桜月の自室の床に、男女、二人分の衣服と下着が脱ぎ散らかされている。
すぐ傍のベッドの上では、生まれたままの姿をさらす桜月を、同じ姿の輝男が膝立ちの体勢で見下ろしている。
輝男が見下ろす先には、桜月の色白の裸体が仰向けに横たわっていた。
形良い丸みを帯びたCカップバストと程良いくびれ、大事なところを覆い隠すブラウンの淡い茂み、そして、細く締まった裸体が、輝男の目に焼き付かれる。
一方、桜月は視線の先にあるものを見て、表情を固くする。
桜月が見つめる先には、輝男の端整な顔立ちではなく、彼の股座から突っ立つ一物があった。
(こんなに大きいのを受け入れるなんて……)
緊張に満ちた面持ちの奥で、不安な思いを吐露する。
男自身を受け入れたことの無い桜月にとって、間近で見るそれは不安を煽るのに十分だった。
下手をすれば、自分の中が壊れ、想像だにできない凄まじい苦痛が生じるのではと思わずにいられない。
桜月の不安を間近で認めると、
「そんなに怖がらないで。肩の力を抜けば大丈夫だから」
輝男は安堵をうながす言葉を桜月にかける。
しかし、輝男のせっかくの思いやりにも、桜月は不安を拭いきれない。
「……でも、“初めて”の時って、とても痛いんでしょ?」
「確かに、“初めて”の時は痛いけど、ちょっと我慢すればすぐに痛みを感じなくなるから」
率直に不安を訴える桜月に、輝男は不安を拭い去る言葉をかけようとする。
それでも、桜月の表情から、緊張と不安が消え失せることは無い。
「……やっぱり、ダメかな……?」
緊張と不安に満ちた桜月を見て、輝男は行為の中止を呼びかける。
すると、桜月はすぐに首を横に振った。
「お願い、シて……。天江君に“初めて”をあげたいの……
私なら大丈夫だから……」
「本当にいいの?」
「うん……」
念を押すように言って来る輝男に、桜月は応諾の意を告げる。
未だ緊張と不安でぎこちないが、輝男に向かって笑みを見せる。
ほほ笑みながらうなずく桜月を見て、輝男は意を決したような表情を見せる。
輝男の左右の手が、桜月の細い左右の脚を開かせる。
開かれた両脚の付け根に、蜜で潤った秘裂が、茂みの向こうから姿を現す。
輝男はゆっくりと、固く突っ立つ自分自身の先端をあてがう。
「あっ…」
固いものが大事なところに当たる感触に、桜月はたまらず喘ぐ。
「行くよ……」
輝男は一言、そう言葉をかけながら、ゆっくりと腰を進める。
「あぁ……!」
桜月の口から息詰まるような喘ぎが漏れる。
固く大きなものが、少しずつ、桜月の中へと進んで行く。
(やっぱり狭いな……)
誰の手にも荒らされていないヴァギナの狭い感触を、輝男は身をもって痛感する。
抱擁するような生温かさと内側から生じる湿りを感じているはずだが、自らを桜月の中、更に奥へ進ませることに神経を集中させる。
輝男の前進に応じるかのように、桜月はギュッとシーツを力強くつかむ。
「うぅっ……!!」
苦痛をこらえるかのように、歯を食いしばりながらうめく。
あどけない美貌を歪めさせ、桜色に染まる素肌から汗を拭き出す
輝男もまた、狭い蜜壺を進む緊張から、冷や汗を垂らしている。
「ハァ……ハァ……」
緊張から大きく息を吐きながらも、少しずつ自分自身を前に向かわせる。
しかし、間も無くして、輝男はその動きを止めた。
本当は更に進みたいのだが、中々、先へ進めない状態にある。
桜月の中にある輝男の剛直の先端は、膜のようなものが壁のように遮っているのを認めた。
輝男の動きが止まり、桜月は一旦、ホッと体の力を抜く。
大きく息を吐く桜月の目は、神妙な面持ちで自分を見下ろす輝男の姿をとらえた。
「日向……行くよ……」
輝男の今の一言に、桜月はギュッとまぶたを閉じ、事を待ち構えようとする。
輝男は大きく深呼吸をすると、意を決したようにグイッと腰を力強く突き進ませた。
輝男の腰が猛進すると同時に、桜月の中で、ブツブツ…っと、何かが千切れる感覚が生じた。
途端、ベッドのシーツをつかむ桜月の握力が増し、さっきの倍近くの量の汗が、彼女の体から噴き出た。
「うぅっ……あぁ――――――っ!!」
桜月はビクンと体を大きくのけ反らせながら、腹の底から声を上げる。
桜月の悲鳴に押されるように、輝男の腰が桜月の股座にぶち当たる。
深くつながった輝男と桜月の間から、赤い血が一すじの流れとなってこぼれ落ちていく。
「うぅっ……うぅ―――っ!!」
