模擬カフェと化したままの二年A組内の教室で、生徒たちが集まっている。
輝男や桜月を含む彼らは、正面に立つ理華と向き合っている。
「今日は二日目ということで、昨日よりも大勢のお客さんが来られることは間違いありません。
色々と大変になるでしょうが、皆、気を引き締め、協力し合って、最後まで頑張り通して下さい。
もちろん、売り上げも昨日以上となることを期待します」
「はい!」
理華の訓話に、生徒たちは皆、声を揃えて応じる。
「……ですが、今日のシフトは一部、変更させます」
理華の今の言葉に、生徒たちはざわめき立つ。
ざわめく教え子たちに構わず、理華はそのまま話を続ける。
「今日も天江君がお店の方に入ることになっていますが、彼には校内の見回りに加わってもらうことになりました」
理華がそう言葉を続けると、輝男を除く生徒たちはまたもざわめく。
しかし、輝男は理華の今の言葉を冷静に受け止める。
「今回の文化祭が無事に終わるためにも、トラブルの兆候を少しでも見逃さず、事件を未然に防ぐために、天江君を始め、若干名の生徒にも、校内の見回り業務に加わってもらうことにしました」
理華の今の説明に、生徒たちのざわめきが収まる。
今回の模擬店における大事な戦力の一人でもある輝男が欠けることを潔しとしなかった彼らだが、理華が言わんとしていることを理解し、納得したかのような態度を見せる。
ざわめきが収まったのを見ると、理華は輝男の方に視線を向ける。
「そういうわけだから、大変だろうけど、天江君、頼むわね」
「はい」
言葉をかける理華に、輝男はすぐに応諾の返事をする。
◇ ◇ ◇
一時間後――
校内の廊下は、明朝学園高校の生徒をはじめ、文化祭目当ての他校の生徒、その他、近隣の人々等で賑わっていた。
辺りを行き交う人々に混じって、輝男は何気無い態度を装いながらあちこちを見渡す。
(今のところ、異常無し……か)
周囲を見渡す輝男は、トラブルの兆候や異様な気配を認めることができなかった。
彼の目に映る周囲は、皆、文化祭を心行くまで楽しんでいるように見えた。
昨日、東大一郎が盗撮を働いたことを鑑み、同じような事態が起きるのを防ぐために、校内の見回りを行なっているのだ。
しかし、実際には、東のような輩は影も形も認められない。
当然のことかもしれないが、東のように不要かつ不穏なトラブルを引き起こす者など、極めてイレギュラーで皆無に等しい。
周囲が至極平穏であることを認めると、輝男はその足で、前方に見える教室に入って行く。
教室の正面ドアには、“1-A”と横書きで記された札が高く掲げられている。
「君のところは上手くいってるか?」
「あ、はい……。今のところは……」
輝男は机越しで向き合う七海と話をしている。
横並びに重ねられている机の上には、幾つかの品々が並んでいる。
雑貨や本、ぬいぐるみ等……
今、輝男がいるのは、七海が在籍しているクラスである。
七海たち一年A組の生徒は、今回の文化祭でフリーマーケットをしている。
この教室内でも、人々は何一つ異常な様子を見せず、絶え間無く行き交っている。
ふと、輝男は机上に並べられている数冊の単行本を認めた。
いずれも、漫画の単行本のようだが、そのいずれもが、美男子たちが絡み合うものばかりである。
表紙を彩る耽美な絵のタッチに、輝男は思わず唖然とするも、その内の一冊を拾い上げる。
輝男がパラパラと単行本の中身を見ていると、
「あ、せ、先輩! やめて下さい!!」
