※この作品はR-18です。

性奴隷、純愛セックスと出会う   作:黒宮魚

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5話 好き

「……で、どゆこと?」

 

 パソコン研究会の部室で、俺の隣に座っている大輔がこそ、と耳打ちしてきた。彼がちらりと目をやる先には、パソコンの前で熱心にキーを叩く三枝美咲の姿があった。

 

「いや、なんかゲーム作ってるって言ったらめっちゃ食いついてきたんだよ」

 

 昨晩ホテルで三枝と交わったあと、朝に目を覚ました彼女は少しだけ元気になっていた。ただそれでも傷が癒えていない様子の三枝に、せめて気を紛らわせようと他愛ない話をした。

 その時に三枝がゲーム好きだという話題になった。しかもRPGが好みだというから、つい俺と大輔のゲームの話を出したのだった。

 それに強く興味を惹かれたようで、あっという間に見学に来るという話になった。

 

「ははぁ……意外ですなぁ。三枝さん、ゲームとかやらなそうなのに」

 

「だよな。人は見かけによらないもんだな」

 

 こそこそと話をしながら三枝の前のディスプレイを見ると、ちょうど序盤の中ボスを倒したところだった。そこは一応ちょっとした山場のはずなんだけど、すんなりクリアしていた。RPG好きというのは本当らしい。

 そんな彼女は、この真昼の熱い部室中の視線を集めていた。そりゃそうだろう。基本オタクっぽい野郎どもしかいない部活なのに、こんな可愛い女子生徒がいるんだから。

 

「すごいね、このゲーム! ほんとに二人だけで作ったの?」

 

 ひと段落ついたのか、三枝はプレイを中断してこちらを向いた。その顔には晴れやかな笑顔があり、少し安心した。

 

「いろいろフリー素材とかは使ってるけど一応僕らだけでやってるね」

 

 何でもないように大輔が答える。が、その顔はどこか誇らしそうだった。

 

「知らなかったなぁ。二人がこういうことできるなんて」

 

「でもこれシステム関係は大体が大輔が作ったんだけどさ。俺は取りまとめと雑用担当だよ」

 

「それでも尊敬しちゃうよ。私、ゲームの作り方とか全然わかんないからさ」

 

 俺たちと話す三枝は、いつもクラスの輪にいるときのように明るい。昨晩は半ば自棄になっていたから、元の彼女に戻れないんじゃないかと思ったほどだ。

 

「そんで、どうだった?」

 

 あれ、とゲームが起動しているPCを指さして大輔が聞く。一応、テストプレイという名目でやってもらったから、フィードバックをもらいたいのだ。

 

「んー、そうだなぁ。基本的な部分はちゃんとしてるし、戦闘とかもシンプルだけど面白かったよ」

 

 そこまで言ったところで、「あ、でも」と付け足した。

 

「その、ストーリーが」

 

 すまなそうな顔をして三枝は言った。

 やっぱりか、といった感じだが、ちょっとぐさりと来る。今のところシナリオは俺が考えた仮のものを採用してある。

 

「別に悪いわけじゃないよ? ただ、なんていうかな。ありきたりっていうか……インパクトが足りない感じがする」

 

 割と厳しい意見を言われた。言いたいことははっきり言うタイプなのかもしれない。

 

「だってよ、優一」

 

 ごす、肘で俺をつっついて大輔が意地悪そうな顔で言った。

 

「あ、これ内田くんが考えたストーリーだったの?」

 

 しまった、といった顔をされる。

 

「いや、実際三枝の言う通りだと思う。大輔にもボロクソに言われたしさ」

 

 うんうん、と隣で大輔が頷く。

 

「まそんなわけで難航しとるんよね」

 

「そっか。プログラムがいくら出来てもそれだけでゲームが完成するわけじゃないもんね」

 

 さすが理解が速い。

 そこで三枝はなにか考え込むような仕草を見せた。

 

「どうかしたか?」

 

「いや、何かいいストーリーってないなぁって」

 

