※この作品はR-18です。

小林さんちのチン負けドラゴン   作:デイジー亭

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顔合わせ回です。
TSチン負けドラゴンの、容姿も描写しておかねばなりませんしね。


第2章 カンナのメイド修行(仮題)
第10話 集うメスドラゴンども


 「やー、びっくりしちゃったよトール君。音信不通だと思ったらさ。

 すっごい断末魔が聞こえて。僕、慌て過ぎて人界に影響与えるとこだったよ」

 

 「マサカ人界ニ居ルトハナ。神々トノ闘争デ、クタバッタト思ッテイタ」

 

 「その節はどうも……ちょっと色々ありまして。お二人は人界にはいつ?」

 

 「実は、ちょっと前からちょくちょく来ていてね。うふふ」

 

 「貴様ノ死ニ顔デモ拝ンデヤロウト思ッテナ。先程来タ」

 

 「すごく居心地が悪い。私はとてもガクブルしています」

 

 庭に設置されたティーセット。

 

 そこの、上座に座り。紅茶を一啜り。

 

 和やかに談話を愉しむメスドラゴンども+α。

 

 それを、眺めていた珍太郎は。

 

 とりあえず、戦力分析をすることとした。

 

 

 

 「こっちではルコアでいいよ。ケツァルコアトルは言わずもがな。

 エヘカトルだって、聞いた話によると。彼にはちょっと長いんだろう?」

 

 「ええ。我が主人は、五文字だとちょっと覚えられない可能性があります」

 

 「四文字でも危ういですよ、マイロードは」

 

 すごく馬鹿にされている気がするが……まぁいい。

 

 まずは、トール。

 

 

 

 「じゃあ、ルコアで。ルコアは人界に拠点などは?」

 

 相変わらず、とてもかわいい。愛しい。壊したい。

 

 自分が進化した、翌朝。

 

 知り合いのメスドラゴンどもが、押しかけて来る可能性が高いということで。

 

 着替えて、もてなしの準備を始めた彼女。

 

 今は、よそ行きのための。

 

 露出度が低い、惰弱なメイド服などを身に纏っている。

 

 後で、お仕置きしてやらねば。主人として当然のことである。

 

 

 

 「んー。特にないかな。でも、このおうち。とっても住みやすそうだし。

 僕も、ここに住んでみたいかもね? どうだろう家主さん」

 

 「別に構わんぞ。やたらデカいからな、この家」

 

 「あはは。冗談だよ、トール君。

 そんなに睨まない……ニッコニコだね。

 なんだろう。君たちはつがいだと思っていたのだけれど。

 もしや、取られる心配がないほどに。深い関係なのかな。

 何やら、もう既に先客も居るようだし」

 

 微笑む、ルコアと名乗るメスドラゴン。

 

 その細めた目からは、感情を読み取れないが……

 

 ホットパンツに、ノースリーブのシャツ。キャップ。

 

 ここまではいい。

 

 

 

 ぶるん。

 

 肩を竦めた拍子に、大きく揺れた冗談みたいな乳。

 

 

 

 むっちぃぃぃ……

 

 先ほど、挨拶した後にティーセットに向かう際。

 

 ぷりぷりと揺れていた、雌肉がたっぷりついたケツと。

 

 それを支える、これまた太いふともも。

 

 

 

 「チンクレ、と言ったかな? 面白い名前だよね」

 

 動作のたびに、全身の肉がむっちむっち♡ と犯してくださいと言っているような。

 

 ちんぽに大変悪い姿をしている。

 

 自分が丹精込めて育てたトールよりも、ボリュームの面では圧勝している。

 

 自分が調教すれば、さらにそのメス肉は増量されることだろう。

 

 

 

 (まるで、ちんぽの遊園地だな……)

 

 息子が、遊びたいと言っている。

 

 トールが居なければ、初手セックスを要求していたところである。

 

 だが、彼女から言い含められているのだ。

 

