皆殺しから始める現代戦国物語/敵家を潰し、報酬として美少女を奪い、喰らい、辱める 作:三流木青二斎
救世川紫の行動に、凰母万仲は狼狽した。
自らの命よりも大事な凰母千遊が今危険な目に遇っているのだ。
『やめろ貴様ぁ! ゆかりぃ!!』
凰母万仲は豚の様な悲鳴を挙げながら、救世川紫の方へ向かおうとするが、その行進をニケが足を蹴った。
ニケの足からは牙が生えて、その牙が凰母万仲の足を食いちぎった。
これによって凰母万仲はバランスを崩して地面に倒れる。
「おじいさまっ!」
涙を浮かべながら、凰母万仲に駆け寄ろうとする彼女を逃さぬ様に、救世川紫が彼女の手首を捻って首に切っ先を突き刺した。
血の流れる量が増えてくる。
「動かないで……、あなたのおじいさまはね、聖人君子なんかじゃないの……」
救世川紫の魂胆が見えた時、凰母万仲は術式を解いた。
豚の姿から肥えた人間に変わると、彼は膝を突いたまま頭を下げる。
「や、やめてくれぃ! わし、わしの負けじゃっ! だから、やめてくれぇ!!」
顔面をぐしゃぐしゃにしながら、手足を奪われた痛みに耐えつつ、凰母万仲は救世川紫に許しを乞う。
だが、そんな事はどうでもいい。
今さら、救世川紫は許しなど欲してはいなかった。
ただ、この男が良い人間であると思ったままであるのが気に食わなかった。
「あなたのおじいさまは、私に酷いことをしたわ……、何度も私に射精したり、汚ならしい陰茎を咥えさせられた……、あなたのおじいさまは最低な人間よ」
「や、やめてくれぇ……、言わんでくれぇ」
凰母万仲は耳を塞ごうとした。
それをした所で、救世川紫の言葉が塞がるワケでもないのに。
耳元で囁かれた凰母千遊はしゃっくりをしながら泣いていた。
「知らない……、そんなの、分かんない、たすけて、たすけておじいさまぁっ!」
だが、凰母千遊には何も響かない。
ただ、刃物を突き付けられてガタガタと震えている。
彼女の歳では、まだ性教育を受けていないのだろう。
男女が行う事が何も分からなかった。
その事実が余計に救世川紫の心を荒ませた。
性知識など、大人になるにつれてゆっくりと覚えるものだ。
紫は、知らず内に知識を半ば無理矢理覚えさせられた。
そうしなければ暴力を振るわれたから。
此処でも、彼女と、救世川紫の違いだった。
「……わからない? 分からないのなら、教えてあげる……」
冷めた目付きでニケの方を見る。
ニケは半ば中途半端に止められている為に暇そうにしていたから、救世川紫がこちらを見た時、また何か面白い事を教えてくれるのだろうと思って笑ってみせる。
「ニケ、今から、この子を犯しなさい」
「おかす? ってなんだよ、ねぇちゃん」
二人のやり取りに、凰母万仲が青ざめた。
彼女がこれから非道な真似をするのを理解した。
「ふざ、ふざけるなぁ! やめろぉ貴様ぁ!!」
大切な宝物を汚そうとする二人の悪鬼に怒りを覚える。
「それ以上動いてみなさい……、まず最初に、彼女を殺す。そして、動いた人から順番に殺していくわ」
これ以上ない脅しだった。
「ニケ、この子とセックスするの。嫌がっても、無理矢理しなさい」
救世川紫がニケに命令すると同時に、彼女の拘束を解く。
そしてニケの方に向けて押すと、ニケが彼女の体を支えた。
「なに、なん、ですか? や、やめてください……」
「おー、なんか知らねぇけどよぉ、ねえさんの頼みだからなぁ、まあ、楽しもうぜぇ」
凰母千遊のパジャマを左右に力を加えて引っ張った。
ぶちり、とパジャマのボタンが飛んで、薄桃色のキャミソールが露わとなる。
凰母千遊は手でキャミソールを隠そうとするが、救世川紫が彼女の手を掴んで隠せない様にする。
「ニケ、おっぱいを舐めてあげなさい、唾液をたっぷりと付けて、乳首も噛むの」
彼女を押し倒して、救世川紫は彼女の手を膝で抑えながらキャミソールを捲し上げる。
年相応に膨らんだ乳房、乳首は寒さのせいか勃起している。
「やめてぇッ! いやぁ!! たすけてぇッ!」
泣き叫ぶ凰母千遊。
それに反応して凰母万仲は救世川紫の方を睨むが、動けば彼女の命が危ない。
どうする事も出来ない、彼女の身を案じて、不動を貫く凰母万仲は唇を噛み締めて血が出て来る。
「おー、あーん……ちゅぅぅ……がぷッ」
