---------登場人物---------
春日 悠人(はると):主人公
春日 諾子(なぎこ):悠人の母
春日 悠年(はるとし):悠人の父(M商事・開発部・課長)
加木 充司(じゅうじ):主人公の遠縁(悠年の母方の従祖母の孫娘(はとこ)の婿養子の夫)
加木 清充(きよみつ):充司の子
吉川 瑠璃:SSHにおける悠人の同級生
四谷 翔太:SSH男子寮でのルームメート・同級生
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「へへっ・・・そろそろ頃合いだな」
呆けた様にしがみつく私をほくそ笑みながら、充司は突き放すように私をソファアに投げ出していた。ソファアの上に転がった私は、身体中の力が抜け、朦朧として身動きが取れない。肉體がトロトロと蕩けて腰砕けになり、逃げ出すことなど到底できなかった。そんな私を見下しながら、充司は昨日持ち込んだ黒いボストンバックに近づくと、使い込んで黒ずみ始めた深紅の縄を取り出し、見せつけるようにゆっくりと私に近づいてくる。
「これから嫌という程教えてやるよ・・・お前がどんな女なのか・・・」
充司は慣れた手つきで私の両腕を縄で拘束し、そのまま上半身を縛り上げていってしまう。Jカップの乳房に何人もの女の汗を吸った縄が幾重にも食い込み、むっちりと乳房全体を引き絞りながらロケットの様に尖らせていく。全裸の格好で縄をかけられた私は、こともあろうに真昼間の自宅のリビングルームで、家族が普段使っていたソファアの上に押し倒されていた。拘束された私が身動きすら出来なくなったのを見届けると、充司は股間の一物を見せつける様に大股開きで仁王立ちする。
「さあ・・・よぉく目に焼き付けておくんだ・・・俺様の巨大な一物を・・・」
ソファアに転がされ、上半身を赤黒い縄で縛られた私は、すぐ目の前で「ドクンドクン」と息づく巨大な一物を呆けたように見つめてしまう。抗おうとしても、肉體が勝手にその一物から漂う強烈な牡の匂いを胸いっぱいに吸い込み、淫靡な肉體の疼きに精神が呑み込まれていく。
「なっ・・・いやぁあああああ」
牝の情だけが感じる根源的な畏怖に打たれ、私はその巨大な一物に魂を奪われたように見入ってしまう。
「けへへっ・・・どうだお前の亭主の情けないモノと比べて」
「・・・・・・(大きすぎる!)」
夫を侮辱されているというのに、私は何も言い返すことが出来なかった。それほど充司の一物は圧倒的に巨大で、ドクドクと波打つ剛直は天を衝くようにそそり立っていた。私の目の前に突き出されたその一物は、プーンと蒸れた牡の淫臭を、強烈に周囲に放っている。私はトロンとした呆けた表情で、その魅惑的な臭いを嗅ぎ続ける自分を抑えることが出来ない。
(こんなに酷い臭いなのに・・・何で心地いいの・・・何でクンクンと嗅いでしまうの・・・)
「へへつ・・良い表情だぜ・・・諾子・・」
あまりの巨大な一物に呆然としていた私は、充司に揶揄されて初めてやっと我に返ると、次第に恐怖が襲ってくる。充司は私の怯えた表情を楽しむ様に、ゾクゾクする加虐の快感に震えながら私を嘲笑しはじめる。
「なあに、そう怖がんなって・・・大丈夫だよ・・・コイツをあんたは十分に楽しんだんだぜ」
「!?」
まさか・・・そんな・・・あれは夢ではなかった・・・・あの淫夢は・・・現実だったの?・・・今朝、私の肉體中に塗りたくられていたのはこの男の精液!?・・・この男の子種!・・・
「よ~く慣らしておいたから・・・一晩かけてじっくりと・・・さあたっぷりと楽しもうぜ・・・夫の留守宅での・・・昼下がりの情事ってやつを・・・なあ諾子・・・たっぷりと・・・」
「・・・・!やつ・・・いやっっ!」
充司の手が私の膝を掴み、大きく股をわりさき始める。