真向かいで座っていた売り子役の七海が、顔を真っ赤にして声を上げた。
そして、すかさず輝男の手から単行本をひったくる。
「ど、どうしたんだ、百川!?」
七海の突然の行動に、輝男は驚き唖然とする。
しかし、七海は顔を真っ赤にして単行本を胸に抱き締めると、そのまま重くうな垂れる。
「……す、すみません……ここでは、立ち読み…禁止です……」
恥ずかしそうに小声を震わせながら、輝男に言葉を返す。
「何だ、それならそうとちゃんと言ってくれればいいのに」
輝男はそう言うと、別の漫画の単行本を拾い上げる。
その単行本の表紙にも、麗しき美少年、美青年が所狭しと描かれている。
「しかし、さっきの漫画、何だか男同士で絡み合っているシーンが結構、目に付いたけど……」
輝男の今の言葉に、七海は羞恥の極みに赤らみながら閉口している。
輝男は今、手にしている単行本を机上に戻すと、またも七海に言葉をかける。
「ところで、この漫画本、誰が持ち出して来たんだ?」
輝男が七海に向かってそうたずねると、
「あの……それ、うちの姉の大事なコレクションの一つなんです」
横から、澄んだような声が輝男に向かってそっとささやいた。
声が聞こえて来た方を振り向くと、大人しそうな容姿をした中学生くらいの制服姿の少女が立っていた。
「七瀬ちゃん」
輝男はすぐに、目の前にいる少女が百川七瀬――七海の妹であることを認めた。
「うちの姉、大のBL系漫画の大ファンなんです」
「BL系?」
七瀬の今の言葉に、輝男は思わず首を傾げる。
七瀬が今、言った言葉が本当にわからないようだ。
すると、
「な、七瀬! 余計なことを言わないで!」
七海が恥ずかしそうに赤らんだ顔を上げて、いつの間にかやって来た妹に向かって声を上げる。
七瀬は声を張り上げて来る姉に驚くと、すかさず、輝男の後ろに身を隠してしまう。
「だって……私、事実を言っただけなのに……」
「いくら事実でも、言っていいことと悪いことがあるでしょ!」
七海はそう反論すると、そのまま机の下に身を隠してしまう。
文化祭の真っ最中なのに、まるで避難訓練の類でもしているかのように、机の下で身を縮こませる。
「あぁ、もう嫌……。一生、先輩に顔を合わせられない……」
七海は萎縮しきったまま、絶望と羞恥が混ざり合ったつぶやきを小声で発する。
過剰なまでに恥じらいを見せる七海に、輝男はヤレヤレと苦笑いを浮かべる。
それでも、輝男の今の表情からは、恥部を暴かれた後輩に対するさげすみの念はまったく認められない。
逆に、変わった好みを持っている可愛い後輩に対する愛しさに似た気持ちを見せ付けている。
机の下で縮こまった七海を見ると、輝男はまた七瀬の方を振り向く。
「ところで七瀬ちゃん、今日は一人なの?
瑠奈のヤツ、今日も行くんだって張り切ってたのに」
「それが……瑠奈ちゃんと純ちゃん、まだ宿題を片付けてないから……
宿題が終わるまで、こちらに来られないと言ってました」
(やっぱりな……)
七瀬の返答を聞くと、輝男は内心、納得しつつもため息を付く。
義妹がさほど勉強熱心でないことを知ってか、それ以上は何も言おうとしない。
「じゃあ、七瀬ちゃん、今日も思いっきり楽しんでいって」
「あ、はい、ありがとうございます」
七瀬は嬉しそうに言葉を返すと、輝男に向かって深々と一礼をする。
すると、
「あ! いたいた!」
後ろから威勢のいい声が聞こえて来た。
輝男が後ろを振り返ると、次の瞬間、何者かが輝男に勢いよく抱き付いて来た。
