※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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夏の終わりに…(2) お見合い相手とおうちで一夜

 天江家のリビングで、男一人、女四人の夕食が始まる。

 左右に並ぶように腰を下ろす真純と理華の真向かいで、輝男を挟むようにして、瑠奈と静流が席に着いている。

 

 「私は、ボランティア家庭教師の最終日ということで、そのまま夕飯にも付き合わさせてもらったってわけ」

 

 理華はグラスに注がれたビールを飲みながら、真向かいに座る輝男に向かって説明をする。

 

 「雨宮先生はわかったけど、どうして静流さんが……?」

 

 輝男は真純の方を向きながら、肝心の問いかけをする。

 メニューを口にしていた真純は、輝男の今の問いかけに、箸を持つ手を止める。

 

 「この前のお見合いをきっかけに付き合うことにしたけど、一度、お見合い相手のお家にお邪魔した方がいいと思って、今回、うちに来て下さったの」

 

 真純は柔らかな口調で輝男に返答する。

 真純の返答を聞くと、輝男は横にいる静流の方を振り向く。

 

 「どうかな、うちの様子?」

 

 「雰囲気がとてもいいです。皆さん、和気あいあいとして食事をしたりしてますし」

 

 半ば不安そうにたずねる輝男に、静流は優しい口調で言い返す。

 静流が心から喜んでいるのを認めると、輝男は夕食を再開する。

 

 「義母さんの作ったご飯だけど、美味しいかな?」

 

 「えぇ、美味しいです。私もこのような美味しいご飯を作ってみたいです」

 

 「お褒めに預かって光栄ですわ」

 

 手料理を褒めてくれる静流に、真純は笑顔で応じる。

 その横では、瑠奈が黙々と夕飯を食べ進めている。

 面白くないと言わんばかりの面持ちで、メニューを口にしている。

 

 (もう、お義兄ちゃんったら、お見合い相手の人のことばかりに気にして……)

 

 一人、取り残された気分に憮然とする瑠奈。

 すると、

 

 「諦めなさい、おチビちゃん。

 義理の妹とホテル王の娘兼お見合い相手じゃ、どう見ても、おチビちゃんに分が悪過ぎだから」

 

 ビールを飲み干した理華が、酔った勢いで瑠奈にからかい半分の言葉をかける。

 理華の今の言葉に、瑠奈は更に不機嫌な顔を見せる。

 

 「何よ! アンタなんかもっと分が悪いくせに!」

 

 「ふ――んだ、この先、人生は長いんだから、何がどう転ぶかわかりませんよ――だ」

 

 理華が酔いに任せたような言い回しで瑠奈に応じると、

 

 「もう、瑠奈も先生もやめなよ。……って言うか、先生、飲み過ぎですよ」

 

 輝男は、困惑しきった調子で瑠奈と理華をたしなめる。

 彼らのやり取りに、真純も静流も自ずと笑みをこぼす。

 

 

 一時間ほど経った頃――

 

 天江家の廊下で、輝男は理華に肩を貸しながら、彼女を玄関まで連れて行く。

 

 「先生、こんなに酔ってるなら、家まで送っていきますよ」

 

 「大丈夫、大丈夫。すぐ近くだから、一人でも行けるわ」

 

 未だ酔いの回る声で、輝男に言葉を返す理華。

 酔い潰れたかのように陽気そうな面持ちを見せると、

 

 「ねぇ、あのお見合い相手の娘は?」

 

 輝男に向かって静流のことをたずねる。

 

 「今、お風呂に入ってますよ。今日はうちで一泊するようで……」

 

 輝男がそう返答すると、理華は一変して、寂しそうな顔を見せる。

 

 「いいわね、輝男君……。色んな女の子に好かれるばかりか、この歳でもう許嫁だなんて……」

 

 「何、言ってんですか。僕と静流さんは、まだお見合いしたばかりでそこまでの関係じゃ…」

 

 「わかってる。わかってるわよ。

 ……だけど、何だか、輝男君があたしから遠のいていくような気がして……」

 

 理華は輝男と言葉を交わしながらも、その表情、口調を更に寂しくさせていく。

 理華の今の言葉に、輝男は半ば憂いを帯びたような顔を見せる。

 

