※この作品はR-18です。

くま クマ 熊 ベアー 魔性の男   作:土精霊騎士団副団長

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5話

朝起きると、隣で寝ていたはずのルリーナの姿はなかった。慌てて飛び起きるとリビングへ向かう。そこには朝食を作っている彼女がいた。安堵していると後ろから声をかけられたので振り返るとそこにいたのは裸エプロン姿のルリーナだった。彼女は微笑みながら言う。

 

「おはようございます、クロさん」

 

俺は思わず見惚れてしまうほどだったがなんとか平静を装って挨拶を返すことができた。しかし内心はかなり動揺していた。

まさかこんな格好で出迎えてくれるとは……。

俺はそう思いながらも挨拶をすると、椅子に座った。しばらくすると料理が完成して目の前に並べられる。

テーブルの上にはルリーナのアイテム袋に入れてあったパンや干し肉と固形調味料のスープが置かれている。

 

「すいません。材料が足りなくで、昨日と同じメニューになってしまいました」

 

申し訳なさそうに言う彼女をフォローしつつ、食事を摂ることにする。

うん、美味しいな。

食べ終わると、片付けをして出発の準備をする。今日はいよいよゴブリン討伐へ向けて出発する予定だ。準備を終えた俺たちは家を出て歩き始めた。

しばらく歩いていると、ふと気になったことがあったので聞いてみることにする。

 

「そういえば、どうしてあの姿に変身できるようになったんだ?」

 

今のルリーナは昨日の同じ出会った時と同じ状態だった。

するとルリーナは少し考える素振りを見せてから答えた。

 

「多分ですけど、クロさんの魔力を吸収したことで進化したのではないかと思われます」

 

なるほど、そういうことか。確かに昨日の情事でかなりの量の精液(魔力)を送り込んだからな……そりゃ進化くらいするか……?

いやいや、ありえんだろう。それなら世の中の女性がこんなことになっている。

それならなんでだ?

今までのこと思い出す……。転生時にチート貰って……あっ、『魔性の美体』か!

『魔性の美体』の効果は『自分の体または行動に『魔性』を付与する』だったはず。

情事でかなりの量の精液を出した。精液に『魔性』を付与されていて、そのせいでルリーナが悪魔に進化したというのか……いいじゃないかこれなら世界中の女の子を俺の物にできる。

 

◆◇◆◇◆◇

 

『マップ』を展開して、ゴブリンの群れがいるところを探す。

ここからだと歩いて1時間くらいの距離だろうか……結構遠いな……まあ仕方ないか。そんなことを思いながら歩いていくこと1時間ほどが経過したところでようやく目的の場所に到着したようだ。

そこは森の中にある小さな洞窟のようだった。

洞窟の前にはゴブリンが多数たむろしており、入り口からは光が差し込んでいるため中の様子がよく見えるようになっていた。中を覗いてみると奥の方に数匹の影が見えた気がした。

恐らくあれらが目的であるゴブリンだろう。

もう一度、『マップ』を展開して、小さな洞窟の調べると明らかにゴブリンの数がおかしいのだ。

依頼では50体のはずだった。それなのに100体。数が多い……。

ちまちま倒していくのも面倒だから何とかしたいな……。

そう思って、俺はルリーナの方を向くと彼女は察したように頷いた。

 

「分かりました、私がやりますね」

 

ルリーナは俺の前に出ると、洞窟の入り口に向けて、右手を前に突き出した。すると、掌の前に魔法陣が現れる。

 

「『ピットホール』」

 

そう唱えると洞窟の入り口の地面の一部が盛り上がり始め、徐々に大きくなっていくと直径5メートルほどの穴ができた。

それを見た俺は感嘆の声を漏らす。

 

「凄いじゃないか」

 

俺が褒めると彼女は照れたように頬を赤く染めていた。そんな様子を見ていると無性に頭を撫でたくなる衝動に駆られたが我慢することにした。

穴の中を覗き込むと下の方にゴブリンたちが見えた。どうやら洞窟の前にいたゴブリンが全員穴に落ちてくれたらしい。あとは上から魔法を撃ち込んで仕留めるだけだな。

 

