「嗚呼! とっても素敵ですよ、アネモネさん! こんなに……こんなに可愛らしい子が"四美人"に選ばれるなんて、いったい何十年振りでしょうか!」
「……ふ……うっ……」
東の公爵令嬢アネモネは箱入り娘ではあるが、全くの無知という訳ではない。先程から自分の股を濡らす透明な液体が何であるかは知らないが、子供の作り方は知識として知っているし、純潔が尊ばれることだって理解しているつもりだ。
両親に溺愛されていてもそこは公爵家の娘。
いずれ政略結婚をする身として、最低限の教育は受けているのだ。
────だから、今自分がしていることが恥ずかしい行為だという自覚も彼女にはあった。
(…………うぅ……見られてる)
女神はアネモネの前でしゃがみ込み、楽しげに笑っていた。その視線はアネモネの下半身へと向けられている。
アネモネは、女神に見せ付けるように自らの陰唇を広げていた。
────くぱぁ。
すっかり濡れそぼった幼い処女肉が、テラテラ光っている。
露出した小さな膣穴や排尿の為の穴は、恥ずかしそうに震えていた。それを至近距離から女神が視姦する。大人の女性が、愛らしい少女の秘所を覗き込む姿は変態的だ。
しかし、その行為を咎める者はこの場にはいない。
目を瞑るアネモネ。
女神はそんな彼女の表情と幼い割れ目を見比べて楽しんでいた。
「いいですね〜♪ "幼さ"というのは私にはない魅力です。小さなおっぱいも、無垢過ぎて逆にえっちなオマンコも、ずっと撫でていたくなるキュートなお尻もぜーんぶ最高です!」
美の化身である女神ジョリエスは美しい女性を好んでいる。"美の行進"も、効率的に美女を集める為に彼女が考えた儀式だ。
"四美人"を辱めるのも、美貌に自信を持つ女性がそれを否定されてショックを受ける姿が好きだからである。
だから、自分に無い魅力を持つアネモネを見ても、女神が嫉妬や不快感を抱くことはなかった。あるのは純粋な好意のみである。
「…………は、恥ずかしい……です」
目を瞑っていても秘所へ向けられる視線は感じてしまう。自分が今、性的な目で見られている事を感じ取ったアネモネは、ツーっと膣穴の奥から汁を流した。それがまた女神を悦ばせる。
アネモネの胸の頂点では、小さな突起が固く尖っていた。少し前に女神によっていじくり回され、何度も吸われたのだ。乳輪ごと膨らんだ乳首は、薄い胸の先で存在を主張していた。
厭やらしく姿を変えた自分の身体は、アネモネの羞恥心を煽る。
白いお尻も女神の手で撫で回された後だ。
尻たぶを掴まれて揉みしだかれ、無理やり割り開かれて不浄の穴を弄られもした。女神はじっくりと時間を掛け、尻への愛撫だけでアネモネを絶頂へと導いた。
そうしてオーガズムを迎えた女性器を、今、女神に確認されているのである。
アネモネは13歳にして東の国で一番の美貌を持っていた。そんな彼女の裸体を夢想した事のある男は多い。彼等が想像の中でしか見た事のないアネモネの艶姿を、女神は隅々まで堪能する。
股の間の綺麗な縦筋は左右に開かれ、幼い果実を晒している。その上には水気を帯びた黒い陰毛が生意気にも生えていた。女神はその陰毛へと手を伸ばす。
「ぁ…………そこ……」
「ん〜? オマンコの毛が恥ずかしいんですか?」
「……っ……は、はぃ……」
「ふふ♪ 確かに、深窓のお嬢様みたいな雰囲気をしておいて、こんなエッチなマン毛を生やしてるなんてギャップがありますねぇ。お父様には報告しましたか? 大切にしてもらってるんですから、ちゃぁんとオマンコを見せながら「ここに恥ずかしい毛を生やしてもいいですか?」って許可を貰わないとダメですよ」
「……ッ……それは……、あ、うぅ…………」
「──な〜んて、冗談です♪」
