短いです!
6月の金曜日、雨が上がり部活も中止になったその日。直樹は夕飯の買い物をしようと足早に帰ろうと下駄箱に向かっていた。他にもちらほら帰る生徒がちらほら見える。
そんな中、直樹は下駄箱から落ちた紙を拾い上げる。
「これって、手紙か?えっと、ここに来てください?
……イタズラか?まぁ、行ってみれば分かるか。」
そう言って直樹は手紙らしき紙に書かれた場所に向かう。
その様子を隠れて見ていた3人の人物がおり、その1人である小森 瞳はクスクスと笑った。
「やったやった♪大成功!あとは夕子次第だよ!」
「ねぇ、なんで私たち隠れてるの?」
「茜、私たちは恋のキューピッド♪夕子を応援しなくちゃ♪頑張れ夕子!」
「……絶対楽しんでるだけでしょ。」
「あは、あはは……。」
楽しげに笑う瞳に、友人の長谷川 茜は呆れ、坂上 明乃は渇いた笑みを浮かべた。
その頃、瞳達の友人である川嶋 夕子は誰もいない教室で座って待っていた。彼女は瞳から『良いこと在るからここにいて!!』と言われて、ここで待っていたのである。
「もう瞳ったら、なんでここで待ってろなんて……何なんだろ。」
すると、教室の窓に人影が写るのを見て夕子はため息を吐いて立ち上がった。
「ちょっと瞳、何で待ってろなんて言った……え?」
「あれ、川嶋さんか。久し振り!」
「み、みみみみみみ!三神先輩!!?」
川嶋夕子の叫び声か至近距離で直樹の耳を襲うのであった。
「本当にごめんなさい!!あんな大声で叫んじゃって!!」
「いやもういいから。落ち着いたんなら良かったよ。まぁけど元気そうで良かったよ。」
学園を出て2人は今、夕子の乗るバス停前で話し込んでいた。
その中で手紙が夕子の友人の出したものであるということが分かり、直樹が成る程と思うのと同時に友人の悪戯?に夕子は顔を赤くしながら何度も謝っていた。
しかし、夕子自身も片想いしている相手と再会した事で鼓動が高鳴っている為にドキドキしている為に中々顔が上げられない。
「(瞳のバカバカバカ!なんでよりによって先輩を呼ぶのよ~~!会えたのは嬉しいけど、でもタイミングがあるでしょ!何話していいか分かんないよ~~!)」
心の中で親友に文句を言っていると、直樹が夕子に声を掛ける。
「川嶋さん、川嶋さん大丈夫?顔赤いけど。」
「え?あ、あぁいえ!大丈夫!大丈夫です!!」
「そうか、なら良かった。そういえば、髪似合ってるね?」
「え?髪?」
「前は下ろしてたけど、今の髪型似合ってるよ。」
「あ……。ありがとうございます!」
髪型を褒められた事で夕子は、何だか胸の中が少し温かくなるのを感じ直樹にお礼を言うと、ちょうどバスが来た。
「あ、バス来た。んじゃ俺はここでね。じゃ!」
直樹が帰っていくのを見た夕子はバスに乗ると、その後ろ姿をしばらく眺めていたのであった……。
夕子side
「ただいま~……」
家に帰ってきた私はお母さんに少し休んでからご飯にすると言って、自分の部屋にあるベッドに倒れ込む。今日は色々あったなぁ……。
まさか、瞳が悪戯で私と三神先輩を合わせようとするなんて……まぁでも話も出来たし、私としては嬉しかったけど。
「はぁ……。」
けど、三神先輩と会ったのがまさか痴漢にあってる時だったなんて……。
あの頃はあまり誰かと話すって事もしなかったし、ましてや男の人が若干苦手だった。だからおじさんに痴漢されてても何も言えなかった。
けど、三神先輩やあの時は誰か女の人もいたんだ。2人が助けてくれて、すごく安心できたし、それがきっかけなのかは分からないけど、他の人や皆とも話すように……。
「三神先輩……。」
出来るなら、今度また話したいなぁ……。
……Piririri!Piririri!
携帯が鳴ってるのを見て、画面を見るとそこには“瞳v(・ε・v)”と出ていた。
「もしもし、なに瞳?」
《やっほー夕子!どうだった?先輩と話せた?》
「ま、まぁ少しね。それでなんの用なの?」
《にひひひっ!話せたなら良かったよ♪んじゃ、また学校でね!!》
それだけ言うと電話は切れて、私は安堵してため息を漏らすと着替えてリビングへと向かうのであった……。
直樹のヒロインは?
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小幡 優衣
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倉敷 怜奈
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野上 いずみ
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真田 美菜子
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日向 紗英
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野崎 悠
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宮島 桜
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川嶋 夕子
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その他