「まだ、洞窟内に90体残っているぞ」

 

俺が言うと、ルリーナは頷いて答える。

 

「大丈夫です、任せてください!」

 

そう言って、今度は左手を前に突き出して呪文を唱える。

 

「『ソニックブルーム』!!」

 

音波が洞窟内に吹き荒れる。

 

『マップ』を確認すると、洞窟内にいた全てのゴブリンが出口目掛けて、慌てて走り始めるのを確認できた。

洞窟から次々にゴブリンが出てくる。

そして、『ピットホール』で出来た穴に次々落ちていく。

 

「ゴブリンが全部出ました」

「……いや……1体残っている」

 

洞窟内を『マップ』を確認すると洞窟内の内部に1体に残っていて、ゆっくりな足取りで洞窟の出口に向けて歩いていた。

洞窟の出口から他の個体より2回り大きい体格のゴブリンが出てくるのが見えた。

あれがこの群れのリーダーなのだろう。

 

「あれは、ゴブリンキングです」

 

ルリーナが言うには、通常のゴブリンよりも強いらしく、油断はできないそうだ。

魔物の本のもあった情報だ。

 

「よし、行ってくる」

 

そう言って、俺は飛び出すと、剣を抜き、剣に魔力を込め始めると光り始める。

極限まで光り輝く剣を振り下ろすと斬撃が飛び、穴の向こう側にいるゴブリンキングに向かって飛んでいく。

直撃したゴブリンキングは真っ二つになり、絶命する。

その様子を見ていたルリーナは驚きのあまり呆然としていた。

 

「すごい……」

「終わったよ。あとは穴に落ちたゴブリン処理だな」

「はい、お任せ下さい。『ポイズン』」

 

ルリーナがそう言うと、穴から落ちたゴブリン達が苦しみ始めたかと思うと泡を吹いて倒れていく。どうやら毒魔法で倒したみたいだ。さすがは魔法使いといったところか。

『ピットホール』で開けた穴を元に戻したルリーナはアイテム袋からナイフを取り出して、ゴブリン達を解体し始めた。

 

「これは、魔石ですね」

 

そう言って、取り出したのは卓球ボール大の菱形の緑色の石だった。

 

「これは、魔道具の動力源として使えますよ」

「それは便利だな」

「はい、とても便利なんですよ」

 

ゴブリン達から魔石を取り出し終わると、ゴブリンの死体の処理を始めた。

まず最初に死体を燃やした。火魔法を使い死体を焼き尽くすことで臭いと病気の発生を防ぐことができるからだ。次に土魔法で地面を柔らかくし掘っていく。ある程度の深さになったらそこに埋める作業を行った。これで後始末完了というわけだ。

すべての作業を終わらせた後、俺たちは村に戻ることにしたのだった……。

 

◆◇◆◇◆◇

 

村の入り口近くに着くと門兵に挨拶をして村長の家に向かう。

 

「えーと、お早いお帰りですが、無理だったのですかな」

「いえ、終わりました」

「なんと」

「ゴブリンの討伐の依頼は終了しました。これがゴブリンの討伐部位の魔石になります」

 

 ルリーナがアイテム袋から、皮袋を取り出す。

 皮袋の紐を解き、村長に中身を見せる。

 

「おお、これは間違いなくゴブリンの魔石ですな」

村長はそう言うと、皮袋を受け取る。そして、中身を確認してからルリーナに返してくる。

「ありがとうございます」

 

ルリーナはそう言うと、アイテム袋に皮袋をしまう。

 

「では、俺たち帰ります」

 

俺が立ち上がると、ルリーナも一緒に立ち上がり、頭を下げる。

 

「お世話になりました」

「いえいえ、こちらこそ助かりましたよ」

「また、機会があればお会いしましょう」

「ええ、また会える日が来ることを楽しみにしております」

 

そして、俺とルリーナはクリモニアの街へ向かった。

 

◆◇◆◇◆◇

 

