磐音と霧子:居眠り磐音江戸双紙 第三十三巻 孤秋ノ春 第四章 遠湖騒乱 p228 7行目の次に挿入
「霧子、よう頑張った。今宵は、窮屈かもしれぬがわれらと一緒に休むとよい」
「いえ、私は野宿になれておりますれば」
「そう申すな。戦はこれからじゃ。多勢に無勢のわれら、一人ひとりがそのとき
に力を残しておくことが肝心じゃ」
と言うと磐音は布団を二つ付け、真ん中におこんを横たえさせ、左右に磐音と
霧子が眠りに就くことになった。
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磐音は おこんと霧子が しばらくひそひそと話している気配を感じながら 眠りに落ちた。
磐音は 何かが体に触っている感覚に 目を覚ました。
若い女の体臭が 磐音の鼻孔をくすぐっている。
磐音の体を触っている方に 顔を向けると 一寸と離れていないところに 霧子の顔があった。
磐音の顔に 霧子の息がかかり
「若先生、少しの間 若先生のお身体を貸してください。
おこん様に 頼まれました。
お腹のやや子に差し障りがあるかもしれないので しばらくは 我慢しますとおっしゃって。
何日かに一度 機会があればと。」
「なんと おこんに頼まれたというのは 真のことか?」
「はい ただ 先々のこともあるから まぐわうのは とおっしゃいました。
私は 若先生となら と思っていますが、・・・。」
「いや 霧子 先々を考えれば おこんの言う通りじゃ。
・・・、
それがしも まだ修行が足りぬ。
何日かすると 下腹が うずいてくる。
養父上 養母上が健在であった 神保小路にいた時には 離れで 毎晩であった。
このようなことを 頼んでいいのか?」
「はい 若先生と 触れあえるのは うれしゅうございます。」
霧子は 磐音が おこんの頼みとはいえ おこんのことを気遣い 磐音から動くことはないことを 知っていた。
磐音の手を 自分の胸に誘い 磐音の手の上から握り その後 磐音の腹から下腹の方に移した。
「布団が動いて おこんを起こしてはいかん。
少し離れようか。
寒くはないか?」
「はい」
磐音と 霧子は 布団から離れ 再び抱き合った。
霧子は 積極的だった。
磐音も 霧子に応えた。
二人の唇が触れあった時 霧子の舌が 磐音の口の中に入ってきた。
霧子の手は 磐音の下腹をまさぐり 握った手を 自在に動かした。
磐音も 口を開けて 霧子の舌を向かい入れ 絡み合わせた。
磐音の手は 霧子の胸や背、尻を撫でていた。
背丈六尺余りの磐音の手は 小さな霧子の体のどこにでも届いた。
霧子に触られ 霧子を触っている感触は 磐音の下腹部を奮い立たせた。
霧子の舌が 磐音の口から離れ 磐音の両の乳首 腹 下腹への這わされていった。
磐音は 霧子が離れたことで 口が 舌が 手が 物足りなさを感じた。
磐音は 霧子が磐音を咥え 舌と 口と 手を動かしているのを しばらく見ていたが 霧子が 息をついたとき スッと 上体を起こした。
霧子は 何か? と言うような顔を 磐音に向けた。
霧子の顔は 磐音の硬く 太くなったそれを 咥えて 喉元にまで入れていたため 紅潮していた。
眼には 涙が溜まっていた。
磐音は 霧子を引き寄せると やわらかく抱きしめ 耳元で囁いた。
「霧子 無理をするでない。
苦しいのではないか?
涙目になっているぞ。」
「いえ 苦しいことなどありません。
あまりに 太く大きいので むせかけました。
のどの奥にまで届かせて むせることも 霧子の喜びです。」
「霧子ばかりに 動いてもらうのも すまぬな。」
と 磐音が言い 霧子の体を持ち上げると 脚の間に顔をうずめた。
霧子の体が ビクンと震え 磐音の頭を挟んだ両脚に 力が入ったが すぐに体から力が抜けていくのを 磐音は感じた。
磐音は 霧子を 太腿の上に降ろすと
「いやか?」と 耳元で囁いた。
「いえ 決して、・・・、でも、・・・、恥ずかしゅうございます。」
「それならば 目をつぶっておこう。
それがしは 霧子を慈しみ 霧子はそれがしのを 願おう。
共にな。」
霧子は どのような姿勢をとればいいのか 一瞬迷った様子が見えたが すぐに
「うれしい。」
と 磐音に背中を見せ 四つん這いになって 磐音を咥えた。
磐音も 霧子の体を引き寄せ ふさふさとした漆黒の奥の芯に 唇を添え 舌を這わせた。
わずかに酸味のある液が 霧子から流れ出していた。
磐音は それをすべて舐めとった。
磐音の舌が 霧子の中に差し入れられるたびに 霧子のそこは 蠢いて 磐音の舌をさらに吸い込もうをした。
霧子は 磐音の口や舌の動きを感じながら 磐音をしゃぶり 握り 舌を這わせていったが 時折 磐音の下腹に 顔を埋ずめ 動けなくなることもあった。
磐音の手は 霧子の胸や 背中 尻を和らかく 揉み 擦り 撫でた。
磐音は 自分から 何度か下腹部に力を入れ そろそろ ということを 霧子に知らせようとした。
霧子も 磐音の気持ちが分かったのか 口の動き 舌の動き 手の動きが 早くなった。
磐音は 果てた。
霧子は 口の動きを止めずに 磐音の精気すべてを 絞りだし 吸い取っていった。
磐音は 霧子を そっと離し 霧子を後ろから抱き締め 耳元で
「なんとも いい気持であった。
礼を申す。
口の中が 気持ち悪いのではないか?
始末をしてくるがいい。」
と言った。
霧子は 軽く振り向き にっこりと 微笑んで
「若先生の 精気はすっかり 飲み込んでしまいました。
若先生こそ 霧子の体の臭いがいたします。
お口を濯いできてくださいませ。
お顔も 洗ってきてください。」
と 言った。
「ん~、そうか そういたそうか。」
磐音は 寝巻を整え 手拭いを持って 部屋を出た。
磐音が戻ってみると 霧子は おこんの隣で 寝息を立てていた。
磐音は思った。
(霧子は 身体を休めるどころではなかったな。
おこんにも 霧子にも 大きな借りを作ってしまった。
二人を どれだけ大事にできるか それがしの器が問われるな。
おこんは 幾日かに一度 機会があれば と言ったそうだが さて・・・。)
磐音は おこんの隣に 身を横たえ 眠りについた。
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翌朝、三州屋の女衆が、
「おや、お連れの方はいつ訪ねてきただ」
と霧子を見て驚きの表情を見せた。
「今朝方、男衆が表戸を開けたとき訪ねて参ったが、気がつかなかったか。声を
かけずに悪いことをいたしたな」