「あっ・・・いやっ・・離して・・・やめてっ」
卑劣な男のすぐ目の前に、夫しか見せることが許されない私のすべてが曝け出される。先ほどからの凌辱で既に準備が整ってしまっている人妻の秘苑が、昼日向の光を浴びてジュクジュクとヌメ光り、熟れ切った様子で淫らな牝の臭いを放ちながらひっそりと息づいている。
「けひひっ・・・あんまり使ってないんだろ・・・まだきれいなピンク色だ」
充司は秘列を指で左右に押し広げながら、立ち上る熟れた淫臭を嗅ぐと、ナメクジの様に太った舌を這わせ始める。
「ヒッ・・ヒィィッ・・・」
悪辣な男に蹂躙されているというのに、その甘美な快感に思わず身を悶えさせてしまう。
「けひひっ・・・もう濡れ濡れじゃないか・・・抵抗したって無駄だって・・・お前のスケベな本性は全て暴いてやったからな。身体の隅々まで調べたから、ホラホラ・・・ここだろ・・・こうされると肉體の方はメロメロだろ。オマンコが期待に涎をダラダラと溢れさせてくるじゃねえか・・・」
「そっ・・・そんな・・・おっしゃらないで・・・」
充司は私の腰を後ろから抱え上げると、その凶悪な一物をピッタリと膣口に押し付け始める。悠年さんでは考えられないような、あまりにも大きな亀頭が極限まで膣口を押し広げ始める・・・ミリミリッ・・・と、肉襞が広がり弛緩し伸びきっていく。こんな男に・・・そう思いながらも、力を失った私は抗う事も出来ずになすがままになってしまう。
「いやっ・・・やっ・・・無理・・・そんなの無理! いやっっ・・・」
ズンッ
「!・・・!・・・・!・・・・っ!!」
あまりにも巨大なモノが、まるで私の身体を引き裂く様に押し入ってきた。それは淫夢で感じた以上の、圧倒されるような強烈な刺激でだった。私の全てが征服されていくような強烈な被虐感・・・膣道がムリムリと押し広げられる充足感と強烈な膨満感・・・それを私の牝の部分が快感として受け入れてしまっていた。
「大丈夫だって。もうずいぶんと愛しあったんだぜ・・俺たち・・・ほら割合すんなり受け入れただろ・・・俺の形がクッキリと残っているから」
愛しあった?・・・ずいぶんと?・・・何を言っているの?・・・私に何をしたの・・・?
「ふっふざけないで・・やっ・・やめ・・あっう」
圧倒されるような巨大なものが膣内で暴れまわり始める。巨大な塊に蹂躙される感覚が、圧倒的な快感となって襲い掛かってくる。
(こんな卑劣な男に感じさせられている・・・)
優しく繊細なものをあざ笑うような圧倒的な牡のパワー・・・夫の優しさを情けない弱弱しいものに変えてしまう圧倒的な暴力・・・それに感じさせられている・・・そんな卑劣な男に感じさせられている・・・
「それ・・・どうよ・・・それ!それ!・・・」
「やっ・・・動かさないで・・・ふうーっ・・ふーうぅ・・ふぅっ」
私の中の何か重要なものが目の前の卑劣な男によって上書きされていく・・・・。卑怯で図々しく自分勝手で悪辣この上ない男のものが股間に馴染んでいく・・・巨大なモノへの畏敬が、圧倒される抑圧が、心を支配しようとしている・・・。
「へへっやっぱいいねぇ。この吸い付き・・・法事の時に思った通りだ・・・こんな男好きのするマンコだなんて・・・こんな助平な肉體をしているなんて・・・お前のまぬけ亭主は分かっているのかねぇ」
充司が夫を揶揄すようにせせら笑う。お前の価値が分かるのはこの俺様だけだとでもいう様に・・・。私の夫への愛をせせら笑う。
「お前の息子も自分の母親が、こんなスケベな肉體だって知ったら・・・チンポおっ勃てるかもなァ・・つ♪」
息子への愛を・・・息子からの愛を・・・この男はせせら笑う。私のオンナの部分を執拗に強調し、誇張し、意識させる。まるで私の本当の価値が別にあるかのように・・・もっと淫らで卑猥な存在でしかないものであるように・・・。それこそが私の本質で、私たちの愛が偽りの愛でもあるかのように・・・・。
