※この作品はR-18です。

淫魔にTSしてエッチな事をする話   作:ナトリウム

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第三話 触手服でお買い物

 

 目が覚めたのは夕方だった。少女は自分のベッドの上で体を起こした。

 格好こそパーカー一枚きりの痴女状態だが、完全に脱水されており髪の毛もサラサラ。お腹を冷やさないようにとの配慮らしくシーツまで被せてあった。

 それ以外にも脱ぎ散らかした服が綺麗になって折り畳んであったり、カーペットに染み付いたはずのアレが綺麗になっていたりと。思わず指で頬を抓ってしまう。

 

 

「……これ、あいつが?」

 

 

 首を捻るがそうとしか考えられない。どうやらあのスライム、意外と紳士的だったようだ。

 部屋を見回したがスライムの姿は見えず、窓から差し込む光を見て納得する。確か有効時間は30分きりだ。もうとっくに消滅しているだろう。

 

 何だか惜しい人物を亡くしたような、微妙な寂しさと喪失感を覚えてしまう。

 死ぬかと思うほど恥ずかしかったけど。感じていた事は否定出来ない気持よさだったし。痛くもなかったし。

 

 

「猛烈に負けた気分というか、上手くセールスに煽られた気分……。おっ!」

 

 

 少女は溜息を漏らしてベッドから降りる。スタンバイ状態のPCを立ち上げた。

 例の通販ページでAPの具合を確認して小さく声を上げる。なんと 【AP:353】 にまで跳ね上がっているではないか。オナニーの30倍を超える稼ぎを叩きだしていた。

 思わず更新ボタンを押したが数字は変化していない。確かにポイントが表示されている。

 

 

「凄いな……。内容は確かにアレだったけど、300APを楽に突破か」

 

 

 瞬きして報酬を確認した。数字を理解すると唇の端を吊り上げた。

 ニヤニヤしてしまうのは仕方がない話だろう。学生にとっては結構な大金である。

 まあ、服が使い物にならなくなったから、泡銭のように消えてしまうだろうが……。このペースで稼げるなら色々とほしい物も浮かんでくる。

 

 

「そういえば、このパソコンも……。5年前のだからなあ。

 男には戻りたいけど、100万円なんてすぐには無理だし……ちょっと寄り道ぐらい……」

 

 

 小さくなった手でマウスをカチカチ。AP通販ページを眺めながら物色を続けた。

 買う予定だった 【○○服】 は、やはり 【触手服】 で、字面からしてもう結果は分かったような物である。これを着て外出する自分を想像して頭を抱える。

 

 だが幸いにも、常に攻めるような物ではなく、持ち主の思考に反応するタイプだとか。

 つまりエロい事さえ考えなければ、便利なだけで普通の服なのだ。

 

 

「素の状態だと腕時計型で、どんな衣装でも再現可能……。凄いじゃん」

 

 

 しかもデザインなども指定でき、防御力も高く、帽子や鎧なども作れる。

 密かにやってみたかったコスプレ衣装に変化させるのだって自由自在らしい。ダメだとは思いつつも期待に胸が震えた。

 自分の可愛さは本人である己が一番良く知っており、無関係の人間になら見せ付けて自慢したい、という欲望は確かに渦巻いている。それが叶ってしまうのだ。

 

 どうせ男に戻るだろう。だからこの姿でどんな事をやっても、戻ってしまえば、大丈夫。

 元が異常すぎる超常現象である。知らせさえしなければ正体は漏れない。そんな逃げ道もあった。

 

 

「男には戻る、戻るけど……。その前に、ちょっと楽しむぐらい、いいかも。

 別にエロい事だけじゃなくて、コスプレとか、カラオケとか……。興味あったんだよね」

 

 

 知人に見せるのは恥ずかしすぎるけれど、カラオケなら? 自分だけでも楽しめる。

 今の自分の声は思いっきりアニメ声だ。アニソンなどは絶対に似合うだろうし、男の声では歌えなかったゲームのテーマソングなど、心当たりは無数に浮かんで来た。

 

 カラオケはずっと鬼門だった。友人との付き合いでも避けていた。

 恥ずかしい事に音痴だったのだ。特に小学生時代が酷くて友達にも笑われたのを思い出す。

 今でこそ改善したとは思っているが自慢できるほどは上手くない。なかった。ちょっと前までは。

 

 

「~~♪ ……ふふ、やっぱり凄い! この体、ハイスペックだ」

 

 

 それがどうだろう。今の姿で鼻歌を試し、完全に絶句してしまった。

 喉の奥からは妖精のごとく透き通った音色が出る。適当な鼻歌でさえこれだ、本気で歌ったらプロのシンガーにだって負けない。そう胸を張れるような歌声だった。

 口の端が自然と持ち上がる。コンプレックスを吹き飛ばすこの結果に気分は上々、調子よく歌い続ける。

 

