※この作品はR-18です。

ありきたりなTSっ娘のえっちな話   作:2e

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前回とは完全に別の話です。


case02.ありきたりな裏垢TSっ娘

 雌雄反転病。

 

『ある日、唐突に男女の性別が反転してしまう』

 そんな不可思議な病が存在する、少し変わった歴史を歩んだ世界。

 

 "あなた"はそんな世界の日本で暮らすTS女学生である。

 

 

 ***

 

 

 ピプッ ピプッ ピプッ……

 

 あなたの手に持つスマートフォンから、ひっきりなしに通知音が鳴り続ける。自室のベッドに寝転がりながら、スマートフォンの画面を眺めるあなたは、その端正な顔にとても満足げな笑みを浮かべていた。

 

 

 ***

 

 

 あなたが雌雄反転病に罹患したのは半年ほど前。

 学校帰りに、突如強烈な眩暈に襲われたかと思えば、気が付けばあなたは病院のベッドの上。

 困惑するあなたが、看護師から差し出された鏡を覗き込むと、そこには自分とは似ても似つかぬ美少女が映り込んでいた。

 

 テレビや保険の授業で知識としては知っていた雌雄反転病に、まさか自分が罹患するとは夢にも思わなかったあなただったが、行政の手続きは実に手際が良かった。

 一万人に一人という決して少なくない割合で罹患者が出る病なのだ。法整備も整っており、入院から一ヶ月も経過しない内に、あなたが"女性"として扱われる環境が整っていた。

 

 退院後、学校教育のおさらいの様な、雌雄反転病患者へのセミナーを済ませた後に、あなたは久しぶりに自室へと帰ってきた。

 

 すると見慣れたベッドの上には、ビニール袋に梱包された見慣れない学校制服――あなたが通っていた学校の"女子生徒用"の制服が用意されていた。

 

 本人が希望すれば、女性でも無理なく着る事が出来る男子学生"風"の制服を支給してもらう事も可能なのだが、それはある意味『自分は雌雄反転病患者です』と宣伝して歩くようなものである。悪目立ちするのは避けられないだろう。

 

 それならばいっそ女子生徒用の制服を着た方が、却って自然だという判断を下したあなただったが、内心では『非常に恵まれた容姿に変化した自分を着飾ってみたい』という欲求も有ったのは否定出来ない。

 誰に見られている訳でもないが、平静を装いつつ、あなたは女子生徒用の制服に袖を通した。

 ブレザーにワイシャツ、プリーツスカートのオーソドックスな制服に着替えたあなたは、姿見の前で自分の姿を確認する。自画自賛するようで面映ゆいが、贔屓目なしに美しい少女がそこには映っていた。

 ニヤニヤと若干表情を崩しながら、一通り自分の可愛さを堪能したあなたは、浮かれた心地のままに、ふとした思いつきを実行することにした。

 

 SNSに新たなアカウントを作成したあなたは、スマートフォンと鏡を駆使して、何枚かの自撮り写真を撮影する。

 個人が特定されないように、多少の加工を施した後、あなたは画像を短いメッセージとともに、SNSにアップロードした。

 

 ――――――――――

 転生じぇーけー@nisejk

 雌雄反転病になったらめちゃ美少女になってしまったのでお裾分け

 pic.writter.com/XXXXXXXXXX

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 所謂、裏垢である。

 投稿から数時間も経過すると、ジワジワとフォロワーが増えていく。

 増えたフォロワーからDMも何通か送られてきたが、その大半は下心が剥き出しな"普通の女子"であれば顔を顰(しか)めるようなものであった。

 しかし、"普通の女子"ではないあなたは、下半身に支配された愚かな男達を手玉に取っている愉快さ、男性の頃には味わえなかった『容姿を褒め称えられる』という愉悦が、非常に快感であった。

 

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 転生じぇーけー@nisejk

 自分で履いてみるとミニスカートってやばい。こんなえっちなの学校制服として認めていいのか?

 pic.writter.com/XXXXXXXXXX

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 承認欲求の快楽に魅入られたあなたが、SNSに際どい写真を投稿するようになるまで、そう時間はかからなかった。

 ほんの少し足を大胆に写したり、シャツの隙間から下着を少しだけ映した程度で、新規フォロワーやリツイートの通知で、スマートフォンが止まらなくなるのだ。あなたはその様子が愉快でたまらなかった。

 

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 転生じぇーけー@nisejk

 ウィッシュリストにネタで入れてたエロ下着が送られてきた。お前らバカだろ。可哀想だから着てやるけど

 pic.writter.com/XXXXXXXXXX

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 投稿される内容は、日に日に過激になっていく。

 あなたも多少の危機感は抱いていたが、一度味わってしまった承認欲求の快感は、麻薬のようにあなたを依存させていた。

 ―――まあ、いざとなればアカウントを消して雲隠れすれば良いだろう。

 そんな軽い気持ちで、遂に3000フォロワーを越えたアカウントを眺めながら、あなたは悦楽に表情を蕩けさせていた。

 

