※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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純と七瀬のロスト・バージン(2)

 輝男の自室に薄明かりがともる。

 ベッド横のスタンドから、煌々と明かりがともっている。

 スタンドの明かりは、仰向けに寝そべる七瀬の裸体をしっかりととらえている。

 色白の素肌と、歳と体型に似つかわしくない大きな左右のふくらみ、そして、あどけない美貌が明かりに照らされている。

 恥ずかしそうに顔を赤らめながら、視線の先にあるものを見上げる七瀬。

 視線の先には、意を決したような面持ちで見つめて来る輝男の顔がある。

 更に言えば、部屋の隅には、裸体をタオルケットに包まれた純が、うずくまるように身を縮ませている。

 自ら進んで臨んだロストバージンに疲れきって、休んでいるのだろう。

 

 「七瀬ちゃん、本当にいいんだね?」

 

 輝男が心配そうに念を押すと、

 

 「はい……。早く、来て下さい……」

 

 七瀬は輝男をまっすぐに見つめながら、うながすかのように言葉を返す。

 輝男の顔を見たかと思うと、すぐに彼の股に視線を移す。

 七瀬が見つめる先には、新たに別のコンドームに包まれた輝男の剛直がある。

 純の中で果てて間もないのに、まったく萎える気配を見せない。

 また、新たなる青い果実を貪られる喜びに、固く隆起しているのだろう。

 輝男が七瀬の両脚を開かせる。

 開かれた両脚の付け根には、濡れぼそった秘裂が見える。

 コンドームが密着した剛直の先端が、七瀬の秘裂にあてがう。

 

 (嘘……!? 思ってたより固くて大きい……!)

 

 直に触れた男のモノの感触に、七瀬は内心、驚愕の声を上げる。

 内心の驚愕に反応してか、七瀬の表情は緊張と不安に震えている。

 これから我が身に起こる事態に、恐怖にも似た思いが募る。

 輝男は不安を隠せない七瀬の顔を見ると、

 

 「やっぱり、やめるか?」

 

 心配そうに声をかけてくれる。

 しかし、七瀬はすぐに首を横に振る。

 

 「お願いですから、そのまま続けて下さい」

 

 七瀬の返事に、輝男は表情を厳しくさせる。

 

 「どの道、痛い思いをするけど、あんまり力を入れると、却って痛くなるから……

 だから、なるべく力を抜いて」

 

 厳しい表情を見せつつも、相手を気遣うような優しい声をかける。

 七瀬は無言でうなずくと、静かにまぶたを閉じる。

 七瀬もまた、意を決したかのような態度を見せ、男が我が身に訪れるのを待ち構える。

 輝男はゆっくりと、少しずつ腰を沈める。

 濡れぼそった秘裂に剛直が入って行くと、

 

 「うっ、うぅっ……!」

 

 七瀬は苦しそうに歯を食いしばり、眉をひそめる。

 痛みをこらえるかのように、祈るように指を絡ませ合った左右の手をギュッと握り合わせる。

 輝男は深呼吸を繰り返しながら、少しずつ腰を前進させる。

 純の時と同様、誰にも荒らされたことのない狭い肉壁が、剛直の猛進を妨げる。

 

 「あぁっ、あっ、あ、あ……!」

 

 七瀬は痙攣を起こしたかのようにのけ反りながら、息詰まるような喘ぎ声を発する。

 大きく開いた口をパクパクさせ、体から汗を噴き出していく

 

 (ホントに七瀬ちゃん、苦しそうだ……。こりゃ、早く片付けないと……)

 

 苦痛を隠せない七瀬を見下ろしながら、輝男は心配そうに独白する。

 緊張と興奮、そして、わずかばかりの苦痛に、輝男の全身から汗がにじみ出る。

 汗を拭うのを忘れて更に腰を進ませる。

 狭いヴァギナにこすれながらも、何とか前へ前へと進もうとすると、途中で輝男の動きが止まった。

 

 (あれ……?)

