ありきたりなTSっ娘のえっちな話 作:2e
雌雄反転病。
読んで字の如し、ある日唐突に男女の性別が反転する病である。
日本だけでも概ね一万人に一人の割合で発症している病であり――まあ、珍しいことは珍しいが、世紀の奇病というほどでは無く、生きていれば気づいていないだけで、一度は罹患者に会っているだろうという程度の珍しさである。
この病が発見された当初は、罹患者に対する差別や迫害と言った不当な扱いも散見されたが、研究者達の尽力により、発症しても命に別状はなく、感染の恐れも無い事が判明したこと。そして、性に対する多様性を尊重する社会文化が根付いた結果、今では雌雄反転病患者への不当な扱いは根絶されたと言っても過言ではない社会が出来上がっていた。
"あなた"が生きているのは、そんな少し変わった歴史を歩んだ日本である。
***
休日の昼下がり。
あなたは自宅から歩いて数分もかからない隣家の前に辿り着くと、その家のインターホンを鳴らした。
すると、数秒と待たずに玄関の扉が開かれ、あなたの前に見目麗しい少女が弾けるような笑顔を浮かべて現れた。
「おっ、来たな。まあ上がれよ」
薄手のシャツにショートパンツ、ショートカットの髪を靡かせた活発そうな少女は、あなたの親友である。
『男女間に友情は成立するのか』なんて人類が有史以来、
"彼女"は1年前までは"彼"だったからである。
つまりはあなたの親友は、冒頭にて前述した雌雄反転病の罹患者なのだ。
「最近、温かくなってきたよなー。陽射し強いから、家の中だと汗かくぐらいだよ」
他愛のない雑談を交わしながら、階段を登る親友に視線をやると、ショートパンツから伸びる肉付きの良い健康的な脚線美があなたの目に映り込む。
思わず視線を逸らしたあなたは、先を行く親友におざなりな返事を返しながら、目に焼き付いてしまった、しっとりと触り心地が良さそうな太ももの影を脳内から追い出そうと頭を振った。
幼い頃からの付き合いである親友に対する友情に偽りはない。
たとえ"彼"の性別が"彼女"に変わったとしてもだ。
……しかし、それはそれとして、若く健康な一般的青少年がそうであるように、あなたは非情に性欲を持て余していた。
そんなあなたにとって、男性だった頃と同じような、気楽な距離感で接してくる
気負わないスキンシップから感じてしまう肢体の柔らかさ。無防備に覗かせる下着や胸の谷間。罪悪感を感じつつも、親友を自慰行為の
「飲み物持ってくるからちょっと待っててな。コーラとお茶どっちがいい?……オッケー。適当に座っててくれ」
親友の部屋に通されたあなたは、飲み物を取りに階下へ向かった彼女を見送ると、適当なクッションを尻の下に敷いて一息つくことにした。
スポーツ選手や有名バンドのポスター。漫画本が詰め込まれた本棚に、テレビに繋がれたゲーム機。
極々一般的な
性別が変わっても内面までは早々変わらない。モノトーンで実用的なレイアウトの、女性らしさが感じられない室内ではあったが、微かに香るミルクのような甘い匂い――女性特有の体臭の残り香に、あなたは劣情を催しかけたが、持ち込んだカバンの中身――学校の教科書を開くことで、必死に頭を冷やそうと試みた。
「お待たせー。……おっ、やる気満々だな。心強い限りだぜ~」
硝子製のコップと2リットルのペットボトルを持った親友が、部屋へと戻ってきた。
そう、あなたと彼女の今日の目的は、学校から提示された課題の消化である。
学業において比較的優秀であったあなたは、学業において比較的劣等であった親友に泣きつかれた結果、共同で課題を行う事となったのだ。
「それじゃ、早速始めるとするか。よろしくお願いします」
彼女が冗談めかして、深々とあなたに頭を下げる。あなたはそんな親友の様子に苦笑を浮かべながらも、同様に頭を下げた。
……重力に従って下方向へと垂れたシャツの首元から、淡い水色の下着があなたの視線に焼き付く。また一つ、あなたの自慰行為のネタと、罪悪感のタネが増えてしまったようである。
***
「う~~む……駄目だ!全然分からねー!」
課題を始めてから数時間後。
ガリガリと頭を掻きむしって爆発する彼女の姿に、あなたは苦笑を浮かべる。
無論、あなたの解答の丸写しは良しとしないが、ヒントを与える程度ならば良いだろう。あなたは彼女が詰まっていた設問を、ノートの余白に図解しながら解説を始める。
