※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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葵・傷心の果てに…(2)

 輝男は今、葵の自室にいる。

 ほんの一、二時間ほど前まで生徒会室にいた輝男と葵は、今は黒山家にいる。

 もっとも、家の中は輝男と葵の二人しかいない。

 

 「正直、また、ここに来るとは思っても見なかったよ……」

 

 輝男は葵の自室を見渡しながらそうつぶやく。

 彼の脳裏には、先日、葵の家に来た時の記憶が浮かび上がる。

 東からの嫌がらせや脅しに抗し切れず、嘘を付いて二日間も学校を休んだ葵。

 彼女を心配して家にやって来た時の記憶が、克明な形でよみがえる。

 ふと、輝男は後ろの方を振り返った。

 振り返った先には、葵が制服のブレザーを脱ぎながら背を向けている。

 今の表情を見せまいと背を向け続ける葵に、輝男はそのまま声をかける。

 

 「黒山、本当にいいんだな?」

 

 神妙な面持ちを見せながら葵にたずねる。

 

 「君がそれでいいと言うのなら、俺もできる限り、君の気持ちに応えてやるけど……

 でも、それで君の心の傷が癒せる保証は無いかもしれない……

 それでもいいのか?」

 

 憂慮しながらも念を押して来る輝男に、

 

 「もう、他に方法は無いから……

 今までのように、自分で自分を慰めるだけではもう不十分だから……」

 

 葵は、背を向けたまま輝男に言葉を返す。

 そして、そのまま輝男に向かって言葉を続ける。

 

 「……やっぱり、こんなこと自分勝手かしら……?」

 

 葵が半ば気まずそうに言って来ると、

 

 「俺は別に、自分勝手な言い分だとは思わないよ。

 ……ただ、他の誰よりも真面目で厳しい生徒会長の君が……

 たまたま、同じ生徒会の一員でしかない、好きでも何でもない同級生の男に抱かれたいなどと…」

 

 輝男は信じられないといった調子で、葵に言葉を返す。

 輝男がそのまま言葉を続けようとすると、

 

 「これ以上は言わないで」

 

 葵は背を向けたまま、彼の言葉を途中でさえぎる。

 背を向け続けているのですぐにはわからないが、輝男の今の言葉に恥ずかしい思いをしているのかもしれない。

 輝男は一瞬、苦笑いを浮かべると、すぐにまた神妙な面持ちを見せる。

 

 「……でも、ヤるにしても、そんなに長くはヤれないかもしれないぜ。

 俺の方は問題無いけど、俺がこの家にあまり長居するのも、君にとって不都合では……」

 

 「心配しないで。今日は父も母も仕事で家を空けているから」

 

 葵は輝男にそう言い返すと、ようやく彼の方を振り向いた。

 いつも見せるような厳しく鋭い美貌で輝男を見据えながら、スクールネクタイを外し、制服のワイシャツの第一ボタンを外す。

 二、三歩、前に歩み寄り、輝男と至近距離で向き合う。

 真ん前にいる葵の姿に、輝男は思わずドキッとする。

 端整な美貌とキリッとしたまなざし、ワイシャツの下からハッキリと認められる大きな胸のふくらみが、輝男の目に否が応にも焼き付かれる。

 顔を赤くしながらもまっすぐに見つめる輝男。

 葵もまた、厳しい表情はそのままにほんのりと頬を赤らめる。

 

 「天江君……キスして……」

 

 鋭く見据えながらも、ときめくかのような調子でささやくように呼びかける。

 見た目はツンツンしていても、中身はすっかりデレデレしている様子だ。

 輝男は葵の今の呼びかけに、

 

 「あぁ……」

 

 と、一言、応諾した。

 輝男と葵はほぼ同時に目を閉じる。

 そして、そのまま二人はキスをする。

 葵と唇を重ね合わせると、

 

 (黒山の唇、柔らかくて温かい……)

 

 葵の唇の感触に内心、感嘆する。

 一、二回、唇を重ねると、半開きになった唇の隙間に舌先を入り込ませた、

 輝男と葵が互いの舌先を絡ませ合う。

 静まり返った部屋に、唾液の跳ねる音が小さく聞こえる。

 

 「うっ、うぅ……」

 

