※この作品はR-18です。

敗♡北♡王 デュエルルーザーズ   作:霧風弦十六

7 / 8
このお話に含まれるエロ
・色仕掛け
・射精禁止


vs 六花聖ティアドロップ

 勝てない! それが今1番の悩みのあなた。

 それもそのはず、この世界に来てから一度も勝てていないのだ。デッキが悪かったのかと思い、『デュエルロボ』なるものとデュエルしてみたのだが……

 結果は全戦全勝。引きたいカードは常に手札にやってきて、必要な場面で必要なカードが必要な場所へ送られる。『調律』のコストで『ドッペルウォーリアー』が墓地に送られた時は笑いすらこみ上げてきた。

 後にアニメ遊戯王の主人公が使うような、一般的には『紙束』などと呼ばれるデッキも使用してみたのだが……もちろん問題無く回すことが出来た。

 となると、問題はやはり敵にあるのだ。

 

「あら、珍しいお客様ね?」

 

 そんなことを考えていたからだろうか。気づけばあなたは『透き通るような色の花が咲き誇る花畑に居た』。

 対峙するのは、氷とも花とも取る事の出来るデザインの傘を差した女性。

 名を『六花聖ティアドロップ』と言った。

 

「濃厚なデュエルエナジー……本当に珍しいお客様だわ。どうしたの、迷子にでもなったかしら?」

 

 その言葉にあなたは頷くことしかできない。あなた自身、どうやってここまで来たのかわからないのだ。

 考え事をしてぼんやりと森を歩いた結果、ここに来てしまった。

 その事をティアドロップに伝えると、彼女は上品そうに口元に手を当ててクスリと笑う。

 

「あらあら、本当に迷子だとはね。さて、どうしましょうか。このまま帰り道を教えてあげてもいいのだけれど……あなた、『決闘者デュエリストでしょう?」

 

 ティアドロップがあなたの腕、そこに装着されたデュエルディスクを見ながら言った。まあその通りだ。カードの精霊である彼女も、おそらくは決闘者デュエリスト。

 決闘者が二人揃ったのだ。やることは1つしかないっ!

 

「私が賭けるのはあなたの帰り道! あなたにはその『デュエルエナジー』を賭けてもらいましょう! さあ、デュエル!」

 

 あなた LP4000 vs 六花聖ティアドロップ LP4000

 

 あなたのデュエルディスクには『先行』を告げるランプが灯っていた。

 これは好都合だ。今回あなたが使用しようとしている切り札は、『制圧系』のモンスター。

 あなたは1枚のカードを手に取ると、そのままデュエルディスクに叩きつけた。

 

 

『RRレイドラプターズ-ラスト・ストリクス』

効果モンスター

星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100

「RR-ラスト・ストリクス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の「RR」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

その後、自分は自分のフィールド・墓地の魔法・罠カードの数×100LP回復する。

(2):このカードをリリースして発動できる。

エクストラデッキから「RR」Xモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、

エンドフェイズにエクストラデッキに戻る。

このターン相手が受ける戦闘ダメージは0になる。

 

 RRと呼ばれるカード群の戦略は、エクシーズ召喚が中心となっている。このカードもその例に漏れず、エクシーズに関連した効果を持っていた。

 あなたは間髪入れず、(2)の効果を発動し、エクストラデッキからカードを特殊召喚する。

 召喚するカードはもちろん『あの』カード。

 

「まさか、いきなりエクシーズ召喚!? でも残念ね、先行1ターン目で召喚したとしても攻撃は出来ないのよ? もっともそのカードの効果を見た感じだと、攻撃しても無意味だし、なによりエンドフェイズには戻ってしまうみたいだけどね」

 

 そんなことは百も承知。あなたは1枚のエクシーズモンスターをエクストラデッキから抜き出して、フィールドに叩きつける。

 

『RR-サテライト・キャノン・ファルコン』

エクシーズ・効果モンスター

ランク8/闇属性/鳥獣族/攻3000/守2000

鳥獣族レベル8モンスター×2

(1):このカードが「RR」モンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動できる。

相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

この効果の発動に対して、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

(2):このカードのX素材を1つ取り除き、

相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力は自分の墓地の「RR」モンスターの数×800ダウンする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 エクシーズ召喚時に相手フィールドの魔法・罠を全破壊出来る強力な効果、フリーチェーンの攻撃力ダウン効果。

