※この作品はR-18です。

イジラレたい相手   作:ボルボロックス

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遅くなりました!

日常回です。


玲奈、風邪を引く。

 その日、直樹が授業を終えて帰ろうとしていた時、直樹は倉敷 玲奈の友人である津島 理奈に呼び止められた。

 

 

「あ、三神。ちょっと良い?」

 

 

「?津島さん、どうしたの?」

 

 

「悪いんだけど、玲奈の家にプリントを届けてもらいたいの。本当は私が行く予定だったんだけど、この後仕事なの。」

 

 

「それは構わないけど「本当!?んじゃ、宜しく~♪」って、早!?」

 

 

 早々に立ち去った理奈を見て愕然とする直樹だったが、プリントを届けるだけならと考えて、玲奈の家に向かう事にしたのであった。

 

 

 そして久々に彼女の家に着いて、以前に玲奈達から教えてもらった部屋の番号のボタンを押して、インターホンを鳴らす。

 

 

『はぁい。誰~?』

 

 

「倉敷さん、三神だけど。」

 

 

『え!?な、直樹!?ま、待って!今開けるから!?』

 

 

 何故か慌てた様子で玄関を開ける玲奈。彼女の様子に首を傾げながらも開いた自動ドアを潜って彼女の部屋へと向かう。

 

 

 そして、エレベーターに乗って上の階まで行き、倉敷家の住む部屋へと向かうと、扉が開いて可愛いパジャマ姿の玲奈がマスクをして出てきた。

 

 

「あ、倉敷さん。って、大丈夫?風邪?」

 

 

「うん……。今朝頭痛くて、風邪引いちゃってて……。ごほ!ごほ!そ、それで、直樹は何で来たの?」

 

 

「あぁ、津島さんからプリントを届けてくれって言われて。はい、これが頼まれたプリント。」

 

 

「あ、ありがとう。」

 

 

「それじゃあ「ま、待って……!」ん?」

 

 

「その……。ま、ママは今日は帰ってくるの遅いから、さ?良かったら上がってかない?このまま1人は辛いから。ね?ね?」

 

 

 直樹に抱き着く玲奈、そんな彼女を見て“風邪引いてる中、1人はなぁ……。”と、考えた直樹は頷くと、部屋の中へと入っていく。そこで見たのは、ぐちゃぐちゃに汚れていたキッチンであった。

 

 

「何があったのこれ?」

 

 

「あ、そ、それがね?お粥でも食べようかなぁって思ったら、何か作れなくて……。」

 

 

「あぁ……。お腹空いてる?」

 

 

「うん。バナナしか食べてないから、かなり。」

 

 

「ちょっと待ってて。冷蔵庫見るね。」

 

 

 そう言って直樹が冷蔵庫を見たが、食材はほとんど入っておらず、愕然としたが取り合えずひどい有り様のキッチンを片付けてから、卵粥を作り、グレープフルーツを出した。

 

 

 直樹は昔、いずみや美菜子が風邪を引いたときは卵粥を作っていた。それは母が風邪を引いた時に作ってくれたからであり、作り方も聞いたからである。

 

 

 因みに紗英は何故か風邪を引いたことがないらしい。何故だろうか?

 

 

「はい。これ食べたら薬飲んで寝る!これが良いらしいから。」

 

 

「あ、ありがとう~!美味しそう。あむ……!美味しい~。何か久々にまともな物食べたかも!」

 

 

「あ、あぁ。そう?あと、風邪薬とかある?」

 

 

「あ、電話の下の棚に入ってる。あむ……。」

 

 

 直樹は風邪薬を棚から出すと、それを置いてから片付けを始め、しばらくすると玲奈も卵粥とグレープフルーツを完食してから、薬を飲んだ。

 

 

「はぁ……。何か生き返った感じがする……。」

 

 

「それは良かった。んじゃあ俺は帰「あぁ、何か頭がくらくらするなぁ?誰かベッドまで運んでくれないかなぁ?」そこは自分で動いてくれよ。」

 

 

「か弱い風邪を引いた女の子を放っとくの~?冷たいわね~?」

 

 

「いやそれくらい「お~ね~が~い~!」はぁ、分かったよ。」

 

 

 直樹は本当に渋々と言った様子で玲奈を部屋まで連れていき、横にすると手を引っ張られて引き倒される。

 

 

「おい。幾らなんでもコレは駄目でしょ?」

 

 

「何で?汗かいた方が早く治るじゃない♪だから、シよ?」

 

 

 セックスをしようと服を脱ごうとする玲奈を直樹は止めて、少し強めに寝かせる。

 

 

「駄目だっての。風邪引いてるし、早く治さないと。」

 

 

「むぅ~。分かったわよ……。」

 

 

 布団を深く被る玲奈、薬の効果からか眠くなった彼女はそのまま眠る事にしたのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

玲奈Side

 

 

「ん……。ふぁ……ぁ。」

 

 

 目を覚ますと、外は夕暮れになっていて窓から夕陽が差し込んでいた。

 

 

 頭の痛いのも、体のダルさも少し楽になっていて、ベッドから起きてリビングに向かうと直樹はいなくなっていたけど、メモが残されていた。

 

 

倉敷さんへ。

 

 卵粥作っといたから起きたら食べて。また学校で会おう!

 

 

「馬鹿……。」

 

 

「ただいま、あら玲奈。起きてたの?……これは、お粥?あなたが作ったの?」

 

 

 ママが帰ってきて、キッチンの鍋に入っていた卵粥を見て尋ねてきた。

 

 

「ううん。直樹が作ってくれたの。」

 

 

「あら。彼来たのね?まぁ良いわ……。ヨーグルトとか買ってきたから、良かったら食べなさい。」

 

 

「分かった。」

 

 

 何だろう……。何だか少し変な感じ。

 

 

 今までこんな風にしてくれた人なんて居なかったからかな?

 

 

 けど、意外に悪くないかも……。




遅くなって申し訳ない。

コメント等待ってます!

直樹のヒロインは?

  • 小幡 優衣
  • 倉敷 怜奈
  • 野上 いずみ
  • 真田 美菜子
  • 日向 紗英
  • 野崎 悠
  • 宮島 桜
  • 川嶋 夕子
  • その他
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