ニケが救世川紫の言う事を聞いて、彼女の胸で遊び始めた。
舌で乳首を舐めだす、唾液塗れになるまで舐め回す。
気色悪いと凰母千遊に嫌悪感が過るが、乳首を噛んだ時、凰母千遊はさらに声を荒げた。
「痛いッいたいィっ、やめて、乳首とれちゃうッ!」
「ニケ、そろそろ挿入しなさい」
救世川紫はニケが勃起する股間を見ながら言う。
ニケはズボンを下ろして勃起した陰茎を取り出した。
「なに……なに? ……やめてください……もう、お願いします……」
その懇願も、救世川紫は過去にしていた。
何度も言った、けれどそれは暴力によって遮られた。
だから、止めさせるつもりはない。
「なあ、ねえちゃん、濡れてねぇけど良いのか?」
「いいの……やって」
乾いた彼女の割れ目に、ニケは亀頭を押し込む。
自らの体に異物感が入り込んでくる。
凰母千遊は身体を左右に動かしながら逃げようとする。
「お願いしますッ、やめて下さいッ! おじいさまが、何かしたのであれば、私がおじいさまに変わって謝りますッ、ですから、どうかッ!」
ニケの陰茎が入った。
彼女の中は狭くて締まりが良い。
それもそうだろう、凰母千遊は処女だった。
「やッ、! 痛いッ、抜い、ッ抜いて、下さいッ!!」
膣から血を流している。
愛する人間に捧げる筈の最初で最後の破瓜を、ニケに与えてしまった。
ニケは快楽に溺れて、彼女の泣き叫ぶ声などまるで聞こえていない。
腰を動かして陰茎を彼女の中で擦り出す。
「痛いッ痛いッ! っ、う、ぅぅぅッ」
言葉にしても、誰も助けてはくれないと悟ったのだろう。
彼女は、その可愛らしい顔を涙と鼻水で歪ませながら泣き叫ぶ事しか出来ない。
「分かる? これが痛みなの……これが私が経験した事なのよッ」
彼女の泣き声よりも負けないくらい、大きな声で救世川紫が叫んだ。
「あーっ、やべぇ、もうイきそうだッ」
ニケの陰茎が射精の準備を始める。
イきそうと聞いて、凰母万仲が叫んだ。
「もうやめてくれぇ! せめて、せめて外に出してくれ、後生だッ、頼むぅ!!」
凰母万仲も泣いていた。
大事な孫娘が傷モノとなり、更には子を孕ませる胤を出される。
これで妊娠してしまえば、凰母千遊には重荷になってしまう。
だが。
凰母万仲の声など聞こえていない。
凰母千遊の膣奥に強く陰茎を突くと、勢いと共に射精する。
「な、出てる……なにか、出てるぅ……」
彼女の膣に精液が流し込まれる。
それがなんであるかは分からないが、体の中は異物感で満たされた。
結合する陰茎と陰唇の合間から、精液が垂れだす。
コトが終わり、ニケは陰茎を引き抜く。
満足気なのは救世川紫も同じだった。
彼の陰茎を労わる様に、精液と血で濡れた肉棒を口に加えて掃除する。
「ん、ちゅぷ……ちゅう……んっ、お疲れ様、ニケ」
陰茎を仕舞い、ニケは満足気な表情を浮かべた。
「あぁ、気持ち良かったぁ」
ニケは呑気に言いながら立ち上がる。
衣服をビリビリに破かれた凰母千遊は自らの体を抱きながら、しゃくり泣いている。
「ひくっ……ひっ……」
彼女の膣からは赤と白の体液が垂れている。
悲惨な姿を、呆然と見ている凰母万仲は歯を食い縛りながら自らの孫を案じた。
「千遊、だ、大丈夫、か?」
首を左右に振る凰母千遊。
凰母万仲は頭に血が昇り始めた。
可愛い孫娘をよくも犯してくれたと、このままでは済まさないと、腸が煮え繰り返り睨んでいる。
救世川紫もそれは分かっていた。
だから、凰母千遊に近づいて、耳元で話しかける。
「痛いでしょう……苦しいでしょう……、今の行為を、私はあの人に強制されたのよ……、あの気持ちの悪い顔を近づけて、何度も何度も私を犯した……、最低な人間よ」
そう嘯いた。
「黙れ……黙れ黙れェ! わしはただ乗せられただけだぁ! わしの大事な千遊を汚しおって、ただで済むとは思うなよぉ!!」
憤怒の表情で怒り狂う。
だが、それを一瞬で冷ます様な目線が凰母万仲の心臓を止めさせた。
凰母千遊である。
己を愛してくれた祖父が、自分と同じ酷い事を他の人間にしていたのだと、実感していた。
その視線は、最早愛する祖父を見つめる目ではなかった。
穢らわしい獣を見るような目で、凰母万仲を見ている。
「おじいさま……こんな、こんな酷いことを……、他の人にもしていたんですか?」