 「考え過ぎですよ。

 僕が静流さんとも付き合ったからと言って、理華さんを見捨てることなんてありませんから」

 

 何故だかわからないが、気分が落ち込んでいるだろう理華に向かってできる限りの慰めをかけようとする。

 

 「ありがとう……って言うか、悪いわね。輝男君にここまで気を遣わせて」

 

 今の輝男の励ましに、理華はようやく笑顔を取り戻す。

 

 「それに、理華さんとは、明後日からまた学校で毎日、顔を合わせるんですから。

 担任と生徒という関係で…ですけど」

 

 輝男がそう言うと、理華は突然、輝男に向かってキスをした。

 突然のキスに、輝男は顔を赤らめながら驚く。

 そんな輝男に、理華はクスッと笑みをこぼす。

 

 「そうね。輝男君の言う通りだわ。学校が始まったら、いつでも顔を合わせられるもんね」

 

 そう言うと、玄関のたたきに置いてあるローヒールをはく。

 

 「じゃあ、天江君。また学校で会いましょうね」

 

 笑顔で挨拶をすると、理華は一人、天江家を出た。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 輝男の自室で、輝男と静流がパジャマ姿で並んで腰を下ろしている。

 静流は真純からパジャマを貸してもらったが、若干、身長差があるせいか、静流にはブカブカしたものとなっている。

 輝男は横にいる静流の方を振り向かずに、彼女に向かって話を切り出す。

 

 「どうかな……? 俺と付き合って……。俺って、君のお目にかなってるかな?」

 

 「えぇ……私にとって、あなたは生涯の伴侶にふさわしい方だと強く信じています」

 

 「正直に言ってくれ。

 今回、たまたま、俺がお見合い相手となったから、俺と付き合うことになったけど……

 本当に、俺以外で一生、付き合ってもいいくらいの相手っていないの?」

 

 輝男は自ずと神妙な面持ちを見せながら、静流に向かってそうたずねる。

 覚悟を決めて静流の純潔を奪いはしたが、静流に関して、未だに心に引っかかることが、輝男の中にはある。

 この機会に、問いただせることを可能な限り問いただそうと、今のような問いかけをしたのだ。

 輝男からの今の問いかけに、静流はすぐに首を縦に振った。

 

 「私……今まで、色んな男の人と出会って参りましたが、あなたより素敵な人とは一人も会っていません」

 

 「学校の同級生とかは?」

 

 「いいえ……」

 

 静流は輝男にそう言い返しながら、自ずと寂しい表情を見せる。

 静流の表情を見て、輝男は表情を曇らせる。

 静流の正直な気持ちを探ろうとして、却って、触れてはいけないことに触れてしまった気まずさを見せる。

 重苦しい沈黙がわずかの間、続いた後、静流の口がゆっくりと開いた。

 

 「輝男さん……あなたが本当にうらやましいです……」

 

 「え?」

 

 「あなた、他の女の人たちに慕われているばかりか、温かい家庭にも恵まれてまして……

 さっき、夕食に付き合った時、輝男さん、お義母(かあ)さんや義妹(いもうと)さんと本当に仲良く、和やかに食事をなさったじゃないですか」

 

 「静流さんのところは?」

 

 「父は仕事で忙しく、親子そろっての食事なんて、一週間に一回、あるかないかくらいです。

 いつもは大抵、母と一緒なんですが……」

 

 そこまで言うと、静流は更に表情を重くさせて唇を閉ざす。

 暗い顔でうな垂れる静流を、輝男は横から黙って見つめる。

 静流につられて憂いを帯びた表情を見せると、

 

 (あのおふくろさんとだと、静流さんでなくても嫌な気分になるよな……)

 

 内心、同情にも似た嘆息をする。

 輝男の脳裏には、お見合いの席で見た、静流の母親の傲慢極まりない態度が鮮明に浮かび上がる。

 自分の娘を頭から抑え付けるその傲慢さは、忘れたくても絶対に忘れられないくらいに、強い不快感を伴いながら輝男の記憶に刻み込まれている。

 気まずい空気が覆う中、再び、輝男と静流の間に沈黙が漂う。

 やがて、静流は顔を上げ、輝男の方を振り向く。

 輝男もまた、静流と真正面に顔を合わせる。

 

