらたずねると、
「う、うん……! すごい……! とても……気持ちいい……!」
桜月は艶を帯びた声で、歓喜の念を返す。
「久しぶりだけど……前と大して変わりない……って言うか、前よりすごい……!」
「俺、本当に、しばらくの間、誰ともエッチしてなかったんだ!
久しぶりに君とヤるものだから、いつも以上に気持ちが昂って……!」
輝男は荒い吐息を交えながら、桜月にそう言葉を返す。
二人の間からは、腰と美尻がぶつかり合う衝突音が水音混じりに響く。
輝男は肉と肉がぶつかり合う音を聞きながら、
(桜月の中……温かく、ぬめって……締まってる……)
内心、感嘆の声を上げる。
輝男の今の独白を証明するかのように、桜月のヴァギナは微熱と愛液を染み出させ、大きく前後運動を繰り返す剛直を包みながら収縮している。
しかし、微熱と愛液は輝男の剛直にとって潤滑油の代わりを果たし、その動きを加速させる。
収縮を続ける四方の肉壁に、大きく動きを繰り返す剛直が強く摩擦する。
「うぅっ……! んんっ……!」
桜月は背後からの動きに押されるようにのけ反りながら、艶やかな喘ぎを繰り返す。
桜月の背後では、輝男が腰の動きを更に激しく、小刻みにさせる。
辺りを覆う初夏の暑さと内側からの淫熱に、額から汗を垂らし、動きを加速させる。
「ハァ、ハァ……」
輝男の口から荒々しい吐息が繰り返し発せられる。
容赦無く犯して来る輝男の動きに、
「あぁ……もっと……もっとぉ……!」
桜月は熱に浮かされたような声で、みだらな懇願を発する……
輝男は踊り場手前の階段に腰を下ろしている。
彼の膝の上には、桜月が腰を下ろしている。
桜月は制服のワイシャツをはだけさせ、裸の胸をさらし、右脚にショーツを引っかけたままの状態で輝男の膝の上に重なっている。
輝男は桜月に向かって腰の突き上げを繰り返す。
「あんっ、んんっ……」
桜月は真下からの突き上げにのけ反り、喘ぐ。
突き上げを受けるたびに、桜月の裸の胸が上下にプルンと揺れる。
輝男は左手と右腕で桜月の両脚を大股開きの体勢で抑えると、空いた右手で桜月のCカップバストを交互に揉みしだく。
そして、そのままの体勢で桜月に向かって腰の突き上げを続ける。
「あ……んんっ……イヤ……」
「桜月……いいよ……可愛いよ……」
「ヤダ……言わないで……恥ずかしい……。誰かに見られちゃう……」
「大丈夫……。もう放課後になって久しいから、誰も来ないよ」
羞恥の念をさらす桜月と、すっかりのめり込んでいる輝男の会話が、静まり返った屋上手前で交わされる。
二人の会話をかき消すように、肉と肉のぶつかり合う生々しい音が絶えず響く。
輝男の突き上げに、桜月は押されるようにその身をのけ反らせる。
そんな桜月の胸元では、絶えず、裸の美乳が震え続けているが、輝男の手につかまり、何度も揉み回される。
「桜月のオッパイ……柔らかくて……温かいよ……」
輝男が自ら愛撫する美乳の肉感と熱に感嘆し、耳元でささやくと、
「輝男君のオ〇ン〇ン……ますます大きく……固くなってる……」
桜月は自らの中で暴れ続ける剛直の感触を、主(あるじ)に向かって言って来る。
輝男の剛直は、真下から桜月の秘裂で抜き差しを繰り返している。
秘裂の隙間からは、蜜のようなものがトロトロと流れ出て久しい。
輝男は腰を突き上げ、背後から愛撫を繰り返しながら、恍惚と赤らむ同級生の美貌を覗き見する。
(桜月の顔を見たら……いつでもイっちゃいそうだ……!)
