※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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修学旅行・勝負?の三日目(1) 清楚系JKとまさかのひと時

 快晴の空がホテル・ベスト京都を見下ろす。

 ホテル内の大食堂では、輝男たちが朝食を食べている。

 バイキング形式だった昨日と違い、今日は定食メニューのようだ。

 

 「なぁ、天江、お前の方から頼んでくれないか?」

 

 真向かいの席に座る男子生徒が、困惑したような顔で話しかける。

 輝男は、朝食を食べながら彼の話に耳を傾ける。

 

 「“イシテツ”に、俺たちの部屋から出て行って、お前に戻ってもらうよう言っておいてくれよ」

 

 「その様子だと、かなりこっぴどくやられたようだな。

 皆、まとめて、ボコボコにぶん殴られたのか?」

 

 「いや、さすがにそこまではされてないけど……

 説教やら昔話やら延々と聞かされて、耳にタコができるくらいだったよ……」

 

 「何だ、その程度なら御の字じゃないか」

 

 「何が御の字だ!? あんなの、俺たちにとっては拷問でしか無いぜ!」

 

 「わかったわかった。無理かもしれないけど、何とか頼んでみるよ」

 

 朝食を進めながら、かつてのルームメイトと会話を交わす輝男。

 そんな輝男を、向こうの席から二つのまなざしが見据える。

 

 「天江君ってさぁ、他の男子と違って、中々、うちらの部屋に遊びに来ないわよね」

 

 「この中で一番、顔がいいのに、肝心なところでは堅いのかしら?」

 

 朝食を食べている女子生徒二人が、輝男を遠くに見据えながら、何やら話をしている。

 

 「せっかくの修学旅行なのに、何も無しで終わるのもつまんなくない?」

 

 「一回だけでもいいから、天江君、うちらのところに夜這いでもして来て、そのまま…ってなってくれないかなぁ……」

 

 そのままただならぬ会話を交わしていると、すぐ傍からわざとらしい咳払いが聞こえて来た。

 

 「あなたたち、何、朝っぱらからふしだらな話をしているの?」

 

 葵が箸を持つ手を止め、彼女たちを鋭くにらみながら言葉をかける。

 

 「やだ、もう、黒山さんったら……冗談よ、冗談」

 

 女子生徒の一人が苦笑混じりに弁明を試みようとすると、

 

 「冗談でも、言っていいことと悪いことがあるわよ」

 

 葵は彼女を鋭くにらみ続けながら苦言を呈する。

 葵の苦言に、、女子生徒二人はシュンと萎縮すると、そのまま朝食を再開する。

 昨晩、輝男のところに夜這いをかけ、激しいセックスに耽ったことなどおくびにも出さず、葵もまた朝食を再開する。

 黙々と朝食を進めながらも、時折、何気なさを装いながら、とある席に目を向ける。

 一方、葵の後方にある別の席では、桜月が、向かいの席に座る他の女子生徒と話をしながら、やはり朝食を食べている。

 会話と朝食を共に進めながら、向こうに見えるとある席に視線を向ける。

 そして、一足先に朝食を食べ終えた理華が、メニューを載せたトレイを片付ける途上、とある席を一瞥する。

 三人が目を向けた先には、同じ一人の男子生徒がいる。

 

 (昨日の夜のあのエッチ……どうしても忘れられないわ……)

 

 (せめて、もう一回、エッチできないかな……)

 

 (何とか今夜、この前よりもジックリとしたエッチができないものかしら……)

 

 葵、桜月、理華――

 

 彼女たちは皆、同じ一人の男子生徒に目を向けながら、各々、秘めた思いを独白する。

 修学旅行最後の夜となる今夜、一番の思い出をどう作ったら良いかと、的外れとも言うべき思案に密かに暮れている。

 しかし、彼女たちが視線を向けた相手――すなわち輝男は、彼女たちの視線と密かな思惑など知る由も無い。

 周りにいる男子生徒たちと普通に話をしながら、朝食を進める。

 その内容も、修学旅行三日目となる今日の見学先に関することがほとんどだ。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 朝食後、輝男たちはホテルを出発し、京都御所、続いて二条城と見学を進めた。

