アクアシューターズの世界でイチャラブを楽しむ2 作:たくと七星
「へえ、三郎君って抹茶系が好きなんですね~~」
「何だよ、抹茶味が好きでおかしいか?」
「別に~、意外と和風が好きなんだなって思って・・・」
「好きで食ってる訳で深い理由は無いぞ?」
ともよが俺をからかうように見ていた。
「いずみちゃん、美味しい?」
まゆみはクレープを食べているいずみを気にかけていた。
「まゆみ、よくいずみを気遣ってるんだな・・・」
「そうでしょう、いずみちゃんを一番に可愛がっているのはまゆみちゃんなんですよ~」
「星乃センパイ、からかわないで下さい」
まゆみはしっかりしている感じで、ともよは茶化すのが好きな先輩、そしていずみは無口でクールと言った印象だな。
「それで、いずみ達はどこの滝藤学園所属なんだ」
「第四高等学園よ」
「そうですよ、それに私達、第二高等の岩城ひなこチームと並んで強豪校チームなんですよ!」
「へえ、強豪校なんだ。さぞかし強いんだろうな」
「そうですよ、第二高等とは互角に張り合えるほどに、いや、それ以上ですね」
「そうか、しっかし、昔、あかね達の秘密基地を奪ってたお前等が今や強豪でブイブイ言わせてるとは、ぶぶ!」
いずみが俺に水鉄砲を飛ばして来た。クレープが胸にかかって制服が汚れてしまった。
「おいおい、何で水を飛ばすんだよ・・・」
いずみは蛇のように俺を強く睨んでいた。ああ、こりゃあ、相当怒っているな・・・。
「三郎君、女の子の過去をズバズバ言うものじゃ無いのよ」
「そうですよ、デリカシーの無い人は嫌われるんですよ~~~」
「ちょっといじっただけじゃないか・・・」
「それ、私達もいずみちゃんにとっても黒歴史なんだから」
まゆみは思い出したくもないような顔をしていた。相当気にしていたんだな。
「そうですよ、全く、誰があんな設定にしたんでしょうね・・・」
「設定、何の事だ?」
「あ、ああ、気にしなくていいんですよ、はは・・・」
何か引っ掛かりそうな気がするが、あまり触れないでおくか・・・。
「話は変わるけど、三郎君はどの学園に通っているの?」
「俺は第三高等だな」
「第三高等、あまり強い相手の噂を聞きませんねえ?」
「ああ、うちの仲間は楽しめればいいエンジョイ勢だからな」
「つまり、あまり戦力にはならないって事ね」
「まあ、本気の勝負じゃ敗けるな・・・」
あかね達には悪い気がするが、実際にそうなのだから仕方がないという事にしておこう。
「三郎君、貴方の噂は聞いているわよ?」
「俺の噂?」
「ええ、第二高等学園で岩城ひなこチームと互角の勝負をした。それに相当腕も立つみたいね」
「どうしてそれを?」
「嫌ですねえ、三郎君ほどの腕のある猛者がいればすぐに全学園中を駆け回っちゃうんですよ?」
「そう、あまり注目されなかった第三高等に強烈な、輝かしい未来になるかもしれない生徒がいる。それが貴方なの」
俺ってそれ程有名人になっていたのか。人の話なんて気にしないもんだからそういう風に思われていたのは初めて知った。
「で、三郎君はどんな活動をしているの?」
「そうだな、基本あかね達とエンジョイを楽しんでいるけど、ひなこ達のチームに誘われる事もあるな。まあ、頼まれれば誰とも組む感じかな?」
「そうなの、どちらにも付かない自由な立場なのね」
「けど、勿体ないな~、そんな強い人がぶらりしているなんて・・・」
まゆみとともよの視線に気付いた。何だか俺を品定めしているような感じに見えた。
「おいおい、まさか?」
「そう、そのまさかよ。三郎君、良かったら、私達のチームに入らない?」
「いずみ達のチームにか?」
「ええ、貴方、色んな所に引っ張りだこでしょう。貴方ほどの強い人が欲しいと思っていたの」
「三郎君、折角だから入っちゃいましょうよ。うちのチーム、結構いいですよ?いずみちゃんは可愛くて癒し系だし、面倒見のいいまゆみちゃんもいるし、それにとっても面白くて人付き合いのいい、先輩もいるんだから・・・」
そう言ってともよは自分に視線を向けるようにアピールした。
「ううん、そうだな。そう言われてすぐには引き受けられないし、考えてもらってもいいか?」
「そうね、じっくり考えていい答えを出してね」
「ああ、考えとく。じゃあ、俺はこれで・・・うん?」
まゆみ達から去ろうとすると、いずみが俺の腕を掴んで来た。
「おいおい、どうしたんだよ?」
突然、腕を掴んで来て何なんだ?ほどこうにも絶対に離れないとばかりに掴む手は強い。
「三郎君、ちょっといずみちゃんを連れてってやってもいい?」
「連れてく?」
「もう、こんないい展開でとぼけるのは無しですよ?」
ああ、そう言う事なのか、そう思った俺はまゆみ達に目配せをするといずみを連れて研究所に向かって行った。
「いやあ、青春だねえ・・・」
「本当ですね、こういう時だけ、羨ましくなります・・・」