 三枝の言葉に、大輔が身を乗り出してきた。

 

「僕ら結構困ってるからなんかあれば言ってええよ。てか言ってほしい」

 

「私素人だけどいいの?」

 

「全然いい。というか、三枝みたいなプレーヤー目線の意見のほうが参考になるまである」

 

 それに、三枝の考えるストーリーそのものに興味もあった。

 すると三枝は、「じゃあ」と切り出した。

 

「ヒロインをすごく強くするのとかどうかな」

 

「ほう」

 

 興味深そうに相槌を打ったのは大輔だった。

 

「強くってどんくらい?」

 

「どんな敵でも一撃で倒しちゃうくらい」

 

「え、それじゃすぐお話が終わっちゃうんじゃ」

 

 俺がそう言うと、三枝はまだこれから、といった感じで話を続けた。

 

「そう。すぐ終わっちゃうから、制限をつけるの。すっごく強いけど、力を使うたびにどんどん体がボロボロになってくとか」

 

 割とエグい設定を、三枝は熱心に話す。が、それはなかなか面白そうな設定だった。

 俺たちで考えてるときは、主人公である勇者の設定ばかりこだわっていた。ヒロインはかわいくて魅力的にすればいいでしょ、くらいないがしろにしていた。

 

「で、ヒロインが死んじゃったらゲームオーバー。そうならないためにプレーヤーが頑張るの」

 

 どうかな、と三枝は聞いてくる。ゲーム的にもストーリー的にもキツめの設定を楽しそうに話す三枝はちょっと怖かったが、それはそれとして。

 

「それ、めっちゃよくね?」

 

 ぼそ、と大輔が呟く。俺もそれに無言で頷いた。

 

「え、ホント?」

 

 三枝は全く予想外といった感じで目を丸くした。

 

「ああ。細かいとこはちゃんと考えなきゃだけど、なんかいけそうな気がする」

 

「右に同じく」

 

 俺と大輔の意見が一致する。それくらい、三枝のアイデアは目が覚めるようなものがあった。

 

「いいの? 私、今パッと思いついたのを言っただけなんだけど……」

 

「いや、そういう閃きが大事なんだと思う。俺たちじゃそんなの考えつかなかった」

 

「そ、そう? あはは、なんかくすぐったいな」

 

 三枝が軽く頬を染めて笑う。可愛らしいそれに、ちょっと見惚れてしまった。

 

「そんじゃその方向でシナリオ作るってことでけってーい」

 

 大輔が呑気な声で言う。その表情には珍しくやる気がともっていた。

 その後は俺と大輔、三枝の三人でアイデアを出し合ってシナリオや設定を作っていった。あくまで方向性が決まっただけだが、完成に向けて大きな一歩となったのは間違いなかった。

 聡明な三枝がいてくれることで、話し合い自体はとてもスムーズに進んだ。それとなにより、彼女は俺たちとそうやって話すことを楽しんでくれていた。

 三枝とは重苦しい話ばかりしていたから、こうして和気あいあいとした時間を過ごすのは新鮮だった。

 

 

「それじゃあ大輔、また来週」

 

 夕方になって部活動の時間が終わり、三人で校門まで一緒に歩いてきた。が、大輔は俺と家の方向が真逆だから、ここでお別れだ。

 

「はいはい、じゃあのー」

 

 相変わらず呑気なテンションで大輔はひらひらと手を振った。

 

「またね、太田くん」

 

 三枝もそれに手を振り返す。それに軽く会釈をすると、大輔は背を向けて帰路に就いた。

 そうして俺と三枝の二人が残される。

 

「じゃあ俺たちも帰るか」

 

 ぽつりと口にすると、三枝も「うん」と頷いた。そして二人で並んで歩きだす。なんか、傍から見ると付き合っているように見えるんだろうか、とか浮かれたことを考えてしまう。

 

「ねぇ、内田くん」

 

「ん?」

 