「あなたやあなたの息子と一緒にしないで!」
悠年さんはそんな人じゃない・・・悠人はそんな子じゃない・・・・
「わ・・・私は・・・何を言われたってかまわない。でも・・・でも夫や息子を悪く言うのは許さない・・・っ」
私は股間を貫かれ、快感に気をやりながら・・・それでもこの男を許せなかった。いつの間にか心の底から睨みつけていた。股間を狂おうしいほど刺激する快感に耐えながら、私はそれでもこの男が許せなかった。
「フッー・・フーッ・・・絶対にゆるさないから・・っ!!」
私はこんな卑劣な男を許すことはできなかった。例え、この男の分身が私の身体を貫き、私に不本意な快感を与えていたとしても、私はこの男が嫌いだった。絶対に許すことはできなかった。私はこの男に抱かれながら、心の底から睨みつけていた。こんな男に絶対に負けない・・・。負けるわけがない・・・。悠年さんへの愛は「永遠の愛」・・・悠人への愛は永遠に失われない慈愛・・・私はそう信じていた・・・。
「・・・・・・・・」
充司が私の顔を驚愕しながら見つめている事に気が付いた。その顔には憧憬とも畏怖ともつかぬ不思議な表情が浮かんでいる。
「いいねえ・・そういの・・・ゾクゾクするねぇ」
だが、その表情は一瞬だけ浮かんだに過ぎなかった。ほくそ笑いを浮かべた充司は、まるで私の純愛を試す様に、私の肉體に悪魔の快感を送り込み始めた。
「ならいいぜ」
私の反応に充司の一物がかえって大きく硬くなり、私の膣内を突き上げる怒張はさらに強力に容赦ない刺激となって行った。
ズン!ズン!ズゥゥーーーン
「あっ・・・ひゃあァっ!」
全ては無駄な抵抗だった・・・私の肉體はもうこの時点ですっかり変えられてしまっていたのだ。昨晩のうちに、どうしようもない淫乱な肉體に変えられていたのだ。充司に膣の奥の奥まで突き上げられるたびに、ゾクゾクとした快感が私の心を支配していった。そんな私の反応に充司はすぐに気が付き、嘲笑が広がっていく。
「いずれお前の口からハッキリと言わせてやるよ・・・亭主と息子への「ののしり」ってヤツを」
「な!?・・ひゃん・・・はうっ」
何を言っているの?私が?・・・悠年さんと・・悠人を?・・・。しかし、私の肉體は私を裏切り続ける。私の肉體はこの男を受け入れてしまっている・・・。いくら隠そうにも充司は私の欺瞞に気が付いている!
「用無し亭主といらない息子だって・・・お前の口から・・・っ! お前自身の本心としてなァ・・っ!」
私の肉體の反応をほくそ笑みながら、充司は私の欺瞞を暴き立てる。それでも私は・・・私の心は・・・この悪辣な男を許せない・・・心だけが空しい抵抗を続ける・・・裏切りっぱなしの肉体を嫌というほど呪いながら・・・。
「あっはっ・・・あん・・・あん・・・あん・・・あん・・・」
「きへへっ・・・じっくりと飼いならしてやるぜ・・・・っ!マゾ豚に躾けてやるぜ」
次第に心が付いていけなくなる・・・裏切り続ける肉體に・・・心がなびき始める・・・肉欲の根源的な快感に心が満ち足り始めてく・・・。私の肉體が夫への愛を疑い始める。息子への愛を霞ませ始める・・・。私は逆らえない・・・肉體がそうだと言ってしまっている。抗おうにも私の肉體が求めてしまっている・・・
「あっ!はっ!」
充司が私の唇を奪う・・・まるで愛しあっている恋人のように・・・まるで私の心がこの最悪の男になびき始めているのに気が付いているように・・・。
「うぷぅ・・・んンんーっ」
私はこの男のキスを・・・肉體が受け止めていた・・・憎い男のキスを心のどこかで受け止めてしまっていた・・・
(いやっあっ・・・いやあーーーーっ!!)