 今は、我慢の時である。ルコアとやらの、隣に目を移す。

 

 

 

 「ええ。マイロードに名付けてもらいまして。とても満足しております。へへぇ……」

 

 (へつら)いの笑みを浮かべ、揉み手にて。

 

 指紋を削り倒す作業に従事している、チンクレ。

 

 ところどころ、跳ねた黒髪のボブカット。

 

 怜悧な美貌は、ちんぽを突っ込んだ瞬間に。

 

 瞬時にアへ顔になるのが人気の秘訣。

 

 条件反射で、ダブルピースまで流れるようにこなす。

 

 弊社の、大人気無様即イキ絶頂女優である。

 

 

 

 「人間に名付けてもらったのかい? そりゃまた珍しい」

 

 「もう、なんか人間じゃないっぽいですが。

 そうですね、人間だった頃に名付けて頂きました」

 

 上半身は、普通。

 

 手のひらサイズだが、なかなか嬲り甲斐のある乳をしている。

 

 だが、彼女の魅力といえば。やはりあそこだろう。

 

 

 

 「しかし斬新な服装だよね。おしりがはみ出ちゃってない?」

 

 「ああ、これは私服ではないのです。いつもはスカートですが、今は隠せてません」

 

 「そりゃあね。シルエットも面白いよね、君」

 

 手術着のまま来たため、自分のワイシャツを貸し出したが……

 

 裾を押し上げてしまい、パンツ丸出しのその姿。

 

 ケツ肉に気分転換のための、

 

 トール用セクシーランジェリーが食い込んでしまっている。

 

 彼女は、ケツだけやたらでかいのだ。

 

 自分が、思う存分ハメ倒したためであるが……

 

 自分の責任では、無い。

 

 寝バッグが、大層お気に入りな彼女の責任だ。

 

 

 

 『んほぉぉぉぉぉぉッ♡♡♡ おしり、叩いちゃらめぇッ! 

 また大きくなっちゃうッ♡♡♡』

 

 『うるせぇっ! 冗談みたいなケツしやがって! 

 お前のケツは、なんのために着いてるんだ!』

 

 ばちん、ばちんとケツに股間を叩きつけると。さらに面白い喘ぎ声が出る。

 

 

 

 『ほんぎゃああああッ♡♡♡ ふん゛ぬぁぁぁッ♡♡♡

 ま、マイロードに音色を楽しんでもらうためでしゅうっ♡♡♡』

 

 『いい心がけだぞ、チンクレ。ケツドラム系女優。

 今のAV業界は、新しい要素を取り入れねばな』

 

 『あんっ♡』

 

 パァン! 

 

 『まぁぁぁぁぁぁぁぁぁん♡♡♡♡♡』

 

 オフィスラヴ系のAVも。

 

 タイトスカートをケツ圧だけで破く、デカケツに掛かれば。

 

 急遽、淫らなバンド活動に早変わり。

 

 やたらと子供ウケしそうな悲鳴を上げた彼女。

 

 監督も、最近は急な演目変更にも。

 

 ノリノリで、ゴーサインを出してくれる。

 

 

 

 『いいよっ! 小林ちゃんッ! そのままアナルもイッてみようか!』

 

 『監督! これ、しっとりとした不倫物だって言ってたじゃないですか!』

 

 『小林ちゃんと、チンクレちゃんを起用しろって言った上が悪い! 俺は悪くねぇ! 