 隣の三枝に顔を向ける。彼女は俺には視線をあわさず、軽く目を伏せて口を開いた。

 

「今日はさ、ありがとね」

 

 小さな声で、だけどどこか嬉しそうに三枝は言った。

 

「え? あ、いや、俺なんか礼言われるようなことしたっけ」

 

「ゲーム作るの、私に手伝わせてくれたじゃない。私、ああいうの初めてだったから楽しかったなぁ」

 

 ふふ、と軽く顔を綻ばせる三枝。それは、先ほどまで部室でしていた会議を思い出しているようだった。

 

「いや、だったら俺のほうが感謝しなきゃだ。三枝がいなかったら絶対俺ら行き詰ってただろうしさ」

 

「そう? 私は大したことしてないよ」

 

 三枝は謙遜するが、彼女の存在は渡りに船だった。それに、三枝とあんな風に同じ目標を共有できることが素直に嬉しいと思った。

 

「あの、さ。内田くん」

 

 不意に三枝は、わずかに声のトーンを落として呟いた。

 

「今、君の家って誰かいる?」

 

 ドキ、と僅かに心臓が跳ねる。なぜわざわざそんなことを聞くのか、その理由に不埒な期待を抱いてしまう。

 

「いや……誰もいないけど」

 

 動揺を抑えながら答える。すると三枝は俺に目を合わせて言った。

 

「行ってもいいかな。君の家」

 

 あまりにも期待通りの言葉に、一瞬だけ頭が固まってしまう。が、なんとか思考を回復させて頷いた。

 

 三枝を部屋に招き、とりあえずお茶を出して一息つく。小さなテーブルを向かい合わせにして俺たちは座っている。

 三枝とは体の関係まで持ったとはいえ、やっぱり女の子が自分の部屋にいるってのは落ち着かない。

 

「えっと、なんかゲームでもやるか?」

 

 さすがに無言でいるのが気まずくなって口を開く。三枝の好みに合うかはわからないが、一応俺のPCにはいくつかゲームが入っている。

 

「ありがとう。でも、今はいいかな」

 

 だがやんわりと否定されてしまう。じゃあ次はなんの話題を出そうか、と考えようとしたとき、三枝が口を開いた。

 

「それよりさ、昨日のことなんだけど」

 

 どこか気まずそうに三枝は切り出した。

 その言葉が想起させる、昨晩の濃厚なひと時。輪姦されたと告白した三枝は、慰めてと俺を求めた。

 

「ごめんね。私、あの時どうかしてて……勝手に自分の悩み、君に押し付けちゃってさ」

 

 あの時のことを思い出すのは辛いのか、その表情が痛ましい。

 

「……いや、別にいい。三枝がされたことがどれだけ嫌だったかなんて俺にはわかんねえけどさ、すごく苦しいってのは伝わってきた。だから謝んないでくれ」

 

 三枝は俺の言葉に、「そう?」と困ったように笑った。俺に言われたところで自分に非があると思ってしまうのは、彼女の責任感の強さだろうか。

 

「それでも……君にはお詫び、したいの」

 

「いや、だからいいんだって」

 

「ううん。私の気が済まないから」

 

 三枝は目を閉じて首を横に振った。

 

「それに、今日はすごく楽しかったからさ。昨日されたことなんか全部忘れられた。……だから、そのお返し」

 

 そう口にすると彼女は、おもむろに片手を襟の部分へ持って行った。そして、シャツの首元のボタンをぷち、と外し始めた。

 小さな音とともに、一つずつボタンが外されていく。突然の行動に、俺はそれを黙ってみていることしかできなかった。

 

「昨日は君にたくさん気持ちよくしてもらったから、今度は私の番」

 

 最後まで外し切った三枝は、微笑みとともにそう言った。そのままベッドに行くように促される。

 躊躇はあった。だが、その厚意を無碍にはできないことと、彼女と交わることへの期待が自制心の枷を外した。

 

 

「ん……ちょっと膨らんでる。苦しそうだし、出してあげるね」

 

