---------登場人物---------
春日 悠人(はると):主人公
春日 諾子(なぎこ):悠人の母
春日 悠年(はるとし):悠人の父(M商事・開発部・課長)
加木 充司(じゅうじ):主人公の遠縁(悠年の母方の従祖母の孫娘(はとこ)の婿養子の夫)
加木 清充(きよみつ):充司の子
葛城 浩夢:ピアニスト
藤原 綾乃:悠人の幼馴染・同級生
蛇童 和鬼:調教師
唯魔子:蛇童和鬼の牝豚奴隷・パートナー
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痴れた様に股間の疼きに耐えながら、うわの空で肉欲に耐えていた私は・・・目の前で凌辱者の親子が、貪るように朝食を平らげている光景を目にして初めて我に返っていた。性欲と似たような、どん欲なまでの食事の風景・・・。マナーも何もない、ムシャブリつくすような食べ散らかし方・・・。朝と呼ぶにはかなり遅い時間、二人は真っ黒なビキニパンツだけのだらしない格好で、私が用意したありあわせの朝食を当たり前のようにがっつきながら食べていた。あれだけこだわり続けていた自然食品も、あれだけ意識していたオーガニック素材も、今はインスタントの粉スープに、5分もかけずに作ったハムエッグとトーストに変わっていた。ただ量だけがあればそれでよかった。間に合わせに作ったこのお手軽な朝食は・・・この偽りの家族にふさわしかった。ただエネルギーを補充するだけの食事にすぎなかった。こうしてこの凌辱者たちの一日は始まっていく。
この親子は日がな一日ビキニパンツ一枚でリビングを闊歩し、仕事にも学校にも行こうともせずに、だらしのない一日を漫然と過ごしている。そして亀甲に縛り上げた私の裸体を、調教と称して一日中責め続けるのだ。その動画や画像をネタに、私はさらに廃頽的なセックスを強要され、言葉にするのも汚らわしいSMプレーを何度も経験させられ、感じさせられ、溺れて行った。そのあまりにも不道徳で、淫靡なプレーは、数日前のあの廃頽的なSMショーと本質的に何も変わっていなかった・・・。
【オレのイチモツは、こんなに臭くて汚いのに・・・お前は感じてしまう。お前が汚くて臭い邪悪な存在だから・・・人間が臭くて汚い邪悪な存在だから・・・人間の本質は悪だから・・・そしてお前も悪だから・・・】
邪悪な暗示が心の中で木霊するのを、私は頭を振って打ち消そうとした。これから再び充司の調教が開始されてしまえば・・・私はまた淫欲に堕ちて、我を忘れて行ってしまう。この朝の時間帯だけが、ここ数日における私の良心の目覚めている唯一の時間だったのだ。
(私は絶対に負けない・・・悠年さんが居るから・・・悠年さんが頑張っているのだから・・・私は絶対に・・・)
私は絶対的絶望を感じながらも・・・それでも抵抗を続けようとしていた。それが私たちの、悠年さんとの愛だから・・・。
ピロピロリン
その沈黙を破る様に、ダイニングテーブルに置きっぱなしになっていた私のスマホが突然鳴り始めた。
ピロピロリン
「悠人♡」スマホにはそう表示されていた。早く出ないと・・・そう思って手を出そうとするのに、私はその手を止めて、思わず逡巡してしまう。
(どんな顔をして息子と話せばいいの?・・・裸同然の格好で、淫具を股間に埋め込みながら、私はどの面下げて息子と話せばいいの?・・・)
つい数日前まで、夫や息子から送られてくるメールやLineの一文だけが、私を正常な感覚に引き戻してくれていた。それだけが私とまともな世界との接点だった。スマホを見れば、悠年さんと悠人の「お早う」「行ってきます」「母さんも元気?」「帰ってきました」「おやすみなさい」「疲れてない?」と書かれた、何気ないいつものLineの一文が私を励ますように表示された。私の事を心から気遣い、自分たちの息災を告げる軽やかな一文が・・・私の心をどれだけ安定させ、どれだけ安心させられたか分からなかった。
