【期間限定】魔鍵師育成学校N・T・R~爆乳美女たちを寝取ってハーレムを築く〜(未完) 作:ハルカ
とりあえず、ということで狗郎が渡された服は、上下共に黒のパーカーとスウェットだった。このような衣服のことなど知らないはずなのに、その名前がスラスラと浮かび上がるのに違和感を覚える。
「不思議な感覚だ……」
「こら、狗郎くん。止まらないで歩いてくれないかな。変な動きもしないで」
ボンヤリと違和感を口にした狗郎の前を歩いていた美女、マリナが視線だけを向けて厳しい声音で吐き捨てる。その手には先程まであった大型の弓は無く、光を帯びた鎖が握られていた。それは手錠で拘束された狗郎の手首へと繋がれている。引っ張られてしまっては言われた通りに歩き出すことしかできない。
引きずられる中で改めて見れば、マリナは本当に淫猥な美しさを纏っている美女だった。狗郎よりは低いが、女性にしては高い上背のナイスバディ。それは背中越しでも充分に魅力的だ。
深い角度のハイレグボディスーツが巨尻に食い込み、瓦礫を押しのけて歩くたび淫らに波打つ尻たぶから目が離せない。
「うん、やはり美人だな。嫁に欲しいくらいだ」
「ッ、あのねぇ……いい加減にその口を閉じてよね。テキトーなことばかり言って」
「いやいや。俺は思ったことを口にしただけだ。マリナのような美貌とスタイルの女性は、まず間違いなく極上の美人と言える。美しいものには美しいというのが信条で」
「ああ、もう! 分かったから黙って! 調子狂うなぁ……本当に」
美しい、美貌、美人と矢継ぎ早に言われたせいで照れているのだろうか。大人っぽい色気のある顔立ちの彼女が、頬を赤らめながら狗郎の言葉を遮る姿は、中々にそそられる。そんなことを口にしようものなら今度こそ手が出るところまで読めてしまい、流石に自重した。
狗郎は思ったことをそのまま口に出してしまう性格をしている。それが女性に対しての賛美の言葉だったのなら猶更だ。誰かを誉めることなどいつできるか分からないのだから、思い浮かんだ時に言わなければ意味がない。
「ところでマリナ。俺はいったいどこへ連れていかれるんだ? 説明の一つもないままついてきてしまったんだが、流石に不安も出てくるぞ」
段々と廃墟郡からは抜け出て、高い建物が並ぶ街並みへと変わっていったものの、やはり人の気配は決して多くない。いるにはいるのだが、いつでも動き出せることを怠らずに息をひそめているような印象だ。
何に対してなどいうまでもないだろう。正体不明の全裸だった男に対してだ。
――警戒……されているな……
それが分からないほど狗郎は鈍感ではない。むしろ、建物の影からヒシヒシと伝わってくるような類の気配。敵意や好奇心、恐怖心といった物には敏感だった。
何故なのか、どうしてなのかと問われれば、失った記憶の中にある経験が活きているとしか言えないのだが。
「私たちの拠点だよ。別に連れてった瞬間に射殺、とかは無いから。そこは安心して」
わざわざ言うということは選択肢にあったということなのか。ふとした不安に狗郎は無表情になりながら黙ってマリナの後ろを着いていく。本当ならばあの猪の事も聞きたかったのだが、どうにも距離感を詰めることが出来ない。
そんな狗郎の思考に、ふとした会話の種が浮かんだ。
「そういえば、先程の弓の腕。見事なものだった。相当な鍛錬を積んでると見える」
「へ? あ、ああ、うん……そうだね。半分は魔鍵のサポートありきだけど……まぁ、ありがとうって言っておこうかな」
「的が大きかったとはいえ、脳天を一撃だ。俺でもあんな上手くは出来んさ……で、魔鍵とは何だ?」
「……本当になんにも知らないんだね」
疲れたような笑みをうかべた彼女に申し訳なく思うが、狗郎も追い詰められているのだから仕方ない。知識を少しでも収集して、これからのことに繋げなければならないのだから。