 「私……あなたと結婚するかどうかわかりませんが……

 将来は、両親と子供がいつも、皆、仲良く一緒に食事をし、楽しく話し合う幸せな家庭を持ちたいんです。

 決して、子供が寂しい思いを強いられるような…」

 

 痛切に将来の希望を話す静流の口を、輝男のキスがふさいだ。

 突然の輝男のキスに、静流は驚き、頬を赤らめる。

 一瞬のキスの後、輝男は笑顔で静流と向き合う。

 

 「皆まで言わなくてもいいよ。

 君の言いたいこと、君の気持ち、俺、十分にわかってるから」

 

 輝男の今の言葉に、静流は感極まったかのように言葉を詰まらせる。

 

 「俺も君もこの先、どういう人生を送るかわからないけど……

 今は、君の気持ちに応えてあげるよ。その寂しさ、できる限り埋めるから……」

 

 優しい笑みを見せながら言葉を続ける輝男。

 すると、静流が輝男に優しく抱き付いてきた。

 頬を赤らめ、乞うようなまなざしを震わせながら、輝男をまっすぐに見つめる。

 

 「輝男さん……また、私を心から愛して下さい……」

 

 「静流さん……」

 

 二人はそう言葉を交わすと、再び、唇を重ね合わせる。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 ベッドの上で、輝男は静流と向き合いながらキスを交わす。

 何度か唇を重ね合わせた後、舌先を絡ませ合う。

 唾液の跳ねる音が小さく聞こえる中、輝男は静流の着ているパジャマのボタンを外す。

 一つ、また一つと、ボタンが丁寧に外され、パジャマの上着がはだけられる。

 輝男とのディープキスをやめた静流は、パジャマがはだけられているのに気付き、恥ずかしそうに我が身をそっと抱き締める。

 はだけられたパジャマの下から、色白の素肌とDカップはあろう美巨乳を覆う水色のブラジャーが姿を現す。

 身をすくませる静流に構わず、輝男はパジャマ越しに静流の肩に触れる。

 輝男の動きを察した静流は、自らを抱くのをやめて、腕を力無く下ろす。

 輝男はそのまま、静流のパジャマをスルッと脱がす。

 ベッドの上に、薄いパジャマの上着が脱ぎ落とされる。

 ブラジャーのみをまとう裸の上半身をさらしながら、静流は恥ずかしそうに頬を赤らめる。

 そこへ、輝男が左右の手を伸ばした。

 輝男の手は、静流の胸をブラジャー越しに揉み始める。

 

 「あっ、イヤッ……」

 

 輝男の優しい愛撫に、静流はか細く羞恥の念を漏らす。

 恥じらうかのように自分の右手の人差し指を優しく噛む。

 声を殺して羞恥に耐える静流を尻目に、輝男は彼女の胸を愛撫し続ける。

 輝男の手のひらは、ブラジャーの質感とその下にある柔らかな肉感を同時に堪能する。

 何回か下着越しの愛撫を繰り返すと、輝男は静流をそっと押し倒した。

 押し倒された拍子に噛んでいた指を離すと、

 

 「キャッ」

 

 静流はたまらず、可愛らしい悲鳴を上げる。

 輝男は静流を押し倒すと、彼女のブラジャーのカップを上にずらす。

 ブラジャーの下から、大きく丸みを帯びた形よい美巨乳がブルンと弾み出る。

 谷間を刻む左右の胸に、輝男の手が直に触れる。

 

 「あっ、あぁっ……」

 

 裸の胸を揉む手の動きに、静流はビクンとのけ反り、声を上げる。

 輝男はそのまま、柔らかく大きな静流の胸を円を描くようにして揉みしだく。

 

 「ど、どうですか……? 私の胸……」

 

 静流は顔を赤らめ、荒く切ない吐息を漏らしながら、恐る恐るたずねる。

 輝男は静流の胸を優しく揉み続けながら、

 

 「とてもいいよ。柔らかくて大きくて……。それよりも、静流さん、今、気持ちいい?」

 

 静流の胸の感触に感嘆しながら、逆に静流に問い返す。

 輝男の今の問いかけに、静流は何とも言えないような表情を赤らめる。

 

 「……何と申し上げていいかわかりませんが……とても不思議な気分です……

 恥ずかしいけど、何だか心地よくて……」

 