 

「ふんふ~ん♪ あ、お買い物は……、もう日が沈みかけだし、今日じゃなくていいな。

 んー、この体じゃあ自転車に乗れないから、徒歩になるかぁ……。余計に面倒くさいや」

 

 

 駅前にあるデパートまでは結構遠い。自転車でも10分ほどの時間を要していた。

 徒歩なら30分近くはかかるだろう。それが子供の足なら更にドン! 今から出かけるにはちょっと気が乗らない距離だった。

 

 

「カップラーメンなら、まだ幾つかあるし……。うん、明日にしよう」

 

 

 両親が出張するにあたって、腐る物は根こそぎ処分してから家を出ている。

 料理ができない訳ではないが、家にある残り物から献立を組み立てる能力、までは有していないのだ。下手に食材を残されると冷蔵庫が腐海になる公算が大きかった。

 だから使い切れる量での購入を心掛けており、今は調味料やらジュース類しか入っていない。

 

 

「兵糧さえあれば、服を通販で、って手が使えたんだけど……無理だし」

 

 

 買い置きのカップラーメンも片手の指ほど。明後日の夜には食べ終えてしまう。

 明日は最低限でも外出に耐える服を、可能なら多少の食品も入手する、それがベストである。

 

 

「だから、今日はOFFにしよう。明日でも十分に間に合うから、良いよね」

 

 

 お気に入りの掲示板やニュースサイトを開き。鼻歌を響かせながら趣味の時間に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 お試し版:自由自在な触手服(20AP)

 

  腕時計型の本体を装着後、身に着けたい服をイメージして下さい。自由に変化します。

  全身を常に極薄のフィールドが覆います。どんな汚れでもシャットアウト。

  全ての衣装で肌触りは最高! 普段着から戦闘服、寝間着にもバッチリです。

  機能時間は装着後、3時間です。乙女にも安全、安心。処女ガード機能有ります。

 

 

 

 お試し版:簡易な認識阻害の首輪型チョーカー(30P)

 

  人々は貴方の格好や行為を異常だとは認識し難くなります。(ただし限界は有ります!)

  ボディペイントや触手服を着用してのお出かけ、そのお供に最適です。

  簡易な催眠付与により、煩雑な交渉でもスムーズに処理する事ができます。

  装着後、3時間有効です。

 

 

 

 

 

 

 穏やかな音楽が流れる総合デパート。その廊下で不意に足を止めた。

 柱の表面には大きな鏡が設置されている。近寄ると背後を通過していく家族連れの姿なども映っている。その状況に紛れる己の格好が。家の姿見を覗くよりも明確に理解できた。

 

 

「アハハ、本当に、こんな格好で、デパートまで来ちゃった……」

 

 

 ピンクのリボンがついた可愛らしい靴と、爪先から膝の上までを覆う黒のニーソックス。

 黒い布地へと指を滑らせれば驚くほど薄い。存在を疑うほど軽いつけ心地だが、靴の中で足指を擦り合わせれば非常に質感の良いサラサラとした感触を、足を包んでいる5本指ニーソの存在を確かに感じ取れた。

 肌触りが良すぎて本当に裸でないか心配になる。家を出る前から興奮しっぱなしだった。

 

 

(ホントにミニスカだよ? 下着のスパッツが見えちゃう、大丈夫かな)

 

 

 震える指先でスカートの両端をそっと持ち上げる。人の気配にヒュッと息を呑む。

 ドキドキして死にそうだが指は離さない。頬が恐怖と興奮で引き攣るのを感じながら。少女は黒いスパッツで覆われた己の股間を強く意識した。

 

 

「ああ、やばい、これ、やばい……」

 

 

 スカートの端を摘み……、ジリジリと1cm、2cm。たったそれだけで呼吸が荒くなる。

 太ももを覆っているスパッツの一部がチラリと顔を出す。光沢とツヤのある生地はデパートの照明を反射してテラテラと、実に艶やかな雰囲気を振りまいている。少女はゴクリと唾を飲み込む。

 スカートのポケットへ手を入れ、物を探す演技をしながら。ダメだとは思っても興奮が止まらない。そっと伸ばした指先で自らのオマンコを割り裂いた。

 

 

(ああ、見えてる、見えちゃってるっ! これじゃ、下着の意味なんて、無いよっ!)