マリナからの返答を待っていると、巨大な建物に辿り着いて脚を止める。恐らく、と言うか殆ど確定でここが目的地だ。
「とりあえず、責任者に会ってもらえるかな? 魔鍵の事も、変異生命体の事も、全部教えるから」
「……ふむ、良いだろう」
「あ、キミが譲歩する側なんだね……」
**********
魔鍵。それは古代の遺跡から生まれた未知の性能を持つ
超人としての身体能力と、法力と呼ばれるエネルギーを用いた異能を得ることで、先ほどのような突然変異した化け物を討伐することが出来るのである。
「ほう……これは中々、興味深い技術だな」
そう小さく呟いた狗郎は渡された液晶板を上から下まで細かく確認していった。
この液晶板からして初めて見るものなのだが、やはり興味を惹き、心を弾ませてしまうのは、魔鍵と呼ばれるオーバーテクノロジーだ。
二十一世紀の終わりに発見され、研究が重ねられていったこの技術は、兵器だけでなく様々な分野でも取り入れられているようで、無限の可能性というものに心を躍らせる。
「仮想戦闘態は……そうか、鎧を纏うような感覚か。限りなく実体に近い鎧を纏い、それに様々な武装と鎧を連結させて運用……致死量と定められる負傷か、燃料である法力の枯渇によって解除される……これによって本体の死亡を防ぐとは中々……なに、魔鍵にも種類があるとな?」
狗郎の口元に浮かんでいた笑みが深くなり、クックッと言う不気味な声が漏れ出てしまう。だがしかし、未知なるものや新しいものとは自然と気分が上がっていくものだ。新調した着物や打刀なども、手に入った時は笑顔を抑えきれなかったものだ。
そんな彼の姿を、少し離れた場所からマリナは見ていた。身にまとった衣装は凹凸の激しい肢体のラインを浮き立たせるボディスーツではなく、黒と赤の制服とミニスカート、厚手のタイツに変わっている。先程の過激な格好も魔鍵によるものだったのだろう。
「ほんっとに知らない……というか、記憶喪失なんだね。キミは」
「残念ながらそうみたいだな。こんな技術を知るのは生まれて初めての気分だよ」
いや、気分ではなく事実そうなのだろう。落ち着きを取り戻した狗郎の記憶は未だにハッキリとしないまでもそれは分かった。
知れば知るほど気分が高揚し、口元に思わず笑みが浮かんでしまう。彼の中にある戦士の本能が、新たな方術による闘争を求めているのかもしれない。
そうしていると、ドアがカシュッ!という勢いの良い音が鳴りながら開かれた。誰かが入ってくる気配を感じ取った二人が顔を上げると、そこにいたのは背の高い美女だ。それを見た瞬間にマリナが立ち上がり、背筋を伸ばしながら直立の体勢を取る。
「ああ、良いわよマリナさん。そんな畏まられたら私の方が緊張するわ。気軽にしといて」
「い、いえ……後々の上官なのですから、そんな訳には……」
「あらあら、真面目な子は好きだけど、少しは肩の力を抜いてもいいのよ?」
そう気さくに笑うのは、マリナに勝るとも劣らないような傾国の美女だった。
背はスラリと高く、成人男性と同じかそれ以上という所だ。朗らか、というよりも楽し気な笑みを浮かべており、実年齢よりも少し若く見えるかもしれない。釣りがちな大きな瞳にスーパーロングの艶やかな髪など、見惚れる要素の多い美女だ。
そしてその中でも、顔より下にあるボディラインに目が行ってしまうのは男の性と言えよう。
黒のレディーススーツにタイトスカートという、ごくごく一般的な恰好では隠し切れないほど凹凸の激しい肢体。
ザックリと開けた所から見えるのは、美女の顔よりも二回り近く大きな爆乳の谷間だ。ワイシャツの胸元は当たり前とでも言うかのように締まっておらず、ドダプンッ♡と少し動くだけで爆乳が大きく弾む。