女神の指がアネモネの下の毛を撫で回す。
彼女のそれは年相応に薄く、まだ生え始めたばかりだろう。しかし、黒い色が実際よりも濃く見せており、女神が言うように厭やらしく感じる。少なくとも天使のような令嬢には不釣り合いだった。
アネモネはコンプレックスでもあった陰毛を揶揄されて目尻に涙を浮かべていた。女神はその顔を下から見上げると、悪戯っぽく笑う。秘所を濡らし、乳首を勃たせたまま表情を歪ませるアネモネの姿は女神の嗜虐心をくすぐったのだ。
彼女は陰毛を撫でていた指を下へとズラした。そこには固くなったクリトリスがある。
女神はアネモネの表情を確認しながら、その包皮をゆっくりと剥き上げていった。
陰核を触られた瞬間ビクッと震え、恐る恐る女神の手へと視線を向けたアネモネは、包皮を引っ張られると痛みを耐えるように口元に手を当てた。そしてクリトリスを完全にズル剥けにされると、堪え切れずに涙を流した。
露出したピンク色の肉真珠は可愛らしく膨らみ、女神の指の中で小さく震えている。陰核を尖らせ、美しい涙をはらはらと落とす幼い美姫の姿は女神でさえ嫉妬してしまいそうなくらい艶麗だった。
★
アネモネを弄んだ女神ジョリエスは、敢えて最後まで声を掛けなかった聖女シャルムの方へと近づいて行く。
サラサラの銀髪に青い瞳。人形のような顔はジョリエスから見てもとても美しい。歴代の"四美人"と比較しても間違いなくNo.1の美女である。すぐにでもその白い乳房を揉みしだき、股の間を弄ってみたくなるほどだ。
──しかし、そんなシャルムに向けるジョリエスの目は笑っていなかった。
「初めまして〜。私以上の美貌で有名な聖女さん♪」
「…………!!」
ジョリエスの一言でシャルムの顔が蒼白となる。ジョリエスはシャルムのことも当然のように知っていたのだ。────人間の分際で自分と並ぶか、あるいは超えているとさえ評価される聖女であると。
ジョリエスは目の前で必死に頭を下げ、謝罪を口にするシャルムを見下ろし、愉しげに口元を歪めた。
「ふふ♪ 貴女で遊ぶのは後で、です」
★
宮殿の正門前には現在、一万人を超える人々が集まり、女神と四美人が姿を表すのを待っていた。その7割近くが大人の男性であり、彼等のだらしのない顔を見れば、何を期待しているのか一目瞭然だった。
それとは対照的に、女性や子供は信徒である事が分かる服装をしていて、純粋に女神の降臨を心待ちにしていた。
観衆はここだけでなく、大通りに沿って神都中に集まっている。その数は全て合わせると100万人に届くかも知れない。世界中から要人達が訪れているのだから当然だろう。
人々はこれから目にする"美の行進"について下世話な妄想を語り合う。彼等が主に注目しているは美女達の裸体と、そして女神と聖女どちらがより美しいのか、という事だった。
正午を少し過ぎた頃、カラーンカラーンと大鐘が音を鳴らす。それと同時に正門は左右に開かれ、中から1人の女性が出て来た。
どこか冷たい印象を与える美貌の彼女は、亜麻色の髪を揺らしながら観衆の前に歩み出ると、一度深く礼をする。その一つ一つの所作が完成されていて、最前列にいた女性信徒はホッと感嘆の溜め息を吐いた。
北の国の王妃ジーヴル。
最近は聖女シャルムに話題を奪われてしまったが、それでも誰もが認める絶世の美女である。彼女の代名詞とも言えるのが、その肉感的な身体だ。腰回りの細さに反して豊かな胸や臀部の肉付きは、たとえ服を着ていてもその色香を振り撒き、男性の目を惹きつける。
──そんな彼女が現在、何も身に付けずその裸体を一万人の前に晒していた。
