ある日の事、直樹が学園の図書館にて調べ物をし終えて家に帰っていると、雨が降り始めて傘を差して帰っている途中、ずぶ濡れの野崎 悠を見つけて直樹は駆け足で近付いて傘に入れた。
「野崎先輩!」
「あ、きみ?どうしたの?」
「いや、先輩こそ何してんですか?ずぶ濡れですよ?」
「学園で呼び出し受けちゃって。けど、傘忘れちゃったの。」
「そうですか。あ、ならウチ来てください。雨宿り出来ますよ?」
「ありがとう。」
直樹は悠を家に招待すると、家に挙げてシャワーを貸してと言われて、とりあえずシャワーを貸すと出てきた悠の服を洗濯で乾かすと、今度は暖かいココアが欲しいと言われ、とりあえずココアが無いがチョコレートと牛乳でホットチョコを造ると、すべて飲み干すとソファーで寝てしまった。
あまりに自由な彼女に驚きながらも布団をかけて寝かせると、直樹は夕飯のカレーの仕込みに入る。
夕方には雨も止み、悠を起こすと着替えを渡して着替え、ちゃっかり夕飯まで食べた悠を自転車で送っていった。
「カレー美味しかった。また行くから作ってね。」
「いや、いつもカレーって訳ではないので来られても……。まぁ、たまには遊びに来てください。」
「うん。気が向いたらね。」
「あ、あはは……。そ、そうですか。では、お休みなさい。」
あまりに自由な猫のような先輩に苦笑しながら直樹は家に帰っていった……。
◆◆◆
誠心学園3年生、野崎 悠……。
幼く、人形のように整った容姿とゆったりとしたミステリアスな雰囲気から学園の生徒からは“眠り姫”と呼ばれている。
何故彼女が眠り姫かというと、それは学園での大半を眠って過ごしているからであり、さらに性格も面倒くさがりの“ものぐさ”であるらしいが、それが魅力という生徒もおおいにいる。
「ふぁ~…ぁ。」
「眠そうね?というか、いつも授業中に寝てるのにまだ眠いの?」
「うん。でも単位は獲れてるから問題ないよ?」
「まぁね。本当に何で寝てるだけなのに単位獲れてるか知りたいわ。」
眠たげに欠伸をしながら、同じクラスで仲の良い高梨 雫にそういうと、雫は苦笑しつつも悠に優しい眼差しを向けている。そんな中で雫達が食堂に向かうと、食堂の一画では直樹達がお昼を談笑しながら食べていて、悠はその光景を眺めていた。
雫はそれを見て悠に問い掛ける。
「混ざってきたいなら行けば良いんじゃない?」
「?なんで?」
「混ざりたそうにしてたからよ。あの男の子、確か三神くんだったかしら?ちょくちょく話してるの見てるけど、付き合ってるの?」
「?別に付き合ってないよ?ただメロンパンご馳走してくれるし、この前は雨宿りさせてくれた。それだけだよ。」
「メロンパン?雨宿り?よく分からないけど、普通付き合ってないのにそこまでするの?というか、メロンパンいつもご馳走してくれるって……。」
あまりに自由な悠に雫は呆れ、頭を抑えるのであったが、その頃、悠はというと直樹にすり寄って猫のように甘えるのであった……。
直樹のヒロインは?
-
小幡 優衣
-
倉敷 怜奈
-
野上 いずみ
-
真田 美菜子
-
日向 紗英
-
野崎 悠
-
宮島 桜
-
川嶋 夕子
-
その他