 

 輝男は何とか腰を動かそうとするも、肝心の剛直は途中で立ち往生している。

 しかし、すぐに、膜のようなものが剛直の正面にあって、行く手をさえぎっていることに気付く。

 一番の難関に差し掛かった輝男は、一旦、動きを止め、眼下の七瀬を見る。

 七瀬は握り締めた左右の手を力無く離し、グッタリとしている。

 これ以上の緊張の維持に、心身が耐えきれなくなったのだろう。

 汗の乾かぬ裸体をさらしながら、

 

 「ハァ――ハァ――ハァ――……」

 

 荒い吐息を何度も繰り返す。

 

 「七瀬ちゃん、これからが本番だよ」

 

 輝男がそっと話しかけると、七瀬はすぐに目を開き、真上に見える輝男と向き合う。

 

 「いいかい? 力を抜くんだよ」

 

 またもそっと話しかける輝男に、うなずきながらまぶたを閉ざす七瀬。

 肩の力を抜きながら事を待ち構える七瀬を見ると、輝男は再度、深呼吸をし、ゴクッと唾をのむ。

 一瞬、七瀬をキッと見下ろすと、そのまま一気に腰を進めた。

 七瀬の中で、ズブッ…と、何かが破けていく感覚が生じる。

 

 「うっ、くぅっ……!」

 

 七瀬は息を殺しながらうめくと、ベッドのシーツをギュッとつかむ。

 幼さの残るあどけない美貌が汗に濡れ、目元に涙がにじみ出る。

 汗と涙を流して苦痛に耐える七瀬に構わず、輝男はなおも腰を進める。

 ブチブチ…と、何かが更に破ける感覚が生じ、

 

 「あっ、あ、あ……!!」

 

 七瀬は口をパクパクさせながら、息詰まったかのようなうめき声をかすかに上げる。

 一方の輝男は、緊張に満ちた様子で汗を噴き出しながら、一気に腰を七瀬の股にぶつける。

 次の瞬間、七瀬の中で、ブッ…と何かが勢いよく破ける感覚が生じる。

 間を置かずに、七瀬は思いっきり体を大きくのけ反らせながら、

 

 「あっ、あぁ―――――――ん……」

 

 声にならない悲鳴を涙交じりの声で発した。

 輝男は七瀬の悲鳴を聞きながら、七瀬の中にあった膜のようなものが破けたのをすぐに認めた。

 純をロストバージンさせて数時間も経たない内に、七瀬までも“少女”から“女”にさせた輝男。

 言葉に言い表せない苦痛を伴うロストバージンを証拠付けるかのように、剛直が突き刺さった秘裂から赤い血がこぼれていく。

 輝男は七瀬の処女膜を破ると、そのままの状態で動きを止める。

 輝男自身、沸騰したかのように顔を熱っぽくさせ、全身から汗を噴き出している。

 荒く息を吐く輝男の眼下で、七瀬は力尽きたかのようにグッタリとしている。

 全身からは汗が乾かず、目元からは涙が一すじの流れとなってこぼれていく。

 それでも、まだ意識が残っているかのように、半開きになった口元からは、かすかに吐息が漏れ出ている。

 輝男は、七瀬が苦痛の極みにあって動けない状態にあるのをすぐに認める。

 七瀬の気分が落ち着くのを待とうと、そのまま静止し続ける。

 やがて、七瀬がピクッと体を動かし始めた。

 弱々しく体を動かしながら輝男と向き合う。

 輝男の目に、弱々しい美貌を紅潮させ、涙に濡れた瞳を震わせる七瀬が映る。

 

 「七瀬ちゃん、大丈夫?」

 

 「はい」

 

 「気分がどうだい? まだ痛むだろ?」

 

 「えぇ……まだ痛いですけど……輝男さんが私の中にいる嬉しさの方が大きいです」

 

 七瀬は瞳に涙をにじませながらも、笑顔で輝男に言葉をかける。

 七瀬の健気な態度に、輝男は感極まったかのように、一瞬、言葉を失う。

 わずかの間の沈黙の後、輝男が口を開く。

 

