“カフェ 2-A”内、アクリル板の向こうにある準備スペースで、十人くらいの生徒たちがジュースやお菓子類を飲み食いしている。
「今日は結構、稼いだよな」
「ホントに息つく暇も無かったくらいだからね」
「明日はもっとイケるんじゃないか?」
生徒たちは飲み食いしながら、会話を交わす。
彼らは皆、一日目の打ち上げをしている最中である。
桜月もまた、彼らに混じってレモンジュースを口にしている。
しかし、何故か浮かない顔をしている。
一方、担任である理華は、アクリル板にもたれてジュースを飲みながら、生徒たちのやり取りをほほ笑ましげに眺めている。
そこへ、浮かない顔をした桜月が近付いて来る。
「あの……天江君、どうしたんですか?」
桜月は理華と向き合いながら小声でたずねる。
今、飲み食いに興じている生徒たちの中に、輝男の姿がいないことが気にかかっているようだ。
「ちょっと用事があると言って先に帰ったらしいわ」
「そうですか……」
「もう、日向さんったら、そんなしけた顔してないで、皆と一緒に楽しんでらっしゃい」
理華は背中を押すかのように、桜月にクラスメートたちとの合流をうながす。
桜月が再び、クラスメートたちの輪の中に入って行くと、理華が着ているジャケットのポケットから振動音が鳴り出した。
理華はポケットからスマートフォンを取り出すと、誰かと電話をし出す。
「もう、そんなことでわざわざ電話して来るなんて、あなたも相当、暇…というか物好きね」
半ば呆れたかのような調子で、電話の向こうの相手と話をする。
すると、スマートフォンの向こうから女性の声が聞こえて来る。
『さっき、天江君に保健室の鍵を渡したけど、あの様子だと、今頃、相当、ヤりまくってるかも』
電話相手の喜悦に満ちた声が、理華の耳に流れ込む。
何やらただならぬ内容を話す電話相手に、理華はニヤッと笑みを浮かべる。
「とうとう、あの“鬼の生徒会長”とも体を重ねちゃうなんて……
彼も隅に置けない……っていうか、末恐ろしいわね。
その調子だと、どんな女の子でも簡単にモノにできちゃうかも」
笑みを絶やさずに電話相手に言い返す理華。
電話の内容に気分を害するどころか、とても面白そうなことであるかのように受け止めている。
そんな理華と電話相手のただならぬ会話に、桜月も他の生徒たちもまったく気付いていない。
◇ ◇ ◇
静まり返った保健室に、一か所だけ薄明かりがともっている。
明かりの真下、仕切り幕の内側にある二対のベッドの一つで、輝男と葵が向き合っている。
葵は厳しい表情をほんのりと赤らめながら、神妙な面持ちを見せる輝男をまっすぐに見つめる。
「天江君、正直に言って……
あなた、私のことをふしだらでいやらしい女だと思っているんじゃないの?」
厳しい表情を見せながら憂慮を伝えて来る葵。
彼女の今の問いかけに、輝男は神妙な面持ちを崩そうとしない。
「俺は別に、君のことをいやらしいヤツだとは思ってないよ。
他の娘だって、好きな男に身を委ね、抱かれることを当たり前のこととして受け止めているんだから。
……ただ、君は普段、他の誰よりも真面目で厳しいから、それとのギャップが余りにも大き過ぎるだけで……」
そこまで言うと、一呼吸、間を置いた後、輝男が話を続けて来る。
「むしろ、俺の方こそ君に聞きたいんだが……
どうして、一度ならず、二度も俺に抱かれようなどと…」
「お願いだから、それ以上は言わないで」
問い返そうとした輝男を、葵は咄嗟にさえぎる。
輝男をまっすぐに見つめながらも、頬を赤らめ、乞うようなまなざしを震わせる。
「天江君……キスして……」
そっとささやくかのように言葉をかける葵。
輝男は何も言い返さず、そのまま葵とキスをする。
薄暗い保健室の片隅で、一組の男女生徒が静かに唇を重ねる。
二、三回、唇をついばむようなキスをすると、輝男と葵は互いの舌先を絡ませ合う。