「輝ちゃん、久しぶり!!」
小麦色の肌をした私服姿の少女が、輝男に抱き付きながら嬉しそうに声を上げる。
自分に抱きつく少女の顔を見ると、輝男は思わず驚く。
「こ、小春……ちゃん……!」
輝男は驚きに目を大きく開かせながら、自分に抱き付く大富小春を見る。
輝男が声をかけると、小春はようやく輝男の体から離れる。
金色に染まったストレートな長い髪――
濃いめのメイクを施した鋭さを帯びた端整な美貌――
パーカーとTシャツ、そして、デニムのミニスカートに覆われた、細く引き締まった肢体――
そして、Tシャツの上からハッキリと自己主張する左右の大きなふくらみ――
いかにも、“ギャル”系といったような雰囲気を漂わす少女が、驚きを隠せない端整な男子生徒をとらえて離さない。
突然のギャル系少女――それも、輝男とは知古と思しき――の出現に、七瀬、そして、机の下から顔を出した七海は唖然とする。
「どうして、こんなところに?」
「どうしてって……今日、輝ちゃんとこで文化祭があるって言うから、遊びに来たに決まってんじゃん」
唖然としながらたずねる輝男に、小春はあっけらかんといった様子で返答する。
すると、そのまま、輝男の腕をグイッと引っ張る。
「さ、さ、こんなところでボゥッとしてないで、次、行こ!」
嬉々として輝男を声をかけながら、彼を無理矢理に引っ張って行く小春。
そのまま二人が教室から出て行くと、七海と七瀬は成すすべが無いといった様子で呆然とする。
◇ ◇ ◇
輝男は小春を伴いながら、校舎内の廊下を見回る。
一見すると、友人の女の子を同伴しながら、どこへ行こうかとあちこちに目線を向けているように見える。
しかし、実際には、昨日の東のように、不埒なトラブルを仕掛ける者がいないかどうかを探っている。
その証拠に、輝男の腕には、“特別巡回”と記された腕章が括りつけられている。
しかし、小春は輝男の腕にある腕章に気付かないまま、久しぶりに会った男とのひと時を楽しんでいる。
「しかし、普通なら、今頃、君のところの高校も文化祭の真っ最中なのに」
「……んなわけないじゃん。うちの学校なんか、ずっと文化祭も体育祭も無しなんだから」
「え? 君のところも?」
小春の返答に、輝男はすぐにそう言い返す。
昨日やって来た静流の学校もまた、ずっと文化祭も体育祭も行なわれていないことを思い出した上での言葉である。
(まったく……体育祭や文化祭のどこが悪いって言うんだ……?
一年の内の二、三日、生徒たちが思いっきり楽しいひと時を過ごしても、決して罰(ばち)は当たらないのに……)
一年に一度しかない“お祭り”を禁圧してはばからない学校側の態度に、内心、やるせない様子で深く嘆息する。
すると、右腕から何者かの体がギュッと抱き付いて来る感触が伝わって来た。
柔らかな胸の感触が二の腕に当たると、輝男はチラッと右の方を振り向く。
振り向いた先には、ギュッと密着しながら抱き付く小春の姿がある。
輝男はやや恥ずかしそうに顔を赤らめると、一瞬の一瞥の後、すぐに正面を向き直す。
「でも、文化祭や体育祭ではしゃぐより、輝ちゃんと一緒に過ごす方が、アタシにとっては最高かも」
「そんなこと無いだろ。
俺と一緒にいるより、友達と仲良く、楽しくはしゃいでいる方が、君の性分に合うはずだ」
輝男のつれない返事に、小春は別段、気分を害する様子を見せない。
そのまま一緒に歩いていると、二人は渡り廊下に差し掛かった。
渡り廊下の真ん中に着くと、小春はそこで足を止めた。
