#ブルアカえっち部 作:氷輪ロウジュ
「先生、おっはよ~!」
勢いよくドアが開き、ムツキが入って来た。朝早い時間にも関わらず元気いっぱいなのがなんともムツキらしく、少し笑ってしまう。
「あぁ、おはようムツキ」
挨拶を返すと、自分でもひどい声をしているのがわかった。その理由は明白で、昨夜から今に至るまで、コーヒー片手にずっと書類と向き合っていたからだ。身体が睡眠を欲しているのがひしひしと伝わる。
ムツキも私の状態に気づいたのか、小首を傾げながらこちらに近寄る。
「どうしたの、先生?まさかまた徹夜した?」
「まぁ、うん……自分しか出来ない仕事ばっかりだし、急ぎのもあったし」
言い訳がましく聞こえてしまったか、ムツキは頬を膨らませて、わかりやすく不機嫌になった。より身体を近づけ、私に詰め寄る。
「先生?ちょっと前にも無理しないでって話したでしょ?」
「そうだけど、これくらいならまだまだ……」
そこまで言ったところで、物理的に二の句を継げなくなった。ムツキが私の頬をぶにゅっと捉えたからだ。いつものような飄々とした笑顔はなりを潜め、真剣な顔で私の目を覗き込んでいる。
「そう思ってるのが心配なの。先生に倒れられたら、皆が困るんだから」
体調管理も仕事の内でしょ、と叱られてしまった。確かにそうだし、本当のところは無理をしている実感もあった。今だって眠たくてたまらないのだ。
ただ、役職上どうしても仕事は多くなる。ある程度は無理をしないと片付かないのも事実ではあった。アロナにもどうにかして手伝ってもらいたいものだが—
そこまで考えて、目の前のことに向き直った。ムツキは私の手を引っ張って、無理やり気味に立たせた。
「ほら、ベッドがある部屋に行くよ。はやく休んで欲しいし」
「大丈夫、大丈夫だから」
じろ、とムツキに睨まれる。彼女のこんな顔を見たのは初めてだった。その表情に何も言えなくなってしまい、おとなしくベッドのある部屋まで連行された。
そうして、保健室のような部屋まで連れて行かれた。もちろん保健の先生なんてものはいないが。知らぬ間に誰かが整えてくれていた—リンだろうか?彼女も大概気を利かせてくれる—大きなベッドに腰をおろす。ふと、大きな溜め息が漏れ出た。
ムツキはそんな私の様子を見て、ますます不愉快になったようだった。銃もカバンも床に置いて、私をベッドの上に押し倒す。
「いいから、さっさと寝て。ほら脱いで脱いで」
「ちょっと待って」
私の制止など聞かず、スーツが引っぺがされる。ネクタイも解かれて、ぽいとその辺に投げ捨てられた。ごろりとベッドの上で転がされ、布団のなかにねじ込まれる。そして何と、ジャケットを脱ぎ、下の白いシャツをさらしたムツキも一緒に入って来た。
「大丈夫だってムツキ、ちゃんと寝るから」
「ねぇ先生」
そこで彼女は一度止め、ドアの方を見た。
「今、他に誰か、ここに居たりする?」
「いや、多分誰もいないと思うけど……」
そう答えると、ムツキは優しい笑顔を浮かべて—おもむろに、私を胸に抱き寄せた。
薄いながらも、ふにゅりとした柔らかい胸の感触が顔に伝わる。柔軟剤の薫りがする。頭に回された腕がやんわりと私を捕らえている。
その全てが、普段のムツキからは考えられないような優しさを持っていた。思わず身体を預けて脱力する。
「ね、先生。私が言うことじゃないけど、無理しないでね」
その声は、蕩け始めた私の脳にすうっと入り込んできた。本気で私を心配してくれていることが、さすさすと頭を撫でている手からも伝わる。まだこんなに小さい子に、母親のような安らぎを覚える。
「ありがとう。ムツキは優しいね」
「くふふっ、そうよ。私はほんとはとっても優しいの」
すっ、と彼女の片方の手が外されたのがわかった。
「だから、もっともっーと甘えていいんだよ♪」
そしてそれがズボンをまさぐり始めたとき、私は身体を震わせた。
「ダメ、ダメだよムツキ。それはダメ」
恥ずかしながら、私のそれは既に隆起していた。内ももを撫でていた指先が、つーっとそれをズボン越しに撫でる。
「先生」
ジッパーが下ろされる音がやけにゆっくりと聞こえる。ジジ、ジと、行ってはいけない方向へと進んでいる音だ。