物音一つ聞こえないはずの保健室で、唾液が跳ねるような音だけが小さく響く。
「うぅ……ぅ、んぅっ……」
絡み合う舌の隙間から、切なそうなうめきがかすかに漏れる。
輝男は葵とディープキスを続けながら、彼女が着ているブレザーをそっと脱がす。
葵もまた、輝男と舌を絡ませ合いながら、彼のブレザーを脱がす。
唾液が跳ねるような音と荒い吐息、そして、乾いた布ずれ音が微弱な三重奏を響かせる。
やがて、二人はディープキスをやめた。
輝男は、目の前の葵が白のワイシャツに赤のスクールネクタイをしているのを見ると、彼女のネクタイを緩め、ワイシャツのボタンを上二つだけ外す。
自分の服に手をかける輝男の動きに、葵は赤ら顔を背ける以外には何もしない。
すると、輝男はそのまま葵をベッドの上にそっと押し倒す。
成すすべなく押し倒された葵の真上から、輝男が再び唇を重ねる。
輝男は葵とキスをしながら、彼女の胸の大きなふくらみをワイシャツ越しに揉みしだく。
「んっ、んうぅっ……!」
キスで唇をふさがれた葵は、男の手が自分の胸に触れる様にうめく。
輝男の手は、葵の胸をワイシャツの上から二、三回愛撫する。
葵とのキスをやめると、葵のスクールネクタイを外し、残っているワイシャツのボタンをすべて外す。
ボタンをすべて外され、はだけられたワイシャツの下から、透き通るような色白の素肌と、Eカップはあろう形よい大きなふくらみを覆うシンプルな白のブラジャーが姿を現した。
輝男の手は、今度は下着越しに葵の胸を揉みしだく。
左右の手が、ブラジャーの質感とその下にある柔らかく大きな肉感を同時に堪能する。
「あっ、ヤダ……あぁっ……」
輝男の愛撫に、葵は恥ずかしそうにか細く喘ぐ。
羞恥に顔を真っ赤にしながらも、男の手が自分の胸を好きなだけ揉む様を甘受する。
やがて、輝男は葵のブラジャーのカップを上の方へずらした。
ブラジャーの下から、裸の胸がブルンと弾み出る。
裸の胸をさらけ出されてしまい、葵は言葉を失いながら顔を背ける。
思いっきり恥ずかしそうに顔を真っ赤にする葵に、輝男はついつい笑みをこぼす。
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに」
「だって……」
「俺、君のオッパイ、好きだよ……。柔らかくて、きれいで、温かくて……」
輝男はそう言葉をかけると、葵の裸の胸をジックリと揉みしだく。
パン生地でもこねるかのように揉んだかと思うと、円を描くようにして愛撫する。
それらを交互に繰り返す内に、
「あっ、うぅっ……ハァッ、ハァ……あぁ……」
徐々に艶を帯びていく喘ぎと、切なそうな吐息が、葵の口から交互に漏れる。
切なそうな吐息と艶やかな喘ぎを聞き入りながら、延々と愛撫を繰り返す輝男。
彼の手のひらは、葵の美巨乳が内側からジンワリと熱を帯びて来ているのを感じ取る。
モチモチした肉感に微熱が加わり、まるで半ば熱の冷めたようなまんじゅうに触れているかのような感触を味わう。
やがて、輝男は愛撫を続けながら、葵の胸元に顔をうずめる。
右胸の頂を輝男の舌が舐め回し、左胸の先端にある桃色の小さな蕾を彼の右手の二本指がこねくり回す。
「うっ、イヤッ……あっ、うぅっ、ハァ……」
胸先から来る刺激に、葵は身悶えながら喘ぐ。
しかし、輝男は葵に構わず、彼女の裸の胸を貪り続ける。
柔らかくて大きな色白の乳房に幾つもの指が食い込み、先端の二つの蕾が舌と指で交互に責められ続ける。
「あぁ……うっ、んんっ……ハァッ、あっ、んぁ……」
胸を貪られ続ける葵の口から、声を殺すかのようなか細い喘ぎが、弱々しく漏れ出る。
極力、抑えてはいるが、艶を増すトーンから察するに、葵自身、徐々に感じ入っているのが容易に理解できる。
(葵のヤツ、ホントにオッパイも温かくなってるし……すっかり感じちゃってるな……)