私の心が叫び声をあげていた・・・・
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カタン・・・
春日悠年は事務所に持ってきていた写真立てが、いきなり倒れたのに驚いて、キーボードを打つ手を止めていた。地方支社への出向を命じられて3か月・・・何とか今の生活になじみ始めていた。支社の仲間はみな人のいい連中で、本社から飛ばされてきた悠年を温かく迎え入れてくれていた。小ぶりな写真立てに飾ってある写真は、悠年が家を離れるときに家族3人で撮ったお気に入りの一枚だった。丁度梅の花が満開で、花の好きな諾子が精いっぱいの笑顔をカメラに向けてくれた時の写真だった。
「お母さんの幸せはね・・・家族みんなが幸せに生きてくれること。家族の幸せが母さんの幸せなのよ!」
悠人の前で明るくそう言っていた。しかし悠年はその瞳の奥に微かな愁いがあることを見逃さなかった。愁いを帯びたはにかんだような笑い・・・。
(きっと寂しかったろうに・・・)
あの日諾子は、一言も文句を言わないで、恐縮する私を元気づけてくれようとまでしていた。
「何を言っているの?私達にはちゃんと確かな「愛」があるでしょ・・・。永遠に失われることのない確かな愛が」
そう言って私の手を取り、自分の胸に強く押し抱いてくれた。ふくよかなその胸の奥に、確かな諾子の誠意が感じられた。私は愛おしくなって、思わず口づけをしようと顔を近づけた。
「もう・・悠人に見られたら・・・」
そう言ってはにかんだような笑顔を私に向けながら、人目を忍んで軽く唇を交わしてくれた。
「あなたはあなたの正義を貫いて・・・その金田興産とかいう酷い会社を許さないで・・・私利私欲でその会社に便宜を図るような上司は、あなたがやっつけて!」
「いつもすまない・・・また君だけに迷惑をかけて・・・君だけに寂しい思いをさせて・・・」
すると・・・諾子は唇の前に人差し指を立てると
「シッー」
と言ういつもの仕草をした。そう・・・いつもの仕草・・・私が雨の中、彼女を置いてきぼりにしたあの時から始まったいつもの仕草・・・。彼女はこうして、私の愚痴を、私の弱さを、ピシャリと打ち切らせ、終わらせ、立ち上がらせてくれる。
「それは言わない約束でしょ?」
そう言ってニコリといつもの朗らかな笑いを浮かべてくれた。
私はいつの間にか勇気が出て、少し強引に彼女の唇を奪っていた。諾子はそれを受け入れる様に舌を絡ませて、優しく応えてくれていた。
(そう・・・私達の愛は永遠だ・・・)
私はこの女性がいるから勇気が奮い起こせる・・・私は彼女がいるから悪に立ち向かえる・・・私は諾子がいるから全てを投げ打てる・・・。
私は突然倒れた写真立てを元に戻しながら、朗らかな笑顔の諾子に囁いていた。
「いつも一緒だよね・・・たとえ身体は離れていても、ここはいつも一緒なんだから・・・私達には永遠の愛が有るんだから」
私はそう言いながら、唯子がかき抱いてくれた自分の手を、同じように胸に押し当てていた。
(あと半年で帰るから・・・もう少しだけ我慢してくれ・・・なっ・・・)
写真の中の諾子は、私を勇気づけるようにずっと微笑んでくれていた。
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「あっ・・・あっ・・あっ」
もう数時間は経っているだろう・・・充司は全く衰えることなく私を犯し続けていた。充司の一物は衰えを見せるどころか、私の中でますます勢いを増し、私のあらゆる理性を剥ぎ取り続けていた。
「どうだ・・・慣れてきたろう・・あれだけ文句言っていたわりに・・・肉體の方はもう俺に馴染んできちまったみたいだぜ」
充司の動きが意地悪く一旦緩められる。膣の奥の奥まで蹂躙され、真っ白になるまで意識を飛ばし始めていた私は、いきなり現実に引き戻されはじめる。そして・・・目の前に、卑劣な男の嘲笑が浮かんでいる。