それはタイトスカートに包まれた下半身、主に臀部の当たりも同じだった。生地を押し上げ、みちぃ♡と淫肉が乗った巨尻は、きっと安産型と単純に言うだけでは足りないであろう淫らな魅力を纏っていた。
「……今のところ絶世の美女にしか会ってないが、もしやここらでは君たちのようなのが一般的なのか?」
「あら、お世辞でも嬉しいこと言ってくれるわね。記憶喪失の誰かさん。」
女性が耳ざとく聞き取り、狗郎の呟きに冗談めかして返事をしてくる。すこし気恥ずかし気に視線を逸らせば可愛げの一つもあったのだろうが、そんなことをするほど狗郎は初心では無かった。むしろ不敵な笑みを返しながら立ち上がり、真正面から美女へと向き合った。
改めて見れば、彼女はマリナと同様に国を傾けるに相応しい美女と言える。女性として、雌としての色気に思わず下半身を熱くしそうになったが、何とか自重した。
「生憎だがお世辞ではないさ。君もマリナも、ありとあらゆる男が見惚れて美的感覚の基準を引き上げるほどの美女だ。きっと今まで出会った男たちは気後れして言い出せなかっただけだろう。本当に今すぐ嫁になってほしいほどだよ」
「こ、この……ッ! キミはよくそんなこと言えるね! 嫁になってほしいとか、気軽に言うようなことじゃないよ⁉」
狗郎の言葉に声を荒げたのはマリナだった。褒められ慣れてないのか、頬を紅潮させながら詰め寄り、胸ぐらを掴んで怒鳴り散らしてくる。だが当の本人は何故怒っているのか分からない、と言った顔だ。
するりとマリナの手を取り、腰に手を伸ばして抱き寄せれば、パーカー越しでもよく分かる逞しい胸板で彼女の乳肉を潰すほどの距離に近づく。
「何を怒ってるんだ。美しい物に美しいと、自分のモノになって欲しいと思うのは男としては当然な話だろう? 当然、生半可な気持ちで言っている訳でもないさ」
「っ、だったらせめて一人に言いなよ! と言うか近いし、なんか……当たってるし! そもそも会ったばっかりだし!」
「出会った時間は短くとも、直感的なものは信じることにしてるんだよ、俺は」
「いいから、離れろぉ!」
顔から火が出るのではと思うほど真っ赤になったマリナを離し、揶揄いすぎたと少し後悔するが、距離を縮められたことに狗郎は小さく笑みを零した。彼女の胸元にある乳肉のヤワさと弾力をさりげなく感じながらも、生理的な反応を見せなかったのは奇跡と言えるだろう。
「まったく……彼とは大違いだよ……」
「ほぅ、引き合いに出されるような相手がいるとは……誘うのは無粋だったか?」
「いてもいなくても気軽に言うことじゃないって言ってるの!」
マリナが声を荒げる。初対面の頃よりも警戒心が弱まったのだろう。狗郎が肩をすくめてもう一人の美女へと視線を向けた。二人のやり取りを見ながらクスクスと笑い、メートルを超えているであろう爆乳を支える様に腕を組んでいる。思わずそこへと目が行きそうになったが、軽く咳払いをした狗郎は改めて彼女へと向き合った。
「そう言えば、名を名乗っていなかったな。神裂狗郎だ。美しい人よ、名を聞かせてもらってもいいか?」
「あら、そうね。
そう言いながら微笑んだ美女、千空が手を差し出して握手を求めてくる。当然ながら拒否するわけもなくそれを受け入れて握手をする。細くしなやかな、染みの一つもない白魚のような手だが、握った瞬間に狗郎は彼女の本質を理解した。
それは千空も同様で、瞳の奥にギラリとした獰猛な光を宿していた。
「……少し遊びたいんだが、お願いしてもいいかな?」
「嬉しいお誘いだけど、まずは貴方のことをもっと知りたいわね」
ふふふふふ……と互いに不気味な笑いを漏らす。
ただ一人マリナだけが、状況を飲み込めずに首を傾げていた。
女性を口説く時の狗郎さんは、仮面ライダーキバの音也をイメージしてます。
次回はエロシーン……誰にしよっかなぁ