 「ねぇ、動いていいかな?」

 

 「いいですよ。私の方こそ、お願い……」

 

 行為の続行をうながす七瀬に、輝男は腰を動かすことで応じる。

 輝男の腰がゆっくりと前後に動くと、

 

 「あぁ、うっ、うぅっ……」

 

 七瀬は声を殺しながら喘ぎ、うめく。

 七瀬に不要な苦痛を与えまいと、スローペースで律動を繰り返す。

 それでも、固く膨張した剛直は、狭いヴァギナの中で難儀しているようだ。

 剛直がヴァギナを何度もこすると、内側から微熱と愛液が染み出てきた。

 七瀬自身が生じる熱とぬめりに、輝男の剛直は動きを増していく。

 無意識の内に輝男の腰が動きを速めると、

 

 「あぁ……んんっ、んっ、くぅっ……ハァッ……」

 

 七瀬の口から、声を殺すような喘ぎが途切れることなく繰り返される。

 輝男の動きに押されるように、七瀬の肢体は前後に揺れ、胸元の美巨乳はブルンと震える。

 輝男は腰を動かし続けながら、真上から七瀬の体に覆い被さる。

 真上から重なって来る輝男を認めると、七瀬はすぐに彼の背中に両腕を回す。

 七瀬が輝男の体をギュッと抱き締めると、輝男は真上から七瀬とキスをする。

 何度もキスをしながら、腰を七瀬の股にぶつける。

 肉と肉のぶつかり合う水音混じりの音を聞きながら、輝男と七瀬はキスを繰り返し、舌を絡ませ合う。

 

 「うぅ……うっ、んん……」

 

 絡み合う舌の隙間から、艶やかなうめきが小さく漏れる。

 友人の義兄に“処女”を奪われ、何度も口づけを交わしながら、七瀬は恍惚の度合いを増す。

 

 (さっきまでとても痛かったのに……今は何だか、とても気持ちいい……)

 

 内心、自分の感覚が麻痺したことを独白する七瀬。

 今の七瀬には、激しい痛みではなく心地よい刺激が自分の神経に浸透していると思っているのだろう。

 激しく前後運動を繰り返し、ヴァギナと強く摩擦を繰り返す男のモノが、七瀬の神経を蝕む刺激の元となっているのかもしれない。

 と、同時に、自らが強く抱き締める男の熱と汗、そして息吹が七瀬の刺激に上乗せされている。

 

 (ずっと、自分でしているだけで満足してたけど……

 でも、やっぱり、優しくてたくましくて素敵な男の人に抱かれる方が、もっと気持ちいい……!)

 

 七瀬が内心、輝男に抱かれることの喜びを叫んでいると、

 

 「ヤバいよ……七瀬ちゃん……七瀬ちゃんの中……もっとキツくなってる……!」

 

 輝男が、荒く息をしながら七瀬に向かって声をかける。

 自らを拒み、あるいは締め付けるかのようなヴァギナの動きに難儀していることを口に出してしまう。

 主(あるじ)の純潔を奪った者への報復のつもりかもしれない。

 しかし、輝男は腰の動きをペースダウンさせず、更に激しく小刻みに腰をぶつける。

 さっきまでロストバージンによる苦痛にさいなまれていた少女に対するものとしては、いささか配慮に欠ける行為かもしれない。

 しかし、七瀬は輝男に向かって嫌な顔一つ見せない。

 

 「輝男さん……お願いですから……もっと…もっと強くして……」

 

 あどけない美貌に似つかわしくないようなみだらな懇願が、七瀬の口から発せられる。

 

 

 ベッドの上で、輝男と七瀬は腰を下ろしながら抱き締め合っている。

 しかし、すぐに、七瀬は下から押されるように何度ものけ反る。

 

 「あっ、あんっ、あっ、あぁっ……」

 