 絡み合う舌の隙間から、葵のかすかなうめき声が漏れる。

 ディープキスを続ける輝男と葵の間から、荒い吐息とかすかなうめきが漏れ続ける。

 葵は輝男の両腕を優しくつかんでいるが、そのまま彼が着ている制服のブレザーを優しく脱がす。

 すると、二人はディープキスをやめた。

 二人の間をつなぐ唾液の糸が千切れると、輝男は葵の顔を見る。

 葵の瞳は乞うように震え、頬は赤みを増しているように見える。

 輝男は緊張しながらも、葵に向かって手を差し伸ばす。

 

 「黒山、いいか?」

 

 緊張した様子でたずねる輝男に、葵はすぐに首肯する。

 

 「わざわざ、許しなんか得なくていいから」

 

 葵がそう言い返すと、輝男はすぐに彼女の胸元に触れる。

 輝男の手は葵の胸をワイシャツ越しに揉む。

 

 「どうだ? 嫌なら嫌だと言ってもいいんだぞ」

 

 「そのまま続けて……」

 

 葵が了解の返事をすると、輝男は葵の胸を左右の手で揉みしだく。

 

 「うっ、う、くぅっ……」

 

 輝男の愛撫に、葵は恥ずかしそうに声を押し殺す。

 輝男の手は、葵の胸の大きく柔らかな肉感をワイシャツ越しに堪能する。

 輝男は一旦、愛撫をやめると、葵のワイシャツに手をかける。

 未だかけられているボタンを一つ、また一つと外す。

 ボタンをすべて外され、はだけられたワイシャツの下から、色白の素肌と大きなふくらみを覆うシンプルな白のブラジャーが姿を現す。

 輝男は再び、葵とキスをすると、彼女を優しく抱き締め、横にあるベッドの上にそっと押し倒す。

 キスをやめた輝男を、葵は弱々しく顔を赤らめながら見上げる。

 はかなそうに見上げるまなざしを察しながら、輝男は葵の胸を下着越しに愛撫する。

 

 「あっ、あぁっ……」

 

 下着越しの愛撫に、葵はたまらず声を上げる。

 輝男は円を描くようにして、葵の胸を揉みながら、

 

 (黒山って、思ったより、胸、結構、大きいな……!)

 

 葵の胸の大きさに思わず驚嘆する。

 

 「天江君、どう……? 私の胸……」

 

 葵が恥ずかしそうにたずねると、

 

 「柔らかくて大きくて……とてもいいよ」

 

 輝男は率直な感想をすぐに言い返す。

 そして、そのまま葵のブラジャーをずり上げる。

 ずり上げられたブラジャーの下から、Eカップはあろう美巨乳がブルンと弾み出る。

 大きく形良い丸みを帯びた左右のふくらみに、輝男は顔を真っ赤にしながら凝視する。

 

 (やっぱり、大きい……。真白さんや百川と同じくらいだ……!)

 

 前に抱いた生徒会顧問と同じ生徒会の後輩女子を思い返しながら、葵の裸の胸に対する感想を独白する。

 輝男の手は、すぐに葵の裸の胸を揉み始める。

 

 「あっ、んんっ、ハァッ……」

 

 葵は輝男の愛撫に反応し、喘ぎと荒い吐息を繰り返す。

 輝男の指が大きな左右の柔肉に食い込み、パン生地でもこねるかのようにジックリと揉む。

 何度も円を描くようにして揉むと、輝男は葵の胸元に顔をうずめる。

 愛撫を続けながら胸先の頂を口に含む。

 

 「うっ、あっ……」

 

 胸先からの刺激に、葵はビクンとのけ反りながら喘ぐ。

 輝男は葵の右胸の頂を舐め回しながら、左胸の先にある桃色の小さな蕾を指でこねくり回す。

 

 「あっ、ハァッ、んっ、んうぅっ……」

 

 胸先を貪る輝男に、葵は身悶え、艶やかな喘ぎを繰り返す。

 何度も繰り返す内に、葵の胸先は固くなっていき、左右のふくらみもジンワリと熱を帯びて来る。

 

 「黒山、君のオッパイ……温かくなってきたよ……」

 

 「ヤダ、そんなこと、言わないで……」

 

 「正直、嫌?」

 

 輝男は美巨乳に顔をうずめながら、葵と言葉を交わす。

 葵は今の問いかけに無言で首を横に振ると、

 

 「……気持ちいい……」

 