輝男は葵の胸元に顔をうずめたまま、熱を帯びる美巨乳の感触に内心、感嘆する。
間もなくして、葵の胸元から顔を離す。
体を起こした輝男の視線の先には、半ば呆けたような顔を赤らめる葵と、胸先で固く突っ立つ桃色の小さな蕾がハッキリと見える。
一方の葵は、薄明かりの下、自分をまっすぐに見下ろす輝男の顔を認める。
次の瞬間、輝男に向かって片手を差し伸ばし、彼の右腕をギュッとつかむ。
「おい、どうしたんだ?」
突然の葵の行動に、輝男は半ば、戸惑ったかのようにたずねる。
葵は、今の問いかけを聞くと、乞うようなまなざしを真上の輝男に向ける。
「天江君ばかりズルい……。私も……天江君の……」
そこまで言うと、葵は恥ずかしそうに顔を赤らめ、閉口してしまう。
恥ずかしさの余り、言葉を詰まらせる葵に、輝男はまっすぐなまなざしでもって応じる。
二対あるベッドの内の一つに、それぞれ二枚のブレザーと白のワイシャツ、スラックスにスカート、そして、ブラジャーとトランクスが無造作に脱ぎ捨てられている。
真向かいにあるもう一つのベッドの上で、グレーのノースリーブシャツのみを着ている輝男が、仰向けの状態で寝そべっている。
彼の真ん前には、プリッとした肉付きの美尻が突き付けられている。
輝男は美尻の真ん中に顔をうずめると、すぐ目の前に見える肉の花弁に舌を這わせる。
肉の花弁に隈なく舌を舐め回していると、美尻に視界をふさがれた向こう側、股の辺りから異様な感触が生じているのに気付いた。
何か生温かいものが包み込むような感触が、輝男の神経を侵している。
輝男の股の方では、葵が身を屈めながら、輝男の陰茎を片手でつかみ、くわえ込んでいる。
輝男の真ん前に美尻を突き出しながら、口を上下に動かし、輝男自身を貪っていく。
彼女の右太ももには、ブラジャーとお揃いのショーツが引っかかっている。
「んっ、んんっ……んうぅっ……んむっ……」
唾液が跳ねる音に混じって、甘くくぐもった声が、陰茎でふさがれた口元から漏れる。
葵は輝男の陰茎を口でしゃぶりながら、はみ出た個所を片手でしごき続ける。
葵が自分のモノをフェラしているのを認めると、彼女が突き出した美尻を舐め回すことでそれに応じる。
ざらつく舌の感触と、ペチャ、ペチャ…と舐め回す音が、背後から葵の神経を襲う。
大事なところを舌で荒らす輝男にあらがうかのように、フェラチオをペースアップさせる。
優しく撫でるようだった口腔の動きは、肉の棒を強くこするそれへと変わっていく。
速まる口の動きに合わせて、唾液が跳ねるような音と、
「んぐ、んぐ、んむっ、んふぅ……んうぅっ……!」
陰茎でふさがれた口元から漏れる艶やかなうめき声がトーンアップする。
依然として美尻に視界をふさがれて輝男にはわからないが、フェラチオを続ける葵の美貌は恍惚さと赤みを増していく。
強まるフェラチオを察しながらも、輝男は葵の大事なところを貪り続ける。
輝男の嗅覚は、葵の中から漂う芳醇なメスのにおいをすぐにとらえた。
嗅覚を刺すメスのにおいと葵による絶え間ない口淫に、彼女の口内にある陰茎はとめどもなく充血していく。
やがて、葵の秘裂からは、メスのにおいと一緒に蜜のようなものがジンワリと吐き出される。
輝男の舌は、葵の中からあふれる蜜を舐め取ろうとする。
音を立てて貪る水音が、葵の耳に流れ込む。
「んっ、んぐぅっ……!」
輝男のモノをくわえ続けている葵は、尻の方から来るみだらな痛覚にたまらずうめき声を上げる。
しかし、すぐにハイペースでの口淫を再開する。
美少女の口が男のモノを強くしごく一方で、当人の大事なところからは、いやらしい蜜が途切れることなく流れ続ける。
輝男は強度を増すメスのにおいを嗅ぎながら、あふれる蜜を舐め尽くそうとする。
しかし、輝男が舐めれば舐める程、蜜の流れはその量と勢いを増していく。
(これじゃあキリがない……っていうか、俺自身、かなりヤバい……!)