 今日は、石上一人の引率のもと、男子生徒三十人ほどの集団での見学となっている。

 

 

 京都市役所前に一台のバスが横付けで停車している。

 手前の歩道には、輝男たち生徒一同が整列している。

 

 「これから二時間の自由時間に入るが、食事や買い物等の用件は、その間に済ませること。

 二時間後には、この場所にまた全員集合すること。いいな?」

 

 「はい」

 

 石上の指示に、輝男たちは声を揃えて応諾する。

 間も無くして、輝男たち生徒一同は、各々、目的地へと散らばっていく。

 

 

 一時間ほど経った頃――

 

 輝男は、市役所から歩いて一キロほどの距離にあるショッピングビルの中にいた。

 ビルの二階にある土産物コーナーで、商品を色々と物色する。

 

 「義母さんにはこれ……真理さんにはこれがいいかな?」

 

 ブツブツとつぶやく輝男の手には、舞妓をかたどった人形と十二単を着た平安女性をかたどった人形が握られている。

 買い物かごにさっきの人形二体を入れると、輝男はとある商品に目を向けた。

 

 「瑠奈のは……これでいいか」

 

 確信めいたかのようにつぶやく輝男の目の前には、肌が金色の小坊主のぬいぐるみがぶら下がっていた。

 ぬいぐるみに掛けられている札には、

 

 “京都平安寺 キンカくん”

 

 と、当のぬいぐるみの名前が記されている。

 小坊主のぬいぐるみもかごの中に入れると、輝男はそのままコーナーのレジへと向かう。

 義母と義妹、そして、バイト先のマスターへのお土産を買おうとレジの前に並んで立っていると、

 

 「あの……すみません」

 

 後ろから呼びかける声が聞こえて来た。

 輝男が振り返ると、淡い黒のセーラー服を着た一人の少女が、輝男をまっすぐに見つめながら立っていた。

 学校の制服と思しきセーラー服を着用するその少女は、清楚な美貌を見せ付けている。

 

 歳にして輝男と同い年くらい――

 

 五分に分けられた前髪に、束ねられた長い黒髪――

 

 制服姿でもハッキリとわかる、均整の取れたスレンダーな肢体――

 

 少女は輝男の顔を見ると、柔らかな笑みを浮かべる。

 

 「あなた……天江輝男さんですね……?」

 

 突然、見ず知らずの少女から名前を言われて、輝男は戸惑いの表情を浮かべる。

 

 「あ、そ、そうだけど……。君は……?」

 

 輝男が戸惑いながらたずねると、少女は笑みを浮かべながら一礼する。

 

 「はじめまして。私、御学堂大学附属高校二年、神城美子と申します」

 

 少女は鈴を転がすような声で、自らの名と通っている学校を告げた。

 目の前に立つ神城美子(かみしろ・みこ)の自己紹介に、輝男は思わず驚いた。

 

 「ご、御学堂大附属って……あの!?」

 

 「あら、ご存じだったのですね? よかったぁ……」

 

 驚きながら声を上げる輝男に、美子は嬉しそうな顔を見せる。

 

 「うちの学校をご存じだった上に、こうして、あなたとお会いできるなんて……

 誠に嬉しい限りです」

 

 美子が柔和な笑顔を見せながら言葉を続けると、

 

 (御学堂大附属って、確か、小春と大富 豪が通ってる学校だったはず……)

 

 彼女と向き合う輝男は、驚きと戸惑いが入り混じった独白をする。

 しかし、すぐに、

 

 「でも、どうして、君は俺のことを知っているんだ?」

 

 美子に向かって肝心の問いかけをする。

 

 「同じ学校に通ってる私の友人から、あなたのことを聞かされまして」

 

 「その友人って……もしかして、大富 豪と小春の兄妹では……?」

 

 「えぇ、そうです。特に、彼とは同じクラスでして……」

 

 「やっぱり……」

 

 納得したかのようにつぶやくと、改めて目の前の美子を見つめる。

 眼前の美子を見つめながら、脳裏に、小春とその兄、大富 豪の姿を思い浮かばせる。

 