 ほんの一、二回しか男に抱かれたことの無い静流は、今、胸先から襲って来る刺激に対して、どう言ったらいいのかわからない様子である。

 静流の曖昧な返答に、輝男は別段、気を悪くする様子を見せない。

 

 「大丈夫。すぐに気持ち良くなるよ」

 

 笑顔を見せながら言い返すと、静流の胸元に顔をうずめた。

 大きくて柔らかい肉の感触を真正面から受けると、静流の胸先に舌を這わせる。

 向かって左側の頂を舐め回すと、反対側にある桃色の小さな蕾を指でこねくり回す。

 

 「あっ、うぅっ……ハァッ、イヤッ……」

 

 左右の胸先を貪ろうとする輝男に、静流は体に電流が流れたかのように身悶え、うめく。

 輝男は静流の美乳を愛撫し続けながら、彼女の胸先に吸い付く。

 赤ん坊のように胸の先端を貪る輝男に、静流は悩ましげに身をくねらせると、

 

 「あぁっ……ハァッ、ハァ……ハァ……ダメ……いけません……わ……」

 

 荒い吐息を交えながら、苦悶の声をかすかに漏らす。

 拒絶の声を上げる静流だが、紅潮としたその美貌は恍惚の度合いを増していく。

 ダメ、いけないと言いながらも、実際のところは輝男のみだらな責め苦に感じ入っているようだ。

 やがて、輝男は静流の胸元から顔を離した。

 輝男から解放された静流の左右の胸先は、ピンと固く突っ立っている。

 静流自身は、赤ら顔を呆けさせて、うつろに吐息を繰り返すだけである。

 輝男は体を下の方へ下げると、すぐに静流のパジャマズボンに触れた。

 パジャマズボンが苦も無く脱がされると、下から、細く引き締まった色白の脚と大事なところを覆う水色のパンティーが姿を見せた。

 輝男の手がパンティーに触れ、すぐにそれをスルッと脱がす。

 パンティーの下からは、黒い茂みが姿を現した。

 輝男が左右の太ももに触れて、それを開かせようとすると、

 

 「あ、イヤッ、ダメッ……。そこ……汚い……」

 

 静流はハッと我に返り、驚きと困惑の入り混じった形相で慌てて声をかける。

 真上から輝男の頭を抑えようとするが、輝男は開かれた左右の太ももの付け根に顔をうずめる。

 目の前に見える秘裂――そして、肉の花弁に舌を這わせる輝男。

 ペチャ、ペチャ…と唾液の跳ねる音と共に、ざらつく舌が肉の花弁に触れると、

 

 「うっ、あぁっ……んっ、んんっ、あぁ……!」

 

 静流は痙攣でも起こしたかのようにのけ反りながら、悩ましげにうめく。

 

 「あぁ……イヤ、ダメ……いけない……」

 

 静流の切ない喘ぎ声を聞き入りながら、輝男は彼女の大事なところを舐め回す。

 静流の体から発せられるいやらしい水音が、静流本人と輝男の耳に流れ込む。

 輝男は肉の花弁を一通り舐め回し、花弁に備わる小さな豆のようなものも口に含む。

 

 「うぅっ、イヤッ、あぁ……」

 

 声を殺すような静流の喘ぎを聞くと、奥から漂う芳醇なメスのにおいを嗅ぎ取っていく。

 間も無くして、蜜のようなものが花弁の内側から染み出て、漏れ落ちていく。

 輝男の舌は、静流の中から出た蜜を舐め取ろうとする。

 しかし、輝男の舌の動きに反比例するかのように、蜜は量を増し、秘裂を潤っていく。

 股の方から来る異様な感覚に、静流は苦悶し、荒い吐息を繰り返す。

 

 「お、お願いです……輝男さん……このまま行ったら……変に…なっちゃう……」

 

 執拗なクンニがもたらすみだらな刺激にさいなまれ、苦悶する静流の声が輝男の耳に届く。

 すると、輝男がようやく体を起こした。

 静流を見下ろしつつも、左手の人差し指と中指を濡れぼそった秘裂に差し込ませる。

 二本指が自分の中に入る感触に、静流はビクンとのけ反る。

 しかし、輝男の指は、すぐに静流の中から引き抜かれた。

 間も無くして、輝男の左手の二本指が静流の目の前に突き付けられる。

 