しかし、やがて・・・そのやさしい一文が、私を気遣うはずの文章が、私を苦しめ始めるのに時間はかからなかった。私に何の疑いも抱いていない、夫や息子の心からの信頼が、あまりに変わり果てた自分の日常を、嫌というほど思い起こさせ、現実を突きつけるのだった。
【そうだ・・・お前が信じている正しい愛はお前を否定する・・・正しい愛はお前の中の悪を許さない・・・お前の中の正しい愛はお前を縛るだけの呪い・・・】
無意識下に潜んでいたはずのその声が、私の意識の底流でハッキリと語り掛けるようになっていた・・・。まるで厳格な真実のように私の頭の中で木霊し、私の常識を凌駕し始めていた・・・・。
「あなたも頑張って」「勉学だけでなく健康にも気をつけるのよ」・・・私は心からそう思っているのに・・・そう書き込む自分の偽善が、私を苛み、苦しめはじめていた・・・。この二人のあまりにも正しく、あまりにも善良な生活が、非常識で淫らに変えられつつある私の生活を、そして私自身を・・・惨めで、忌むべきものに変えていた。
(数日前までは、この一文を見た途端に幸せな気持ちに包まれて、急いで返事をしなければ気が済まなかったはずなのに・・・・)
善良な夫と息子のメールの一文一文が、Lineの一行一行が、いつの間にか私にとってはとても遠くに、疎ましく感じられた・・・・。私は自分でも気づかぬうちに、夫や息子に対するメールの返事が次第に遅く、短くなり、Lineの一行一行はより簡素になっていった。
ピロピロリン
もう10回以上もコールが続いていた。それでも悠人はスマホを切ろうとしなかった。余程私の声が聴きたいのだろう、そしてどれほど心配していることだろう・・・。だが、「悠人♡」と言う文字がスマホに何度表示されようが・・・、着信音が凌辱者親子の寛(くつろ)ぐリビングに鳴り響いた途端・・・私は凍り付いたように何も出来なくなって、その電話を放置し続けた。そんな私を充司は、静かに、見つめているだけだった・・・。逡巡を露わにした私をあざ笑うように・・・。そして事もあろうに私は、その充司にすがる様に振り返って、その判断を仰ぐように見つめていた。まるで自分の支配者のように・・・縋ってしまっていた。
(私はスマホに出ていいの?どうしたら良いの?・・・)
自分を凌辱し、調教と称して卑劣極まりない行為をしている男に、私は目でそう訴えかけ、判断を求めていたのだ。私はこの卑劣な男に、憎んでも憎み切れない男に、無意識に頼り、明らかに依存し始めていた・・・。
「へっ・・・出てやれよ?・・・もう今日だけで着信が10件以上も溜まっているじゃねえか?・・・怪しまれて困るのはお前も一緒だろ?・・・お前のマザコン息子を安心させてやれよ・・・いつもの嘘で煙に巻きながら、かりそめの安心を与えてやれよ・・・なあ、共犯者の諾子さんよ!」
まるで私の心を見透かしたように、嘲笑浮かべながら充司はダイニングテーブルに放置してあったスマホを取り上げると、通話ボタンを押して私に渡した。
「どっ・・どうしたの悠人?・・・こんな朝っぱらから」
いきなり渡されたスマホを握り締めながら、私は取り繕うようにそう言っていた。
「朝?・・・何を言っているの母さん・・・もう10時を回っているよ」
悠人が怒っていることがすぐに分かった。私がおかしな状態になっていることに、きっとこの子はすうすうす感づき始めている。
「・・・・・・・・・・・あら・・・そうだったかしら・・・ごめんなさい・・・昨夜は少し遅かったから・・・」
「それにもう12回も電話したんだよ・・・着信を見たら、すぐに折り返してよ」
「何を言っているの・・・母さんだって色々と・・・忙しいのよ」
もう、嘘をつくことに慣れてしまっていた。良心が先ほどから悲鳴を上げ続けているというのに、その悲鳴に麻痺したように、悠人を騙す言葉がポロポロと簡単に口をついて出てきていた。嘘で自分の声がしわがれている事に気が付きながら・・・。