 あいつらに、しっとりとか! ローション相撲で物理的に湿らせる以外は無理だよ!』

 

 『あれも、クソほど売れましたねぇ』

 

 『チンクレちゃん、黙っていれば気の強そうな美人だしね。

 気の強い女はアナルが弱いとはいうけど。

 俺も、チンクレちゃんを見るまでは。

 ファンタジーだと思ってた。

 だが、彼女は幻想を真実に変えた。

 まさに、即イキ無様絶頂するために産まれたような女だよ』

 

 『んっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ♡♡♡♡♡』

 

 『『あ。また気絶した』』

 

 耐久性にやや欠けるのが難点であるが。

 

 大迫力のケツが、歪むさまは視聴者に大人気。

 

 痴漢プレイの際も、初手ケツシバきで瞬時に絶頂し。

 

 吊革を揺らし、がくがくと震える姿は。

 

 大変嗜虐心を満足させると、大評判であった。

 

 最近は、もっとアナル物を増やしてくれとの要望が、会社にひっきりなしに来るらしい。

 

 

 

 「雑龍ニナッタトハイエ、人間ガドラゴンニ名ヲ付ケルナド……」

 

 「ファフニールさんは、なんなんですかもう。

 ちょっとは人界に馴染む努力をしてくださいよ」

 

 なんかすごそうなドラゴン? が重厚な声を上げる。

 

 やたら、悪魔的な姿をしている。サバトとか得意そう。

 

 ファンタジー物の竿役には、向いているかもしれない。

 

 だが、トールもチンクレも自分専用。

 

 人間の女など、間違いなくハメ殺しそうな偉容。

 

 同業者になることは無いだろう。

 

 残念だったな、消臭剤っぽい名前のトカゲ。

 

 思っていると。

 

 

 

 「まったくもう。さっさと人化魔法使ってください。

 ほら、こんな感じです」

 

 しげしげと、トールが差し出した一葉の写真。

 

 それを眺めて、ぽんと煙に包まれたかと思うと。

 

 

 

 「ふむ。人間の女か……まぁ悪くない。

 だが、勘違いするなよ。人間と馴れ合うつもりは無い」

 

 「ここに人間はいませんよ?」

 

 酷薄に、目を細める黒髪の。

 

 チンクレとはまた違う、学者然としたクールビューティ。

 

 鼻に、ちょこんと載った小さな眼鏡。

 

 執事っぽい服に包まれた。全体的に、小作りな感じの肢体。

 

 だが、起伏自体はトールに及ばないまでも。しっかりある。

 

 子作りにも向いているに違いない。

 

 

 

 (種付けプレスが似合いそうだな……)

 

 是非とも、屈辱に涙を流しながら。

 

 自分の下で喘いでもらいたい。

 

 

 

 「ファフニールさん。ちょっと写真と違いますけど?」

 

 「トール。イデア本体でないとはいえど。

 例え皮であったとしても、本質は変えることができん。

 お前も解っていることだろう。からかおうとするな」

 

 「変えれますよ? 正確に言うと、変えられたですが」

 

 「……お前はおかしい。明らかに、体型が以前と変化している。

 本質まで変わったか、トール」

 

 「ええ。今の私の方が好きですよ?」

 

 にこりと笑うトールを、消臭剤が睨みつける。

 

 何か、おかしいことでもあったのだろうか。

 

 

 

 「珍太郎君……でいいんだったよね。君、トール君に何をしたの?」

 

 「愛した。今も愛してるが」

 

 「愛……ね。とても詩的だ。でも、そうだね。

 奇跡を起こせるのは、愛だけなのかもしれない」

 

 こちらを見つめる、ドチャシコボディ。

 

 糸目からは、相変わらず感情が読み取れない。

 

 

 

 「トール。いい加減本題に入らせてもらおう。

 貴様、何故角を隠している? そこの弱きドラゴンもだ」

 

 「おや。人界ですので、隠すのは当然では? 