 か細い声でみだらに浸り始めた気持ちを告げる。

 すると、輝男はようやく葵の胸元から顔を離した。

 輝男の責めから解放され、左右の胸先の小さな蕾は固く立ったままフルフルと震えている。

 間も無くして、輝男は葵の制服のスカートに手を触れる。

 葵に構わずそのままスカートを脱がすと、ブラジャーとお揃いの白のショーツが姿を現した。

 大事なところを覆うショーツに、輝男の手が触れると、

 

 「ヤ、ヤダ、やめて……」

 

 葵は弱々しい顔を赤らめ、形ばかりの抗議の声を上げる。

 しかし、輝男はそのままショーツまでも脱がす。

 ショーツの下から、キッチリと生え揃えた黒い茂みがなだらかな恥丘に添えられているのが見える。

 輝男の手が葵の左の太ももを上げさせる。

 

 「え? ヤダ、ヤダ……!」

 

 驚きと恥ずかしさと戸惑いが入り混じった声が、葵の口から漏れる。

 開かれた両脚の付け根の真ん中に、輝男は顔をうずめる。

 葵はすかさず、輝男の頭を真上から抑えようとする。

 葵の両手が輝男の頭をつかみ、彼女から引き離そうとするも、輝男はまったく動じる気配を見せない。

 

 「ヤダ、やめて! そこ、汚いから……!」

 

 葵は羞恥と困惑に顔を真っ赤にしながら、必死になって輝男に訴える。

 しかし、輝男は葵の訴えを軽く聞き流しながら、葵の大事なところを口に含む。

 ペロッと舌を出すと、葵の秘裂を舐め回す。

 

 「あぁっ! んんっ、ん、くぅっ……!」

 

 真下から来るみだらな刺激に、葵はビクンとのけ反りながら喘ぐ。

 葵の喘ぎに耳を傾けながら、秘裂の内側に見える肉の花弁を舐め回す。

 ざらつく舌の感触が大事なところを荒らす様に、葵は荒い吐息を繰り返しながら身悶える。

 

 「あぁっ……ハァ、ハァ……あぁ…んっ、んうぅっ……」

 

 艶やかな喘ぎと切なそうな吐息を繰り返し、無意識の内に悩ましげに身をくねらせる葵。

 今の彼女は、真面目な女子高生でも“鬼の生徒会長”でもない。

 優しくその身を貪る男の責め苦を、なすすべなく甘受する一人のメスである。

 一方、輝男は葵の大事なところを荒らし続けながら、彼女の内側から漂う芳醇なメスのにおいを嗅いでいた。

 小さく突き出た豆のようなものを口に含むと、花弁の内側に舌を差し込ませる。

 

 「んんっ、あぁっ!」

 

 先っぽだけとはいえ、異物が自分の中に入って来た異様な感触に、葵はたまらず声を上げる。

 すると、肉の花弁に蜜のようなものがジンワリと染み出て来た。

 蜜は少しずつ量を増しながら、葵の秘裂からこぼれていく。

 輝男は葵の蜜を舐め取ろうと舌を動かす。

 水を舐めるような小さな音と、ジュルッと貪るような水音が交互に響く。

 

 「うぅっ、イヤッ……あっ、うぅっ……ハァッ……」

 

 ペースアップする舌の動きに、葵は身悶えながら艶やかに喘ぎ続ける。

 葵の蜜を貪り続ける輝男の耳に、彼女の喘ぎが絶えず流れ込む。

 輝男は葵の蜜を貪り尽くそうとするが、蜜は途切れるどころか、ますます流れ出る量を増していく。

 

 (黒山のヤツ、すっかり感じちゃってるな。これじゃキリが無い……)

 

 あふれるかのような蜜の勢いに、内心、感嘆する。

 すると、ようやくといった様子で体を起こす。

 輝男が見下ろす先には、はだけられたワイシャツとずり上げられたブラジャーのみをまとう葵が、端整な美貌を恍惚とさせながら呆けていた。

 顔を真っ赤にし、荒い吐息を何度も繰り返す。

 開かれた股からは、蜜のようなものがこぼれ、色白の太ももを伝っている。

 若干の量がベッドの白いシーツにまでこぼれ落ち、シミを作っている。

 

 「も、もう、ダメ……お願い……」

 

 葵は荒く息を弾ませながら、切なそうに懇願する。

 輝男は葵の今の懇願を聞くと、ニヤッと笑みを浮かべる。

 