道を歩きながら俺はルリーナに話しかける。

 

「なあ、ルリーナはこれからどうするんだ? パーティー組んでいるんだろ?」

 

俺の質問にルリーナは笑顔で答える。

 

「抜けて、私はクロさんについていきます」

 

即答されたので少し驚いたが、まあいいだろうと思い話を続けることにする。

 

「そうか……じゃあ、これからもよろしくな」

 

俺の言葉に嬉しそうに頷く彼女を見て、思わず笑みがこぼれてしまうのだった……。

片道6時間の道を歩き続けていたが疲れたので、一休憩入れることにする。

 

「そろそろお昼にしよう」

 

俺は提案すると、彼女は頷き返してきた。

 

「そうですね、私もお腹が空いてきました」

 

アイテム袋の中から朝食で食べた残りのパンと干し肉、固形調味料のスープが入った鍋を取り出した。

干し肉、固形調味料のスープを温め直す。

 

「どうぞ、クロさん」

 

彼女はスープの入った器を渡してくるので受け取ると、スプーンで掬って口に運ぶ。うん、美味いな。味付けは塩と胡椒だけだが、干し肉と固形調味料の旨味が出ていて美味しい。

ルリーナも美味しそうに食べていた。

食事を食べていると茂みから50cmぐらいの蜥蜴が出てくる。

そいつはこちらを警戒しているのかじっとこちらを見つめているだけだった。

もしかして、こいつも魔物なのか? 

 

「かわいいなぁ」

 

そいつに近づくと俺は優しく頭を撫でる。すると、気持ちよさそうに目を細める蜥蜴。

撫ででいると蜥蜴の身体に赤黒いに根が張り始める。

 

「えっ!?」

 

驚く俺に構わず、どんどんと広がっていく。

やがて、完全に覆い尽くされ繭になってしまった。まさにルリーナと同じような状態になっている。

繭が膨らみ始め、10mくらいになると破裂するように中から何かが出てきた。10メートルはあるだろうか……全身緑色をしており顔はトカゲのような顔をしていた。手や足には鋭い爪が生えており口は大きく裂けて牙が見えるほどだった。背中には大きな翼がある。

 

「こいつはまさか……ドラゴンか……?」

 

呟きが聞こえたのか、こちらにゆっくり近づいてくる。

俺の目の前でドラゴンが立ち止まり、頭を近づけてくる。まるで頭を撫でろと言わんばかりに。

恐る恐る手を伸ばして、頭に触れると気持ち良さそうな顔をする。

 

「気持ちいいですかー」

 

ルリーナが声をかけると、さらに嬉しそうな表情になる。

 

「この子も仲間になったみたいですね」

 

ルリーナが微笑みながら言う。

 

「そうだな」

 

俺も同意するように頷いた。

 

「名前はどうしますかー」

 

ルリーナが聞いてくるが、名前なんて考えていなかったため何も思いつかなかった。

 

「うーん、どうしようか……単純にファーブニルでいいか」

 

安直だが仕方ないだろう。

 

「いいと思いますよ」

 

彼女は頷くと微笑んだまま答えた。

 

「じゃあ、決まりだな」

 

俺が言うと、彼女は再び微笑んでくれた。

 

「よろしくね、ファーブちゃん」

 

ルリーナが言うと、返事をするかのように咆哮を上げる。

その声は大気を震わせるほど大きなものだった。

こうして新しい仲間のファーブニルが加わったのだった……。

 

「しかしどうしようか……ファーブニルに乗って帰るのもありだけど目立つよな……」

「いいんじゃありませんか? もう十分目立っていますし……」

「まあ、いいか。行くぞファーブニル」

 

ファーブニルがしゃがむと、俺は背中に乗る。そして、ルリーナは首の付け根辺りにまたがると落ちないようにしっかりと掴まっていた。

 

「よし、出発だ!」

 

俺は指示を出すと、ゆっくりと上昇を始める。

 

「 高いですね!」

 

ルリーナははしゃいでいるようだった。

 

「しっかり捕まっていろよ!」

 

