※この作品はR-18です。

【期間限定】魔鍵師育成学校N・T・R~爆乳美女たちを寝取ってハーレムを築く〜(未完)   作:ハルカ

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お金が溜まったり、もう少し人気が出てきたらskebとかで誰かにキャラデザを頼もうかと考えています。



第三話 魔鍵解錠

 民間魔鍵師機関とは、国が運営しきれなくなった魔鍵師を雇い、自発的に変異体などから人々を守っている機関のことらしい。中でも千空が経営しているここは、後進育成にも力を入れており、マリナは訓練校の生徒会長として前線にも出るほどの実力者だそうだ。

 

 そう説明を受けた狗郎は、一人で訓練場へと放り込まれていた。だだっ広い空間は正方形のタイルが敷き詰めてあり、天井近くの壁には窓ガラス越しに複数の視線を感じる。

 

『聞こえているかしら、神裂くん。準備は良い?』

 

「ん、ああ、問題ない。それにしても凄いなこれは」

 

 耳元で聞こえてきた千空の声に返答した狗郎は、軽く伸びをしながら耳に備え付けられたインカムの位置を直した。服装は簡素なパーカーから訓練用のボディスーツへと変わっており、動きやすさを重視したものになっている。

 そしてその手に持たれているのは、五角形の薄い箱だ。それが何なのか、狗郎は既に説明を受けている。

 

『それじゃあ、これから訓練用の変異体が出てくるから。魔鍵を展開して対応してくれるかしら』

 

「了解した。発動の仕方は聞いた通りで良いのか?」

 

 そんな些細な質問をしていると、訓練場のタイルが仄かな光を帯びる。そして出現するのは、狗郎が目を覚ました時に襲い掛かってきた巨大な体躯の猪だった。獣臭さや血走った瞳まで再現されているが、訓練用ということで本物ではないようだ。

 向き合った狗郎は、口元に不敵な笑みを浮かべながら手に持った五角の箱を構える。

 未知への興味と、惨めに敗走した記憶からの脱却。二つの期待が入り交じる中で、小さくその箱を開ける言の葉を紡いだ。

 

「魔鍵、解錠――」

 

 その一言と共に、五角の箱が開いて解放された雷光が狗郎の全身を包む。

 

 纏う色は黒鋼(くろがね)

 

 ボディスーツの上からジャケットと手甲、脚甲が纏わりつき、腰には二尺八寸の打刀が下げられていた。全身には不可視の力が満ちていき、倦怠感や疲労感が全て消え去っていく。

 これが魔鍵態というやつなのだろう。全身を包む不可視の力の感触に、狗郎は思わず笑みを零す。事前の説明で違和感があれば教えろと言われたが、何一つ問題なかった。

 

「これは……悪く無いな」

 

 そう呟いていると、変異猪が大きく唸りながら拘束を解除された。蹄で床を蹴り、突進してくるまで秒読みと言うほどの荒々しさを纏っている。訓練用の再現とはいえ、相対すれば本能的な恐怖を感じる者なのだろう。

 

 だがしかし、狗郎が抱いていたのはそれと対極にあるような高揚感だった。

 

『危険と思ったら右手を上げて。すぐさまシミュレーションを停止するから』

 

 聞こえてきたのはマリナの声だった。心配してくれているのだろうか、声には僅かな揺れが聞き取れた。それを感じ取った狗郎はつい嬉しくなり、小さな笑みを零しながら打刀の柄に手をかける。

 ああやはり、彼女は素敵な女性だ、と再認識する。

 

『訓練、開始――!』

 

 そんな夢うつつの意識を千空の宣言が現実に引き戻してくる。そして変異猪がタイルを陥没させながら一直線に向かってきた。

 

 だがしかし、それよりも遥かに狗郎が放つ一閃の方が速かった。

 

 鯉口を斬った刀身が擦れるような音を立てると共に、黒の装備を纏った狗郎が刃を振るった。

 

 空を裂くのは、抜き放たれた剣客の一太刀。

 

 緋色刃が三日月状の軌跡を描き、変異猪の首部分を切り裂いたのだ。

 

『……え?』

 

 それは、僅か一秒にも満たない刹那の攻防だ。訓練用とはいえ、その表皮の硬さは本物と何も変わらない。爆撃でも僅かに後退させるのが精一杯な変異生命体の首を、たった一太刀で斬り伏せた。ありえない事実を目の当たりにして漏れ出たマリナの声がインカム越しに聞こえてくる。