 「どうしたい?」

 

 即応する代わりに、半ばからかうかのようにしてたずねる。

 葵が言わんとしていることを理解した上で、あえて彼女を焦らそうとする。

 普段、“鬼の生徒会長”として頭から抑え付けようとする葵に対する、ささやかな腹いせのつもりなのだろう。

 即応を拒む輝男に、葵は恍惚とした美貌を不機嫌に歪める。

 

 「もう、わかっているくせに……意地悪……」

 

 すねたように言葉を返しながら、輝男の不敵な笑みと股を交互に見る。

 スラックスに覆われた彼の股からは、大きな盛り上がりが認められる。

 わずかな沈黙の後、恥じらいに満ちた表情を見せながら、葵が口を開く。

 顔を真っ赤にして、輝男をジッと見上げると、

 

 「あ、天江…君の……大きくて…たくましいもの…を……

 ……わ、私の……中…に……」

 

 勇気を振り絞るかのように、震える声で用件を伝える。

 端整な美貌、キリッとした目はそのままに、顔を真っ赤にして言葉を詰まらせる葵に、輝男はクスッと笑みをこぼす。

 

 「……わかったよ……」

 

 柔らかな笑みを浮かべながら、輝男はようやく葵の懇願を快諾する。

 

 

 ベッドの上で、二つの裸体が向き合っている。

 葵は一糸もまとわぬ細く引き締まった裸体を仰向けにさせて、目の前にあるものを見上げる。

 葵の視線の先には、生まれたままの姿をさらす輝男が葵をまっすぐに見下ろしている。

 彼の股からは、固く隆々とした一物が眼下の少女を見下ろしている。

 輝男は葵の左右の脚を開かせる。

 開かれた両脚の付け根の中央に、濡れぼそった秘裂が見える。

 輝男はそのまま、陰茎の先端を葵の秘裂にあてがう。

 固く突っ立つモノが大事なところに当たると、葵は緊張しきったかのように表情を強張らせる。

 輝男はすぐに、緊張しきった葵の表情を認める。

 

 「おい、どうしたんだ?」

 

 「う、ううん。何でもない」

 

 訝しげにたずねる輝男に、葵はすぐに返答すると、

 

 「早く……来て……」

 

 輝男をまっすぐに見つめながら、乞うように言葉を続ける。

 自分を求めようとする同級生にして新生徒会長に、輝男は思わず唾を飲み込む。

 つい昨日までは想像だにしなかった事態に、輝男の方が緊張してしまいそうになる。

 一回、深呼吸をすると、

 

 「黒山、行くぞ……」

 

 そっとささやくかのように告げる。

 葵がギュッとまぶたを閉じると同時に、輝男は腰を進ませる。

 秘裂を覆う蜜に煽られるかのように、輝男自身が葵の中に入る。

 すると、

 

 「うっ、うぅっ……!」

 

 葵は体をブルッと震わせ、息詰まるようにうめき出す。

 葵のかすかなうめきに構わず、輝男は更に腰を進ませる。

 

 (黒山の中、思ったよりも狭いな……)

 

 腰を進ませながらも、葵のヴァギナの狭苦しい感触に思わず難儀する。

 一方、葵は、自分の中を陰茎が前進する動きに体を硬直させ、ベッドのシーツを力一杯につかむ。

 色白の素肌に汗が噴き出て、かすかな体の震えさえ認められる。

 

 「う……ぐぅ……!」

 

 苦しそうにうめきながらも必死に耐える葵。

 苦痛にさいなんでいるものの、必死になって押し隠そうとしているかのようだ。

 間も無くして、輝男の前進が止まった。

 

 (あれ……?)

 

 輝男は信じられないと言わんばかりに首を傾げる。

 何度も腰を進ませようとするも、中々、前に進めない。

 葵の中では、輝男の陰茎の先端が、何か膜のようなものに突き当たっている。

 葵の中で生じる不思議な感触に、輝男はようやく何かに気付いた。

 

 「黒山……君、まさか……!?」

 

 額に汗をにじませながら、驚きに満ちた表情で葵に言葉をかける輝男。

 輝男の今の言葉に、葵は恥ずかしそうに顔を赤らめながら、こくんとうなずく。

 

 (葵……まさか、“初めて”だったなんて……!)