涙交じりの悲鳴が桜月の口から漏れる。
苦痛を押し殺せない桜月の歪んだ形相に、輝男は心配そうな顔を見せる。
苦しそうにしかめる表情と、目元ににじみ出る涙が、輝男の目に否応無しに映る。
「大丈夫か?」
輝男は桜月に向かって不安げにたずねる。
桜月は今の問いかけを聞くと、汗をにじませ、目元に涙を浮かべながらも、必死に笑顔を浮かべる。
「大丈夫……痛いけど……大丈夫だよ……」
汗をにじませながらも、ほほ笑みながら言葉を返す桜月。
「それに……天江君が私の中にいると思うと、痛みよりも嬉しさの方が大きくて……」
未だ苦痛が尾を引く状態であるにも関わらず、感謝の念を伝えようとする健気さに、輝男は感極まったかのように言葉を失う。
ただのクラスメートでしかないはずの少女が大事な純潔を捧げてくれたことに、むしろ輝男の方が感謝せずにはいられない気持ちであった。
桜月の健気な気持ちに応じるためか、そのままの状態でしばらく静止する。
桜月の表情が徐々に落ち着いていくのを見ると、輝男は口元を動かした。
「動くよ。いいかい?」
「……うん……」
桜月は応諾の一言を輝男に向かって言う。
桜月の応諾を受けると、輝男はゆっくりと腰を動かし始めた。
少し前進したかと思うと、すぐに後ろへと腰を引かせる。
「あぁ……うぅ……」
輝男の腰の動きに、桜月はのけ反りながら喘ぐ。
ゆっくりと前後運動を繰り返しながらも、徐々にペースを上げていく。
「うっ、うぅ……!」
桜月のうめき声には、まだ苦痛の度合いが残っている。
「まだ痛むか?」
「ううん、痛くない。大丈夫だから」
「もし無理なら、いつでも…」
「そのまま最後までお願い」
桜月と二言、三言、言葉を交わすと、大きく腰を振っていく。
「あっ、あぁっ……! あぁんっ……!」
桜月はビクンとのけ反りながら喘ぎをトーンアップさせる。
桜月の気持ちに応えたいと自らに言い聞かせるように、激しく前後運動を繰り返す。
最後まで持っていくためには、もはや遠慮してなんかいられない。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……!」
桜月は輝男の律動に押されるように肢体を揺らしながら、リズミカルに喘ぎを繰り返す。
揺れる肢体に応じるかのように、胸元の左右のふくらみもプルプルと震えている。
美乳の震え、恍惚に赤らむあどけない美貌が、輝男の欲望に火をつけていく。
輝男は桜月の片脚を持ち上げると、更に深く肉の杭を打ち付ける。
「うあっ!!」
輝男の強烈な一突きに、桜月はたまらず声を上げてのけ反る。
うっすらと目を開けると、輝男が自分の片脚を大きく上げているのに気付いた。
「ヤダ、こんな格好、恥ずかしい……」
桜月は大股開きさせられた格好でいることに、か細く羞恥の念を訴える。
しかし、輝男は構わず、腰の打ち据えを繰り返す。
輝男と桜月の耳に、肉と肉の衝突音が水音混じりに聞こえて来る。
桜月は熱を帯びた裸体に汗をにじませ、シーツをギュッとつかみながら、
「あぁっ、うぅっ……! あんっ、あんっ、あぁんっ……!」
艶を帯びた喘ぎをトーンアップさせる。
自ずと淫靡に浸る桜月を、輝男は汗だくになりながら見下ろす。
激しく律動を繰り返しながら、
(日向の中……さっきよりも更に締まっている……でも、温かい……)
懸命な表情の奥で感嘆する。
初めてのせいもあってか元から狭い桜月のヴァギナは、輝男自身の猛進のせいで更に収縮の度合いを増していく。
それでいて、内側から染み出る愛液と共に、生温かい微熱がヴァギナを浸透し、奥へ奥へと向かう剛直を包み込む。
「あ、あま……え……くん……て…てる…お……くん……も、もっと……もっとぉ―――っ!!」
桜月は息も絶え絶えに愛する男の名を呼びながら、更なる淫靡を求めて叫ぶ。
涙、汗、よだれ、そして、蜜…と、桜月の体から、あらゆる水分が流れ落ちていく。
ベッドの上で、輝男と桜月は文字通り、上下に重なり合っている。
輝男の引き締まった裸体に真上から押し潰されながら、彼の背中に両腕を回す桜月。
ありったけの力で抱き締める桜月を感じ取りながら、なおも腰を振り続ける輝男。
「イヤッ! ダメッ! あ、頭の中……真っ白になっちゃう……!」
桜月は輝男を抱き締めながら、苦悶とも恍惚とも取れる叫びを上げる。
(ヤ、ヤバい……すごい締まりようだ……!)
