ある土曜日、俺は以前に伝えられていた公園の清掃活動に参加するために、ジャージを着て近所の公園へと来ていた。そこには、見知った顔がちらほら見えるけど、一部の面々は部活やサボりなどで欠席している。まぁ、休んでる面子の中には学生ながら仕事をしていたりするんだが、土曜も部活の面子がいる、運動部が良い例だ。
「はい、それじゃあ4人1組の班を作って動いてくれ。」
「(大貴は休みか……いずみ達はまぁ、サボりだろうな。)」
「三神くん。」
辺りを見回していると、小幡さんが話しかけてきた。小幡さんも部活があるはずなのだが、この日は参加しており、友人の2人もいた。
「三神くん、1人?野上さん達は?」
「まぁ休みだろうな……ところで、小幡さんはどうしたの?」
「うん、私達の班1人足りないから三神くんもどうかなって……一緒に回る?」
「良いのか?それなら有難いし、頼むよ。」
こうして俺は小幡さんとその友人で、空手部に所属している
「よっ、ほいっと。案外ゴミ多いな?」
「そうだねぇ、空き缶とかは分かるけどタバコの吸い殻とは危ないよ。下手したらボヤが有るからね。あぁ、三神くん袋開けて。」
「あぁ、ほい開いたぞ。」
「ありがとう。」
高峰とゴミを拾いながら直樹がゴミを拾っていると、分かれてゴミを拾っていた優衣と美咲のペアがその隣で同じようにゴミを拾っていた。すると、美咲が優衣に近付くと耳打ちする。
「優衣、優衣……!」
「ん?どうかした、美咲?」
「小さく返して、先生にバレちゃう……ところで、三神くんとはどうなの?」
「え?ど、どうって?」
「だから、告白出来たかどうかってこと。ほら三神くんが気になるって言ってたじゃん♪」
「っ!?そ、そそそ、それは……。」
美咲の言葉に優衣は顔を赤くして、直樹の方をチラリと見るとすぐに顔を背けてしまい、その反応を見た美咲がうんうんと腕を組んで小さく頷いていた。
「その様子だと、まだみたいだねぇ……。でも、頑張った方がいいよ。何せ三神くん、あの野上さんや真田さん、日向さんの3人の他にも狙ってる子がいるみたいだし。負けないようにね、優衣……!」
「う、うん……ありがとう。」
優衣は知っている。学園ではある意味悪目立ちしてる いずみ達3人、そのブレーキ役として動いている事と、その人柄から友人もおり女子では狙っているらしいと言う噂を聞いた美咲が優衣にエールを送ると、優衣も頷く。
その後、掃除は予定通りに終わり、直樹も体を伸ばして帰ろうとした時……優衣が話し掛けてきた。
「み、三神くん。」
「?どうかした、小幡さん?」
「えっと、その……きょ、今日さウチでテストの勉強しない?たまには、どうかなって。」
「あぁ、良いよ。それなら何時頃に行けば良い?」
「!じゃ、じゃあ13時くらいに家の前で待ってるから!後でね!」
直樹との約束を取り付けた優衣が美咲達と帰っていくと、直樹も一旦家に戻る事にし、軽く昼食を済ませ、シャワーを浴びてから荷物を持って小幡家へと向かう事にしたのであった。
「小幡さんの家って久しぶりだなぁ。大貴と遊びに行ったとき以来か。」
スマホの時計を見ると時間はちょうど13時を指しており、小幡家へと着くと玄関には私服姿の優衣が立っていた。
「あ、三神くん!」
「ごめん、待ったかな?」
「ううん、私も出てきた所だから。さぁ、上がって。」
「ありがとう。」
玄関を開けて迎え入れられると、そこには優衣に似た女性が立っていた。
「お久しぶりです、夏美さん。」
「いらっしゃい三神くん、久しぶりじゃない!ゆっくりしていってね、うふっ。」
彼女の名は小幡
「じゃあお母さん、私達部屋で勉強してるから。」
「えぇ、後でお茶持ってくからね。」
「お邪魔します。」
部屋に上がると、優衣の部屋に通されそこで勉強をすることになった。
互いに分からない所を教え合いながら、勉強をしていき、その中で時々おしゃべりをしながらお茶をしつつ、穏やかな時間を過ごしていた。
途中で優衣の母である夏美がクスクスと笑いながら直樹で遊んだりと、愉快な時間を過ごしていたが、あっという間に夕方になってしまった。
「そろそろ帰るか、小幡さんありがとう。楽しかったよ。」
「私もありがとう、見送るよ。」
「ありがとう……夏美さん、お邪魔しました。」
「あら、もう帰っちゃうの?お夕飯食べていけばいいのに。」
「いえ、ありがとうございました。お茶美味しかったです。失礼します。」
直樹が2人に一礼して、家に帰る事になったがスマホを見てみると、そこには……。
“野上いずみ”10件、着信あり
と出ており、直樹はしまったと頭を抱えるのであった……。
たまには、こういうのほほんも良いよねぇ。
小幡さん、親娘……好感が持てる!
直樹のヒロインは?
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小幡 優衣
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倉敷 怜奈
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野上 いずみ
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真田 美菜子
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日向 紗英
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野崎 悠
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宮島 桜
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川嶋 夕子
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その他