サイコレズ死刑囚が異世界転生して快楽の限りを尽くす話 作:AS
「これ、くださーい」
「おう、ありがとよ!」
再びメインストリートに戻ったラビットは、街の小売店で買い物をする。
先ほどまでの血まみれの恰好とは違い、新しい服装に綺麗な布をベールのように被り、できるだけ顔をさらさず、目立たないスタイルをとる。
しかし、いくら見た目が目立たないといえど、その立ち振る舞いまでカモフラージュすることは難しい。
「今、包んでやるからちょいと待ってくれよ。」
「いいよ、そのままで」
彼女は店主の目の前に貨幣を置くと、生肉をそのまま手づかみでとる。
「お..おい!ちょっと!」
ラビットはその生肉にそのままかぶりつく。歯で乱暴に肉を食いちぎり、グチャグチャと音をたてながら、それを喉に通す。彼女の口回りには、肉に残った血が跡を残した。
「うーん!やっぱお肉って最高!」
「お...おい!お嬢ちゃん!!それ、調理用だぞ!ちゃんと火ぃ通さねぇと、腹壊しちまうぞ!!」
「ヘーキヘーキ。お腹すいてるんだもん。」
「.....」
店主をはじめ、周囲の客たちは目を丸くして彼女を凝視する。
「...ヒトの食事をそんなジロジロ見ないでほしいなぁ。」
そうして店主の前から消え、この街を生肉を貪りながら右往左往。
さて、次はどんな女子で愉しむか。あの背の高い娘?あのスレンダーな娘?赤毛のポニーテール捨てがたいし、金髪の娘もさっきは楽しめなかったからもう一度...。
四方八方に視線を移すその中に、一つ異様なものを見つける。
それは村人たちのような柔らかい服装とは違い、ダブレットをベースとし、統一された青を基軸とした制服にサーコート。足には膝下まで伸びる頑丈そうなブーツにレッグアーマー。そして腰に携えるは大きな諸刃の剣。
それらを纏った男女が三人ほど、村の少女に聞き込みをしている様子だった。
ラビットは反射的に物陰に姿を潜め、その様子を伺う。
(ふーん。あれがもしかして、ミアが言ってた『騎士団』かなぁ?)
ラビットは聞き耳を立てる。
「....ええ。この辺りもご用心されたほうがいい。...犯人は普通の神経をしていません。もうじきこの区域にも外出制限をかけます。我々も見回りの強化を図りますので。また、なにかあれば情報提供を。」
「...ええ。」
少女はいきなり顔を抑えて泣き崩れる。
「そんなぁあ!!!テスア...テスア.....。。。こんなの...嘘よ...。ついさっきまで..一緒に...。」
それを見かねた赤毛の女性騎士が優しく介抱する。
「大丈夫。罪のない人々をこんな目に合わせたヤツには、必ず正義の鉄槌が下る。きっと私たちが捉えて見せる。だから」
その女性騎士も目にうっすらと涙を浮かべ、少女を優しく抱きしめた。
(.....綺麗だなぁ..あの
おそらく騎士団というのはこの一帯の警察の役割を担う組織だ。
そんな彼らが動き出したとなれば、いつまでも悠長なことは続けられない。
(うーん。あの娘たち見つかっちゃったか。厄介なことになる前にトンズラしたいけど....。あの赤毛、一回抱きたいなぁ...。)
指をくわえて物陰から、その凛々しい女性騎士の姿に見とれるラビット。
だが、もう以前の二の舞は踏めない。もう少しいけるだろうと、その慢心が自身を豚箱行きにさせたのだ。
(...惜しいけど、しゃあないか。)
彼女は裏道に次ぐ裏道を伝い、騎士団たちから距離をとる。
一度メインストリートへ出て、また裏道へ。現世界にいたころにもこのような移動の方法はしていた。
下手に屋根などを伝うより、このほうが目立ちにくい。
逃走の基本は周りに溶け込むこと。森の中へ木を隠すように..。