輝男が腰を振り続けながらも、これ以上は無理なくらいに狭まっている蜜壺を身をもって痛感すると、
(て……輝男君の……さっきよりも固く、大きくなってる……!)
桜月もまた、内心、驚嘆の声を上げる。
輝男の剛直が自らの純潔を破った時よりも更に硬度と大きさを増していることを痛感する。
そして、桜月の中で、狭まる一方の蜜壺と限界まで膨張した剛直が、強くこすり合う。
「あぁ……あぁんっ、ハァッ、ハァッ……あぁ……んんっ、んうぅっ……!」
もはや、桜月は輝男のがむしゃらな動きを受け止める以外には、艶やかだが切なそうな喘ぎと荒い吐息を繰り返すことしかできない。
一方、輝男は腰の振りを繰り返しながらも、その身をかすかに震わせる。
「ダ、ダメだ……もう……」
輝男はうめくように、自らの限界を訴える。
輝男の中では、既に、マグマが沸騰するような衝動がさっきから生じて来ている。
限界を察した輝男は、桜月から腰を引き抜こうとする。
しかし、輝男の腰は、何かに遮られて動けない。
「さ、桜月……」
半ば困惑したかのように言葉をかけながら、真下の桜月を見下ろす。
輝男は自分の両脚が桜月の両脚に挟まれたまま動けないことに気付いた。
桜月は紅潮しきった顔をほほ笑ませる。
「いいよ、輝男君。今日は大丈夫だから」
「ホントにいいんだな?」
輝男が問いかけると、桜月は黙ってうなずく。
桜月の応諾に快諾に甘えるかのように、輝男は更に激しく、小刻みに律動を繰り出す。
ラストスパートをかける輝男に、桜月は抱擁する力を増し、彼の両脚に絡む細脚にも力を入れる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……!」
輝男の耳に、桜月の上ずった喘ぎが流れ込む。
桜月の喘ぎと彼女の中の愛液に煽られて、輝男は限界まで自らを暴れさせる。
腰を振り続けながらも、自分を強く抱き締める桜月の体の震えを感じ取る。
桜月自身、いつ限界が来てもおかしくない状態である。
そして、輝男もまた、我慢の限界に達しようとしている。
「ひ、日向……イくぞ……!」
輝男が切羽詰まったように呼びかけると、
「き、来て……あたしの中に……いっぱい……」
桜月は、艶を帯びた震える声で、輝男にそううながす。
間も無くして、輝男が桜月の秘裂に腰を強く打ち据えると、
「あぁっ……ハァッ……あぁ―――んっ!!」
桜月は体を大きくのけ反らせながら、絶頂の叫びを上げた。
桜月が悲鳴を上げて間も無く、ギュッと締まり切ったヴァギナで輝男の剛直が勢い良く暴発した……
ベッドの上に、二つの裸体が並んでいる。
火照りの収まらない裸体を仰向けにさせ、横たわらせている。
体の力が一気に抜けたかのような呆然とした輝男の顔に、ウットリとほほ笑む桜月の顔が近付く。
輝男の目は、恍惚とした少女の笑顔がすぐ横にあるのに気付く。
「……天江君……」
「……何だい……?」
「好きな人とのエッチって、とても気持ちいいものなのね……」
桜月の今の言葉を聞くと、輝男は半ば曇ったような表情を見せる。
何か申し訳無さそうな顔で、桜月と向き合う。
「日向……ホントに俺でよかったの?」
輝男がそう問いかけると、桜月は彼に抱き付き、胸板に頬を寄せる。
「ダメだったら、あなたに“初めて”なんかあげなかったわ」
「でも、俺、君の中にたっぷりぶちまけちゃって……
もし、万一のことがあったら、さすがの俺でも……」
「心配しないで。私の体が私がよくわかってるんだから。
今日は安全日だから……だから、天江君の熱いの……たっぷり受け止めたんだから……」
「……君にそう言ってもらえると、嬉しいやら申し訳無いやら……」
自分の懸念に優しく配慮する桜月に、輝男は気まずそうな顔を見せつつも、重い表情を和らげさせる。