<けけつっ・・・「エロエロと忙しい」の間違いだろ>
充司が揶揄するように私の耳元で囁きながら、乳首を弄び始める。
「それに・・・送ってもらった仏和辞典・・・母さんのじゃなかったじゃないか。わざわざ新品を買うような事じゃなかったんだよ。僕の第2外国語はロシア語だし・・・」
「新しいものの方が・・・良いと思ったのよ。あなたの為なんだから・・・」
違う・・・悠人の為なんかではない・・・みんな私の保身のため。葛城先生・・・葛城浩夢への気持ちを悟られないため・・・。私は次第に心が痛み始めるのを抑えることが出来なくなり、声が小さくなっていった。
「母さんと父さんが交わしたフランス語のラブレター・・・見てみたかったな・・・」
「・・・・・・・・・なっ・・・どこで見たのそんなもの!」
私は自分の声が裏返り、一段低くなったのを意識していた。充司が「ホォッ」といった顔を私に向けながら、さらに乳首をつねり上げ始める。そう・・・私は悠年さんとそんな手紙を交したことなど今まで一度もない・・・。フランス語の手紙があるとしたら、葛城先生と交わした手紙だけだ・・・。この子はどこまで知っているの?この子はやはり鋭い・・・そして・・・恐ろしい・・・。
【やがてお前はお前を愛する者が疎ましくなる。お前を愛する正しきものが厭わしくなる。人を幸せに導くものは、悪のお前を排除する。やがてお前は怖くなる。正しきものに怯え、恐ろしいものにとって代わる。お前の敵だから・・・】
暗示の声が悪魔の囁きとなって心の中で木霊し始める。私の直感を裏打ちするように充司の言葉を真実に変え始める。
(そんな事はない・・・そんな事はない・・・悠人は私の愛する息子・・・恐ろしいなどと・・・)
私は頭を振りながら、悪魔の囁きを打ち消そうとする。
(悠人・・・母さんを助けて・・・悠年さん・・・助けて・・・たすけて・・・タスケテ・・・)
私がしばらく沈黙していたためだろう・・・甘える感じだった悠人の声が、非難するような声音に変わっていく・・・
「寝室の金庫の中にあったじゃないか・・・子供の頃に偶然見つけて・・・そうしたら母さんが父さんと交わしたラブレターだって自分で言っていたよ」
「・・・・・・・・・・・・」
私は恐れおののきながら全てを思い出していた。まだ悠人が幼く、私達の寝室で一緒に寝ていた時、彼は簡易金庫を開けて、私の手文庫の中身を見てしまったのだ。聡明な悠人は、たった5歳という幼さで金庫を自力で開けることが出来たのだ。ハッキリ言ってゾッとしていた。この子の底知れぬ才能に・・・喜びとともに、確かに微かな恐怖を感じていた。多分、金庫の解錠ナンバーを悠人の誕生日4月20日と同じ番号にしていたせいもあったろう・・・。驚いた悠年さんは、金庫の解錠ナンバーをランダムな数字に変え、もちろん、簡易金庫自体も物理キー付きのセキュリティが高いものに置き換えて、私と悠年さん、そしてお金が絡んだ重要書類の3つの手文庫をその中にしまっておくようにしたのだ。
「手文庫の中にあったフランス語の手紙・・・父さんとのラブレターだって、母さん確かに言ってたんだよ・・・」
そう・・・フランス語の中身までわからない悠人に、私はとっさに嘘をついていたのだ・・・今と同じように・・・。私はあの時から、この子に嘘をつき続けていたのだ・・・自らの保身のために・・・。自分では「嘘をつくな」とこの子に言っておきながら・・・。私はこの子をその時から恐れていたのかもしれない。私は恐れおののきながら悠人の手に握られた葛城先生との恋文をひったくるようにして奪っていた。さすがに、5歳の頃のこの子ではフランス語で書かれた手紙を理解することは出来ないようだった。だが、そのことを覚えている今のこの子には・・・高校2年生になった悠人には、言っておかなければならない。
「いいこと悠人・・・大人にはね・・・人に見せてはいけないモノや人に知らせてはいけない事もあるの。たとえそれが自分の夫や、自分の子供であろうとも・・・あなたも高校生になったのだから分かるわよね」