 

 

 触手服由来のスパッツだけあって、常識を遥かに超えた伸縮性と密着力を有していた。

 スカート越しに目線を集中させれば心臓が高鳴る。スパッツの黒で覆われているが、僅かに膨らんだクリトリスや、窪んだ形の尿道口、その他の輪郭がハッキリと浮かび上がっている。

 もし尻たぶの方を開いていたならば? 反射でキュッと窄まった肛門の動きさえ捉えただろう。

 

 

(シャツも張り付きすぎて、乳首の形まで……。パーカーも擦れるし)

 

 

 白いシャツだって競泳水着のような密着具合だ。服越しでもへその形が分かった。

 胸の中央にはピンク色のハートマークまで浮かんでいる。我ながらエロティックに過ぎるデザインと薄さであり、胸の膨らみはおろか乳首の勃起具合すら隠せない。

 

 これでは男を誘っているようにしか見えないが、羽織ったパーカーが趣を加えている。

 やや袖が長く胸回りも大きめ。しかもチャックを半ばまで下ろして前を開けているから、茶色いパーカーの隙間からチラリチラリと胸やワキが覗いた。粗めの生地なので擦れる刺激がまた堪らなかった。

 我ながら羞恥で死にたくなるような格好だと思う。顔色は倒れそうなぐらい真っ赤かである。

 

 

「ハ、ハハハ。もしバレちゃったら、恥ずかしさで死んじゃうかも、これ」

 

 

 タクシーをもう少し遅く呼べば良かった。心の中で何度目かの後悔を重ねた。

 集中しすぎて他人の靴音で飛び上がりそうになる。カツーンと響いた音に飛び上がれば、10メートル以上も離れた位置にいるOLのハイヒール。無関心に背後を過ぎ去るまで指一本動けなかった。

 心臓が今にも破裂してしまいそう。オマンコから蜜が滴るのを感じながら表情を歪める。

 

 

(大丈夫、簡単にはバレない! 時間だって、あと2時間半以上は、残ってる!)

 

 

 少女は無意識に己の首へと手を伸ばした。首輪型のチョーカーを指の腹で撫でた。

 漆黒の革が首に密着している。シルバーメタリックの金具がキラキラと怪しい光を放ち。吊り下げられた丸いプレートには 【リーム】 と名前が刻まれ、蠱惑的に揺れている。

 周囲の人間の思考に影響を与えるフィールドを作るらしい。限界はあるがそう簡単にはバレない。

 

 この 【リーム】 とは、ネットゲームで使っているキャラクターの名前だ。

 流石に本名を刻めるほど勇気はない。だが何か名前を刻まないと認識阻害の効果を十全に発揮しないとかで、自分が家畜になったような背徳感を覚えながらも名を刻んでいた。

 たかがネットゲーム、だとは思うけれど、自分の一部には違いない。それを晒しながら歩くのは本当にドキドキする。

 

 

「ああ、もうっ! 落ち着かないと、ダメだ、エッチな事しちゃいそう……」

 

 

 今の自分はリームなんだ。女の子なんだ。そう思うと股間が疼いて仕方がなかった。

 もし身に付けているのが触手服でなければ……。今頃は黒くシミが広がっていた事だろう。

 鏡に映った自分は、いやリームの姿は、それほど魅力的だった。

 

 

(本当はもうちょっと、控えめな格好で外出する予定だったのにっ!)

 

 

 響く足音が精神をゴリゴリと削っていく。不意の視線が物凄く恐ろしい。

 徒歩では時間を食うと見てタクシーを呼んだのだが。遊びのつもりでエッチな服を纏った、その自分の姿に見惚れている間に到着されてしまい。焦って部屋を飛び出してしまった。

 冷静に考えれば、外で待っていて貰うべきだったのだけれど。冷静に考えられなかったからこそ、こうなってしまった訳で。

 

 せめて今は落ち着こうとして深呼吸を行なう。だが胸の動きで乳首が擦れるのを感じてしまい、あまり冷静にはなれない。

 それでも思考は少しだけ冷えた。チラリと自分の左手首を見る。

 

 

(残り2時間34分……。それまでに帰らないと。或いはAPを貯めないと。破滅だ)

 

 

 お試し版のアイテムは本体を1/20した価値である。つまり触手服は400Pで本購入できる。

 またお試しだろうと払ったポイントは無駄にならず、既に20P分を先払いした計算になっているから、今買おうと思ったら380Pを追加で支払えばよい。

 

 現在のAPは310ポイント。服だけならば70P分を稼げば購入できる。

 計算が合わないのは、恥ずかしながら今朝のオナニーの産物である。恥ずかしながら。

 

 

(デパートに来るだけで、タクシーを呼んだ分もあるけど、20分は必要)

 

 

 帰りは駅まで行かないと拾えない。余裕を考えるなら30分は見ておくべきだろう。

 額に腕を当てて思考を続ける。淫乱なのも股間がドロドロなのも仕方がないが、往来で素っ裸になって人生を終了させたいほどの変態ではない。

 まだ普通の生活には未練がたっぷり残っているのだ。想像するだけで寒気が、そして僅かな背徳感が走った。

 

 もしタクシー探している途中や、このデパートの中で、時間が来たら?