自分に純潔を捧げた同級生の優しさに感謝し、甘えようとさえする。
すると、桜月は目線を下の方へ下げた。
「輝男君の……すっかり汚れちゃって……」
そうつぶやく桜月の視線の先には、赤い血と液のようなものがこびり付く肉の棒がダランと垂れていた。
ビンと突っ立つ固さこそ減退しているが、桜月の中を犯した時の大きさはそのままだ。
桜月が輝男の一物を凝視していると、
「桜月のだって、結構、汚れちゃってるよ」
お返しとばかりに、輝男が桜月に言葉をかける。
彼の目は、桜月の茂みの奥で、赤い血と白濁が一緒になってこぼれ落ちているのを認めた。
輝男の今の言葉に、桜月は恥ずかしそうに顔を赤らめる。
紅潮し、恥じらう桜月の姿に、輝男はついつい笑みをこぼす。
◇ ◇ ◇
浴室の真ん中で、輝男が裸体のまま突っ立つ。
彼の目の前では、桜月がシャワーノズルを手にしてお湯をかけている。
シャワーヘッドから発せられるお湯の流れが、輝男の股座に集中的に注がれる。
桜月は、手にしたスポンジにボディーシャンプーをかけ、泡立たせる。
泡立ったスポンジが、赤い血と白い液で汚れた輝男の一物を優しく洗っていく。
何回も繰り返し、表面を満遍無く洗っていく。
「ねぇ、痛かったら言ってね」
桜月が膝立ちの体勢で輝男のモノを洗いながら言うと、
「全然、痛くない。むしろ、気持ちいいよ」
輝男はすぐに言葉を返す。
彼の言葉通り、優しく撫でるようなスポンジの動きは、痛みを伴わないばかりか、逆に心地良い刺激をもたらしてくれる。
ついさっきまで処女だった美少女がしてくれているとなると、輝男でなくとも嬉しく思わずにいられない。
と、同時に、一旦、収まったはずの刺激が、また再び、頭をもたげて来る。
やがて、輝男の一物は泡で全身を包み込まれていった。
そこへ、桜月の手でシャワーがかけられる。
お湯の奔流が泡を洗い流すと、汚れを落とした剛直がその姿を現した。
桜月による優しい奉仕が刺激となって、輝男のモノを再び固く、大きくさせた。
自分の純潔を奪った時そのままの形状へと戻った剛直を見て、桜月は思わず、目を大きく見開く。
「すごい……また大きく、固くなって……」
桜月が驚嘆の声を上げると、
「今度は俺が君を綺麗にしてあげるよ」
輝男はニコッと笑いながら、桜月に言葉をかける。
桜月は浴室内のタイル張りの壁に両手を付いている。
細く引き締まった左右の脚をピーンと張って、足で床を力強く踏みしめる。
背後に立つ輝男は、両手にボディーシャンプーをかけ、十分に泡立たせる。
そして、背後から、泡立った右手を桜月の胸元に回す。
まるでスポンジ代わりと言わんばかりに、輝男の右手が桜月の裸の胸をこする。
「あ、あん……ヤダ……」
胸を弄る輝男に、桜月は羞恥の声を上げる。
すると、間髪入れず、やはり泡立っている輝男の左手が、桜月の太ももをこすり始めた。
「あっ……ヤダ……そこも……?」
桜月はビクッと痙攣しながら、またも羞恥の声を上げる。
桜月の太ももには、真上の秘裂からこぼれて来た赤い血と白濁がこびり付いている。
輝男の左手は、泡立った洗剤でもって赤い血と白濁を拭い落とし、左右の太ももを交互にこすっていく。
「あぁっ……イヤ……」
桜月の口から切なそうな喘ぎが漏れる。
浴槽にお湯を張ってないせいか、浴室はそんなに湯気が立っていない。
しかし、桜月は、湯気に煽られたかのように熱っぽい顔を見せる。
太ももだけでなく、美乳まで輝男の手で執拗に弄られているのだ。
体を洗うことにかこつけて、肢体を好き放題に弄る輝男の動きに、桜月は感じ入っているかのようだ。
「あぁ……イヤ……ハァ、ハァ……あ、ハァ……」
かすかな喘ぎと切なそうな吐息が、桜月の口から交互に漏れる。
輝男は桜月の喘ぎを背後から耳にしながら、太ももを這うようにして、左手を上の方へ向ける。