「ひっ・・ひとでなし・・・きっ・・嫌い・・っ大嫌い・・・っ!」
その、図々しい顔を見た途端・・・嫌悪が肉體を突き抜ける。こんな酷い人間がこの世にいるなんて・・・
「わたし・・・ぜ・・絶対・・」
許さない・・・と言う言葉を思わず呑み込んでしまっていた。充司の一物が再び動き始めた途端・・・私の頭に霞がかかり始める。声が途切れていた。ゾクゾクとした妖しい感覚が襲い、嬌声が上がってしまいそうになる。
「許せない? へっ・・・その割にはずいぶんうれしそうに俺の太マラを食い締めてくるじゃねーか・・・もっともっとってよっ!」
先ほどから何度も肉体を蹂躙し続けていた熱い塊が、まるではらわたの中心に、熱い鉛の塊を押し込むようにズンズンと突き入れられる。
「やつ・・嘘・・嘘よ!・・あん・・ち・・っ・・違・・・うっ・・ち・うあうぅあううぅ」
「どう違うんだ?・・・おらっ!おらっ!」
快感がこの卑劣な男に対する嫌悪感を凌駕していく。ズンズンとペニスを打ち付けられる快感に、全ての思考が停止し脳を蕩けさせる。こんなに嫌っているのに・・・
「い・・いや・・だっ・・・ひぃつ・・・わ・わたし・・・そんあ・・どうし・・て・・っ!」
心を肉体が裏切り続ける。こんなに嫌っているのに・・・その男のペニスを肉體が嬉々として受け入れていく。局部は私の意識を裏切って、卑劣な男のペニスと愛し合ってしまっている。どんなに拒絶しようとしても、すべての意識がそこに吸い寄せられ、逃れることなど出来ない・・・。
「なんだ・・・気をヤリそうになって驚いているのか? 亭主の貧弱なチンポじゃなく、オレの太マラをすんなり受け入れて・・・・それで感じて、逝きそうな自分が信じられねえってか?」
早く、強く、深く・・・まるで充司は私を追い立てるようにその動きを増していく。太く熱く巨大な一物が私の身体に打ち付けられ、邪悪な快感を送り続ける。
「イ・・イヤっ・・・違う‥違ううっ!!」
「無理しちゃって・・・さっきから締め付けっぱなしなんだよ・・・オラオラどうだっ!ココだろ?・・・逝きそうだろ?・・・ココも・・・それ・・・それ・・・感極まってるだろ・・・そら・・・ココもだ・・・そら・・・」
無罪の罪を背負わせる悪徳警官の様に、充司が私に淫らな告白を迫る。私のあらゆる弱点を調べ尽くした卑劣な男が、私の理性を、私の心を、突き崩し始める。
「ここが弱いんだろ・・・ここが好きなんだろ・・・これを愛してるんだろ・・・」
淫らな屈服を私に押し付け始める。何も考えられなくなっていく・・・こんな卑劣な男と・・・愛し合って・・・受け入れてしまう・・・この男の精を・・・肉體が喜んで・・・
「さあ・・・逝け!・・・俺様と愛し合って・・・逝け・・・これで逝き狂えば・・・けけけっ・・・諾子!・・・お前は完全に俺の女だ・・・」
「やっ!・・・いやっ!いやっ!」
こんな酷い男に・・・こんな悪辣な男に・・・こんな卑劣な男に・・・
「いやっ! いーーーー・・っ は・・・っ!! ああぁぁああぁぁぁぁ」
ビクッビクッビクッビクッ・・・・・
「あっ」「あっ」「あっ」「はぁあ・・っ!」「あああっ」
頭の中が真っ白になり、淫らな考えに上書きされていく・・・私の意識が・・・肉体に放たれた精を愛おしく感じ始めていく・・・ダメだと思っている先から・・・私の体内で蠢く精虫を愛おしく感じ始めている・・・
(わ・・わた・・し・・わた・・・)
気が付くと、まるで愛し合う夫婦の様に、私は充司に身を預け、抱きついてしまっていた。ぎゅっと背中に手を回し、その太い胸板をかき抱きながら頼もしく感じてしまっていた・・・。
「奥まで突かれるの・・・慣れてくると最高だろ」
「・・・・・」
私の淫らな反応に、満足そうにほくそ笑みながら充司が意外なほどやさしい目を向けてくる。いけない・・・こんな卑劣な男に・・・大っ嫌いなはずの男に・・・私はいったい・・・?