俺は注意すると、速度を上げて目的地に向けて飛び立った。

 

◆◇◆◇◆◇

 

しばらく飛んでいると、前方に街が見えてきた。あれが目的のクリモニアの街だ。

 

「クリモニアの街が見えてきたぞ。ファーブニル、あそこに向けて飛べ」

 

指示をすると、一気に加速して街の上空までやってきた。そのまま下降していくと門の前に着地する。門の前にいた門番たちが驚いているのが見えた。

俺とルリーナがファーブニルから降りて、門に向かうと門兵が話しかけてくる。

 

「兄ちゃんじゃないか……それにドラゴンだと……」

 

知り合いの門番が驚きながら呟くように言う。もう一人の門番が慌てた様子で叫ぶように言った。

 

「おい! なんでこんなところにドラゴンがいるんだ!!」

 

騒ぎを聞きつけた他の兵士たちが集まってきたようだ。皆武器を構えて臨戦態勢に入っているのが分かる。

そんな彼らに向かって話しかける。

 

「落ち着いてくれ、このドラゴンは俺の仲間なんだ。危害を加えるつもりはない」

「なんだと!? 本当なんだろうな」

「ああ、本当だ」

「分かった、ひとまず武器を下ろそう」

 

知り合いの門番がそう言うと、全員が武器を下ろす。

 

「それで、なんで街に来たんだ?」

「依頼でゴブリン退治に行っていたんだ。その帰りなんだ」

「なるほど、そういうことか……それにしてもよく懐いているな」

彼は感心したような表情をしている。確かに、ここまで人に慣れているドラゴンは珍しいかもしれないなと思った。

「ところで、後ろの女性は誰だい?」

 

彼が尋ねると、ルリーナは自己紹介をする。

 

「初めまして、わたしは魔法使いのルリーナといいます。よろしくお願いしますね」

 

そう言ってお辞儀をした。

 

「魔法使いだって……すごいな」

「はい、凄いんですよ」

 

彼女は自慢げに胸を張る。その様子を見て微笑ましく思った。

しかし、どうしようかファーブニルを待機させておく場所がない。

とりあえず、ファーブニルを山で待機させて置いて、時を見てクリモニアで大きな家でも立てて、そこに住まわせることにする。

 

「ファーブニル、行っていいぞ」

 

俺がそう言うと、鳴き声を上げながら空高く舞い上がっていったのだった……。

よし、これで大丈夫だろう。あとは冒険者ギルドに報告に行くとしようかな。

 

「それじゃあ、俺たちは行くからな」

「おう、じゃな」

 

俺たちは門をくぐり抜けて、クリモニアの街に入ったのだった……。

 

◆◇◆◇◆◇

 

「クロさん、それでは行きましょう」

「そうだな、行くか」

 

俺はそう言うと、ギルドに向けて歩いていく。

ギルドに着くと、中に入る。

受付まで向かって歩き出そうとした際に聞いたことがある男の声に呼び止められる。

 

「ルリーナ、どうしたんだ」

「ランズどうして、ここにいるの」

 

 ランズとギルが椅子に座ってこちらを見ていた。

 

「どうしてって、お前たちが戻ってくると思ったから待機していたんだよ。でも、その予想は当たったみたいだな。こんなに早く帰ってくるなんて、ゴブリンの数に恐れをなして逃げ戻ってきたんだろう」

 

失敗したと思っているランズは汚い笑みを浮べる。

 

「ランズ、残念だけど。依頼なら終わったわよ」

「はぁ?」

 

 ルリーナの言葉にアホ面がさらにアホ面になる。

 

「依頼は終了。ゴブリン100匹とゴブリンキングのおまけ付きで」

「はあ、なに言ってるんだ。ゴブリン100匹? ゴブリンキング? 冗談もそこまでいくと笑えないぞ」

「それが冗談じゃないのよ」

 

ランズの大きな声のせいでギルドの中にいた冒険者がこちらを向く。

 