貪るように美尻の真ん中に顔をうずめている輝男だったが、ここに来て苦悶の兆しを見せる。
「んっ、んうぅっ……! ん、ぐぅっ……んぐ……!」
輝男の耳に、息詰まるかのような葵のうめき声が聞こえる。
葵は、口内で固さと大きさを増す陰茎がもたらす息苦しさにさいなまれているようだ。
葵の口元からは、唾液に混じって別の液が漏れ出ている。
しかし、輝男の一物を口から離そうとせず、片手で肉の棒をつかみ続ける。
輝男の股の辺りは、さっきから沸騰感がグツグツと沸き立っている。
このまま行けば、いつ暴発してもおかしくない状態にある。
しかし、次の瞬間、葵がようやく輝男のモノを口から離した。
「ハァッ、ハァ……!」
顔を上げ、荒く息を弾ませる葵。
彼女の眼下には、唾液と別の液に表面をまぶされた剛直が、天を向くように反り返っていた。
葵の荒い吐息を聞くと、輝男もまた彼女の美尻から顔を離す。
美尻の真ん中、葵の大事なところは、メスのにおいを漂わせながら、蜜で濡れぼそり、ひくついている。
すると、葵は体の向きを反転させ、輝男と向き合う。
ちょうど、輝男の上にまたがるような体勢を取ると、
「天江君……もう、いいよね……」
輝男を見下ろしながら、そっとささやくように声をかける。
葵は輝男の返答を待たずに、彼の股の上にまたがる。
輝男は、自分の剛直の先端が葵の濡れぼそった秘裂に当たるのをすぐに感じ取った。
「お、おい、黒山……」
「天江君、あなたはそのまま何もしないでいいから」
「しかし、このままだと……」
「このままでいいの……」
輝男が口にしたためらいの気持ちを、葵はすぐにはね付けた。
ゴムも何も着けていない生のままの肉の柱が、葵の秘裂に飲み込まれる。
「私は大丈夫だから、そのまま……ね?」
「ホントに大丈夫なのか?」
なおも心配げにたずねる輝男に、葵は首を縦に振る。
「天江君……私……あなたが欲しいの……」
端整な美貌を恍惚とさせ、乞うようなまなざしで眼下の相手をとらえながら、艶やかな声で言葉をかける。
すると、葵はそのままゆっくりと腰を沈めた。
「うっ、うぅっ……!」
たまらず、苦悶のうめき声を上げる葵。
輝男はすぐに、薄明かりに照らされながら、苦痛を押し殺せずにいる葵の顔を認める。
(葵、やっぱり、まだ、体が完全に男を受け入れずにいるんだ……!)