 か細く喘ぎながら、その身を繰り返し上下に揺らす。

 下の方では、輝男の腰が七瀬に向かって何度も強く突き上げている。

 股から突っ立つ剛直は、依然として七瀬の秘裂に突き刺さったままだ。

 剛直を通して、輝男の腰は何度も七瀬の腰にぶつかる。

 パン、パン…と肉と肉がぶつかり合う乾いた音と、

 

 「あっ、んんっ、ハァッ、あっ、んうぅっ……」

 

 七瀬の声を殺すような喘ぎが重なって響く。

 

 「七瀬ちゃん、大丈夫かい?」

 

 輝男は腰を繰り返し突き上げながら、心配そうにたずねる。

 

 「はい、とても気持ちいいです」

 

 七瀬はすぐに答えると、輝男の唇にチュッとキスをする。

 自分から進んで男にキスをすると、真下からの突き上げに抗するかのように、自ら腰を上下に振る。

 輝男と抱き締め合ったまま、彼と体をぶつけ合う七瀬。

 体の動きに応じるかのように、胸元から盛り上がる左右のふくらみが、輝男の引き締まった胸板に押されながらも震える。

 大人しそうな見かけに反して、エッチには物凄く積極的な七瀬。

 もっとも、相手が輝男であるからこそなのかもしれないが……

 しかし、次の瞬間、七瀬は苦しそうに顔を歪めながら身を震わせた。

 輝男は七瀬の異変に気づき、心配そうに彼女を見る。

 

 「どうしたんだ? やはり無理があったか?」

 

 「い、いいえ……。私の中がますますキツくなっただけです……」

 

 七瀬は震える声で輝男に言い返すと、

 

 「あぁ……ハァッ、ハァッ……あん、んぅ、んっ……ハァ……あんっ……」

 

 声を殺しながらも喘ぎを繰り返し、荒く息を吐く。

 荒い吐息と切なそうな喘ぎから、七瀬に余裕がないのは容易に見て取れる。

 事実、七瀬の中は、輝男による真下からの蹂躙に収縮を強めるばかりだ。

 しかし、輝男を拒むかのような膣内の動きは、皮肉にも主(あるじ)たる七瀬に少なからぬ苦痛をもたらす。

 一方の輝男も、強さを増す七瀬との摩擦に顔をしかめ、吐息を更に荒くする。

 真正面から重なり合う二つの裸体は、互いににじみ出る汗を染み合わせる。

 

 「な、七瀬…ちゃん……も、もう少し……我慢できるか……?

 お、俺……体の中が沸々とわき上がってて……」

 

 息を弾ませながら輝男が言うと、

 

 「こ、このまま……いつまでもずっと続けてもいいです……

 ……あぁ、でも……イ、イく……イっちゃう……!」

 

 七瀬は涙交じりに言い返す。

 温かく潤みを増し、なおかつギュッと収縮を続けるヴァギナの感触に、輝男は否応なく沸騰感を昂らせている。

 対する七瀬は、純潔を奪われたばかりなのに、否、純潔を奪われたばかりだからこそ、自分の中で激しく動く男の律動と熱を体と心に刻ませようとしている。

 限界が近付いていることを示すかのように、七瀬の体の震えは更にハッキリとしたものになっている。

 それでも、真下から繰り返される腰の突き上げに、小刻みな上下運動で応じることをやめない。

 

 「あぁ、あっ、あっ、あっ……ハァッ、あんっ、ハァッ……」

 

 切羽詰まったかのような喘ぎと荒い吐息が、七瀬の口から交互に発せられる。

 

 (七瀬ちゃんの中の具合……熱、潤み、締まり……さっき、ヤった水無月 純の比じゃない……!)