そうして街の隅まで到達したとき、一つの森が見え始める。
メインストリート程の賑わいはないが、このあたり人通りはまだある程度ある。これらに便乗して町を出れば...。
と思ったが、森へと進もうとする人々はいない。
ならば少し目立つが、素早くこの森へ入りこめば、と森に向かって歩を進めようとするが。
「おい!君!どこへ?そっちは森だぞ?」
とある青年に声をかけられる。
「...。えっと、おばあちゃんの家がこの先にあるの。お使いを頼まれてるんだけど..。」
「そんな!森の中に!?いくらなんでも危険だ!」
「そ..そうなの?」
「この森には盗賊やらゴブリンみたいな連中が山ほどいる。君のような若い娘はすぐに殺されてしまう!どうしても行くってなら、騎士団に護衛してもらうべきだ!君もこの町の人ならそのくらい知ってるだろう?」
「...ああ、そうだったね。わかった。回り道をするよ。ありがとう。」
ラビットはしぶしぶそのエリアを離れようとするが、騎士団たちの捜索範囲がどこまで広がっているのかはわからない。またメインストリートへと戻るのは..ちょっと厄介だ。
民家の陰にあったコンテナに厚かましく腰を据え、考える。
ただ、その盗賊やらゴブリン?とやらの連中が自身にとってどれくらいの脅威なのかはよくわからない。
別に恐れる理由もなさそうに思えるが..。
その時、ラビットの視界の隅を一人の少女が駆けていく。
それに彼女は瞬時に反応する。
(女の子、はっけーん!)
悩むなんてばからしい。自分は何のためにここへ来たのか。
ラビットはその少女の後を追う。
短髪姿のよく似合う、あどけなさの残る少女だ。これは今が食べごろだろう。
走るときに揺れる胸や、尻がその気持ちにより拍車をかける。
追い始めてすぐ、その少女は膝に手をつき、激しく体を揺らしながら背中で呼吸をする。
ラビットはその少女の背中をポンとたたく。
「やあ!」
「ひ!!」
「どうしたの?」
「..もう、追ってきてない?」
「追ってくる?何が?」
その恐怖に怯える表情。かすれるようなか細く高い声。百点満点だ。今すぐにでも..。
「やつら!ゴブリンがいたの!この近くに来てるんだわ!早く騎士団に知らせないと!!」
少女はラビットの肩をつかんで、訴えかける。
「騎士団..ねぇ..。まぁそんなことよりさ...、?」
少女の目線はラビットの目線にあってはいない。それよりも奥に視点を合わせてるようだった。
「?」
次第にその少女の顔は青ざめていく。
「どったの?」
少女の目線の方向へラビットも振り向く。そこには...。
全身緑色で背丈の低い何かが三体ほど、そこにはいた。彼らの手にはこん棒のようなものが握られている。耳はとがり、目つきは肉食獣のように鋭い。
「あ..ああ..、だ..だれかぁ!!」
少女はそのままラビットを残し、去っていった。
「おお、ヨーダだ!はは!フォースつかえるの?」
その緑色の生物はおもむろに語り始める
「..チッ!逃げやがったか。ヨォ、お前。お前でいい。俺らぁはらへってんだ。何かよこせよ」
「よこせ..っていっても。..あ..ほれ」
ラビットは生肉の骨を彼らの足元に投げる。
「...ああ!!?舐めてんのかテメェ!!」
「まだ味すると思うよ?しゃぶってみなよ?」
「...クソ。あの娘捉えて食っちまうつもりだったけどよ、まぁお前でもいい。」
「そら奇遇。私もあの娘いただこうと思ってたんだ。」
「はぁ?オメェ人間だろ?」
「そういうヨーダはなんなの?」
「訳わかんねぇこと抜かしてんじゃねぇぞ!ぶっ殺されてぇか!!」
「ひゃーこわい」
耳を搔きながら緊張感のかけらもなく答える。