 「静流さん、もうこんなになっちゃってるよ」

 

 笑みを浮かべつつ、からかうかのように言葉をかける。

 輝男の今の言葉と目の前に突き付けられたいやらしい蜜に、静流は顔を赤らめながらソッポを向く。

 

 「ひどいです……輝男さんの意地悪……」

 

 羞恥の極みにあるかのように顔を背けながら、可愛らしくもすねたような声を上げる。

 すると、輝男は静流の左手首をつかみ、彼女の左手を自分の方へグイッと引き寄せた。

 引き寄せられた拍子に、静流の手は輝男の股の中央をパジャマ越しに触れる。

 パジャマの下から盛り上がる感触に、静流は顔を真っ赤にして言葉を失う。

 無理矢理に輝男の股に触れられた左手を引っ込ますと、おずおずとした面持ちで輝男と向き合う。

 からかい半分の笑みは既に消え失せ、神妙な面持ちで静流を見つめる。

 

 「いいかい? 静流さん……」

 

 静かにたずねる輝男に、静流は顔を赤らめながらも黙ってうなずく。

 

 

 ベッドの上で、二つの裸体が向き合っている。

 共に生まれたままの姿をさらす輝男と静流は、互いをまっすぐに見つめている。

 仰向けの状態で寝そべる静流は、おずおずと股を開きながら、乞うようなまなざしで輝男を見上げる。

 

 「輝男さん……来て……」

 

 そっとささやくように呼びかける静流に、輝男は、固く突っ立つ陰茎を濡れぼそった秘裂にあてがう。

 

 「静流さん、行くよ……力抜いて……」

 

 意を決したかのような表情を見せながら、輝男が優しく言葉をかける。

 次の瞬間、輝男はゆっくりと、静流に向かって腰を進めた。

 自分の中に男のモノが入る感触に、静流はたまらずベッドのシーツをつかむ。

 

 「うっ、うぅ……!」

 

 苦しみをこらえるかのようにかすかにうめく静流。

 男の侵入に慣れていないヴァギナは、輝男の固く大きな一物にとってはいささか窮屈に思えるかもしれない。

 

 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」

 

 静流は歳相応の美貌を紅潮させ、目元にうっすらと涙をためながら、荒い吐息を繰り返す。

 

 「大丈夫か? 静流さん」

 

 輝男が心配そうに呼びかける。

 ついこの前、純潔を失ったばかりで、今回を含めて二回くらいしかまだ体を重ねていない。

 体が未だに男自身を受け入れ切っていないと思い、思わず不安の念を漏らす。

 しかし、

 

 「大丈夫です。このまま続けて……」

 

 静流は無理を押しても笑顔を見せながら、輝男に行為の続行をうながす。

 それでも、輝男は不安を捨てきれずに表情を曇らせる。

 

 「でも、本当にいいの?」

 

 「はい……。輝男さんの大きくてたくましいものが、私の中にあるだけで……

 私……とても嬉しいんです……」

 

 笑顔を絶やさずに言う静流に、輝男は感極まったかのように言葉を詰まらせる。

 言葉を返す代わりに、静流に向かって腰をぶつける。

 自分の中で、輝男の陰茎が奥深くへと突っ込もうとすると、

 

 「うぅっ……! あっ、あぁ―――ん……!」

 

 静流は体を大きくのけ反らせながら艶やかな叫びを上げた。

 静流の今の叫びを合図に、輝男は勢い良く腰を前後に動かす。

 

 「あっ、あぁっ、あんっ、んっ、ハァッ、あぁんっ、んうぅっ……!」

 

 輝男の律動に、静流は艶やかな喘ぎで応じる。

 輝男の動きに押されるように、静流の肢体は前後に揺れ、胸元に盛り上がる左右のふくらみは絶えず揺れ続ける。

 輝男は腰を動かし続けながら、眼下の静流を見つめる。

 輝男の目に、恍惚とした静流の赤ら顔と激しく悶える裸体、そして、絶えず揺れ続ける美巨乳が映る。

 比較的スローペースだった輝男の動きは、みだらに浸っていく静流の姿に加速度を増していく。

 腰の動きをペースアップさせ、荒く息を弾ませる。

 