 

 ラストスパートをかけるかのような動きを続けながら、輝男は内心、七瀬の中の感触に驚嘆する。

 熱く潤いながら、自分を締め付けんばかりにギュッと絡み付く膣内の感触を、剛直をもって直に感じ取る。

 七瀬が輝男に身を委ね、しがみ付いたまま離すまいとする意思がそうさせているのだろう。

 抱き締め合い、上下に体をぶつけ合う輝男と七瀬の間から、肉と肉の衝突音が小さく響く。

 そして、二人の腰の隙間からは、蜜のようなものがかすかにこぼれて来る。

 そんな輝男と七瀬を、傍から眺めるまなざしが一つ。

 

 (お兄さんったら……アタシの時よりも激しくヤってる……)

 

 純がタオルケットに包まったまま、ベッドの上で繰り広げられている激しい痴態に驚嘆している。

 熱に浮かされた顔に汗をにじませ、限界まで腰を振り続ける輝男。

 汗だくになりながらも輝男にギュッと抱き付き、涙と汗を一緒に流しながら、荒く息を吐き、腰を小刻みに振り続ける七瀬。

 肉と肉の衝突音に混じって、

 

 「ハァ、ハァ……な、七瀬…ちゃん……そろそろ……イくよ……!」

 

 荒く息を吐きながら呼びかける輝男の搾るような声と、

 

 「は、はい……! は、早く…来て……! も、もう……イく……イっちゃう……」

 

 火照りきった顔を恍惚とさせ、弱々しくうながす七瀬の声が重なる。

 恍惚の極みに達したかのような顔を紅潮とさせる七瀬を眺めながら、

 

 (こんな七瀬の顔……今まで見たことが無い……)

 

 純は内心、驚嘆の声を上げる。

 彼女の目は、自ずと乞うようなまなざしをしている。

 すがり付くような表情を赤らめながら、自分の手の指を秘裂に抜き差しさせている。

 

 (七瀬、とても嬉しそう……

 あぁ、アタシ……また、お兄さんのオ〇ン〇ン、欲しくなっちゃった……)

 

 限界に差し掛かる七瀬を傍観しながら、深く嘆息し、自分で自分を慰める。

 傍で同級生にして友人がオナニーに耽っていることなど知る由もなく、七瀬は我を忘れたかのように腰をぶつけ続ける。

 自分にぶつけ続ける男の腰に強く当たりながら、

 

 (あぁ……輝男さんの大きくてたくましいものが……私の中…奥に……当たってる……)

 

 自分の中、最深部に男のモノが触れる感触に、心の中で強く感嘆する。

 しかし、次の瞬間、七瀬は輝男を抱く力をギュッと強めると、

 

 「あぁっ、ダメ……イっちゃう……イく、イく……」

 

 体をわなわなと震わせながら限界の声を上げる。

 そこへ、輝男は二、三回、真下から腰を突き上げると、

 

 「あぁっ……あぁ――――――……」

 

 七瀬は体を大きくのけ反らせながら、絶頂の声を上げた。

 七瀬が絶頂に達して間も無く、ギュッと締まり切った七瀬の中で輝男は勢いよく果てた……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 七瀬は汗の乾かぬ体をグッタリと横たわらせている。

 色白の素肌は、火照りが収まらぬかのように薄赤色に染まっている。

 幼さの残るあどけない美貌は、疲労の極みにありながらも歓喜の念が見え隠れしている。

 顔を赤らめ、心地良い疲労に浸っているかのような七瀬の口からは、かすかな吐息しか漏れてこない。

 そんな七瀬を、輝男はあぐらをかきながら見下ろしている。

 輝男もまた、未だ汗のにじむ裸体をさらしながら、深くため息を付く。

 彼の手には、純の時と同様、蜜と赤い血が表面にこびり付くコンドームがぶら下がっている。

 コンドームの中には、濃厚な白濁がコンドーム内の四分の三程度にたまっている。

 疲れたようにため息を付きながら、自らが吐き出した淫欲のしたたりを見つめる。

 

 (七瀬ちゃんでこんなにいっぱい吐き出しちゃうなんて……。しかも、本当に“初めて”の娘相手に……)

 

 コンドームにたまっている淫欲の動かない証拠を見つめながら、輝男は自分自身に呆れてしまう。

 義妹のみならず、彼女の同級生にして友人二人にも唾を付けてしまったのだから。

 我に返った輝男は、結果的にせよ、遠慮を知らない己の欲に自己嫌悪にも似た気持ちを募らせる。

 すると、すぐ傍でグッタリしていた七瀬が体をゆっくりと起こした。

 輝男は余韻の冷めやらぬ七瀬の顔を見ると、

 