私の声が、あまりにも低く、ゾッとするほどに冷たかった為だろう・・・今度は悠人に沈黙が訪れた・・・。
「・・・・・・・・・・・・・」
この子はきっと今の言葉で気が付いたに違いない。あの手紙が自分の父と母の間に交わされたものでない事を・・・。私の中に広がる闇の深さを・・・。私の・・・悪の部分を・・・。本当の私を・・・。そばで聞き耳を立てていた充司に、今まで以上に邪悪な微笑が広がっていく。
クチュッ・・・クチュッ・・・クチュッ・・・
乳首を擦り上げていた指がいつの間にか股間を嬲り始め、いやらしい汁が早くも秘部から溢れ始めていた。もしかすると悠人にも聞こえているかもしれない。しかし、この子は気が付くことはない・・・気づく事など出来ようもない。鋭い洞察力を発揮し、何事にも頭がよく回るこの子は、だが、こと性に関してだけはなぜか奥手のままだった。綾乃ちゃんのせいだったかもしれない・・・。女性に対しては酷く鈍く、朴念仁そのものなのだ。女性の肉體の淫らな変化など理解できるはずもなかった。
(綾ちゃん・・・あなたが悪いのよ・・・あなたのような超がつくほどの美少女が、常日頃から悠人に付きまとうから・・・あの子の美の閾値は高くなりすぎて女性に対して無頓着にならざるを得ないの・・・私を差し置いて・・・悠人を無意識に誘惑するのだから・・・身近に女を振りまきすぎているのだから)
私はいつの間にか、綾乃ちゃんにすら嫉妬し、呪い始めていた。そして・・・悠人に対して・・・女の視点を強く感じていた。
(無慈悲な母親の言葉に心を痛め、酷く傷ついている可哀想な悠人・・・美しすぎる幼馴染に美の感覚を狂わされている可哀想な悠人・・・私の悠人・・・私の可愛い悠人・・・)
そう・・・悪いのはあなたではない。悪いのは私・・・悪いのは綾乃ちゃん・・・そして、今ここに居る清充君・・・。でも正しい事しか知らないこの子も知るべきなのだ・・・人間の闇の深さを・・・人間の悪の側面を・・・。
「分からないのなら思い知らせてやるだけ・・・」
その声はまるで唯魔子の声だった。私は悠人に向かって言い放つ自分自身のこの声を聴いてゾッとしていた・・・。
<よく言ったじゃねえか諾子・・・ヒヒッ・・・お前も昔から闇を抱えていたんじゃねえか・・・いらねえ息子だと本当は感じていたんじゃねえか?・・・ケケッ・・・俺たちは似た者同士だったって訳か・・・>
冷酷に言い放った私を、充司が称えるように耳元で囁く。
(あなたと一緒にしないで・・・・・・・)
悠人への気持ちをこんな卑劣な男に揶揄されたくなかった。悠人への思いをこんな男に穢されたくなかった・・・。だが充司の目は私の闇を見抜いている。私の悠人への思いの本質を嫌と言うほど私に突きつけ、責め苛もうとしている。
「そっ・・・そうだね母さん・・・僕も・・・そう思う」
絞り出すように・・・必死の努力で・・・悠人のポツリポツリと話す声が受話口から聞こえ始めた。
(・・・・・・・・・・・・)
私の中で残酷な快感が広がっていく。大事な子に闇を見せつける快感を・・・。今の一言で・・・悠人がどれだけ傷ついたことだろう・・・。母親から告げられる闇にどれだけショックを受けた事だろう・・・。悠人がそう言うまでしばらく時間がかかっていた。かなりの精神的な苦痛があったに違いない。辛い思いでショックから立ち直り、彼はそう言のが精いっぱいだったに違いない。激しい痛みが私の心を突き刺し、グリグリと引きちぎり始める。そして邪悪な快感の波に変わっていく・・・。
(違う・・・あなたの方こそ正しい・・・呪われるべきは私の方・・・)
しかし、私の必死の思いも悠人には届くはずもない。私は涙を流しながら、快感を感じているのだから・・・息子が必死の努力をしている間も、その母親は父親ではない男に触らせてはいけない部分を嬲られ、快感の淫らな汁を股間から溢れさせているのだから・・・。