 切り札、と呼ぶには少し力不足かもしれないが……

 まあこのカードの有用性は『戦闘力』ではない。

 

「へぇ、そんなカードを使ってるのね。でも残念。効果の発動はできないみたいね。エクシーズ召喚は、正規の方法でしないと意味がない事も多いのよ?」

 

 諭すような声を掛けてくるティアドロップ。その言葉を聞いて、あなたはほくそ笑んだ。

 手札から発動するのは、緑枠のカード。

 

『RUMランクアップマジック-スキップ・フォース』

通常魔法

(1):自分フィールドの「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターよりランクが2つ高い「RR」モンスター1体を、

対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

(2):自分の墓地からこのカードと「RR」モンスター1体を除外し、

自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

 ランクアップマジック。エクシーズモンスターを素材に、よりランクが上のモンスターをエクシーズ召喚する召喚魔法だ。

 通常のランクアップマジックであれば、ランクが1つ上のエクシーズモンスターを召喚することとなる。だがこの『スキップフォース』は違う。RRモンスター、という強い縛り故に2つランクが上のモンスターを召喚出来るのだ。

 そして、RRにおけるランク10のエクシーズモンスターといえば……

 あなたは勢い良くフィールドへとカードを叩きつけた。

 

『RRレイド・ラプターズ-アルティメット・ファルコン』

エクシーズ・効果モンスター

ランク10/闇属性/鳥獣族/攻3500/守2000

鳥獣族レベル10モンスター×3

(1):このカードは他のカードの効果を受けない。

(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

このターン、相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンし、

相手はカードの効果を発動できない。

(3):このカードが「RR」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。

●お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。

相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。

相手フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、相手に1000ダメージを与える。

 

 RRの切り札の1つである『アルティメット・ファルコン』。その効果はまさに強力無比。

 なんと言っても目を引くのは(1)の効果だ。『このカードは他のカードの効果を受けない』。これにより、事実上破壊方法は戦闘のみとなる。まあ抜け道があるにはあるが……。

 

「か、完全耐性モンスター!? あなたなんてものを使ってるのよ!? くっ、これはタクティクスに修正が必要ね……」

 

 突然焦ったような声を上げるティアドロップ。まあそうだろう。3500という攻撃は決して低くない。戦闘破壊しようにも、かなり難しいだろう。なにせ、デバフは一切受け付けないのだ。

 あなたは自らの勝ちを確信しつつ、ターンエンドを宣言した。そして、アルティメット・ファルコンの効果が発動する。

 ランクアップの下敷きになったモンスターは『RR-サテライトキャノンファルコン』。よって、(3)の効果の発動条件を満たしているのだ。

 先行1ターンなため、ティアドロップのフィールドにモンスターがいるはずない。アルティメット・ファルコンからエフェクトが立ち上り、ティアドロップの体を貫いた。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 六花聖ティアドロップ LP4000  -1000

 

 六花聖ティアドロップ LP3000

 

 幸先の良い立ち上がりと言えるだろう。彼女がモンスターを召喚出来なければ、次のターンにでも勝負が決まる。

 しかしデュエルはそう簡単には進まない。それをあなたは忘れていた。

 

「くっ、やってくれたわね……まあいいわ。あなたは少し『お仕置き』が必要な子みたいね」

 

 ティアドロップが苦々しい顔をしながら、吐き出すようにして言う。

 まずは手始め、とばかりに一枚のカードを発動する。それは六花における定番の初動と言えた。

 ティアドロップのフィールドに、小さくかわいらしい妖精のような少女が現れる。

 

「私は『六花のひとひら』を召喚!」

 

『六花のひとひら』

効果モンスター

星1/水属性/植物族/攻 0/守 0

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。

デッキから「六花のひとひら」以外の「六花」モンスター1体を選び、

手札に加えるか墓地へ送る。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。

(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、

または自分フィールドのモンスターが植物族モンスターのみの場合、

相手エンドフェイズに発動できる。

このカードを特殊召喚する。

 