 狗郎が小さく笑みを零すと、ギャリンッと剣先でタイルをなぞりながら声を少し張った。

 

「もし不服だったのならばやり直してもいいが、どうする?」

 

 

     **********

 

 

 マリナは狗郎の強さを目の当たりにし、呆然としながら眺めていた。

 乱戦へと設定変更された中、猪だけでなく蠍や狼、巨大熊といった様々な変異体を相手にしながら、狗郎は一歩も退かずに剣戟を繰り広げていた。

 

 襲い掛かる狼の顎へ刃を這わせて横薙ぎに切り裂き、蠍が持つ甲殻の継ぎ目へと刃を突き立てて両断し、振り下ろされる巨大熊の爪を受け流しながら首を斬り落とした。

 

 残骸を足場にし、次の標的へと駆け抜ける狗郎を、変異体達は捉えることすら出来ない。

 

 僅かな隙も無く放たれるのは、重さと速度、技術のキレを併せ持った剣技だ。目で追うことも難しい刃の連撃が鋼の軌跡を描く。向かってくる獣たちを斬り捨てていく様に、思わず見惚れてしまった

 

「綺麗……よね。私でもそう思うわ」

 

「っ……はい」

 

 そう呟いたのは、マリナの隣に佇んでいる民間魔鍵師機関の社長、千空だった。腕を組み、メートル越えの爆乳を持ち上げながら肉感的な肢体を抱きしめた彼女は、マリナと同じように狗郎の剣技に見惚れていた。

 千空は社長というだけでなく、高位の魔鍵師としても高い実力を持っている。そんな彼女が狗郎の刃を綺麗と評したのならば、きっと本物なのだろう。

 

「記憶喪失と言っていたのが疑わしいほどです。戦闘能力という点を見れば、もしかしたら竜城くんよりも……」

 

 息を呑んだマリナの脳裏に浮かんでいたのは、ここ最近で気になっている青年の姿だ。千空の弟である彼は、持ち前の戦闘センスで訓練校の個人ランク戦を勝ち抜いている。使用している原本、クラウソラスとの適合係数も基準値が五十%なところを、八十三%という高い数値を叩きだしている彼。

 

 だがしかし、どんなに贔屓目を込みにしても、狗郎が彼に負ける様など想像できない。無尽蔵の体力を持つのではないかと錯覚するほど、訓練場を縦横無尽に駆け回り、実体化できるだけの訓練用変異体を全て叩き伏せていた。

 

『おい、獣が出てこなくなったんだが、もう終わりなのか? それとも次は誰かが相手をしてくれるのか?』

 

 インカムに狗郎の声が聞こえてきた。打刀を鞘に滑らせて収める姿は様になっており、それこそ時代劇に出てくる剣客を思わせる雰囲気を纏っていた。役者がするような芝居がかったものとは違い、自然で流麗な仕草は、見る者が見ればウットリとした視線を向けることだろう。

 事実、マリナは僅かに頬を赤らめてドキリとしていた。

 

「そうね……訓練用変異体との戦闘は終りにしましょう。少し待ってて」

 

 千空が返答すると、インカムを一度切ってマリナへと視線を向けてきた。声が聞こえないようにマリナもインカムを切断して向き合い、千空の問いかけを待った。だが口に出されることなどなく、何を話そうとしているのかは理解していた。

 圧倒的な戦闘能力を誇る異邦人(ドリフターズ)のことだ。

 

「育成校の生徒会長としてどう思う? 神裂狗郎という人間は」

 

「……単純な戦闘能力は、正直なところ想定の遥か上でした。B級上位……いえ、A級にも負けないレベルだと思います」

 

 魔鍵師はA~Cと言った具合にランク付けがされている。上に行くに連れて強者が多く、危険な仕事に割り当てられる頻度も多い。故に、ランク審査には人格面と実力面において様々な手順を踏む。

 だがしかし、そんな審査などいらないと思わせるほどの戦闘能力を狗郎は見せてくれた。訓練用変異体とはいえ、初めて魔鍵を使用するならば一体討伐するのに最速でも三十秒はかかるのだ。