 ベッドに寝ころんだ俺の股間を、上半身が下着姿の三枝がさすさすと撫でている。その僅かな刺激でも、勃起しはじめたソレには快感となる。

 三枝は手際よくベルトを外し、ずる、と制服のズボンを脱がした。そうして、期待で膨らんだ下着があらわになる。

 三枝はその膨らみへ顔を近づけると、すう、と鼻から息を吸い込んだ。

 

「ん……っ、はぁ……汗のにおいと──ふふ、精子のにおいもする。昨日の残りかな……ん、結構好きかも」

 

 鼻孔を膨らみに押し付けながら、三枝はそのにおいを嗅いでいる。少し恥ずかしいが、それ以上に興奮する。

 俺の陰茎の匂いが気に入ったのか、熱心に息を吸い込んでいる。

 

「んっ……れろ──」

 

 一通りその香りを堪能したかと思うと、今度は下着の上から舌を這わせてきた。間に布があるからその感触が直接伝わることはないが、それでも気持ちがいい。

 三枝の熱と、濡れた感触。優しく愛撫されるだけでもそれらをこれでもかと押し付けられる。

 

「はぁ……おっきい……もう直接舐めちゃうね──」

 

 うっとりとした声で三枝は言うと、下着もぐい、とおろしてきた。すると、びん、と勢いよく肉棒が顔を出す。

 

「んっ……ちゅ……」

 

 血管が浮き出るほど勃起したソレに、ちゅ、と口づけられる。それは一度だけじゃなく、先端や裏筋、陰嚢の部分まで。

 深い親愛が伝わってくるようなそれは、快感はもちろん、幸福感までも運んでくる。快楽を求めるためだけの行為じゃないその甘い触れ合いは、まるで恋人同士の戯れのよう。

 

「ちゅっ、ん……は……すご──もうがっちがち……もっと気持ちよくしてあげるね」

 

 三枝はべろ、と舌を見せると、それを裏筋にずるる、と這わせてきた。ゆっくりとした動きではあるが、気持ちいいところを的確に刺激してくる。

 ざらついた舌がぞりぞりと滑り、一気に快感がこみあげてくる。しかも、俺に見せつけるようにしているせいで、より興奮してしまう。

 

「ん、れろ……っ、ん、は……っちゅ、はぁ、おちんぽ、あっついね──れろ……っ、それにすごくカタい……」

 

 愛おしそうな目で陰茎を見つめたまま、三枝は愛撫を続ける。

 舌と唇だけじゃなく、軽く片手を玉袋にも添えられた。そのまま軽く揉まれると、精液を作れとせがまれているみたいだった。

 そしてもう片方の手で竿をきゅ、と優しくつかまれる。それをさすさすと優しく扱かれ、一気に快感が増す。

 

「んっ……ぁむっ」

 

 そしてとどめとばかりに先端を口に含まれる。そのまま口内で亀頭をぺろぺろと舐められる。

 一つ一つの刺激は優しいが、それがいくつも同時に襲ってくると大きな快感となってしまう。ぞくぞくとした感覚が股間から全身に広がり、すぐに白濁を出したくなる。

 

「三枝っ……」

 

 たまらず、三枝の髪に手を伸ばした。さらさらとした黒髪の感触が心地いい。

 それが彼女の中でなにかの合図になってしまったのか、愛撫が激しさを増した。ちゅぱちゅぱと淫らな音を立てながら唇をすぼめ、竿をさする手がごしごしとした強いものになる。

 

「んっ、ちゅっ……ぢゅっ、んはっ、んンっ……!」

 

 唾液で濡れた生殖器をしごかれながら、先端は唇の甘い感触に愛撫される。おまけに玉までころころと優しく転がされて、気持ちよくないはずがない。

 熱い白濁は陰嚢の中で暴れだして、すぐでも射精してしまいたい。亀頭をぞりぞりと撫でるその舌へ、どろどろの精液を吐き出してしまいたい。

 