「どうしたんだ?」
突然の停止に輝男が訝ると、小春は上目遣いで彼を見つめる。
輝男は小春の頬がかすかに赤らんでいるのをすぐに認める。
「ねぇ……久しぶりに会ったんだから……シよ?」
小春は乞うようなまなざしを震わせながら、輝男に向かってそっとささやく。
小春の今のささやきに、輝男は顔を真っ赤にして言葉を詰まらせる。
わずかな沈黙の後、顔を赤くしたまま、ゆっくりと口を動かす。
「シよって……悪いけど、俺、大事な用事があるから……」
トラブル防止のための巡回を続けている輝男は、ためらいの返事をかけようとする。
しかし、小春は輝男にしがみ付き、彼をジッと見つめたまま離そうとしない。
「ちょっとだけでいいから、お願い……ね?」
甘ったるいトーンですがり付く小春に、輝男は困惑した顔を赤らめたまま、何もしようとしない。
小春を突き放すこと無く、そのまま彼女と向き合う。
◇ ◇ ◇
静まり返った校舎第二棟。
渡り廊下の手前にある男子トイレ内の奥の個室では、ドアが固く閉じられている。
ドアの内側、閉じられた洋式便座のふたの上に、輝男が腰を下ろしている。
彼が見下ろす先には、小春がひざまずくかのように身を屈めている。
しかし、ただ身を屈めているだけではない。
Tシャツとその下にあるミントグリーンのブラジャーをずらし上げ、Gカップはあろう大きな左右のふくらみをさらけ出している。
左右の美巨乳は、輝男のスラックスからさらけ出された陰茎を両脇から挟んでいる。
小春は嬉しそうな顔で、胸中にある陰茎を左右の大きな柔肉でもってしごき続けている。
キュッ、キュッ…と、小春の胸から生々しい摩擦音が聞こえて来る。
「どう? 輝ちゃん、気持ちいい?」
上目遣いで輝男を見ながら、喜悦に満ちた調子でたずねる。
自分自身を小春のパイズリに委ねている輝男は、
「あぁ、とても気持ちいいよ」
当然とも言える返答をため息交じりに返す。
輝男の返答に、小春は満悦しきった笑みを浮かべる。
「じゃあ、もっと気持ちよくさせてあげる……」
ウットリとした声をかけると、左右のふくらみからはみ出た陰茎の先端にチュッとキスをする。
そして、すぐに、ペロッと舌を出すと、輝男の陰茎の先端を舐め回し始めた。
左右にある柔らかく大きな肉の果実が強くこすり付けるのに加えて、ざらつく舌の感触が先端に絶えず刺激をもたらす。
(小春のヤツ、相変わらずだな……)
久しぶりの小春のパイズリと口淫に、輝男はただ、嘆息するばかりである。
キュッ、キュッ…と音を立てながら肉の棒を強くしごく柔らかな肉の感触が、輝男の神経に否応無く刺激を注いでいく。
更には、Gカップバストからはみ出た先端部分が柔らかな口に包まれ、生温かい口腔にしごかれていく。
陰茎を集中的に襲う口と美巨乳による二重の責めは、輝男自身を容赦無く充血させる。
左右の大きなふくらみから発せられる生々しい摩擦音に、
「んん……うぅ……んうぅっ……」
小春の口元から漏れる甘くぐもった声が重なる。
「お、おい、小春……そんなにしたら……」
輝男は、眼下でパイズリフェラを続ける小春に向かって、不安げに声をかける。
しかし、小春は輝男の今の言葉など聞こえなかったかのように、自らの美巨乳で男のモノを強くしごき続け、柔らかく生温かい口腔で一物の先端をこすり続ける。
ペースアップする小春のパイズリフェラは、輝男自身を確実に固く、膨張させていく。
(ヤバい……! このままじゃ……出る……!)