 (あの二人と、目の前の彼女が同じ学校に通っているなんて……

 普通なら、絶対に信じられないよな……)

 

 夏休みに桜月をナンパしようとした豪の姿と、何度も自分とセックスをし、ギャルっぽい言動を繰り返す小春の姿を思い出しながら、彼らと目の前の少女との間に生じる違和感を内心、つぶやく。

 恐らく、他の者と同じように、清楚感あふれる少女と、やや粗暴な女好きの若者とギャル系少女が、同じ由緒正しき名門私立高に通っているなど、事実として受け入れられずにいるようだ。

 

 

 買い物を終えた輝男は、商品を入れた紙バッグを手にしながら、フロア奥のベンチに腰を下ろす。

 輝男のすぐ横には、美子が並んで腰を下ろしている。

 

 「君たちも修学旅行で京都に来ているのか?」

 

 「はい。今、自由時間でお土産を買っていたところだったんです。

 まさか、輝男さんのところもここへ修学旅行に来ているとは思っても見ませんでした」

 

 そう言葉を返すと、美子は期待に胸を弾ませるかのように喜色満面といった顔を見せる。

 

 「私、一度でいいから、あなたとお会いしたかったんです」

 

 「そ、そう……。でも、どうして俺に……?」

 

 「小春さんからあなたの話を聞いてから、あなたにお会いしたいと思ったのですが、中々、その機会が無くて……」

 

 そこまで言うと、美子は乞うようなまなざしを輝男に見せた。

 美子の今の態度に、輝男は半ば戸惑ったような顔を見せる。

 

 「輝男さん……」

 

 そっとささやくような小声で、美子が話を切り出す。

 

 「せっかく、お会いした記念に、私のせめてもの頼みを、聞いていただけますか……?」

 

 美子の今の申し出に、輝男は言葉を失う。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 ショッピングビル二階奥の男子トイレの隅の個室で、輝男と美子が向き合っている。

 輝男は半ば戸惑ったような顔を赤らめながら、目の前の美子をまっすぐに見つめる。

 一方の美子は、柔和な笑みをほんのりと赤らめながら、輝男をまっすぐに見つめる。

 

 「本当にやるつもりなのか……? 俺とエッチしたいだなんて……」

 

 困惑しきった調子でためらいに似た気持ちを言う輝男の唇を、美子の唇がふさいだ。

 キスを通して、柔らかな唇の感触が輝男の神経を伝う。

 間も無くして、美子は輝男とのキスをやめた。

 改めて輝男とまっすぐに向き合うと、

 

 「またとないせっかくの機会ですから……

 一度でいいですので、あなたに抱かれたいんです……」

 

 柔らかく、澄んだような声で、みだらを切望する思いを言ってのける。

 美子の今の言葉に、輝男は困惑しきった顔でため息をつく。

 

 (こんな、見るからに清楚、清純派といった女の子が、自分から進んでエッチしたいと言ってくるなんて……)

 

 美子の清楚な美貌を見ながら、信じられないといった思いを独白する。

 しかし、美子は目の前の困惑に構わず、輝男の前で膝を屈した。

 美子の目の前に、輝男の制服のスラックスのジッパーが見える。

 美子はそのまま、スラックスのファスナーを下ろす。

 

 「ちょ、ちょっと、神城さん……」

 

 輝男がたまらず声を上げると、美子はすぐに、スラックスの内側から陰茎を取り出した。

 一切のぎこちなさもない、彼女の慣れた手付きに、輝男はまたも嘆息する。

 美子の掌中に、輝男の陰茎が垂れる。

 

 「まずは、肝心のオ〇ン〇ンを元気にして差し上げますね」

 

 美子は、陰茎を手にしながら、柔和な笑みで言葉をかける。

 陰茎の先端にチュッとキスをすると、その根元をつかみながら、上半分をくわえ込む。

 陰茎をくわえた美子の口がゆっくりと動く。

 

 「んっ、んんぅ……」

 

 陰茎をくわえた口元から、かすかなうめき声が漏れる。

 二、三回、スローペースでフェラチオをすると、徐々にスピードを上げていく。

 一分もしない内に、陰茎でふさがれた口元からは、唾液が跳ねるような音と、

 