内心、そうつぶやく輝男は、桜月の中がますます狭まっているのを痛感している。
潤みと熱を増しながら狭まる肉の壁を、真下からの突進で突き破ろうとさえする。
「う、あぁっ……!」
桜月は輝男の膝の上で、痙攣したかのようにビクンと震え、声を上げる。
「あぁ……ダメ……! このまましたら……イ、イっちゃう……!」
震える声で自らの限界を訴える桜月。
輝男は桜月の今の訴えに、小刻みにペースアップされる腰の動きで応じる。
「あぁ……! あんっ、んんっ、んっ、うぅっ……んっ、あ、ハァッ……!」
輝男の容赦ない動きに、桜月は荒い吐息を交えながら、艶やかな喘ぎをトーンアップさせる。
限界間近であることを証明するかのように、桜月のヴァギナは輝男自身を拒み、あるいは逆に締め付けるかのようにギュッと狭まって来ている。
強く狭まる蜜壺と限界まで固く膨張している剛直が、激しい上下運動によって強烈な摩擦を引き起こしている。
桜月の中で生じる摩擦は、輝男と桜月に苦痛と刺激をもたらして止まない。
桜月は色白の素肌を熱っぽくさせ、細く引き締まった裸体をわなわなと震わせる。
「い、痛い……!」
桜月の口から搾るような声で苦痛の念が漏れる。
輝男はなおも腰を激しく振り続けながらも、
「おい、大丈夫か?」
背後から心配そうに呼びかける。
桜月は汗をにじませ、目元にうっすらと涙を溜めながら、
「だ、大丈夫……。このまま続けて……」
弱々しくも健気に言葉を返す。
桜月の健気さに甘えてか、輝男は腰の突き上げと愛撫を続けながらも、
「ヤ、ヤバい……! 俺も……!」
震える声で自らの限界を訴える。
すると、
「いいよ……。そのまま、あたしの中に……」
そっとささやくように、桜月が言葉を返す。
「い、いいのか?」
「うん、いいよ……。今日は大丈夫な日だから……」
桜月の今の言葉を聞くと、輝男は壊れるくらいに小刻みに腰をぶつけさせる。
「あんっ、あんっ、あぁっ! ハァッ、あっ、うぅっ……あ、ハァッ……んんっ……!」
ラストスパートをかけるかのような輝男の動きに、桜月はその身を押されながら、艶やかな喘ぎと荒い吐息を交互に繰り返す。
輝男は腰の突き上げと同時に、美乳の愛撫も交互に繰り返す。
輝男の右掌は、桜月の美乳がジンワリと熱を帯びながら汗ばんでいるのを感じ取っている。
そして、右手の指は、これ以上は無理なくらいに桃色の蕾がピンと突っ立っているのを直に認めている。
近付く限界に、桜月の肢体は全身が感じ入っている状態にある。
「あぁ……あぁ……んんっ……んうぅっ……」
トーンが高めだった喘ぎは徐々に弱まって聞こえている。
そして、輝男は桜月の中が本当に限界ギリギリの状態にあるのを感じ取っている。
「イヤ、ダメ……イく……イっちゃう……!」
桜月が震える声で自らの限界を告げると、
「さ、桜月……もう、ダメだ……!」
輝男もまた桜月に震える声をかける。
実は輝男の股の辺りは、マグマのような沸騰感を今の今までグッとこらえ続けていたのだ。
久しぶりに抱く愛しい人の体を存分に味わいたい思いから、限界ギリギリまで暴発を抑えていたのだ。
「早く……早く……あたしの中に……いっぱい……」
桜月はギュッと閉ざしたまぶたから涙を流しながら、余裕の無い調子で言葉を返す。
そして、輝男が大きく真下から腰を打ち据えると、
「あぁっ……あんっ……んあぁ――――――……」
体を大きくのけ反らせながら、限界の声を上げた。
桜月の今の叫びを聞くと、ギュッと締まり切った蜜壺が濃厚な白濁の奔流で満たされた……
◇ ◇ ◇
一組の男女生徒が明朝学園高校の正門を出る。
「もう、すっかり遅くなっちゃった」
半ば困惑したかのようなつぶやきが、桜月の口から漏れる。
横にいる輝男は、何も言わず、時折、桜月に目を向ける。
「ところで、天江君は今度の夏休み、どうするの?」
「俺、バイトしようと思ってるんだ?」
「バイト?」
「俺、部活やってないし、生徒会も基本、夏休みはほとんどやることが無いから。
家で暇を持て余すくらいなら、少しはバイトでもしようかな……と。
社会勉強をしながら、多少、バイト代も稼ぎたいと思ってね」
「実は私もバイトしようと思ってるんだけど、いいところが中々、見つからなくて……」
「実を言うと、俺、もう、バイト先、見つけたんだ」
「え? もう、見つけたの?」
「先輩の紹介でね。そんなに忙しいところじゃないし、バイト代もそんなに当てにならないって話だけど」
「でも、バイト先が見つかっただけでもいいじゃない。頑張ってね」
これから始まる夏休みのことで話をしている輝男と桜月は、自ずと和やかな笑顔を見せている。
ほんの少し前まで激しいセックスに耽っていたのが嘘のように、どこにでもいる高校生のように振る舞いながら、各々、帰途に着こうとする。