 「あっ、んんっ、あっ、んぁっ!!」

 

 輝男の腰がぶつかるたびに、静流の口から上ずったような喘ぎが発せられる。

 ベッドの上では、ギシギシときしむ音と、水音混じりの肉と肉の衝突音が二重奏を響かせる。

 

 「し、静流さん……どう……? 痛く…ないか……?」

 

 激しく腰を動かし続け、息を弾ませながら、輝男が呼びかける。

 

 「い、痛くない…です……むしろ、気持ちいい……」

 

 間を置かずに、静流が歓喜に満ちた声を上げる。

 輝男は律動を繰り返しながら、静流の真上から裸体を重ねる。

 ブルブルと震える美巨乳の上に、引き締まった胸板が押し潰すように重なって来る。

 互いの汗と熱が上下に混ざり合う。

 静流は輝男が真上から密着してくるのを認めると、すかさず細腕を背中に回し、ギュッと抱き締める。

 更には、同じように、細く引き締まった左右の脚を後ろに絡み付かせる。

 輝男は、両腕、両脚でもって静流にその身を絡み取られながらも、なおも律動を繰り返す。

 熱に浮かされたかのように火照りきった顔を見せる静流は、輝男の顔が真正面にあるのを認めると、すぐにまたキスを交わす。

 唇を重ね、舌を絡ませながらも、剛直が自分の中を絶えず行き来しているのを認める。

 やがて、輝男とのディープキスをやめると、

 

 「いい……いいです…わ……もっと……もっとぉ……!」

 

 うわ言のように、みだらな懇願を口走る。

 静流の懇願に、輝男は激しく小刻みに繰り返す律動で応じる。

 

 「うっ、うぅっ……!」

 

 限度を知らない激しい動きに、静流は何度も痙攣し、うめく。

 そして、目元から一すじの涙を流すと、

 

 「て、輝男さんの……私の中で……更に激しく……たくましくなって……」

 

 涙交じりの声で歓喜の念をつぶやく。

 静流は、自分の中で輝男自身が更に固く、大きくなっていくのを痛感している。

 一方の輝男は、

 

 (し、静流さんの……更に狭く、熱く、潤ってる……!)

 

 自分が荒らすヴァギナが熱と愛液を増し、収縮を強めているのを直に感じ取る。

 

 「あっ、あぁ……あんっ、んあぁっ……!」

 

 剛直とヴァギナの強い摩擦に、静流は息詰まったかのような喘ぎを発する。

 苦痛とも刺激とも取れる感覚にさいなまれる静流だが、輝男はその動きを止めない。

 

 

 「あっ、んんっ、ハァッ、ハァッ……うっ、あぁっ……!」

 

 ベッドの上で、なおも静流は艶やかに喘ぎ続ける。

 ただし、さっきまで仰向けの体勢だったのが、今は、文字通りに横たわっている。

 押されるようにその身を揺さぶられながらも、ベッドのシーツをギュッとつかむことで我が身を支えている。

 静流の後ろでは、輝男が彼女の左脚を大きく持ち上げ、開かれた秘裂に繰り返し、腰をぶつけている。

 輝男が腰をぶつけるたびに、静流の体が押され、胸元のDカップバストもブルンと揺れる。

 

 「し、静流さん……もう少し……我慢…できるか……!?」

 

 輝男は、いわゆる“窓の月”の体位で静流を犯し続けながら、彼女に言葉をかける。

 

 「は、はい……もっと……もっと強く……!」

 

 静流はすぐに応諾の返事をしたかと思うと、逆に更なる責めを懇願する。

 恍惚とした美貌は既に紅潮しきっており、色白の素肌も高熱を帯びたかのようにうっすらと赤らんでいる。

 細く引き締まった裸体からは、汗が噴き出ており、

 

 「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ……!」

 

 静流の口からは、荒い吐息が絶えず発せられる。

 一方の輝男も、火照りきった体から汗を噴き出しているが、汗を拭うのを忘れて、律動を繰り返す。

 剛直が行き来を繰り返すヴァギナは、更に収縮を強め、輝男自身を締め付けんばかりの勢いを見せる。

 すると、

 