 そこには素っ裸で認識阻害のガードもない、変態ビッチの幼女が出現である。

 今なら誰だってスマホや携帯は持っている。きっと写真や動画を撮られる。ネット上に晒されてしまう。

 そんな展開を思うと本当に怖い。怖い筈だ。まだ男へ戻る見通しも立っていないのに。

 

 

「大丈夫、最悪でもオナニーしてポイントを稼げば、服は購入できる……」

 

 

 パーカーの左ポケットにはスマホが入っている。幸いにも例の通販ページは閲覧できた。

 このスマホからでも購入ができるのも確認済みだ。触手服で良ければ手に入る。

 

 

「もう……! こんな風に発情しちゃって! ここデパートの中だよ……!?」

 

 

 トロトロに融けている自分の表情を手で抑える。

 自分の破滅が賭かっているのに鼓動の高鳴りが止まらない。お尻の穴が切なさでキュンキュンする。オマンコとクリトリスが痺れる。頭が馬鹿になってしまいそうになる。

 

 オナニー。そのワードを口に出しただけで、軽くイッてしまった。

 先程から脇の下が妙にムズムズする。昨日スライムによって開発された場所だ。気のせいなのか触手服が動き出したのか分からない。恐怖と興奮で本当にゾクゾクしてしまう。

 立っているだけでも本当に恥ずかしい。しかし興奮する。熱い吐息を漏らす自分の顔は歪みきっていた。

 

 

(ああ、もう本当に、淫乱になってるなあ……。破滅しちゃうんだよ? このお馬鹿!)

 

 

 意を決して鏡の前から離れる。衣料品店は2Fの北側だ。エスカレーターへ向かう。

 平日の昼間だが春休み期間なのもあって家族連れも多い。子供は視線の動きが激しいから苦手だ。自分を見ているのか、認識阻害が効いていないのか、と焦ってしまう。

 足の裏もなんだかくすぐったい気がしてきた。体が妙にフワフワした感じだ。

 

 

(うわぁ! え、えすかれーたー!? だめじゃん! 見られちゃうじゃん!)

 

 

 咄嗟に反転しようとしたが遅かった。快楽で縺れた足は踏み込んでしまった。

 転びそうになり慌てて手摺へと縋りつく。前傾姿勢なので背後からは丸見え、お尻の穴までクッキリ浮かぶスパッツが大公開だろう。羞恥心で泣きそうになった。

 

 

(見ないで、お願いだから!)

 

 

 振り返ると小学生らしい少年の無邪気な笑顔と目線が合う。文字通り心臓が跳ねた。

 ニッコリと微笑まれたが引きつった笑みしか返せない。足元から響く機械音が妙に大きく、2Fまで辿り着く間が妙に長く感じた。

 逃げるように衣料品店へと向かうと、先ほどの小学生が真横を通って駆けて行く。それだけでオマンコから飛沫が生まれ、スパッツに吸収されるのを感じる。

 

 

(あああ、もう! 子供の足音にイかされるなんて、変態だよぉ!)

 

 

 見られたと思うとお尻の穴が熱い。先程から違和感のあるワキの痺れも強さを増した。

 足もそうだし太ももやお腹も変な気分だ。電気を纏った羽が擦れているような。ピリピリしたりサワサワしたりで落ち着かない。肌から淫気が染みこんでくるような気がした。

 今の自分はどんな恥ずかしいアホ面を晒しているのだろう。鏡を見たいような気もするし、見たくないような気もする。

 

 

(早く、早く普通の服を、買わないと! このままじゃ!)

 

 

 口から溢れそうになった涎をゴクリと飲み下す。ほうと吐いた息は燃えるようだった。

 今の自分は帽子から靴まで、全て触手服で構成されているのだ。こんな肉体から本能までトロトロに発情した状態で、長々と買い物などしていたら、どうなってしまうか。

 

 

(服に犯されながらの、お買い物なんて)

 

 

 深呼吸しても体の熱が引かない。足取りは覚束なくフワフワする。

 ヘタしたら服全体から触手が生えてくるとか、尻の穴やオマンコを広げられたまま固定されるとか。今だって何度もイかされているのに。本当に触手服になる可能性も否定出来ない。

 だから早く買い物を終えて帰らないといけない……。それは分かっている。けれど心の奥では、被虐の快楽に期待してゾクゾクしている。

 