男達は待ちに待った光景に歓声を上げ、ジーヴルの身体へと視線を向ける。彼女が頭を下げた際に揺れる乳房は赤子の頭程の大きさで、男の手にも収まりそうにない。いつもドレスの上から覗く谷間だけで男性をクラクラさせていた胸は、その全貌を晒していた。
次に視線を集めるのは色っぽい下半身だ。肉付きの良い太ももから少し上に視線をずらせば、一国の王妃の最も大切な場所を見る事ができる。
少し前に女神によって触られた女性器は、僅かに左右に開き内側の陰唇の皮が見えていた。それだけで彼女が男を知っている事が分かる。男達はこれほどの美女を抱く事が出来る北の国の王を羨み、せめて目だけで楽しもうと、食い入る様に秘所へと視線を向けた。
『ジーヴル王妃の生マンコを見れるなんて最高だ……! 俺達の世代であの方の裸を妄想した事ない奴いないだろ……』
『あんな佇まいとか所作が美しいのに、マンコはビラビラが出ててちょっと崩れてるてのたまらんわ……』
『いや、何よりあのおっぱいだろ。あんなにデカいのに全く下品な感じしないし、乳首だって綺麗なピンク色だぜ?』
『北の国って王妃が4人いるんだよな? ジーヴル王妃と他の3人のケツを並べて見比べたりとかしてみてぇな』
そこらで男達の品のない会話がされる。しかし、それを咎める者はいなかった。"美の行進"を神聖な儀式だと思っている者など、信徒の中でも少数で、多くの者が卑猥な見世物の様に考えているのだから仕方がないだろう。
ジーヴルにも自らの身体を批評する声が聞こえていたが、表情を変える事なく聞き流していた。
全員で登場せず、こうして"四美人"が1人ずつ観衆の前に姿を見せるスタイルは前回も同じだった。"四美人"の中でも人気のない者を1番にし、順々に注目度の高い女性が登場する事で観衆を盛り上げる。そして最後にジョリエスが降臨し、"四美人"との格の違いを見せ付ける事で女神の美しさを知らしめるのだ。
本来なら知名度の低い13歳のアネモネが今回の前座──1人目になるところなのだが、最も視線を集める役割を幼い彼女にさせるべきではないと、ジーヴルが順番を変わっていた。もしアネモネが1人でこの観衆に囲まれていたらジーヴルの様に毅然としてはいられなかっただろう。
★
正門から2人目の"四美人"が姿を表す。
その金髪の少女は無表情のジーヴルと違い、微笑みを浮かべていた。まだ幼さを残す可憐な姿は、彼女の事を知らない者でも妖精のようだと思う事だろう。しかし、その性質が強かな施政者であると知っている者は少ない。
フェリーク王国の女王ファルファデ。
ジーヴルとは別のベクトルの魅力を持つ彼女もまた、観衆の前に生まれたままの姿を晒していた。
胸の小さな膨らみは、直前にジーヴルの豊満な胸を見た男達には物足りなく感じるかも知れない。しかし、本来見ることの出来ない大人になりかけの初々しい乳房に頬を緩める者も多かった。
また、胸の先にある突起が緊張によって固くなっているのを目敏く見つける者もいて、ジーヴルに向けられる視線の半分がファルファデの方へと移動していた。
男達はファルファデの下半身へも目を向ける。彼女の秘所にある割れ目は可憐な容姿に相応しい一本筋で、処女を好む者達は歓喜の声を洩らす。
まばらに生える金色の陰毛は16歳にしては薄いものの、割れ目を囲う様に生えており、妖精の様なイメージとのギャップに興奮を覚える者もいた。
王族席にいたファルファデを"四美人"に指名した王達もその様子に満足そうに微笑んでいた。普段自分達を手玉に取る生意気な女王がこれ以上ないくらい恥を晒しているのだ。これで少しは溜飲を下げる事が出来たのだろう。
『妖精姫の乳首勃ってるよな? 緊張してるからなんだろうけど、イケナイものを見た気分になるぜ……!』
『あの可愛さで大国の王ってのが凄いよな。普段ドレスの下であのマンコを震わせながら国民に演説とかしてんのかな……?』