(・・・・・・・・・・・・)
あの朗らかな悠人が完全に沈黙し、言葉を失っている。信頼し、愛している母親から冷たく突き放された言葉を反芻して、呆然としているだけなのだ。
「だからもう・・・このことは忘れましょう・・・ね・・・フランス語の辞書はそれで・・・ヒィッ・・・」
傷ついたこの子を何とかしなければ・・・私は激しい快感に肉體を震わせながらも、取りなすようにそう言った。充司が剥き出しになった股間を擦り上げながら、表面にべったりと愛液が付着したディルドを膣からいきなり抜きとってしまうまでは・・・。
「ヒィ・・・ィィッッ・・・」
私は思わず声を上げそうになって口を手で押さえなければならなかった。
「どうしたの母さん?」
「・・・・・」
「どうしたの?・・・やっぱり具合が悪いんじゃ?」
「・・・・・・ひっ・・・ハッ・・・フウ・・・フゥ・・・フゥッ・・・なっ・・何でもないの・・・何だか虫が居るみたいで」
必死で嘘を言いながら取り繕う私を、充司がせせら笑う。悪に加担し始めた私を誉めそやすように満面に邪悪な笑いを浮かべている。
<そうそう・・・不都合なことはみんな忘れて・・・快感に溺れればいい。息子に嘘をつきながら、息子を騙しながら・・・快楽に溺れればいい・・・>
私の耳元でそう囁く充司の手には、白濁したゼリー状の愛液がべったりと粘りついたディルドが握られ、見せつけるように私の目の前に突き出されていた。私の淫らな欲情を嫌と言うほど見せつけるように・・・。
<普段より・・・ずっと濃くて・・・臭くて・・・粘り気も相当だぜ・・・>
その顔は邪悪そのものだった。嘘をつき、悪に加担し始めた私を、嘲笑いながら歓待するように・・・。そして、さらに深い闇に私を追い詰めるように耳元で囁き始める。
<ほら・・・もっと酷い事を言って、お前の息子を傷つけろよ!お前の背徳感のために・・・お前の邪悪な快感のために・・・>
充司の目が私の隠れた欲望を暴き立てるように、私に向けられる。私が感じている悪の逆らい難い誘惑をこの男は熟知している・・・
「だ・・・誰があなたの言う通りになんか・・・」
私はスマホの送話マイクを手で強く抑えながら、そう言い返すのが精いっぱいだった。充司はスマホを両手で握りしめたままの私を、リビングの椅子に腰かけたまま後ろから抱きすくめると、いきなり身体は引き寄せて唇を奪った。わたしは言葉とは裏腹に、何の抵抗も出来ずに、力なくこの男に肉體を預けてしまっていた。舌を奪われた途端、力が抜け落ちて何の抵抗も出来なくなり、充司の膝の上に乗る様に身を寄せてしまっていた。私の思い通りの反応にほくそ笑みながら充司は余裕の表情を浮かべていた。その表情には「俺とお前は同じなんだ」と雄弁に語っているようだった。
「さあ言ってやれよ・・・正しさしか知らない出来過ぎの息子に・・・人間の闇の現実を思い知らせてやれよ・・・」
充司の顔に浮かんだほくそ笑みがさらに邪悪に変化していく・・・まるで悪魔のように・・・。
「どうしたの母さん?・・・また、何も聞こえないよ」
私を心配する悠人の子がスマホの受話口から聞こえ始める。私が父親でない男に・・・悪魔のような男に・・・股間をまさぐられながら、濃厚な口づけを交わしているというのに・・・この子は一途に私を心配しているのだ。
「・・・・・・・・・・・・・」
私は何も言う事など出来なかった。何も言う資格などない・・・。闇を全く寄せ付けないこの子はとことん優しく、そして正しい・・・。私などにふさわしくないほどに・・・。
「・・・・・・・・・・・・・」
「そうさ・・・お前にはふさわしくないほど出来過ぎなんだよ・・・お前とは違いすぎる・・・淫乱なドマゾの母親とはな・・・」
悪魔のようなこの男は私の事を全て見透かしている・・・。私の弱い部分・・・肉体も、精神も、全て見透かして責め続けているのだ・・・。