 

 輝男は内心、驚きの声を上げる。

 葵が今、初めて男を受け入れたことに気付くと、改めて葵を見つめる。

 視線の先にある葵は、緊張と苦しみが混ざり合った表情を見せている。

 顔を真っ赤にし、澄んだ瞳で自分の純潔を奪う男の顔をハッキリと見据える。

 “初めて”を捧げる痛みにさいなまれながらも、それを必死に受け止めようとする葵の健気さに、輝男は動きを止める。

 葵の苦痛が引くまで、いつまでも静止するつもりでいたが、

 

 「天江君……何、やってるの……!?」

 

 葵の口から発せられたいつもの厳しい声が、輝男に振りかかる。

 気が付けば、葵が鋭い表情を赤らめながら、輝男をじろっとにらんでいた。

 

 「早く来てって、言ってるでしょ……」

 

 「でも、黒山、このまま行けば、物凄く痛い思いをするけど……」

 

 「そんなことは百も承知よ。

 私をメチャクチャにしていいから、嫌なこと、つらいこと、すべて忘れさせて……って言ったでしょ?」

 

 葵の今の言葉に、輝男は言葉を返すのを忘れてしまう。

 そして、すぐに過去の記憶を次々と思い出す。

 

 東大一郎による盗撮と脅しで葵が苦しめられたこと――

 

 葵が自慰に耽るきっかけとなった失恋を聞かされたこと――

 

 輝男は、未だに葵の心を苦しめる過去の出来事に思いを馳せながら、先へと進めることができない。

 今も葵が悲痛の極みにあるのを知っている今、自分がこれからやろうとすることが、果たして葵にとって得になるのか?

 葵を抱き、彼女を犯すことが、彼女の心の傷を完全に消し去ることになるのか?

 そのことに対する不安、自信の無さが、輝男に二の足を踏ませているようだ。

 輝男は不安げに表情を曇らせながら、葵をまっすぐに見つめると、

 

 「ハッキリ言わせてもらうが……

 俺がこのまま動いても……決して、君が望むような結果にはならないかもしれない……

 それでもいいのか?」

 

 憂慮を垣間見させながら、念を押すように問いかけると、

 

 「天江君、あなただからこそわざわざ頼んだのよ!」

 

 葵は怒鳴るかのように輝男に言い返した。

 そしてすぐに、鋭く端整な美貌を弱々しくさせると、

 

 「お願いだから……このまま…来て……」

 

 すがり付くかのように懇願の声を上げる。

 葵の今の懇願に、輝男はようやく、意を決したような表情を見せる。

 ここまで来たからには、先へ進むしかない。

 

 「行くぞ……!」

 

 搾るような声で葵に告げると、そのまま一気に腰を進めた。

 

 「うっ……ぐぅっ……!!」

 

 葵は苦しそうに顔を歪め、息詰まるようなうめき声を上げる。

 彼女の中では、ブチブチ…と、何かが千切れるような感覚が生じる。

 葵の全身から汗が流れ出て、体の震えが激しくなる。

 葵は歯を食いしばり、ベッドのシーツをつかむ握力を増す。

 葵の処女膜を破ろうとする輝男も、緊張に顔を歪めながら、体中に汗をにじませる。

 と、次の瞬間、輝男は勢い良く自分の腰を葵の股にぶつけた。

 間も無くして、葵の中で何かが破けると、

 

 「あぁっ……あぁ――――――!!」

 

 葵は体を大きくのけ反らせながら、耳をつんざくような悲痛な叫びを上げた。

 そして、すぐに体をグッタリさせ、荒く息を弾ませる。

 葵の目元からは、涙と汗が混じり合ってこぼれていく。

 そして、秘裂の隙間からは、赤い血が一すじの流れとなってこぼれ落ちていく。

 一方の輝男は、汗を拭うのを忘れて、眼下でグッタリしている葵を呆然と見下ろす。

 荒く息を弾ませながら、葵が動き出すのを待つ。

 数分程経った頃、葵が弱々しく正面を向き直し、輝男と向き合う。

 汗の乾かぬ顔には、涙がうっすらと目元にたまっている。

 これ以上は無い苦痛の耐え抜きながらも弱々しい姿をさらす葵を、輝男はまっすぐに見つめる。

 

 「葵……痛むか……?」

 

 輝男が心配そうにたずねると、

 

