アクアシューターズの世界でイチャラブを楽しむ2 作:たくと七星
「先輩、ここ間違ってますよ」
かなこが俺の宿題に間違いがある事を指摘した。
「ええ、必死に考えて出した答えなのに・・・」
「ダメじゃないですか、同じ所を間違えるなんて」
同じ所を間違えていると言われて頭を掻いてしまう。我ながらにいい答えを出したと思ったんだけどな・・・。
俺は今、宿題を黒沼かなこと一緒にやっている。この世界に転生しても勉強の出来なさだけはスキルアップされなかったからな。かなこは三人の中では知識があってVR空間に入るための装置には特に詳しかった。空間への装置はゴーグルやポッドなど様々な装置がある事を彼女の助言から聞いていた。それ以外の時はこうして勉強を手伝ってくれている。
「かなこ、俺と勉強するのって嫌かな?」
「どうしたんですか?」
「いや、よく一緒に解いてくれるから嬉しく思ってるんだけど、お前に苦労を掛けさせてるんじゃないかと思ってさ・・・」
「別にそうでもないですよ。特に苦痛に感じる事もありませんし、寧ろ教え甲斐があって嬉しいんですよ」
「そうなのか?」
「はい、私のチーム、結構わちゃわちゃしてて面白いと思うんです。三人がそれぞれに個性を出してチームを支え合う、一人一人にしかない能力で無い所を補い合っていくのがチームらしくていいなと思うんです。そして、三郎さんが仲間になった・・・」
そう言うと上を見上げて何かを考えている。
「かなこ?」
「みはる先輩、さくらこと出会って、そして先輩と出会った。これは運命だと思うんです」
「運命か・・・俺もかなこたちと出会えて嬉しいぜ」
「三郎先輩もそう思ってくれてよかった。只、困る所もあるんですよね・・・」
「困る、何がだ?」
「さくらこはよく宿題をするのを忘れるし、それで私も手伝う羽目になったり、みはる先輩は優雅で素晴らしいんですが、後先考えずに高い物をバンバン注文したりして、ついさっきのポッド型の転送装置だって・・・」
前の事を思い出していた。ゴーグル式の転送装置が不調になった時に新しい装置を買う事になったのだがかなこがポッド式の装置がいいと言うと間髪入れずに注文したんだよな、流石はお嬢様と言うべきか。金銭感覚が常人とは違うと感じたな。さくらこが宿題を忘れるのはよくありがちな事だよな。アクアゲームに夢中なお年頃、何かを忘れるのはしょっちゅうある事だった。
「けど、悪くは無いんだろう?」
「そうですね、二人共いい人だし、一緒にいて辛くは無いです」
二人の事をとても信頼しているんだろうな。そうでなければこの台詞は言えない。長い付き合いだからこそ言えるんだな。
「三郎さん、貴方の事も信頼していますよ」
「それはありがとう」
「じゃあ、この宿題を終わらせましょうね」
「あ、ああ、そうだったな・・・」
痛い所を言われて頭を掻いて一緒に宿題をやっていった。
「ふう、終わったな。かなこ、ありがとうな」
「いえ、お安い御用です」
俺が礼を言うとかなこは嬉しそうに笑みを浮かべて答えた。
「おーい、かなこ、先輩、いる?!」
そこへさくらことみはるがやって来た。
「さくらこ、みはる先輩?!びっくりするじゃないですか・・・」
「ごめんごめん、それよりも、ゲームやらない?」
「アクアゲームの事か?」
「うん、丁度マリパのコラボ中だし、遊べる物は遊んでおかないとね!」
「と言う訳で三郎さん、お付き合い願います」
「ああ、そうだな」
丁度退屈していたとこだし、悪くは無い誘いだな。俺達はポッドの装置を使ってVR空間に入っていった。