「三枝、やばっ……も、出るから……っ!」

 

 俺がそう口にすると、最後の追い込みとばかりに強く竿を締め付けられる。そうすると一気に精液が昇ってきた。

 手と口で余すことなく愛撫され、それを止めることなんてできなかった。

 

「さえぐさ、出るっ!!」

 

「っんンっ──!!」

 

 どびゅん、と抑えきれなくなったものが吐き出される。一度流れ出てしまったそれは、堰を切って一気に飛び出ていく。

 

「んっ、んぶっ……ぐっ、ン……っ!」

 

 どぷん、どぷん、と凝縮された快楽の塊が、狭い尿道を通っていくのがたまらなく気持ちいい。一度射精するたびに気絶してしまいそうなくらいだ。

 三枝はそれを一滴残らず受け止めてくれる。ん、とくぐもった声を漏らしながらも、嬉々とした様子で。

 

「ん、っく……」

 

 ようやく射精が終わり、三枝は一度口を離した。だが、その口内にはまだ精液が残っている様子だった。

 

「ん、ぁ……」

 

 そして三枝は、自らの口腔を満たす白濁を口を開いて見せつけてきた。唾液で濡れた場所に、洪水のように白い精液がたまっている。

 自分の出した量に驚くとともに、三枝を征服したような感覚に陥る。そのせいで、また情欲がこみ上げる。

 

「んっ、ぐ、ン──っは……」

 

 俺に見せた後、三枝はゆっくりとそれを嚥下し始めた。こく、こく、とのどが鳴って、粘ついた白濁が飲みくだされていくその様子だけでも官能的だった。

 

「は、ぁ……ごちそうさま──」

 

 最後の一滴を飲み終わった後、三枝は恍惚とした声でそう口にした。その様子にごくり、と唾を飲み込む。

 

「ふふ、おちんぽまだ元気──相変わらずすごいね」

 

 唾液で濡れた生殖器を優しく扱きながら、三枝は嬉しそうに言った。その仕草に、その先の行為を期待してしまう。

 

「挿れちゃおっか……。今日は私が上になって気持ちよくしてあげるね」

 

 俺の期待通りの言葉を口すると、三枝はスカートのポケットからゴムを取り出した。

 

「今日はちゃんと着けないとだよね」

 

 どこか残念そうに言うと、三枝はその小袋を破いた。そして、手慣れた様子で俺の陰茎にかぶせてくれた。

 

「はい、これで大丈夫」

 

 そう呟いた三枝は、今度は片手を背中に回した。ぷち、と軽い音とともに、ブラジャーの束縛が緩くなる。

 そして慣れた手つきで自らの乳房を守る布をはずした。

 

「じゃーん……私のおっぱい、好きなだけ見て、触っていいからね」

 

 甘やかすように言うと、今度はスカートの下に手を入れる。そして、その中のショーツをするするとおろしていく。

 それを片足にひっかけると、三枝は俺の股間の上にまたがった。それがその先の快楽をイメージさせる。

 

「じゃあ──挿れる、から……」

 

 はぁ、と興奮した様子で吐息を吐きながら、三枝は俺の陰茎をつかんだ。それをぐい、と自らの秘所へ向けさせる。

 そして腰をゆっくりと落とし、俺と三枝の生殖器が触れ合う。

 

「んァ……っ」

 

 くち、と濡れた音が響く。スカートで見えないが、彼女も濡れていることが容易に理解できた。

 

「ぁ、っン……あ、ぁう……っ、ん、ンっ……」

 

 そのまま三枝は腰を落としていく。ずぷん、と亀頭が飲み込まれたかと思うと、躊躇うことなくさらに奥へ挿入される。

 当然のようにナカもどろどろで、その動きに妨げはない。ただ、俺の陰茎を悦ばせるように、膣肉が絡みついてくる。

 

「んっ……アっ──! ん……はいった、よ……」

 