「さらにそのまま効果発動! デッキから『六花精ボタン』を手札に加えるわ!」

 

 あのカードをサーチしたということは、おそらくもう一枚のキーカードは既に手札にあるのだろう。

 あなたはゆっくりと考えを巡らせていく。このままならば、六花の核となるエクシーズモンスターの登場は確実だ。

 

「そして手札の『六花精スノードロップ』の効果発動! フィールドの植物族をリリースして、スノードロップともう一体、植物族を手札から特殊召喚するわ! 召喚するのはボタン!」

 

『六花精スノードロップ』

効果モンスター

星8/水属性/植物族/攻1200/守2600

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースして発動できる。

このカードと植物族モンスター1体を手札から特殊召喚する。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。

(2):自分フィールドの植物族モンスター1体を対象として発動できる。

自分フィールドの全ての植物族モンスターのレベルは

ターン終了時まで対象のモンスターのレベルと同じになる。

 

『六花精ボタン』

効果モンスター

星6/水属性/植物族/攻1000/守2400

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースして発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードが召喚または植物族モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。

デッキから「六花」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

 

「そしてさらにボタンの効果を発動! デッキから手札に加えるのは『六花の牢獄』!」

 

 何やらティアドロップが聞き慣れないカードを手札に加えた。あなたはそれを警戒しつつも、目の前の盤面から目を離さない。

 

「さらに『六花精スノードロップ』の(2)の効果を発動! 対象は六花精スノードロップ!」

 

六花精ボタン ☆6 → 8

 

 レベル8のモンスターが2体……来るか!

 

「『六花精スノードロップ』と『六花精ボタン』の2体でオーバーレイ! 現れなさい、『六花聖ティアドロップ』!」

 

『六花聖ティアドロップ』

エクシーズ・効果モンスター

ランク8/水属性/植物族/攻2800/守2800

レベル8モンスター×2

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードのX素材を1つ取り除き、

自分・相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターをリリースする。

このカードが植物族モンスターをX素材としている場合、

この効果は相手ターンでも発動できる。

(2):モンスターがリリースされる度に発動する。

このカードの攻撃力はターン終了時まで、リリースされたモンスターの数×200アップする。

 

 そうして現れるのは六花テーマの切り札と言っていいモンスター。

 とは言ってもその性能は控えめ。これではアルティメット・ファルコンを突破するのは不可能だろう。

 あなたはほっと胸をなで下ろす。そこへ投下されるのは、とんでもない爆弾。

 

「私は永続魔法、『六花の牢獄』を発動!」

 

『六花の牢獄』

永続魔法

(1)このカードの発動時、『牢獄カウンター』を3つ乗せる。このカードに『牢獄カウンター』が乗っている場合、相手は攻撃宣言が行えない。

(2)相手は自分の手札・フィールドのモンスターをリリースすることで、このカードに乗った『牢獄カウンター』を1つ取り除くことが出来る。

 

 カードが発動された瞬間、あなたに向かって『何か』が飛んできた。

 それはあなたの下半身に飛びつくと、一瞬の局部を露出させる。そして股からぶら下がった男性器、そこに絡みついた。

 

「それはあなたへの『躾け』の為の道具よ。聞いた事あるかしら、『貞操帯』って」

 

 貞操帯。それは性行為を禁じるための道具だ。

 試しに股間に張り付いた貞操帯を握ってみる。がっちりと肉棒の先端から睾丸までを覆ったそれは、どうにかなる様子は一切ない。

 六花たちが持つ傘のように、透き通る素材で出来たそれ。ひんやりとした感触が『男性器を封じられている』ということを嫌でも意識させてくる。

 

「ふふふっ♡ 射精がしたくなったらいつでもいいのよ? ぜーんぶリリースして、すっからかんになってからする射精……凄いわよ♡」

 

 確かにあのカードは『リリースを強要する』カードであり、アルティメット・ファルコンの耐性をすり抜ける。だが、あくまでリリース対象は『こちらの意思』に依存している。

 さて、どうしたものか。あなたは考えを巡らせる。

 