 「ごめん、七瀬ちゃん、君の大事なものを俺なんかが踏みにじってしまって……」

 

 今更のように詫びの言葉をかける。

 七瀬は輝男の今更ながらの謝罪に、ほんのりと頬を赤らめながら優しくほほ笑む。

 

 「いいえ、私、むしろ感謝してます。

 輝男さんのような素敵なお兄さんに抱かれて、男女の営みがどんなものかわかったんですから」

 

 優しく言葉を返すと、輝男の股をジッと見下ろす。

 七瀬の視線の先には、白濁のかけらがこびり付く陰茎が未だ突っ立ったままでいる。

 

 「ヤダ、こんなに汚れちゃって……」

 

 七瀬はそう言うと、身を屈めながら輝男の股に近付いた。

 

 「七瀬ちゃん、何を……?」

 

 「私が綺麗にして差し上げますね」

 

 七瀬がそっとささやくようにして輝男に言うと、

 

 「ちょっと七瀬、抜け駆けする気?」

 

 横から、少女の声が七瀬の動きを妨げようとする。

 間も無くして、純がタオルケットを払い除けながら、ベッドの上に上がってきた。

 小麦色の裸体を屈めながら、七瀬の横に着く。

 

 「アタシにも、お兄さんのオ〇ン〇ン、綺麗にさせて」

 

 純は上目遣いで輝男を見ながら、イタズラっぽい笑みで言葉をかける。

 疲れを知らない女子中学生二人の献身的な申し出に、輝男は言葉を失い、嘆息する。

 

 

 ベッドの上で腰を下ろす輝男の股に、二人の裸体の少女が群がる。

 七瀬はペロッと舌を出しながら、まるで子犬か子猫がミルクを舐めるかのように、輝男の陰茎の表面をペロペロと舐め続ける。

 七瀬が陰茎の表面にこびり付く恥垢を舌で舐め取っていると、陰茎を挟んだ真横で、純が根元に舌を這わせ、口を含んでいる。

 

 (純ちゃんならまだしも、七瀬ちゃんまで、どこでこんなことを……)

 

 輝男は内心、嘆息しながら、舌での七瀬の献身を見下ろす。

 おおよそ、みだらとは無縁なはずの七瀬の舌の動きには、初心者特有のぎこちなさはまったく認められない。

 輝男が内心、戸惑っているのを知る由もなく、七瀬は陰茎の表面を隈なく舐め回す。

 一通り“お掃除フェラ”を終えると、大きく口を開け、そのまま輝男のモノをくわえ込んだ。

 輝男は驚きながら七瀬の肩を揺さぶり、頭を抑える。

 

 「お、おい、やめろ、七瀬ちゃん」

 

 困惑しきった調子で輝男が言うと、七瀬は輝男の意思とは真逆の行為に及ぶ。

 自らがくわえた一物をゆっくりとしゃぶり始める。

 すぐに、七瀬の口元から、唾液が跳ねるような音が聞こえ、

 

 「んむっ、んんっ、んっ、んうぅっ……」

 

 ウットリとしたようなうめき声が続けて聞こえて来る。

 フェラチオに耽る七瀬に嘆息していると、もう一つの裸体が輝男の視界を遮った。

 正面から差し伸ばされた左右の手が輝男の両手をグイッと引き寄せ、裸の胸にある左右のふくらみに触れさせる。

 

 「どう? アタシのオッパイ」

 

 純は輝男に自分の胸を触らせながら、不敵な笑みを浮かべて言って来る。

 純の積極的な行為に、輝男は顔を赤くして言葉を詰まらせる。

 

 「そんな恥ずかしい顔をしてないで、好きなだけアタシのオッパイを揉んで」

 

 不敵な笑みを崩さずに、輝男に向かって行為をうながす純。

 輝男は抗しきれず、純の裸の胸を揉み始める。

 Cカップ程度の大きさの美乳をそっと愛撫する。

 

 「もう、お兄さんったら、そんなに遠慮しないで、もっと強くして」

 

 純がうながすように言葉をかけるも、輝男は優しく揉み続ける。

 純への愛撫を続けながらも、股の方からわき上がる刺激にも意識を向けさせる。

 フェラチオをペースアップさせる七瀬と愛撫を甘受する純を交互に見ながら、

 

 (こんなところ、瑠奈に見られたら、えらいことになるぞ……!)