苦痛に歪む葵の顔を見ながら、内心、困惑の念を漏らす。
ロスト・バージンからそんなに日にちが経っておらず、性交自体、ほとんど回数を重ねていない。
葵本人の気持ちに関係なく、体の方は、固く膨張した男自身を十分に受け入れられずにいる。
輝男は、狭いヴァギナが剛直を飲み込むのに難儀しているのを、剛直を通して痛感する。
葵は苦痛に歯を食いしばり、額から冷汗を垂らしながら、何とか輝男自身を飲み込もうとする。
彼の股の上にまたがり、引き締まった胸板に左右の手を押し当て、我が身を支えようとする。
すると、輝男の左右の手が、両脇から自らの胸板の方へと伸ばされた。
そして、そのまま、葵の左右の手と指を絡ませ合いながらギュッと握り締め合う。
「天江君……?」
葵は輝男の今の動きに気付き、彼の方を見下ろす。
輝男は葵のまなざしを認めると、何も言わずにうなずく。
すると、葵は意を決したかのように腰を思いっきり落とす。
葵と輝男の腰が上下にぶつかり、剛直が完全に葵の中に入ると、
「あぁっ……あっ、あぁ――――――……!」
かすれるような叫びを上げながら、葵は体を大きくのけ反らせた。
輝男は葵の今の叫びを聞くと、額に汗をにじませながらグッと歯を食いしばる。
元からして狭いヴァギナを突き破るような剛直の動きに、思わず苦痛を覚えたようだ。
一方、葵は輝男自身を勢い良く飲み込み、一瞬、グタッとうな垂れるも、すぐに腰を上下に動かし始めた。
輝男と握り合う左右の手で我が身を支えながら、スローペースで上下運動を仕掛ける。
「あっ、あっ、あっ、あっ……うぅっ……あぁ……」
葵は腰を振り続けながら切なそうな喘ぎを繰り返す。
若干、前傾するような体勢で腰を振り続け、胸元から盛り上がるEカップバストを上下に波打たせる。
窮屈なヴァギナに顔をしかめていた輝男は、うっすらと目を開け、視線の先にあるものを見上げる。
輝男の視界には、薄明かりの下、恍惚とした顔を赤らめながら、上下に腰を振り続ける葵の姿がある。
「あっ、んんっ、あぁっ、うぅっ、んっ、あぁっ……」
葵の喘ぎは徐々に艶を増していき、腰の動きも少しずつペースアップする。
葵は腰を振り続けながら、輝男とまっすぐに目を合わせる。
「どう? 天江君、気持ちいい?」
艶を帯びた声で葵がたずねると、
「あぁ、とても気持ちいいよ」
わずかでも迷いの無い口調で、輝男が即答する。
「黒山、君はどうなんだ?」
「とても気持ちいい……
天江君の固くて大きなものが私の中にあって……ますます、固く、大きくなって……
何も考えられなくなるような……何もかも忘れられそうな……
普通では絶対に味わえない感覚が……私の中で満たされて……」
葵は腰を振り続けながら、歓喜に満ちた思いを口走る。
“鬼の生徒会長”とまで呼ばれている葵が、まるで人が変わったかのようにみだらに耽りきっている。
ただ一人の男相手に、自ら進んで男自身を貪り、恍惚とする様に、当の相手が気分を昂らせる。
輝男は額から汗を垂らし、またしても苦しそうに歯を食いしばる。
(ヤバッ……葵の中、更にキツく……熱くなってる……!)