 周囲は本当に普通のデパートだ。本当に日常の風景でしか無い。

 近くには品定め中のオバサンやら家族連れやら、普通のお客が歩いている。そんな場所で自分だけが異常な事態に陥っている。それがすごく興奮する。

 ついつい若い男性客へと目が行くのは仕方が無いだろう。

 都合の良いオナペットとして空想の中で陵辱される自分を想像すると、スカートを捲り上げてケツを晒したくなる衝動に駆られた。

 

 それは死にたいぐらい、本当に恥ずかしいのに……。

 お尻の穴がキュンとして背筋を快楽が登っていく。手がオマンコやアナルに伸びそうになる。

 

 

(あれ……? おしっこ、したく……!?)

 

 

 売り場が見える位置まで来た。その瞬間に明確な尿意が湧き上がった。

 小さな身体が無意識の内にぷるりと震える。我慢して先に服を買おう、そう思って顔を上げた瞬間に絶望が訪れた。

 薄い皮膚の下で自分の膀胱そのものが膨れ上がるような、圧倒的な感覚が全身を駆け巡る。

 

 

(っ!? なに、なんだ、これ……!)

 

 

 尿道にピリピリと痺れが走る。痛みはない。ただ猛烈に、おしっこが出したい。

 快楽に煮えていた頭からサーッと血の気が引く音が聞こえた。内股になって壁に上半身を預ける。子鹿のように足が震える。

 スパッツへ手を伸ばすと硬い感触があった。何かが自分の尿道口を封鎖し、まるでカテーテルで尿を出すのを逆さにしたように、自分の膀胱へと液体を送り込んでいた。

 

 

(この……! うひゃっ!? ぬ、抜けない!?)

 

 

 思わず引っ張ると全身に甘い痺れが走る。管は膀胱の中まで伸びているらしく動かない。

 身体が内側から膨れ上がる感触は、風呂場でスライムに犯された時に経験したのと同質の物だった。快楽がフラッシュバックして 「あっ、はあっ、んっ!」 嬌声が漏れてしまう。

 自分の意思とは無関係に尿意だけが膨れ上がる。それに翻弄される。

 

 おしっこを我慢しようとして力を込めると、股間に強い違和感を覚えた。

 熱い棒のような物が尿道口から膀胱までの空間を貫いているのが感じ取れた。じゅん、と膣が濡れる。もう完全に主導権を握られてしまっているではないか。肉体を征服されてしまう。

 尿意だけは物凄いのに何も出来ない。ただ荒く息を吐いて圧迫感に耐える。

 

 

(うわあぁ、ダメだよ! 漏らしたくない! トイレ、トイレ……)

 

 

 振り返ると道乗りの遠さに顔が引き攣る。安住の地までは果てしなく遠かった。

 トイレはあるがフロアの対角線上だ。此方を見た女性の店員さんに誤魔化し笑いを浮かべながら後退り、トイレの表示を探して天井付近へと目線を走らせた。

 

 トイレは……。ある、けど! 遠い!!

 

 猛烈な尿意を抱えた身体には道のりが険しい。カタツムリみたいに歩みが遅い。

 膝を擦り合わせるようにしながら。本当に焦れれば焦れるに重く、ジリジリとしか進めず、はあはあと浅い呼吸を繰り返す。

 膀胱を満たしている液体が震えるのを感じる。はち切れる寸前までつめ込まれた何かが、意識すらしていなかった部分を擦っている。

 

 

(ううぅ、身体が、熱いよ……。何で、おしっこ、したい、だけなのに……!)

 

 

 おしっこの穴が強引に広げられる。しかし一滴たりとも盛れる気配は無い。

 原因は入り口から膀胱まで貫いている触手だ。最初は単なる細い管でしかなかった筈のソレは、クニクニと敏感な部分を擦りながら、ゆっくりと前後運動を始めていた。

 クリトリスが裏側から刺激されている。物凄くおしっこがしたいのにキモチイイ。尿意に快楽が混ざり始めている。

 

 

「ふー、ふー……。ひぃっ! 漏れる、漏れるぅっ! でも、出せないぃ」

 

 

 チラと見えた鏡に写る自分の顔は笑っていた。頬を真っ赤に染めながらも笑わされていた。

 恐ろしくエロい自分の姿を見て更に発情してしまう。口中に溢れた唾をゴクリと飲み干し、おしっこを我慢している子供ならこれぐらい、と言い訳しながら内股へ手を伸ばす。

 

 指先で尿道口をグリグリと。絶望するぐらい気持ち良い。思わず声が出た。

 ビクン、と反り返りながら股を開く。漏れるなら漏れてしまえ。女の子が立ちションなんて本当に駄目だけれど……。ただ潮を吹くばかりで、お漏らしはさせて貰えなかった。

 排尿の代わりに触手が動いている。ブルブルと振動する触手が前後移動して、もうお漏らしなのか何なのか分からない。

 