 「うん、まだ痛む……。でも、とても不思議な気分……

 まだ、痛みが残っているはずなのに、頭の中が真っ白になったような……

 こんな感覚、自分で自分を慰めた時でも感じなかったわ……」

 

 葵は半ば呆けた様子で、感極まった思いを言ってくる。

 人生で唯一無二の苦痛を味わった果てに、一切の感覚が麻痺したかのような得も言われぬ気分に浸っている。

 

 「動いていいか?」

 

 輝男がまたもたずねると、葵は無言で首を縦に振る。

 葵の承諾を受けると、輝男はすぐに腰をゆっくりと動かし始める。

 スローペースの律動に、

 

 「あっ、あぁ……」

 

 葵はかすかに喘ぎ、輝男の動きに即応する。

 十回ほどゆっくりとした動きを続けると、少しずつ律動を速める。

 初めて男を受け入れたヴァギナで、男のモノが大きく動くと、

 

 「あっ、うぅっ……あっ、んんっ、んぁあっ……」

 

 葵は身悶えながら、艶やかな喘ぎを繰り返す。

 葵が身悶えるたびに、胸元の美巨乳がブルブルと震える。

 輝男は葵の胸元の震えを認めると、彼女の胸に手を差し伸ばす。

 左右の手で震えるEカップバストをつかみながら、更に腰の動きをペースアップさせる。

 愛撫をしながら腰をぶつける輝男に、

 

 「あっ、いい、いいわ……気持ちいい……」

 

 葵は艶を帯びた声で歓喜の念を言って来る。

 水音混じりの肉と肉の衝突音に、

 

 「あっ、ハァ、んっ、んんっ……うぅ、あぁ……あん、んあっ……」

 

 葵の艶やかな喘ぎが重なって響く。

 

 「葵、君のオッパイ……柔らかくて……温かいよ……」

 

 輝男は、熱を帯びた美巨乳の柔らかな感触を主(あるじ)に向かって言う。

 そのまま愛撫と律動を繰り返していると、

 

 「あ、天江…君……」

 

 葵が切なそうな吐息を交えながら輝男に呼びかける。

 輝男が真上から葵と向き合うと、

 

 「キ…キス…して……」

 

 葵はときめくような面持ちで顔を赤らめながら、輝男にそっと求める。

 輝男はそのまま葵の真上に被さると、彼女とキスをした。

 唇を重ね、舌を絡ませ合いながらも、腰をぶつけることは忘れない。

 

 「うぅっ、んんっ……」

 

 絡み合う舌の隙間から、葵の切なそうなうめきが漏れる。

 すると、

 

 (黒山の中……すごく締まってる……)

 

 輝男は内心、感嘆の声を上げる。

 葵のヴァギナは、絶えず律動を繰り返す輝男自身の動きに、収縮を強く仕掛けて来た。

 絶えず狭まるヴァギナの感触と内側から染み出る熱と愛液を、陰茎を通して感じ取る。

 一方、葵は輝男と何度もキスを繰り返しながら、

 

 (ヤダ……天江君の……ますます固く…大きくなってる……!)

 

 自分の中で硬度を増し、膨張を続ける輝男の陰茎に、内心、驚嘆する。

 狭まる一方のヴァギナと限界まで膨張する剛直は、すぐに強烈な摩擦を引き起こす。

 葵は輝男とのキスをやめると、

 

 「あっ、うぅっ……あ、んんぅ……んあぁっ……!」

 

 何度も痙攣を繰り返しながら、けたたましく喘ぐ。

 摩擦がもたらす苦痛を我慢できずにいるようだ。

 輝男は額に汗をにじませながら、苦しそうに顔を歪める葵を見つめる。

 

 「黒山、やっぱり、まだ痛いか?」

 

 輝男が表情を曇らせながら心配そうにたずねると、葵はすぐに首を横に振る。

 

 「お願い……もっと…もっと強くして……!」

 

 声を震わせながら、更なる激しい動きを求める葵。

 

 

 輝男と葵は、ベッドの上で、互いに向き合うように腰を下ろしている。

 さっきまで仰向けの体勢を取っていた葵は、体を起こし、輝男の股の上に腰を下ろしている。

 葵の細い左右の手が輝男の胸板に触れ、輝男の左右の手が葵の左右の細腕をつかんでいる。

 輝男と葵の間には、固く膨張しきった剛直が秘裂で抜き差しを繰り返している。

 真下から何度も突き上げる剛直に、葵は押されるように腰を上下に揺らす。

 