泡立ったままの輝男の中指と人差し指が、桜月の秘裂の中に入る。
ゆっくりと潜り込んでいくと、秘裂の内側を指でかき混ぜようとする。
「うぅっ……あぁんっ……!!」
桜月はたまらず、大きくのけ反りながら声を上げる。
またも輝男の二本指が自分の中を荒らす感触に耐え切れない様子だ。
我が身を支える両腕、両脚に力が入る。
「ヤダ、もう……。そんなところまで洗わなくてもいいのに……」
羞恥とためらいの念を、背後にいる輝男に向かって言う。
輝男は、桜月の今の言葉が聞こえなかったかのように、左手の二本指を、桜月の中で抜き差しさせる。
一方で、右手の方は、ゴシゴシとこする動きを、丁寧に揉みしだく動きへと変えていく。
「あっ、あぁ……ダメ……そ、そんなこと……したら……」
胸と秘裂――大事なところを両方とも責められ、桜月は苦悶の声を上げる。
ただし、それは、苦痛よりも恍惚の方に比重が傾いているようだ。
輝男の右手は、桜月の胸が再び熱を帯び、胸先がピンと固く立っているのを感じ取っている。
そして、左手は、赤い血とも白濁とも違う別の液が桜月の中で分泌され、流れ落ちていくのを感じ取っている。
体が再び、みだらに陥れられていく様を、桜月は荒く息を吐きながら甘受する。
すると、輝男はようやく、左右の手を桜月の体から離した。
しかし、間も無くして、天を向くように突っ立つ剛直を、泡と液で潤っている桜月の秘裂に当てがった。
「日向……また、行くよ……」
輝男は耳元でささやくようにして桜月に声をかける。
輝男の今のささやきに、桜月は何も言わず、首を縦に振る。
応諾の意を告げる桜月の今の動きに、輝男は彼女の美尻を左右から抑える。
そして、剛直を半分ほど、桜月の中に入り込ませる。
「うっ、うぅっ……!!」
ボディーシャンプーの泡と中から生じた愛液で潤っているとはいえ、桜月の蜜壺は輝男の膨張した剛直を受け入れるにはまだまだ不十分の状態である。
男自身を受け入れたばかりの狭さを、輝男は身をもって痛感する。
しかし、輝男は構わず、一気に腰を沈めた。
「ああっ……あぁ―――んっ……!!」
浴室に桜月の悲鳴が響く。
桜月の中に、輝男の剛直がすっぽりと入り込んだのだ。
輝男は腰を後ろに引き、剛直を半分ほど引き出すと、またすぐに剛直を桜月の中に入らせる。
スローペースで始まった輝男の律動に、
「あんっ! あぁっ!! うぅっ! あっ、あっ……あうぅっ!!」
桜月は苦痛とも歓喜とも取れるけたたましい喘ぎで応じる。
(やっぱり、“初めて”を奪ったばかりだから、まだまだ狭い……)
輝男は腰を振り続けながら、桜月のヴァギナの狭苦しさを痛感する。
桜月の体を配慮して、スローペースで律動を繰り返しているが、自分自身が難儀な思いを強いられている。
そればかりか、狭い蜜壺と更に膨張する剛直の摩擦が、桜月に少なからぬ苦痛をもたらす。
「うぅっ……うっ、ハァッ、ハァッ……あぁ……うぅっ……!!」
息詰まるような喘ぎと荒く、切なそうな吐息が、桜月の口から交互に漏れる。
苦しそうに顔をしかめ、赤らむ素肌から汗をにじませる。
桜月の苦痛を間近で認めながらも、輝男は律動をやめようとしない。
むしろ、腰の動きをペースアップさせる。
(下手に優しくするよりも、むしろ、感覚を麻痺させるくらいに激しく動かさないと……
……でないと、中途半端な形で終わってしまう……)
輝男は心の中で非情ともいえる覚悟を述べながら、更に腰の振りを激しくさせる。
「あぁんっ! イヤッ!! あんっ!! あぅっ!! う……あぁっ!!」
桜月は目に涙をためながら、けたたましい喘ぎを繰り返す。
自分の中をぶち破らんばかりの輝男の凶暴な動きに、苦痛を覚えずにはいられなかった。
「あぁっ……ダ、ダメ……う、動かないで……!」
桜月は涙交じりに苦痛を訴える。