「じゃあこっちも発動しておきましょうか。『六花の誘惑』を発動!」

 

『六花の誘惑』

通常魔法

相手の手札を確認し、モンスターカードを1枚リリース扱いで墓地に送る

 

 ピーピングハンデス!? お前それはダメだろ! あなたは思わず声を出してしまったのを、誰が責められようか。

 禁止カードであるダストシュートよりも汎用性が高いピーピングハンデス。デッキへ戻すのではなく、墓地に送ることだけが唯一の救いだろう。

 ふと顔を上げると、すぐそこにティアドロップがいた。

 

「こんにちは♡ そういえば自己紹介がまだだったかしら? 私は六花聖ティアドロップ。よろしくね?」

 

 色素の薄い肌、透き通るような瞳、長い髪。ふわり、とドレスが宙を舞えば、甘ったるい香りがあなたの鼻をくすぐった。

 そしてもう一つ、特筆すべきもの。それは、目の前で揺れる大きな胸だ。

 

「あら、どうしたの? 視線、カードに向いてないけど……♡」

 

 たゆん、ぽよんとティアドロップの動きに合せて揺れる胸。ブラック・マジシャン・ガールやハスキー、そしてイビルツインズの2人に散々胸で弄ばれた記憶が蘇ってくる。

 それに合せて、あなたの肉棒がむくむくと堅さを持ち始めた。

 が、それを許さないのが『貞操帯』というアイテムだ。一定以上より、大きくなることが出来ない。

 

「ふふっ♡ 前かがみになっちゃって可愛いわ♡ ほーら、おっぱいでも髪の香りでも好きな方を堪能して頂戴♡ おちんちんシコシコは絶対に出来ないけどね♡」

 

 きゅう、と肉棒の根元が閉まり、自然と前かがみになってしまう。屈辱的な思いを味わいながらも、あなたは勃起を止めることが出来ない。無意味とわかっているのに、だ。

 

「あなたはおっぱいが好きみたいね♡ じゃあほら、谷間とかどうかしら♡ あははっ♡ さっきよりも鼻息が荒いわよ? さてさて、あなたの手札はっと……へぇ、こんなカードを握ってたのね」

 

 ティアドロップの谷間から目が離せない。

 あそこへちんぽを突っ込み、もみくちゃにされながら射精したい。睾丸の中を暴れ回っている精液を吐き出したい! そう思うが、貞操帯の力は強大だ。握っても、叩いても、全く反応は無し。

 

「じゃあこれにしましょう♡ ふふっ、これで手札のモンスターカードは2枚よ♡」

 

 そう、これであなたは『アルティメット・ファルコン』をリリースすることでしかあの『牢獄』を突破できなくなってしまった。

 手札残っているモンスターカードは2枚。『六花の牢獄』に乗っているカウンターは3つ。絶望的とも言える状況だろう。

 だが希望がないわけではない。簡単なことだ、『モンスターカードを引けばよい』のだから。

 それにたとえアルティメット・ファルコンをリリースしたとしても、墓地のスキップフォースの効果で1回なら蘇生出来る。まあ(3)の効果が使えなくなるのは痛いが……それでも完全耐性は健在だ。問題はないだろう。

 

「じゃあ最後にこれ、発動しておきましょうか。『妖しげな増強剤』を発動♡」

 

『妖しげな増強剤』

永続魔法

スタンバイフェイズ毎に相手のライフポイントは1000回復する。相手のライフポイントが回復した時、その数値分だけ自分フィールドのモンスターの攻撃力は上昇する

 

 あまりにもデメリットが大きい効果。それこそ、アルティメット・ファルコンのエンドフェイズ時効果とトントンだ。

 なんの意味があるのかわからず、あなたは困惑する。

 

「それじゃあ2枚伏せてターンエンドよ。あなたのターン、せいぜい頑張ってね?」

 

 エンドフェイズ。アルティメット・ファルコンの効果が発動し、ティアドロップの攻撃力が1000下がる。あいにく、直接のダメージはない。

 1枚、カードをドローする。そのカードは望んだ通りの『モンスターカード』だった。やはり、運命はあなたに味方しているようだ。

 そう思ったのもつかの間。

 