 「あんっ、んあっ……」

 

 輝男の突き上げに、葵はのけ反りながら艶やかな喘ぎを繰り返す。

 葵の体の動きに合わせるかのように、彼女の胸元で左右のふくらみがブルンと上下に波打つ。

 輝男は葵の体をしっかりとつかみながら、絶えず突き上げを繰り返す。

 

 「どうだ? 黒山」

 

 「う、ううん……すごい……気持ちいい……」

 

 具合をたずねる輝男に、葵は恍惚とした気分を告げる。

 比較的ゆっくりとしていた突き上げだったが、今の葵の言葉に動きをペースアップさせる。

 

 「あっ、んっ、んんっ! あっ、うぅっ、あぁんっ……!」

 

 激しく繰り返される突き上げに、葵は喉を突き出しながらのけ反り、喘ぎをトーンアップさせる。

 葵の形良い色白のEカップバストは絶えず揺れ続けている。

 そして、剛直が抜き差しを繰り返す秘裂の隙間からは、蜜が一すじの流れを成してこぼれていく。

 葵は輝男と顔を近付けさせると、またもキスをし、舌を絡ませ合う。

 輝男はディープキスを繰り返しながら、

 

 (ヤバい……! 葵の中……更にキツくなってる……!)

 

 葵のヴァギナがギュッと狭まっているのを、暴れ続ける剛直を通して感じ取る。

 葵のヴァギナは、輝男自身を拒み、あるいは逆に締め付けるかのように収縮を続けている。

 しかし、ヴァギナを覆う熱と愛液に煽られるようにして、肉壁を突き破らんばかりに動き続ける。

 やがて、葵の体がわなわなと震え出す。

 

 (ダ、ダメ……! 天江君の……ますます激しくなって……もう、耐えられない……!)

 

 葵は自分の中で暴れ続ける輝男自身に、自らが限界に差し掛かっていることを悟る。

 このままずっと…と思っていたが、体の方はもう限界に差し掛かっているようだ。

 葵は輝男とのディープキスをやめると、

 

 「ダ、ダメ……! こ、このままじゃ……わ、私……イ、イっちゃう……!」

 

 弱々しい顔を見せながら、震える声で自らの限界を告げる。

 輝男は葵の今の言葉を聞くと、

 

 「実は俺も……このまま長くは持てそうもない……」

 

 絶えず突き上げを繰り返しながらも、自身の限界が差し迫っていることを告げる。

 股の辺りで沸騰感が昂っているのをギリギリまで堪えているのだ。

 自らの限界を正直に訴えると、輝男は腰の突き上げを更に激しく小刻みにさせる。

 ラストスパートをかけるかのような容赦ない動きに、

 

 「あっ、あぁっ、すごい……!

 お、奥に当たって……お、お腹……壊れちゃう……!」

 

 葵は輝男の両腕をギュッとつかみながら、肉壁を破り、自分の中、最深部に突き当たろうとする輝男自身の動きに悲鳴を上げる。

 輝男は、分の腕をつかむ葵の握力に、少なからぬ痛みを感じる。

 しかし、苦痛をまぎらすかのように、激しく小刻みに腰の動きを繰り返す。

 

 「あっ、あぁっ、あんっ、んんっ、んっ、んあぁっ……!」

 

 葵は真下からの激しい突き上げに、けたたましい喘ぎと大きく波打つ美巨乳の動きで応じる。

 葵の喘ぎと水音混じりの衝突音が、輝男の耳に流れ込み、狭まるヴァギナを覆う熱、愛液と重なって、彼をいたずらに煽り立てる。

 しかし、間も無くして、

 

 「あぁっ! ダメ、ダメ……! イ、イく、イく……もう、イっちゃう……!」

 

 葵は半ば狼狽したかのように、絶頂が間近いことを叫ぶ。

 そして、輝男が二、三回、真下から強く突き上げを食らわすと、

 

 「あぁ―――っ! イ、イくぅ――――――!!」

 

 体を大きくのけ反らせながら、腹の底から絶頂の叫びを上げた。

 葵の今の叫びを聞くと、輝男はギュッと締まりきった膣内に、濃厚な欲望の濁流を流し込んだ……

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