閉ざされたふたの淵をギュッとつかみながら、グッと歯を食いしばるその奥で、苦悶の念を発する。
輝男の股の辺りでは、さっきから沸騰感がグツグツと沸き上がっている。
小春がパイズリフェラをやめない限り、輝男自身は小春の胸と口によって確実に暴発する。
輝男の内心の苦悶に、小春は裸の胸から発せられる強い摩擦音と、
「んぐ、んぐっ……んうぅっ……んむっ……!」
息詰まるようなうめき声で応じる。
自らの行為で男のモノが限界まで膨張し、息苦しさを覚えたようだ。
すると、小春はようやく、輝男の陰茎を口から離した。
荒く息を弾ませる小春の目の前で、輝男の陰茎は固く膨張しながら天を向くように反り返っている。
小春は輝男の剛直を見ると、クスッと不敵な笑みを浮かべる。
「やーだ、輝ちゃんったら……もうこんなに固くなっちゃって……!」
からかうように言葉をかけながら、剛直の先端をピンと指で弾く。
「そんなにアタシが欲しくて欲しくてたまらないのね……」
極めて卑猥な単語を交えながら言葉を続けると、そのままスッと腰を上げた。
腰を上げると同時に、左右の手をミニスカートの中に入れる。
間も無くして、スカートの内側から、ブラジャーとお揃いのパンティーがスルッと脱ぎ出された。
小春は裸の胸をさらけ出し、パンティーを右の太ももに引っかけた状態で、輝男の股の上にまたがる。
不敵な笑みを赤らめながら輝男をまっすぐに見つめると、
「輝ちゃん、行くよ……」
嬉しそうな調子でそっとささやきかける。
輝男の返事を待たずに、直立する剛直をスカートの内側に入り込ませる。
「うぅっ……キツイ……!」
愛しい男のモノを飲み込みながらも、思わず苦悶の声を震わせる。
輝男は、自分自身が四方の肉壁に包まれていくのを感じ取ると、
「あっ……んぁあっ……!」
声を殺すような少女の喘ぎをすぐに認める。
輝男のすぐ目の前で、小春が彼の股の上にまたがりながら、固く膨張した剛直を飲み込んでいく。
固く大きな異物を受け入れる苦痛のせいか、小春はのけ反りながら、息詰まるようなうめき声を漏らす。
しかし、すぐに勢い良く腰をぶつけると、
「あっ……ハァッ……!」
喉を突き出すようにして大きくのけ反りながら、かすれるような喘ぎ声を上げた。
小春はすぐに、ガクッと大きくうな垂れ、荒い吐息を繰り返す。
「大丈夫か?」
「うん、大丈夫……。久しぶりの輝ちゃんに、体が慣れていなかっただけだよ……」
思わず不安げにたずねる輝男に、小春は荒い吐息を交えながら言い返す。
すぐに顔を上げると、そのまま腰を上下に動かし始める。
「あっ、んんっ……あんっ、うぅっ……んあぁっ……」
艶やかな喘ぎを繰り返しながら上下運動を仕掛ける小春。
彼女の腰の動きに合わせて、輝男のすぐ真ん前で左右のGカップバストが上下に波打つ。
恍惚の度合いを増していく小春の美貌と、絶えず波打つ美巨乳が、輝男の目に否応無く映る。
「輝ちゃん……ハァッ、ハァ……き、気持ち…いい……?」
「あぁ……さっきより気持ちいいよ」
輝男がため息交じりに返答すると、小春は腰の動きをペースアップさせる。
徐々に速まる上下運動と、前後に腰をくねらせる動きが交互に繰り返される。
上下運動でしごいたかと思うと、前後のうねりでいいように弄ぶ。
自分の中でいかようにも弄り倒す男のモノに、
「あぁ……うぅっ……す、すごい……!」
小春は熱に浮かされたかのように恍惚の声を上げる。
一方の輝男は、絶えず腰を動かす小春に、深く嘆息したかと思うとグッと歯を食いしばる。
(小春の中……キツく……温かくなってる……!)