桜月の哀訴に応じるかのように、腰と美尻がぶつかり合う音が水音混じりに響く。
既に、桜月の両腕、両脚はハッキリとわかるくらいにわなわなと震えている。
必死になって力を込める一方、彼女の体は、背後からの責めに押されるようにして前後に揺れている。
さっきまで輝男の右手に弄られていた左右のふくらみは、プルプルと震え続けている。
すると、輝男の左右の手が、桜月の左右の手首をつかんだ。
そしてそのまま、桜月の両腕を後ろの方へ引っ張った。
「あぅっ……」
両腕を後ろへ引っ張られた拍子に、桜月が声を上げる。
そこへ、輝男が腰を思いっきり打ち据えて来た。
肉と肉の衝突音に、
「あっ! あんっ! あぁっ! あぅっ!!」
艶を帯びた桜月の喘ぎが重なる。
激しさを増すばかりの律動がもたらす剛直と蜜壺の摩擦は、いつしか、苦痛から心地良い刺激へと切り替わっていった。
余りの苦痛に神経が麻痺してしまっているのかもしれない。
限界まで膨張していく剛直と狭まる一方の蜜壺を、輝男と桜月は共に感じ取っている。
(ヤ、ヤバい……桜月の中……強く食らい付いているみたいだ……!)
自分自身を締め付けんばかりの動きに、輝男は内心、苦悶の声を上げる。
一方、桜月は手綱を引かれたように体を引っ張られ、体を大きくのけ反らせながら、
「も、もう……ダメ……!」
震える声で、自らの限界を告げていく。
輝男は桜月の今の声を聞くと、小刻みに律動を繰り返し、美尻に腰を強く打ち据える。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……!」
リズミカルに繰り返される上ずった喘ぎを耳にしながら、
(ダ、ダメだ……も、もう……出る……)
輝男はまたも苦悶の声を上げる。
彼の股は煮えくり返るような沸騰感を必死になって抑えている。
輝男がギリギリまで限界を抑えようとしている中、桜月は背後からの強い突きを甘受し、その身と美乳を絶えず揺らしている。
「お、お願い……。あ、あたし……もう…ダメ……。イ、イっちゃう……」
桜月は涙交じりの声で限界を告げていく。
輝男は桜月の今の言葉を聞くと、
「さ、桜月……桜月―――!!」
自らが抱いている同級生の名を声高に叫ぶ。
そして、そのまま力強く腰をぶつけると、
「あぁっ……イ……イく――――――っ!!」
桜月は体を大きくのけ反らせながら、腹の底から絶頂の叫びを上げた。
桜月が絶頂に達すると、輝男の剛直が真空密着でもするかのように、桜月の蜜壺に包み込まれた。
間も無くして、輝男はまた、桜月の中で果てた……
◇ ◇ ◇
空は既に薄暗くなっている。
玄関では、輝男が靴を履き、家を出ようとしている。
「天江君」
背後から、輝男に呼びかける少女の声が聞こえて来る。
後ろを振り返ると、桜月が笑みを浮かべながら立っていた。
桜月は、輝男のすぐ目の前に向かうと、そのまま彼の唇にキスをした。
「日向……」
「今日はありがとう」
桜月はほほ笑みながら輝男に言葉をかける。
桜月の感謝の言葉に、輝男は気まずそうな顔を見せる。
「俺は君を二度もヤったのに……
しかも、さっきのヤツは、とても痛がってたじゃないか」
「しょうがないよ。初めてで慣れてないから。
でも、次からは、ちゃんと気持ちよくやれるようにするから」
「つ、次って……?」
輝男はそこまで言うと、恥ずかしそうに顔を赤らめながら言葉を失う。
桜月が言わんとしていることをすぐに理解したのだろう。
輝男の恥じらいを見ると、桜月はエヘッとほほ笑む。
「じゃあ、また学校でね」
桜月がそう言うと、輝男はすぐに我に返ったかのような顔を見せる。
「あぁ、じゃあね」
輝男はそう言って桜月の家の玄関を出る。
日が暮れ始めた空の下を、輝男の乗る自転車が軽やかに走る。
家路へ向かう輝男の顔は、何か満喫したかのように見える……