「それじゃあ私は罠カード、『はたきおとし』を発動!」

 

『はたきおとし』

通常罠

相手のドローフェイズ時に、相手が通常のドローをした時に発動する事ができる。

相手はドローしたカード1枚をそのまま墓地へ捨てる。

 

 無情にも、あなたの手札から墓地へと送られるモンスターカード。

 仕方ない、アルティメット・ファルコンをリリースするか……? そう考えを巡らせて、スタンバイフェイズに移行したところで……あなたの体に異変が起きた。

 

 あなた LP4000  +1000

 

 あなた LP5000

 

 どくん、と体の奥底から湧き上がる股をかきむしりたくなるほどの衝動。それは間違い無く『射精欲求』だった。

 

「来たみたいね? この『妖しげな増強剤』、副作用に精力増強があるのよ♡ さあ、どれくらい耐えられるかしら? 今すぐにでも射精したいでしょう?」

 

 脈動に合わせて、あなたの射精への欲求が際限なく高まっていく。今すぐにでも射精したい! その感情に抗うことが出来ず、あなたは手札から2枚のカードをリリースしてしまう。

 

「はい、ごちそうさま♡ これであなたを戒めるカウンターは残り1個ね?」

 

 牢獄カウンター 3 → 1

 

 少しだけ股に食らいついた貞操帯のキツさが和らいだ気がした。

 だが、それでもまた足りない。未だに男性器はすっぽりと覆われており、刺激すら満足に与えることが出来ないのだ。

 あなたは震える手で、アルティメット・ファルコンへと手を伸ばそうとした。

 

「あ、1つ教えてあげる。私が伏せてるもう1枚のカードなんだけどね? これ、『六花の魅了』って言って、リリースされて墓地へ送られたモンスターを私のフィールドに特殊召喚する罠カードなのよ♡」

 

『六花の魅了』

通常罠

相手のモンスターカードがリリースされ、墓地に送られた時に発動出来る。そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 それはすなわち、アルティメット・ファルコンをリリースすれば『終わり』だということを示していた。

 どうする? とりあえずこのままアルティメット・ファルコンを維持すれば、しばらく時間は稼げるだろう。だが、それで一体なにをすると言うのだ。

 無限に高まる射精欲求と戦いながら、勝ち目もわからないデュエルを続けるのか?

 

「辛いわよねぇ。『妖しげな増強剤』の精力増強効果は、1ターンでおおよそ『一ヶ月』分の効果があるわ。つまり今のあなたは、一ヶ月射精を禁じられているのと同じってこと」

 

 カードを握るのも忘れ、両手でカリカリと貞操帯の表面を引っ掻いてしまうあなた。

 もはや勝負になどなっていなかった。

 満身創痍のあなたに、ティアドロップが近づいてくる。

 

「特別に、とっておきの提案をしてあげる……♡ あなたが負けるときは、この胸で『ぎゅーっ♡』って顔を押し潰しながら負けさせてあげる……♡」

 

 あまりにも魅力的な提案。

 性欲が、射精欲求が限界に達していたあなたは、その提案――ティアドロップの色仕掛けに抗う術を持ち合わせていなかった。

 震える手で、アルティメット・ファルコンを墓地へと送る。最強クラスの耐性を持ち、強力なデバフ効果まで持ったそれを……あなたは自らの手で葬り去ったのだ。

 

「おつかれさま♡ じゃあ私は『六花の魅了』を発動♡ 召喚するのはもちろん『アルティメット・ファルコン』で♡」

 

 そしてあなたの墓地から舞い上がるアルティメット・ファルコン。

 もはや為す術はない。

 それと同時、『六花の牢獄』に乗っていた『牢獄カウンター』が0となる。

 

 牢獄カウンター 1 → 0

 

 股から『カチャリ』という音がして、貞操帯が外れた。あれほどまでに待ち望んだ解錠。

 すぐさま股へと手を伸ばすあなた。

 

「あらあら、そんなに必死になっちゃって。その様子だとターンは継続不可能みたいね? それじゃあ私のターン! まずは1枚ドローして……それから『妖しげな増強剤』の効果発動♡」