「ちっ・・・ちがうんぐっ・・・チュバッ・・・ちっ・・違う・・・んぐっ・・・チュ・チュバッ・・・」
私は必死で否定しようとする・・・でもその声は弱弱しく「クチュクチュ」と股間から立ち上る卑猥な音にかき消されていく・・・。
「ほら言えよ・・・お前など用なしだと・・・正しさしか知らない息子は邪魔だと・・・人間の本質は悪だと、思い知らせてやれよ・・・」
(違う・・・ちがう・・・チガ・ウ・・・)
充司と唇を離した後も、混乱させられ、惑わされ続けた私は・・・何も言う言葉が見つからずに、ただ沈黙している他なかった。
「スマホがおかしいよ・・・何も聞こえないよ・・・母さん?!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
私は現実から逃げる様に、股間を擦り上げられる快感に身を任せる他なかった。充司の膝の上に乗っていた私の腰が次第に持ち上がり、股間を擦り上げる充司の指先を求めて腰をくねらせ始めていた・・・。
「ほらほら・・・怪しまれるぞ・・・こう言えばいいんだよ・・・」
私の無意識の反応に・・・肉體を良いようにコントロールされ始めている牝豚の反応に・・・充司は明らかな嘲笑を浮かべていた。その嘲笑がさらに深くなり邪悪に変えながら、充司は私をさらに悪に追い込む言葉を耳元で唆すように囁き始める。充司の指の動きはさらに追い込む様に早くなり、目くるめく快感が肉體中を駆け抜け、腰の動きが止まらない。
(ひゃっあぁぁあぁはぁぁっ・・っ)
いつの間にか狂ったように腰を振りたてながら、私は絶頂を迎えていた。混乱し何も考えられなくなっていた私は、惚けた様にただ快感に身を任せて、充司の囁く悪魔の言葉を何も考えないまま話し始めていた。
「はぁ・・・はりゅと・・・いっまねぇ・・む・・虫を・・追い払らおうとしていた・・・とっ・・ところなぉおぉっ・・・」
まるで操り人形のように、充司が囁く言葉を繰り返し話し始めた私を嘲笑しながら、充司は膝の上で浮きかけていた私の腰を両腕でガッチリと掴むと、その凶悪な一物の先を背面座位の姿勢で秘部にこすり付け始めた。
「ひっ・・・おおぉきひぃ・・・また・・・きたゎ・・・」
「どうしたの?・・・大丈夫?・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「刺すような虫なの?刺されたりしてない?」
充司の動きがピタッと止まってしまう。意地悪くその凶悪な剛直の先をすでにドロドロに濡れそぼった膣口に押し当て中々入れてくれようとしない。時々、促すように私の膣口に先を出し入れするだけだった。私は気もそぞろに充司の囁く言葉を繰り返す事しか出来なくなっていた・・・。
「家にずっといた・・・大きな・・・ゴッ・ゴキブリ・・・最近やっと・・・出て行ってくれたと思ったら・・・時々うるさいの・・・」
「えっ・・ゴキブリ?・・・家にいたの?」
「そうよ・・・せっかく居なくなったのに・・・忙しいときに限って現れるの・・・追い払って清々していたのに・・・」
「ゴキブリでも噛んだりするかもしれないよ・・・」
「フッ・・・噛んだり出来るもんですか・・・家にいる小さな可愛い虫の方が・・・余程、・・・やっ・・・だめっ・・・やっ・・や・優しく・・・かっっ噛んで・・くれるりゅ・・・わっ・・・っ♡」
先ほどから、私達の様子をじっと見て居た清充君が、私ににじり寄ってくるとそのまま乳房をまさぐり始めていた。ここ数日で、この子の女を悦ばすテクニックは数段上がっていた。乳首を吸い上げ、嘗め回し、甘噛みし始め、父親並みに女の弱点を突いてくるのだ。
「えっ・・・小さいゴキブリも居るの?・・・」
「なっ・・・なゆぉを言ってひぃっいるの・・・ゴッ・ゴキブリは・・・ヒィ一匹だけよ・・・もぉっ・・もう追い出したぁわぁ・・・」
「えっ・・・良く聞こえないよ・・・スマホの調子・・・またおかしくなってきたよ」