 それを一秒未満でやってのけるのだから、期待するなという方が無理だ。

 

「ただ、それはあくまで変異体との戦闘訓練という面だけです。実際に変異体は想定外のことをしてきたり、対人戦になった場合も考えたらどうなるか……」

 

「そうねぇ……分からないって言うなら、試してみるのも良いんじゃないかしら?」

 

「試すって……まさかランク戦に連れていくつもりですか?」

 

 千空が悪戯っぽく笑みを浮かべた。彼女がした提案は予想外のモノだ。出会って数時間の得体が知れない男を、社内の訓練場に招くだけでも非常識だというのに、それを更に奥深くへと招き入れるなど非常識どころか不用心と言うモノだ。

 だがしかし、神裂狗郎という記憶喪失の剣士が持つ実力、その本質を見るにはそれしか道はない。

 

 マリアが生唾を呑む。

 

 千空が返答を待つ。

 

 選択肢は、二つあるようで一つしかなかった。

 

 

     **********

 

 

 ランク戦。それは魔鍵師たちが特別な戦闘空間に置いて戦闘を行い、ポイントを奪い合う試合だ。魔鍵を使用していることで実際の肉体にダメージがないことから、誰もが全力を持って得物を振るうことが出来る。

 

「その中でも、個人ランク戦とチームランク戦に分かれてて、いま私たちが向かってるのは個人のランク戦が行われている会場っていうわけ」

 

「なるほど……命がけでありながら死傷を受けることは無いと言うのは、やはり便利なものだな」

 

 そうマリナに説明を受けた狗郎は、魔鍵というテクノロジーの便利さに感嘆していた。千空にもいろいろと聞きたかったのだが、どうやら仕事が溜まっていたようで一旦別行動だ。

 微かに残る記憶の中では、本気の試合とはいえ何処かに躊躇いが生まれるものだ。それを失くして立ち合えると言うのはやはり大きな利点がある。

 

 そんな中で、狗郎の中に小さな疑問が浮かび上がる。

 

「だが、変異体を狩るのが仕事なんだろう? どうして対人戦をする必要があるんだ?」

 

「あ~、えっと……それは、ね……」

 

 マリナがその問いかけに気まずそうな表情を浮かべる。答えられないと言うよりも、どう伝えるのが正解なのかと迷っているようだった。それに気が付いた狗郎は急かすようなマネはしない。女性を待つのも男の甲斐性だ。

 やがて立ち止まったマリナが困ったように微笑み、口元に人差し指を当てた。

 

「いつか分かることだから、それまでは、ね?」

 

「……っくく、心得た。惚れた女の秘密は詮索しない主義なんだ」

 

 不敵な笑みを狗郎が浮かべ、何度目かの軽口を叩く。マリナも短い間に馴れてしまったようで、呆れたように笑いながらあしらっている。

 

「おいおい、その反応は本気にして無いな? 俺は惚れた女には一途だぞ」

 

「相手が何人いるかによるね。千空さんにだって似たようなこと言ってたくせに」

 

「それは違うな。俺は惚れた女にしかこうして言わないさ。美しいも、好ましいも、本心でしかない。下手に気取って何も言わないなんて勿体ないだろう?」

 

「はいはい分かった分かった。ほら、着いたよ」

 

 結局のところあしらわれてしまったが、今は仕方ない。時間をかけてユックリ解していくとしよう。それよりも気になるのは、個人ランク戦の会場だ。マリナが手早く扉のパスワードを入力すると、カシュッという音がすると共に開かれる。

 

『オッラァァァァ!』

 

 そして聞こえてきたのは、高らかに気を叩き込んだ低めの女性の声だった。直後に聞こえてくるのは破砕音。大地が砕け、鋼で殴打していくような類の鈍い音だ。

 相反するような二つの音を出した相手は、案内された部屋のモニターに映っている褐色肌の美少女だ。

 

 銀色のショートカットに、口元からギラつかせた八重歯が特徴的なボーイッシュな彼女。

 

 魔鍵態特有の、競泳水着に酷似したボディスーツは白く、ピッタリとした生地が凹凸の激しい筋肉質な肢体のラインを描いている。千空やマリナよりはサイズが劣るが、ツンと上を向いた円錐型の乳肉が飛び跳ねるたびにバルンッ♡と大きく弾んだ。

 