 「んむっ、んんっ……んうぅ……んふぅ……」

 

 艶やかなうめき声が、密閉された小空間に響く。

 仁王立ちしながら、今、初めて会ったばかりの他校の美少女からの懸命なフェラチオに、輝男は成すすべがないと言った様子で嘆息する。

 一方の美子は、前後に口を動かしたかと思うと、首を傾げ、ねっとりと口を動かすフェラも仕掛ける。

 しかも、陰茎をくわえた口内で、舌を肉の棒に絡ませている。

 

 (本当に信じられないよ……

 こんな清楚な雰囲気をした娘が、こんなみだらなことに耽り切るなんて……

 ……でも、結構、上手い……)

 

 見た目と実際の行為の余りのギャップに悲嘆すると同時に、絶えず刺激をもたらす巧みな動きに感嘆してしまう。

 そのままフェラチオを続ける美子を見下ろすと、

 

 (小春のヤツも、学校ではこの制服を着ているのか……)

 

 美子が身にまとう淡いブラックのセーラー服を見ながら、彼女と同じ学校に通っているであろう小春に思いを馳せる。

 すると、次の瞬間、輝男は、眼下で陰茎をしゃぶり続けている美子が、小春へと変わっていくのを見た。

 間も無くして、輝男の視線の先には、淡いブラックのセーラー服に黒のひざ丈スカートをまとう小春が、陰茎を大きくしゃぶっている姿が映った。

 一瞬、幻影として見えた、御学堂大附属高の女子制服を着た小春に、輝男は思わず驚く。

 しかし、すぐに輝男の目は、音を立てて彼自身をしゃぶる美子の姿を再びとらえた。

 

 「んっ、んぐっ、んむっ、んうぅっ……!」

 

 半ば息詰まるかのようなうめき声を上げながら、美子はフェラチオを続ける。

 時に強く、時にねっとりと、様々な形で口淫を仕掛け、輝男に絶えず刺激をもたらす。

 

 (ヤバい……! どんどん大きくなる……って言うか、このままだと……)

 

 柔らかく生温かい口腔にこすられ、自分自身が果てしなく膨張していく様に、内心、苦悶の声を上げる。

 股の辺りからは、沸騰感がわき始めている。

 しかし、次の瞬間、美子は輝男の陰茎を口から離した。

 表面を唾液にまぶされた肉の棒が、美子をにらむかのようにビンと突っ立つ。

 

 「ハァ、ハァ……さすがですわ。もう、こんなに大きくなって……」

 

 荒く息を弾ませると、ある程度、固く大きくなった陰茎を見て、歓喜の声を上げる。

 嬉しそうに笑みを浮かべる美子に対して、輝男は依然として半ば困惑したかのような顔を見せる。

 そして、恥ずかしそうに頬を赤らめる。

 輝男の困惑に気付いたのか、美子は膝を屈したまま、真上の輝男を見上げる。

 

 「お嫌なのですか?」

 

 「いや、別にそう言うわけじゃ……」

 

 「大丈夫です。これからもっと気持ち良くなりますから……」

 

 笑みを浮かべながら懸念を払い除けるかのように、輝男に言葉をかける。

 すると、学校の校章が縫い込まれた胸ポケットから何かを取り出した。

 美子の手には、コンドームの入った一包がある。

 包みを破けると、中のコンドームをくわえる。

 そのまま、フェラチオをする要領でゴムを輝男の陰茎に包み込ませる。

 

 「もう、これで準備万全ですわ」

 

 柔らかな笑みを浮かべながら、美子が言葉をかける。

 

 

 美子は、壁に両手を押し付けながら輝男に背を向けている。

 制服姿はそのままだが、細く締まった右脚には白のショーツ、そして、左脚には脱ぎかけの黒のパンストが引っかかっている。

 

 「いいですよ、輝男さん……。来て下さい……」

 

 輝男に背を向けながら、そっとささやくように呼びかける。

 輝男は何も言わず、美子の制服のスカートをめくり上げる。

 スカートの下にあるプリッとした肉付きの色白の美尻をつかむと、ゴムに包まれた陰茎を美尻の真ん中に突き刺す。

 

