【期間限定】魔鍵師育成学校N・T・R~爆乳美女たちを寝取ってハーレムを築く〜(未完) 作:ハルカ
真っ白な部屋。そこにあるのは一つのテーブルと椅子が二つ。
テーブルの上には不気味な色合いの盤と、黒と白の駒、七つの百面ダイス、千枚を超えるカードが広げられていた。
「いったいどういうつもりなのよ。あんなものをつっこむなんて」
テーブルを囲んでいたうちの一人が言った。白のゴシックドレスに白のニーソックスと白のハイヒールと上から下まで真っ白な恰好の女だ。
きっと男女問わずに百人中百人が美しいと答え、自らの恋人を捨て去ってでも求婚するほどの美女。その端正な顔立ちは苛立ちを隠さずに忌々し気に歪んでいた。
「これは私たちのゲームよ。あんなのルール違反でしょ」
その問いかけを受けているのは、これまた対極にいるような男だった。黒の長い髪はボサボサで整えられておらず、黒のスーツに身を包んで女を見ている。瞳には渦が巻いており、相対したものに不快感や恐怖を与えるような視線だ。
そして口元には、三日月を思わせる不気味な笑みが浮かんでいる。
「先に仕掛けたのは其方だ。他所から可笑しな物を引きずり込んで、シナリオを有利に進めようとしたのは、其方だ。ならば此方も手を出させてもらう。それだけの話だ」
「っ、いいからさっさとアレを消しなさい! あんな駒はズルよ! 詐欺よ! こんなの絶対に許さない! 私のゲームにあんなの認めない!」
黒衣の男がした端的な説明に、白衣の女が怒りを吐き出した。先にルール違反をしたのは自分だと言うことを棚に上げ、全てが思い通りにならなければ気が済まない女なのだ。全てが自分の思い描いた通りに動かなければ怒りを爆発させてしまうのがこの女なのだ。
しかし黒衣の男は、悪辣な笑みを浮かべてパンッと手を叩いた。
「もう遅い。お前と違い、私はアレから手を離した。お前と違ってな」
座れよ、と黒衣の男が言うと、いきり立っていた白衣の女は気圧されたように息を呑む。
「座れよ、聖神。賽子は振られた。カードは切った。互いの駒はジョーカーだ。これ以上の盤面は、何万年と続けてきたゲームでも見ることは出来ないだろう?」
「……いいわよ。アンタの無駄な努力に付き合ってあげるわ。どんな小細工も裏技も手品も、完全なシナリオの前には、何もかも無駄だって証明してやるわ、悪神」
席に座る。
ゲームが再開される。
それは決して知られることのない盤上の遊戯だ。
駒を進め、賽子を振り、カードを切りながら再び駒を進める。
いずれここに辿り着く誰かがひっくり返してくれるのを待ちながら、二種の神は遊戯に勤しむのだ。
お付き合いいただきありがとうございました。
今回で魔鍵師NTR第一章剣客顕現編を完結とさせていただきます。
次回からは第二章が始まる予定ですが、いつからになるか分かりません泣
更新される日を、今しばらくお待ちください。
ちょっとした雑談をしていますので、よろしければご利用ください。
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