アクアシューターズの世界でイチャラブを楽しむ2 作:たくと七星
VR空間から出て仮面の女に化けている女が誰なのか確認した。
「ああ、元に戻ってしまったなあ・・・」
目の前には仮面の女とは違う少女がいた。その正体は、茶髪の少々伸ばしたボブカットの関西弁を喋る少女だった。
「お前は確か、あいつの近くにいた取り巻きだな」
「取り巻きちゃうねん、立派なチームやで、水野三郎君」
少女はニコリと笑って俺の名前を言った。
「俺の名前を知っているのか?」
「そらそうや、だってあんた、全滝藤高等学校で有名になっとるで。チームには所属していないのにかなり強いって・・・」
俺の名前が他の学園でも知れ渡っていたのか。それはそれで誇らしい気になるな。
「改めて自己紹介な。うちは渡辺としこ、みわちゃんとチーム組んどるんや」
「みわって、あの仮面を付けた・・・?」
「そう、名前を言ってなかったけど、田川みわちゃんや」
これであの仮面の女の名前が分かったな。それにしても、何故、そいつの姿になって俺の前に現れたのだろうか・・・。
「それにしても驚いたな、まさか全くの別人の姿になるなんて、どういう機能になってるんだ」
「ああ、うちのデバイスが故障してな、みわちゃんのを勝手に借りたんや」
「おいおい、勝手に借りていいのか・・・?」
「ええやんええやん、同じチームなんやし、ちょっと借りてもバチは当たらんて」
随分と軽いノリで使っちまうんだな・・・。案外、大雑把なのかもしれないな。
「だけど、他人のデバイスで全く別の姿に変わるもんなのか?」
「そらそうやで、その人のデバイスを使う事でその人になりきる機能になるんやで」
へえ、デバイスにそんな機能があるなんて知らなかったな。と言う事は俺も他の皆のデバイスを使ったら、女体化なんて出来るのか。この想像は面白いな・・・。
「何ニヤニヤしとるん?」
「あ、ああ、いや、何でもないさ。それよりも、何でみわの姿で現れたんだ」
「ああ、本当はうちのでも良かったんやけど、故障してな、面倒やし、みわちゃんのを使わせてもらう事にしたんや」
「それで、俺の前に現れた目的はなんだ・・・」
「まあまあ、そう身構えないの。何も争おうとする気はないんやから」
「どう言う事だ?」
「何、普通にあんたと仲良くなりたいと思ってな・・・」
「俺と仲良くなりたい?」
意外な言葉だった。俺の前に現れた目的が友好とは。初めて会った時は生真面目で油断ならない連中だと思っていたんだが。
「あんたとは戦ってな、うちらもあんたの事が気に入ったんや。だから、お付き合いもかねて、うち等と遊んでくれたらなあって思って・・・」
そう言いうとしこは頬を赤くして太腿をもじもじさせていた。
「それで俺に近付いたのか。でも、わざわざみわの姿になる事もないんじゃないか?」
「ええやん別に、みわちゃんの姿でもええかなと思ったもん。みわちゃんの気さくな姿を見せて、みわちゃんのイメージを和らげようと思ってな」
「イメージ?」
「そうそう、みわちゃん、ああいうなりやけど、根はいい子なんや。せやからあんまり悪く思わないで欲しくて・・・」
「そう言う理由でか・・・」
「そうそう、みわちゃんって敵を作りやすいけど、実は結構恥ずかしがり屋さんなんや。せやからみわちゃんとも仲良くなってほしいなあって・・・」
「それでハロウィンに誘おうと思ったんだな」
「そうそう、な、三郎君、お近付きと言う事で、うち等と遊ばない?丁度ハロウィンのお祭りもあるし、うち等やみわちゃんとも仲良くしてほしいから、な?」
意外と可愛い所があるんだな。まあ、あのみわって奴にはまだ油断ならない警戒心は残っているが。
「三郎君、本当にあんたと遊びたいんや。それで仲良くなれたら万々歳やろ、お、ね、が、い♡」
としこが目をキラキラさせて来る。絶対に俺を誘おうとしているなこれは・・・。ここは敢えてその誘いに乗ってみるか・・・。
「ああ、分かった、一緒に行ってやるよ。その誘いに乗るのも悪くないな」
「ほんまに、ありがとう、じゃあ予定日を教えるから!」
としこのハロウィンの誘いに乗る事にした。そして予定日になって俺は待ち合わせの場所に来た。
「よう、来てやったぜ」
「ああ、三郎君、来てくれたんやな。みわちゃんも来てるで!」
隣を見ると仮面を付けたあいつがいた。みわはとしこの陰に隠れるように立っていた。