 「うっ、うぅ……」

 

 固く大きなものが当たる感触に、美子はたまらずうめく。

 美子のうめき声を聞くと、輝男は一気に腰をぶつけた。

 

 「あぁっ……ハァッ……!」

 

 輝男の猛進に、美子はのけ反りながら喘ぐ。

 輝男は一旦、腰を引くと、すぐにまた腰をぶつける。

 そうした動きを繰り返しながら、背後から美子を犯していく。

 

 「あぁっ、あっ、あぁっ……んんっ……」

 

 初めて顔を合わせた男に後ろから犯されながらも、美子は嫌な顔一つ見せないばかりか、すぐに恍惚とした喘ぎを発する。

 輝男に背を向けてはいるが、歓喜に震える顔を赤らめる。

 一方の輝男は、荒い吐息を繰り返しながら、背後からの律動を繰り返す。

 

 (やっぱり、“初めて”じゃなかったか……

 別にバージンじゃないとダメってわけでもないけど……

 こんな綺麗な娘が、既に男に純潔をあげて、抱かれていたとなると……)

 

 剛直を通して、美子のヴァギナの感触を確かめると、思わず嘆息してしまう。

 清楚な雰囲気を醸し出しつつも、既にバージンでなくなっていることについつい落胆してしまう。

 多少なりとも穏やかでない心境をまぎらすかのように、腰の動きをペースアップさせる。

 

 「あっ、うぅっ……んんっ……!」

 

 叩き付けるような衝突音を鳴らしながら腰をぶつける輝男に、美子は何度ものけ反り、うめく。

 我が身を支える手足をわなわなと震わせながら、

 

 「あぁ、いい……すごいですわ……。とても激しくて……」

 

 荒く、甘ったるい吐息を交えながら、歓喜の念をか細く発する。

 激しく小刻みに腰をぶつけながらも、輝男は背後から美子の胸元に手を回す。

 

 (結構、締まってきてる……)

 

 剛直の荒々しい猛進に応じるかのように狭まるヴァギナを認めつつ、背後から美子の胸を揉む。

 二、三回、愛撫を繰り返すと、輝男の手のひらは、制服の下にある胸のふくらみが控え目であることを認めた。

 

 (この娘、オッパイ、そんなに大きくないな。

 ……でも、見た目は普通に可愛いから、贅沢なことは言えないな……)

 

 美子がいわゆる貧乳であることを認めつつも、気分を害する様子をまったく見せない。

 

 (オッパイは小さいけど、中の締まりは結構いい。熱とぬめりも結構、増してきている……)

 

 輝男は、収縮を強めるヴァギナの動きと肉壁を覆う熱と愛液を認め、内心、そうつぶやく。

 ゴムに包まれた剛直を取り巻く熱とぬめりを潤滑油代わりにして、更に動きをペースアップさせる。

 

 「あぁっ……! んんっ……んぐぅっ……!」

 

 美子は痙攣でも起こしたかのように大きくのけ反ると、息詰まるような喘ぎを発する。

 体の震えは、遠目にもわかるくらいになっている。

 

 「だ、大丈夫か……? 神城さん……」

 

 荒い吐息を繰り返しながら、心配そうに呼びかける。

 それでも、激しい腰の動きを減退させることは無い。

 結合部から絶えず響く水音混じりの衝突音を耳にしながら、

 

 「だ、大丈夫……です……。もっと……もっと強く……」

 

 美子は艶やかな声を震わせながら返事をし、更なるみだらを求める。

 清楚な美貌は既に恍惚に赤らみ、我を忘れたかのように呆けているかのようだ。

 

 

 輝男はふたの閉まった洋式便座の上に腰を下ろしている。

 彼の腰の上では、美子が押されるように腰を上下に揺らしている。

 

 「あっ、あっ、あっ……あぁんっ……」

 

 辺りをはばかるかのようにか細い喘ぎを繰り返しながら、真下から突き上げる剛直の責めを甘受する。

 

 「神城さん……痛くないか……?」

 

 「痛くないです……。むしろ、とても気持ちいいです……。輝男さんは……?」

 

 「上手く言えないけど……生温かい感触で、頭がボゥッとなるような……」

 