「だ・・・大丈夫よ・・・迷惑なゴキブリは・・・いっ忙しいときに限って・・・あぁっ・・現れるの・・・とてもっっうっ・・うざいだけなのにぃぃっ・・・」
「なんだかまた途切れ途切れになってきたよ・・・小さい虫はまだ居るの・・・追い払えた?」
「追い払う?・・・小さいのはいいのよ・・・大きなゴキブリが嫌いなだけ・・・」
私が充司に唆されてそう言った時、清充君が今度は私の唇を奪った。さらさらとした唾液が私の口内に注がれ、私の唾液をチューチューと吸い上げる。
「チュッ・・チューーッ・・・ズチュズズズッ・・・・」
「・・・・・・・」
清充君の顔と悠人の顔が重なり始める・・・。私は悠人とキスをしている・・・。私は悠人を穢している・・・。
「母さん?・・・大丈夫?・・・母さん!」
「ブチュ・・・ズチュズズズッ・・・チューーッ」
「スマホからへんな音も聞こえるんだ・・・どうしたの・・・」
(あなたにこの音の意味が分かるかしら?お母さんの本当の姿が分かるかしら?お母さんの牝の本性が見抜けるのかしら?・・・)
私はまるで充司の邪悪に当てられたように・・・その悪素が伝染してしまったように・・・意地悪な気持ちが沸き上がるのを抑えることが出来なかった。
勝ち誇った様な笑みを浮かべた清充君が、唇を離すまでたっぷり1分以上は経過していた・・・。
「母さん!母さん!・・・返事をしてくれ・・・大丈夫なの?・・・母さん!」
背徳の快感に打ち震え・・・私はしばらくその声を聞き流していた・・・充司が息子を顧みない私の様子を嘲笑いながらさらに邪悪な言葉を囁き始める。
「もう・・・うるさいわよ・・・悠人・・・スマホの調子が悪いだけよ・・・」
私は事もあろうに、私を思いやる息子を拒絶する言葉をゾクゾクとした背徳感にまみれながら吐き出すように言っていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
悠人がショックを受けた様に黙り込む。
「どうやらまだ気が付かないの・・・自分が・・・煙たがれていることに・・・」
「えっ・・・ゴキブリが?・・・」
「そう・・・早くいなくなって欲しいのに・・・そのゴキブリったら・・・何度も何度も・・・跡を残していくの」
「ど・・・どんな跡を・・・」
「自分の遍歴を・・・何件もの汚い遍歴を残して・・・虫唾が走るわ・・・」
「へっ?・・・遍歴?・・・」
「早くいなくなって欲しいのに・・・」
「その虫って・・・・」
悠人が・・・気づき始める。私は言ってはいけない事を言っている・・・快感漬けになり呆けていた私でさえその言葉の残酷な意味を悟っていた。これ以上言ってはいけない・・・これ以上言ってはこの子を酷く傷つけてしまう。いつの間にか私は涙を湛えながら充司の囁く言葉を繰り返していた。
快感に縋る他なかった。呆けたように何も考えず、私を嬲りつくすこの男に身を任せていれば、それで済んでしまう。何も考えず、この男に・・・充司さんに縋っていれば・・・心の中の暗示に突き動かされる様に・・・
【やがてお前はお前を愛する者が疎ましくなる。お前を愛する正しきものが厭わしくなる。人を幸せに導くものは、悪のお前を排除する。やがてお前は怖くなる。正しきものに怯え、恐ろしいものにとって代わる。お前の敵だから・・・】
もう辛抱たまらなくなっていた。私が言い淀みそうになる度に・・・充司は意地悪くその剛直の先を膣口から出し入れしては私をじらし続けていた。私は涙を流しながら、その悪魔のペニスの先を求めるように、腰をくねらせて自分から腰を下ろしていった。既にその形と大きさ専用に変えられていた私のオマンコが・・・嬉々として悪のチンポを受け入れていく・・・・。
「ひっ・・・きぃたぁぁ・・・ひぃ・・・おおぉきぃ・・・」
「どうしたの?・・・大丈夫?・・・噛まれたの?」
「フゥツー・・フッー・・・くりゅ・・・くりゅぅ・・・」
「あれ?また、通話状態がおかしくなってきたよ。途切れ途切れにしか聞こえないよ」