彼女は酷く心を傷つけていた。
それは、自分が犯されたと言う事もあるが、彼女の中で築かれた大好きな祖父の造形が崩れだしていた
幼い孫娘に嘘を付いてやりたい。
優しい嘯で騙して、孫娘とまた同じ様な仲睦まじい家族の関係で居たいと凰母万仲は思う。
だが、そんな虫の良い話などある筈がない。
なんでもいいから声に出そうとした時、遮る様に凰母千遊が叫んだ。
「聞きたくないっ! 最低……、最低です……、気持ち悪いッ、よくも、そんな穢らわしい手で私に触れましたねっ、何を思ってたんですか……、この人と同じ事をしたように、私にもそういう酷いことをしようと考えていたんですか!?」
「違う……違うぅ」
大切な孫にその様な真似をする筈が無い。
凰母万仲は否定する事しか出来なかった。
「儂は……儂は……、ただ……ただ……」
凰母万仲はこの数時間で年老いた。
精魂尽き果てたかの様に、顔面は蒼白で皺だらけだった。
そんな彼を見て、救世川紫は気分が良くなったかと思えば、違った。
まったくもって、気分は晴れなかった。
彼が苦しむ姿をみれて満足だと思ったのに、心は全く晴れやかじゃない。
「……、ニケ」
救世川紫はニケを呼んだ。
ニケは軽く伸びをしていて、何とも能天気だ。
「なんだぁ?」
これから、他にも何かするのだろうかと、ニケは思ったが。
「帰りましょう」
そう呟いた。
けれど、周囲には、憎み、恨みを効かせ、睨んでいる従士たちの姿があった。
彼らは剣術部隊とは違い、稽古も何もしていない非術師だった。
それでも、彼らの表情は鬼気迫るものがあり、刺し違えてでも彼らを殺すと言う気迫があった。
「……凰母万仲、貴方はこれから、私たちの下で働いて貰います」
救世川紫はそう言って、ニケを使って凰母千遊を抱かせる。
凰母千遊は、最早抵抗する気力も無く、涙を流しながらニケに抱かれた。
「彼女は人質です。もしも伏木羽家や歩衛家たち、そして当然、凰母家が裏切る様な真似をすれば、彼女の命は無いものと思って下さい……もっとも、彼女を大事にしていると言う気持ちが残っているのであれば」
ニケと救世川紫は真正面から堂々と出ていく。
非術師たちが、後ろを向く二人に攻撃でも仕掛けようとした最中。
「貴様ら、止めろッ」
凰母万仲が叫んだ。
そして、去っていく二人の背中を見ながら深々と頭を下げる。
「分かり申した……、我が凰母家は、生涯の結束を誓いまするッ……なので、どうか……どうかッ! ……千遊を、これ以上苦しませないでくれぃ……儂の肉身なんじゃ……恨むのも、怒るもの、儂の責任、故に……罰するのならば、どうか……この儂に……どうか……どうかぁ……」
涙を流しながら、凰母万仲は頭を下げ続けた。
外道だと思っていた凰母万仲。
しかし、彼の表の顔は、最後まで凰母千遊を愛する一人の祖父であった。
少しでも。
その優しさを、救世川紫に差し出していれば、凰母千遊は破瓜など迎える事は無かったかも知れない。
けれど、今更そんな事を言った所で意味など無く。
この後、門の前で待たせている車に乗り込むと、救世川紫は助手席で泣いた。
何故、自分がこんな目に遭ったのか、それを考えた。
次に、自分の苦しみを、彼女に遭わせる事は正当であるのかと考えた。
悩みに悩みながら、救世川家に到着して、救世川紫は自室で休む。
凰母千遊は人質として扱われるが、一応は客室で過ごす事になった。
凰母千遊は凌辱されたからか、放心状態だった。
時折、悲しそうな表情を浮かべては、涙を流していた。
ニケは変わらなかった。
ただ、自分の快楽の赴く様に生き続けていた。
「……ととさま……かかさま……」
救世川紫はそう呟いた。
眠っている彼女は今頃、遊垣家の家族の夢を見ているのだろう。
『……ととさま』
彼女の目の前には、遊垣龍紀が居る。
『かかさま』
彼女の目の前には、遊垣姫矩が居る。
それは夢だった。
だが、何よりも焦がれた、家族との再会する夢だ。
素敵な夢である筈なのに、何故か、二人は笑っていない。
大切な娘が目の前にいるのに、二人の目は、他人を見る様な眼だった。
初めは喜んで笑っていた救世川紫だったが。
二人の目を見て、何かを言いたいのだと言う事が理解出来た。
夢の中で、救世川紫は、二人と対峙する事になる。