 あなたも、隠しているではないですか」

 

 「はぐらかすな……!」

 

 消臭剤の視線に籠る、圧が増した。

 

 やれやれと、首を振るトールはどこ吹く風。

 

 あいつ、本当に動じないな。セックスの時以外。

 

 思っていると。

 

 

 

 「角を出せ、トール。貴様が生きているのに、あの断末魔。

 そうとしか考えられん」

 

 「やれやれ。特別ですよ?」

 

 そうして、トールの頭に現れる。

 

 不揃いに折れた両角。

 

 

 

 「……トール君。まさかとは思うけども。

 君の角を折ることの出来る者が、人界に居るのかい?」

 

 「馬鹿な。そんな存在、こちらの世界に居るはずが無い。

 居たとしても、神々と戦えるこいつの角を。折れる者など」

 

 「んふっ。さぁ、誰が折ったんでしょうね?」

 

 にこにこと、誇らしげに折れた角を晒し。

 

 立ち上がり、自分の背後に回るトール。

 

 愛おしそうに自分を抱きしめ、頬をべろりと舐めてくる。

 

 後でお仕置きだな。

 

 

 

 「……そこの紛い物だろう。喰われたな、トール。

 ドラゴンの象徴を」

 

 「ええ。食べて頂きました。とてもとても。気持ちいいんですよ?」

 

 「愚かな……! 人間になれるとでも思ったか!?」

 

 消臭剤が、激昂するも。

 

 背後のトールの気配は、変わらない。

 

 

 

 「なれるわけないじゃないですか。馬鹿なんですかあなた」

 

 「馬鹿は貴様だ、トール! 何故抵抗しなかった! 

 ……いや、そこの紛い物に。貴様の角を折る力などないはず。

 貴様、まさか。まさかとは思うが」

 

 「おや、やっと気づきましたか。あなたの考えている通りですよ」

 

 「馬鹿な……! 貴様、()()()()()()のか!?」

 

 愕然と、こちらを見る消臭剤。

 

 何か、おかしいことでもあったのだろうか。

 

 

 

 「何故だ。何故そんなことを。

 俺は、貴様をそれなりに評価していた。

 俺と戦えるほどの実力を持つ貴様が。

 何故、人間……いや、紛い物などにそのような」

 

 「決まっているじゃないですか」

 

 耳元で囁く、トールの声。

 

 愛しさがこみあげてくる。

 

 

 

 「この人と、添い遂げるためですよ。

 とんでもなく馬鹿で、人間としての生まで。

 私のために捨てた、愛しい偽ドラゴン。

 彼のために、私は全てを捨てました」

 

 「お前は、自由が欲しかったのではないのか……!?」

 

 「ええ、手に入れましたよ。隷従するという自由を」

 

 「……」

 

 黙り込む、消臭剤。どうやらよくわからないが。

 

 論破されたらしい。レスバについても心得があるとは。

 

 この珍太郎、主人でありながら気づけなかった。

 

 後で、お仕置きせねば。

 

 

 

 「トール君。僕からも聞きたいんだけどね」

 

 「はい、なんでしょう」

 

 「君は、居場所を見つけたのかい?」

 

 「ええ。彼の側が、私の終わる場所です」

 

 「そこまで覚悟を決めたというのか……」

 

 今度はドチャシコボディの質問。

 

 穏やかに、こちらを見ているが。

 

 かすかに開いた瞳から見える感情は。

 

 複雑な色を宿している。

 

 

 

 「珍太郎君。君は、トール君のことをどう思っている?」

 

 「決まっている。オレのメイドだ」

 

 「メイド。聞いたことはあるけどね。

 メイドとは、主人に自分の尊厳まで捧げるものかい?」

 

 「トールは捧げた。ならばそれが真実だろう」

 

 「……君は、ドラゴンについて。無知なように見えるよ」

 

 「ああ、よく知らん。知る必要もない」

 

 「トール君は、ドラゴンだよ?」

 

 ドチャシコボディが、聞いてくるが。

 

 鼻で笑って、真理を告げてやる。

 

 

 

 「知るか。トールはトールだ。ドラゴンであることに、何の意味がある?」

 

 「……君は、賢いのか愚かなのか。いまいちわからないね」

 

 テーブルから立ち上がり、こちらへと歩み寄るドチャシコボディ。

 

 だっぷんと乳を揺らし、こちらを見下ろしてくる。

 