 ずん、と三枝の体重が腰に落ちる。あっという間に、根元まで三枝に食べられてしまった。

 三枝は息を乱しながらも俺を見て、嬉しそうに笑った。

 

「じゃあ、動くね……っん」

 

 俺が何か言う間もなく、三枝は腰を動かし始めた。俺の胸板に手をついて、ぬぷぷ、と腰が持ち上げられる。

 そして三枝の体重ごと、ぱん、と腰を振り下ろされる。

 

「んっ! あっ、ん、ンぁ……っ、あっ、すご……っ、おちんぽ、奥までささって……っ、ぅあっ、アっ、あんっ……すご、いっ……!!」

 

 ぱん、ぱん、と音を立てて性交が始まった。三枝は杭を打つように腰を振り、快感を貪っている。

 彼女の膣は締め付けがきつく、激しい腰振りで強烈な快感が与えられる。一回出しているから耐えられるが、こんなの普通だったらすぐに果ててしまうだろう。

 

「あっ、アんっ……! うちだ、くん……あっ、あぅ、ンっ、きもち、イイ……? あぅ、んぁ、は、あっ……!」

 

「は……っ、ぐ……気持ちいい──てか、やばすぎ……っ」

 

 三枝は俺の言葉に満足そうに笑った。だが、柔らかなその表情とは裏腹に、彼女の動きはとても激しい。

 ぎしぎしとベッドが軋むほどのその動きは、三枝の豊満な乳房をだぷだぷといやらしく揺らす。騎乗位だから、寝ている俺の目の前にはそれを息がかかるほど近い距離で見せつけられる。

 そんなものを前にして我慢することなんかできない。

 

「アっ! あっ、ぁン、おっぱいっ、アっ、んはっ……だめ、あっ……びんかん、だからぁっ……はっ、アっ、ンぁあっ……!」

 

 ぐにゅん、とその二つのふくらみを両手で味わう。五指を目いっぱいに広げて、がっしりとその柔らかさを堪能する。

 そうするのが三枝も気持ちいいようで、膣肉の締め付けがきつくなった。濡れたひだが絡みついてきて、ぐちゅりと愛撫してくる。

 焼き付いてしまいそうなその快楽に、また射精の気配が近づいてしまう。

 

「んっ、アっ……ぁんっ、うちだくんっ──! あっ、ん、はぁっ、アっ……好きっ、ぁんっ、あっ、内田くんっ──好きぃ……!」

 

「さえ、ぐさ……っ?」

 

 不意に、三枝の喘ぎ声に混じって「好き」という言葉が混じる。聞き間違えとも思ったが、それは何度も繰り返される。

 一心不乱に腰を打ち付けながら、好き、大好き、と何度も三枝の口からこぼれていく。それは俺に向けられた言葉だと、ろくに働かない頭が解釈してしまう。

 

「三枝っ、さえぐさぁ……っ!!」

 

「アっ……!! あんっ、んぁ、すご……っ、突きあがって──んオっ! あっ、あぅ、はぁ──あっ、大好き……っ!!」

 

 三枝の気持ちにこたえるように、下からどちゅどちゅと突き上げる。すると突き刺さるように子宮口にえぐりこんで、すぐに射精感がこみ上げてくる。

 

「三枝、もう出る……っ、イクっ──!」

 

「あっ、ぁうっ、わたし、もぉ……っ! あっ、おっ、は……っ、わたしも、アっ、イっちゃう……っ!!」

 

 胸を愛撫していた両手を腰に回し、そこへぱんぱんと腰を叩きつける。一気に快感が膨れ上がり、精液が駆け上ってくる。

 そして、一番快感が高まった瞬間、思い切り精液を吐き出した。

 

「アっ……イク、イっちゃうっ……!! ん、あ、アっ、あぁ……っ、イくイく、イッグ──っ!!」

 

 びくん、と三枝の体がのけ反る。そこへどぶどぶと精液を放出させる。一気に快楽があふれだして、頭の中が真っ白になる。

 