「あっ、待った。今の所もう一回教えて」
テーブルを挟んで対面に座っていた彼女が、あなたの隣に移動する。
……確かに、相対するよりも同じ向きに座ってくれていた方が、こちらとしては説明しやすいのだが……
「えーっと……つまり、これがあーで……」
肩が触れ合うような距離に座り込んだ親友から、フワリと良い匂いがあなたの鼻腔に届く。
真剣にノートを覗き込む端正な横顔。長い睫毛。白い肌。
ゴクリと音を立てて、あなたが飲み込んだのは生唾か。欲望か。
「……ん、どした?」
不意に親友の顔があなたの方に振り向く。
彼女の横顔を凝視してしまっていたあなたは、慌てて平静を装いつつも、適当な言葉で訝し気な彼女を誤魔化した。
「……あ~あ、何か疲れちまったなー。ちょっと休憩するかー」
唐突に彼女が立ち上がる。言われてみれば、課題を始めてから既に結構な時間が経過していた事にあなたは気付いた。
「脳味噌使い過ぎてクッソ眠いわー。すまんだけど、30分だけ仮眠させてくれ。ゲームとか漫画とか好きに見ていいからさ」
彼女はそう言うと、あなたの返事を待たずにベッドに倒れ込む。程なくして寝息を立て始めた親友に、あなたは手持ち無沙汰にスマートフォンを弄り始めるのだった。
***
親友がシーツも掛けずに寝入ってから30分後。
あなたは彼女を起こそうと、ベッドへと視線を向けた。
「……すぅ……すぅ」
呼吸に合わせて上下する胸。薄手のシャツから僅かに透けて見える淡い水色の下着。
『魔が差す』というのは、きっとこういうものなのだろう。
頭の片隅でそんな冷静な感想を抱きながら、あなたはベッドで眠る彼女へと近づいた。
十数年に渡る親友との友情。
どれだけの大金を積んでも得る事が出来ない、そんなかけがえのない代物と一時の性欲を天秤に掛けてしまった愚かなあなたは、彼女のショートパンツから伸びた白い足に手を伸ばした。
太ももや足の付け根ではなく、
あなたは小声で彼女に起床を促しつつ、その触り心地の良い滑らかな皮膚に指を這わせる。
「…………」
しかし、彼女は目を覚まさない。
ここで親友が目を覚ましてくれていれば、まだ止まれたかもしれない。だが、夢にまで見た彼女の柔肌の感触に、あなたの劣情は完全に歯止めを失っていた。
指は
荒くなる呼吸と、激しく脈打つ鼓動を抑えながら、あなたの指先はショートパンツの隙間から、彼女の秘所へと滑り込む。
ザリザリとした心地よい陰毛の感触と、僅かに湿った肉の裂け目。あなたは夢中になって彼女の股に顔を近づけて、指を蠢かせた。
「…………んっ」
不意に、彼女の口から明らかに寝息ではない声が漏れる。
それがあなたの耳に届いた次の瞬間、勢いよく閉じられた彼女の太ももが、あなたの顔をガッチリと挟み込んだ。
「…………よう、愉しかったか?寝ている人の身体を好き勝手に弄って?」
親友からの声が頭蓋に木霊する。
どう足掻いても言い訳出来ない状況に、劣情の熱に浮かされていたあなたの頭が、一瞬で氷点下まで冷え込む。
一体、自分は何をやっていたのだ。
一時の性欲に負けて、親友の信頼を裏切るような愚かな真似を、何故してしまったのだ。
あまりにも遅すぎる後悔が、あなたの全身を支配する。取り返しがつかない恐ろしさに、あなたは親友の顔を見る事すら出来なかった。
「…………」
彼女の手があなたの両頬を掴むと、強引に視線を合わせるように持ち上げた。
「……ったく、こっちはずっと我慢してたっていうのに……お前から手ぇ出したんだから、責任とれよな?」
親友の言葉の意味が分からず、困惑しているあなたを尻目に、彼女はあなたの唇に自分の唇を重ねてきた。
「んっ、む、ちゅ……」
それは親愛を示す触れ合うような細やかな口づけではなく、じっとりと湿った熱を流し込むような濃厚な接吻だった。
口内に感じる彼女の唾液の味に、あなたの凍てついていた劣情は再び燃え盛ると、彼女に負けじとあなたは自分の舌を、彼女のそれに絡みつけた。
「んぶっ!?……んんっ♥️ちゅっ♥️んむっ♥️むぐ…………ぷぁっ!ま、待て待て!ちょ、ちょっと息させろ馬鹿っ!」
お互いの口に唾液の橋を作りながら、彼女は酸素を求めて深呼吸を繰り返した。
あなたも同様に呼吸すら忘れて、彼女の舌を貪っていたことに気づき、遅ればせながら荒い呼吸を繰り返す。