 

 

 「僕は、君たちを見守ることに決めたよ。傍観勢だからね。

 ただ、もしも君たちの終わりが。悲劇となると見たならば……

 僕は、自分の信条を曲げんあッ!?」

 

 我慢しきれんかった。

 

 むにゅむにゅと、自分の鼻先に顔を近づけたため。

 

 押し付けられた、暴力的な乳。

 

 思わず鷲掴みにして、その重さに息を呑む。

 

 というかコイツ、やっぱりノーブラかよ。

 

 やはり痴女であった。

 

 もにゅもにゅと、トールとは違い。沈み込むような感触。

 

 さすがにこの大きさを、揉みしだいたことはない。

 

 新たな感覚を楽しみつつ、所感を述べる。

 

 

 

 「トール。メスドラゴンってのは、どいつもこいつもちんちんに悪い造形してやがるな」

 

 「ええ。本質がドスケベなのかもしれません。やる気が出てきましたか?」

 

 「相当な。おおすっげぇ。手のひらが沈み込みやがる……」

 

 「い、いい加減にィ……」

 

 目を見開き、動揺から立ち直ったのか。

 

 乳揉みから逃れようと、後ろに身を引こうとした瞬間。

 

 奥義・乳首当てゲームを敢行する。

 

 AV男優としての眼力と頭脳が、とんでもない大きさのデカパイであっても。

 

 瞬時にその苺の位置を算出。

 

 親指でもって、その位置に情熱的にクリックをキメようとして。

 

 ずぶりと、親指が包み込まれる感触。おや、これはまさか。

 

 

 

 「お゛ッ!?」

 

 「なるほどな。乳首が浮いてないと思ったら、そういうことかよ」

 

 「あらあら。大丈夫ですか? ルコア。きったねぇ声が聞こえましたが」

 

 がっしりと、自分の肩越しに。

 

 ドチャシコボディの肩を掴み、逃亡を阻止。

 

 言わずとも、乳揉み補助をする出来たメイド。

 

 あとでお仕置きしてやらねば。

 

 そう思いつつ、暫しデカパイいぢめに興じる。

 

 

 

 「ゆ、ゆびらめッ……! お゛ッ♡ お゛ッ♡」

 

 むにゅんむにゅんっ♡ と手のひらを大喜びで受け入れる、バカみてぇな乳。

 

 親指でぐりぐりとするたびに。舌を突き出し、快楽を享受するドチャシコボディ。

 

 しかし、ここまでだ。引っ掴んだ乳を放してやり、ぬめる親指を引き抜く。

 

 

 

 「ぬひぃッ♡」

 

 ちゅぽんっ♡ と両の親指が離れる音。

 

 がくがくと、膝を笑わせるドチャシコボディ。

 

 なんとか後ろに身を引いて、苦情を申し立てて来る。

 

 

 

 「き、きみはトール君のつがいじゃないのかいッ!? 

 恋ドラの前で、他ドラの乳揉みをするなんて! 倫理観とかないの!?」

 

 「ルコアが言っちゃダメですよ。妹ハメ倒した癖に」

 

 「ぐっはッ」

 

 壮絶なダメージを受けたように。

 

 よろよろと、椅子に座り込むドチャシコボディ。

 

 と、いうか妹をハメ倒した? まさか。

 

 

 

 「おいトール。あいつふたなりかよ。さすがに専門外なんだが」

 

 「大丈夫です。今は女性体ですから。生えてませんよきっと」

 

 「断言しろよ……!」

 

 主人を安心させてくれないメイド。

 

 お仕置きせねば。思いつつも、なんか言いたそうな消臭剤に目を向ける。

 

 

 

 「おい、紛い物。人間とは多淫だと聞くが……貴様、やや頭がおかしいな?」

 

 「何を言いやがるこのメスドラゴン。ハメるぞ」

 

 「トール。貴様本当に、コイツでいいのか?」

 