「あ……ァ、あ……っ、イってる……っ、お、んぉ……っ、あっ、どくどくいって……あっ、好き……」

 

 びくびくと痙攣する膣に導かれるまま、びゅくびゅくと吐精する。三枝はまだイってるのか、腰がかくかく震えているのが扇情的だ。

 おまけに、目の前にある二つの乳房がふるふると震えている。その光景で、また奥から精液が昇ってくる。

 

「あっ……ぁ、まだ出て……っ、すっご……い、んぉ──っ、あっ、内田くん……」

 

 力が入らないのか、三枝は俺に体を預けてきた。体にじんわりと伝わる、彼女の体温。

 それを感じながらの射精は、多幸感に全身が包まれて溶けてしまいそうだった。

 

「は、ぁ──精液、止まった……?」

 

「ぅ……ああ、もうすっからかんだ……」

 

 はあはあと息を切らしながら言葉を交わす。だが、お互いに満足できたとその声色でわかった。

 そのまましばしそのままで時間が過ぎていく。肉体的には満足したけど、この温もりをもっと感じていたいと思ったから。

 

 

「あのさ、三枝」

 

 行為が終わった後、俺たちはベッドの上で並んで横になっていた。服を着てもよかったが、汗で体がべたついているからやめた。だから二人して裸だ。

 

「うん?」

 

 三枝が顔だけこちらに向ける。

 そんな彼女からわずかに視線をそらしながら、聞こうか迷ったことを口にした。

 

「その、さっきしてるときさ……『好き』って言ったよな。……あれって、どういう意味なのかな、って」

 

 俺の言葉に、三枝は目を丸くして固まった。

 

「え……私、そんなこと言ってたの?」

 

「ああ」

 

 なんとなくわかってたが、やっぱり無意識だったのか。

 

「あれって、俺とするのが好きって、そう思ってくれてるのか」

 

 口にした後で、ちょっとキモいこと言ってしまったことに気づいた。頭がぼーっとしているせいだろうか。

 

「ううん。違う」

 

 だが三枝は、首を横に振って静かな声で言った。じゃあ、と俺が聞くと、少しの間を置いて答えた。

 

「──君が、内田くんのことが好き、って意味」

 

 目を伏せて、三枝は控えめに口にする。もしかして、と期待しつつも、思いがけない告白に、完全に固まってしまう。

 が、三枝はさらに言葉を続けた。

 

「でも忘れて」

 

「なっ……」

 

 吐き捨てるような言葉。俺は思わず詰め寄る。

 

「どうしてだよ」

 

「だって、私みたいに汚れた女にこんなこと言われても迷惑なだけでしょ?」

 

 自嘲気味な笑みを浮かべながら三枝はそんなことを言った。

 汚れている、なんて俺はそんなことまったく思わないのに。彼女にそんな風に考えさせてしまう、兄がひどく憎く感じた。

 

「んな訳ない。……俺だって、三枝のこと好きだ。全然話したことなかった頃から、憧れてた」

 

 ずっと言いたかった言葉を口にする。叶うわけないから、とあきらめていた言葉。

 それを聞いた三枝は、一瞬だけ驚いた顔を見せた。だけどすぐに、取り繕うような笑顔になる。

 

「そ、っか……。ありがとう。すごく嬉しい」

 

 温かみのある言葉だが、どこか物悲しげなものを含んでいる。

 

「……でも付き合ったりとかは、その」

 

 そして、ひどく申し訳なさそうにそう口にした。

 

「……わかってる。お兄さんが許さないんだろ」

 

 そう聞いた俺に、三枝は小さく頷いた。その目には僅かに涙が浮かんでいた。

 

「ごめん、ね……」

 

「三枝が謝ることじゃないだろ」

 

「そうかな」

 

 今にも泣き出してしまいそうな三枝。俺はそんな彼女の肩を抱いて、ぎゅ、と引き寄せた。

 

「ん……っ」

 

 くちゅ、と二つの唇が重なる。わずかに濡れたその接吻は、涙の味がした。

 

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