「ゴブリン100匹?」

「ゴブリンキング?」

「嘘だろう」

「ゴブリンキングなんて倒せるわけないだろう」

「ゴブリン100匹! 2人じゃ無理だろう」

「ゴブリンキングって、あのゴブリンキングだよな」

 

冒険者たちはわたしたちの言葉を聞いてそれぞれが口を開いている。

 

「ルリーナさん、ゴブリンキングって本当ですか」

 

話を聞きつけて、ヘレンがやってくる。

 

「ええ、本当よ」

 

ルリーナがそう言うと、ヘレンは急いでギルドの奥へと駆け込んでいく。そしてしばらくすると、ラーロックを連れて戻ってくる。

 

「ゴブリンキングって本当か」

 

ラーロックがルリーナに尋ねる。

 

「本当よ」

 

ルリーナが答えると、ラーロックは頭を抱える。そしてしばらく考え込むと、俺たちに言う。

 

「お前たち、今すぐギルドマスターの部屋に来い」

 

そう言われて俺たち(ランズとギルもついている)はギルドの奥の部屋に向かう。

ギルドマスターの部屋に入ると、ラーロックが話し始める。

 

「ゴブリンキングを倒したって本当か?」

 

俺は答える。

 

「ああ、本当だ」

 

嘘をつく意味はないからな。

そんなことを考えていると、ラーロックは溜息を吐く。

 

「そうか、ゴブリンキングを倒したのか……お前は何者なんだ?」

 

まあ、当然の疑問だよな……。俺は答える。

 

「ただのEランク冒険者だ」

 

俺の答えにラーロックはさらに深い溜息をつく。そして諦めたように話し出す。

 

「わかった。今回の報酬の話をしよう」

「今回の報酬?」

 

そう言うと、ラーロックは頷く。

 

「ああ、ゴブリンキングを倒したんだ。当然の報酬だろう」

「しかし、今回は、依頼金を含めた全ての金額がルリーナのパーティに行くはずだ」

 

俺がそう言うと、ラーロックは首を横に振る。

 

「お前たちにはゴブリンキングを倒した功績がある」

 

確かにそうだけど……。

そんなことを考えていると、ルリーナが話しかけてくる。

 

「クロ様、ギルドマスターの言うように受け取っておきましょうよ」

俺はルリーナにそう言われたが契約を反故にする訳にはいかないよと思い断る

「いらない」

 

俺がそう言うと、ラーロックは驚いたような表情を浮かべる。

 

「ほ、本当にいいのか? 言ってはなんだがゴブリンキングの討伐報酬だけでも金貨20枚になるんだぞ」

「いらないよ。契約通りに3人に報酬金を分配してください」

 

俺はそう言って断る。

 

「俺はいい」

「ランズ?」

「俺はなにもしていない。本当はおまえらが逃げ戻ってくると思って傍観していただけだ。一人でゴブリンの群れなんて討伐できるわけがないと笑っていただけだ」

「俺もいい。何もしてない」

「ギル?」

「おいおい、誰に報酬金を渡せばいいんだ?」

 

ラーロックは困った表情を浮かべている。ラーロックは俺とルリーナに山分けした報酬金の袋投げる。

 

「面倒くさい、クロとルリーナの2人で報酬金を山分けしろ。」

「でも……」

 

ルリーナが何か言おうとするが、ラーロックはそれを遮る。

 

「いいから……、お前たちの好きにしてくれ。俺は疲れたからもう寝る」

 

ラーロックはそう言って部屋を出ていく。俺とルリーナはしばらく呆然としていた。

 

「俺たちも帰るか」

 

俺がそう言うと、ルリーナが頷く。そして俺たちはギルドをあとにする。

 

「クロさん……わたしクロさんと同じ宿に移ります」

「は?」

 

ルリーナの急な言葉に驚き、俺は思わず聞き返してしまう。

 

「クロさんと一緒に住みたいです」

 

何を言っているんだ?

