『絵本入り込み靴×予め日記=最高』 作:カジキマグロ
今回の犠牲者
百城千代子
未来から少年に子孫を作らせるためにきたとかいう猫型ロボット『ドラっち』。
彼が少年に女性慣れさせるため提案したこと、それは架空の物語の中で都合良い体験をしてとにかく女性への苦手意識を薄れさせるというもの。
見た目やトークの技術や振る舞いはその後に矯正して身に着ければよいと断言する。
なぜ物語の中かと問えば、現実ではどんなに遠くであってもネットワークが発達した現在では何かしらの問題に波及する可能性があり、過去も不用意に変えるような事をしてしまえばタイムパトロールに見つかってしまうし、未来は論外。
その点、恥も罪も掻き捨てに出来る物語の世界は最適だという。
そういうものかと頷く少年。
この年頃の少年は“まだ”自分に都合の良い状況でわざわざ粗探しをしようとする程、慎重でもなければ架空の世界とはいえそれにより被害を受ける相手について考えれる想像力も豊かではなかった。
ドラっちは少年に実際にしてみた方が早いと言って、初めて捧げたいキャラのいる本を持ってこいと急かした。
少年は本棚に並べられている漫画やラノベを見ながら考える。
どの作品に出るヒロインも魅力的というのもあるが、実際に物語に入った後のことが気にかかる。
この少年も、他人については想像力が及ばないが自分の保身には想像力が低いなりに多少なりとも思い巡らす程度はできた。
慣れない内はファンタジーやSFとかは避けた方がいいだろうと思い、現実の現代に近い時代で展開されていく作品を中心に探し始めた。
そこで目に留まったのは週刊少年ジャンプで連載され、諸事情により打ち切りとなった「アクタージュ」という漫画。
主人公の夜凪景が女優を目指していくジャンプとしては異色の漫画だったが、ストーリー展開がよく作画がともマッチしてたのでかなりの人気作だった。
これなら大丈夫だろうとドラっちに持っていく少年。
ドラっちは漫画を広げ、少年に四次元ポケットから取り出した『絵本入り込み靴』を少年に渡して履くように告げる。
ダサいデザインに年頃の少年は眉を顰めるものの、その先で待つお楽しみの為に大人しく履く。
ドラっちもビッグサイズのを履いてこうしろとページを開いた漫画の上にジャンプすると、プールに飛び込んだようにバシャリと本の中に入ってしまう。
目を丸くする少年は本当に大丈夫なのかと怖気づきかけるが、絵にかいたような美少女で初めてを捨てるチャンスを捨てきれず思い切って漫画へジャンプした。
バシャリと漫画の中に入れば、空の上。
絶叫を上げる少年だが、頭を軽くポカリと叩かれる。
ビックリしてそっちへ目を向けると呆れた目をしたドラっちがいる。
飛んでて落ちないから落ち着けと言われ、周囲を見渡す少年。
確かに下に落ちている様子はないが、それなら初めから言っとけと文句を言う。
それを聞き流し、ドラっちは日記帳と鉛筆を取り出して渡してくる。
これは『予め日記』という道具で書いた事が因果を捻じ曲げてでも現実になる道具とのこと。
少年はこんな便利な道具があるなら現実でもいいんじゃないかと言えば、過信し過ぎは良くないと返される。
そういうもんかと特に考えずに納得した少年はページを開いて何と書くかを考える。
初めの相手は主人公の景もいいが、やっぱりこの漫画の世界で最高レベルの人気を持つトップ女優とがいいんじゃないかと思う少年。
少年はライバルでもありヒロインのような立場でもある『天使』とファンから呼ばれるトップ女優の桃城千代子をターゲットにして、書く。
その際に少年と一緒に居たりシたりする事などはバレたりしないとも書いたが、これは千代子に気を利かせたのではなくパパラッチとかウザそうという個人的感情からである。
書き終わってドラっちから幾つかの説明を受け、予め日記を入れておく予備ポケットを渡された後は、何かあればフォローすると言われ変な帽子を被ったドラっちが消える。
一人となった少年は一先ず街に降りてぶらつき始めるが、都会のお洒落な街並みに対して部屋着でダサい靴を履いている少年は浮いていた。
少年もそれを自覚しているが、ここは漫画の世界だと、現実じゃない架空の街だと開き直って歩いている。
途中で喉が渇いて店に入ろうかとも思ったが、今はサイフを持っていない。
いや持っていたとしても現実のお金がこの漫画の世界で使えるのかは少年でも疑問に持つが。
予め日記を使えばお金問題はすぐに解決はするが、未だ効力を信じ切れていない少年はその選択肢に思い至らない。
どっかの店のトイレを借りるフリして水道の水でも飲む?とすら考えていた少年の方が後ろから軽く叩かれた。