『乳首勃たせてマンコ震わせながら演説か……。今度からそういう目で見ちゃうよな、やっぱ』
『しかし、妖精姫なのにマンコの毛生えてんのか……。しかも、あの生え方。数年後にはめっちゃエロくなるだろうな』
ファルファデは男達の遠慮のない卑猥な会話を聞いても微笑みを崩す事なく、一礼してからジーヴルの横に並んだ。その耳が僅かに赤らんでいる事に気付いたのはジーヴルだけだった。
★
3番目に正門の奥から現れたのはガルデニアの公爵令嬢アネモネだ。黒い髪に黄金色の瞳は大陸中央部では珍しく、それがまず人々の視線を惹きつける。
世界的な知名度を誇るジーヴルやファルファデと比べると小国出身のアネモネはそれほど知られている訳ではない。その上、美女と呼ぶには幼い彼女の姿に戸惑いを感じる者も多かった。しかし、異国の小さなお姫様といった雰囲気のアネモネの容姿は、前の2人に少しも劣ってはいなかった。
彼女は恥ずかしそうに頬を染め、観衆の前まで進み出る。そんな庇護欲をそそる姿に、男達は娘に向ける様な優しい顔をした。大多数の人間は、裸体を晒す幼い美姫を見て少しバツが悪そうな顔をし、ジーヴル達の方へ視線を移す。
しかし、全員がそうではなく、中にはねっとりとした視線をアネモネに向ける者達もいた。
膨らみかけの胸や小さな乳首は、幼い少女を好む者からするとむしゃぶりつきたくなるほど可愛らしく見える。股の間にある小さな茂みや、その下の女性器は性を感じさせるには十分で、なによりそれらを見られて少し泣きそうになっている表情はとても魅力的だった。
元々少女が好みだった者。
貴族の娘の裸を見て優越感を抱く平民。
アネモネと歳の近い少年。
大人顔負けの美しさに惹かれる者。
珍しい黒髪に興味を持った者。
様々な理由で観衆の2割弱の者達がアネモネの裸体を楽しんでいた。それは彼女がファルファデの隣に並び、下の毛が少し濃い事が分かると更に顕著となった。
しかし、最後に残る"四美人"が姿を見せるとアネモネに──いや、ジーヴルやファルファデに向けられていた視線も全てその1人へと向けられる事となった。
★
聖女シャルムの人気は世界中で高い。
まずは美貌。
美形が多い王族の中でも、シャルムは飛び抜けて整った容姿をしている。7歳の頃には国一番の美女と言われていた王妃よりも男性の視線を集めるようになり、9歳の時には前回の美神祭で評価を落とした北の王妃ジーヴルに代わって世界一の美姫だと称されるようになった。成長した現在では女神ジョリエスさえ凌ぐほどだと言われている。
次に魔法の才能。
6年前に起きた大災害の際、癒しの魔法を覚醒させ1000人以上の命を救ったことで『聖女』の称号を与えられたシャルムは、その後、多くの国に赴いて人々を癒して回った。その為、知名度・人気共に国を超えたものとなっている。また、癒しの魔法以外も優れており、強大な魔物を何度も撃退した事があった。
美しい王女でありながら、傷付いた人を助ける為に活動し、世界最高峰の魔法の使い手でもあるシャルムが尊敬されるのは当然だろう。
神国以外の国では女神ジョリエスよりも信仰を集めており、聖女派などという派閥まで生まれている。今回の美神祭が過去最大の注目を集めているのも彼女が参加するからであった。
聖女シャルムの姿を見た観衆は、今日1番の歓声を上げた。その声は神都中に響き渡り、他の地点で"美の行進"待っている人々を、何事かと驚かせる。
既に3人の美姫の姿を見て、目が肥えてしまっているハズの男達だが、シャルムの美貌とその裸体に完全に目を奪われていた。