そんなことを考えていると、ルリーナが話しかけてくる。

 

「ダメでしょうか?」

「別に問題ないけど……」

 

俺がそう答えると、ルリーナは嬉しそうな表情を浮かべる。

なんか可愛いな……。

 

「クロさん、これからよろしくお願いしますね」

「ああ、よろしくな」

 

ルリーナにそう答えると、俺は宿に向かう。

エレナさんにもう1枠部屋がほしいことを伝える。すると、彼女は笑顔で了承してくれる。

 

「いいですよ、ちょうど1人分空いていますから」

「ありがとうございます」

 

お礼を言って部屋に向かう。そして部屋に入るとベットに寝転がる。

疲れたな……そんなことを考えていると、いつの間にか眠りについていた。

目を覚ますと夕方頃になっていて、窓の外を見ると夕陽が沈みかけていた。

 

「クロさん、おはようございます」

 

そんな声が聞こえて振り向くと、ルリーナが後ろに立っていた。

 

「おおっ、どうした……」

 

驚きつつ、俺はふと気づく。

 

「あれ……ルリーナ、今何時だ?」

 

そう尋ねると、ルリーナは驚いた表情を浮かべる。

 

「クロさん、今は夜ですよ。夕食はどうしますか?」

「そうだな……」

「何か買ってきましょうか?」

「そうだな、お願いしてもいいか?」

 

そう答えると、ルリーナは笑顔で答える。

 

「はい! すぐに行ってきますね」

 

そう言って部屋を出ていく。

なんか新婚みたいだな……そんなことを考えて俺は一人で笑う。

そして、しばらくするとルリーナが戻ってくる。

 

「クロさん、ただいま戻りました」

「ああ、おかえり」

 

そう答えて、ルリーナの買ってきたものを見る。そこには、パンとスープ、それに肉串が数本あった。

 

「クロさん、冷めないうちに食べましょう」

「そうだな」

 

肉串を頬張る。

 

「クロさん、この肉串ってなんのお肉なんですか?」

「わからないな。まあ、別になんでもいいか」

 

俺はそう思いながら肉串を頬張る。そんな俺を見て、ルリーナが笑顔で言う。

 

「クロさん、口元にソースがついていますよ」

「本当か?」

 

全然気がつかなかった?

俺は、ルリーナに指摘をされて口元を拭う。

 

「違いますよ、こっちです」

 

ルリーナはそう言って俺の口元についたソースを指で取ると、そのまま舐める。

ルリーナが顔を赤くしていることに気づく。そして俺は自分の頬が熱くなっていくのを感じる。

もしかして……照れてるのかな?

そんなことを考えていると、ルリーナが話し始める。

 

「そ、それじゃあ……わたしも夕食をいただきますね」

 

そう言ってルリーナも肉串を食べ始める。

 

「美味しそうに食べるルリーナがかわいいなと思ってね」

 

また照れてしまったのか顔が真っ赤になる。そして誤魔化すように俺に話しかけてくる。

 

「クロさん、明日はどうしますか?」

「とりあえず、ギルドで依頼を受けようかと思っている」

 

俺がそう言うと、ルリーナは頷く。

 

「そうですね、明日も依頼を探しましょうか」

 

そんなことを考えていると、食べ終わってしまったことに気づく。

 

「ごちそうさまでした」

「ごちそうさまでした」

 

そんなことを言って、俺とルリーナは食器を片付けるとすぐにべットに座る。

ルリーナもべットに座ったところで、俺は尋ねる。

 

「ルリーナ、今日はどこで寝るんだ?」

 

まあ、1つしかないんだけど……そんなことを考えていると、ルリーナが答える。

 

「もちろん一緒のべットですよ」

 

ルリーナが俺の手を握ってくる。そして、潤んだ瞳でこちらを見つめてくる。

 

「クロさん、今日は一緒に寝ましょう」

 

ルリーナが顔を近づけてくる。そして俺の耳元で囁くように言う。

 

「今夜は寝かせませんよ……」

「それはこっちのセリフだ」

 

ルリーナの顎を掴んで引き寄せる。そして、ルリーナの唇を奪う。

 

「んっ……クロさん……」

 