「おい、こいつぶちのめして連れて帰るぞ。一応女だ。孕ませて産ませた後、殺して食っちまおう。」
そう背後の手下たちに指示を出す。
「物騒なこというねぇ」
「へへへ、おい、今から泣いて命乞いしてもいいんだぜ?」
こん棒をラビットに向ける。
「あたしはするよりされる派だからねぇ」
「おい!騎士団の連中が来る前にヤルぞ!」
三体の内の一体がラビットに襲い掛かる。
彼女が射程圏内へ入ったことを確認すると、こん棒を高く振り上げ、渾身の一撃を...。
それを振り下ろすことはできなかった。
ラビットはそのこん棒を持った手をキャッチし、反対の腕で取り出したナイフをゴブリンの喉に突き刺していた。
「グブっ..ゴボォ...」
そのゴブリンは体液を垂らしながらその場に力尽きる。
「...は?..おい、ジフ?」
ラビットはナイフを引き抜くと、それを背中に突き刺し下へと引摺り下ろす。そして背中の肉を広げ背骨を直接掴んでそのゴブリンの持ち上げ、体を彼らのほうに向ける。
「私の名はヨーダ...スカイウォーカーよ修行の時間だ!」
と死体をパペットのようにして遊ぶ。
「て...めぇ!!よくも兄弟を!」
「ひ...ひぃい!!!」
「お..おい!レジー!!」
二体のうちの一体はその狂気じみた光景に根を上げ、彼女に背を向け逃走を図ろうとする。
それを彼女が見逃すはずもなく。
ナイフの刃を二本指でつかみ、その背中に向けて縦投げをする。
そのナイフは回転によって勢いをつけ、的により深くめり込む。
狙ってか狙わずか、ナイフは心臓に位置する部分に突き刺さっていた。
「あ...ああ?兄貴..俺..?」
「お..おい!レジー!!動くな!!そのままにしてろ!」
親分ゴブリンはすぐにそのナイフの刺さったゴブリンのもとへと急ぐ。
「ま..まってろ。すぐに抜いてやるから..。」
そしてそのナイフに手をかける。
「ソレ、抜かないほうがいいかもよ?」
ラビットの忠告むなしくナイフは引き抜かれた。
ナイフで栓されていた体液は、まるでよく振ったシャンパンのように一気に外部へと放出される。
「あ..アニ...きぃ..」
そうしてゴブリンはその場に倒れ、動かなくなった。
「よ...よくも...兄弟を..!!」
「ケンカ売ってきたのはキミじゃん!」
「うるせぇ!!兄弟の仇だ!ぶっ殺す!!」
「まいったな。ナイフがないや。でもまぁ」
「しねぇええええええ!!!!!!!!!!」
ゴブリンがこん棒を高く振り上げる。それで先ほど、自身の仲間がこのウサギの犠牲になったことはもう記憶にないのだろうか?
「よいしょ!」
ゴブリンは人間に比べ体格が小さい。それを利用し、ラビットは下からゴブリンの顎を蹴り上げる、その際にグチュっと生々しい音を立てる。
「があぁああああ!!??」
思い切り口を開けていただけあって、彼女のその攻撃は特に響いたようだ。
「KO!..あ、10カウントだっけ?」
ラビットは倒れたゴブリンへ近づく。
ゴブリンの顎には強い蹴りの跡が残る。そしてゴブリンは口元を押さえ、声にならない声を上げ、悶絶する。
ゴブリンの口元からは大量の血が流れ出ていた。
「あっちゃあ。舌嚙み切っちゃったか。そら痛いね。」
ラビットはゴブリンの押さえた手を無理やり除ける。そこには切断寸前の舌が大量の血と共にあった。
「~~!!!!!・・!!!・・!!」
何かを訴えようとするゴブリンだが。
「何?よく聞こえない?」
ラビットはその切断寸前の舌を手でつかむ。
「!!????!!!」
そして引っ張った。
「???!!!?!?!???!?!???・・?・・!!?・」
ブチッ・・・・ブチブチビチ・・ミチィ・・!!