 

 一番の不安を、心の中で叫ぶ。

 何度も自分に体を許し、他に自分と関係を持つ相手に対しては誰であろうと噛みつかずにはいられない瑠奈の性分を思い知っている輝男は、万一のことに思いを巡らせずにはいられない。

 自分の同級生にして同じ部活のチームメイト、そして、一番の友人である二人が、愛する義兄と事に及んだのだ。

 そのことがバレた場合に起こり得ることに、当の義兄自身が不安を募らせる。

 しかし、純も七瀬も輝男の今の苦悩など知る由もなく、彼に自分の胸を揉ませ、彼の一物を熱心に貪っていく。

 

 「あぁ、いいよ、お兄さん……もっと……」

 

 「んぐっ、んんっ、んうぅっ、んむぅ……」

 

 ウットリとした純の喘ぎと、強まる七瀬のうめきが、輝男の耳に流れ込む。

 輝男はどれだけ、内心、不安を募らせつつも、今は純の胸を愛撫し、七瀬のフェラチオを甘受している。

 と、その時、輝男の部屋のドアが外側から開かれた。

 開かれたドアの外側に立つ者に、輝男は驚愕する。

 

 「る、瑠奈……」

 

 輝男の目は、ドアの外側に立つパジャマ姿の瑠奈を凝視している。

 瑠奈は視線の先に見える光景に、無表情な顔を見せる。

 すると、何も言わず、無表情のまま、すぐにドアを閉めた。

 ほんの数秒程度の出来事に、輝男は血の気の引いたような顔を見せる。

 

 「ヤバっ……やっちまったぁ……」

 

 悲嘆の声を上げる輝男。

 恐れていた事態が現実のものとなり、一瞬にして生きた心地がしなくなったのだ。

 しかし、純と七瀬は、自分たちが純潔を捧げた相手と自分たちの同級生にして親友との間に起きた一瞬の出来事に、気付かないままだ。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 快晴の空がタワーマンションを見下ろす。

 

 「輝男さん、今日はバイトなんですか?」

 

 リビングを出ようとする輝男に、制服に着替え直した七瀬が話しかける。

 

 「あぁ。君たちは、今日は部活が休みだと言うから、その分、ちゃんと勉強しないと」

 

 「はい」

 

 輝男の言葉に、七瀬がすぐに応じる。

 七瀬の横には、同じく制服に着替え直した純と私服姿の瑠奈がいる。

 にこやかな顔を見せる純の横で、瑠奈は思いっきり不機嫌な顔を見せる。

 

 (やっぱり、瑠奈のヤツ、怒ってる……)

 

 怒りを隠そうとしない瑠奈の顔に、輝男は内心、困惑の声を上げる。

 しかし、内心の困惑を隠しながら、平素の表情を見せると、

 

 「じゃあ、俺、行って来るから」

 

 瑠奈たちに向かって言う。

 すると、

 

 「お兄さん、帰ったら、また思いっきりエッチしまくろうね!」

 

 純は満面の笑みを浮かべながら輝男に言葉を返す。

 恥も外見も無い今の言葉に、輝男は顔を赤らめながら愕然とする。

 七瀬もまた、恥ずかしそうに顔を赤らめながら言葉を失う。

 そして、瑠奈は、何かが吹っ切れたかのように怒りに顔を赤らめると、

 

 「お前ら、今すぐ出て行け――――――!!」

 

 同級生にして友人でもある二人に向けて、勢い良く雷を落とした。

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