 

 ***

 

 

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 転生じぇーけー@nisejk

 ウィッシュリストに入れたのは俺だけど、本当にローター送る奴があるかよ。親に開けられたら自殺ものだわ

 pic.writter.com/XXXXXXXXXX

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 ある日、あなたの下へフォロワーから淫具が届いた。

 正直、期待していなかったと言えば嘘になるが、いざ届いてみると、性欲に支配された男の愚かさに、笑いが込み上げてくる。

 もっとも、そんな男達の反応に悦楽を感じているあなたも大概ではあるのだが。

 

 ―――さて、学生から見れば、決して安くはない高級淫具をプレゼントされたのだ。"お返し"をしなければバチが当たるというものだろう。あなたはスマートフォンを、動画撮影モードに設定すると、自室のベッド全景が映るようにセッティングする。

 

 

 ***

 

 

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 転生じぇーけー@nisejk

 クッソたけえローター貰ったから、レビュー動画上げることにした。感謝しろよなスケベども。

 pic.writter.com/XXXXXXXXXX

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 あなたが初めて投稿した動画は、凄まじい勢いでフォロワー数とリツイート数を爆発させた。

 通知が鳴りやまないスマートフォンをニヤニヤと眺めながら、あなたは自分が投稿した動画の再生ボタンをタップする。

 

 

 ――――――――――

 

 ブンブンハローすけべ人間ども。

 今日はイカれたフォロワーから贈られたローターを紹介するぜ!

 ……っていうかさぁ、いくら俺が可愛いからって、元男にこんなん送るのどうかしてるよお前ら。こんなだけど、一応処女だぞ俺。

 まあ、お値段にして5桁円行ってるローターを無駄にするのは、流石に可哀想だから、俺が使ってレビューしてやるよ。感謝しろよな!

 

 はい、それじゃあフォロワーから一番人気がある制服姿で使ってみようと思いまーす。

 なに、全裸でやれ?俺の裸はそんな安くないんだっての。

 ……まあ、見せるつもりは無いけど、制服の下はノーブラノーパンだから。あとは各自想像力でどうにかしてくれ。

 えーっと……ここが電源で……おおっ、動いた動いた。

 ……結構激しくない?これでも弱なんだけど……まあ、いいか。

 

 それじゃあ……んんッッ♥️

 や、やばっ、思ったより、すごいぞ、これ♥️

 あっ♥️はっ♥️ほ、ほんとうに弱か?これっ♥️ん、んんっ♥️

 け、結構激しく、腰動いちゃってるけどっ♥️ア、アソコとかっ♥️見えてないよねっ?

 はぁー♥️はぁー♥️

 ク、クリに当ててるだけだったけど、なかに入れちゃおっかな……♥️

 あっ、き、きつ……♥️でも、もう少しで、はいりそ……♥️

 

 んんんっっ♥️♥️♥️

 は、はいり、ましたぁ……♥️

 や、やば……♥️なかで、うごくのっ♥️くせに、なるかもっ♥️

 振動、ちょっと強くしよっかな……

 

 んおっ♥️♥️♥️

 あっ♥️す、すごっ♥️

 やばっ♥️ふ、ふく、かくす余裕っ♥️ないっ♥️♥️♥️

 

 ああっ♥️♥

 やば♥️いく♥️いくっ♥️いくところみんなにみられるっ♥️

 あっ♥️あっ♥️あっ♥️♥️♥️

 みてっ♥️いくとこっ♥️みてっ♥️

 あ、もう、だめっ♥️

 あっ♥️あっ♥️あっ♥️

 いくっ♥️いくっ♥️いっちゃうっ♥️

 ~~~~~~ッッ♥️♥️♥️

 

 はぁー……はぁー……♥️

 あ、やば……シーツぐしょぐしょだし……後半アソコとか完全に見えてたよな……?

 ……ま、いっか♥️気持ちよかったし♥️

 

 はい、俺でシコったそこのお前ー?

 シコり逃げは許さんからなー?ちゃんとフォローしろよー?

 

 ――――――――――

 

 

 …………少しやりすぎたか?

 あなたは動画を再生し終えて、そんな感想を抱いた。

 今回の投稿の影響か。気が付けば、あなたのアカウントのフォロワーは5000人を超えていた。

 一応、気を付けているとはいえ、見る人が見れば、あなた個人を特定されるかもしれない。

 

 その日、潮時と判断したあなたは、自撮りアカウントを消去するのだった。

 

 

 ***

 

 

 あなたがSNSから距離を置いて数か月後。

 すっかり女子生徒としての学校生活にも慣れ、気の良い友人に囲まれて、穏やかながらも少し退屈な日々を過ごしていたある日のことだった。

 

 

「……あの、ひょっとして"転生じぇーけー"さん?」

 

 

 裏垢のアカウント名を、あなた自身も忘れかけていた頃に、あなたは見知らぬ男性に声をかけられた。

 

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