腰まで届くサラサラの銀髪に、透き通るような碧い瞳。澄ました顔の造形は完璧に整っていて、儚さと凛とした雰囲気を合わせ持っていた。シャルムの美しすぎる容姿に、見ていた者は本当に自分と同じ生き物なのだろうかと疑念すら抱く。
"四美人"の他の3人が好みの差はあれど、同じくらいの美女・美少女だったのに対し、シャルムの美貌はその数段階上を行っていた。観衆の視線は一つ残らず彼女へと集まり、そのさらけ出された裸体へと向けられる。
胸の大きさはジーヴルと比べると一回り小さいだろう。それでも平均よりは膨らんでおり、何よりその見た目は容姿同様に綺麗に整っていた。身体全体に対する絶妙なバランス、際立った輪郭、頂点の位置。それらの要素が合わさり、"美乳"と呼ぶに相応しい二つの膨らみを生み出している。もはや芸術品の域であり、観衆も好色そうな目で見る者と、純粋に美しい姿に見惚れる者がいた。
身体全体の肉付きも無駄がなく、スラリと伸びた手脚に羨望の眼差しを向ける女性も多い。その肌の色も透き通る様な白さで、神聖で穢れない雰囲気を醸し出していた。
シャルムの身体を隅々まで眺めた男達は、最後に股の間へと目を向ける。
世界一美しく、敬拝される女性の秘所には銀色の陰毛が茂っていて、大切な場所を隠していた。聖女の意外に濃い陰毛は水に濡れた様にしっとりとしている。目立ちににくい色である上、手入れもされている事から、それを不潔に思う者はいなかった。ただ、多くの男達がシャルムの女性器を見れない事に物足りなさを感じていた。
シャルムは観衆の前に立つと、胸の前で両手を組んで祈りを捧げるポーズを取る。それを見て彼女が聖女である事を再認識した男達は、そんな人物の裸を見ている事に歓喜した。
『聖女様美しすぎるだろ……! 正直、他の"四美人"と別格だ……』
『俺は包容力のあるジーヴル様の方が好みだが、それでも美貌じゃ聖女様が圧倒してるのは認めざるをえねぇ』
『あの祈りのポーズで死者を弔ってるの見た事あるけど、服の下はこんなんだったんだな。あの陰毛触ってみてぇな』
『それよりマンコ見せてくれよ……! 聖女ならマン毛ツルツルに剃っとけよな』
『俺は生乳見れただけで思い残す事ないわ。ここに来れなかった奴らに聖女様の乳首の色教えてやるんだ』
観衆の声を聞き流しながら、シャルムはアネモネの横に並ぶ。遂に全員揃った"四美人"の姿は圧巻だった。世界1位から4位の美姫が裸体を晒す光景は男なら誰もが見惚れるに違いない。股間を固くしていない男など、この場に1人もいなかった。
男達は並ぶ"四美人"の顔や身体を見比べて楽しみ、気に入った1人の裸を視姦した。観衆の半分以上は聖女シャルムへと視線を向け、残りの者の内、豊満な女性を好む者は王妃ジーヴルを、可憐な女性を好む者は妖精姫ファルファデを、幼い少女を好む者はアネモネをそれぞれ眺める。
男達は今日という日を感謝し、満足気に笑い合っていた。一万人の観衆のほとんどが、目の前の"四美人"が前座でしかない事を忘れてしまった様だった。
★
美の女神ジョリエスが姿を表した時、それまでの様に歓声を上げる者はいなかった。そこらで聞こえていた下品な会話は一切聞こえなくなり、正門前の広場が一瞬で静寂に包まれる。聞こえるのはぺたんぺたんと裸足で歩いてくる女神の足音だけだった。
観衆の中にいた貴族の男は、ジョリエスの純白の髪が風に揺れるさまに魅了される。地面まで伸びるサラサラの髪は陽の光を浴びて幻想的に輝いており、この世の物ではないようだった。男はその髪の一本でも手に入るのであれば全財産を差し出しても惜しくないと本気で考える。
ある宝石商の男は、ジョリエスの銀色の眼に心を奪われた。全てを見通してしまいそうな人外の瞳は、女神の神性を印象付ける重要なパーツであろう。紅玉、蒼玉、翠玉。男がこれまで見てきたどんな宝石よりもその瞳が美しいのは間違いなかった。