 

「うひっ!? ちょ、まっ……そっちまでぇ!」

 

 

 次はお尻だ。肛門のフチをなぞるように細い触手が割り込んでくる。

 スパッツ全体が動いて尻タブをグイッと開き、顕になった秘部を繊細なタッチで刺激された。絶妙な動きにアナルがひくひくと動いてしまう。

 ここはデパートの中なのに。他の人が居るのに。ぶっといイチモツを求めてキュンキュンしている。

 

 

「む、無理ぃ……トイレ、無理っ! ん、と、遠すぎて……!」

 

 

 とても立っていられずに壁へと縋り付く。膝がガクガクして倒れそうだ。

 いや、床へ転がっていないのは、触手服が支えているのだろう。そうでなかったらへたり込んでいる。

 

 

「ぜ、ぜったい、たどり着けない……。んっ! な、なら、1Fに、戻って……」

 

 

 トイレはフロアの反対側で、イカされてもイカされても距離は縮まない。

 まだ20メートルも進めていないだろう。ならば中央にあるエスカレーターで1Fに戻り、フードコートにあるトイレへと向かうのが良いかもしれない。

 必然的に人の気配は増えてしまうけれど、距離的にはそちらの方が近い筈だ。

 

 

「そ、そう、これは、仕方無いんだから……ね、ふわあっ!」

 

 

 見られる。その事に強い興奮を覚えた瞬間、肛門へ親指サイズの触手が捩じ込まれた。

 柔軟なそれに入り口を、いや出口の回りを執拗に舐られる。粘液質な液体が潤滑油になっているので痛みはない。スパッツの中に溢れそうなほどの量が塗り込まれた。

 

 ああ、これ、ボクが吹きまくった潮か……。

 

 液体の正体を何となく察し、自分の尊厳を差し出す代わりに快楽を得た。

 追い立てられるように足が動き始める。靴の中で足の指が一本一本、微細な触手に刺激される。触手が形成した靴がデパートの床を踏む度に刺激が走る。快楽の直通便みたいにケツの穴が押し込められた。

 すぐ近くに人がいるのに。口を手で覆っても漏れてくる。メスとしての声が抑えられない。

 

 

「や、やっと……。でも、うわ、ダメだって……」

 

 

 エスカレーターで1Fへ降りていく。機械の振動が肛門に響くのを感じる。

 人の気配が増えるのに合わせてケツの穴をこじ開けられた。スパッツの生地ごと奥に突き込まれ、勝手に動かされた左手がお尻を拭くような動きで押し当てられる。

 浅ましく自己主張するケツ穴を、恥ずべき部分を掌で確認させられた。

 

 ん、と声を漏らすが、どうしたって意識を向けてしまう。

 心配になるほど広げられた穴を感触で理解する。入れようと思えば拳ぐらい入るだろう。冷静に分析してしまう自分がまた凄く恥ずかしい。

 

 

「っ、……くっ! んふぅ……」

 

 

 それから自らの人差し指を使われて、敏感なフチを指でなぞってグルリと一周だ。

 見えないピンポン玉でも詰め込まれているかのようにお尻が閉じられない。シワの伸びたアナルを指先で確かめて、それを嫌がると躾のように尿道がズンと奥に突き込まれる。

 思わずキュンとして穴を閉じ、ようとしたが逆に拡張された。肛門のシワを指差し確認するように突かれ、ただでさえ短いスカートは悲惨なほど捲りあげられている。

 

 

「ば、バレちゃうよ、バレちゃう……。ケツを開いてるの、バレちゃう……」

 

 

 自分の服ごときに翻弄される屈辱感と、衆人環境が齎す背徳感。

 顎の下に巻かれているペットのような首輪とネームプレートを強く意識する。

 興奮し過ぎて気絶しそうだ。小さいアクメの波が引いてくれない。ずっとイきっぱなし。

 

 

「ふ、へへへ……ま、マジで、これ、やばいって……! う、動けな……ふはは……」」

 

 

 千鳥足でフラフラとフードコートに向かう。嫌なのに人の多い方へと足が進む。

 ママ、あれが食べたーい。無邪気な子供が真横を通っている。食事を乗せたトレーを運ぶサラリーマンが平然と自分を追い越していく。

 本当に日常の風景なのに。その中で自分だけが異常だった。

 