剛直を通して、小春の中が狭まり、熱と愛液を帯びていくのを感じ取る。
小春は自ら腰を動かし続けることで、中のヴァギナの収縮を強めさせている。
ヴァギナの内側から染み出る微熱と愛液が、主(あるじ)の動きをみだらに加速させる。
「あっ、ヤダ……輝ちゃんの……アタシの中で、また固く…大きくなってる……
……イヤ、もう……病みつきになっちゃう……」
呆けたように歓喜の念を漏らしながら、上下に腰を振る動きと前後のうねりをペースアップさせる。
輝男と小春の間からは、水音混じりの衝突音が聞こえて来る。
ただ腰を動かすだけでは飽き足りなくなったのか、絶えず揺れ続ける美巨乳を自らつかみ、揉みしだいていく。
小麦色の素肌はすっかり赤みを帯びており、その美貌も恍惚しきって久しい状態にある。
本気で惚れた愛しい男との久しぶりの情事に、完全にみだらに浸りきっているようだ。
一方の輝男は、自分の真ん前ですっかり出来上がった小春の姿を直視しながら、
(いつまでもこうしたいのは山々だけど、これ以上、大事な仕事をほったらかすわけには……)
内心、困惑の念をつぶやく。
トラブル防止のための校内巡回の仕事をほったらかしての淫行を、いつまでも続けるわけにはいかない。
「あっ、あぁんっ、んんっ、んうぅっ、んあぁっ……」
輝男の内心の苦悩など知る由も無く、悩ましげに腰を動かしながら艶やかに喘ぎを繰り返す小春。
すると、輝男が突然、勢いよく腰を上げた。
突然の思わぬ行動に、小春は驚き、ハッと我に返った。
固く膨張しきった剛直でつながったまま、輝男と小春は向き合う。
「ど、どうしちゃったの? 輝ちゃん……」
戸惑いながらたずねる小春に、輝男は表情を強張らせながら黙る……
さっきまで輝男の上にまたがっていた小春だったが、今は、閉ざされた個室の壁に背もたれしている。
右脚を上げさせられると、そこへ、男の腰が勢いよくぶつかる。
固く膨張しきった剛直が、音を立てて小春にぶつかり、彼女の中を行き来する。
「あぁんっ! いいっ、すごい! とても……激しい……!」
何度も痙攣を起こしたかのようにのけ反りながら、艶やかに歓喜の声を上げる。
ブレザーをまとった男の肩を、小春の細い手がギュッとつかむ。
恍惚の極みに赤らむ小春の震える瞳は、熱に浮かされたかのような形相で歯を食いしばる輝男をとらえている。
輝男は小春の右脚を上げさせ、その隙間に自分自身を何度も抜き差しさせる。
二人の間からは、パン、パン…と衝突音が小刻みに繰り返される。
「いいよ、輝ちゃん……もっと……もっと強く……!」
激しく抽挿を繰り返す輝男に、小春は艶やかな懇願をする。
輝男は小春の懇願に激しい激しい前後運動で応じると、
(とにかく、早く片付けないと……)
荒い吐息を繰り返す奥で、偽らざる本心を吐露する。
可愛い女の子を抱くのはやぶさかでは無いが、そのために大事な仕事をないがしろにするのは本意では無い。
早くケリをつけるためにも、凶暴な動きで小春の中を蹂躙し続ける。
「うぅっ……! ヤダ……! すごく……キツい……!」
小春は息詰まるようなトーンで、苦悶の声を上げる。
小春のヴァギナは、輝男自身の激しい動きに、更にその身を狭めていく。
収縮を続ける蜜壺と限界まで固く膨張した剛直の摩擦は、小春に少なからぬ苦痛をもたらし、彼女の体を震わせる。
輝男は、自分の肩をつかむ小春の手と自らが持ち上げる太ももの震えを直に感じ取る。
(小春の中、すごく締まってる……! でも、熱さとぬめりが止まらない……!)