 「ええ。頭が悪いところが、最高にかわいいんじゃないですか」

 

 「あとでお仕置きな」

 

 「楽しみにしてます♡」

 

 むぎゅむぎゅと、乳を押し付けてくる感触に。

 

 お仕置きの強度を増すことを決定しつつ。

 

 第三者の意見を求めてみる。

 

 

 

 「おいチンクレ。初手乳揉みはセーフだよな?」

 

 「初手種付けプレスをされた私からすると、全然セーフですね」

 

 「ほらな?」

 

 「ドラゴンですら、ここでは常識が狂うのか……!」

 

 民主主義の原理により、初手乳揉みはセーフと相成った。

 

 もちろんトールはこちら側。ドチャシコボディが反対票を入れたとしても。

 

 3対2で、こちらが優勢である。

 

 

 

 「と、トール君……きみ、もしかして。

 ハメ倒されて、頭がおかしくなっただけでは?」

 

 「何を言いますか。純愛ですよ、じゅ・ん・あ・い。

 まぁ、ラヴストーリーは生ハメセックスで始まりましたが」

 

 「現代日本こわ……! アステカではそんなことなかったよ!?」

 

 「恐らく、文化の違いですよ」

 

 「絶対に違う……!」

 

 息を整えた、ドチャシコボディ。

 

 なにやら、文化の違いに悩んでいるようだ。

 

 

 

 「さて、ルコア。ファフニールさん。

 私から、一つ提案があります」

 

 「何だい? トール君。彼とセックスしろとかいうなら。

 お断りさせてもらうよ? これでも身持ちは堅いほうだからね」

 

 「このド淫乱はともかく。そもそも俺はオスだ」

 

 「ファフニール君。もしかして喧嘩を売っているのかな?」

 

 「いや、真実だろう。妹をレイプして神の座を追われただろう貴様」

 

 「だからッ! それを言わないでくれるかなぁ!?」

 

 喧々諤々(けんけんがくがく)と、議論に興じるメスドラゴンども。

 

 まぁ、オス発言や妹生ハメ発言は気になるが……今はメス。大したことではない。

 

 のんびりと、トールの乳押し付け奉仕を愉しみながら、わくわくと見守る。

 

 

 

 「人界で暮らしてみませんか。私が角を捨てた理由。気になりますよね?」

 

 「まぁ気になるけど……トール君が、予想以上にド淫乱だっただけって気もする」

 

 「こいつに言われてるんだぞトール。猛省するがいい」

 

 「ファフニール君。これ以上弄るなら、僕にも考えがあるよ?」

 

 「ふむ。貴様と戦うのも悪くない……」

 

 いつの間にやら、ガチバトルの気配。

 

 だが、焦ることはない。

 

 

 

 「お二人とも。ここで暴れたら怒りますよ?」

 

 「「ッ!?」」

 

 トールから、圧倒的な暴力の気配。

 

 息を呑む、メスドラゴンども。

 

 テーブルの下に、避難を決め込むチンクレ。

 

 

 

 「……馬鹿な。角を失ってこの圧力? むしろ強くなっているではないか」

 

 「トール君。愛の力とでも言うつもりかい? 何か禁断の力にでも。

 手を出したんじゃないかって、僕は心配になってしまったよ」

 

 「仰る通り、愛の力です。さぁ、どうします? 

 ファフニールさん。退屈なんでしょう? 

 人界には、娯楽がたくさんありますよ。

 あなたの大好きな秘宝にも、心当たりがあります」

 

 「ふむ。秘宝と来たか。まぁ、その紛い物。

 絆されたお前ならともかく。俺をどうこうする力はない。

 いいだろう。お前の近くで、見定めてやろうではないか」

 

 「ファフニール君!?」

 

 まず一匹、ノッてきた。

 

 さすがの話術である。馬鹿だが、頭は回るのだ。

 

 後でお仕置きしてやらねばなるまい。

 

 

 

 「ルコア。どうせ、ドラゴンの世界に居ても。

 どの勢力にも肩入れしないあなたは、肩身が狭いでしょう? 