「はぁー、はぁー……ふぅ。さて……俺のアソコを夢中で弄ったり、酸欠になるぐらい必死にキスしたよな?つまり、お前は俺を"女"として見てるって事だよな?」
頬を紅潮させながら、とろんと潤んだ瞳で彼女はあなたに問いかける。
「……なら、お前は俺を"女"として扱わないといけない。分かったか?こんな事しといて逃げるなんて許さないからな?」
彼女はあなたの返事を待たずに、薄手のシャツを脱ぎ捨てる。
染み一つ無い新雪のような彼女の肌に、あなたはゴクリと喉を鳴らした。
「……ふふ、いつからだったかな?女の身体になって、こんな細くて弱っちい身体じゃあ、もしもお前に襲われたら抵抗出来ないなって……そんな妄想してたら、すげえ興奮しちゃってさ。お前にレイプされる妄想で何回もオナニーしてたんだぜ?」
ショートパンツを脱ぎ捨て、下着姿になった彼女があなたに身体を預けるようにしな垂れかかる。
「さり気なくお前を誘惑したことも結構有るんだぜ?今日だって狸寝入りしてたら、お前が手を出してこないかなって……そしたら見事に引っかかってくれてさ。引いたか?元男なのにキモいって思うか?……でも、お前だって俺で興奮してんだから、拒否る権利なんか無いんだからな?」
彼女の柔らかな手が、あなたの下腹部を這いまわる。あなたの手よりも一回りは小さな白い手は、あなたが彼女に劣情を抱いている証を逃がさないとばかりに、ズボン越しにあなたの硬く屹立したペニスを握りしめた。
「うわ、硬っ……♥️
……えっ?お前も実は俺でシコってた?何なら昨日のオカズは俺のパンチラだった?うわ~~……キモッ♥️親友同士でオカズにし合ってたとか、俺もお前もキモ過ぎるな♥️」
彼女はあなたのズボンとトランクスを下ろすと、うっとりとした表情であなたの勃起したペニスに顔を寄せた。
「……それならさ、お前の前で女子みたいな顔してもいいよな?女子のフリをしてもいいよな?」
彼女は呼吸を荒げながら、あなたのペニスに舌を這わせ……そして咥えこんだ。
「んんっ♥️ん、むぶっ♥️ちゅ、んぐっ♥️」
ずっと一緒だった親友が、女性になってからも男友達のようなサッパリとした関係だった彼女が、自分のペニスを嬉しそうに頬張っている。
その光景にどうしようもなく興奮が、背徳感によって増幅された劣情が抑えきれなくなったあなたは、彼女の頭を掴むと、まるでモノを扱うように乱暴に上下させた。
「んごぉっ!?んっ!えぼっ!ん、んぐっ♥️んっ♥️ぶっ♥️んんっ♥️」
喉奥に突き立てるようにペニスを押し付けられ、涙目で
「ぶ、おぶっ♥️んぐ、んんっ♥️む、んん…………ぶぁっ!げほっ♥️おっ♥️ぐえっ♥️は……はぁー……はぁー……♥️」
あなたは彼女の頭を両手から解放してやると、彼女は慌ててあなたのペニスから口を離す。
四つん這いになり息を荒げながら、口の端から精液混じりの唾液をベッドに垂らしているが、その顔は淫蕩に蕩けていた。
その淫らな光景を前に、あなたの欲望は止まらない。呼吸もままならない様子の彼女を仰向けに押し倒すと、あなたは萎える様子のないペニスを、彼女の秘所へと押し当てた。
「はぁ、はぁ……い、いいぞ?……実は、
とんだ悪女だ。何から何まで彼女の手のひらの上だったのだ。
あなたはそんな感想を抱きつつ、既に溶けた蝋燭のようにドロドロに蕩けている彼女の秘所に、欲望のままにペニスを挿入した。
「ぃ、ぎ……!あっ、ぐ……!」
背中に回された彼女の手が、あなたの皮膚にギリギリと突き刺さる。あなたは視線を下に向けると、そこには親友が"初めて"であったことを示す鮮血が映っていた。
背中を抉られる鋭い痛みに、流石に冷静になったあなたは彼女に気遣う言葉を投げかける。彼女が辛ければ、止めることも考えていたあなただったが、彼女はあなたの唇に吸い付くと妖艶な笑みを浮かべた。
「は、あ……♥️い、いいから、続けて♥️今、すごく、気持ちいいから♥️痛いのも、抱きしめられるのも、お前の熱いのに抉られる感触も♥️頭が、どうにかなりそうなぐらい、すごくて♥️もっと、壊すみたいに、激しく、して……♥️」
『ブチッ』と、あなたの頭の中で何かが千切れる音が聞こえた気がした。千切れたのは理性か、善性か。あなたはいよいよ自分の快楽だけを優先するように激しく腰を動かしだした。
「あっ!ああっ!んんっ♥️す、すごっ♥️も、もっと♥️もっと乱暴に、して♥️」
パン!パン!パン!パン!パン!