「これに慣れたら もっとスッゲェ波が来るようになるんだぜ」
これ以上?・・・もっと凄い?・・・ダメ・・・そんなのダメ・・・逆らえない・・・この状態に逆らえなくなる・・・この男に逆らえなくなる・・・
「本当の絶頂ってのは・・もっとモノスゲェんだ・・・ホラ分かるだろ?さらに猛ってくるのが・・っ」
充司の一物が私の中で勢いを取り戻してくる。この人は、いったい何度・・・射精を繰り返すことが出来るの・・・一度で終わってしまう悠年さんしか知らない私には想像すらつかない・・・
「今日はお前さんに・・・「本当の女の極み」ってヤツを教えてやるよ・・・っ♪」
「ほ・・・本物の・・・き・・・きわ・・み?」
根源的な恐怖が・・・私の中でじわじわともたげ始める。私の価値観を・・私たち夫婦の在り様を・・すべて変えてしまう根源的な恐怖を、無意識のうちに感じてしまう。
「ああっ・・亭主とのセックスじゃあ絶対に到達できないような・・・今やった気の何倍も深い・・・本物の悦びの頂きを・・・覚え込ませてやるよ・・・っ♪」
私は唖然と目を見開いてしまう。いけない・・・それだけはいけない・・・そんなこと知ってしまったら・・・覚え込まされてしまったら・・・元に戻れない・・・悠年さんと愛が交わせない・・・
「―――ダ・・ダメ・・・きっと・・・それだけは----・・っ」
根源的な恐怖に・・わたしはいつのまにか涙を浮かべていた。知ってはいけない・・覚えてはいけないことに・・・恐怖と・・・悲しみを感じて・・・
(悠年さん・・・・)
愛する人の顔が目の前で薄れていく・・・
「それだけは----・・・っ!」
そんな私を見透かしたように・・・充司が悪魔のような眼を私に向ける。悪魔のような嘲笑を浮かべながら、邪悪な何かを私の子宮の中にまで突き立てる。恐怖の大王が私の全存在を嘲笑いながら貫いていく・・・・
「やっ」
ズ――――ン
雷に打たれたような・・・頭の先からつま先までを貫くような・・・強烈な電撃が肉體を駆け巡り、全ての思考が停止する・・・。
(悠年さん・・・悠人・・・)
愛する人の顔が見えない・・・・私は根源的な恐怖と・・・根源的な快楽を同時に味わい・・・目を見開き・・・大口を開けたまま・・・潜在意識の隅々まで、この男の全てを刷り込まれて行くのを感じていた。もう元には戻ることのできない・・・根源的な変更を・・・この悪辣な男によって・・・全てを変えられていった・・・永遠の愛が陰り始める
(は・・・る・・・・とぉ・・・)
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「・・・えっ?」
シャーペンを握ったままで、悠人は没頭していた物理の問題から意識を戻し、隣に座っている吉川瑠璃に目を移した。何かを話しかけられたようだが、問題に集中して何も聞こえなかった。
「もう・・・問題への集中力・・凄ごすぎ」
あきれ顔で吉川瑠璃が口を尖らす。
「御免・・・何だって?」
「だから・・・春日君はホームシックとかにはならないの?」
5月の連休で故郷からSSHに戻ってきた生徒たちは、みな多少なりともホームシックに掛かっていた。それは全寮制のSSHにおける五月病の一つとも言える全生徒の共通した悩みだった。くりくりとした吉川の目を見返しながら、悠人は初めて「はて?」と首を捻っていた。
(なぜかホームシックになっていない気がする・・・・)
悠年に話しかけてきた吉川瑠璃は父親が外交官で、海外生活が長く、言語能力がずば抜けている。英語だけでなくフランス語やドイツ語など、数か国語を操ることができ、高校2年生ながら国際的な感覚が身についている。
「こいつはマザコンだからな・・・本当は落ち込んでるんじゃないのか?」
