アクアシューターズの世界でイチャラブを楽しむ2 作:たくと七星
「貴女達、何でここに?」
みはるが何故この研究所にいるのかと聞いて来た。
「何?私達がここにいちゃおかしいの?」
「いえ、そうではありませんが・・・」
まあ、ひかる達もこの研究所でお世話になってたもんな。いてもおかしくはないよな。
「三郎・・・」
「ひかる?」
ひかるが俺に近付いてきた。対峙した時の鋭い視線ではなくどこか神妙な面持ちをして俺に顔を合わせた。
「先の勝負、棘のある言い方をした事を謝るわ。ごめんなさいね・・・」
そう言ってひかるは俺に謝った。
「いや、別にひかる達は悪い事をしていないんだし、謝るほどでもないと思うけどな・・・」
「そう、でもあの場では、強豪チームとしてのイメージを崩さない為にもああいう風に振舞うしかなかったの。気を悪くしたならごめんなさい」
「いや、気にしてはいないさ。そこまで悪く思わなくてもいいぜ」
「そう、ならいいけど」
「それにしても、本当に久しぶりよね、三郎君」
「うん、本当に、三郎君、また会えて嬉しいよ」
ゆきとひなこが俺を懐かしんで親し気に挨拶した。
「ああ、本当に久しぶりだな。俺が連邦に行って以来、顔を合わせた事は無かったからな。元気そうで何よりだ。けど・・・」
「けど、何?」
「こうして会ってみると、三人共、凄く変わったような印象がするな・・・」
「そうかしら?」
「ああ、ひかる達、昔はこうフレンドリーでマイルドな感じだったけど、こうして再会したら威厳があってクールになったって言うか・・・」
「時間が立てば人は変わる物よ」
ひかるは淡白に人は変わる物だと言った。
「そうそう、それに三郎君・・・くすくす・・・」
ゆきが腹を抱えて笑いながら言った。
「何だ、ゆき?」
「三郎君、今日こうして会うまで私達にメールもSNSでもメッセージを私達に送ってこなかったじゃん・・・・それじゃあ私達の変化には気付けないはずよ。くすくす・・・!」
「う、それは・・・」
笑いながらも耳の痛い事を言われてやっておけば良かったと今更ながらに思った。
「それは悪かった、すまん・・・・」
「まあ、いいんだけどね」
「そうね、そこまで気にしてはいないわ」
ゆきとひかるはそこまで気にしてはいないと言った。
「それはそうと、三郎君」
ひなこが俺の手を握って笑顔を浮かべて言った。
「こうしてまた君と再会出来て嬉しいよ。帰って来てくれてありがとう」
「ああ、俺もひなこ達に会えて嬉しいよ」
「あんたの事はそれなりに気に入っているつもりよ。アクアゲームがとても上手だし、私達もあんたの力を借りるつもりでいるから、その時には戦力になってくれると嬉しいわ」
「ああ、分かった。にしても、ひなこはそんなに変わってないって感じがするな」
「ぷぷぷ・・・」
俺の言葉にゆきはまた腹を抱えて笑っていた。
「な、何だよ?」
「三郎君、意外と鈍感だなと思って、ひなこだって変わってるのよ?」
「どこがだ?」
「だって、数時間たっても寝ぐせに気付かない所があるんだから。この前なんてチューリップみたいな寝ぐせを付けて、あはは、あれは永久保存版ね」
ゆきが笑いを堪えながらひなこの寝ぐせの事を思い出して笑っていた。
「ちょ、ゆき?」
「まあ、ひなこはちょっとのんびりしている所があるのよね。だからしっかりするよう何度も言ってるの」
俺の知らない所で皆、変わっているようだな。
「けど、三郎、あんたはそんなに変わっていないわね。相変わらずと言った所かしら?」
「まあ、俺は俺だ。そう簡単には変わらないさ」
「そこがあんたのいい所かもしれないわね。三郎、また会いましょう」
「何だ、もう出るのか?」
「ええ、強豪チームとして挑戦者が絶えないの。力を貸して欲しい時はいつでも呼ぶわ」
「三郎君、またね。時間が合ったらお喋りしよう。貴方の思い出話、沢山聞きたいから」
「と言う訳で、じゃあね~~」
ひかる達は手を振って研究所を出て、俺達と別れた。
「あのひかるさん、堅物のイメージがありましたが、話を聞くと、物分かりのいい人ですわね」
「ああ、それを見て安心したよ」
「あのチームがどうなっていくのかも気になりますね、先輩」
「ああ」
ひかる達がこれからどんなチームになって俺達の敵となり味方となるのか、頼もしく、同時に恐ろしくも感じた。