と音を立てながら、舌は完全にちぎられた。
「はは。タンだね。ほらほら?見える?」
千切った舌をひらひらさせながら、見せびらかす。
「・・!!!!!・・!!・・!!」
「ニッポンではエンマとかいうサタンが舌を引き抜く罰があるんだって。知ってた?」
「・・!!!・・・!!・!!」
「なんか・・いいなよ!!」
といいゴブリンの股間を思いきり踏みつける。
グチュっと音を立てて。何かが破裂した。
「!!!!!・・!・・!・・!!」
股間からも体液がドロッと滲み出る。
口から血や泡をふきなら、でも絶命できる決め手がない。まさに地獄の状況。
「苦しそうだね。でも、君たちが悪いんだよ?この町の人たちをいたずらに襲ったりするから。その報いだね。神様が許しても、私が許さないんだから!」
といいラビットは足をゴブリンの顔へもってくる。
「....。ほんとのこと言うと、せっかくあの娘とイイコトしようと思ったのに、邪魔されて心底ムカツクんだよね。...死んで詫びろ」
そうしてラビットはゴブリンの顔を踏みつける。何度も、何度も、何度も。呼吸がなくなり、顔の形が歪もうともその足を止めない。
ゴスッゴスッ!と立っていた音はいつしかグチャっと水っぽい音へと変わっていった。
その時
「何をしている!!」
振り向くと、そこには例の制服を着た...騎士団たちがいた。おそらくさっきの少女の通報を受けてたのだろう。
三人とも剣を片手に臨戦状態だ。
「...君がやったのか?こいつらを..?」
女性の足元に転がるゴブリンの死体を見た騎士たちは唖然としていた。
ラビットは既に死んだゴブリンから足をのける。
そして。
「...うわあああ!!」
とその場にうずくまる。
「!!」
「私..私...怖くて、もう何がなんだかわからなくて...もう夢中で...」
顔を抑えて泣く降りをする。この女にとっては本物の涙を流すことなど、容易いこと。
「...」
騎士団たちは顔を見合わせる。
そしてラビットにの肩をポンとたたく。
「大丈夫。奴らはもう死んだ。」
「本当に?まだ..生きてるんじゃ?」
「大丈夫さ。顔を拭きな」
騎士団に支えられ、ラビットは立ち上がる。
そしてゴブリンたちの死体を見て目を覆う。
「...ごめんなさい。殺してしまうなんて..。私..怖くって。」
「気に病むことはない。君は自分の身を守っただけさ。誰も責めはしない。」
例の女性騎士が優しくラビットを抱きしめる。
「うう...!!」
そしてラビットはその騎士の胸で泣く....ふりをしながら存分にその女性の香りを楽しんでいた。
(はぁ...汗の匂いもするけど...それ以上のいい香り...。)
その香りに酔いしれながら...ラビットは騎士団につれられるまま歩いた。
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「ひゃあ!タマつぶされてやがる。女のするこたぁエゲつないなぁったく。考えただけで背筋が凍るぜ。」
ゴブリンの死体現場には二人の男性騎士が残っていた。
そのうちの一人は念入りにその死体を観察する。
「そんなにゴブリンの死体が珍しいかよ?」
「いや..そうじゃないが、お前、何かひっかからないのか?」
「あの女が三体のゴブリンを殺したことか?まぁ、人間追い詰められれば力が覚醒することも珍しくない。火事場のなんとやらさ。」
「このナイフ、彼女が持ってたものか?」
「ナイフくらいどこでも調達できるだろ?」
「普段から持ち歩いていた?」
「...確かに護身用にしちゃ、ちょっとゴツいな。」
「それに、この二体のゴブリン、見てみろ。」
「ほう?喉元にひと突きと、背中から心臓に..か」
「彼女は無我夢中でやったといった。だがどうだ。こんなに急所を確実に仕留められるものか?」
「ふん...。」
「俺の見解から言わせてもらえば...プロのやり方だ。」
「あの少女が殺し屋だとでも?」
「..にわかには信じがたいが...。」