ある者はスッと通った鼻に、ある者は瑞々しい唇に、そして全ての者が人間を超越した美貌に、息をするのも忘れて夢中になる。
──それは人々が女神の顔に向けていた視線を身体へと移すまで続いた。
「プシャッッ」と、静寂を壊すように小さな水音がそこらで聞こえ始める。一つ一つは微かな音でしかないが、それが数百、数千と同時に発せられるようになると、異様な一つの音となって広場中に響いた。それが何の音であるか、観衆はすぐに理解する。
女神ジョリエスの裸体を目にした人々が絶頂したのだ。大人の男達は当然ながら、敬虔な修道女や見物に来ていた貴族の令嬢、小さな少女達まで一人の例外なく、その下着を吹き出した愛液で濡らしてしまう。
そうして、女神の美貌に見惚れていた観衆は、一度イク事で正気を取り戻し始めた。
「皆さん、お久しぶりですね。私が女神ジョリエスです。今日は私の為にこのようなお祭りを開催していただき、ありがとうございます♪」
いつの間にか"四美人"の前まで来ていたジョリエスは、微笑みながら観衆に挨拶をする。その美しい声に、人々は聞き惚れるように表情を緩めた。
挨拶を終えたジョリエスは王妃ジーヴルの方へと近付いて行く。そして、その背後へと回り込むと、動向を見つめる観衆の前でジーヴルの胸を揉み始めた。突然の事にビクッと肩を震わせるジーヴルだったが、特に抵抗することなく女神の手を受け入れる。
「儀式を始める前に私と歩いてくださる"四美人"の皆さんを紹介しますね♪ この方は北の国の王妃のジーヴルさんです。見ての通り私よりもおっぱいが大きいんですよ〜」
そう言ってジーヴルの胸を持ち上げるジョリエス。しかし、観衆の視線はジーヴルの胸ではなく、それを揉む女神の胸へとより集まっていた。確かに彼女の言うように大きさだけならジーヴルの方が上だろう。だが、その色や形はジョリエスの方が美しく、至近距離で並べてみた時、その差は残酷なくらい明確だった。全ての女性の理想とまで言われたジーヴルの身体も、女神と比べるとどうしても見劣りしてしまうのだった。
ジョリエスは次にファルファデの背後へと移動する。
「この方はフェリーク国の女王ファルファデさんです♪ まるで妖精のように可憐ですね〜。彼女は身体の色々な所が控えめで、特にキュートなお尻なんて私でも羨ましくなってしまいます♪」
女神ジョリエスはそう言ってファルファデの身体を反転させる。すると観衆に彼女の小さなお尻が向けられる事になった。ジョリエスはそこに手を伸ばし、優しい手付きで撫で回す。しかし、またしても男達の目は女神の方へと向いていた。
ジョリエスは妖精姫よりも可憐で幻想的な容姿をしている。20代くらいの見た目の彼女だがどこか儚気な印象を見る者に与えており、言ってしまえばファルファデの上位互換のような見た目なのだ。そんな2人が並べば、当然より美しい方に人の目は向けられる。
また、ファルファデの臀部が観衆に向けられると同時に、女神の臀部もまた人々の目に晒されていた。ファルファデの白いお尻は確かに可愛らしいのだが、所詮は人。完成された女神の造形に敵うはずもなく、比べてしまうと魅力的には見えなかった。
ファルファデは、ジョリエスが自分と"四美人"の差を観衆に見せ付けているのだと気付く。ジーヴルの「女性らしい身体」と、ファルファデの「幻想的な雰囲気」という最も自信のある部分で上回ってみせ、格の違いを観衆と"四美人"自身に教えているのである。勝者から尻を愛撫される屈辱はしばらく続いた。
アネモネの背後に移動したジョリエスは、幼い令嬢の股の間に手を伸ばす。