心の中で強く感嘆しながら、ギュッと締め付けるヴァギナの感触と肉壁を覆う熱と愛液を認める。
窮屈で難儀を催さずにはいられないはずだが、逆に熱と愛液を潤滑油代わりにして動きを加速させる。
絶えず響く水音混じりの衝突音が、輝男と小春の耳にハッキリと聞こえる。
すると、
「ヤ、ヤダ、ダメ……! も、もう、イく……イっちゃうよぉ……」
小春は声を震わせながら、自らの限界を痛切に訴える。
絶頂間近にあることを認めると、輝男にギュッと抱き付き、体を密着させる。
Gカップはあろう柔らかく大きな左右のふくらみが、輝男の胸で押し潰される。
輝男は、柔らかく大きな肉の感触を認めつつも、さっきと変わらず、激しく腰をぶつけ続ける。
小春の頬に荒い息遣いが触れると、
「こ、小春……俺も……!」
言葉少なく、自らの限界が近付いたことを告げる声が聞こえて来る。
自分の中をぶち破らんばかりの肉の動きを認めると、
「いいよ、輝ちゃん……! そのままアタシの中に……!」
小春は弱々しく言葉を返す。
「いいのか? 君の中で……」
輝男が律動を繰り返しながら、ためらうかのように言葉をかけると、
「今日は安全日だから……だからお願い……!
輝ちゃんの熱くてドロッとしたの……アタシの中に全部、ぶちまけて……!」
小春は迷うことなく言葉を返す。
小春の今の言葉に、輝男は腰の動きを激しく、小刻みにさせる。
ラストスパートをかけるかのような動きに、
「あぁんっ、て、輝ちゃん……! 来て、来て……早く来て……!」
小春は声を震わせ、のけ反りながら、輝男を強く求める。
一方の輝男は、股の辺りで沸き立つ沸騰感を限界ギリギリまでこらえながら、小春に腰をぶつけ続ける。
「も、もう、ダメ……! イ、イく、イく……マジでイっちゃう……!」
ギュッと抱き締める体をわなわなと震わせながら、限界の声を上げる小春。
そこへ、輝男が二、三回、腰を強くぶつけて来る。
と、次の瞬間、
「あぁんっ、イ、イく――――――……!」
小春は喉を突き出すようにして体を大きくのけ反らせながら、絶頂の声を上げた。
間も無くして、ギュッと締まった小春の中に、淫欲の奔流が一滴残さず流し込まれた……
(あぁ……すごい……最高……!
輝ちゃんの熱くてドロッとしたの……アタシの中をメッチャ満たしてる……)
恍惚とした美貌にうっすらと涙をにじませながら、心の中で歓喜の念をつぶやく小春。
愛しい男が直に流し込んだ愛欲のほとばしりに、これ以上は無い喜悦の念に浸っている……
◇ ◇ ◇
輝男と小春が、渡り廊下を歩きながら、校舎第一棟へと戻って行く。
ため息をつく輝男の横で、小春が嬉しそうに輝男に抱き付く。
「久しぶりだったせいか、輝ちゃん、メッチャ激しかったよ。
でも、輝ちゃんも、アタシのオッパイとアソコを存分に味わったから、もう他の女の子では絶対に満足できないはずだよ」
「おい、こんなところで変なことを言うな」
歓喜の念を伝える小春に、輝男は困惑しきった顔で言い返す。
「でも、もう、アタシの体無しではやっていけなくなったんだからね」
小春はなおも輝男に抱き付きながら、不敵な笑みを浮かべる。
まるで勝ち誇ったかのような今の言い様に、輝男は呆れ顔でため息を付く。
そのまま渡り廊下を抜けて校舎第一棟に入ると、
「お、おい、天江!」
横から、困惑しきった調子で呼びかける声が聞こえて来た。
声が聞こえて来た方を振り向くと、一人の男子生徒が息せき切って駆け寄って来た。
「D組の加藤じゃないか? どうしたんだ?」
輝男は、自ら“加藤”と呼んだ目の前の男子生徒にたずねる。
男子生徒――加藤は、困惑しきった顔を見せると、
「頼むよ、天江。困ったことになったんだ」
痛切な調子で輝男に言葉をかける。
同級生男子の困惑しきった顔と今の言葉に、輝男は驚きと戸惑いの入り混じった顔を見せる。