 膀胱をパンパンに膨らませ、触手で尿道を封鎖して、肛門を拡張しながら歩く。

 なんて絶望的で無様な行動なのだろうか。もはや抵抗も出来ずに人混みの中を連行されていると、金属柵の手摺に両腕が繋がれた。掌に伝わる冷たい感触に少しだけ理性を取り戻す。

 

 

「……まさか」

 

 

 それが次なる絶望への入り口だった。あれ、と思っても、握ってしまった手が開かない。

 前へ倣え、の姿勢から足だけが2歩ほど後ろに下がる。ゾワッと嫌な予感が快楽に冷や水を浴びせた。

 

 

「じょ、冗談……、だよねへっ! む、ぐぐぐ、むぐぅ!」

 

 

 こんな場所で何を。それ以上の何か言う前に、口の中で風船のような物体が広がった。

 舌が押し付けられて何も喋れなくなる。内側から溢れ出すようにしてお子様用のペロペロキャンディーが形成され、あまりの子供っぽさに悲鳴を上げそうになる。

 首が真横にある窓ガラスの方を向いた。カラフルな飴をしゃぶる自分の姿を見て、目を逸らしたいのに逸らせない。

 

 文句の一つも言えないが、必然的に喘ぎ声を抑える必要も無い、という事だ。

 更なる被虐の予感にケツがキュンとする。自然に突き出してしまう尻に期待が篭もる。

 

 

(て、ちょっ! まっ、鼻が……! それは流石にっ! って、聞いてよおお!)

 

 

 僅かな息苦しさを感じていると、鼻に違和感を覚えた。

 見えない何かが鼻先に触れている。え、と思う間もなくグイッと釣り上げられた。

 上唇ごと持ち上がりそうな勢いだ。ギリギリ痛くはないが端正なロリ顔が変形し、こんな状況でなければ思わず笑ってしまうほどの無様な状態になる。

 

 

(け、ケツも!? 待って、本当に、待ってってばああ!)

 

 

 後方からの圧迫感に、ふごぉっ、と鼻から息が漏れた。

 肛門にテニスボールを押し当てられているような拡張感。不自然に捲れたスカートからケツの穴がチラチラと見えているのが分かる。風を感じられるほど敏感になっている。

 隠そうと腰を振っても余計に無様なだけだった。連続したアクメが脳を焼き焦がす。

 

 自分のいる場所はフードコートを前後に2分割している通路で、前にも後ろにも人がいる。

 しかもすぐ後ろはキッズスペースだ。無邪気に笑う子供とそれを見守る母親たち。そんな方向に拡張されたケツマンコを晒している。もう本当に頭がおかしくなりそう。

 浅ましい欲望を見せつけているようだ。自分が発情しきった野良猫のように感じる。

 

 

(無理! 待って、これ、本当に無理だからああ! あああぁぁっ!)

 

 

 タイミングを見計らったように尿道の触手が動いて、お漏らしの感覚を与えて来た。

 本当に漏らしてしまっているのではなか? 思わず股間を覗き込む。幸いにも水たまりは生まれていなかったが、安堵するよりも早く尻に追撃が来た。

 

 

(んんんっ! ふ、太いぃぃぃっ! ふ、ふふふ、ふへへへ……)

 

 

 腸壁をゴリゴリと削る感触。長く長く伸びたスパッツ生地が腸の奥にまで達する。

 その上でグイと尻穴が動かされ、拡張された肛門をより無様に晒してしまう。頭を抑え付けられたかのように上半身が下がった。手すりを掴んでいる腕だけが伸びる。

 

 腹の奥まで光が当たる感じ。ヌラヌラと光沢を放つ洞穴を晒しているのが分かった。

 こうなると笑うしか無い。もし認識阻害が解けたらどうなるだろうか? きっとパニックだろう。なにせ真っ昼間のフードコートでケツマンコを晒しながら絶頂する幼女が居るのだから。

 

 

(や、やば……おしっこで、おもらしで、イく……)

 

 

 パンパンに膨れ上がっている膀胱はとっくに限界だ。痛いほど自己主張を続ける。

 拡張された尻穴の方からも圧迫され、本当に痛いぐらいなのだけれど。尿道を封鎖する触手が前後して圧を逃し、尿意を快楽に変換できるだけのリズムを作っていた。

 

 

(お、おぉぉ、お尻までぇぇ……! ダブルお漏らしで、イかされるうぅぅっ!)