肉と肉がぶつかり合う音が、まるで何かが破裂するように激しく鳴り響く。あなたのペニスに貫かれながら、彼女は何かに耐えるように頭を掻きむしる。
「んおっ♥️ん、うあっ♥️や、やばっ♥️も、もどれなく、なるっ♥️こんなの、されたらっ♥️お前と、友達にっ、もどれなくなっちゃうっ♥️♥️♥️」
あなたは腰を動かしながら、欲望のままに彼女の唇に吸い付く。
彼女の柔らかな唇の感触を愉しみながら、己の唾液を彼女の咥内へと流し込む。身体の内も外も全てあなたのモノだとマーキングするかのように。
「んぐっ!んぶ、む、ちゅっ♥️ぷぁっ♥️は、ああっ!あ、だめっ♥️だめっ♥️おかしく、なるっ♥️すごいの、くるっ♥️ぜったいに、おかしくなっちゃうっ♥️♥️♥️」
予兆を感じさせる激しい快楽への期待か恐怖か。彼女の身体がガクガクと震えだす。
あなたは、彼女を"壊す"つもりで更に腰のスピードを加速させる。どくどくと射精の予兆にペニスが大きく脈動を始めた。
「あっ♥️ああっ♥️で、でる?なかで、びくびく、してるっ♥️だしてっ♥️いちばん、ふかいところでっ♥️♥️♥️」
あなたは射精感が限界を迎える次の瞬間、彼女の声を、唾液を、酸素を、全てを奪い取るかのように唇を貪り、一滴残らず精子を注ぎ込むように腰を深く深く叩きつけて射精をした。
「~~~~~~っっ♥️♥️♥️」
胎内に白濁した液体を注がれる度に絶頂を迎えるかのように、彼女はあなたの腕の中で激しく全身を痙攣させた。
どれほどの時間をそうしていただろうか。数分間のようにも数時間のようにも感じる余韻の中で、あなたはゆっくりと親友の膣からペニスを引き抜く。
「ぁ……はぁ……はぁ……んっ……♥️」
ごぽっ。
濁った音を立てて、彼女の膣口からあなたの精液が溢れ出す。
虚ろな目で幸せそうな表情を浮かべている彼女の頬を一撫ですると、あなたは彼女が正気を取り戻すまで、ベッドの隣で彼女を抱きしめるのだった。
***
「…………いや、凄かったわ。色々と」
お互いを貪るようなセックスから数十分後。
あなたは正気を取り戻した親友と、一緒に入浴をしていた。
「えーっと、まあ、なんというか……すまん。完全に俺の逆レイプだったよな、アレ。悪かったとは思ってるけど、性欲を抑えられなかったというか……」
二人で入るには少し狭い浴槽で、重なるように入浴している親友が、あなたに対してムニャムニャとぼんやりした謝罪を続ける。
あなたはそんな彼女に、次の週末は一緒にどこかへ出かけないかとデートを持ち掛けた。
「えっ、は?デート?俺とお前で?……えぇ~~、いや、別に嫌じゃないけどぉ……いいのか?俺とお前はずっと前から親友なのに……そんな、恋人みたいなことして……」
あなたは彼女の手のひらの上だったとは言え、寝込みを襲うという不誠実なことをしてしまった事を詫びると、彼女さえ良ければ、自分と恋人になってほしいことを告げた。性欲だけの関係ではなく、愛情を交える関係になりたいと。
「うっ……そ、それじゃあ、とりあえずお試しで。ちゃんとお前の前で"恋人"やれるか分からんし……」
ぶくぶくと湯舟に顔を漬けながら、"保留"を選択した親友に、あなたは苦笑を浮かべる。
どうやって彼女を口説き落とすか、あなたは浴室の天井を眺めながら思索に耽るのだった。