ルリーナが甘い声を上げる。

今度はルリーナからキスをしてくる。お互いの舌を絡め合う濃厚なキスをする。

これは癖になりそうだな……そんなことを考えながら、俺はそっとルリーナを押し倒し、そのまま行為を続ける。

 

「んっ……はぁ……んむっ……」

 

ルリーナの甘い吐息が聞こえてくる。俺は唇を離すと、今度は首筋にキスをする。そして舌を這わせる。すると、ルリーナの身体がビクッと震える。

 

「あっ……そこダメェ」

 

ルリーナは潤んだ瞳で見つめてくる。

ここが弱いのか……。

そんなことを考えていると、再び唇を重ねる。そして今度はお互いの舌を絡め合う濃厚なキスをする。しばらくそうしていると、ルリーナが苦しそうにしていることに気づく。

 

「んっ……クロさん……」

 

そんな声を聞いて唇を離すと、銀色の糸を引く。そして、ルリーナはトロンとした表情を浮かべている。

ルリーナの服を脱がせ始める。そして下着姿になったところで手を止める。

本当に綺麗だな……そんなことを考えていると、ルリーナが尋ねてくる。

 

「クロさん、脱がせたなら早く続きをしてください」

「そうだな……」

 

ルリーナが拗ねたような表情を浮かべる。そして服を脱ぎ始める。

 

「もう……クロさんのバカ」

 

あれ?なんか怒らせたかな?

そんなことを考えていると、ルリーナが俺の服を脱がせ始める。俺は抵抗せずにルリーナの好きなようにさせる。

まあ、別に見られても困るものじゃないしなと俺はそんなことを思いながら、ルリーナが服を脱がせ終わるのを待つ。そして、お互い裸になると、再びキスをする。今度は軽く触れるだけの優しいキスだ。

 

「クロさん……」

 

そんな声を漏らすと、ルリーナは抱きついてくる。俺はそんなルリーナを抱きしめる。そして耳元で囁くように言う。

 

「愛してるよ」

 

ルリーナは潤んだ瞳で見つめてくる。そして、消え入りそうな声で答える。

 

「わたしも愛しています」

 

そんなルリーナの答えを聞いて、俺は再び唇を重ねる。今度は舌を絡め合う濃厚なキスをする。しばらくそうしていると、ルリーナが俺の背中に手を回してくる。

もっと強く抱きしめて欲しいな。

そんなことを考えていると、ルリーナが俺を抱きしめてくる力が強くなる。そして、お互いの唾液を交換するような激しいキスをする。

ルリーナの胸を揉む。すると、ルリーナの身体がビクッと震える。

今度はルリーナが俺の背中に手を回して引き寄せる。そして、俺の首筋に舌を這わせてくる。

くすぐったいな……そんなことを考えていると、ルリーナは俺の首筋を強く吸ってくる。

 

「んっ……」

 

思わず声が漏れる。すると、今度は鎖骨あたりに噛み付いてくる。鋭い痛みが走るが、それすらも快感に感じる。しばらく甘噛みした後で、ルリーナは俺の胸に手を置く。そして優しく揉んでくる。

気持ちいいな……俺はそんなことを考えていると、ルリーナは俺から離れて脚の間に移動する。そして俺のチンコを咥える。温かく湿った感触が伝わってくると同時に快感に襲われる。

やばい……これはやばいぞ。そんなことを思っていると、ルリーナが俺のチンコを口に含んだまま舌を動かす。そして、吸い上げるようにしながら頭を動かし始める。

 

「んっ……はぁ……はぁ……」

 

ルリーナの息遣いが聞こえてくる。その声を聞いていると、俺は限界を迎えそうになる。

やばい、このままだと口に出してしまう。

チンコを咥えているルリーナと目が合った気がした。その瞬間、ルリーナはチンコから口を離すと、手で優しく包み込むように握ってくる。

 

「クロさん……出してください」

 

そんなこと言われたら我慢できるわけないだろう。

俺は欲望を吐き出す。それと同時に身体中に快感が駆け巡る。そして力が抜けていくのを感じる。そんな俺をルリーナは優しく抱きしめてくれる。

 