 

 六花精ティアドロップ ATK 2800 → 3800

 

 あなた LP5000  +1000

 

 あなた LP6000

 

 ティアドロップの攻撃力が上がると同時、あなたの股から湧き上がる衝動も強さを増す。

 『抗う』という発想すら出てこなくなるほどの、強い強い射精への欲求。

 あなたの手札は無造作に投げ捨てられ、両手は肉棒を必死にシゴいていた。

 

「それじゃあトドメ、刺してあげましょうか♡」

 

 まず手始め、とばかりにアルティメット・ファルコンで攻撃を行うティアドロップ。3500、という決して少なくない数値が、あなたのLPから引かれていく。

 

 あなた LP6000  -3500

 

 あなた LP2500

 

 まさに危機的状況。そんな状況になっても、あなたは『射精』の事しか頭になかった。

 必死に肉棒をシゴき、すぐそこまで上がってきている精液をぶちまけるために腰を突き出す。そんなあなたのすぐ前に、ティアドロップがやってきていた。

 

「これでトドメよ♡ はい、ぎゅーっ♡」

 

 豊満な胸が、あなたの顔を包み込む。

 花のような甘ったるい香り、そして柔らかくなめらかな衣装があなたの興奮を高めていく。

 パンパンに腫れ上がった男性器は、精液を吐き出す瞬間を今か今かを待ちわびていた。だが、最後の一線を越えることが出来ない。

 あなたは訳もわからず、がむしゃらに肉棒をシゴいていた。

 

「あら、もしかしてあなた……女の子に負けないと射精できないの? うわぁ、とんだ変態ね♡ いいわ、このまま屈辱的に負けて射精しなさい♡」

 

 あなたを抱きしめるティアドロップの力はどんどんと強くなる。そしてそれが『攻撃である』と見なされた瞬間。デュエルディスクが音を立てた。

 

Attack! 『六花聖ティアドロップ』

 

 あなた LP2500  -3800

 

 

 あなた LP 0

 

 

 負けを知らせるブザー音。それが鳴り響いたと同時、あなたは精液を勢い良くぶちまけた。どくっ、どぷっ♡ と吹き出した白濁は、ティアドロップの服と地面を汚していく。

 

「はーい、負け射精気持ちいいでちゅねー♡ 戦うべき相手に抱きしめられて、手札を投げ捨てておちんちんシコシコするのは気持ちいいですもんねー♡」

 

 あまりにも惨め、あまりにも無様。

 そうして罵倒されても、あなたは肉棒をシゴくのを止めることが出来なかった。高まった性欲は未だ収まる気配を見せていない。すぐに2回目の射精の準備が整い、肉棒が震えて睾丸がきゅうと縮こまった。

 

「あら、2回目出すの? いいわよ、好きなだけ出して♡ 負けながら射精するの、もーっと心の奥底にまで刻みこんじゃいましょうか♡」

 

 抱きしめられ、嘲笑されながらオナニーのお手伝いをしてもらう。

 屈辱と快感と性欲で頭の中はぐちゃぐちゃになり、訳もわからず精液をひり出すだけのあなた。

 1回射精する度、大切な何かが削れているような気分になるも、それはすぐに快楽で押し潰され、快感へと変わる。

 何度射精しただろうか。気づけばあなたは解放され、花畑にぐったりと横たわっていた。

 

「デュエルエナジーごちそうさま♡ また負けたくなったらいつでも来てちょうだい♡」

 

 花畑に放置されたあなたは、後ほど屋敷のドラゴンメイド達に回収されることとなる。

 こうしてさらに敗北を重ねたあなた。

 あなたがこの世界で勝ち星を挙げられるのは一体いつのことになるのだろうか――




次回は未定です。
お気に入り、評価、感想等してくださるとモチベが上がって次の話が早く完成するかもしれません。よろしくお願いします。

あと感想は全部目を通してます。ありがとうございます

1回負けた子にデュエル形式抜きでマゾイジメしてもらう『幕間』もとい『マゾ拡張パック』

  • デュエル形式で負けるシチュだけ見たい
  • デュエルに縛られないマゾシチュも見たい
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