輝男は自分自身を包み込む葵のヴァギナが収縮を強め、熱と愛液を染み出して来たのを痛感した。
ギュッと締め付けるような感触を葵の中から感じ取ると、輝男の耳に叩くような物音が聞こえて来る。
葵が更に腰の動きを激しくさせ、輝男の腰に何度も自分の腰を強くぶつけて来ているのだ。
水音混じりの肉と肉の衝突音を響かせながら、小刻みに腰の振りを激しくさせる。
「あっ、あぁんっ……! いい……すごく……いい……!」
葵は上下運動を繰り返しながら、熱に浮かされたかのように歓喜の声を上げる。
葵が腰を揺らすたびに、胸元にある左右の大きなふくらみも絶え間無く上下に波打つ動きを繰り返す。
ブルンと震える形よいEカップバスト――
薄赤色に染まり、絶えず汗を噴き出す引き締まった裸体――
そして、恍惚の極みに達し、紅潮する鋭くも端整な美貌――
みだらに耽りきる葵の一切が、輝男の目に否応無く映る。
「あぁっ、いい、いい……! あっ、天江君……天江…君……!」
我を忘れたかのように激しく腰を振り続け、求めるかのように相手の名を叫び続ける葵。
ほんの数時間前に、理華をはじめとする教諭たちに文化祭続行を強く訴えた“鬼の生徒会長”が、今や淫欲に狂うメスとして男を求め、みだらな刺激に自らの神経を麻痺させようとしている。
輝男の耳には、自分を強く求める葵の叫びと、延々と響く肉と肉の衝突音が重なって聞こえる。
すると、葵と指を絡ませ合う手がギュッと握力を増した。
(ダメだ……! これ以上、キツくなると……!)
更に狭まるヴァギナの感触に苦痛を覚えると、
「あぅっ!!」
輝男の真上で、葵がビクンと体を大きくのけ反らせる。
「ヤダ……天江君の……もっと固く……大きくなってる……!」
葵は艶を帯びた声を途切れ途切れに発しながら、自分の中で生じる異変を告げる。
葵自身のヴァギナがギュッと締め付けて来るのと同時に、輝男の剛直がこれ以上は無理なくらいに固く膨張しきっていく。
葵は、自分の中で限界まで固く膨張する男自身の動きを認めつつも、激しく腰を振り続ける。
狭まる一方のヴァギナと固く膨張しきった剛直がもたらす摩擦に、苦痛を覚えないはずがない。
しかし、葵は現に自らをさいなむ苦痛をまぎらすかのように、これ以上は無いくらいに小刻みに腰を振り続け、輝男の腰を勢いよく叩く。
葵が腰を強く振るたびに、Eカップの美巨乳は大きく波打ち、噴き出る汗は辺りに飛び散っていく。
自分が一方的に激しく動き続けているにも関わらず、
「お、お願い……天江…君……もっと……もっと強く……!」
声を震わせながら、輝男に更なる責めを強く求める。
輝男は我を忘れてみだらに耽る葵と、彼女が今しがた発したみだらな懇願に、
「ダ、ダメだ……! こ、これ以上は……!」
息詰まるようなうめき声で応じる。
すると、葵はなおも腰を振り続けながら、
「いい……いいわ……! 私の中に……天江君の熱いの……全部、流し込んで……!」
まるで、輝男の今の心境を見透かしたかのように、自分に向けての膣内射精をうながす。
葵の今の叫びに、輝男は体をわなわなと震わせる。
股の辺りでは、さっきから沸き立ち続けている沸騰感が否応無しに昂っている。
ちょっとでも気を抜けたら、すぐにでも暴発してしまう状態にある。
すると、今度は葵の方が体をわなわなと震わせる。
「あぁっ……! ダ、ダメ……イ、イく……イきそ……!」
葵は声を震わせながら、自ら限界に差し掛かったことを訴える。
それでも、腰を上下に振り続けるのをやめない。
みだらに耽っているとはいえ、男にその身をいいようにされるのではなく、自分の方が相手をいいようにする方が好ましいようだ。
意識するにせよ、無意識であるにせよ、男を組み伏せながら淫欲を貪ることを本能的に好む性分であるようだ。