 いつまでも逃げ続けるのは、疲れませんか? 

 あなたの探しているもの。ここなら見つかるかもしれないですよ?」

 

 「……トール君。僕の何を知ったつもりになっているんだい?」

 

 「知りません。でも、()()()()()()んでしょう? 

 手に入れた、私が。目を見ればわかりますよ」

 

 「……少し、考えさせてくれないか?」

 

 「いいですよ。どの道、おもてなしの準備が整っていません。

 お二人とも、今日のところはお帰りください。

 後程準備が出来たら、連絡します」

 

 「おい、トール?」

 

 「小林さんは、頭が悪いから黙っててください」

 

 「お前、マジで後で殺すからな」

 

 「楽しみにしてます♡」

 

 そして、二人を見送り。

 

 彼女に聞くこととした。

 

 

 

 「トール。何で帰した? いつでも客の一人や二人。

 来ても、問題ないぐらい掃除してるだろ」

 

 「小林さん。ドラゴンを舐めすぎですよ。いいですか? 

 今のあなたでは、あの二人をハメ殺すのは困難です。

 チンクレならともかく」

 

 「トール様ひどい」

 

 「事実です。即堕ちしおってからに、この雑魚ドラゴン」

 

 「トール様のせいなのに……」

 

 「は? 何か文句でも?」

 

 「ございません。チンクレは、ご夫妻の忠実な犬めにございます」

 

 ちんちんのポーズで、媚びを売るチンクレ。

 

 彼女の頭を撫でてやりながら、問いを続ける。

 

 

 

 「お前とチンクレで、練習してどうにかなるもんか?」

 

 「いえ。ところで小林さん、ちゃんと仕込めましたか?」

 

 「ああ。ドチャシコボディには、ちゃんとあのバカでかいもんの中にも仕込んでやった」

 

 ぴゅっと、指先から滴り落ちる液体。

 

 トールの左角を食って得たのは、偽ドラゴンのベース。瞳孔の変化と、ちんぽの進化。

 

 右角を食って得たのは、真正のドラゴンとまではいかないが。

 

 人間を超えた、膂力と強靭さ。

 

 そして。

 

 

 

 「チンクレの角を食ったら、媚薬が出せるようになるなんてな。

 よくやったぞチンクレ。お前にも後でまた、注入してやるからな」

 

 「わんっ♡ わんわんっ♡ マイロードッ♡ それ死ぬヤツッ♡ 許してッ♡」

 

 「さすがは陰険で有名な、調和勢の元犬。角の性質まで陰険だとは。

 よくやりましたよ、チンクレ」

 

 「褒められた気がしません……」

 

 そう。角は今まで6本喰った。

 

 トールの角は、一本ずつでどんどん進化が進んだが。

 

 チンクレの角は、折ってそこらへんに転がしておいた角と。

 

 先ほどトールが折った、新鮮な角。

 

 4本食べて、ようやく力が発現した。

 

 

 

 「無警戒に、飲んでくれましたね。酒でもないのに、ルコアが見落とすとは」

 

 「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんて、初見じゃわからないと思いますよ」

 

 「人間から進化した、偽ドラゴンならではの能力ですよね」

 

 そう。ドラゴンといえばブレス。

 

 自分のブレスは、他のドラゴンとは一味違う。

 

 口だけでなく、指先やちんちんからも吐けるのに加え。

 

 ドラゴンどころか、他の生物には一切効果を発揮しないが……

 

 人間に変化したドラゴンにのみ。覿面(てきめん)に効果を発揮する。

 

 その威力は、トールとチンクレで実証済みである。

 

 

 

 『押さないでくださいねッ!? 絶対に押さないでくださいねッ!?』

 

 『往生際が悪いですよチンクレ。さっさと堕ちなさい』

 

 『ひぃぃぃぃんっ♡ 一滴であんだけイき狂ったのに! 