振り返ると大きい帽子を被って眼鏡をした影の薄そうな少女がおり、時間ありますか?と聞いてきた。
少年はコレだ!と書いた内容を思い返しながら首を何度も縦に振る。
口でも返事はしたが、どもってる上に裏返って聞き取りにくい。
それでも少女は良かったと微笑みながら言って、少年に誘いをかけた。
客観的に見て今の少年にナンパをかける女性はいないだろうし美人局でも疑うべきだろうが、少年は今急速に予め日記の効果を信じ始めていた。
ホイホイと少女の誘いに乗ってタクシーに乗り、とある高層マンションへ。
お金持ち以外お断りな雰囲気漂うマンションにたじろぐが、少女の後姿を見てあと少しでと思い足を進める。
上層の階にあった部屋に入った少女は帽子と眼鏡を取って軽く頭を振る、それだけでその雰囲気がガラッと変わる。
影の薄そうな少女は消え去り、誰もが目を奪われそうな存在感を持ちながらどこか透明な雰囲気のある美少女、桃城千代子がそこに居た。
分かっていた筈だが、その雰囲気の違いに少年は息をのむ。
飲み物でも出すから座っててと言われ、少年はギクシャクとしながらリビングのイスに座り出されたお茶を飲む。
だが千代子の雰囲気に呑まれる少年はお茶の味なんて分からず身を固くしている。
そんな少年の様子は気にせず、千代子は来ていたワンピースのボタンを外してパサリと床に落として下着姿になる。
思わず吹き出しそうになる少年だが、千代子はその気で付いてきたんでしょと人々を引き付ける天使のような笑みを浮かべる。
少年がなんでこんな事をするのかと問えば、ちょっとした自暴自棄だよと返し、嫌なら帰ってもいいよと出口の方を指さすがその選択は少年の中にはない。
少年が立ち上がり、千代子に抱き着いてその唇を乱暴に奪う。
千代子が抵抗しないのを良い事に舌まで伸ばして初めてのキスを堪能する。
息が苦しくなり口を話せば、ここじゃやりにくいでしょと少年の手を引いて寝室まで連れていく。
なんとなく良い匂いがしている気がする寝室に通されるものの、どうしたらいいか分からない少年。
千代子はそんな少年を見て、出すもの出さないと出来ないよと床に膝をついて少年のズボンをトランクスごと引き下ろした。
ボロンッと出た少年のソレは既に大きくなっているが皮を被って先端は隠れたままだ。
千代子はそれを見ながら、話しに聞いていたのとは違うねとその柔らかな手で包み、シコシコとさすり始めた。
柔らかくて暖かい天使の手に擦られて我慢できる少年ではない。
一分経つか経たないかという速さで出して千代子の寝室を汚してしまう。
寝室を汚された当人は特に気にした様子もなく、出した少年の様子を眺めている。
それは知識にあることを確認しただけという風であった。
千代子は「じゃあ、本番をしようか」と自分の大事な部分を隠す下着類を外していく。
その姿は艶めかしく、一度出して萎れていた少年のが再び元気いっぱいに大きくなり、その存在を主張し始めるほど。
千代子は真っ白なシーツが引かれたベッドに横になって、短い言葉で少年を誘う。
こんなご馳走を前にした中学二年など本能で動く猿でしかない。
鼻息荒く少年は千代子の柔肌に襲い掛かる。
さて、職業意識が高く常に民衆から望まれる“天使”を演じる千代子が何故少年を誘惑してこうしているか、偏に予め日記で少年がそう書いたからに他ならない。
『桃城千代子に誘われてどうていを捨て満足するまでヤり放題する』『桃城千代子は抵抗もせず逆らわない』『むしろ俺が気持ちよくなるよう自主的に協力する』『俺ので桃城千代子は感じまくる』『後がめんどーなので妊しんとかしないし、俺との関係やシた事もダレにもきづかれない』『いくらやっても黒ずんだりゆるゆるになったりせずに初めてみたくキレイな体つきをたもつ』『桃城千代子は可愛い声であえぐ』
この思いついたのを書き殴っただけのような知性も紳士性も一欠けらすら見当たらない短い文章群を現実にするため、千代子はこれまでのキャリアとこれからの将来が台無しになるかもしれない自暴自棄を起こしたのだ。
謂わば誰にでもあれどまず表には出ない破滅願望の表面化。
正気が穿たれた先にある破滅的狂気。
普通の千代子の精神であれば起こりえない精神的エラー。
そうでもなければ実現しないことを実現してしまう未来の道具により、千代子は自身の純潔を捧げるには到底足りない猿に身を委ねてしまう。
少年は下手くそなキスを再びしてから、千代子の美しい体を蹂躙し始めた。
まずは男子中学生であればまず誰でも興味をもつ胸を力加減も考えずにムギュと掴んで、その弾力を愉しむ。
谷間に顔を押し付けたり、先端を口に含んで下品に音を立てて吸ったり、舌を激しく動かして弄ったりもする。
