※この作品はR-18です。

「居眠り磐音艶記゛」   作:松友 清司

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居眠り磐音艶記゛:第二十巻 野分ノ灘 第二章 夏の灸 102ページ

磐音とおこん:居眠り磐音江戸双紙 第二十巻 野分ノ灘 第二章 夏の灸 p102

 

p101

「老分さん、小田原のお百姓や漁師の女衆は産み月のその日まで働きます。

そのほうがお産は軽いともいいます。体を動かしていたほうが私も気が楽にございます」

と答えたお佐紀が言い出した。

「明日、早速呉服屋さんに参ります」

「呉服屋ですと。呼べばよいでしよう」

「旦那様、内祝いになんぞおこんさんの衣装を誂え<あつら>」とうございます」

「そうでしたか」

「供にはおはつを伴います」

と答えたお佐紀が、

「坂崎様、しばらくこのこと、おこんさんには内緒に願えますか」

と頼んだ。

 

この夜、磐音は今津屋に泊まった。

磐音が就寝しようとすると廊下からおこんが声をかけた。

「もう休んだの」

 

p102

「いやまだだが」

「正睦様の文を返しに来たわ」

「入られよ」

緊張の面持ちのおこんが座敷に入ってきて、正睦の書状を差し出した。

「よう決心してくれた」

おこんが磐音を見た。

「法師の湯<ほうし>でも誓うたな。われら、どんなことがあろうと二人で歩むと」

「そのことを案じてるんじゃないの」

「ではなんだな」

おこんの面に漂う不安を訊いた。

「おこんは幸せすぎます。それが怖くて」

磐音は書状を受け取るとおこんの肩を抱いて引き寄せた。

二人の間に信頼の温もりが通い合った。

「苦労も幸せも、ともに乗り越えて参ろう」

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ここからが挿入部分です

 

磐音は おこんを 見つめ すっと 顔を近づけた。

おこんも それに合わせ 顔を上向けると 目を閉じた。

磐音は 屈みながら 唇を合わせた。

背の高い磐音にも おこんにも 少し無理な姿勢であった。

磐音は おこんの背中に 手を回し 抱きかかえるようにした。

おこんは 抱えられるままに 磐音の舌を受け入れ 絡ませていた。

「あぁ 磐音様・・・ここから 手を入れて こんの胸に・・・」

磐音は 言われるままに みやつ口から 手を差し入れて おこんの胸の上に手を置いた。

「あぁ 磐音様・・・ 気持ちがいい・・・ もう少し力を入れて・・・」

「痛くはないか?」

「はい 気持ちがいい・・・」

磐音は おこんの胸のふくらみの中央にある突起に 指の腹を置いて 軽く回したり 摘まんだりした。

「あっ! 磐音さま そんなっ! いやっ ダメっ」

「んっ? いやか? ダメか? 」

「いえ いいのです ダメではありませんが 体の力が抜けていきます」

「それでは 横になろうか しばらくは そなたを 抱いていたい」

「うれしい・・・」

 

 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ ここまでが挿入部分です

 

 

静かな夜が更けていった。

 

p103

 三

 

尚武館佐々木玲圓道場では、道場の増改築と柿落としに催された勝ち抜き大試合が評判を呼び、

急に入門者が増えていた。

この朝、磐音は通いの門弟たちが姿を見せる半刻(一時間)以上も前に道場に到着し、

自らの稽古<けいこ>に汗を流した。半刻も過ぎた頃か、住み込み門弟らが姿を見せて、

「坂崎、もう出ておったか。宮戸川にはこれから参るのか」

と本多鐘四郎が訊いた。

「師範、宮戸川の鰻割きは卒業にございます。これからは剣術に専念いたします」

「なに、辞めたか。それはご苦労であったな。

おれもこれで安心して道場を退く<ひ>ことができるというものだ」

 

 

 

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