「きっ・・・きたぁぁっ♡・・・・ひっぁっ・・・きらぁ・・・・あぁ・・♡」
「母さん!・・・大丈夫?・・・母さん!母さん!」
それでもこの子は、母親を慮っている。私に拒絶されても私を思ってくれている・・・。
「はぁん・・・ヒィツッ♡・・・ヒッ・・ヒィツッ♡」
なのに私は・・・夫ではない男に跨り、涙を溢れさせながら、肉體を身悶えさせている・・・。
「でも変な声が・・・変な音が・・・何だかまるで・・・」
涙を溜めた私の瞳が・・・大きく見開かれる・・・恐怖で・・・凍り付く・・・。この子もやっと気づき始めたのかもしれない・・・。男と女の事を・・・。人間の深い闇を・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・」
言葉を失った私に・・・充司の声が唆す。さらに息子を傷つける最悪の言葉を・・・。
「あんっ・・もう!・・・邪魔なのよ・・・あんあぁ・・煩わしいのよ・・・しっ・・・しっ・・・」
それは私の本心だったのかもしれない・・・それは・・・暗示の声によって変えられた私の本心・・いえ、今となっては私の心からの本心・・・
「その虫って・・・大きなゴキブリって・・・」
「はぁっ・・・はぁ・・早く気が付きなさいよ!・・・煙たがれていることに・・・はぁっ・・・はぁやく居なくなって欲しいと・・・ぉおっ・おっ思われていることに・・・」
清充君が再び私の乳房を揉みしだき始める・・・悠人となって私を否定するように責め始める・・・。清充が加わった途端に、充司の動きがさらに早く大きくなっていく。下から串刺されるように子宮まで突き上げられ、私は快感に打ち震える・・・嬌声をあげるのを抑えるだけで精一杯で何もできない。親子で嬲られる快感が相乗効果となって全ての思考を飛ばしていく。
「・・・ゴキブリって・・・」
「ふぅっ・・・もっ・もう来てほしくないのよ・・・ふうっ・・ふぅっ・・・早くいなくなって欲しいのよ・・・」
「・・・ゴキブリ・・・」
「あぁん・・・まだいるわ・・・シッ・・・シッ・・・」
「・・・・・・」
「早く行け・・・シッ・・・シッ・・・」
「もう切るね・・・母さん忙しそうだし・・・」
「そうっねっっ・・・シッ・・・シッ・・・」
「さよなら母さん・・・」
「シッ・・・シッ・・・はっ早く・・し・・死ね・・・」
「・・・・・・・」
ツーツーツッ・・・・・
ドピュッ・・ドピュドピュッ・・・・
私が「死ね」と息子に言い放った瞬間・・・充司の子種汁が私の子宮に直接放出され始めた・・・いくらピルを飲んでいるとはいえ・・・私は再び・・・嬉々としながら夫ではない男の精子を直接胎内に迎い入れていた・・・
ピュルピュリュプリュッッ・・・
電話が切れる瞬間・・・死ねといった瞬間・・・息をのむような悠人の声が聞こえたような気がした。充司の大量すぎる精液が膣口からあふれて吹き出し始める・・・
「へっ・・・息子をゴキブリ扱いとは・・・酷ぇもんだな」
自分から言わせておきながら・・・この男は私をどこまで追い込めば気が済むのだろう・・・
「ひっ・・・酷い・・・自分で言わせておいて・・・何て・・・なんて・・・憎くったらしいの!」
しかしそう言いながら・・・私は充司の唇に自らの唇を重ね合わせていた。まるで愛しているかのように・・・卑劣で、傲慢で、最悪な男と熱い口づけを交わしながら、精液を股間からあふれさせていたのだ・・・。涙を流しながら・・・。
【やがてお前はお前を愛する者が疎ましくなる。お前を愛する正しきものが厭わしくなる。人を幸せに導くものは、悪のお前を排除する。やがてお前は怖くなる。正しきものに怯え、恐ろしいものにとって代わる。お前の敵だから・・・】
真実の声が、目くるめく快感と深い悲しみと共に、頭の中を駆け巡っていた・・・。
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