 

 

 連動するように尻穴を抉られた。不可視の物体が尻の中を前後している。

 とてつもなく太い便を排泄している感じ。ブンブンとケツを振っても逃れる事は出来ず、無邪気な子供の声をBGMに無様アクメを決めまくってしまう。

 

 嫌だと思っても排泄運動が止められない。ふごぉ、ふごぉ、といきみ続ける。

 尿道の中からクリトリスの根本が刺激され、腸の中の感じるポイントにビリビリと電気的な刺激が走り続ける。食い縛った歯がペロペロキャンディーを噛み締めて甘い味が広がる。

 作り物だろうに味だけはちゃんとしているようだ。舌を圧迫する形からして口の中はチンコの形になっているだろうに。自分の意識とは無関係に腰が跳ねた。

 

 

(ひぃぃ、って、待って! これ以上は、本当に! 本当に終わっちゃうって!)

 

 

 排泄アクメでプライドをへし折られ、しかし責めが緩められる気配が無い。

 出すのが終わったら次は入れる方、とばかりに、逆再生のような挿入が始まる。

 

 まずはゆっくりと。少しずつペースが上がり、ズン、と杭を打ち込まれるような衝撃。

 口から飛び出すかと思った。地面と水平な背中と両肩が震える。限界まで拡張されたケツに鉄柱が打ち込まれ、興奮し過ぎて真っ赤になった顔がピクピクと痙攣する。

 もはや肛門は無防備だ。大穴を見せ付けるように腰が踊る。また開始された排泄が次なる挿入を予感させた。

 

 

(出てる、出てるうぅぅ! うひっ、ま、また、入るうううう!!)

 

 

 痙攣するアナルとひくひく動く膣。スパッツが動いて、くぱあ、と開放される。

 逃げようにも足は動かない。触手服が膝を支えているだけで、もう足に力など入らない。つまり逃げようにも逃げられない。人前で無様にアクメを決め続ける以外に無い。

 

 もし開放されたところで……。崩壊した理性は、きっとオナニーを始めてしまう。

 自分の拳すらすっぽりと入りそうなケツマンコを晒し、ビンビンに疼きまくるクリトリスを擦って、おしっこを漏らしながら絶頂を決めるだろう。

 

 

(ふふ、ふへへ、も、もう、ボク、駄目……って、ひいぃぃ!)

 

 

 せめてもの抵抗だ。ふぐぅ、と息を吐きながらケツ穴を窄める。

 しかし拡張するスパッツに阻まれて動かせず、力が抜けてしまえば更に押し開かれた。

 

 肩をガクガクさせながら快楽の波に飲まれていると。不意に右の尻タブに衝撃が走る。

 スパーン、と叩かれる感じ。身体を跳ね上げて後ろを確認するが、叩いたであろう人間の姿は確認できない。

 今のは……と思うより早く、今度は左の尻が叩かれる。その衝撃が中に伝わり絶頂する。

 

 

(や、やだ、やだって! お尻ペンペンで、イかされる! なん、てえええ!)

 

 

 この触手服はボクを徹底的に貶めるようだ。抵抗できない自分に被虐心が強まる。

 お尻の膨らみを楽器みたいに扱われた。ぺんぺん、ぺんぺん。お尻の肉が衝撃で弾けるのを感じさせられ、そして不意打ちのように奥の奥まで突き込まれる。

 

 感じる場所もタイミングも把握されてしまった。快楽に抗うすべがない。

 気絶しようにも吊り上げられた鼻をグイと持ち上げられ、見えない鼻フックで顔を浮かされる。尿道の触手もすっかり慣れた様子だ。じょぼじょぼとしたお漏らしを再現していた。

 最悪な事に膀胱はパンパンに膨れたまま。いくら漏らしたって尿意は減らず、お漏らしアクメを決めたら躾として尻を叩かれる。そしてイく。無様に連続で絶頂する。

 

 

 果てしなくイかされて。またイかされて。

 このまま犬みたいに、この場で繋がれて生きていくのかな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん……あっ、うわわ、は、んんっおおおおっ!?

 は、はあ、……え、裸っ!? うわわ……ああ、そうか。気を失っちゃったのか……」

 

 

 そんな風に思うまでイかされた後、気付いた時にはトイレの個室で目を覚ました。

 膀胱に残っていた、或いは気絶中に溜まっていた尿が噴出し、便器の中にちょろちょろと垂れ落ちる。

 それだけでイった。反射的に尻穴も収縮し、便座の上で体がビクンと跳ねた。

 

 何処から入手したのか素足にはスリッパが履かされ、トイレのタイルをペチペチ叩いている。

 手の中にはスマートホン。画面を起動すると例の通販ページが開き、触手服と首輪を買ってもまだ余るぐらいのアクメを決めた事を数字が語っていた。

 

 

「触手服は、もう懲り懲り……だけど、っ。……ま、まあ? 裸じゃ、帰れないし、ね?」

 

 

 もうちょっとだけ……。そう思いながら購入ボタンを押して。

 結局、その日は夕方過ぎまで、デパートのあちこちでアクメを決め続けた。

 

 

 

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