「いっぱい出ましたね……」

 

そんなことを言われて、俺は恥ずかしくなってしまう。

今度はルリーナが俺の上に跨ってくる。そして俺のチンコを自分のマンコにあてがい腰を落としていく。ズブブッと音を立てて入っていく感覚に思わず声が出そうになるが、なんとか堪える。そしてルリーナは俺の上に倒れ込むようにして抱きつくと耳元で囁くように言う。

 

「クロさん、動いてもいいですか?」

 

ルリーナは返事をする前に腰を動かし始める。するとルリーナの口から甘い声が漏れ始める。

 

「んっ……あっ……あぁん……」

 

ルリーナの中はとても温かくヌルッとした感触が伝わってくる。そして、チンコを逃がさないと言わんばかりに締め付けてくる。

これはすごいな……そんなことを考えながら夢中で俺も腰を動かす。その度にルリーナの口から喘ぎ声が上がる。

 

「クロさんぁ……激しいです……」

 

そんな声を聞きながら、俺はさらに激しく動く。するとルリーナが身体を反らしてビクビクっと震える。それと同時に膣内が激しく収縮する。その刺激に耐え切れず、俺は果ててしまう。

 

「んっ……熱い……」

 

そんな声を漏らすルリーナを抱きしめながら、俺も果てるのだった。

次は俺がルリーナを四つん這いにすると、後ろから挿入する。

 

「んっ……あぁん……」

 

ルリーナが甘い声を上げる。そして俺は最初から激しく打ちつけるよう動く。

 

「んっ……クロさんぁ……激しすぎます……」

 

そんな声が聞こえてくるが、俺は構わず続ける。たださえ俺とルリーナの体格が違うのにルリーナのこと一切考えない自分勝手なセックス。

ああ、本当に気持ちいいな。

俺はそんなことを思いながら、ルリーナのことを無視してひたすら腰を打ち付ける。ルリーナが絶頂しても、お構いなしに続ける。そして俺が果てるタイミングでちんこを思いっきり子宮口に叩き付ける。

 

「イグぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

 

するとルリーナは身体を仰け反らせて絶頂を迎える。

 

「はぁ……はぁ……」

 

ルリーナが潰れたカエルのようにベッドに倒れ込む。俺はそんなルリーナのお尻をペチペチと叩く。

 

「クロさんぁ……もっと優しくしてください……」

 

俺はそう言いながら、ルリーナのお尻を叩く。その度にルリーナはビクビクっと反応して可愛い声を出す。

俺のものは再び硬くなる。

今夜の最後に、潰れたカエルのようにベッドに倒れ込むルリーナにかぶさって後ろから挿入する。

 

「んっ……クロさんぁ……」

 

ルリーナが甘い声で囁く。そして俺は再び自分勝手に腰を振り始める。

 

「んっ……はぁ……」

 

やばいな、この体勢だとかなり奥まで入る。

俺のものはルリーナの子宮口に何度もぶつかるようになる。その度にルリーナは甘い声を上げる。

 

「クロさんぁ……そこばっかり突かないでぇ……」

 

そんなルリーナの願いを無視して、全力でちんこを子宮口に叩き付け、膣内、子宮が変形してしまうと思ってしまうほど強く押し付ける。

 

「あっ……んっ……クロさんぁ……わたしの大切なところ……壊れちゃう……やめて……」

 

そんな声が聞こえてきて、俺はさらに興奮してしまう。そして、再び絶頂を迎えると同時に大量の精液をルリーナの子宮に流し込む。

 

「熱いぃ……クロさんのがいっぱい流れ込んでくるぅ」

 

そんなことを言いながら、ルリーナはビクビクっと痙攣する。

 

俺はルリーナの中からチンコを引き抜く。そしてルリーナの隣に寝転がると、優しく抱きしめる。

 

「クロさんぁ……ありがとうございます」

 

そんな声を漏らすと、ルリーナは甘えるように抱きついてくる。そしてしばらく抱き合っていると、次第に眠くなってきたので俺たちは眠りにつくのだった。

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