 「うぅっ、い、痛い……!」

 

 ここに来て、静流はハッキリと苦痛を訴えてきた。

 狭まる一方の膣内と固く膨張しきった剛直の摩擦に、ようやく苦痛の度合いが増して来たのだ。

 静流は苦痛に顔をしかめ、額に冷や汗をにじませ、ベッドのシーツをつかむ手を震わせる。

 しかし、すぐに、

 

 「あぁっ、ダ、ダメ……も、もう……これ以上……!」

 

 全身をわなわなと震わせ、震えるような声で自らの限界を訴える。

 輝男は苦しみに震える静流の声を聞くと、

 

 「も、もう……イきそうなんだね……!?」

 

 絶えず、腰をぶつけ続けながら、搾るような声で言葉を返す。

 

 「え? イく……?」

 

 「あぁ……今の君の状態を、イくって言うんだよ……!」

 

 自分自身、余裕の無い状態にも関わらず、未だ、性交に関する知識が不十分な静流に、やがて訪れる絶頂について親切丁寧に教える。

 すると、輝男は再び、静流を仰向けの状態にさせ、自分は膝立ちになりながら、彼女の体を引き上げる。

 そのままの状態で、激しく小刻みに腰をぶつけ続ける。

 

 「あっ、あぁ、うっ、んんっ、あっ、んぁっ……!」

 

 静流はのけ反りながら、上ずったような喘ぎを繰り返す。

 

 「し、静流さん……! お、俺も……そろそろ……!」

 

 輝男は搾るような声で自らの限界を告げる。

 ラストスパートをかけるかのような輝男の動きに、静流はその身を震わせ、揺さぶらせながら、

 

 「あっ、あんっ、んんっ、ハァッ、ハァ、うっ、んぁあっ……!」

 

 余裕の無い喘ぎを繰り返す。

 静流の目元からは汗と涙が混じり合いながらこぼれ、剛直が行き来を繰り返す隙間からは蜜のようなものが流れ落ちていく。

 水音混じりの衝突音を聞きながら、輝男は汗を飛び散らせ、限界ギリギリまで律動を繰り返す。

 しかし、次の瞬間、輝男の腰が静流に強い一突きを食らわすと、

 

 「あぁっ……あっ……イヤァ――――――……」

 

 静流は体を大きくのけ反らせながら、絶頂の叫びを上げた。

 静流の今の叫びを聞くと、収縮が完遂する蜜壺から、輝男の剛直が一瞬にして引き抜かれた。

 静流の中から抜け出すと同時に、剛直の先端から濃厚な白濁が噴水のように噴き出て来た。

 白濁は、静流のへそ回り、胸元、首筋、そして、頬に目元……と、自然美とも言うべき静流の裸体の各所に痕跡を刻ませた。

 

 「あっ、あぁ……!!」

 

 絶頂の余韻に浸るかのように、わなわなと体を震わす静流。

 自分の体が愛する男の愛欲のしたたりで汚されたことに、静流はまだ気づいていない……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 リビングに真純が入って来る。

 真純はリビングに入るなり、テレビの方へ向かった。

 ソファーに腰を下ろすと、横にいるパジャマ姿の瑠奈の方を振り向く。

 

 「どうしちゃったの、瑠奈? こんな遅くにテレビなんか見てて」

 

 柔らかな笑顔を見せながらも、たしなめるようにして瑠奈に言葉をかける。

 瑠奈は面白くなさそうな顔を見せながら、テレビ番組を見ている。

 心なしか、テレビのボリュームがいつもよりも音量を増しているように聞こえる。

 

 「お義兄ちゃんったら、部屋でエッチしてるけど、とてもうるさくて……」

 

 瑠奈は義母の方を振り向かずに、自分が抱えている不満を言う。

 すぐ隣で静流と激しくセックスを繰り広げている義兄に耐えきれずに、逃げるようにしてリビングに来たのだ。

 そんな瑠奈に、真純はクスッと笑みをこぼす。

 

 「それくらいのこと、大目に見てあげなさい。こんな機会、中々、無いんだから」

 

 「わかってるわよ。だけど……」

 

 笑みを絶やさずに言う真純に、瑠奈はなおも憮然とした顔を見せる。

 こうして、晩夏の一夜は更けていく……

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