二人の会話に割って入る様に、四谷翔太が揶揄し始める。四谷はI県出身で、将来は数学者を目指している天才肌の生徒だ。悠人とは学寮で同室のルームメートで、ぶっきらぼうで直截な物言いは、直観に優れたこの男の魅力を損なう程ではなかった。コミュ力に多少問題を抱えていたが、天文にも詳しいため宇宙飛行士を目指す悠人とは何かと馬が合った。宇宙に興味を持っている二人と、コスモポリタンを目指す瑠璃は、価値観や考え方で一致する事が多く、三人は共に行動することが多くなっていった。
「ばぁか・・・違げえよ・・・」
マザコンとズバリ痛いところを突かれた悠人は、しかし、自分がホームシックに陥らないでいることが不思議でならなかった・・・。
(きっと母のくれたお守りとおまじないのせいかもしれない・・・)
胸ポケットに差した木製のボールペンに触れながら、ふとそんな気がしていた。悠人はSSHに入ってからの癖で、胸に差したこのボールペンによく触れるようになっていた。SSHの選抜が決まった時に、近所の神社で母が買ってきたものだった。そのボールペンの側面には「学業成就」と彫り込まれており、母が買うときに神主から祈祷を受けものらしい・・・。
「樹齢千年を超えるご神木の枝打ちの時に出た廃木材をから作った、霊験あらたかな神器と変わらないようなボールペンなんだからね・・・お守りと同じよ!・・・これでSSHでも優秀な成績間違いなし!」
満面の笑みを浮かべた諾子の顔が、悠人に屈託なく向けられていた。非科学的なことを何の疑いもなく受け入れてしまう母に、苦笑いしながらも、悠人はとても感動している自分に気が付いていた。
「やだな~僕が行くのはSSH・・・科学技術を学ぶ高校だよ」
「それでも良いの・・・最後は人間ここよ・・・」
そう言って自分の胸を指さした。
「気の持ちよう・・・心の問題なの♡」
そう言って慈愛に満ちた笑顔を向けてくれていた。悠人はこの笑顔こそ本当のお守りなのだと・・・おまじないなのだと思っていた。そして、ゴールデンウィークからSSHに戻る間際に自分を見送ってくれた母の姿を思い出していた。
「天才ばかりの高校らしいけど、あなたなら大丈夫!お家と綾ちゃんは私が守るから、身体にだけ気をつけて、後は思いっきりやってらっしゃい♪」
出がけの玄関先で母にそう言われて、あまりの信頼の高さに悠人は思わずビックリして、ウッカリと漏らしてしまっていた。
「そんなこと言っても各分野で全国1,2位を争う連中なんだよ・・・」
そう言った悠人の口の前に、愚痴を封じるように人差し指を立て、にっこりと微笑む仕草の母の姿があった。
「愚痴を言わない・・・決して弱音を吐かない・・・挫けそうになった時のおまじないよ・・・シィーッ」
母の笑顔が・・・溌溂として、何の屈託もない、頼もしい笑顔が・・・悠人の胸を熱くさせていた。
(母さんのおまじない・・・)
それがどんな意味を持っているのか、悠人には知る由もない。しかし、母親にそうされると不思議と力が湧いてきた。紛れもない、それはまさに悠人にとっておまじないに他ならなかった。
「うん・・・決して挫けない・・・」
SSHに集まった全国指折りの天才たちは、吉川瑠璃や四谷翔太以外も超高校生級の頭脳の持ち主ばかりだった。自分が酷く無能に思えて、落ち込む毎日だった。それが・・・母に会って、その朗らかな笑顔を見た途端に「決して挫けない」と思えるのだった。そう・・・その仕草よりも、何より母さんの笑顔が悠人にとってのおまじないになっているんだと、今ではハッキリと分かっていた。
玄関先で明るく大きく手を振る母親に、気恥ずかしさを感じながらも思わず手を振り返していた。あの時、僕が角を曲がって見えなくなるまでの数分間、母はずっと大きく手を振り続けていた・・・もしかすると僕が見えなくなっても、しばらくは手を振り続けていたのかもしれない・・・。きっとそうだ。あの時感じた切ない感覚を、悠人はふと思い出していた。