 「気持ちいいんですね? もっと、気持ち良くなって下さい」

 

 背面座位で犯されながらも、艶を帯びた声で歓喜の念を伝えて来る美子。

 彼女の気持ちに応じるかのように、腰の突き上げをペースアップさせる。

 背後から彼女の腰を左右につかみ、ガッシリと捕獲した上で、剛直を強く抜き差しさせる。

 

 「あぁ、いい……。 お、奥に……当たってます……」

 

 美子は声を震わせながら、歓喜の念をか細く叫ぶ。

 自分の中、最深部に男自身が突き当たっているのを、狭まる一方のヴァギナを通して感じ取る。

 

 (ますます、締め付けが強まってる……! まるで、俺を逃がさないかのようだ……!)

 

 自分自身を強く締め付けるヴァギナの動きに、輝男は内心、驚嘆する。

 すると、

 

 「ああっ!」

 

 突然、美子が悲鳴を上げ、大きく体をのけ反らせた。

 

 「ど、どうしたの?」

 

 心配そうに輝男がたずねると、

 

 「ご、ごめんなさい……。もう、体がこれ以上耐えられない……」

 

 美子は名残惜しそうに声を震わせながら、

 

 「あぁ、ダメ……イく……イっちゃう……」

 

 そのまま、自らの限界をか細く訴える。

 美子の今の言葉を聞くと、輝男は腰の突き上げを小刻みに強める。

 ラストスパートをかける動きに、美子は喉を突き出しながら腰を上下に揺らす。

 剛直が抜き差しを繰り返す秘裂からは蜜がこぼれ続け、叩くような衝突音が水音混じりに響く。

 

 「あぁ、あんっ、んんっ、んうぅっ……んあぁっ……」

 

 輝男の耳に、美子の艶やかな喘ぎが衝突音と混ざって聞こえる。

 他校の美少女生徒――自分が既に関係を持っている少女の友人――の喘ぎと中の生温かい感触に、輝男自身は限界まで膨張し、股の辺りではグツグツと沸騰感が沸き立っている。

 

 「あぁっ……ま、また、輝男さんの……固く、大きくなっている……

 お腹……壊れちゃいそう……」

 

 美子は限界まで膨張する剛直を認め、歓喜に声を震わせる。

 既に剛直とヴァギナの摩擦はかなり強烈になっているが、美子の表情からは苦痛の色は一切、認められない。

 余りの強さに、一切の感覚が麻痺してしまったかのようだ。

 恍惚とした美貌を呆けさせながら、

 

 「き、来て……来て……下さい……」

 

 声を震わせて、輝男を切実に求める。

 真下から激しく腰をぶつけ続ける輝男は、美子の今の懇願を聞くと、

 

 「み、美子…さん……お、俺……もう……!」

 

 搾るような声で限界間近を告げて来る。

 しかし、次の瞬間、美子は体をブルッと大きく震わせると、

 

 「イ、イヤ……ダメ……イ、イく……イくぅ……」

 

 消え入るような声で絶頂を告げて来る。

 そして、輝男が真下から激しい一突きを食らわせると、

 

 「あぁっ、あっ……あぁ――――――ん……」

 

 喉を突き出すようにして体を大きくのけ反らせながら、限界の声を上げた。

 間も無くして、ギュッと締まり切った美子の中で、輝男は勢いよく果てた……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 十数分後――

 

 トイレの個室で、輝男は制服を着替え直した。

 手提げバッグと土産品を入れた紙バッグを両手に持つと、重い表情で目の前にあるものを見下ろす。

 

 「大丈夫か?」

 

 心配そうに呼びかける先には、床の上にへたり込んでいる美子の姿がある。

 パンストとショーツが脚に引っかかったまま、重くうな垂れている。

 しかし、輝男が呼びかけると、すぐに顔を上げた。

 恍惚とした笑みを赤らめ、輝男をまっすぐに見つめる。

 これ以上はない心地良い疲労さえ見受けられる彼女の美貌に、輝男は思わずドキッとなる。

 

 「大丈夫です……」

 

 柔らかな声で返事をすると、

 