 五右衛門風呂になんて入ったら! 絶対死ぬやつですよぅ!』

 

 『ええい。問答無用! 死になさい!』

 

 『お前もな』

 

 『ほへ?』

 

 『『アンギャァァァァァァァァァァァァァッ♡♡♡♡♡』』

 

 飛べない鳥倶楽部方式による、実証実験。

 

 チンクレで試すと、ノリノリで彼女を突き落とそうとしたトール。

 

 思わず、2人まとめて突き落としてやった。

 

 

 

 『ほへぇぇぇぇッ♡ はひぃぃぃぃぃぃんッ♡♡♡』

 

 『出してッ♡ ごしゅじんさまぁッ♡♡♡』

 

 『百数えるまで、しっかり肩まで浸かれよー』

 

 『ひィんッ♡ 小林さん、百まで数えれるんですかッ♡』

 

 『は?』

 

 思いっクソ煽られたため、腹を立てた自分。

 

 蓋をして、上に座り。エロ漫画を読みつつ、しばらく放置してやった。

 

 まぁ。

 

 

 

 『『ほんぎぃぃぃぃぃぃぃぃッ♡♡♡ はへぇぇぇぇぇぇぇぇッ♡♡♡』』

 

 『よし、まずはチンクレからイくか。よっこらセックス』

 

 『ぽぴっ☆』

 

 『おいおいマジか。じゃあトール』

 

 『ぷぴっ☆』

 

 濃度最大で、数時間漬け込んだのはさすがにまずかったらしい。

 

 2人とも、ハメた瞬間に。面白い音を立てて旅立った。

 

 土壇場で、中和剤を出せるようになっていなければ。

 

 既に、お亡くなりになっていたことだろう。

 

 

 

 「チンクレ媚毒、遅効性バージョン。

 解毒も無理でしょうね。ドラゴンに戻っている間に発動して。

 人間体に変化したら、もう染み込み尽くしてます。

 イデアの、被せた皮を犯されるなんて。想像もしてないでしょうねぇ」

 

 「なるほど。なんで遅効性にしろって言ったのかと思ったら。

 じっくり、染み込ませるためか」

 

 「ええ。そしてもう一つ理由があります。

 ……チンクレ。おもてなしの準備を」

 

 「えっ? まだ誰か来るんです? 

 あと私、この家の物の配置とかわからないんですけど」

 

 「追々仕込んであげますよ。あなたも今日から、ここに住むんですし」

 

 「えっ!? チンクレちゃん大勝利ッ!」

 

 悦びに、ガッツポーズをキメるチンクレ。

 

 かわいいペットである。

 

 

 

 「小林さんが、進化しましたからね。

 撮影現場だけじゃ、ちょっと足りなそうです。

 生ハメおもちゃとして、誠心誠意努めなさい」

 

 「頑張りますッ!」

 

 「自分の立場に自覚があるなー、こいつ。トールも見習え」

 

 「自覚の塊ですよ。ご主人様を導くのもメイドの務め。

 ほら、小林さん。チュートリアルの最後が来ましたよ?」

 

 「まだ、終わってなかったのかよ。なげーよ、チュートリアル」

 

 こやつ、自分自身もチュートリアル扱いすることに。

 

 まったく、躊躇いがない。

 

 確かに、自分の立場を弁えているかもしれないな、このクソチョロメイド。

 

 思いつつ、門をがしゃがしゃと鳴らす闖入者を見て。

 

 珍太郎は、呻いた。

 

 

 

 「トール様ッ! 見つけたッ!」

 

 「幼女だとッ……!? 児ポ禁法に引っかかるじゃねぇか……!」

 

 小林 珍太郎。

 

 倫理や、道徳は完全に死んでいるが。

 

 AV男優としての、職業倫理だけは遵守する男である。

 

 

 

 

 つづかない

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