(僕だけじゃない・・・母さんもきっとうまくやっている・・・)
なぜだかすんなりと、そう思っていた。無条件に信じられた。だから僕は、ここでしっかりと学ぶことができる。没頭して目の前の問題を解くことができる。
「母さんのお守りとおまじないがあるから・・・僕は大丈夫だと思う」
うっかりそう答えてしまっていた。
「はぁ?・・・マザコン以外何物でもない発言ですけど?!」
吉川瑠璃があきれた表情で悠人を見返す。
「あははっ・・・マザコンだと普通ホームシックにかかるのにな?・・・」
四谷が驚いた顔をしながら、混ぜっ返す。
「だから・・・マザコンじゃないよ・・・気の持ちよう、心の問題だよ」
悠人は再び、胸ポケットに刺しているボールペンに思わず触れながら慌ててそう言い返していた。ホームシックにならないように、再び物理の問題に集中することにした。英文で出された物理の課題は、かなり高等な数学的知識を必要としそうだったが、この三人の力を合わせれば何とか解決できそうだった。胸ポケットのボールペンに触れながら、悠人は再び問題に集中していった・・・。
(大丈夫、母さんもきっとうまくやっている・・・)
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「は・・・る・・・・とぉ・・・あっ―――――っ」
頭に霞がかかり・・・何も考えられなくなっていく・・・
「あっぁ! あっ―――っ!」
快感だけが・・・ゾクゾクとする背徳だけが・・・私の中で増殖していく・・・淫らで邪悪な何かが醜く肥大していく・・・
「ホレホレっ!奥の奥までなじむぞォ!」
私の変化を・・・私の取り返しのつかない変質を・・・充司の冷酷な目は見逃さない。まるで二度と消えない刻印を押すように、肉體に染み込ませて取れなくするように、その巨大な一物で私の全てをすり潰していく。子宮の奥の奥にまで亀頭が入り込み、夫では到底届きえない・・・ありえない場所を叩きつけていく・・・
「あああああァァっ!!」
「しっかりとっ! 根元まで受け入れてっ! オレのマラの形になってしまえ!」
「ぃやあァあっあぁあァ!」
嫌い・・・大嫌い・・・こんな男・・・こんな男・・・大嫌い・・・
「ダ・・・っ ダメっ!あっ!」
いあやっ・・・いや・・・イヤ・・・嫌・・・
「さあたっぷりと注いでやるぜ・・・俺の子種汁を・・・臭~え、ドロドロの濃厚汁を、子宮の中に直接な!」
「だあえぇ・・・だめ・・・ダメ・・・駄目・・・こんな・・・こ・・こんな・・・」
全ては崩壊していった・・・私のすべての抵抗が・・・私の中の理性が・・・私の中の抵抗する心が・・・崩壊し・・・ああああああっ
ドプッ・・・
そして、ドロドロとした濃厚な精液が、子宮の中に何度も注ぎ込まれて行くのを、得も言われぬ幸福感と共に感じていた。
ビクンッ・・・ビクンッ・・・ビクッ・・ビクッビクッビクッビクッビクッビクッ
この大きさが良い・・・子宮の中をかき回すほどの大きさが良い・・・この臭いが良い・・・この臭くて汚い濃厚な精子が良い・・・臭くて汚い邪悪さが良い・・・汚いは綺麗・・・綺麗は汚い・・・悪は善・・・善は悪・・・不幸は幸せ・・・幸せは不幸・・・愛は憎しみ・・・憎しみは愛・・・・・・臭くて・・・汚くて・・・憎らしい・・・この男のペニスが・・・この男が・・・幸せ・・・これが本当の幸せ・・・しあわせ・・・シアワセ・・・
本作品はPixiv(会員登録が必要)においても掲載しております。
https://www.pixiv.net/novel/series/8506983
(Pixivは予約投稿機能が有料のため不定期で遅れてアップしています)