 「ありがとうございます、輝男さん……

 あなたとの今のひと時、今回の修学旅行の一番の思い出となりましたわ……」

 

 ゆっくりとした言い方で歓喜の念を言葉に出す。

 美子の今の言葉に、輝男は申し訳無さそうな顔を見せる。

 

 「それで君の気が済むのならいいんだけど……

 でも、事情はどうあれ、初めて顔を合わせた女の子を犯したことに変わりはないし……」

 

 「何も心配しないでいいですわ。

 私こそ、あなたにわがままを言ってこんなことをさせて、申し訳ない気持ちです」

 

 美子は笑みを見せながら、輝男の少なからぬ罪悪感を取り払おうとする。

 

 「悪いけど、俺、そろそろ戻らないと」

 

 「えぇ、私は別に構いませんわ」

 

 そう言うと、美子はゆっくりと立ち上がり、そのまま輝男とキスをした。

 キスをされ、輝男が思わず顔を赤らめると、

 

 「ありがとうございます、輝男さん。また、どこかでお会いしましょう」

 

 柔和な笑みを浮かべ、優しくささやくようにして言葉をかけた。

 輝男は美子に会釈をすると、すぐに一人で個室から出ていく。

 美子は一人、閉ざされた男子トイレの個室に、取り残されたかのようにい続ける。

 そのまま、ふたの閉ざされた洋式便座の上に腰を下ろすと、脳裏にある光景を浮かばせる。

 

 ……

 

 御学堂大附属高校舎の屋上手前の階段の踊り場に、制服姿の二人の女子生徒が腰を下ろす。

 

 「みこっちもトンだ物好きね。

 みこっちほどの可愛い女の子なら、男にはまったく不足しないはずなのに……

 よりによって、あんなサル以下のバカ兄貴と事あるごとにヤりまくるなんて……」

 

 制服姿の小春が呆れ顔で言うと、

 

 「だって、私と進んでエッチしてくれるのは、大富君しかいないんですもの……

 彼とエッチしてると、嫌なこともつらいことも皆、忘れられるし……」

 

 横にいる同じく制服姿の美子が、平素の表情で言葉を返す。

 美子の今の言葉を聞くと、小春は深くため息をつく。

 

 「もし、そのせいで、みこっちに万一のことがあっても、兄貴もアタシも責任は持てないからね」

 

 そう言うと、制服の胸ポケットからスマートフォンを取り出した。

 スマートフォンを操作すると、ディスプレイに一枚の写真が表示された。

 制服姿の輝男と私服姿の小春が揃って写っている写真だ。

 美子は、ディスプレイに表示されている写真を見ると、

 

 「この人が、小春さんが言ってた天江輝男さんって人ね?」

 

 写真に写る輝男の顔を見ながらたずねる。

 

 「そう。アタシが今まで出会った男の中で、一番、最高にカッコいい人よ。

 うちの兄貴や他の男どもが束になってかかっても、絶対に死んでもかなわないんだから」

 

 小春は、写真の中の輝男を指しながら、得意げに言って来る。

 今、二人が見ている写真は、小春が明朝学園高校の文化祭に遊びに行った時に撮ってもらった写真である。

 美子は、写真の中の輝男の端整な顔を凝視すると、

 

 「小春さん、私にその人、紹介していただけないかしら?」

 

 迷うこと無く小春に話を持ち掛ける。

 

 「ダ――メ。輝ちゃんはアタシのものなんだから。

 もし、万一、輝ちゃんに唾を付けるようなことがあったら……

 いくら仲良しのみこっちでも、命は無いからね」

 

 小春は軽薄な口調で美子の申し出を断ると、そのまま脅しにも似た言葉をかける。

 小春の今の言葉に、美子は思わずクスッと笑みをこぼす。

 

 ……

 

 (ごめんなさい、小春ちゃん……

 でも、輝男さん、小春ちゃんが言ってた以上に素敵な人だったから……

 このことは、恨みっこ無しだからね……)

 

 校舎内での小春とのひと時を思い出しながら、内心、お詫びにもならないお詫びを独白する美子。

 彼女の顔は依然として恍惚としており、満たされたかのような表情を赤らめていた……

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