ショタマスターと雌サーヴァント達の遺伝子まぜまぜオーダー♡ 作:ナンテコッタ・パンナコッタ
1500年代後半
その海にはわずかばかりの島々が点在しているのみで、大陸と呼べるものは見当たらない
オケアノス
かの征服王も目指した海域にカルデアはレイシフトした
海賊にしてイギリス海軍総督となるフランシス・ドレイクに拾われたマスターは、オケアノスからの脱出を目指す彼女と、特異点解決というカルデア側の利害が一致したことにより共同で事態に当たった
相対するは最悪の海賊エドワード・ティーチ
アン・ボニー、メアリー・リードのコンビと、輝く兜のヘクトール、その弟であり
道中、女神エウリュアレ、迷宮の怪物アステリオス、
しかし、聖杯を奪取したかと思ったのも束の間、本来の雇い主の意向でヘクトールはティーチを出し抜き、聖杯を持ち去ってしまう
ヘクトールが合流したのはギリシャの英雄たちが集うアルゴー号
船長イアソンを筆頭に、その妻であり後にコルキスの魔女と呼ばれる若きメディア、ギリシャ最高の英雄の一人ヘラクレス、
ドレイクはアルゴー号とは合流しなかった、金林檎の狩人アタランテ、
そして、
イアソンが真価を発揮する前に、アルゴノーツは封じられた
聖杯を確保したマスターは、ドレイクから別れの言葉を受ける
だが、その時の彼女の表情は、別れを惜しむそれではなく…
…
「沖田ぁ!今おるぅ!?」
ボイラー室の横、魔王織田信長と人斬りサークルの姫(笑)沖田総司が間借りしている部屋に、帰ってきた信長が豪快に、自動ドアを引き戸のように開けた
「ちょっとノッブ!自動ドアは開くまで待ってくださいよ!何回言わすんですか!」
「ワシが来たのに感知しないセンサーが悪い」
設置されたおコタに、沖田と同じようにインした信長
その手にはカゴいっぱいのみかんがあった
「ほれマスター、みかんじゃぞ、沖田、剥いてやれ」
「別にいいですけど、そこはノッブが最後までやってあげても良かったんじゃないですかね」
「生意気言うな、第六天魔王にパシリさせおって、勝蔵がいたら素っ首叩っ斬られとるぞ」
「じゃんけんで負けたくせに偉そうに…、はい、マスター、口開けてください」
あーん、と口を開いて沖田の手からみかんをいただくマスター
…その右腕は力無く脱力していて、左手も持ち上げるのが億劫そうだった
「…いいんですかねー、みかんとか」
「知らん、知らんけど毎日粥みたいなもんしか食わされとらんのじゃし、文句を言ってきたならワシが殺すから」
「…ノッブ」
「あん?いいじゃろ別に、他のサーヴァント連中も少なからず思っとるし、…カルデアの連中は、コイツをなんだと?薪かなんかと勘違いしとるんじゃないか?とうの昔に燃え尽きて、ゆっくり休めと労われて然るべきなのに、まだ燃やされとる、光秀もドン引きじゃぞ」
信長の眉尻が上がった頃、ドアが開いた
「あれ、ドアの動きにぶくない?建て付け悪くなった?…っと、沖田ちゃん、信長公、マスターを連れてっていいかい?」
なんか幸薄そうな痩せっぽい青年、斎藤一がヘラ〜っと現れる
「おう、いいぞ、おまえが連れてくならな」
「そりゃどーも…、…だから僕が頼まれたんですけどね…」
最後にボソッと漏らした後、斎藤はマスターに近づき、抱き抱える
「よっ、と…んじゃ、行きますか、今日の健診では黒髭のおじさんが身体を張った芸で付き添ってくれるみたいだからね、我慢できるかな?」
マスターは少し視線を落とした後、小さく頷いた
斎藤はその様子を見て、唇を少し噛んだ
信長はそれを横目で見ながら、息を吐いた
「…では斎藤さん、お願いします」
「…うん、任せてよ、はじめちゃん…あ、やっぱ今のナシ、僕もついててあげるからさ」
沖田の声かけに返しながら、斎藤は部屋を出る
そして、メディカルルームへと向かうのだが
前方から、非常にスタイルのいい、スマートな美女がモデルウォークで歩いてきた
「おや、あれは…」
「あらマスター、それに東洋のラストサムライ、どこへ行くのかしら?」
「なに、いつもの健診ですよ、そういう貴方こそ、どちらへ?」
「私はニトクリス様のところへ、どうやら部屋の設備を何かしらいじってしまったようで、その救援へ、…他の方には内密にしたいそうですけど、まあ…」
「あぁ…あのファラオさん、プライド高いから、知り合い以外にそういうの頼めなさそうだしなぁ」
「…それについて肯定はしないけれど、最近は特に呼ばれるような…
「…?そうじゃないですか?…っと、そういえば僕もなーんか引っかかるような…マスターを健診に連れていくの、持ち回り制だったかな、と」
「それこそ、そうじゃないの?あなたのように
「…まあ、そうですが、…引き止めてすいません」
「あら、私の方こそ、気にしないでいいわ、ファラオは寛容である必要もあるのだから」
「そう言ってもらえると助かりますね、ほら、マスターもバイバイしましょうね、…では
…クレオパトラ女王」