その間にも、すべすべとした千代子の太腿の間に自分の汚いソレを刺し入れて擦り付けて自慰もしており、大した持久力もないのにしたのシーツに向けて無駄撃ちすらしている。
経験のない少年はただ目の前にある極上の体を味わう事にしか興味がなく、自身の限界など考えずに年齢制限のある漫画で得た紙の中だけで通じる行為をもとに出していく。
キスマークを再現しようとその首筋に吸い付いたり、ペロペロと体中を嘗め回したり、うつ伏せにしてお尻に顔を密着させ深呼吸した後にプルンとした白いお尻の割れ目にソレを挟み込んで擦る、等々。
他にも漫画で見てしてみたかったことを千代子にやっていく。
既に本来ならば少年のソレのスペックからしてとっくに限界量を超えて出せなくなっている量を出しているが、まだまだ少年のソレは元気にそそり立っている。
それはまだ少年が童貞を捨てて無ければ満足もしていないから。
予め日記の効力は少年が気付いていない内に自身にも効力を及ばせているのだが、少年がそれに疑問を抱くことはなかった。
どのくらい時間が経ったか、千代子のマンションに来た時は日が高かったのに、今では窓から夕陽が漏れ差し込んでいる。
ベッドも千代子の体も既に少年が出したものでベドベドだ。
互いに息を切らせているが少年の眼は異様にギラギラしたまま。
散々千代子の身体を弄び、ついに自分のを千代子のソコにくっ付け入れようとする。
だが悲しいかな、初めてであり好きにし過ぎて視野狭窄に近い状態になっている少年は中々千代子の中に挿し込むことはできない。
その姿は情けないことこの上ないが、千代子が優しく誘導してくれる事で少年のソレは千代子の中へと入っていく。
少年のソレはサイズも大した事はないが、千代子は先端が入っただけでも気持ち良さそうな声を漏らし、少年を興奮させると共に征服感を大きく満たしてくれる。
そのままミチミチと中に押し入れていくと、何かに当たる。
ここが奥かとも思ったが、それにしてはまだ奥に行けそうな感じがする。
そこで少年はハッとして千代子に自分以外に経験があるのかを訪ねると、千代子は無いと答える。
少年は自分のソレが一回り大きく膨らんだのを実感したし、千代子も中で大きなり圧迫感が増したのに色気溢れた息を吐く。
少年は息を吸いながら一度入れていたソレを下げ、フンッ!と勢いつけて押し出し、何かを破る感触に達しながら動かしていく。
長年守ってきた純潔を破られた千代子は痛みもあるが、それ以上に感じてしまう快楽の波に喘ぐ事しかできない。
自分よがりな少年の動きはお世辞にも上手ではなく、相手が初めてでなくとも、それで相手を感じさせるのは難しいだろう。
しかし、予め日記で少年のソレに突かれたら快楽が発生してしまうというのは決定づけられてしまっている。
自分が動く度に千代子程の女が悦び喘ぐのは少年の様な人間にはそれだけでも快楽に近い。
少年は比較対象が居らず知りようもないが千代子のソコは締りもよく中も男のソレを刺激するのに適した“名器”とも言える程。
膜を破る時にも一度出しているのにも関わらず、数回の往復にも耐えきれずにイってしまう。
恋人でも夫婦でもない相手の中にマナーなぞ知らない少年は無遠慮に出していく。
そしてそのまま抜きもせずに腰を振られる千代子も本人が言った言葉の通りの自暴自棄、その暗い感情に身を浸している現状を愉しんでしまっている。
何故自分が自暴自棄になっているのか、その理由を本人も知らぬままに。
それから四度、五度と出して少年は千代子からソレを抜くと、解放口を見つけた白いのはドロッと溢れ出た。
女優として体力はある千代子も、既に意識が朦朧とするぐらいに疲弊してぐったりとしている。
そんな極上の美少女のソコから自分の出したのが流れ出る光景に少年は悦びを感じ、再びビンッと立つのを感じた。
しかし、一度抜いてしまうとドロドロと出ているの千代子のソコに再び入れるのは躊躇い、また後ろの穴も使えるとは聞いているがそこに自分の大切なソレを入れるのには抵抗があった。
そこで思い至った少年は予備ポケットから予め日記を取り出して、『俺は女の子を軽々と持ち上げられる』と書き、千代子を抱き上げて寝室を出る。
そして床を汚しながら家の中を巡り、風呂場へと連れていく。
自分の出したのをイヤらしい手つきで洗い流し、また体に力の入らない千代子の手や体を使って自分の身体も洗っていく。
洗い終われば、その間にお湯を入れいた湯舟に半端な状況でも構わず二人で入り……
再び始まった情事を見ているのは、石ころ帽子で二人の知覚の外にいる未来から来たという一体のロボット。
彼は発情した猿のように好き勝手している少年を無感情な目線でジッとその様子を記録していた。