「この子は東の国の公爵令嬢アネモネさんです♪ まだ13歳という若さでこの美しさなんですよ。小さくて可愛いですね〜。でも、見ての通り下の毛はちゃんと生えていて、ギャップを感じてしまいますよね」
ジョリエスはアネモネの下の毛を指に絡めて遊び始める。女神の白い指と、少女の黒い陰毛が戯れる様子は確かに人の目を惹いた。恥ずかしそうに顔を赤くするアネモネの姿も愛らしい。
だが、ギャップという点では女神の方に軍配が上がる。
女神の秘所に生える白い陰毛は、超常的な雰囲気の彼女が持つ唯一の欠点の様であった。妖精や天使、神話の神々は無駄な体毛が一切ないとされ、絵画に描かれる彼らの秘所は例外なく無毛パイパンである。そうであるのに、美の女神たるジョリエスは、まるで人間のように股の間に毛を生やしていた。
それを見た観衆は女神の重大な秘密を知ってしまったかのような気分になる。これを前にしては、幼い令嬢の下の毛など大した話ではないだろう。
女神は最後にシャルムの背後に移動した。
「この方は聖女のシャルムさんです♪ 私と同じくらい美しいと言われているそうですね。……ふふ♪」
表情を強張らせるシャルムに密着すると、ジョリエスは観衆に見せ付けるように、シャルムの顔に自分の顔を近付けた。それを見た人々は、二人の容姿を比較し、そしてシャルムへと憐れみの目を向ける。この場にいる一万人の中で女神よりもシャルムの方が美しいと評価した者は一人もいなかった。
単独で見た時には完璧だと思われたシャルムの美貌だが、女神はその遥か上を行ったのだ。シャルムが"人が想像出来る完璧"だとすれば、女神は"人の想像を超える究極"といったところだろう。シャルムを信仰していた聖女派の信徒達はこの瞬間、女神派へと転身する事を決めた。
「どこが私と同等なんでしょうね〜。顔はあり得ないですし、おっぱいも私の方が形が良いですね。お尻だって私の圧勝です。──と、なるとアソコの形でしょうか」
ジョリエスはシャルムの胸やお尻を順番に撫でた後、その手を秘所へと伸ばし、銀髪の陰毛に触れた。そして下から撫で上げるようにして陰毛を除けると、隠れていたシャルムの女性器を衆目に晒した。
ピタリと閉じた彼女の割れ目は、自慰をした事もない為、確かに綺麗だった。聖女らしい清らかな見た目をしていて、男だったら誰もが犯したくなるような魅力を放っている。しかし、やはり女神には一歩及ばない。
「ここも違いますね〜。ならこの中でしょうか?」
ジョリエスはそう言うと、2本の指をシャルムの陰唇に添えて、ゆっくりと左右に開く。これには流石に「おぉ……」と感嘆の声を漏らす者もいた。シャルムは口に手を当てて信じられない様子で自分の下半身を見下ろす。
広げられた聖女の女性器は美しいピンク色をしていた。観衆は世界一の美女の秘すべき場所を食い入るように見つめる。この瞬間、シャルムは初めて女神以上に人々の視線を集めたのだった。
しかし、彼女の隣でジョリエスが自分の割れ目にも指を添えて広げると全ての視線がそちらに移った。少し恥ずかしそうに頬を染めたジョリエスは、自らの処女穴を人々に晒す。人間と同じように排尿を行うための穴があり、その下の小さな膣の穴まで見えてしまっている。これを見た観衆は股間を膨らませ、中には射精してしまう者もいた。
また、間近で見ていたシャルムも広げられ、露出した膣穴から愛液を一筋流れさせてしまっていた。自分の意思で止める事も出来ず、清らかな聖女は人々の前で秘所を濡れさせるのだった。
その後、行われた"美の行進"で女神ジョリエスはシャルムを常に隣に侍らせて歩いた。それがシャルムに対する嫌がらせであると"四美人"は皆、理解していた。
まさか行進しないとは…
気が向いたら続き書くかもです