「これはただのイタズラだから、いつもみたいに、大人しくハメられてよ」
思わずムツキの腕を掴んだ。こんなことはダメだと言い聞かせようと。
しかし—彼女がもう一方の手で、自らのシャツのボタンを外していくのを、私は止めることが出来なかった。
剥き出しになったムツキの身体を見たとき、私は感動せずにはいられなかった。雪のように白い肌—わずかに盛り上がった胸は、黒いゴージャスな下着に隠され—引き締まったお腹に、ヴァギナを連想させるセクシーな臍が鎮座している。その、見事な調和に、私は見惚れることしか許されなかった。
そして、後ろに回された手が下着のホックを外し、するりとそれを取ってしまうと—他の何にも例えようがない、美しい胸があらわになった。
「どう、先生……?」
その、囁かれた蠱惑的な声に、私は抑えることが出来なくなった。
私はズボンと下着に手をかけ、自分から下ろした。大きく怒張したそれに、ムツキの白魚のような指が絡みつく。
「先生のおちんちん……熱い……」
感触を確かめるように、ぎゅ、ぎゅ、と弱く握られる。思わず声が漏れる。ムツキにこんなことをされていると思うと、多くの感情がごちゃ混ぜになって頭の中に到来した。
不意に、彼女の腕が再び私の頭に回され、引き寄せられた。彼女の乳首が目の前に突き出される。色素の薄い、見事な乳首だ。
「吸っていいよ、先生……♪」
誘われるように、それをおずおずと口に含む。独特の味と、匂い。しょっぱいような—甘いような—懐かしいような—初めてのような—それら全てを感じ尽くすために、綿密に、乳輪に沿うように舌を這わせる。
「ん♪……えっち♪」
ムツキの嬌声が耳を蕩かす。もっと聴かせてほしいと懇願するように、より激しく舌を動かし、子どもに戻ったように軽く吸う。
「んんっ♪」
ムツキがいやらしく身体をくねらせる—それと同時に、握った手が私のそれを扱きはじめた。
柔らかな手のひらが—細く長い指が—私のそれを揉みくちゃにする。バラバラに動く指が触手のように締め上げ、擦りあげる。指の腹が、漏れ出る我慢汁をぬるぬると亀頭に塗りひろげていく。意思と関係なく、勝手に腰がびくびくと動く。
「くふふっ、可愛いね先生♪」
自分の醜態を誤魔化すように、ちゅるちゅると音を立てて乳首を吸う。硬くなった小さな乳首を、舌の上で転がす。
「んんっ♪こんなちっちゃいおっぱいで興奮するなんて、変態だね♪」
変態。ムツキがその言葉を発すると、ぞくっと背筋に快感が走る。
「変態♪変態♪先生のへんたーい♪」
揶揄うような声と同時に、扱く手の動きが激しくなる。
溢れ出す我慢汁が潤滑油になって、にゅるにゅるとムツキの指が私のものの上を滑る。自分でも先端が膨れ上がっているのがわかる。射精を目前に控え敏感になっているそれを、ムツキは勢いよく扱く。
情けなく胸にむしゃぶりつく私に、ぽつり、と彼女が囁いた。
「でも、変態の先生すきだよ。だーいすき♪」
その瞬間、快楽が全身を伝った。
呆けるようにして、吐精を繰り返す。精液が漏れ出ていく快楽が、頭を蝕み、何も考えられなくさせる。
「くふふ……♪」
ムツキは指に付着した精液を、見せつけるようにして舐め取っていく。赤い小さな舌がせわしなく動き、指を咥え込み、少しも残さず呑み込んでしまった。それから彼女はもぞもぞと身体を動かし、布団のなかに入っていった。
突然、ものを舐められる感覚が伝わってきた。出したばかりのものに、舌が這い、尿道口を吸われ、貪欲に精液を排出させようとしている。こうして、この小悪魔に搾られてしまった。
布団から出てきたムツキの顔は、頬が紅潮し、年齢に合わない妖艶さを醸し出していた。あらわになっている胸を隠そうともせず、私に覆いかぶさる。
「好きだよ、先生。好き、大好き」
猫のように私の胸元に顔を擦りつけながら、そんなことを言うムツキ。それがいつものようなからかいではないことが、私にもわかった。腕を回して、彼女を抱きしめた。そして、長い時間そうしていた。
その後は、二人でそのまま眠った。誰にも見つからないようにと祈りながら—