結局、輝男は葵にその身を任せたまま、ラストスパートへと追いやられていく。
「あっ! うぅっ! あっ、んんっ、あんっ、んぅっ、ハァッ、ハァッ……!」
上ずったような喘ぎを繰り返しながら、輝男の上にまたがり、彼自身を限界まで搾り尽くそうとする葵。
端整な美貌と体に汗を噴き出させ、苦しそうに顔をしかめ、赤らめている。
輝男が葵のヴァギナの強烈な締め付けに難儀しているのと同じように、葵もまた、自分の中で生じている強過ぎる摩擦に苦痛の色を濃くしていく。
それでも腰を上下に振り続け、美巨乳を揺らし続ける動きを止めようとしない。
そのまま限界へと向かうかのように……
やがて、
「く、黒山……! あ、葵……! お、俺……もう……!」
「あぁっ! あ、天江…君……! あたし…もう、ダメ……イく……!」
輝男と葵は、ほぼ同時に自らの限界を震える声で叫んだ。
そして、葵が真上から自分の腰を輝男の腰目がけて一突きさせると、
「あぁっ……あっ、あぁ――――――ん……!」
喉を突き出すようにして体を大きくのけ反らせながら、葵は腹の底から絶頂の叫びを上げた。
葵の今の叫びを聞くと、輝男はギュッと締まり切った葵の中に、濃厚な白濁を一滴残さず吐き出した。
「うぅっ……」
葵は輝男の上にまたがり、体を震わせてうめきながら、自分の中に流れ込む淫欲の奔流をしっかりと受け止めた。
のけ反ったままの葵の瞳から、一すじの涙がこぼれていく。
(天江君の……熱いほとばしりが……私の中に一杯……)
同級生が流し込む熱い奔流に、内心、得も言われぬ歓喜の念を叫ぶ。
その涙と内心の叫びから、葵が恍惚と喜悦の極みに達しているのは火を見るよりも明らかだ……
◇ ◇ ◇
十数分後――
既に明かりが消え失せ、戸締まりされた保健室を背にして、輝男と葵は生徒玄関へと向かう。
校舎内の廊下には天井の電灯が煌々と照らされており、既に時刻は夜を迎えていることを示している。
さっきまで、保健室内で激しくセックスに耽っていたことなど微塵も感じさせず、まるで何も無かったかのように下駄箱へと歩を進める。
すると、輝男と葵は目の前に誰かがいるのに気付いた。
「日向……」
「日向さん」
二人は、桜月が靴を履き替え、下校しようとしているのをすぐに認めた。
桜月もまた、すぐに輝男と葵を認め、二人とまっすぐに向き合う。
「お疲れ様。二人とも、今の時間まで生徒会の仕事でもしてたの?」
ごく自然に笑顔を見せながら桜月がたずねると、
「あぁ……。明日の文化祭の件で、色々と打ち合わせやら何やらで忙しかったから」
輝男は何食わぬ顔で、偽りの返答をする。
ごく自然な態度を装い、葵とセックスしたことをおくびにも出すまいとする。
葵は二人のやり取りを傍観すると、一人、靴を履き替える。
「それじゃあ、また明日ね」
葵もまた、何も無かったかのように振る舞いながら、輝男と桜月に別れのあいさつを交わす。
一人、生徒玄関を出て、下校の途に着く葵の後ろ姿を、輝男と桜月は黙って見つめる。
葵の後ろ姿が遠のくと、桜月はやや曇ったような面持ちで口を開く。
「……本当に、さっきまで生徒会の仕事で忙しかったの……?」
横にいる輝男に向かって、淡々とした口調でたずねる。
「当たり前じゃないか。君も随分と変なことを聞くな」
輝男は何気ない態度を装いながら、桜月にそう言い返す。
しかし、
(まさか……俺と葵のことを見抜いたんじゃ……)
何気ない表情の奥で、一抹の不安に似た思いをつぶやく。
“女の勘”か、あるいは別の要因によるものかわからないが、桜月が輝男と葵の関係を疑っているのは間違いないようだ。
しかし今は、互いに何も無かったかのように振る舞いながら、一足遅れて下校の途に着く。
明日もまた、文化祭があるのだ……