 そして深いハイレグが食い込み、みっちぃぃ♡と筋肉と淫肉が乗った巨尻は、きっと千空よりも淫らに発育しているだろう。褐色の、煮卵かと錯覚するほどの色気を持っている尻たぶは、超安産型と言えるほどのいやらしさがあった。

 

「これまた……本当に美女しかいないのか?」

 

「また言ってるよこの人……」

 

 マリナが呆れるが狗郎にとっては仕方ない話だった。千空やマリナの二人とは、完全に系統が違う極上の美女。思わず声を出してしまうのもおかしくは無いだろう。

 露出度の高い活発な美女が乳肉と爆尻をダプン♡と弾ませながら駆ける姿に、雄の象徴を硬くしそうになるが、そこを再び耐えてマリナに向き直る。

 

「で、どうして俺はこの戦闘を見せられてるんだ? 見合いか何かか」

 

「出会って数時間のナンパ男と友人をお見合いさせる趣味はないかな……」

 

 ジトリとマリナに睨まれ、狗郎はモニターに映る褐色美少女の戦いに意識を集中させた。彼女の得物は脚甲と腕甲に包まれ、存分に振るわれる鍛えられた肉体といったところだろう。

 相手は先程の狗郎と同じ打刀だ。扱いが上手いとは言えず、いとも容易く攻め込まれているようで、打撃を何度も叩き込まれて転がっている。

 

『これで、終いだァァァ!!』

 

 褐色の彼女が吠え、飛び上がったと共に急降下し蹴りを叩き込む。焔を纏った蹴撃を避ける間もなく、試合相手の魔鍵態は致命傷を受けて解除へと追い込まれた。

 はた目から見ただけだが、どうやら彼女は相当な実力者のようだ。自信に満ち溢れた表情や立ち振る舞いからよく分かる。

 

『おいおいこんなもんかよ! 次は誰が遊んでくれるんだぁ?』

 

 荒々しい口調ながらも、声音にはやはり女性らしい色艶のようなものが宿っていた。既に何人もの相手をねじ伏せているからこその自信だろう。その証拠に誰も彼女へと挑む気配を見せていない。誰だって勝てないと分かっている相手には挑みたくないものだ。

 

「マリナ。個人ランク戦というのはどうやればいいんだ?」

 

「え、ああ。そこにある端末に支給された魔鍵をセットして……って、狗郎くん、なにやってるの!?」

 

 教えられた通り、狗郎は渡された魔鍵を部屋にあった端末にセットする。相手を指定する画面が現れ、つい先ほどの褐色の美少女を選択した。するとカウントダウンが始まり、個人ランク戦のルール説明が脳内に流れ込んでくる。

 

「ちょ、ちょっと何やってるの! キミは強いかもしれないけど、相手はAランクの魔鍵師で」

 

「なぁマリナ。時には歩くより走れ、なんだ」

 

 そう言った時には狗郎の肉体はランク戦会場へと転送されていた。その最中に自動で魔鍵が起動したのだろう。各部に装甲が展開され、腰には二尺八寸の打刀が供えられている。

 降り立った先、ふわりと汗と女性特有の甘さが混ざった心地よい香りが鼻を突く。それを纏っている褐色の美少女は、狗郎へと視線を向けて首を傾げていた。

 

「あんたが次の相手か……って、見ねえ顔だな」

 

「ああ、初めましてだな、美しい褐色の拳闘家。とりあえず、今は君のような女性に会えた幸運に感謝しよう」

 

「……なんだ、てめぇ?」

 

 どうやら機嫌を損ねてしまったようだ。

 

 掴みに失敗した狗郎は少し困ったように笑みを零し、咳ばらいをしてから改めてと自己紹介をする。

 

「失礼した。神裂狗郎だ。つい先ほど魔鍵に触れたような新入りだが、君のような強者とぜひ手合わせがしたいと思い名乗り出た」

 

「……くはっ! そうかよ、新兵。シルビィ・獅子原だ。軽く揉んでやるから、潰れんじゃねえぞ!」

 

 褐色の美少女、シルビィが拳を構えて駆け抜ける。

 

 新米の魔鍵師、狗郎が打刀に手をかけて鯉口を斬る。

 

 拳と剣が交錯を始める瞬間だった。




次回はシルビィ戦。エロ回はそのあとと成ります。
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